JP2008202849A - 蒸気調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】シンプルな給水構造にして給水タンクを外した際の水の排出量を少なくする。
【解決手段】給水タンク13の開口を給水タンク用蓋21で塞ぎ、タンク収納ケース14の底面に開口22を設け、この開口22の部分に排水受け19を装着する。また、超音波センサ18をタンク収納ケース14上部に配設し、給水タンク用蓋21の穴21aとタンク収納ケース14底部の開口22とを、超音波センサ18の直下に配置する。そして、超音波センサ18から出射された超音波の反射波を受信するまでの時間を計測し、排水受け19の有無、排水受け19の水位、給水タンク13の有無、給水タンク13の水位、を検出する。こうして、タンク収納ケース14から給水タンク13を取り外した際に排水受け19に排出される水を、給水チューブ15における給水ポンプ16よりも下側の水だけにして、1回の給水タンク13の取り外しで排水受け19に流れ出す水の量を少なくする。
【選択図】図1
【解決手段】給水タンク13の開口を給水タンク用蓋21で塞ぎ、タンク収納ケース14の底面に開口22を設け、この開口22の部分に排水受け19を装着する。また、超音波センサ18をタンク収納ケース14上部に配設し、給水タンク用蓋21の穴21aとタンク収納ケース14底部の開口22とを、超音波センサ18の直下に配置する。そして、超音波センサ18から出射された超音波の反射波を受信するまでの時間を計測し、排水受け19の有無、排水受け19の水位、給水タンク13の有無、給水タンク13の水位、を検出する。こうして、タンク収納ケース14から給水タンク13を取り外した際に排水受け19に排出される水を、給水チューブ15における給水ポンプ16よりも下側の水だけにして、1回の給水タンク13の取り外しで排水受け19に流れ出す水の量を少なくする。
【選択図】図1
Description
この発明は、蒸気調理器に関する。
従来、蒸気調理器は、給水タンク中の水をポンプで吸い上げ、給水経路を介して蒸気発生装置に供給する構成になっている。その際に、加熱前に調理に必要な分の水が上記給水タンク中に存在するか否かを何らかの方法によって検知する必要がある。
また、上述のような蒸気調理器では、調理終了後に、以後の調理に対する衛生面から、給水経路内に残留している残留水を排水する工夫がなされている(例えば、特開2005‐55000号公報(特許文献1))。
上記従来の蒸気調理器におけるタンク水位検出装置を、図10に従って説明する。
図10において、給水タンク1をタンク収納ケース2内に差し込むと、給水タンク1と給水チューブ4とが連結部6を介して連結され、給水タンク1内の水が、給水チューブ4を介して、給水チューブ4に連通している補助タンク3に給水される。補助タンク3内には、給水タンク1内の水位を間接的に測定するために、1本の基準電極8と夫々長さが異なる長電極9,中電極10および短電極11の3本の電極とが配設されている。そして、基準電極8と他の電極9,10,11との導通を検知することによって、電極9,10,11のうち何れの電極が補助タンク3内で水に浸漬しているかを判断し、補助タンク3(つまり、給水タンク1)の水位を検知するようにしている。
上記給水タンク1内に所定量以上の水量があり、タンク収納ケース2内に給水タンク1が装着されていることを検知するタンク検出スイッチ7が「オン」となっていれば、給水ポンプ5が動作して、給水チューブ4を介して蒸気発生装置(図示せず)に水を供給するのである。
また、上記給水タンク1をタンク収納ケース2から抜いた場合には、給水ポンプ5よりも図10中下側の給水チューブ4と補助タンク3とに溜まっている水が、連結部6を介して、タンク収納ケース2の底部に設けられた排水受け12に自重で流れ込むようになっている。
しかしながら、上記従来の蒸気調理器においては以下のような問題がある。すなわち、補助タンク3に水位を検知するための4本の電極を配置しているため、補助タンク3の容量が大きくなっている。そのため、給水タンク1をタンク収納ケース2から抜いた場合に排水受け12に排水される水量も多い。したがって、給水タンク1を何度も着脱していると、排水受け12の容量を超えてしまう可能性がある。
また、上記給水タンク1の水位を測定するために、タンクの有無を判断するタンク検出スイッチ7と水位を判断する4本の電極とを必要とするため、複雑な給水構造になっている。
特開2005‐55000号公報
そこで、この発明の課題は、給水タンクを外した際に排出される水の量が少なく、シンプルな給水構造を有する蒸気調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の蒸気調理器は、
