JP2008192072A - Icタグの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械的強度や信頼性の高い樹脂封止型のICタグを製造する。
【解決手段】ICタグの製造工程は、ICモジュール1とアンテナ2とを電気的かつ機械的に接続して一体化する接続工程(図2(A)、図2(G))と、ICモジュール1とアンテナ2との接続部6に耐熱性の保護用樹脂3を形成して接続部6を保護する保護工程(図2(B)、図2(H))と、ICモジュール1とアンテナ2とを樹脂材料からなる円筒形の容器4の中に挿入する挿入工程(図2(D)、図2(J))と、熱可塑性の封止用樹脂5を容器4の両側の開口部に向けて射出して容器内に封止用樹脂5を充填し、ICモジュール1とアンテナ2とを封止する封止工程(図2(E)、図2(K))とを有する。
【選択図】 図2
【解決手段】ICタグの製造工程は、ICモジュール1とアンテナ2とを電気的かつ機械的に接続して一体化する接続工程(図2(A)、図2(G))と、ICモジュール1とアンテナ2との接続部6に耐熱性の保護用樹脂3を形成して接続部6を保護する保護工程(図2(B)、図2(H))と、ICモジュール1とアンテナ2とを樹脂材料からなる円筒形の容器4の中に挿入する挿入工程(図2(D)、図2(J))と、熱可塑性の封止用樹脂5を容器4の両側の開口部に向けて射出して容器内に封止用樹脂5を充填し、ICモジュール1とアンテナ2とを封止する封止工程(図2(E)、図2(K))とを有する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、非接触式のICタグに係り、特に電子部品を樹脂で封止してなる樹脂封止型のICタグの製造方法に関するものである。
近年、物体に非接触式のICタグを埋め込み、タグの情報をリーダライタで読み込むことにより、物体の個体識別を行うことが提案されている。金属製の回路やはんだなどを用いて構成されるICタグは、そのまま物体に埋め込むと、ICタグ自体が腐食したり、場合によっては物体と反応して想定外の動作を起こしてしまう可能性がある。したがって、ICタグを物体に埋め込む場合には、物体に与える影響の少ない樹脂素材等でICタグを密封して、ICタグおよび物体を保護する必要がある。
このようなICタグを製造する方法として、一端が閉じた半球状で他端が開いた円筒形のカプセル形樹脂の中にICタグの電子部品を挿入した後に、カプセル形樹脂の開口部に向けて樹脂を射出して、この樹脂を固化させて電子部品を密封する製造方法が特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示されたICタグの製造方法では、円筒形のカプセル形樹脂の中に樹脂を充填する際に、樹脂が均等に射出充填できず、カプセル形樹脂の内部に気泡が残ってしまう可能性があった。この製造方法では、カプセル形樹脂の一端から樹脂を充填するために、カプセル形樹脂の奥側に気泡が残る可能性が高くなる。カプセル形樹脂の内部に気泡が残ってしまうと、封止後のICタグの機械的強度や剛性が低下するという問題点があった。
また、特許文献1に開示されたICタグの製造方法では、カプセル形樹脂の開口部に向けて樹脂を射出する際に、アンテナコイルと電子回路部との接続部分が断線したり、変形したり、破損したりする恐れがあった。
また、特許文献1に開示されたICタグの製造方法では、カプセル形樹脂の開口部に向けて樹脂を射出する際に、アンテナコイルと電子回路部との接続部分が断線したり、変形したり、破損したりする恐れがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、機械的強度や信頼性の高い樹脂封止型のICタグを製造することを目的とする。
本発明のICタグの製造方法は、ICタグの電子回路部が搭載されたICモジュールとアンテナとを電気的かつ機械的に接続して一体化する接続工程と、前記ICモジュールとアンテナとの接続部に耐熱性の保護用樹脂を形成して前記接続部を保護する保護工程と、前記保護用樹脂形成後のICモジュールとアンテナとを樹脂材料からなる円筒形の容器の中に挿入する挿入工程と、熱可塑性の封止用樹脂を前記容器の両側の開口部に向けて射出して前記容器内に前記封止用樹脂を充填し、前記ICモジュールとアンテナとを封止する封止工程とを有するものである。
また、本発明のICタグの製造方法の1構成例において、前記容器は、一端に前記ICモジュールとアンテナとが通過可能な大きさの開口部が形成され、他端に前記ICモジュールとアンテナとが通過不可能な大きさの開口部が形成されたものである。
