JP2008201852A - サイクロン型固気分離器及び該固気分離器を備えた炭化装置 - Google Patents

サイクロン型固気分離器及び該固気分離器を備えた炭化装置 Download PDF

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Abstract

【課題】熱分解ガス中に含まれるタールや煤塵等が固化してサイクロンや配管が閉塞することを防止し、且つこれらに付着したタールや炭化物がリーク空気により発火することを防止するようにしたサイクロン型固気分離器及び該固気分離器を備えた炭化装置を提供する。
【解決手段】炭化炉2の熱分解ガス出口に接続されるガス流路上に配設されたサイクロン型固気分離器10において、該固気分離器10を外側から保温加熱する加熱器35を備えるとともに、該固気分離器の断面形状が狭まった狭域部に不活性ガス若しくはスチームからなるパージガスを供給するパージガス供給装置25を備え、好適には、前記サイクロン型固気分離器10のガス出口温度を計測する温度計33を設置し、パージガス供給装置にて、前記計測した温度に基づいてパージガスの供給量を制御する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、炭化炉の排ガス出口側に配設されたサイクロン型固気分離器及び該固気分離器を備えた炭化装置に関し、特に、固気分離器の周壁外側に加熱器が配設され保温機能を有するサイクロン型固気分離器及び該固気分離器を備えた炭化装置に関する。
一般に、炭化装置では、炭化炉での炭化処理により発生した熱分解ガスを、ガス燃焼炉等にて燃焼させて高温の燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスを炭化炉の加熱熱源或いはボイラ熱源として有効利用している。
従来の炭化装置の一例を図3に示す。同図に示されるように、被処理物を移送しながら酸素が欠乏した雰囲気下で加熱して炭化処理を行う炉本体51と、該炉本体51の一端側に配設された被処理物供給装置52と、他端側に配設された炭化炉出口室53と、該炭化炉出口室53の下方に配設され、排出される炭化物を搬送するスクリューコンベア54と、炉内から排出された熱分解ガスが導入され、該熱分解ガスを燃焼させて高温の燃焼ガスを生成するガス燃焼炉55と、を備えている。
ここで、炭化炉から排出される熱分解ガス中には、ガスに同伴される微粉状の炭化物、灰分が含まれており、ガス燃焼炉壁にクリンカなどとして付着するという問題がある。また、効率的に炭化物を回収するためにもガスに同伴される微粉状の炭化物を分離する必要がある。
そこで、特許文献1(特開2004−43587号公報)等では、炭化炉から発生する熱分解ガスを、サイクロンを経由してガス燃焼炉に送給する構成としており、該サイクロンにて熱分解ガスに含まれる微粉状の炭化物を分離するようにしている。
しかし、このような炭化装置では、炭化温度が400〜600℃と比較的低温のため、熱分解ガス中にタール分が多く含まれ、熱分解ガスがサイクロンならびに熱分解ガスダクトなどで放熱などにより冷却されると、タール分が凝縮し煤塵などと一緒に各部に付着し閉塞する惧れがある。
これに対して、特許文献2(特開2006−8736号公報)では、燃焼炉内に燃焼空間を残して炭化炉を設置し、炭化炉からの熱分解ガスが直接燃焼炉に導入される装置構成を提案している。これによれば、炭化炉と燃焼炉とを接続する配管を無くすことにより、熱分解ガスに含まれるタールや煤塵で配管が閉塞することを防止している。
また、熱分解ガスに含まれるタールがサイクロンに付着した場合、サイクロンやその他機器から空気のリークがあると、発火する惧れがある。さらに、炭化炉出口室の下方に位置する炭化物排出設備においても、高温の炭化物(400〜550℃)が排出されることからコンベアでの冷却が必要であり、水冷コンベアなども採用されているが、コンベアでの搬送距離が短い場合には十分に炭化物の冷却が行なわれず、空気のリークなどにより発火する惧れがある。
