JP2008194724A - ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤおよび亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法 - Google Patents

ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤおよび亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 耐食性が良好で、ブローホールやピットの発生が極めて少なく、溶接作業性が良好なステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤおよび亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼の溶接方法を提供する。
【解決手段】 金属外皮内にフラックスを充填してなるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、金属外皮およびフラックス中にワイヤ全質量に対して質量%で、C:0.01〜0.05%、Si:0.10〜0.45%、Mn:0.2〜1.0%、Cr:13〜20%、Nb:0.5〜1.0%、Cu:0.01〜0.3%、Al:0.2〜0.8%、Ti:0.1〜0.8%を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする。また、前記ガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを用いて亜鉛めっき鋼板または亜鉛めっき棒鋼とステンレス鋼板の重ね継手、T継手またはフレア継手溶接を行うことも特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ステンレス鋼板または亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接に使用され、溶接割れが発生せず、溶接金属中または表面にブローホールまたはピットの発生が極めて少く、タッチアップ等の後処理を行わなくとも耐食性が良好で、溶接作業性が良好なガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤおよび亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法に関する。
近年、自動車排気系部品特に、排気マニフォルドは、燃費向上や軽量化の動きの中で厚肉構造の耐熱鋳物から薄板や薄肉鋼管を利用した溶接構造物へと変遷し、これによりフェライト系ステンレス鋼板の使用量が拡大した。これまで、フェライト系ステンレス鋼板としてSUS430LX(低C―17%Cr−Nb)等が用いられてきた。現在は、高価なCr量を低減して1%程度のSiを含有させることにより耐酸化性や高温強度の確保を図った新しいタイプのSUS425、SUS429(低C−1%Si−13〜15%Cr−Nb系)等が開発され、この種の低コスト指向フェライト系ステンレス鋼の適用が急増してきている。溶接方法としては、シールドガスとしてAr−2%OやAr−20%COを用いたミグまたはマグ溶接の適用例が多い。また、Nbを含まないSUS430L系溶接用ワイヤも適用されているが、炭酸ガスを含むシールドガスを用いたマグ溶接ではシールドガスからのCのピックアップの影響によりフェライト相とその粒界の一部がマルテンサイト変態した二相組織となり、繰返し熱サイクルを伴う環境下では、熱疲労特性にも難があった。
フェライト系ステンレス鋼板の溶接で溶接割れを軽減するために、鋼中のP、S等の不純物元素を抑制することは周知の事実であるが、その低減には経済的にも限界があり、十分な効果が得られなかった。さらに、従来から種々のフェライト系ステンレス鋼板の溶接用ワイヤが提案されている。これらは溶接ワイヤ中に微細化元素の添加を行って、力学的あるいはミクロ偏析の見地から溶接割れ感受性の低下を図ろうというものである。例えば、溶接ワイヤ中に微細化元素であるTi、Al、Nを添加したソリッドワイヤが開示されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、このような微細化元素の添加を行うだけの手法では、溶接割れは防止できるが、耐酸化性に極めて有害なNを添加することから、窒化アルミ(AlN)を酸化皮膜上に形成する。窒化アルミ自体は耐酸化性の効果を持たないことから、これを起点として酸化が進行し異常酸化現象を生じさせることが知られており、溶接金属の清浄度を悪くさせ結果的に耐食性を損なうことになる。