調理用の蒸気を発生する蒸気発生装置と、
上記蒸気発生装置に供給する水を蓄える給水タンクと、
上記給水タンクを収納するタンク収納ケースと、
一端が、上記タンク収納ケースを介して、上記タンク収納ケースに収納された上記給水タンクに接続されて、上記給水タンクと上記蒸気発生装置とを連通する給水経路と、
上記給水経路に介設されると共に、上記給水タンク内の水を上記蒸気発生装置に供給する給水ポンプと
を備え、
上記給水タンクは、上記タンク収納ケースを介して、上記給水経路の上記一端に着脱可能に接続できるようになっており、
上記タンク収納ケースに、上記給水タンクに蓄えられた水の水位を検出する超音波センサを設けた
ことを特徴としている。
調理用の蒸気を発生する蒸気発生装置と、
上記蒸気発生装置に供給する水を蓄える給水タンクと、
上記給水タンクを収納するタンク収納ケースと、
一端が、上記タンク収納ケースを介して、上記タンク収納ケースに収納された上記給水タンクに接続されて、上記給水タンクと上記蒸気発生装置とを連通する給水経路と、
上記給水経路に介設されると共に、上記給水タンク内の水を上記蒸気発生装置に供給する給水ポンプと
を備え、
上記給水タンクは、上記タンク収納ケースを介して、上記給水経路の上記一端に着脱可能に接続できるようになっており、
上記タンク収納ケースに、上記給水タンクに蓄えられた水の水位を検出する超音波センサを設けた
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記タンク収納ケースに、上記給水タンクに蓄えられた水の水位を測定する超音波センサを設けているので、上記給水タンクと連通して上記給水タンクの水位と同じ水位を呈する補助タンクと、この補助タンクに設けられて上記補助タンクの水位(上記給水タンクの水位)を検出するための複数本の電極を設ける必要が無くなる。したがって、給水構造をシンプルな構造にすることができる。
さらに、上記タンク収納ケースから上記給水タンクを引き抜いた場合に、自重によって上記タンク収納ケース内に排出される水は、上記給水経路における上記給水ポンプよりも上記タンク収納ケース側に残っている水のみとなる。したがって、上記給水タンクを引き抜いた場合に排出される水の量を少なくすることができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記超音波センサは、上記タンク収納ケースの上部内側に、当該タンク収納ケースの底面に向かって超音波を出射するように配置されている。
上記超音波センサは、上記タンク収納ケースの上部内側に、当該タンク収納ケースの底面に向かって超音波を出射するように配置されている。
この実施の形態によれば、上記タンク収納ケースの上部内側に配置された上記超音波センサから当該タンク収納ケースの底面に向かって出射された超音波の反射に基づいて、上記給水タンクの有無および上記給水タンク内の水位を検出することができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記給水タンクの上部開口は、穴が設けられた給水タンク用蓋で塞がれており、
上記給水タンク用蓋の上記穴は、上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に配置されており、
上記穴を通過して上記給水タンク内の水面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記給水タンクの水位を検出するようになっている。
上記給水タンクの上部開口は、穴が設けられた給水タンク用蓋で塞がれており、
上記給水タンク用蓋の上記穴は、上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に配置されており、
上記穴を通過して上記給水タンク内の水面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記給水タンクの水位を検出するようになっている。
この実施の形態によれば、上記タンク収納ケースの上部内側に配置された上記超音波センサから当該タンク収納ケースの底面に向かって出射された超音波は、上記給水タンク用蓋の上記穴を通過し、上記給水タンク内の水面で反射されて上記超音波センサによって受信され、上記超音波の往復時間に基づいて上記給水タンク内の水位を検出できる。さらには、上記給水タンクの上記タンク収納ケースへの装着が不完全な場合には、上記超音波センサから当該タンク収納ケースの底面に向かって出射された超音波は、上記給水タンク用蓋で反射されて上記超音波センサによって受信され、上記超音波の往復時間に基づいて上記給水タンクの装着が不完全であることを検知できる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記タンク収納ケースの底面における上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に、開口を設けており、