特開2004−43587号公報 特開2006−8736号公報
上記したように、炭化炉から排出される熱分解ガス中にはタールや煤塵等が含まれ、これらをガスから分離するために、特許文献1のようにサイクロンを配設することがあるが、この場合、炭化装置の運転温度が低いため、タール分が凝縮し煤塵などと一緒にサイクロンや配管に付着して閉塞する惧れがある。
また、特許文献2の装置によれば、燃焼炉内に炭化炉を配設して配管を無くした構成としているため閉塞を回避することはできるが、炭化炉内にて発生した熱分解ガスが全て燃焼炉内にて燃焼するようになっており、炭化炉温度等の運転制御が適性に行えないという問題がある。
また、別の問題として、サイクロンに付着したタールや炭化物排出設備において、空気のリークにより発火する惧れがあった。
従って、本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、熱分解ガス中に含まれるタールや煤塵等が固化してサイクロンや配管が閉塞することを防止し、且つこれらに付着したタールや炭化物がリーク空気により発火することを防止するようにしたサイクロン型固気分離器及び該固気分離器を備えた炭化装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、炭化炉の熱分解ガス出口に接続されるガス流路上に配設されたサイクロン型固気分離器において、
前記サイクロン型固気分離器を外側から保温加熱する加熱器を備えるとともに、該固気分離器にて断面形状が狭まった狭域部に、不活性ガス若しくはスチームからなるパージガスを供給するパージガス供給装置を備えたことを特徴とする。
炭化炉の熱分解ガス出口側に固気分離器を設置して、ガス燃焼炉のクリンカ付着低減、炭化物の効果的な回収を図ると、熱分解ガスが冷えやすくなり固気分離器が閉塞しやすくなる。そこで本発明のごとく、固気分離器を保温加熱することにより熱分解ガス中のタール分の析出を防ぎ、閉塞を防止することができる。さらに、この固気分離器には、断面形状が狭まった複数の狭域部が存在し、これらの狭域部はタールが付着しやすく、且つ空気がリークしやすいため発火する危険性が高い。そこで本発明ではこれらの狭域部に、不活性ガス若しくは水蒸気からなるパージガスを供給する構成とすることにより、発火を防止するとともに、狭域部の冷却を図っている。
このように本発明によれば、固気分離器の温度低下や局所的な高温化を防止し、適性温度に維持することにより閉塞防止を可能とするとともに発火防止を可能としている。
また、前記サイクロン型固気分離器のガス出口温度を計測する温度計を設置し、前記パージガス供給装置にて、前記計測した温度に基づいて前記パージガスの供給量を制御することを特徴とする。
本発明では、前記温度計により急に温度上昇を検知したら、空気のリークにより固気分離器内部で発火が起こったと判断し、パージガスを供給するようにする。これにより、発火を確実に検知し、これを消失させることが可能である。
さらに、前記サイクロン型固気分離器の狭域部に、付着したクリンカを物理的に除去する閉塞解除去手段を設けたことを特徴とする。
これにより、クリンカが付着しやすい狭域部の閉塞を防止し、円滑な運転を可能としている。
さらにまた、前記サイクロン型固気分離器は、該固気分離器の下方に配設された炭化物搬送コンベアを有しており、前記炭化物搬送コンベアに温度計を設置し、該温度計にて計測した温度に基づいて前記固気分離器の閉塞の有無を検知することを特徴とする。
固気分離器が閉塞した際には、高温の炭化物が供給されなくなるため温度計にて計測される温度が低下する。そこで、炭化物搬送コンベアの温度を計測することにより、温度低下が起こったらサイクロンが閉塞したものと判断することができ、これにより即座に閉塞への対処を行うことが可能となる。
また、サイクロン型固気分離器を備えた炭化装置であって、