一方、めっき鋼板は、建築、橋梁、自動車などの分野において構造物材の耐食性向上の観点から幅広く用いられている。従来構造物の耐食性向上については、非めっき材を溶接し、その後、亜鉛またはクロム系合金浴に浸漬し、鋼材および溶接部表面に付着させ、構造物全体の耐食性を確保する方法が用いられてきた。しかし、この方法では溶接した後にめっき工程が行われるため、生産性が劣るとともに、めっき浴等の設備が必要になり、製造コストを増加させる原因になっていた。最近では、あらかじめめっきが施された鋼板を溶接し、製造を行う方法が適用されるようになってきた。しかし、亜鉛めっき鋼板を溶接して構造物を製造する場合には、めっき鋼板および溶接材料が溶融凝固して形成された溶接金属では、めっき層が蒸発離散するため、溶接部の耐食性が劣化するという課題があった。このため従来、亜鉛めっき鋼板を溶接して溶接構造物を製造する場合は、溶接部の耐食性を確保するために、JIS Z 3312 YGW11やJIS Z 3313 YFW−C50DR等の炭素鋼ワイヤを適用した溶接部に、タッチアップと呼ばれる刷毛塗りやスプレーによる補修塗装が行われているが、溶接後に塗装作業が必要となるため構造物の生産性の低下をもたらすという課題があった。また、溶接部表面に塗装した防食塗料は永年の使用環境において剥離し、特に塗装が困難である狭隘な個所の耐食性は不十分であった。
ある建設物において、ステンレス鋼板のみまたは亜鉛めっき鋼板のみの構造物はほとんど存在しない。排気系部品を車両本体に装着する際、排気系部品に亜鉛めっきを施した棒状のハンガ−を接合し、車両に取り付けている。上述した通り、排気系部品にはフェライト系ステンレス鋼板が主流であり、JIS Z 3312 YGW11やJIS Z 3313 YFW−C50DR等の炭素鋼ワイヤを用いると、溶接金属が完全なマルテンサイト組織となり、溶接割れが発生することは必至である。このため溶接部に耐食性をもたせるためステンレス鋼溶接材料を使用されるケースが多くなっている。例えば、ステンレス鋼と炭素鋼の異材すみ肉溶接において健全な溶接金属が得られるとしているが(例えば、特許文献2参照)、炭素鋼に塗装処理が施されている異材すみ肉溶接においてはその健全性が得られなし、Niを9%程度、Crを28%程度含有しており、非常に高価で製造コストが上がり実用的ではない。また、ハンガーの鋼種をステンレス鋼板に変更することが検討されているが、これも製造コストが上がり実用的ではない。また、最近、環境問題等により、六価クロム規制が始まり、めっき方法がクロムめっきから亜鉛めっきへとめっき方法が変更されてきているが、耐食性の観点から、亜鉛めっき付着量が厚めっき傾向にある。そのため従来使用されてきた安価なステンレス鋼ソリッドワイヤを用いても溶接金属中に多量の気孔欠陥(ブローホールまたはピット)が発生し、腐食環境下で生じた孔食や粒界腐食が、それを起点として溶接金属を貫通する割れへと進展する可能性がある。
特開2001−219291号公報 特開平7−155989号公報
本発明は、ステンレス鋼板または亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板を溶接する場合において、耐食性が良好で、ブローホールやピットの発生が極めて少なく、溶接作業性が良好なステンレス鋼溶接用フラックス入りワイヤおよび亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法を提供することを目的とする。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1)金属外皮内にフラックスを充填してなるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、金属外皮およびフラックス中にワイヤ全質量に対して質量%で、
C:0.01〜0.05%、
Si:0.1〜0.45%、
Mn:0.2〜1.0%、
Cr:13〜20%、
Nb:0.5〜1.0%、
Cu:0.01〜0.3%、
Al:0.2〜0.8%、
Ti:0.1〜0.8%、
アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩の1種または2種以上:0.05〜0.25%を含有し、
N:0.015%以下で、残部はFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とする。
(2)ワイヤ全質量に対して質量%で、C:0.01〜0.03%を含有し、Ni:0.2%以下であることを特徴とする(1)記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにある。
(3)亜鉛めっき鋼板または亜鉛めっき棒鋼とステンレス鋼板の重ね継手、T継手またはフレア継手を(2)記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを用いて溶接を行うことを特徴とする。
(4)Arに5体積%以下のOまたはArに25体積%以下のCOを混合したガスおよび溶接電源にパルス波形制御を用いることを特徴とする(3)記載の亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法にある。
