JP2008201670A - 非酸化物セラミックス焼結体の製造方法 - Google Patents

非酸化物セラミックス焼結体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008201670A
JP2008201670A JP2008076589A JP2008076589A JP2008201670A JP 2008201670 A JP2008201670 A JP 2008201670A JP 2008076589 A JP2008076589 A JP 2008076589A JP 2008076589 A JP2008076589 A JP 2008076589A JP 2008201670 A JP2008201670 A JP 2008201670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
exhaust pipe
pressure
binder
firing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008076589A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroto Matsuda
弘人 松田
Takeshi Mori
武 森
和宏 ▲のぼり▼
Kazuhiro Nobori
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Priority to JP2008076589A priority Critical patent/JP2008201670A/ja
Publication of JP2008201670A publication Critical patent/JP2008201670A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】メンテナンスの負担が少なく、一定品質の焼結体を提供できる脱脂工程と焼結工程が可能な焼成炉、およびその焼成炉を用いた製造方法を提供する。
【解決手段】密閉可能なチャンバと、チャンバ内に設けられ、ヒータを備えた加熱室と、チャンバに接続される第1の排気管と、それに接続される第1の真空ポンプと、加熱室に直接接続される第2の排気管と、それに接続される、排ガス中のバインダ成分を捕集する捕集装置と第2の真空ポンプとを有する焼成炉である。また、この焼成炉を用いて、脱脂工程と焼結工程とを連続に行う非酸化物セラミックス焼結体の製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、セラミックス等の焼結用焼成炉に関し、特に、脱脂工程と焼結工程の両工程を実施できる焼成炉、およびこの焼結炉を用いた非酸化物セラミックス焼結体の製造方法に関する。
一般に、非酸化物セラミックス焼結体を作製する場合は、セラミックスの原料粉や焼結助剤とバインダとを混合し、種々の成形方法を用いて成形体を作製した後、成形体を脱脂用焼成炉に入れ、大気中で加熱して脱脂処理を行う。この後、バインダが除去された脱脂処理後の成形体を焼結用焼成炉に移し、そこで、不活性ガス中あるいは真空中で成形体を高温に焼成し、焼結体を得ている。このように、従来、焼成雰囲気および焼成温度の異なる脱脂工程と焼結工程は、それぞれ別々の焼成炉を用いて行われていた。
したがって、脱脂用焼成炉と、焼結用焼成炉の二つの設備が必要であるため、設備コストに負担がかかるとともに、各焼成炉への材料の搬入、搬出作業や、昇温、降温の温度管理に要する時間が製造コストの負担となっていた。
一方、MIM(Metal Injection Molding)用の焼成炉においては、このような設備コストの低減、および工程の短縮化を目的に、脱脂工程と焼結工程とを一つの炉で行える真空脱脂焼成炉が提案されており(特許文献1)、非酸化物セラミックス用の焼成炉においても、同様な目的で、脱脂工程と焼結工程とを一つの炉で行える焼成炉の使用が望まれている。
特公平6−41610号公報。図1 特開平9−48668号公報。
例えば、半導体製造装置において基板の固定手段として使用されている静電チャックでは、窒化珪素、窒化アルミニウム等の非酸化物セラミックス焼結体が基材として使用されている。静電チャックの基板吸着特性には、セラミックス基材の体積抵抗率が大きく寄与し、この体積抵抗率には、セラミックス基材中の不純物の種類およびその含有量が影響するため、不純物含有量を高精度に調整することが必要である。したがって、焼結体中にバインダ成分が混入したり、これらの不純物濃度が場所により不均一であると、製品性能が阻害される。
また、半導体製造装置において基板の加熱手段として使用されているセラミックスヒータでも、窒化珪素、窒化アルミニウム等の非酸化物セラミックスがセラミックス基材として使用されているが、輻射熱量を増大させるため、あるいは顧客の嗜好にあった外形的美観を具える目的で、黒色化セラミックス基材を使用することが提案されている(特許文献2)。この特許文献2には、黒色化の方法として、窒化アルミニウム焼結体に500ppm〜5000ppmのカーボンを含有させる方法が開示されている。
