JP2008195027A - インクジェット記録装置及びその記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ヘッドの異常昇温を防止し、ヘッドの高寿命化及び吐出安定性を確保する。
【解決手段】 インクジェット記録装置であって、複数のノズル列と、前記複数のノズル列の端部に備えられた第1の温度測定素子と、前記複数のノズル列の中間部に備えられた第2の温度測定素子とを備えた記録ヘッドを有する。また、前記第1の温度測定素子により測定された温度が予め定められた温度範囲である場合に記録を開始するよう制御し、前記第2の温度測定素子により測定された温度が予め定められた上限温度以下となるよう前記記録ヘッドによる動作を制御する。また、前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が予め定められた閾値以上となった場合に、記録を一時停止する。さらに、記録停止後に前記記録ヘッドの回復動作を行うよう前記インクジェット記録装置の回復手段を制御する。
【選択図】 図1
Description
インクジェット記録装置に用いられる吐出方法は種々知られているが、中でもインクに熱エネルギーを与えこれによって発生する気泡の膨張に伴ってインクを吐出する方式は、高解像度、コンパクト化、低騒音、高速記録等の多くの利点を有している。このため、この方式の種々の記録ヘッドが開発されている。
上記の記録ヘッドを用いて、記録時には、複数の電気熱変換素子に対して画像データに基づいて選択的に駆動パルス信号を供給し、個々の電気熱変換素子に対応したノズルよりインクを選択的に吐出させて所望の画像を形成させる。
上記のような電気熱変換素子を用いた記録ヘッドは吐出動作に伴ってインクを発泡させる為の熱エネルギーを発生させるので、各ノズル内で発熱する。この発熱により生じた熱は、その大部分は吐出されたインクと共に大気中へ放熱されるものの、一部記録ヘッド内にも蓄熱され、記録ヘッド及び共通液室内のインクを昇温させる。
そこで、従来の記録ヘッドの構成として、電気熱変換素子等である発熱体の下部の一部に熱伝導率が大きい層を設ける事により発熱体の一部に生じたピーク温度を他の部分に逃がすことで下げる構成が開示されている(特許文献3参照)。更に記録ヘッドに温度測定手段を設けて温度を測定することで、記録ヘッドにインクが無い状態で吐出動作を行った場合に生じる異常昇温を検知する技術(特許文献4参照)、記録画像から昇温量を予測する技術(特許文献5参照)などが提案されている。
前記第1の温度測定素子により測定された温度が予め定められた温度範囲である場合に記録を開始するよう制御し、前記第2の温度測定素子により測定された温度が予め定められた上限温度以下となるよう前記記録ヘッドによる動作を制御する記録制御手段と、
前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が予め定められた閾値以上となった場合に、記録を一時停止する記録停止制御手段と、
前記記録停止制御手段による記録停止後に前記記録ヘッドの回復動作を行うよう前記インクジェット記録装置の回復手段を制御する回復制御手段と、
を有することを特徴とするインクジェット記録装置である。
前記第1の温度測定素子により測定された温度が予め定められた温度範囲である場合に記録を開始する記録開始工程と、
前記第2の温度測定素子により測定された温度が予め定められた上限温度以下となるよう前記記録ヘッドによる動作を制御する記録制御工程と、
前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が予め定められた閾値以上となった場合に、記録を一時停止する記録停止工程と、
前記記録停止工程による記録停止後に前記記録ヘッドの回復動作を行う回復工程と、
を有することを特徴とする記録方法である。
図10は本発明で好適に使用されるシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置(以下、記録装置とも言う)の一例の斜視図を示している。
図11は図10に示した記録装置の制御構成を示すブロック図である。
図9を用いて記録ヘッド200(200K〜200Y)のノズルの配置について詳細に説明する。
記録動作について図10を用いて説明すると、ホスト装置から記録命令を受け取ると記録媒体106は、紙送りローラ108及び給紙ローラ107によって給紙され記録位置にセットされる。その後、記録ヘッドユニット101A、101Bを搭載したキャリッジ102が、ガイド軸104及び105に沿って往復動作する。その際に画像データに基づいて記録ヘッド200(200K〜200Y)の各ノズルに設けられた電気熱変換素子20に駆動パルス信号が印加され、該個々のノズルから画像データに基づいたインクを吐出させ画像形成を行う。記録ヘッドの走査と記録媒体の搬送とを交互におこない、記録媒体に対する記録動作が行われる。
次に本発明の特徴の1つである温度センサ210としての温度測定素子の位置についてブラック(K)用の記録ヘッドを代表に取り上げ説明する。
次に駆動パルス信号の一例を示す。