本発明のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤおよび亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法によれば、ステンレス鋼または亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板を溶接する場合において、溶接後めっき処理工程が不用で、耐食性が良好で、ブローホールやピットの発生が極めて少なく、溶接作業性が良好であり、高能率で高品質な溶接部を低コストで製造することができる。
以下、本発明におけるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ全質量に対する含有成分の組成限定理由について説明する。
C:0.01〜0.05質量%
Cは、Crと炭化物を形成し、溶接金属の高温酸化性および耐塩害腐食性を低下させる。一方、Cはオーステナイト安定化元素としてフェライトの成長を抑制し、Nbと炭化物を形成して等軸晶の生成に有効で、溶接割れの抑制に効果がある。Cが0.01質量%(以下、%という。)未満の場合、等軸晶の生成効果が期待できない。Cが0.05%を超えると、溶摘移行がスムーズに行かずスパッタ発生量が増大する。また、溶接金属の耐酸化性を低下させる。
さらに、亜鉛めっき鋼板または亜鉛めっき棒鋼(以下、亜鉛めっき鋼板という。)とステンレス鋼板との溶接を行う場合は、異材溶接となり溶接金属にマルテンサイト組織が析出する可能性があり、オーステナイト安定化元素の添加を抑える必要がある。特に、Cは割れ感受性を最も敏感にする元素であるため、COガスを含有するシールドガスの使用を想定し、Cを0.03%以下とする。
Si:0.1〜0.45%
Siは、フェライト安定化元素として溶接金属の柱状組織の粗大化を促進する作用があり、さらに脱酸効果があり酸化物として粒界に偏析して脆弱化させる作用も有するため、梨型ビード形状割れと延性低下での割れによる溶接割れ感受性を高める元素である。
一方、SiはCrとの共存で耐酸化性を改善する作用がある。また、アーク安定性やビード形状を良化させる作用も有する。Siが0.1%未満では、溶接金属の耐酸化性およびアーク安定性やビード形状を良化させる作用が不十分である。0.45%を超えると、耐溶接割れ性が劣化する。また、亜鉛めっきから発生する蒸気と結合し、ピット発生の要因となる。
Mn:0.2〜1.0%
Mnは、高融点のMnSを形成して高温割れ抑制に有効である。0.2%未満ではその効果が不十分であり、1.0%を超えると、溶接金属の高温酸化性を劣化させる。また、溶接金属を硬化させるとともに、亜鉛めっき鋼板の溶接する際に発生する蒸気を溶接金属内に閉じ込めやすくなり、ブローホールの原因となるため、上限を1.0%とする。
Cr:13〜20%
Crは、フェライト系ステンレス鋼の主要な元素である。Crは、高温でCr主体の酸化物を形成し、緻密で酸素の拡散が阻止できるので、耐酸化性の機能を発揮する。また、高温強度および耐塩害腐食性などの耐食性を確保する上でも必須である。Crが13%未満だとマルテンサイト組織が析出しやすくなり溶接割れを助長する。一方、20%を超えると溶接金属の延性低下が懸念され耐溶接割れ性が劣化する。
Nb:0.5〜1.0%
Nbは、溶接金属のミクロ組織改善と梨型ビード形状割れの抑制に最も効果がある。Nbは、炭素および窒素と結合してフェライト形成核となる炭窒化物を生成する成分であり、炭窒化物を生成させ結晶粒の微細化および高温強度の改善が見込まれる。その効果を得るためには、炭素含有量の7倍の添加が必要であり0.5%以上とする。しかし、過剰な添加は、低融点のNbCを粒界に過剰形成させ、かえって溶接割れ感受性を高める作用があるため、上限を1.0%以下とする。
Cu:0.01〜0.3%
Cuは、溶接時の溶融池の粘性を下げる効果があり、本発明のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、C、Siの添加を低く抑えているため溶接ビード形状を改善させる。また、亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板との溶接を行う場合、Crを含有していない亜鉛めっき鋼板では、溶接金属のCr量が減少して耐食性が劣化するが、Cuを含むことによって溶接金属組織中の粒内を強化し、全面腐食の発生を抑制する効果がある。Cuが0.01%未満だとこの効果が期待できない。一方、0.3%を超えると溶接金属の融点が下がり、溶接割れを助長するとともに、重ね継手、T継手およびフレア継手の溶接時、溶接ビード形状が劣化する。
Al:0.2〜0.8%
Alは、等軸晶の生成には必須元素である。溶接金属の脱酸作用により酸化物を形成し、この酸化物が等軸晶の生成を促進して梨型ビード形状割れを防止する作用を有する。Alが0.2%未満では、これら効果は不十分である。一方、0.8%を超えると、スパッタ発生量が多くなり好ましくない。
Ti:0.1〜0.8%