また、本発明のICタグの製造方法の1構成例において、前記容器は、一端に前記ICモジュールとアンテナとが通過可能な大きさの開口部が形成され、他端に前記ICモジュールとアンテナとが通過不可能な大きさの開口部が形成されたものである。
本発明によれば、封止用樹脂を容器の両側から充填することにより、容器内に残る気泡を従来よりも少なくすることができるので、ICタグの機械的強度や剛性を増すことができる。また、本発明では、リード線やはんだ等の接続部を保護用樹脂で保護するようにしたので、封止用樹脂の充填に伴う接続部の断線、変形、破損を防止することができ、信頼性の高いICタグを提供することができる。
また、本発明では、容器の形状を、一端にICモジュールとアンテナとが通過可能な大きさの開口部が形成され、他端にICモジュールとアンテナとが通過不可能な大きさの開口部が形成されたものとすることにより、容器の一端からICモジュールとアンテナを容器内に挿入したときに、ICモジュールとアンテナが容器を突き抜けないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の実施の形態に係る非接触式のICタグの平面図、図1(B)は図1(A)のICタグのA−A線断面図である。1は基板上にICタグの電子回路部が搭載されたICモジュール、2はフェライトアンテナ、3はICモジュール1とフェライトアンテナ2との接続部を保護する耐熱性の保護用樹脂、4はポリプロピレン等の樹脂材料からなる容器、5は熱可塑性の封止用樹脂である。なお、図1(A)では、容器4及び封止用樹脂5の内部を透視した図を示している。
ICタグは、外部のリーダライタ(不図示)が発する電波をフェライトアンテナ2で受信して、この電波をICモジュール1で電力に変換する。駆動用の電力を得たICモジュール1は、動作を開始し、予め記憶している識別番号等の情報をフェライトアンテナ2から電波で送信する。なお、リーダライタから給電する代わりに、ICモジュール1に小型の電源(電池)を設けるようにしてもよい。
保護用樹脂3は、後述のように加熱された封止用樹脂5の温度に対して形状や物性が変化しない耐熱性があればよい。このような保護用樹脂3の材料としては、例えばエポキシ樹脂(熱硬化性樹脂)がある。
封止用樹脂5は、加熱によって材料全体が軟らかくなり、成形可能な流動性を持つようになる熱可塑性を有する。このような熱可塑性の樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、耐熱エンプラなどがある。
封止用樹脂5は、加熱によって材料全体が軟らかくなり、成形可能な流動性を持つようになる熱可塑性を有する。このような熱可塑性の樹脂としては、例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、耐熱エンプラなどがある。
次に、本実施の形態のICタグの製造方法について説明する。図2(A)〜図2(F)はICタグの製造方法の各工程を示す概略図、図2(G)〜図2(L)はそれぞれ図2(A)〜図2(F)を右側から見た側面図である。なお、図2(D)〜図2(F)は容器4及び封止用樹脂5の内部を透視した図を示している。
ICタグの製造工程では、まず図2(A)に示すように、ICモジュール1とフェライトアンテナ2とをリード線やはんだ等によって電気的かつ機械的に接続する。図2(A)の6はICモジュール1とフェライトアンテナ2の接続部である。
続いて、図2(B)、図2(H)に示すように、ICモジュール1とフェライトアンテナ2の接続部6に耐熱性の保護用樹脂3を塗布して、接続部6を保護用樹脂3で覆うようにして保護する。
続いて、図2(B)、図2(H)に示すように、ICモジュール1とフェライトアンテナ2の接続部6に耐熱性の保護用樹脂3を塗布して、接続部6を保護用樹脂3で覆うようにして保護する。
次に、一体化したICモジュール1とフェライトアンテナ2が通過可能な大きさの開口部7が一端に形成され、ICモジュール1とフェライトアンテナ2が通過不可能な大きさの開口部8が他端に形成された円筒形の容器4を用意し(図2(C)、図2(I))、ICモジュール1から先に容器4の奥に入るようにICモジュール1とフェライトアンテナ2を開口部7から容器4の中に挿入する(図2(D)、図2(J))。
