JP2008189404A - 冊子増し折り機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】増し折り処理に要する時間を短縮する。
【解決手段】搬送されて来た冊子Sを載置する載置台1の定位置に、冊子Sの折り目の辺を当接させて停止させるストッパ2を設ける。停止している冊子Sの折り目の辺に沿って複数のコロ4を配置し、載置台1上面と平行な横板5とこれと直交する縦板6とでL字状に形成し、この角の部分の縦板6外側に複数のコロ4を配列したコロ支持部材3を設ける。横板5を押し付けて冊子Sの方向に移動し、次いで複数のコロ4を冊子Sの折り目に押圧する移動押圧手段9を設ける。押圧しているコロ支持部材3を冊子折り目に沿って移動させる折り目方向移動手段14を設ける。
【選択図】図1
【解決手段】搬送されて来た冊子Sを載置する載置台1の定位置に、冊子Sの折り目の辺を当接させて停止させるストッパ2を設ける。停止している冊子Sの折り目の辺に沿って複数のコロ4を配置し、載置台1上面と平行な横板5とこれと直交する縦板6とでL字状に形成し、この角の部分の縦板6外側に複数のコロ4を配列したコロ支持部材3を設ける。横板5を押し付けて冊子Sの方向に移動し、次いで複数のコロ4を冊子Sの折り目に押圧する移動押圧手段9を設ける。押圧しているコロ支持部材3を冊子折り目に沿って移動させる折り目方向移動手段14を設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数枚の用紙がその中央部分で綴じられかつこの部分で2つ折りされた冊子に対し、更に、その折り部分を増し折りする冊子増し折り機構の技術分野に属する。
1冊子分の複数枚の用紙を、その中央部分で綴じ、かつ、この綴じた部分で2つ折りして冊子とした場合、2つ折りされた部分は複数枚の用紙が重なった状態で折り曲げられるので、この折り曲げられた部分に、元に戻ろうとする力が働き、その部分が開き気味になって膨らんでしまい、見栄えが悪く商品価値も下がってしまう。
そこで、この折り目部分の開き気味による膨らみを押さえるために、折り目部分を更に増し折りする冊子増し折り機構が提案されるようになってきた。
そこで、この折り目部分の開き気味による膨らみを押さえるために、折り目部分を更に増し折りする冊子増し折り機構が提案されるようになってきた。
図9はその一例を示す冊子増し折り機構の側面図である。
この例の冊子増し折り機構は、2つ折りされた冊子Sを載置する基台26と、この基台26上の冊子Sの折り目部分を、基台26に対し押し付けるように回転しながら冊子全幅に渡って往復する増し折りローラ27と、を含み、この増し折りローラ27は、シャフト28を介して支持部材29に支持されて、冊子全幅に延在するガイドシャフト30に導かれて移動する構造となっている。また、この増し折りローラ27は、図示省略されているスプリングにより、基台26側へ付勢されており、更に、増し折りローラ27の移動制御は、制御部(図示省略)で行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭62−16987号公報(第2図)
この例の冊子増し折り機構は、2つ折りされた冊子Sを載置する基台26と、この基台26上の冊子Sの折り目部分を、基台26に対し押し付けるように回転しながら冊子全幅に渡って往復する増し折りローラ27と、を含み、この増し折りローラ27は、シャフト28を介して支持部材29に支持されて、冊子全幅に延在するガイドシャフト30に導かれて移動する構造となっている。また、この増し折りローラ27は、図示省略されているスプリングにより、基台26側へ付勢されており、更に、増し折りローラ27の移動制御は、制御部(図示省略)で行われるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
上述した背景技術における冊子増し折り機構は、増し折りローラ27を、冊子全幅に渡って往復移動させる構造となっているので、増し折り処理に要する時間が長くなる、という問題点があり、また、処理速度が遅いのでオンラインで高速処理する装置には採用することができない、という問題点がある。
本発明の課題は、上記背景技術における問題点に鑑みて、増し折り処理に要する時間を短くすることができて、高速の装置にも適用できる冊子増し折り機構を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は次の各構成を有する。