このように、非酸化物セラミックス焼結体の製造方法では、設備コストの低減、および工程の短縮化を目的に脱脂工程と焼結工程とを連続して実施できる焼成炉を使用することが望まれる一方で、その用途に応じて非酸化物セラミックス焼結体中の不純物含有量を高精度に調整できる焼成炉を使用する必要がある。
しかしながら、特許文献1に開示されているような真空脱脂焼成炉の構成では、バインダ成分が排気管に付着しやすい。また、バインダ成分を含むガスを排気する配管と焼成炉内を真空排気する排気管が共通であるため、排気管に付着したバインダ成分が増加すると、これらの付着物からのガスの影響が無視できず、焼成炉内を所望の真空度が得られにくくなるため、配管のオーバホールが高い頻度で必要となる。さらに、焼成雰囲気中にバインダ成分が混入しやすいため、焼成条件が安定せず、上述するような不純物含有量の高精度な調整が困難であるとともに、所定の不純物含有量の焼結体を再現よく製造することも困難である。
本発明の目的は、焼結体中のカーボン含有量を、再現よく調整できる非酸化物セラミックス焼結体の製造方法を提供することである。
本発明に係る非酸化物セラミックス焼結体の製造方法は、密閉可能なチャンバと、チャンバ内に設けられ、ヒータを備えた加熱室と、チャンバ又は加熱室に接続される第1の排気管と、第1の排気管に接続される第1の真空ポンプと、加熱室に直接接続される第2の排気管と、第2の排気管に接続され、排ガス中のバインダ成分を捕集する捕集装置と、捕集装置を介して第2の排気管に接続される第2の真空ポンプと、チャンバ又は加熱室に接続され、チャンバ内に不活性ガスを供給するガス供給管と、チャンバ内の圧力をモニターする圧力計と、チャンバ内の圧力に応じて、チャンバ内への不活性ガスの供給量を調整するガス流量制御装置と、加熱室と捕集装置との間の第2の排気管を加熱する加熱手段と、捕集装置と第2の真空ポンプとを介して第2の排気管に接続され、排ガス中の有機成分を燃焼する燃焼装置と、加熱室内に載置される被焼結材を一軸方向に加圧する加圧機構とを有する焼成炉のチャンバ内にバインダを含む非酸化物セラミックス成形体を導入し、チャンバ内を減圧する、減圧工程と、チャンバ内に不活性ガスを導入し、不活性ガス雰囲気の減圧条件下で、非酸化物セラミックス成形体をバインダの熱分解に必要な温度に加熱する、脱脂工程と、不活性ガス雰囲気の減圧条件下で、脱脂後の非酸化物セラミックス成形体を焼結に必要な焼成温度にまで加熱する、昇温工程と、不活性ガス雰囲気の大気圧より高い加圧条件下で、非酸化物セラミックスを焼成温度で焼成する、焼結工程とを有する。
以上に説明するように、本発明に係る非酸化物セラミックス焼結体の製造方法によれば、脱脂工程と焼結工程と連続に行うことができるため製造コストを大幅に低減することができるとともに、清浄な焼成雰囲気を再現できるためバインダの残留成分であるカーボン量を精度良く調整でき、安定した品質の焼結体を再現よく製造できる。
本実施の形態に係る焼成炉は、脱脂工程と焼結工程とを連続に実施できる焼成炉であり、バインダ成分を含む排ガス用の排気管と真空排気用の排気管を備えた焼成炉である。以下、図1を参照し、本実施の形態に係る焼成炉の構成について説明する。なお、ここではホットプレス焼結用焼成炉の例を挙げて説明するが、焼成炉の種類に限定はなく、加圧機構のない常圧焼結用焼成炉であってもよい。
図1に示すように、本実施の形態に係る焼成炉は、密閉可能なチャンバ10とこのチャンバ10内に設置された加熱室12とを有する。加熱室12は、カーボンコンポジット板で被覆された炭素繊維マット等の断熱材で囲まれており、その内側に例えば2000℃以上の加熱が可能なグラファイト等のヒータ14が配置されている。なお、加熱室12は完全な密閉状態ではなく、雰囲気圧力はチャンバ10と等しい値を示す。チャンバ10の外壁には冷却水配管が設けられており、冷却水の循環により冷却されている。
チャンバ10外部に設置された架台16には、上下一軸方向の加圧が可能な加圧機構18が固定されており、加熱室12の中央には、この加圧機構に接続された上ラム18aと下ラム18bが配置されている。未焼結材であるバインダを含むセラミックス成形体は、モールド40内にセットされ、下ラム18bの台座に載置される。
チャンバ10には、真空排気用の真空排気管(第1の排気管)20が接続されており、さらに、この真空排気管20には、メカニカルブースターポンプ22、ロータリーポンプ24等の一以上の排気ポンプに接続されている。加熱室12を含むチャンバ10内は、ロータリーポンプ24およびさらにそれよりも高真空用のポンプであるメカニカルブースターポンプ22により、高真空雰囲気にすることができる。なお、使用する排気用ポンプの種類および数には特に限定がなく、ロータリーポンプのみを使用することも可能である。また、メカニカルブースターポンプ22の代わりに拡散ポンプ等を使用することもできる。なお、真空排気管20は、チャンバ10ではなく加熱室12に接続されていてもよい。
一方、チャンバ10には、チャンバ内の圧力をモニターする圧力センサー54が設置されている。また、チャンバ10には、不活性ガス導入管が接続されており、例えば窒素(N2)ガス等の不活性ガスがマスフローコントローラ50を介してチャンバ内に導入される。