被処理物を炭化処理する炭化炉本体と、該炭化炉本体の一端側に設けられ、熱分解ガス出口及び炭化物出口を有する炭化炉出口室とを備え、該熱分解ガス出口と前記サイクロン型固気分離器とが配管を介して接続された構成を有し、
前記炭化炉出口室の内壁を耐火構造としたことを特徴とする。
炭化炉出口室での熱分解ガス温度は通常550℃以下のため、SUS材で施工可能であるが、万が一空気がリークした場合熱分解ガスが燃焼し高温となることから焼損や変形などの恐れがある。そのため、本発明のように炭化炉出口室内部を耐火構造とすることにより、焼損や変形等の不具合を回避できる。
以上記載のごとく本発明によれば、熱分解ガス中に含まれるタールや煤塵等が固化してサイクロン固気分離器や配管が閉塞することを防止し、且つこれらに付着したタールや炭化物がリーク空気により発火することを防止できる。
即ち、サイクロン型固気分離器を保温加熱する加熱器を設けるとともに、該固気分離器の狭域部にパージガスを供給することにより、熱分解ガス中のタール分の析出を防ぎ、閉塞を防止し、また狭域部における発火を防止することが可能である。
また、固気分離器のガス出口温度に基づいてパージガス供給量を制御することにより、発火を確実に検知し、これを消失させることが可能である。
さらに、固気分離器の狭域部に、付着したクリンカを物理的に除去する閉塞解除去手段を設けることにより、クリンカが付着しやすい狭域部の閉塞を防止し、円滑な運転を可能としている。
さらにまた、炭化物搬送コンベアの温度を計測し、該温度に基づき閉塞の有無を検知することにより、即座に閉塞への対処を行うことが可能となる。
また、炭化炉出口室の内壁を耐火構造とすることにより、該炭化炉出口室の焼損や変形等の不具合を回避できる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の実施例に係るサイクロンを備えた炭化装置の構成図、図2は図1に示した固気分離器の拡大図である。
図1に示すように、炭化装置1は、廃棄物等の被処理物が供給される炭化炉本体2と、該炉本体の一端側に設けられ、投入ホッパ5とスクリューフィーダ6からなる被処理物供給装置と、他端側に設けられた炭化炉出口室7と、該炭化炉出口室7の下方に連結されたスクリューコンベア8と、該炭化炉出口室7の上方から延設された熱分解ガス配管9と、該配管9に接続されたサイクロン型固気分離器(以下、サイクロンと呼称する)10と、該サイクロン10の下方に連結されたスクリューコンベア18と、該サイクロン10の上方に連結された分離ガス配管19と、該配管19に接続されたガス燃焼炉20と、を主要構成とする。
前記炭化炉本体2は、横置円筒状をなし、被処理物を炭化処理する空間を形成する内筒4と、該内筒4を被覆するごとく配設され、熱媒が通流する外筒3とを備える。尚、本実施例における炭化炉2は、一例として外熱式ロータリーキルン型の炉を示しているが、外熱式ロータリーキルン型のものに限定されず、内燃式でも、流動床型又はスクリュー型でも良い。
この炭化装置1では、投入ホッパ5より投入された被処理物21ガスクリューフィーダ6を介して炉本体2内に供給され、被処理物21は、該炉本体2内を一方向に移送されながら、酸素が欠乏した雰囲気下にて約300〜600℃で加熱されて炭化する。このとき、炉本体2内の被処理物は、外筒3内に供給された燃焼ガス22により加熱される。そして、炭化物は炭化炉出口室7にてスクリューコンベア8に落下し、該スクリューコンベア8にて炭化物貯留部まで搬送される。
一方、炭化処理により発生した熱分解ガスは、炭化炉出口室7の上方から配管9を通ってサイクロン10に導入される。該サイクロン10では、遠心力の作用により微粉状の炭化物や煤塵がガスから分離され、サイクロン下方からスクリューコンベア18を介して炭化物貯留部まで搬送される。該サイクロン10にて固体分を分離除去された分離ガスは、配管19を通ってガス燃焼炉20に送られる。ガス燃焼炉20では、必要に応じて燃焼用空気、助燃料等が供給され、前記分離ガスを燃焼させて高温の燃焼ガスが生成される。この燃焼ガス22は、炭化炉本体2の外筒2に供給され、被処理物の加熱に用いられる。