本発明の第1の構成は、中綴じ折りされた冊子の折り目部分を更に増し折りする冊子増し折り機構であって、下記の各手段を具備することを特徴とする冊子増し折り機構である。
(イ)搬送されてきた冊子を載置する載置台
(ロ)前記載置台上に載置されている冊子の折り目の辺が当接してこの冊子を前記載置台上の定位置に停止させるストッパ
(ハ)前記ストッパで停止している冊子の折り目の辺方向に沿って複数のコロが配列、支持され、前記載置台との間に前記冊子の折り目の辺部分をこれらコロで挟んでこの折り目部分を増し折りするコロ支持部材
(ニ)前記載置台上に、ストッパに当接して停止している冊子の折り目辺の方へ前記コロ支持部材を移動させ次いで前記複数のコロを折り目辺に押圧する移動押圧手段
(ホ)冊子の折り目辺を押圧している前記コロ支持部材を冊子折り目に沿って移動させる折り目方向移動手段
(ヘ)前記移動押圧手段による、前記コロ支持部材の移動動作及び前記複数のコロの折り目辺押圧動作、並びに、前記折り目方向移動手段による折り目方向移動動作を制御する制御部
本発明の第1の構成は、中綴じ折りされた冊子の折り目部分を更に増し折りする冊子増し折り機構であって、下記の各手段を具備することを特徴とする冊子増し折り機構である。
(イ)搬送されてきた冊子を載置する載置台
(ロ)前記載置台上に載置されている冊子の折り目の辺が当接してこの冊子を前記載置台上の定位置に停止させるストッパ
(ハ)前記ストッパで停止している冊子の折り目の辺方向に沿って複数のコロが配列、支持され、前記載置台との間に前記冊子の折り目の辺部分をこれらコロで挟んでこの折り目部分を増し折りするコロ支持部材
(ニ)前記載置台上に、ストッパに当接して停止している冊子の折り目辺の方へ前記コロ支持部材を移動させ次いで前記複数のコロを折り目辺に押圧する移動押圧手段
(ホ)冊子の折り目辺を押圧している前記コロ支持部材を冊子折り目に沿って移動させる折り目方向移動手段
(ヘ)前記移動押圧手段による、前記コロ支持部材の移動動作及び前記複数のコロの折り目辺押圧動作、並びに、前記折り目方向移動手段による折り目方向移動動作を制御する制御部
本発明の第2の構成は、前記第1の構成において、
前記コロ支持部材は、
前記載置台上面と平行な横板と、この横板と直交して前記載置台上の冊子の折り目に沿った方向に延在する縦板と、を備えてL字状に形成されてこのL字状の曲り角の前記縦板の外面に複数のコロが配列された構造であり、
前記移動押圧手段は、
前記横板を前記載置台上の冊子に向って押し付けるように移動させ、前記複数のコロが冊子折り目に当接後はばねの圧力で押圧し続ける構造であり、
前記折り目方向移動手段は、
前記縦板の面に、前記載置台上の冊子の折り目辺に対し斜め傾斜して固定された軸と、この軸の周囲をスライド可能なように囲ってガイドしながら冊子折り目に向って押圧移動することにより前記軸をスライドさせて前記コロ支持部材を前記冊子の折り目に沿って移動させる軸ガイドと、を備えた構造である、
ことを特徴とする冊子増し折り機構である。
前記コロ支持部材は、
前記載置台上面と平行な横板と、この横板と直交して前記載置台上の冊子の折り目に沿った方向に延在する縦板と、を備えてL字状に形成されてこのL字状の曲り角の前記縦板の外面に複数のコロが配列された構造であり、
前記移動押圧手段は、
前記横板を前記載置台上の冊子に向って押し付けるように移動させ、前記複数のコロが冊子折り目に当接後はばねの圧力で押圧し続ける構造であり、
前記折り目方向移動手段は、
前記縦板の面に、前記載置台上の冊子の折り目辺に対し斜め傾斜して固定された軸と、この軸の周囲をスライド可能なように囲ってガイドしながら冊子折り目に向って押圧移動することにより前記軸をスライドさせて前記コロ支持部材を前記冊子の折り目に沿って移動させる軸ガイドと、を備えた構造である、
ことを特徴とする冊子増し折り機構である。
本発明の第3の構成は、前記第2の構成において、前記折り目方向移動手段の軸ガイドは、前記移動押圧手段に連結、固定された構造である、ことを特徴とする冊子増し折り機構である。
本発明の第4の構成は、前記第1の構成乃至第3の構成の何れか1つの構成において、前記コロ支持部材の複数のコロと前記載置台上の冊子折り目辺との間に、前記複数のコロで前記冊子折り目辺部分全体が押圧される押圧補助部材を前記移動押圧手段に連結して設けたことを特徴とする冊子増し折り機構である。