上記開口に向かって出射された超音波の反射波を上記超音波センサで受信することによって上記給水タンクの有無を検出するようになっている。
上記タンク収納ケースの底面における上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に、開口を設けており、
上記開口に向かって出射された超音波の反射波を上記超音波センサで受信することによって上記給水タンクの有無を検出するようになっている。
この実施の形態によれば、上記タンク収納ケースの上部内側に配置された上記超音波センサから当該タンク収納ケースの底面に向かって出射された超音波は、上記給水タンクが上記タンク収納ケースに装着されていない場合には、上記タンク収納ケースの底面における上記開口から上記タンク収納ケースの外へ導き出される。したがって、上記タンク収納ケースの外で反射された超音波が上記超音波センサによって受信され、上記超音波の往復時間に基づいて上記給水タンクが装着されていないことを検知できる。
すなわち、この発明によれば、上記給水タンクの有無を検知するタンク検出スイッチを設ける必要が無くなる。したがって、給水構造をさらにシンプルな構造にすることができる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記タンク収納ケースの底面に設けられた上記開口の下部に、当該タンク収納ケースに対して着脱可能に設けられると共に、当該タンク収納ケース内に流れ込んで上記開口から排出される排水を受ける排水受けを備え、
上記排水受けの底面は、上記開口を通過した超音波を上記開口に向かって反射させるように構成されており、
上記開口を通過して上記排水受けの底面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記排水受けの有無を検出するようになっている。
上記タンク収納ケースの底面に設けられた上記開口の下部に、当該タンク収納ケースに対して着脱可能に設けられると共に、当該タンク収納ケース内に流れ込んで上記開口から排出される排水を受ける排水受けを備え、
上記排水受けの底面は、上記開口を通過した超音波を上記開口に向かって反射させるように構成されており、
上記開口を通過して上記排水受けの底面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記排水受けの有無を検出するようになっている。
この実施の形態によれば、上記タンク収納ケースの上部内側に配置された上記超音波センサから当該タンク収納ケースの底面に向かって出射された超音波は、上記給水タンクが上記タンク収納ケースに装着されていない場合には、上記タンク収納ケースの底面における上記開口を通過する。そして、上記排水受けが上記タンク収納ケースに装着されている場合には、超音波は上記排水受けの底面あるいは水面で反射されて上記超音波センサによって受信される。したがって、上記超音波の往復時間に基づいて上記排水受けが装着されていることを検知できる。
また、1実施の形態の蒸気調理器では、
上記タンク収納ケースの底面に設けられた上記開口を通過して、上記排水受け内の水面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記排水受けの水位を検出するようになっている。
上記タンク収納ケースの底面に設けられた上記開口を通過して、上記排水受け内の水面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記排水受けの水位を検出するようになっている。
この実施の形態によれば、上記タンク収納ケースの上部内側に配置された上記超音波センサから当該タンク収納ケースの底面に向かって出射された超音波は、上記給水タンクが上記タンク収納ケースに装着されていない場合には、上記タンク収納ケースの底面における上記開口から上記排水受け内に入射される。そして、上記排水受け内の水面で反射された超音波が上記超音波センサによって受信され、上記超音波の往復時間に基づいて上記排水受け内の水位が検出される。
以上より明らかなように、この発明の蒸気調理器は、タンク収納ケースに、給水タンクに蓄えられた水の水位を測定する超音波センサを設けているので、上記給水タンクと連通して上記給水タンクの水位と同じ水位を呈する補助タンクと、この補助タンクに設けられて上記補助タンクの水位(つまり、上記給水タンクの水位)を検出するための複数本の電極と、を設ける必要が無くなる。したがって、給水構造をシンプルな構造にすることができる。