チャンバ内への不活性ガスの導入は、チャンバ縦方向における中央から下部の位置に、複数の不活性ガス導入管を円周方向に均等に配置し、各導入管より等量の不活性ガスを導入することが好ましい。こうすることにより、成形体からの脱バインダを均一にむら無くできる。なお、不活性ガス導入管は、チャンバ10でなく加熱室12に接続してもよい。この場合も、脱バインダを均一にむら無く行うためには、加熱室下方の円周方向に均等に複数の不活性ガス導入管を配設することが好ましい。
マスフローコントローラの流量値は、自動制御回路を備えた調節計52によって、圧力センサー54でのモニター値に応じ、チャンバ10内の圧力が一定になるよう調整される。
さらに、チャンバ10にはCO濃度計56が設置されている。このCO濃度計56によれば、チャンバ内のCO濃度をモニターできるため、特に脱脂工程における脱バインダ処理に伴うCO濃度の変化をモニターできる。したがって、所望の脱バインダ状態を得るための脱バインダ処理時間を正確に調整することが可能になる。なお、上記CO濃度のモニターのためには、数%以下のCO濃度測定が可能なCO濃度計56を使用することが好ましい。
本実施の形態に係る焼成炉は、さらに、上述する真空排気管20とは別に、加熱室12内に直結された、バインダ成分を含む排ガスの専用排気管である、脱脂用排気管30(第2の排気管)を有している。脱脂用排気管30は、バインダ成分を捕集するコールドトラップ32に接続されており、さらに、その下流でロータリーポンプ24に接続されている。真空排気管20と脱脂用排気管30には、それぞれ電磁開閉弁21と33が備えられており、脱脂工程では、電磁開閉弁21を閉じ、電磁開閉弁33を開け、脱脂用排気管30を介して排気し、それ以外の工程では、電磁開閉弁21を開け、電磁開閉弁33を閉じ、真空排気管20を介して排気される。
また、加熱室12からコールドトラップ32に至る脱脂用排気管30部分については、周囲にバンドヒータ31等の加熱手段を付設し、配管内を高温に維持し、バインダ成分の凝結を防止している。
コールドトラップ32内では、チラー34で冷却された液が循環し、コールドトラップ32内を通過する排ガスを冷却し、排ガス中に含まれるバインダ成分を液化し、捕集する。
コールドトラップ32は、排気管30aでロータリーポンプ24に接続されている。なお、コールドトラップ32により、排ガス中の大部分のバインダ成分は捕集されるため、バインダ成分の混入によるロータリーポンプ24のオイルの汚染はほとんど生じない。
ロータリーポンプ24の排気管は、ロータリーポンプ24から排出されるオイルミストを捕集するオイルミストトラップ36を介して、排ガス燃焼装置38に接続されている。コールドトラップ32で捕集できず、排ガス中に微量に残ったバインダ成分は、この排ガス燃焼装置38により外部から供給される大気との反応で燃焼される。こうして、排ガスは有機臭を完全に取り除いた後、外部に排気される。
なお、脱脂用排気管30を含む脱脂用排気系統と真空排気管20を含む真空用排気系統を完全に独立にし、それぞれに別のロータリーポンプを備えることも可能であるが、図1に示すように、ロータリーポンプ24およびその下流の排気系統を共通にすることも可能であり、設備コストを低減する上でも好ましい。
以上に説明する本実施の形態に係る焼成炉によれば、脱脂工程中は、加熱室12に直結された脱脂用排気管30を用いて排気を行うため、真空排気管20やメカニカルブースター22等の真空用ポンプがバインダ成分で汚染されるのを防ぐことができる。
また、脱脂用排気管30を介して排気されるバインダ成分を含む排ガスは、コールドトラップ32でバインダ成分を捕集した後にロータリーポンプ24を通過するので、ロータリーポンプのオイルの汚染も防止できる。さらに、加熱室12からコールドトラップ32に至る脱脂用排気管30を加熱しているため、脱脂用排気管30へのバインダ成分の付着を防止することができる。従って、このような本実施の形態に係る焼成炉によれば、バインダ成分による配管やポンプの汚染が少なく、オーバホールの頻度を大幅に低減できるため、メンテナンスコストを抑制することができる。
一方、真空排気管20やチャンバ10内壁へのバインダ成分の付着がほとんど生じないため、バインダ成分による焼成雰囲気の汚染がなく、一定の品質の焼成体を再現よく製造することが可能になる。
なお、脱脂用排気管30は、バインダの滞留を防止する目的で傾斜を設けると更に良い。また、脱脂用排気管30の加熱室12への接続箇所は加熱室12を縦方向に見て中心部、円周方向に見て2個所以上で等配に接続した方が更に好ましい。このような構成とすることにより、成形体からの脱バインダ処理をむらなく均一に進行できるため、焼結体の色むら対策として有効である。
また、図示しないが、さらに、上記真空排気管20と別に、チャンバ10とメカニカルブースター22との間に補助真空排気管を設けても良い。例えばこの補助真空排気管の配管径を、真空排気管20よりも細くすることにより、排気速度を低減できるので、被加熱物が粉末状の場合には、補助真空排気管でゆっくりと排気することにより、急激な排気による粉末の飛散を防止できる。
次に、上述した本実施の形態に係る焼成炉を用いた非酸化物セラミックス焼結体の製造方法について説明する。なお、ここでは、窒化アルミニウムを例にとり、まず、バインダ成分を微量残留させた、黒色窒化アルミニウム焼結体の製造方法について説明する。