本発明の第5の構成は、前記第1の構成乃至第3の構成の何れか1つの構成において、前記コロ支持部材の複数のコロと前記載置台上の冊子の折り目辺との間に、前記複数のコロで前記冊子折り目辺全体が押圧される押圧補助部材を前記載置台にばねを介して保持する構造である、ことを特徴とする冊子増し折り機構である。
本発明の第1の構成においては、載置台上の冊子の折り目に沿った方向に複数のコロを配列して、これら複数のコロを、冊子の折り目の辺に当接させて加圧すると共に、これらコロを冊子の折り目の辺に沿って移動させ、冊子折り目の部分全体を増し折りする構造としているので、増し折りするコロの押圧移動距離はこれらコロの配列1ピッチより大きめの距離だけの移動で済み、コロ移動距離が短く押圧処理時間も短くすることができ、従って、高速の装置にも適用できる、という利点がある。
本発明の第2の構成においては、コロ支持部材を、横板と縦板とを含みこの縦板に複数のコロを配列した構造とし、移動押圧手段により、この横板を押し付けて複数のコロを冊子の折り目に当接させてばねの圧力で押圧する構造とし、折り目方向移動手段を、縦板に斜めに固定された軸と、この軸をスライド可能なように囲ってガイドしながら冊子折り目に向って移動することにより、この軸をスライドさせてコロ支持部材を冊子折り目に沿って移動させる軸ガイドと、を備えた構造としているので、複数のコロによる、冊子折り目への押圧動作と同時に併行してこの折り目に沿った移動動作を行うことができ、冊子の折り目部分に対する増し折り動作時間を短縮することができる、という利点がある。
本発明の第3の構成においては、折り目方向移動手段の軸ガイドが、移動押圧手段に連結、固定されているので、一方向動作でかつ短時間に冊子折り目部分全体を増し折りすることができる、という利点がある。
本発明の第4および第5の構成においては、複数のコロと冊子折り目辺との間に、この折り目辺全体が押圧される押圧補助部材を設けた構造としているので、この押圧補助部材で冊子折り目辺部分全面を均一に押圧し増し折りすることができるので、見栄えよく増し折りすることができる、という利点がある。
まず、冊子を載置する載置台は、この冊子増し折り機構を装備している親装置の、搬送路の一部分とするのが、上流側から搬送されて来た冊子をストッパで定位置に停止させ、増し折り後は、次工程方向へと送り込むのに最良の構造である。
次に、ストッパは、載置台にこのストッパが載置台上面に突出しかつ退避できるように貫通孔をあけて、この貫通孔を通して、モータで突出、退避の移動動作を行い、かつ載置台上に突出しているときには、ばねの圧力を利用して、コロ支持部材の複数のコロで押されたときに載置台上面から引っ込む構造とするのが最良である。
次に、ストッパは、載置台にこのストッパが載置台上面に突出しかつ退避できるように貫通孔をあけて、この貫通孔を通して、モータで突出、退避の移動動作を行い、かつ載置台上に突出しているときには、ばねの圧力を利用して、コロ支持部材の複数のコロで押されたときに載置台上面から引っ込む構造とするのが最良である。
また、コロ支持部材は、載置台上面と平行な横板と、この横板と直交する縦板とでL字状に形成し、このL字状の角の部分の縦板外面に複数のコロを配置した構造とするのが、移動押圧手段により単に横板を押すだけで移動、押圧動作ができ、また、折り目方向移動手段も、簡単な構造とすることができて、最良である。
移動押圧手段は、上記のようにコロ支持部材の横板に当接してこれを押してコロ支持部材を載置台上の冊子に向って移動させた後、ばねの圧力でこのコロ支持部材の横板を押し付けて、縦板についている複数のコロによる冊子折り目の辺を増し折りするようにし、更に、これら複数のコロが折り目方向移動手段により冊子折り目方向に移動するので、上記移動押圧手段が横板に当接する部分には、コロを設けてこの移動を容易にする構造とするのが、最良である。
コロ支持部材に設けるコロの配列長は冊子の折り目の長さに応じた長さとし、コロの配列ピッチはコロの直径よりやや大き目とするのが最良である。
なぜなら、こうすることにより、1ピッチ分移動するだけで折り目全長の増し折りが可能になるからである。
なぜなら、こうすることにより、1ピッチ分移動するだけで折り目全長の増し折りが可能になるからである。