さらに本実施例では、熱分解ガス中に含まれるタールや煤塵等が固化してサイクロンや配管が閉塞することを防止するとともに、これらに付着したタールや炭化物がリーク空気により発火することを防止する構成として、以下の構成を備えている。
前記サイクロン10の周壁外側にヒータ35が設置され、サイクロン内部を加熱保温するようになっている。また、サイクロン10とガス燃焼炉20を接続する配管19にもヒータ36が設置され、配管内部を加熱保温するようになっている。
ヒータ35は、サイクロン10の排ガス出口側温度を計測する温度計33を設け、該温度計33にて計測されるガス温度が所定の温度となるように制御される。また、ヒータ36は、ガス燃焼炉直前のガス温度を計測する温度計34を設け、該温度計33にて計測されるガス温度が所定の温度となるように制御される。このとき、温度計33、34にて計測されるガス温度が450〜550℃となるようにヒータ35、36を制御することが好ましい。また、炭化炉本体2とサイクロン10の間の配管9にも温度計30を設置することが好ましく、ここで計測された温度も各種制御の指針とするとよい。
本実施例では、サイクロン10を設置することで、ガス燃焼炉20のクリンカ付着低減ならびに炭化物の効果的な回収を行うことが可能となる。しかし、サイクロン20の設置により熱分解ガスが冷えやすくなるため、上記したようにサイクロン20と配管19にヒータ35、36を設置することで、熱分解ガス中のタール分の析出を防ぎ、閉塞を防止することができる。
ここで、図2を参照してサイクロンの具体的構成につき説明する。前記サイクロン10は、上面が覆われている円筒部11と、該円筒部11の下部に接続される逆円錐状のコーン部12と、該コーン部12の下部先端に設置されたダストポット14と、該ダストポット14と配管を介して接続される横置状のスクリューコンベア18とから構成される。ダストポット出口では炭化物の閉塞の恐れがあることから出口口径を大きくするとともに、ダストポットの下部勾配を60°以上とすることが好ましい。
このサイクロン10には、断面形状が他より狭まった複数の狭域部が存在する。例えば、コーン部13とダストポット14の接合部13、ダストポット14と配管の接合部、スクリューコンベア18、サイクロン上部のガス出口17などである。これらの狭域部は、タールが付着しやすく、且つ空気がリークしやすいため発火する危険性が高く、サイクロンが焼損する可能性がある。
従って、本実施例ではこれらの狭域部に、不活性ガス若しくは水蒸気からなるパージガスを供給するパージガス供給装置25を設置し、発火を防止している。また、このパージガスは冷却効果も有する。
ここでパージガスとして不活性ガスを用いる場合、Nガスが好適に用いられる。また、この不活性ガスは常温としても、加熱して高温ガスとしてもよいが、常温ガスである場合は発火防止効果に加えて冷却効果が高まり好ましい。パージガスとして水蒸気を用いる場合は、システム内から回収された水蒸気が好適に用いられ、例えば160℃、10ataの水蒸気とする。
また、このパージガスは、炭化炉出口室7の下方に設置されたスクリューコンベア8にも供給することが好ましい。
さらに、サイクロン10のガス出口に設置した温度計33により計測した温度に基づき、パージガスの供給量を制御する構成とする。即ち、温度計33により急に温度上昇を検知したら、空気のリークによりサイクロン内部で発火が起こったものと判断し、パージガスを供給する。
また、本実施例では、前記狭域部に閉塞解除手段を備える。閉塞解除手段としては、エアノッカ37や閉塞解除座38が適用できる。エアノッカ37は、圧縮空気を一気に排出することで機器に振動を加える構成を有し、周知の装置が用いられる。閉塞解除座38は、サイクロン10及び炭化炉出口室7下部に開閉自在な座を設け、該座から突き棒39を挿入し、該突き棒39によりクリンカに直接衝撃を与えて該クリンカを剥離し除去するものである。