さらに、上記タンク収納ケースから上記給水タンクを引き抜いた場合に、自重で上記タンク収納ケース内に排出される水は、上記給水経路における上記給水ポンプよりも上記タンク収納ケース側に残っている水のみとなる。したがって、上記給水タンクを引き抜いた場合に排水される水の量を少なくすることができる。
また、上記タンク収納ケースの底面における上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に開口を設ければ、上記給水タンクが上記タンク収納ケースに装着されていない場合には、超音波は上記開口から上記タンク収納ケースの外へ導き出されるので、上記超音波の往復時間に基づいて上記給水タンクが装着されていないことを検知できる。したがって、上記給水タンクの有無を検知するタンク検出スイッチを設ける必要が無くなり、給水構造をさらにシンプルな構造にすることができる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の蒸気調理器において、調理用の蒸気を発生する蒸気発生装置(図示せず)に供給する水を蓄える給水タンクの周囲の構成を示す図である。
図1において、給水タンク13を収納するタンク収納ケース14の底部には連結部17が取り付けられており、この連結部17の一端には上記給水経路としての給水チューブ15の一端が連結されている。さらに、連結部17の他端には、タンク収納ケース14に収納された給水タンク13の給水口20(図2参照)が連結可能になっている。ここで、給水タンク13の給水口20は、給水タンク13の底面付近に配置されているが、底面と同じ高さではなく底面から多少の高さを有して配置されている。また、給水チューブ15における連結部17付近には、給水ポンプ16が介設されており、給水ポンプ16を駆動することによって、給水タンク13内の水を給水チューブ15を介して上記蒸気発生装置に供給するようになっている。
上記タンク収納ケース14の上部内側には、超音波センサ18が、真下の方向に超音波を出射するように配置されている。また、図2に示すように、給水タンク13の上部開口は給水タンク用蓋21で塞ぐことが可能になっている。そして、給水タンク用蓋21における超音波センサ18直下の位置には穴21aが設けられており、超音波センサ18からの超音波がその穴21aを通過するように構成されている。
さらに、上記タンク収納ケース14の底面における上記超音波センサ18直下の位置に開口22が設けられており、その開口22の部分に、排水受け19が、タンク収納ケース14に対して挿入することによって設置される。そして、排水受け19の底面は、超音波センサ18から出射される超音波が垂直に反射するように、超音波の進行方向に対して垂直に設置されている。
つまり、図3に示すように、上記タンク収納ケース14に給水タンク13を挿入せず、且つ、排水受け19が水の無い状態で挿入されている場合には、超音波センサ18から出射された超音波は、タンク収納ケース14の底部の開口22を通過し、排水受け19底面で反射し、タンク収納ケース14の底部の開口22を通過して、超音波センサ18によって検出されるのである。
また、図1に示すように、上記タンク収納ケース14に給水タンク13を挿入し、連結部17に給水タンク13の給水口20を装着した場合にのみ、給水タンク13と給水チューブ15とが連通され、給水タンク13内の水が給水チューブ15に流れ込むことができるようになっている。言い換えれば、給水タンク14の給水口20に連結部17を装着しない限り、給水タンク14の給水口20からは水が漏れないようになっている。そして、給水タンク13をタンク収納ケース14から抜いた場合には、図4に示すように、給水ポンプ16よりも下流(図4中下側)の給水チューブ15に溜まっている水のみが、連結部17およびタンク収納ケース14を介して、排水受け19に自重で流れ込むのである。
次に、上記超音波センサ18を用いた給水タンク13内の水位検出方法について説明する。ここで、図3のごとく、給水タンク13が挿入されていない状態であり、且つ、排水受け19が空の状態で装着されている場合に、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT1とする。また、図4のごとく、給水タンク13がタンク収納ケース14に挿入されていない状態であり、且つ、排水受け19が満水の状態で装着されている場合に、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT2とする。
さらに、図5に示すように、上記給水タンク13が空の状態でタンク収納ケース14に挿入されている場合に、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT3とする。
