JP2008192245A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の磁気ディスク装置は、スピンドルに固着したハブの下端のフランジ部から磁気ディスクとスペーサとを交互に積層し、最上部の磁気ディスクと接触して軸方向に押圧するクランプをハブの上端部に固着し、クランプとフランジ部との間で磁気ディスクとスペーサとを挟持する磁気ディスク装置であり、スペーサの磁気ディスクと接触する面に所定形状の凹部を形成した、ことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
例えば図5はその一例で、記憶媒体としての磁気ディスク40はドーナツ状の円板であり、その磁気ディスク40を環状のスペーサ50を間に挟んでハブ30に取付け、上方からクランプ60を被せてクランプ60とハブ30とをネジ留めしている。クランプ60をネジ留めすることにより、クランプ60とハブ30のフランジ部間に磁気ディスク40とスペーサ50を挟んで固定している。図5では磁気ディスク40は2枚構成としているが、それ以上の枚数を備えた磁気ディスク装置も多くあり、その場合は磁気ディスク40とスペーサ50とを交互に積み重ねることになる。ハブ30は図示しないモータのスピンドルに取り付けられており、回転自在である。磁気ディスク40の回転による表面の空気流により磁気ヘッド70は浮上し、磁気ヘッドからの磁界が間隙を介して磁気ディスク表面の記録媒体に作用し、情報の記録を行う。あるいは磁気媒体の磁界をセンスして情報の読出しを行う。
上述したように、磁気ヘッド70が磁気ディスク40の表面を浮上しながら情報の読み書きを行うが、浮上高さが微小であるため磁気ディスク40の表面が平滑でなかったりうねりがあると読み書きの不良や磁気ヘッドの媒体接触でデータイレーズ、さらにはヘッドクラッシュを生じる問題となる。近時、磁気ディスク装置の大容量化が進み、浮上高さとして10nmが求められ、特に磁気ディスク40のうねりを低減させることが要求されるようになってきている。図5に示すように、磁気ディスク40はスペーサ50、ハブ30のフランジ部およびクランプ60の面で保持されており、これらの磁気ディスク40と接する面の平坦性を高くすることが大切で、この面は研磨することが一般的に行われている。
上記の問題を解決するものとして、磁気ディスクと接するスペーサやハブの面の表面粗さを規定し微小な凹凸を付けたり、スペーサの外周面に垂直方向に複数の溝を設ける提案がされている。これにより、磁気ディスクとスペーサの接する面の応力分布を一様にする、あるいはクランプ荷重による応力分散を図るものである(特許文献1)。
また、スペーサの軸方向の両縁面に高さの等しい複数の凸状部を形成し、その凸状部で磁気ディスクを保持することが提案されている。凸状部で保持するためクランプによる加圧による変形が極小にできる、とするものである(特許文献2)。
(1)第1の発明
第1の発明の磁気ディスク装置は、スピンドルに固着したハブの下端のフランジ部から磁気ディスクとスペーサとを順次積層し、最上部の磁気ディスクと接触して軸方向に押圧するクランプをハブの上端部に固着する構造、即ちクランプとフランジ部との間で磁気ディスクとスペーサとを挟持する構造であり、スペーサの磁気ディスクと接触する面(以降、単に接触面とも言う)に所定形状の凹部を形成した、ことを特徴とするものである。
(2)第2の発明
第2の発明は、第1の発明のスペーサに加えてハブのフランジ部とクランプとの磁気ディスクと接触する面に所定形状の凹部を形成した、ことを特徴とするものである。
(3)第3の発明
第3の発明は、第1と第2の発明における凹部の生成において、凹部の形状が溝またはメッシュ状に形成した窪みである、ことを特徴とするものである。溝またはメッシュ状の形状とすることで、凹部の大きさと凹部間の峰幅が容易に且つ正確に形成できる。
(4)第4の発明
第4の発明は、第1から第3の発明における凹部の形成において、凹部の面積はその凹部の形成前の平坦面の面積に比して略50%以上の比率である、ことを特徴とする。
(5)第5の発明
第5の発明は、第1の発明と同じ構造の磁気ディスク装置であって、磁気ディスクと、磁気ディスクと接触するスペーサ、フランジ部及びクランプとの間に、所定形状の開口部を有するクッションシートを挿入した、ことを特徴とする。スペーサ、フランジ部及びクランプは従来と同様に磁気ディスクとの接触面は平坦であり、第2の発明の凹部に代わるものとして開口部のあるクッションシートを用いるものである。
(実施形態その1)
実施形態その1は、磁気ディスク40との接触面を持つスペーサやクランプ、ハブのフランジ部に凹部を形成する例である。図1はスペーサ100の磁気ディスク40との接触面に凹部としてV溝を形成した例を示したものである。図1に示した溝幅(峰間の間隔)と深さとも200μm、峰幅は20μmである。
(実施形態その2)
実施形態その2では、クッションシート400の実施形態の例である。図4(a)はその形状を示すもので、メッシュ状に開口する穴を形成している。開口する穴の大きさは、微小突起の寸法が大きいもので30μmであるので、その数倍の大きさであることが望ましい。また、開口する穴の面積は、開口がない状態の面積に対して50%以上あることが望ましい。材質はヤング率の低いアルミニュウムや銅で、シート厚は100μmである。