Tiは、脱酸効果と等軸晶の生成に有効な元素である。等軸晶生成のメカニズムはAlと同じであり梨型ビード形状割れ防止する作用を有する。また、アーク安定性を良化させる作用がある。Tiが0.1%未満では、これら効果は不十分である。一方、0.8%を超えると、アーク吹付け力が過剰となり、スパッタ発生量が多くなるとともにビードが凸形状となるので好ましくない。
アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩の1種または2種以上:0.05〜0.25%
NaCO,KCO,LiCO等のアルカリ金属炭酸塩およびCaCO,BaCO等のアルカリ土類金属炭酸塩は、アーク安定性作用とアーク集中性を高める。その効果は0.05%未満では得られない。一方、0.25%を超えると、アークの集中性が強すぎてスパッタ発生量が多くなる。したがって、本発明ではアルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩の1種または2種以上の含有量を0.05〜0.25%とした。
N:0.015%以下
Nは、オーステナイト安定化元素してフェライト相析出を抑制する効果がある。しかし、本発明の対象とする金属組織は、フェライト単相組織であり溶接のままの状態では延性が少なく、オーステナイト安定化元素であるNの添加は、更なる延性劣化の要因となる。亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板との溶接を行う場合、異材溶接となり溶接金属にマルテンサイト組織が析出する可能性があり、耐食性が劣化するためオーステナイト安定化元素の添加を抑える必要がる。また、亜鉛めっき鋼板を溶接する際に発生する蒸気とともにブローホールの原因となるため、0.015%以下とする。
Ni:0.2%以下
Niは、オーステナイト安定化元素であり、溶接金属組織中のオーステナイト相を安定化させ溶接金属の延性を得るが、非常に高価な原料であり、コスト上昇にもつながる。特に、亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板との溶接を行う場合、異材溶接となり溶接金属にマルテンサイト組織が析出する可能性があり、耐食性が劣化してしまう。また、多量の添加はP、S等の割れに有害な微量成分の偏析を促進し、溶接割れが発生しやすくなるため0.2%以下とする。
Arに5体積%以下(ただし、0%は含まない)のOまたはArに25体積%以下(ただし、0%は含まない)のCOを混合したガス
Arガスを主体とした混合ガスは、溶接金属組織の清浄度が上がり耐食性が向上する。また、溶接時のアークを安定させ、溶接作業性を良好にする効果がある。Arに5%を超えるOを混合したガスを用いると、溶接金属中にTi、Si等と結合した酸化物が溶接部表面に多量に発生し、ビード外観を損ないビード形状を劣化させる。Arに25%を超えるCOを混合したガスを用いると、アークがグロビュール移行となりスパッタが多量に発生し溶接作業性を劣化させる。また、亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼の溶接の場合、異材溶接となりマルテンサイト組織が析出する可能性があるため、ワイヤ成分を規定してもシールドガス中のCのピックアップにより、組織変態の要因となるとともに耐食性を劣化させる要因となる。
溶接電源のパルス波形制御
パルス波形制御によって溶接を行うことにより、アークが安定し、スパッタの飛散の少ない良好な溶接作業性が得られる。亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接時には、パルスの振幅により発生した振動が、亜鉛めっきが蒸発して発生した気泡を溶融池に浮上させ、ブローホールおよびピットの発生を抑制する効果がある。インバータ制御またはサイリスタ制御の溶接電源を使用しても、溶融池に与える振動が小さくなるためブローホールおよびピットの発生を抑制する効果が得にくい。
なお、本発明のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいては、上記成分以外の成分組成は、特に規定されない。従って溶着金属の化学組成、機械的性質および溶接作業性を考慮して、Mo、W等の組成を種々に調整できる。しかし、高温割れを助長するPおよびSはできるだけ少ないのが好ましく、Pは0.025%以下、Sは0.015%以下でP+Sで0.030%以下であることが好ましい。
フラックスの充填率は特に限定はしないが、溶接作業性の安定および溶接金属の機械的性質を考慮して、ワイヤ全質量対し18%以上、ワイヤ製造時の断線等を防止するため23%以下であることが好ましい。
また、フラックス入りワイヤの断面形状は、図1(a)に形状例を示すように、外皮1内にフラックス2を内包した合わせ目3がなくとも、図1(b)〜(d)に示すように合わせ目3がある形状のフラックス入りワイヤいずれも使用することができる。
また、Cuの添加に関しては、金属外皮中およびフラックス中に添加する方法とは別に、ワイヤ表面にCuめっきを施すこともできる。