窒化アルミニウム粉体、焼結助剤であるイットリア及びバインダを混合し、スラリーもしくは混合粉を作製し、一軸加圧成形、CIP、スリップキャスト、押し出し成形、射出成形等の種々の成形方法を使用して、バインダを含む成形体を作製する。成形体の形状は限定されないが、例えば径200mm〜350mm、厚み約10mmの円盤状の成形体を作製する。また、バインダの種類は、限定されないが、例えば、ポリメタクリル酸アルキル等のアクリル系のバインダを使用する。
次に、バインダを含んだ窒化アルミニウム成形体をモールド40にセットし、これを図1に示す加熱室12内の下ラム18bの台座に載置する。モールドには図示しない上パンチ、下パンチ、スリーブ、スペーサーなどが付帯されており成形体を複数枚セット可能になっている。成形体の脱バインダを効率よく均一に行うため、上パンチ、下パンチに側面にガス溝を設けたり、成形体とスリーブの界面にCクロスなどのカーボンの多孔体を用いたりしてもよい。
チャンバ10を密閉し、真空排気用排気系統を用いてチャンバ10内を減圧にする。即ち、脱脂用排気管30にある電磁開閉弁33を閉じ、真空排気管20の電磁開閉弁21を開いて、まず、ロータリーポンプ24を使用して、チャンバ10内を予備排気する。排気状態が安定したら、メカニカルブースターポンプ22による排気を開始し、メカニカルブースターポンプ22とロータリーポンプ24の2台のポンプによりチャンバ10内を排気する。こうして、チャンバ10および加熱室12内を約0.06Torr(8Pa)程度まで減圧する。この減圧操作により、チャンバ10および加熱室12に付着した水分や酸素がガス化し、排気されるとともに、成形体中に残る水分等も一部蒸発し、排気される。
次に、窒素ガスをマスフローコントローラ50を介してチャンバ10内に供給し、チャンバ10内圧力を約15Torr(2×103Pa)に調整する。このチャンバ10内圧力の調整は、圧力センサー54でチャンバ内圧力をモニターし、この値に基づいて、制御機能を有する調節計52で、マスフローコントローラ50の窒素流量設定値をコントロールする。チャンバ10内の圧力が約15Torr(2×103Pa)程度に安定したら、脱脂工程を開始する。
脱脂工程では、成形体中のバインダの分解温度に応じ、加熱室12内の成形体を500℃〜600℃に昇温し、チャンバ10内を約15Torr(2×103Pa)の窒素雰囲気に維持した状態で脱バインダ処理を行う。この間に分解しガス化したバインダの分解生成物(バインダ成分)は、加熱室12に直結されている脱脂用排気管30を介してロータリーポンプ24により排気される。排気されたバインダ成分はコールドトラップ32で大部分が液化され、捕集される。
図2は、バインダ成分の蒸気圧曲線のデータ例を示すグラフである。例えば、バインダとしてポリメタクリル酸アルキルを使用した場合、熱分解により、n−ブチルメタクリレート、i−ブチルメタクリレート等のバインダ成分ガスが発生する。これらのバインダ成分が、脱脂用排気管30内で凝結せず、しかもコールドトラップ32で効率良く捕集するためには、図2に示す各成分の蒸気圧曲線を参考に、コールドトラップ32の温度および脱脂用排気管30の加熱温度を決定する。例えば、図2のグラフを参考にすれば、脱脂用排気管20内の圧力が15Torr(2×103Pa)である場合、上述するいずれのバインダ成分も凝結しないようにするためには、脱脂用排気管30内温度を約60℃以上に設定することが好ましい。一方、これらのバインダ成分をコールドトラップ32で捕集するには、これらのバインダ成分の蒸気圧をできるだけ低減できる温度、例えば15℃以下、より好ましくは液体窒素温度等に冷却する。
なお、コールドトラップ32で捕集されずに、残ったバインダ成分については、排ガス燃焼装置38によって燃焼されるため、最終的に外部に排出されるガスには、有機成分による臭気は残らない。
脱バインダ処理時間は、通常より短く1時間〜数時間とする。正確な処理時間の調整は、チャンバ10に設置されたCO濃度計56を用いて行う。脱バインダ処理の開始に伴い、バインダの分解によりチャンバ10内のCO濃度が上昇し、やがて飽和する。さらに進行するとCO濃度が減少し、脱バインダが終了する。したがって、チャンバ10内のCO濃度をCO濃度計56によりモニターすることにより、脱バインダの進行状態を正確に把握することができる。例えば完全に脱バインダが終了した時点のCO濃度より、やや高めの濃度、例えば0.01〜1vol%に達したところで、脱バインダ処理を終了させる。すなわち、加熱室の温度を脱バインダ条件である500〜600℃の保持過程を終了し、焼成温度である1600〜1900℃へと昇温過程へ移行する。こうして、成形体に一定量のバインダ成分を残留させるために必要な脱バインダ処理時間を正確に調整できる。
脱脂工程が終了したら、排気ラインを必要に応じて高真空用ラインに切り替える。すなわち、脱脂用排気管30の電磁開閉弁33を閉じ、以降は、真空排気管20の電磁開閉弁21を必要に応じ開閉操作する。