さらに、図6に示すように、満水の1/3だけ水が入った状態の給水タンク13がタンク収納ケース14に挿入されている場合に、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT4とする。また、図7に示すように、満水の2/3だけ水が入った状態で給水タンク13がタンク収納ケース14に挿入されている場合に、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT5とする。また、図8に示すように、満水の状態で給水タンク13がタンク収納ケース14に挿入されている場合に、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT6とする。
さらに、図9に示すように、上記給水タンク13の挿入が不完全で、超音波センサ18から出射された超音波が給水タンク用蓋21で反射される場合に、上記超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間をT7とする。
先ず、上記超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間Tを計測する。そして、計測時間Tが設定時間T1よりも大きい場合には、給水タンク13および排水受け19が装着されていないと判断する。また、計測時間Tが設定時間T1に等しい場合には、図3に示すように、給水タンク13がタンク収納ケース14に装着されておらず、且つ、排水受け19は空の状態で装着されていると判断する。また、計測時間Tが設定時間T2に等しい場合には、図4に示すように、給水タンク13がタンク収納ケース14に装着されておらず、且つ、排水受け19は満水の状態で装着されていると判断する。したがって、この場合には、使用者に対して、排水受け19をタンク収納ケース14から抜き出して、排水受け19内の水を捨てる必要があることを告知することができる。
また、上記計測時間Tが設定時間T3に等しい場合には、図5に示すように、給水タンク13がタンク収納ケース14に空の状態で装着されていると判断する。したがって、この場合には、使用者に対して、給水タンク13をタンク収納ケース14から抜き出して、給水タンク13内に水を補給する必要があることを告知することができる。
また、上記計測時間Tが設定時間T4に略等しい場合には、図6に示すように、給水タンク13が低水位の状態でタンク収納ケース14に装着されていると判断する。また、上記計測時間Tが設定時間T5に略等しい場合には、図7に示すように、給水タンク13が中水位の状態でタンク収納ケース14に装着されていると判断する。また、上記計測時間Tが設定時間T6に略等しい場合には、図8に示すように、給水タンク13が高水位の状態でタンク収納ケース14に装着されていると判断する。
さらに、上記計測時間Tが設定時間T7に略等しい場合には、図9に示すように、給水タンク13が不完全な状態で装着されていると判断するのである。したがって、この場合には、使用者に対して、給水タンク13の挿入し直しを告知することができる。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記給水タンク13の上部開口を穴21aが設けられた給水タンク用蓋21で塞ぐようにし、タンク収納ケース14の底面に開口22を設けてこの開口22の部分に排水受け19を装着するようにしている。そして、超音波センサ18をタンク収納ケース14の上部内側に配設すると共に、給水タンク13が装着された状態での給水タンク用蓋21の穴21aとタンク収納ケース14底部の開口22とを、超音波センサ18の直下に位置するように配置している。
したがって、上記給水タンク13および排水受け19の有無、排水受け19の水位、および、給水タンク13の水位と、超音波センサ18が超音波を出射してから超音波センサ18が超音波の入射を受信するまでの時間Tと、の関係を、予め測定しておくことによって、排水受け19の有無の検知、排水受け19の水位の検出、給水タンク13の有無の検知、給水タンク13の水位の検出を、行うことができる。
すなわち、この実施の形態によれば、上記特許文献1に開示された従来の蒸気調理器のごとく、給水タンク13に連通した補助タンクおよびこの補助タンクの水位を検出するための複数本の電極を設ける必要が無くなる。その結果、タンク収納ケース14から給水タンク13を取り外した場合には、給水チューブ15における給水ポンプ16よりも図中下側(タンク収納ケース14側)に残っている水だけが、タンク収納ケース14を介して排水受け19に自重で排出されることになる。したがって、上記従来の蒸気調理器に比して、1回の給水タンク13の取り外しによって排水受け19に流れ出す水の量を減らすことができる。