以下、実施例により本発明の効果をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
表1に示す化学成分の金属外皮を用いて、表2に示す化学成分のフラックス入りワイヤを試作した。ワイヤ径は1.2mmであり、またフラックス充填率は18〜23%とした。
Figure 2008194724
Figure 2008194724
表2のワイヤと表3に示すフェライト系ステンレス鋼板(板厚1.5mm)を用いて、溶接割れ、溶接作業性および耐酸化性を調査した。
Figure 2008194724
溶接割れ評価試験は、図2に示す自拘束形式の薄板材を対象としたHouldcroft魚骨形割れ試験に準じて薄板に対する溶接割れ性を評価した。図2において、試験片の寸法は長さ100mm、幅46mmで、スリット4は幅0.8mmで試験片幅方向の両端から中心に向かって延び、溶接のスタート点S側から38mmスリット4のない部分を残し、溶接終了点E側で10mmスリット4のない部分を残して、その間に7.8mm間隔でスリット4を設け、合計8個のスリットのない部分が残るように漸減で狭くなっている。
溶接は、表3に示すフェライト系ステンレス鋼板の母材記号M2を使用し、試験片の溶接のスタート点Sから表4に示す溶接条件でバックシールドせずに溶接終了点Eまでビードを作製し、割れ発生の有無を評価した。
Figure 2008194724
溶接作業性評価試験は、表3に示すフェライト系ステンレス鋼板の母材記号M1を使用し、重ね継手部をすみ肉姿勢溶接で、表4に示す溶接条件にて行った。なお、溶接作業性は、アークの安定性、スパッタの発生量およびビード形状を観察することにより評価した。スパッタ発生量は、スパッタの飛散状況および母材へのスパッタ付着状況より評価した。また、ビード形状については、図3に示す母材5の重ね継手部の溶接金属6の縦脚長aおよび横脚長bを測定し、横脚長b/縦脚長aが1.1以上を良好と評価した。
さらに、前記割れ試験でわれの発生がなかった試験板から1.5mm厚×10mm幅×40mm長さの酸化試験片を採取して、大気中で900℃×200時間保持して試験前後の重量を測定して酸化増量を求め、溶接継手の耐酸化性を評価した。なお、酸化増量が少ないほど、耐酸化性が優れることを意味し、15g/m以下を良好とした。それらの試験結果を表5にまとめて示す。
Figure 2008194724
表5中ワイヤ記号S1〜S15が本発明例、ワイヤ記号S16〜S31は比較例である。本発明例であるワイヤ記号S1〜S15は、フラックス入りワイヤの化学成分が適正であるので、溶接作業性が良好で溶接割れがなく、耐酸化性に優れていた。
比較例中ワイヤ記号S16はNbが多く、ワイヤ記号S17はNbが少なく、ワイヤ記号S19はCが少なく、ワイヤ記号S22はSiが多く、ワイヤ記号S24はCrが多く、ワイヤ記号S25はCrが少なく、ワイヤ記号S27はAlが少なく、ワイヤ記号S29はCuが多いので、いずれも溶接割れが生じた。
ワイヤ記号S18は、Cが多いので、スパッタ発生量が多くなった。また、酸化試験で酸化増量が多く耐酸化性が不良であった。
ワイヤ記号S20は、アルカリ金属炭酸塩とアルカリ土類金属炭酸塩の合計量が多いので、スパッタの発生量が多くなった。また、Mnが多いので、酸化試験で酸化増量が多く耐酸化性が不良であった。
ワイヤ記号S21は、アルカリ金属炭酸塩とアルカリ土類金属炭酸塩の合計量が少ないので、アークが不安定であった。また、Mnが少ないので、溶接割れが生じた。
ワイヤ記号S23は、Siが少ないので、アークが不安定でビード形状が不良であった。また、酸化試験で酸化増量が多く耐酸化性も不良であった。
ワイヤ記号S26は、Tiが少ないので、アークが不安定であった。また、溶接割れも生じた。
ワイヤ記号S28は、Cuが少ないので、ビード形状が不良であった。また、酸化試験で酸化増量が多く耐酸化性も不良であった。
ワイヤ記号S30は、Alが多いので、スパッタ発生量が多くなった。また、Nが多いので、溶接割れが生じた。
ワイヤ記号S31は、Tiが多いので、スパッタ発生量が多く、ビード形状も不良であった。
(実施例2)
表1に示す化学成分の金属外皮を用いて、表6に示す化学成分のフラックス入りワイヤを試作した。ワイヤ径は1.2mmであり、またフラックス充填率は18〜23%とした。
Figure 2008194724
表6のワイヤと亜鉛めっき処理(めっき膜厚:12μm)した表7に示す成分の丸棒と表3に示すフェライト系ステンレス鋼板の母材記号M3を使用し、図4に示すフレア継手部を片側約100mmずつすみ肉溶接姿勢で、表8に示す溶接条件で溶接を行い、耐割れ性、耐気孔性、溶接作業性および耐食性の調査を行った。
Figure 2008194724
Figure 2008194724
割れの有無は、染色浸透探傷試験を行った。ピット発生の有無確認は、目視により評価した。ブローホール発生の有無確認は、溶接割れおよびピットの発生が無い試験例で行い、片側の溶接ビードを溶接ビード長手方向に切断し、断面を観察した。評価方法は、気孔発生率(%)=ブローホール長さ(mm)/溶接長さ(mm)×100を算出し、10%以下の場合を良好とした。