更に、複数のコロと冊子の折り目との間には押圧補助部材を設けるのが良く、この押圧補助部材により、冊子の折り目部分を均一に増し折りすることができる。この押圧補助部材は、載置台に貫通孔をあけてこの貫通孔に押圧補助部材の脚部分を保持すると共に、ばねを使って載置台に保持する構造とするのが最良である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施例1を説明するための構造図であり、(a)は押圧移動前の冊子折り目部分をその下流側から見た側面図であり、(b)はその折り目の側面から見た側面図である。図2は押圧開始時の説明図であり、(a)は下流側から見た側面図であり、(b)は折り目側面から見た側面図である。図3は増し折り移動終了時の説明図であり、(a)は下流側から見た側面図であり、(b)は折り目側面から見た側面図である。
この実施例1においては、まず、載置台1上に、その上流側から冊子Sが搬送されて来て、この載置台1の下方から、モータ8及びばね7により、この載置台1を貫通して(貫通孔を通して)ストッパ2が載置台1上に突出し、冊子Sの折り目の辺がストッパ2に当接してこの冊子Sを載置台1上の定位置に停止する。
この載置台1上に、ストッパ2に当接して停止している冊子Sの折り目の辺に沿って複数のコロ4が、載置台1と平行な横板5及びこの横板5と直交し載置台1上の冊子Sの折り目の辺に沿った方向に延在する縦板6でL字状に形成されたこのL字状の角の縦板6の外面に配列されていて、コロ支持部材3を形成している。
図1は本発明の実施例1を説明するための構造図であり、(a)は押圧移動前の冊子折り目部分をその下流側から見た側面図であり、(b)はその折り目の側面から見た側面図である。図2は押圧開始時の説明図であり、(a)は下流側から見た側面図であり、(b)は折り目側面から見た側面図である。図3は増し折り移動終了時の説明図であり、(a)は下流側から見た側面図であり、(b)は折り目側面から見た側面図である。
この実施例1においては、まず、載置台1上に、その上流側から冊子Sが搬送されて来て、この載置台1の下方から、モータ8及びばね7により、この載置台1を貫通して(貫通孔を通して)ストッパ2が載置台1上に突出し、冊子Sの折り目の辺がストッパ2に当接してこの冊子Sを載置台1上の定位置に停止する。
この載置台1上に、ストッパ2に当接して停止している冊子Sの折り目の辺に沿って複数のコロ4が、載置台1と平行な横板5及びこの横板5と直交し載置台1上の冊子Sの折り目の辺に沿った方向に延在する縦板6でL字状に形成されたこのL字状の角の縦板6の外面に配列されていて、コロ支持部材3を形成している。
載置台1上に、ストッパ2に当接し停止している冊子Sに対し、この冊子Sの折り目の辺の方へコロ支持部材3を移動させ、次いでその複数のコロ4を冊子Sの折り目の辺に押圧する移動押圧手段9が設けられており、この移動押圧手段9は、コロ支持部材3の横板5を載置台1上の冊子Sの方向へ押し付けるように移動する横板押圧部10及びこれを保持する移動支持部13を備え、更に横板押圧部10は、移動支持部13に一端を固定したばね11と、コロ支持部材3の横板5に当接するコロ12とを含んで形成されて、このコロ12で横板5を載置台1上の冊子Sの方向へ押し付けるように移動し、コロ支持部材3の複数のコロ4が冊子Sの折り目に当接後は、ばね11の圧力によりこの折り目部分を押圧し続ける構造となっている。
また、冊子Sの折り目の辺を押圧しているコロ支持部材3を冊子Sの折り目に沿って移動させる折り目方向移動手段14が設けられており、この折り目方向移動手段14は、図3に示すように、コロ支持部材3の縦板6の面に、載置台1上の冊子Sの折り目の辺に対し斜めに傾斜して固定された軸15と、この軸15の周囲をスライド可能なように囲ってガイドしながら冊子Sの折り目に向って移動することにより、軸15をスライドさせてコロ支持部材3を冊子Sの折り目に沿って移動させる軸ガイド16と、を備えている。この軸ガイド16は、移動押圧手段9の移動支持部13に固定されており、移動押圧手段9の移動と連動するようになっている。
このような構造、構成とすることにより、図4の(a)、(b)から分かるように、コロ支持部材3を、複数のコロ4の配列ピッチの1ピッチ分よりわずかに大きい長さだけ移動させるだけで冊子Sの折り目の辺全体をこれらコロ4で増し折りすることができ、増し折りに要する時間を短くすることができる。
なお、図4の(a),(b)は、この増し折り動作の時間短縮について説明するための、この冊子増し折り機構をその下流側から見た、押圧開始時点の状態及び増し折り移動終了時点の状態を示す側面図である。