上記構成の記録ヘッドにおいて、4plの液滴サイズ、25kHzの駆動周波数で、全ノズル50%間引いて記録したところ、温度測定素子210Aと210Bでの測定温度の差は約20℃であった。これに対して、インク液室に極端に気泡が入っている以外同じ条件で記録した場合は、ノズル列中央部は瞬時に昇温し、ノズル列端部との温度差ΔTは、30℃以上にも達した。
21 ノズル
22 インク液室
109 回復手段
200 記録ヘッド
210 温度センサ
210A 温度測定素子
210B 温度測定素子
210C 温度測定素子
600 コントローラ
Claims (7)
- 電気熱変換素子を有し共通のインク液室からインクを供給する複数のノズルを一方向に配列させ前記ノズルの配列方向と直交する方向に平行に備えられた複数のノズル列と、前記複数のノズル列の端部に備えられた第1の温度測定素子と、前記複数のノズル列の間に挟まれる位置であり且つ前記ノズルの配列方向の中間部に備えられた第2の温度測定素子とを備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
前記第1の温度測定素子により測定された温度が予め定められた温度範囲である場合に記録を開始するよう制御し、前記第2の温度測定素子により測定された温度が予め定められた上限温度以下となるよう前記記録ヘッドによる動作を制御する記録制御手段と、
前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が予め定められた閾値以上となった場合に、記録を一時停止する記録停止制御手段と、
前記記録停止制御手段による記録停止後に前記記録ヘッドの回復動作を行うよう前記インクジェット記録装置の回復手段を制御する回復制御手段と、
を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 予め定められた複数の前記記録ヘッドの駆動パルスと、前記記録ヘッドの温度と複数の前記駆動パルスを対応させた駆動パルステーブルとを格納した記憶手段をさらに有し、
前記インクジェット記録装置は、前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との平均温度に対応する駆動パルスで記録を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記第1の温度測定素子は、前記ノズル列の両端に夫々備えられ、
前記第1の温度測定素子により測定された温度は、前記両端に備えられた夫々の第1の温度測定素子により測定された温度の平均値であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインクジェット記録装置。 - 前記ノズル各々の単位時間あたりの吐出回数を計測する計測手段をさらに有し、
前記回復制御手段は、単位時間あたりの吐出回数が予め定められた上限回数を超えるノズルが有る場合に、前記回復動作を行うことを抑止することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録制御手段は、前記回復制御手段による回復動作終了後に、前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が前記閾値よりも小さくなった場合に記録を再開することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
- 前記インクジェット記録装置は、前記記録ヘッドを往復走査して記録を行うインクジェット記録装置であり、
前記記録停止制御手段は、前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が予め定められた閾値以上となった場合に、前記閾値以上となった際の走査終了後に記録を一時停止することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。 - 電気熱変換素子を有し共通のインク液室からインクを供給する複数のノズルを一方向に配列させ前記ノズルの配列方向と直交する方向に平行に備えられた複数のノズル列と、前記複数のノズル列の端部に備えられた第1の温度測定素子と、前記複数のノズル列の間に挟まれる位置であり且つ前記ノズルの配列方向の中間部に備えられた第2の温度測定素子とを備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置の記録方法であって、
前記第1の温度測定素子により測定された温度が予め定められた温度範囲である場合に記録を開始する記録開始工程と、
前記第2の温度測定素子により測定された温度が予め定められた上限温度以下となるよう前記記録ヘッドによる動作を制御する記録制御工程と、
前記第1の温度測定素子により測定された温度と前記第2の温度測定素子により測定された温度との差が予め定められた閾値以上となった場合に、記録を一時停止する記録停止工程と、
前記記録停止工程による記録停止後に前記記録ヘッドの回復動作を行う回復工程と、
を有することを特徴とする記録方法。
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