加えて、上記排水受け19の水位を検知できるので、給水タンク13を取り外した際に流れ込んだ水で排水受け19がオーバーフローすることを防止することができる。
尚、上記実施の形態においては、上記給水タンク13の水位を、低,中,高の3段階に検出するようにしているが、水位の測定間隔をさらに細かくすることによって、水位をさらに多段階に測定することが可能である。同様に、排水受け19の水位を多段階に測定することも可能である。
13…給水タンク、
14…タンク収納ケース、
15…給水チューブ、
16…給水ポンプ、
17…連結部、
18…超音波センサ、
19…排水受け、
20…給水口、
21…給水タンク用蓋、
21a…穴、
22…開口。
14…タンク収納ケース、
15…給水チューブ、
16…給水ポンプ、
17…連結部、
18…超音波センサ、
19…排水受け、
20…給水口、
21…給水タンク用蓋、
21a…穴、
22…開口。
Claims (6)
- 調理用の蒸気を発生する蒸気発生装置と、
上記蒸気発生装置に供給する水を蓄える給水タンクと、
上記給水タンクを収納するタンク収納ケースと、
一端が、上記タンク収納ケースを介して、上記タンク収納ケースに収納された上記給水タンクに接続されて、上記給水タンクと上記蒸気発生装置とを連通する給水経路と、
上記給水経路に介設されると共に、上記給水タンク内の水を上記蒸気発生装置に供給する給水ポンプと
を備え、
上記給水タンクは、上記タンク収納ケースを介して、上記給水経路の上記一端に着脱可能に接続できるようになっており、
上記タンク収納ケースに、上記給水タンクに蓄えられた水の水位を検出する超音波センサを設けた
ことを特徴とする蒸気調理器。 - 請求項1に記載の蒸気調理器において、
上記超音波センサは、上記タンク収納ケースの上部内側に、当該タンク収納ケースの底面に向かって超音波を出射するように配置されていることを特徴とする蒸気調理器。 - 請求項2に記載の蒸気調理器において、
上記給水タンクの上部開口は、穴が設けられた給水タンク用蓋で塞がれており、
上記給水タンク用蓋の上記穴は、上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に配置されており、
上記穴を通過して上記給水タンク内の水面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記給水タンクの水位を検出するようになっている
ことを特徴とする蒸気調理器。 - 請求項3に記載の蒸気調理器において、
上記タンク収納ケースの底面における上記超音波センサから出射された超音波が通過可能な位置に、開口を設けており、
上記開口に向かって出射された超音波の反射波を上記超音波センサで受信することによって上記給水タンクの有無を検出するようになっている
ことを特徴とする蒸気調理器。 - 請求項4に記載の蒸気調理器において、
上記タンク収納ケースの底面に設けられた上記開口の下部に、当該タンク収納ケースに対して着脱可能に設けられると共に、当該タンク収納ケース内に流れ込んで上記開口から排出される排水を受ける排水受けを備え、
上記排水受けの底面は、上記開口を通過した超音波を上記開口に向かって反射させるように構成されており、
上記開口を通過して上記排水受けの底面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記排水受けの有無を検出するようになっている
ことを特徴とする蒸気調理器。 - 請求項5に記載の蒸気調理器において、
上記タンク収納ケースの底面に設けられた上記開口を通過して、上記排水受け内の水面で反射された超音波を上記超音波センサで受信することによって上記排水受けの水位を検出するようになっている
ことを特徴とする蒸気調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008202849A true JP2008202849A (ja) | 2008-09-04 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008202849A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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2007
- 2007-02-20 JP JP2007039128A patent/JP2008202849A/ja active Pending
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