JP2008203747A - 配向制御用突起付き液晶表示装置用基板及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 透明基板上に配向制御用突起を備える液晶表示装置用基板であって、前記配向制御用突起が少なくともカーボンブラックを含有する樹脂組成物により構成されるとともに、前記樹脂組成物の誘電正接が液晶表示装置の駆動周波数範囲で0.015以下であることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
以下の説明では、一例として、液晶表示装置用基板として透明性基板上にカラーフィルタ層を設け、この上に配向制御用突起を形成した例について説明する。ただし、本発明は必ずしもカラーフィルタ層を必要とするものではなく、以下の説明に何ら限定されるものではない。
本実施形態において配向制御用突起を形成するために用いる感光性樹脂組成物は、カーボンブラックを含有する。この感光性樹脂組成物は、ネガ型あるいはポジ型のどちらであってもよいが、バインダー樹脂としては、アルカリ可溶性を有することが好ましい。この場合、感光性樹脂組成物がアルカリ水溶液で現像可能となり、従来のプロセスで使用できるため、コスト的にも有利であり、環境の観点からも好ましい。
本実施形態で用いる感光性樹脂組成物にカーボンブラックを含有させる場合、カーボンブラックを分散させるための分散剤を含有させる必要がある。分散剤としては、界面活性剤、顔料の誘導体、高分子分散剤(例えば、ソルスパース(株)アビシア製)等が使用される。分散剤の添加量は特に限定されるものではないが、カーボンブラックの配合量100質量%に対して、1〜50質量%とすることが好ましい。
透明基板上にスパッタリング法によりCr薄膜を成膜し、次いで、このCr薄膜上にフォトエッチング法によりブラックマトリックスを形成した。更に、この上に赤色感光性樹脂組成物を塗布し、露光、現像、及びポストベーク処理を行い、赤色画素を形成した。同様の処理を緑色感光性樹脂組成物及び青色感光性樹脂組成物について行い、緑色画素及び青色画素を形成した。
(ローム・アンド・ハース社製MP-LC100,NV15%)
カーボンブラック分散液 5g
(御国色素社製 EX-2777,顔料濃度19.5質量%)
上記成分の混合方法としては、カーボンブラックの分散性を著しく低下させない方法であれば、特に限定されない。例えば、ソルベントショックによるカーボン粒子の凝集を防ぐため、カーボンブラック溶液をマグネチックスターラー等で撹拌しながら、その中にゆっくりとレジスト液を滴下し、徐々に混合させる方法が挙げられる。
カーボンブラック分散液の量を10.6gに増加した以外は、実施例1と同様にして、黒色感光性樹脂組成物(2)を調製し、これを用いて配向制御用突起を形成し、配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
ポジ型レジスト(ローム・アンド・ハース社製MP−LC100)100gの代わりに、下記の成分からなるネガ型レジストを用いた以外は、実施例1と同様にして黒色感光性樹脂組成物(3)を調製した。
(丸善石油化学社製「マルカリンカーM」)
光重合性モノマー(東亜合成社製「アロニックスM-402」) 8g
光重合開始剤 1.7g
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「IrgOXE01」)
シクロヘキサノン(関東化学社製) 55g
黒色感光性樹脂組成物(3)を用いて配向制御用突起を形成し、配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
カーボンブラック分散液を添加せずポジ型レジストそのものを感光性樹脂組成物として用いた以外は、実施例1と同様にして、露光量を50mJ/cm2にして配向制御用突起を形成し、配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
カーボンブラック分散液の量を45gに増加した以外は、実施例1と同様にして、感光性樹脂組成物を調製し、これを用いて露光量を1200mJ/cm2にして配向制御用突起を形成し、配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
カーボンブラック分散液の代わりにチタンブラック分散液(三菱マテリアル社製、チタンブラック10S、顔料濃度20質量%のシクロヘキサノン溶液)5gを用いた以外は、実施例1と同様にして、感光性樹脂組成物を調製し、これを用いて露光量を100mJ/cm2にして配向制御用突起を形成し、配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
カーボンブラック分散液の代わりにバイオレット顔料(ピグメントViolet、顔料濃度20質量%のシクロヘキサノン溶液)5gを用いた以外は、実施例1と同様にして感光性樹脂組成物を調製し、これを用いて露光量を100mJ/cm2にして配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
バイオレット顔料の量を15gに増加した以外は、比較例4と同様にして、感光性樹脂組成物を調製し、これを用いて露光量を1200mJ/cm2にして配向制御用突起を形成し、配向制御用突起を有するカラーフィルタ基板を得た。また、このカラーフィルタ基板を用いてMVA―LCDを作製した。
厚さ0.7mmのガラス板上に、一般的な真空蒸着法により電極パターンを有する金属マスクを介してアルミニウムを蒸着し、厚さ1500オングストロームの電極を形成した。続いて、上記実施例1〜3、および比較例1〜4にて用いた感光性樹脂組成物を約2μmの厚さになるようにスピンコートにて塗布し、80℃で10分間乾燥した。その後、アルミニウム電極上以外の不要部分を除去し、熱風乾燥機を用いて230℃で30分間加熱乾燥処理し、さらにアルミニウム電極を上記と同様の方法により形成して、試験片を作製した。
上記の試験片について、インピーダンスアナライザ((株)東陽テクニカ製 Solartron1260)により、一定の印加電圧1Vでインピーダンスの実部と虚部とを測定し、30Hzにおける誘電正接および比誘電率の値を算出した。
比較例1にて作製したMVA−LCDに比べて、コントラストが8%以上向上したものを○、8%未満であったものを×と評価した。
白黒のチェッカーパターンをMVA−LCDの表示領域に長時間表示させ(この時間をTとする)、その後、表示領域全面に所定の中間調を表示させたときに残像が現れるまでに要する時間Tを測定した。時間Tが100時間以上であるものを○、24時間以上100時間未満であるものを△、24時間未満のものを×と評価した。
Claims (4)
- 透明基板上に配向制御用突起を備える液晶表示装置用基板であって、前記配向制御用突起が少なくともカーボンブラックを含有する樹脂組成物により構成されるとともに、前記樹脂組成物の硬化物の誘電正接が液晶表示装置の駆動周波数範囲で0.015以下であり、かつ前記カーボンブラックの含有量が、前記樹脂組成物の硬化物に対して2〜50質量%であることを特徴とする配向制御用突起付き液晶表示装置用基板。
- 前記樹脂組成物の硬化物の誘電率が6以下であることを特徴とする請求項1に記載の配向制御用突起付き液晶表示装置用基板。
- 前記透明基板上に形成されたカラーフィルタ上に前記配向制御用突起を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の配向制御用突起付き液晶表示装置用基板。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の配向制御用突起付き液晶表示装置用基板を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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