なお、焼成炉を自動運転する場合は、CO濃度計56から出力される電気信号を、図示しない自動制御装置に転送し、そこで、CO濃度をモニターして、予め設定したCO濃度、例えばこの場合は0.01〜1vol%に達したら、ヒータ14の出力を自動的に上昇させ、500℃〜600℃の保持過程から1600℃〜1900℃の焼成過程への昇温過程へと移行操作を行うようにする。また、この移行操作に伴い、排気ラインの切り替えおよび、後述するチャンバ内圧力調整操作も同時に連動して行うように設定しておくことが好ましい。
続いて、チャンバ10内に窒素ガスを導入し、チャンバ内を1.5気圧(1.52×105Pa)の加圧状態に調整する。この加圧状態を維持したまま、加熱室12内を窒化アルミニウムの焼結のために必要な焼成温度である1600℃〜1900℃まで昇温する。このようにチャンバ10内の圧力を1.5気圧の高い圧力状態に維持することにより窒化アルミニウム中に微量残ったバインダのガス化の進行が抑制され、バインダ成分であるカーボンを焼結体中に残留させることができる。
加熱室12が1600℃〜1900℃に達したら、加圧機構18の上ラム18aと下ラム18bとを稼動させ、上下の一軸方向にモールド40内に載置した成形体を、例えば200〜300kg/cm2で加圧する。こうして、1600℃〜1900℃、200〜300kg/cm2の条件で約1時間〜3時間ホットプレス焼結を行う。
焼結が終了したら、上ラム18aと下ラム18bによる加圧を解除し、加熱室12内を冷却し、チャンバ10内を大気圧に戻し、焼結体を取り出す。
上述する製造方法によれば、脱脂工程において、CO濃度計56を用いて、チャンバ内のCO濃度を正確にモニターすることにより所定量のバインダを成形体中に残留させるよう、脱バインダ処理時間を調整するとともに、脱脂工程後、チャンバ10内を加圧状態で維持し、焼結温度まで昇温し、焼成を行うことにより窒化アルミニウム焼結体中のカーボン量を例えば約800ppm程度残留させた黒色窒化アルミニウムを得ることができる。
黒色窒化アルミニウム焼結体の製造方法には、金属紛やカーボン紛を添加させる方法等もあるが、上述するようなバインダ成分を残留させる方法によれば、バインダの持つ良好な分散性により、バインダが均一に窒化アルミニウム成形体中に混合されているため、焼結後に得られた窒化アルミニウム焼結体においても、バインダの残留成分であるカーボンを焼結体中に均一に残留させることができる。従って、場所による色調むらのない良好な黒色焼結体である窒化アルミニウムを製造することができる。
こうして得られた黒色窒化アルミニウム焼結体は、輻射熱量を増大させる効果を持つため、セラミックスヒータの基材として、あるいは顧客の嗜好にあった外形的美観を提供する種々のセラミックス基材として使用できる。
さらに、上述する図1に示す焼成炉によれば、脱脂用排気管30やチャンバ10に、バインダ成分の付着が生じない。従って、従来のように、排気管やチャンバに付着したバインダ成分による焼成雰囲気の汚染等の問題が生じず、再現性が良好な窒化アルミニウムの焼結体を製造することができる。
次に、別の窒化アルミニウム焼結体の製造方法について説明する。ここでは、焼結体中にバインダ成分を残留させない、すなわちカーボンをほとんど含有しない白色もしくは灰白色の窒化アルミニウム焼結体の製造方法について説明する。
黒色焼結体を作製する上述の方法の場合と同様に、バインダを含んだままの窒化アルミニウム成形体をモールド40内にセットし、真空排気管20を介してチャンバ10内を約0.06Torr(8Pa)程度に到達するまで減圧する。この後、排気ラインを真空排気管20から脱脂用排気管30に切り替え、脱脂工程を開始する。
脱脂工程では、成形体中のバインダの分解温度に応じ、加熱室12内の成形体を500℃〜600℃に昇温し、チャンバ10内を約0.6Torr(80Pa)に調整し、上述した黒色焼結体の製造条件に較べ、十分に長い約3時間以上脱バインダ処理を行う。具体的には、CO濃度計56により脱バインダ処理中のチャンバ10内のCO濃度をモニターし、CO濃度が例えば0.1vol%以下に達するまで、脱バインダ処理を行う。
この間、分解しガス化したバインダ成分は脱脂用排気管30を介してロータリーポンプ24により排気される。排気されたバインダ成分はコールドトラップ32により捕集され、コールドトラップ32を通過した排ガスは、さらに、ロータリーポンプ24を経て、外部に排気される。なお、コールドトラップ32で捕集されずに、排ガス中に残ったバインダ成分は、排ガス燃焼装置38によって燃焼される。
脱脂工程が終了したら、排気系ラインを高真空用ラインに切り替える。すなわち、脱脂用排気管30の電磁開閉弁33を閉じ、真空排気管20の電磁開閉弁21を開き、チャンバ10内が0.06Torr(8Pa)程度の真空度に達するまで、メカニカルブースターポンプ22およびロータリーポンプ24を用いて排気を行う。この真空度を維持したまま、加熱室12内を窒化アルミニウムの焼結のための焼成温度である1600℃〜1900℃まで昇温する。このように、脱脂工程後チャンバ内を減圧状態に保って焼成温度まで昇温させることで、脱脂工程で成型体中に残留した少量のバインダ成分もほぼ完全にガス化する。
加熱室12が1600℃〜1900℃に達したら、窒素をチャンバ10内に導入し、1.5気圧(1.52×105Pa)の加圧状態とする。加圧機構18の上ラム18aと下ラム18bとを稼動させ、モールド40内に載置した成形体を、例えば200〜300kg/cm2で上下一軸方向に加圧し、ホットプレス焼成を約1時間〜3時間行う。焼結が終了したら、上ラム18aと下ラム18bによる加圧を解除し、加熱室12内を冷却し、チャンバ内を大気圧に戻し、焼結体を取り出す。