溶接作業性評価試験は、耐気孔性試験時の官能評価により評価した。なお、溶接作業性は、アークの安定性、スパッタの発生量およびビード形状を観察することにより評価した。スパッタ発生量は、スパッタの飛散状況および母材へのスパッタ付着状況より評価した。また、ビード形状については、図4に示すフレア継手部の溶接金属6の平滑性および長手方向の端部の直進性により評価した。
耐食性は、耐気孔性試験において、割れおよびピットが生じなかった試験例のもう片側の溶接部を用い、フレア継手のままの状態でJIS Z 2371の塩水噴霧試験(SST)に準拠し、試験時間を48時間とした。評価は、目視による外観検査を行い、母材切断端面部を除き、溶接部および熱影響部の赤さび発生状況の観察を行い、さび発生なしを良好とした。それらの結果を表9にまとめて示す。
Figure 2008194724
表9中、試験No.T1〜T11が本発明例、試験No.T12〜T20は比較例である。本発明例である試験No.T1〜T5およびT8〜T11は、ワイヤ記号S32〜S36の化学成分、シールドガス、溶接電源の制御形態が適正であるので、溶接作業性が良好で溶接割れがなく、耐気孔性も良好で耐食性に優れていた。試験No.6およびNo.7は、溶接電源がインバータ制御であるので、気孔発生率が若干大きくなった。
比較例中、試験No.T12はワイヤ記号S37のCが多く、試験No.T14はワイヤ記号S39のMnが少なく、試験No.T16はワイヤ記号S41のNiが多いのでいずれも溶接割れが生じた。
試験No.T13は、ワイヤ記号S38のSiが多く、ピットが発生した。また、溶接割れが生じた。
試験No.T15は、ワイヤ記号S40のMnが多いため、ブローホールの発生が多く気孔発生率が高くなった。また、シールドガス中のCO比率が高いため、スパッタ発生量が多く、耐食性も不良であった。
試験No.T17は、ワイヤ記号S42のNが高いため、ブローホールの発生が多く気孔発生率が高くなった。また、耐食性も不良であった。
試験No.T18は、ワイヤ記号S43のCが少ないため、スパッタ発生量が多く、Crが少ないので、溶接割れが生じた。
試験No.T19は、ワイヤ記号S44にCuを含まないため、耐食性が不良であった。また、パルス波形制御を用いていないため、ブローホールが発生して気孔発生率がやや高くなった。
試験No.T20は、ワイヤ記号S45のCuが多いため溶接割れが生じた。また、シールドガス中のO比率が高いため、ビード外観および形状が不良であった。
フラックス入りワイヤの断面形状例を示す図である。 本発明の実施例に用いた高温割れ試験の試験片形状を示す図である。 本発明の実施例における重ね継手溶接ビード形状の断面を示す図である。 本発明の実施例におけるフレア継手溶接ビード形状の断面を示す図である。
符号の説明
1 外皮
2 フラックス
3 合わせ目
4 スリット
5 母材
6 溶接金属
7 亜鉛皮膜
S 溶接のスタート点
E 溶接終了点
a 縦脚長
b 横脚長

Claims (4)

  1. 金属外皮内にフラックスを充填してなるガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、金属外皮およびフラックス中にワイヤ全質量に対して質量%で、
    C:0.01〜0.05%、
    Si:0.1〜0.45%、
    Mn:0.2〜1.0%、
    Cr:13〜20%、
    Nb:0.5〜1.0%、
    Cu:0.01〜0.3%、
    Al:0.2〜0.8%、
    Ti:0.1〜0.8%、
    アルカリ金属炭酸塩およびアルカリ土類金属炭酸塩の1種または2種以上:0.05〜0.25%、を含有し、
    N:0.015%以下で、残部はFeおよび不可避的不純物からなることを特徴とするガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  2. ワイヤ全質量に対して質量%で、C:0.01〜0.03%を含有し、Ni:0.2%以下であることを特徴とする請求項1記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  3. 亜鉛めっき鋼板または亜鉛めっき棒鋼とステンレス鋼板の重ね継手、T継手またはフレア継手を請求項2記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを用いて溶接を行うことを特徴とする亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法。
  4. Arに5体積%以下のOまたはArに25体積%以下のCOを混合したガスおよび溶接電源にパルス波形制御を用いることを特徴とする請求項3記載の亜鉛めっき鋼板とステンレス鋼板の溶接方法。
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