この閉塞解除座38をはじめとして、各部に設置される座のうち、頻繁に開閉する可能性の高い座は、閉め忘れ防止のためバネ兆番蓋付きソケットなどを採用することが好ましい。これにより、座を閉め忘れた際にも自動的に蓋が閉じ、空気のリークを防止することができる。
また、サイクロン10の下方のスクリューコンベア18に温度計32を設置し、サイクロン10から落下する炭化物の温度を計測し、該計測した温度に基づいてサイクロン10の閉塞を検知する構成とする。サイクロン10が閉塞した際には、高温の炭化物が供給されなくなるため、温度計32にて計測される温度が低下する。そこで、温度計32にてコンベア温度を計測し、温度低下が起こったらサイクロンが閉塞したものと判断する。
同様に、炭化炉出口室7の下方のスクリューコンベア8にも温度計31を設置し、該温度計31にて閉塞検知を行うようにする。
これらの温度計31、32にて閉塞が検知されたら、上記したように閉塞解除手段によりクリンカを除去して閉塞を取り除くようにする。
さらに、炭化炉出口室7は、空気のリークによる燃焼などの温度異常上昇により特に変形しやすい構造のため、耐火材のライニング構造とする。炭化炉出口室7での熱分解ガス温度は通常550℃以下のため、SUS材で施工可能であるが、万が一空気がリークした場合熱分解ガスが燃焼し高温となることから焼損や変形などの恐れがある。そのため、本実施例のように炭化炉出口室7内部を耐火材のライニング構造とするとすることにより、焼損や変形等の不具合を回避できる。
本発明は、サイクロンや配管が閉塞することなく、且つリーク空気による付着タールや炭化物の発火を回避することができ、安全な連続運転が可能であるため、廃棄物を炭化処理する炭化装置などの各種炭化装置に好適に適用可能である。
本発明の実施例に係るサイクロンを備えた炭化装置の構成図である。 図1に示したサイクロンの拡大図である。 従来の炭化装置の構成図である。
符号の説明
1 炭化装置
2 炭化炉本体
7 炭化炉出口室
8、18 スクリューコンベア
10 サイクロン型固気分離器(サイクロン)
20 ガス燃焼炉
25 パージガス供給装置
35、36 ヒータ
37 エアノッカ
38 閉塞解除座
30〜34 温度計

Claims (5)

  1. 炭化炉の熱分解ガス出口に接続されるガス流路上に配設されたサイクロン型固気分離器において、
    前記サイクロン型固気分離器を外側から保温加熱する加熱器を備えるとともに、該固気分離器にて断面形状が狭まった狭域部に、不活性ガス若しくはスチームからなるパージガスを供給するパージガス供給装置を備えたことを特徴とするサイクロン型固気分離器。
  2. 前記サイクロン型固気分離器のガス出口温度を計測する温度計を設置し、前記パージガス供給装置にて、前記計測した温度に基づいて前記パージガスの供給量を制御することを特徴とする請求項1記載のサイクロン型固気分離器。
  3. 前記サイクロン型固気分離器の狭域部に、付着したクリンカを物理的に除去する閉塞解除去手段を設けたことを特徴とする請求項1若しくは2記載のサイクロン型固気分離器。
  4. 前記サイクロン型固気分離器は、該固気分離器の下方に配設された炭化物搬送コンベアを有しており、前記炭化物搬送コンベアに温度計を設置し、該温度計にて計測した温度に基づいて前記固気分離器の閉塞の有無を検知することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のサイクロン型固気分離器。
  5. 請求項1乃至請求項4記載のサイクロン型固気分離器を備えた炭化装置であって、
    被処理物を炭化処理する炭化炉本体と、該炭化炉本体の一端側に設けられ、熱分解ガス出口及び炭化物出口を有する炭化炉出口室とを備え、該熱分解ガス出口と前記サイクロン型固気分離器とが配管を介して接続された構成を有し、
    前記炭化炉出口室の内壁を耐火構造としたことを特徴とする固気分離器を備えた炭化装置。
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