こうして、バインダの残量成分がほとんど残留しない窒化アルミニウム焼結体を得ることができる。上述した黒色焼結体の製造方法の場合と同様に、上述する図1に示す焼成炉によれば、脱脂用排気管30と真空排気管20とを別々に設けており、しかも脱脂用排気管30やチャンバ10内にバインダ成分の凝結が生じない。従って、従来のように、排気管に付着したバインダ成分による焼成雰囲気の汚染等の問題が生じず、再現性が良好な白色または灰白色の窒化アルミニウムの焼結体を製造することができる。
なお、上述する製造方法を使用してセラミックスヒータを作製する場合は、窒化アルミニウムの成形体中に、例えば、抵抗発熱体として、モリブデン(Mo)等の高耐熱性の金属ワイヤを埋設する。また、静電チャックを作製する場合は、窒化アルミニウム成形体中に電極として、メッシュ状のMo電極を埋設するとよい。
セラミックスヒータや静電チャックのように、セラミックス焼結体内に金属体を埋設する場合は、一旦金属体を成形体中に埋設した後は、大気中でのバインダ除去は、金属の酸化を招くため好ましくない。しかし、図1に示す焼成炉を用いた上述する製造方法によれば、脱脂工程から焼成工程まで不活性雰囲気中で進行するので、電極の酸化を防止することもできる。
以上、図1に示す焼成炉を用いた窒化アルミニウム焼結体の製造方法について説明したが、上述する焼成炉は、窒化珪素、炭化珪素、サイアロン等あるいは、これらの複数の非酸化物セラミックスのコンポジット等、種々の非酸化物セラミックスの焼結用焼成炉として使用することができる。
例えば、窒化珪素焼結体を作製する場合には、窒化珪素粉体とMgOや、Al23およびCeO2等の焼結助剤紛を混合し、種々の成形方法を用いてバインダを含む成形体を作製する。その後、このバインダを含む成形体を図1に示す焼成炉内の加熱室12に載置し、上述する方法と同様な手順で脱脂および焼結を行う。焼結工程における、焼成温度および焼成時間は、1700℃〜1800℃、約1時間〜数時間とするとよい。
また、サイアロンの焼結体を作製する場合には、窒化珪素、窒化アルミニウム、アルミナもしくは二酸化珪素の各粉末およびバインダを加えて、種々の方法を用いて成形体を作製し、窒化珪素と同様な焼成条件を用いて焼結を行う。
さらに、炭化珪素の焼結体を作製する場合は、炭化珪素に焼結助剤であるBCを用いてバインダを含む成形体を作製し、その後、このバインダを含む成形体を図1に示す焼成炉内の加熱室12に載置し、上述する方法と同様な手順で脱脂および焼成を行う。焼成温度および焼成時間は、2000℃〜2200℃、約1時間〜5時間とする。
以上、実施の形態および実施例に沿って本発明の非酸化物セラミックス焼結用焼成炉および非酸化物セラミックス焼結体の製造方法について説明したが、本発明は、これらの実施の形態および実施例の記載に限定されるものでない。種々の改良および変更が可能なことは当業者には明らかである。
なお、上述する例では、成形体を脱脂および焼結させているが、成形体に限らず、バインダを含む粒状体の脱脂および焼結するために本発明の焼成炉を使用することもできる。さらに、本発明の焼成炉は、金属粉や金属成型体の焼結にも使用できる。焼成炉のヒータおよび加熱室の断熱材として耐酸性の材料を使用すれば、酸化物セラミックスの焼結体の製造に使用することも可能である。
本発明の実施の形態に係る焼成炉を示す概略構成図である。 バインダ成分の蒸気圧曲線を示すグラフである。
符号の説明
10 チャンバ
12 加熱室
14 ヒータ
16 架台
18 圧力機構
18a 上ラム
18b 下ラム
20 真空排気管
21 電磁開閉弁
22 メカニカルブースターポンプ
24 ロータリーポンプ
31、31a 脱脂用排気管
32 コールドトラップ
34 チラー
36 オイルミストトラップ
38 排ガス燃焼装置
40 モールド
50 マスフローコントローラ
52 調節計
54 圧力センサー

Claims (3)

  1. 密閉可能なチャンバと、チャンバ内に設けられ、ヒータを備えた加熱室と、チャンバ又は加熱室に接続される第1の排気管と、第1の排気管に接続される第1の真空ポンプと、加熱室に直接接続される第2の排気管と、第2の排気管に接続され、排ガス中のバインダ成分を捕集する捕集装置と、捕集装置を介して第2の排気管に接続される第2の真空ポンプと、チャンバ又は加熱室に接続され、チャンバ内に不活性ガスを供給するガス供給管と、チャンバ内の圧力をモニターする圧力計と、チャンバ内の圧力に応じて、チャンバ内への前記不活性ガスの供給量を調整するガス流量制御装置と、加熱室と捕集装置との間の前記第2の排気管を加熱する加熱手段と、捕集装置と前記第2の真空ポンプとを介して第2の排気管に接続され、排ガス中の有機成分を燃焼する燃焼装置と、加熱室内に載置される被焼結材を一軸方向に加圧する加圧機構とを有する焼成炉のチャンバ内にバインダを含む非酸化物セラミックス成形体を導入し、チャンバ内を減圧する、減圧工程と、
    チャンバ内に不活性ガスを導入し、不活性ガス雰囲気の減圧条件下で、非酸化物セラミックス成形体をバインダの熱分解に必要な温度に加熱する、脱脂工程と、