(付記1)
スピンドルに固着したハブの下端のフランジ部から磁気ディスクとスペーサとを交互に積層し、最上部の該磁気ディスクと接触して軸方向に押圧するクランプを該ハブの上端部に固着し、該クランプと該フランジ部との間で該磁気ディスクと該スペーサとを挟持する磁気ディスク装置であって、
前記スペーサが前記磁気ディスクに接触する面に所定形状の凹部を形成した
ことを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記2)
前記ハブのフランジ部と前記クランプとが前記磁気ディスクに接触する面に所定形状の凹部を形成した
ことを特徴とする付記1に記載の磁気ディスク装置。
(付記3)
前記凹部の形状は、溝またはメッシュ状に形成した窪みである
ことを特徴とする付記1または付記2に記載の磁気ディスク装置。
(付記4)
前記凹部の面積は、該凹部の形成前の平坦面の面積に比して略50%以上の比率である
ことを特徴とする付記1乃至付記3に記載の磁気ディスク装置。
(付記5)
スピンドルに固着したハブの下端のフランジ部から磁気ディスクとスペーサとを交互に積層し、最上部の該磁気ディスクと接触して軸方向に押圧するクランプを該ハブの上端部に固着し、該クランプと該フランジ部との間で該磁気ディスクと該スペーサとを挟持する磁気ディスク装置であって、
前記磁気ディスクと接触する前記スペーサ、前記ハブのフランジ部及び前記クランプとの間に、所定形状の開口部を有するクッションシートを挿入した
ことを特徴とする磁気ディスク装置。
(付記6)
前記クッションシートの材料は、アルミまたは銅である
ことを特徴とする付記5に記載の磁気ディスク装置。
(付記7)
前記クッションシートの開口部の面積は、該開口部がない場合の面積に比して略50%以上の比率である
ことを特徴とする付記5または付記6に記載の磁気ディスク装置。
20 ベース
30 ハブ
40 磁気ディスク
50 スペーサ
51 微小突起
60 クランプ
61 クランプ留めネジ
70 磁気ヘッド
100 スペーサ
200 クランプ
300 ハブ
Claims (5)
- スピンドルに固着したハブの下端のフランジ部から磁気ディスクとスペーサとを交互に積層し、最上部の該磁気ディスクと接触して軸方向に押圧するクランプを該ハブの上端部に固着し、該クランプと該フランジ部との間で該磁気ディスクと該スペーサとを挟持する磁気ディスク装置であって、
前記スペーサが前記磁気ディスクに接触する面に所定形状の凹部を形成した
ことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記ハブのフランジ部と前記クランプとが前記磁気ディスクに接触する面に所定形状の凹部を形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の磁気ディスク装置。 - 前記凹部の形状は、溝またはメッシュ状に形成した窪みである
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の磁気ディスク装置。 - 前記凹部の面積は、該凹部の形成前の平坦面の面積に比して略50%以上の比率である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の磁気ディスク装置。 - スピンドルに固着したハブの下端のフランジ部から磁気ディスクとスペーサとを交互に積層し、最上部の該磁気ディスクと接触して軸方向に押圧するクランプを該ハブの上端部に固着し、該クランプと該フランジ部との間で該磁気ディスクと該スペーサとを挟持する磁気ディスク装置であって、
前記磁気ディスクと接触する前記スペーサ、前記ハブのフランジ部及び前記クランプとの間に、所定形状の開口部を有するクッションシートを挿入した
ことを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007026505A JP2008192245A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007026505A JP2008192245A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008192245A true JP2008192245A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39752202
Family Applications (1)
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JP2007026505A Pending JP2008192245A (ja) | 2007-02-06 | 2007-02-06 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2007
- 2007-02-06 JP JP2007026505A patent/JP2008192245A/ja active Pending
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