JP6611626B2 - 廃棄物ガス化溶融炉の運転方法 - Google Patents
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Description
図1に示す廃棄物ガス化溶融炉10は、主な構成として、シャフト部1と、連通部2と、炭化火格子部3と、溶融炉部4と、保圧室6と、バーナ7と、水槽8とを備える。シャフト部1は還元雰囲気下で廃棄物を乾燥させるとともに熱分解する。連通部2は、シャフト部1と溶融炉部4とを連結している。炭化火格子部3はシャフト部1からの廃棄物を更に熱分解して、廃棄物を炭化させる。溶融炉部4は炭化された廃棄物を燃焼させるとともに融解する。溶融炉部4で生じた溶融物Mは貫通孔4aを通じて保圧室6側に排出される。保圧室6は貫通孔4aの外側の空間の圧力を維持するためのものである。バーナ7は保圧室6内に配置されており、貫通孔4aの方向に向けられている。水槽8は保圧室6の下部を水封するとともに貫通孔4aから排出される溶融物Mを冷却する水を収容する。以下、各構成について説明する。
次に、廃棄物ガス化溶融炉10の運転方法について説明する。処理すべき廃棄物を廃棄物装入口11からシャフト部1に装入する。廃棄物の種類は、特に限定されることはなく、一般廃棄物及び産業廃棄物のいずれであってもよい。シュレッダーダスト(ASR)、掘り起こしごみ、焼却灰などの単体又は混合物、あるいはこれらと可燃性ごみの混合物なども処理することが可能である。廃棄物によってシャフト部1内に廃棄物充填層100が形成される。廃棄物装入口11から乾留された廃棄物やチャーを廃棄物と共に投入してもよい。
溶融炉部4内の圧力p1よりも保圧室6内の圧力p2を高く維持することにより、貫通孔4aを通じて保圧室6内のガスを溶融炉部4内に流入させること。
溶融炉部4内の溶融物Mを貫通孔4aから保圧室6側に排出すること。
貫通孔4aから排出される溶融物Mに対してバーナ7によって熱を加えること。
溶融炉部4の上方の炉内ガスの圧力p0と溶融炉部内の圧力p1の差圧Δp1(=p1−p0)をモニタリングすること。
差圧Δp1の値が大きくなる傾向にあるとき又は閾値に到達したときに乾留炭化火格子3Bの可動炭化火格子による溶融炉部4への廃棄物の熱分解残渣の供給を一時的に削減又は停止することを含む。
(1)乾留炭化火格子3Bの可動炭化火格子の往復動を停止させる。
(2)乾留炭化火格子3Bの可動炭化火格子の往復動のストローク長を短くする。
(3)乾留炭化火格子3Bの可動炭化火格子の往復動の速度を遅くする。
Claims (6)
- 内部に充填された廃棄物を乾燥及び熱分解させるシャフト部と、
前記シャフト部の上部側に設けられた廃棄物装入口及び炉内ガス排出口と、
前記シャフト部よりも下方に設けられており、前記シャフト部の炉心の位置から横方向にずれた位置に炉心を有する溶融炉部と、
前記シャフト部の底部側と前記溶融炉部の上部側とを連結する連通部と、
前記連通部に設けられており、前記シャフト部からの廃棄物を前記溶融炉部に向けて移送するとともに廃棄物を炭化させる可動炭化火格子と、
前記溶融炉部の内面から外面にかけて形成された貫通孔と、
前記溶融炉部の外に配置されており、前記貫通孔と連通する内部空間を有する保圧室と、
前記保圧室内に配置されており、前記貫通孔から排出される溶融物に熱を加えるバーナと、
前記保圧室内の圧力を制御する弁と、
前記貫通孔の下方に配置されており、前記保圧室の下部を水封するとともに前記貫通孔から排出される前記溶融物を冷却する水を収容する水槽と、
を備える廃棄物ガス化溶融炉の前記貫通孔を定常的に開放した状態で当該溶融炉を運転する方法であって、