    不活性ガス雰囲気の減圧条件下で、脱脂後の非酸化物セラミックス成形体を焼結に必要な焼成温度にまで加熱する、昇温工程と、
    不活性ガス雰囲気の大気圧より高い加圧条件下で、前記非酸化物セラミックスを前記焼成温度で焼成する、焼結工程と
    を有し、脱脂工程と焼結工程を同一チャンバ内で連続して行うことを特徴とする非酸化物セラミックス焼結体の製造方法。
  2. 脱脂工程後にチャンバ内圧力を大気圧より高くして焼成温度まで昇温し、チャンバ内圧力が大気圧より高い状態で焼成することを特徴とする請求項1に記載の非酸化物セラミックス焼結体の製造方法。
  3. 脱脂工程後もチャンバ内圧力を減圧状態とし、減圧下で焼成温度まで昇温し、焼成温度に到達後チャンバ内圧力を大気圧より高くして焼成することを特徴とする請求項2に記載の非酸化物セラミックス焼結体の製造方法。
JP2008076589A 2008-03-24 2008-03-24 非酸化物セラミックス焼結体の製造方法 Pending JP2008201670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008076589A JP2008201670A (ja) 2008-03-24 2008-03-24 非酸化物セラミックス焼結体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008076589A JP2008201670A (ja) 2008-03-24 2008-03-24 非酸化物セラミックス焼結体の製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003021739A Division JP2004231463A (ja) 2003-01-30 2003-01-30 焼成炉および非酸化物セラミックス焼結体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008201670A true JP2008201670A (ja) 2008-09-04

Family

ID=39779552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008076589A Pending JP2008201670A (ja) 2008-03-24 2008-03-24 非酸化物セラミックス焼結体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008201670A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180155A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 日本電産株式会社 真空脱脂焼結炉
JP2021038893A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 島津産機システムズ株式会社 熱処理炉
CN113758266A (zh) * 2020-06-05 2021-12-07 株式会社岛津制作所 脱脂炉及脱脂方法
KR20220091305A (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘티메탈 주식회사 압전세라믹 소결체의 제조방법 및 이에 따라 제조된 압전세라믹 소결체
JP7398032B2 (ja) 2020-02-28 2023-12-14 島津産機システムズ株式会社 工業炉
JP7414205B2 (ja) 2022-07-28 2024-01-16 島津産機システムズ株式会社 熱処理装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6350272Y2 (ja) * 1983-12-30 1988-12-23
JPH0587459A (ja) * 1991-04-30 1993-04-06 Dia Shinku Kk 真空熱処理炉
JPH0523540Y2 (ja) * 1987-09-21 1993-06-16
JPH0641610A (ja) * 1992-07-28 1994-02-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 真空脱脂焼結炉とそれを用いた脱脂方法
JPH07109181A (ja) * 1993-10-15 1995-04-25 Sumitomo Electric Ind Ltd C/c複合材の焼成方法及び加圧焼成装置
JPH11311483A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Shimazu Mectem Kk 熱処理炉

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6350272Y2 (ja) * 1983-12-30 1988-12-23
JPH0523540Y2 (ja) * 1987-09-21 1993-06-16