次に、加熱によって液状に軟化した封止用樹脂5を容器4の両側から開口部7,8に向けて射出して、容器4内に封止用樹脂5を充填し、開口部7側については容器4から突出しているフェライトアンテナ2を封止用樹脂5で覆うようにする(図2(E)、図2(K))。封止用樹脂5が冷えて固化した後に、図2(E)に示す9,10の箇所で両側にはみ出した封止用樹脂5を切断する。
こうして、図2(F)、図2(L)に示すように樹脂で密封したICタグが完成する。
こうして、図2(F)、図2(L)に示すように樹脂で密封したICタグが完成する。
本実施の形態では、封止用樹脂5を容器4の両側から充填することにより、容器4内に残る気泡を従来よりも少なくすることができるので、ICタグの機械的強度や剛性を増すことができる。また、本実施の形態では、容器4内に封止用樹脂5を充填する前に、リード線やはんだ等の接続部6を保護用樹脂3で保護するようにしたので、封止用樹脂5の充填に伴う接続部6の断線、変形、破損を防止することができる。
なお、本実施の形態では、容器4の形状を、一端に大きな開口部7が形成され、他端に開口部7より小さい開口部8が形成されたものとしたが、これに限るものではなく、開口部7を容器4の両側に設けるようにしてもよい。この場合は、容器4の内部にICモジュール1とフェライトアンテナ2の動きを阻止する突起を設け、挿入時にICモジュール1とフェライトアンテナ2が突起の位置で固定され、容器4を突き抜けないようにすることが好ましい。
本発明は、電子部品を樹脂で封止するICタグに適用することができる。
1…ICモジュール、2…フェライトアンテナ、3…保護用樹脂、4…容器、5…封止用樹脂、6…接続部、7,8…開口部。
Claims (2)
- 電子部品を樹脂で封止してなるICタグの製造方法において、
ICタグの電子回路部が搭載されたICモジュールとアンテナとを電気的かつ機械的に接続して一体化する接続工程と、
前記ICモジュールとアンテナとの接続部に耐熱性の保護用樹脂を形成して前記接続部を保護する保護工程と、
前記保護用樹脂形成後のICモジュールとアンテナとを樹脂材料からなる円筒形の容器の中に挿入する挿入工程と、
熱可塑性の封止用樹脂を前記容器の両側の開口部に向けて射出して前記容器内に前記封止用樹脂を充填し、前記ICモジュールとアンテナとを封止する封止工程とを有することを特徴とするICタグの製造方法。 - 請求項1記載のICタグの製造方法において、
前記容器は、一端に前記ICモジュールとアンテナとが通過可能な大きさの開口部が形成され、他端に前記ICモジュールとアンテナとが通過不可能な大きさの開口部が形成されたものであることを特徴とするICタグの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007028431A JP2008192072A (ja) | 2007-02-07 | 2007-02-07 | Icタグの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007028431A JP2008192072A (ja) | 2007-02-07 | 2007-02-07 | Icタグの製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008192072A true JP2008192072A (ja) | 2008-08-21 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2007028431A Pending JP2008192072A (ja) | 2007-02-07 | 2007-02-07 | Icタグの製造方法 |
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Country | Link |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101223409B1 (ko) | 2011-02-22 | 2013-01-16 | 아피쿠 야마다 가부시키가이샤 | 알에프아이디 태그, 비접촉식 급전 안테나 부품, 그들의 제조 방법 및 그 금형 |
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2007
- 2007-02-07 JP JP2007028431A patent/JP2008192072A/ja active Pending
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