前記溶融炉部内の圧力p1よりも前記保圧室内の圧力p2を高く維持することにより、前記貫通孔を通じて前記保圧室内のガスを前記溶融炉部内に流入させること、
前記溶融炉部内の溶融物を前記貫通孔から前記保圧室側に排出すること、
前記貫通孔から排出される前記溶融物に対して前記バーナによって熱を加えること、
前記溶融炉部内の圧力p1をモニタリングすること、
前記溶融炉部内の圧力p1の値が上昇傾向にあるとき又は閾値に到達したときに前記可動炭化火格子による前記溶融炉部への廃棄物の熱分解残渣の供給を一時的に削減又は停止すること、
を含む、低炭素型廃棄物ガス化溶融炉の運転方法。 - 前記溶融炉部への前記熱分解残渣の供給を削減又は停止した後、前記溶融炉部内の圧力p1の値が所定値にまで下がった段階で前記供給を元の状態に復活させることを更に含む、請求項1に記載の運転方法。
- 内部に充填された廃棄物を乾燥及び熱分解させるシャフト部と、
前記シャフト部の上部側に設けられた廃棄物装入口及び炉内ガス排出口と、
前記シャフト部よりも下方に設けられており、前記シャフト部の炉心の位置から横方向にずれた位置に炉心を有する溶融炉部と、
前記シャフト部の底部側と前記溶融炉部の上部側とを連結する連通部と、
前記連通部に設けられており、前記シャフト部からの廃棄物を前記溶融炉部に向けて移送するとともに廃棄物を炭化させる可動炭化火格子と、
前記溶融炉部の内面から外面にかけて形成された貫通孔と、
前記溶融炉部の外に配置されており、前記貫通孔と連通する内部空間を有する保圧室と、
前記保圧室内に配置されており、前記貫通孔から排出される溶融物に熱を加えるバーナと、
前記保圧室内の圧力を制御する弁と、
前記貫通孔の下方に配置されており、前記保圧室の下部を水封するとともに前記貫通孔から排出される前記溶融物を冷却する水を収容する水槽と、
を備える廃棄物ガス化溶融炉の前記貫通孔を定常的に開放した状態で当該溶融炉を運転する方法であって、
前記溶融炉部内の圧力p1よりも前記保圧室内の圧力p2を高く維持することにより、前記貫通孔を通じて前記保圧室内のガスを前記溶融炉部内に流入させること、
前記溶融炉部内の溶融物を前記貫通孔から前記保圧室側に排出すること、
前記貫通孔から排出される前記溶融物に対して前記バーナによって熱を加えること、
前記溶融炉部の上方の炉内ガスの圧力p0と前記溶融炉部内の圧力p1の差圧Δp1 =p 1 −p 0 をモニタリングすること、
前記差圧Δp1の値が大きくなる傾向にあるとき又は閾値に到達したときに前記可動炭化火格子による前記溶融炉部への廃棄物の熱分解残渣の供給を一時的に削減又は停止すること、
を含む、廃棄物ガス化溶融炉の運転方法。 - 前記溶融炉部への前記熱分解残渣の供給を削減又は停止した後、前記差圧Δp1の値が所定値にまで小さくなった段階で前記供給を元の状態に復活させることを更に含む、請求項3に記載の運転方法。
- 前記溶融炉部内の圧力p1と前記保圧室内の圧力p2の差圧Δp2 =p 2 −p 1 をモニタリングすること、
前記溶融炉部への前記熱分解残渣の前記供給を削減又は停止した後、前記差圧Δp2の値が所定値にまで下がった段階で前記供給を復活させること、
を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の運転方法。 - 前記弁を操作することによって、前記溶融炉部内の圧力p1よりも前記保圧室内の圧力p2を一時的に低くすることを更に含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の運転方法。
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