JPH0587459A (ja) * 1991-04-30 1993-04-06 Dia Shinku Kk 真空熱処理炉
JPH0641610A (ja) * 1992-07-28 1994-02-15 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 真空脱脂焼結炉とそれを用いた脱脂方法
JPH07109181A (ja) * 1993-10-15 1995-04-25 Sumitomo Electric Ind Ltd C/c複合材の焼成方法及び加圧焼成装置
JPH11311483A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Shimazu Mectem Kk 熱処理炉

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018180155A1 (ja) * 2017-03-28 2018-10-04 日本電産株式会社 真空脱脂焼結炉
CN110494237A (zh) * 2017-03-28 2019-11-22 日本电产株式会社 真空脱脂烧结炉
CN110494237B (zh) * 2017-03-28 2022-03-08 日本电产株式会社 真空脱脂烧结炉
JP2021038893A (ja) * 2019-09-04 2021-03-11 島津産機システムズ株式会社 熱処理炉
JP7238248B2 (ja) 2019-09-04 2023-03-14 島津産機システムズ株式会社 熱処理炉
JP7398032B2 (ja) 2020-02-28 2023-12-14 島津産機システムズ株式会社 工業炉
CN113758266A (zh) * 2020-06-05 2021-12-07 株式会社岛津制作所 脱脂炉及脱脂方法
KR20220091305A (ko) * 2020-12-23 2022-06-30 엘티메탈 주식회사 압전세라믹 소결체의 제조방법 및 이에 따라 제조된 압전세라믹 소결체
KR102511102B1 (ko) * 2020-12-23 2023-03-16 엘티메탈 주식회사 압전세라믹 소결체의 제조방법 및 이에 따라 제조된 압전세라믹 소결체
JP7414205B2 (ja) 2022-07-28 2024-01-16 島津産機システムズ株式会社 熱処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008201670A (ja) 非酸化物セラミックス焼結体の製造方法
CN103180266B (zh) 静电卡盘
JP5023093B2 (ja) セラミック材料の高周波誘導加熱装置及びこれを利用する非加圧焼結方法
JP2009173537A (ja) 高純度・低比抵抗の静電チャック
JP2010257956A (ja) セラミックヒータ及びその製造方法
JP2004231463A (ja) 焼成炉および非酸化物セラミックス焼結体の製造方法
JP4493264B2 (ja) 窒化アルミニウム質セラミックス、半導体製造用部材および耐蝕性部材
WO2010001796A1 (ja) 希土類元素ホウ化物部材およびその製造方法
KR101151209B1 (ko) 머시너블 흑색 세라믹 복합체 및 그 제조방법
TWI751709B (zh) 耐火物
US20160016807A1 (en) Reaction Bonded Silicon Carbide Bodies Made From High Purity Carbonaceous Preforms
JP2007131936A (ja) 真空浸炭炉のバーンアウト方法
WO2017034119A1 (ko) 열간 가압 소결에 의한 투광성 이트리아의 제조 방법
JP2002220282A (ja) 窒化アルミニウム焼結体とその製造方法
JP4382919B2 (ja) シリコン含浸炭化珪素セラミックス部材の製造方法
JP4073558B2 (ja) 窒化硼素焼結体の製造方法
JP3998831B2 (ja) 超硬合金の製造方法
JPH0465361A (ja) 炭化珪素ヒーター及びその製造方法
KR101151208B1 (ko) 머시너블 세라믹 복합체 및 그 제조방법
JP5002087B2 (ja) クロミア焼結体とその製造方法
JP4336055B2 (ja) 窒化アルミニウム質焼結体およびその製造方法
JPH076745B2 (ja) 熱間静水圧加圧処理装置
JP4453068B2 (ja) セラミックス製トレイ
Park et al. Endothermic reactions between mullite and silicon carbide in an argon plasma environment
JP2024064988A (ja) 焼結体及びこれを含む部品

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090629

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110930

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111025