なお、図4の(a),(b)は、この増し折り動作の時間短縮について説明するための、この冊子増し折り機構をその下流側から見た、押圧開始時点の状態及び増し折り移動終了時点の状態を示す側面図である。
押圧動作終了後は、コロ支持部材3を元の位置に戻し、モータ8によりストッパ2を載置台1の上面から引っ込めて、冊子Sが下流側へ搬送できるようにする。この状態を図5に示す。即ち、図5は、この冊子増し折り機構を、冊子の折り目側面から見た側面図である。
なお、載置台1は、この冊子増し折り機構が装備されている親装置の搬送路の一部となっており、上流側から搬送されて来た冊子Sをストッパ2でその定位置に停止させ、増し折り後は、図5に示すように、ストッパ2を載置台1の上面から引っ込めて、下流側へと搬送するようになっている。図5は、増し折り終了後、モータ8によりストッパ2を載置台1の上面から引っ込めて、冊子Sを下流側へと搬送する状態を示す側面図である。
図6は本発明の実施例2を説明するための構造図であり、(a)は押圧移動前の冊子折り目部分をその下流側から見た側面図であり、(b)はその折り目の側面から見た側面図である。
この実施例2においては、前述の実施例1に加えて、コロ支持部材3の複数のコロ4と載置台1上の冊子S折り目辺との間に、複数のコロ4で冊子Sの折り目の辺部分全体が押圧される押圧補助部材17を設けたものである。この押圧補助部材17は、複数のコロ4で押圧されている間に、冊子Sの折り目部分に接触した状態で移動しないように、押圧補助部材保持具18により、横板押圧部10に固定されている。
このような押圧補助部材17を設けることにより、冊子Sの折り目部分全体に押圧力が伝達され、この折り目部分を見栄えよく増し折りすることができる。
この実施例2においては、前述の実施例1に加えて、コロ支持部材3の複数のコロ4と載置台1上の冊子S折り目辺との間に、複数のコロ4で冊子Sの折り目の辺部分全体が押圧される押圧補助部材17を設けたものである。この押圧補助部材17は、複数のコロ4で押圧されている間に、冊子Sの折り目部分に接触した状態で移動しないように、押圧補助部材保持具18により、横板押圧部10に固定されている。
このような押圧補助部材17を設けることにより、冊子Sの折り目部分全体に押圧力が伝達され、この折り目部分を見栄えよく増し折りすることができる。
押圧補助部材の取り付けの他の例を図7に示す。図7は、冊子折り目部分の側面から見た側面図である。
この例における押圧補助部材19は、載置台1に貫通孔が明けられて押圧補助部材19の保持脚部分を挿通して保持すると共に、ばね20を介して載置台1に保持する構造となっている。
なお、この貫通孔及びばね20は、冊子Sの幅方向の外側に配置して、冊子Sの搬送、移動を妨げないようにしている。
この例における押圧補助部材19は、載置台1に貫通孔が明けられて押圧補助部材19の保持脚部分を挿通して保持すると共に、ばね20を介して載置台1に保持する構造となっている。
なお、この貫通孔及びばね20は、冊子Sの幅方向の外側に配置して、冊子Sの搬送、移動を妨げないようにしている。
図8は本発明の実施例3を説明するための押圧移動前の構造図であり、(a)は冊子折り目部分をその下流側から見た側面図であり、(b)は折り目の側面から見た側面図である。
この実施例3が、前述の実施例1及び実施例2と相違する点は、これら実施例1,2においては、折り目方向移動手段14が移動押圧手段9と連結、連動しているのに対し、この実施例3では、折り目方向移動手段21が移動押圧手段9とは全く関係なく独立して動作するようになっており、その構造は次のとおりである。
この実施例3が、前述の実施例1及び実施例2と相違する点は、これら実施例1,2においては、折り目方向移動手段14が移動押圧手段9と連結、連動しているのに対し、この実施例3では、折り目方向移動手段21が移動押圧手段9とは全く関係なく独立して動作するようになっており、その構造は次のとおりである。
この折り目方向移動手段21は、折り目方向への移動駆動源である駆動モータ22と、この駆動モータ22の駆動力をコロ支持部材3に伝達する結合軸23及び結合部24と、コロ支持部材3を折り目方向にガイドするガイド部25とを備えている。
従って、移動押圧手段9で折り目部分が押圧されると、この移動押圧手段9の動作とは関係なく、駆動モータ22の回転スピードで折り目方向の増し折りができる。
駆動モータ22が回転すると、結合軸23及び結合部24がほぼコロ4の配列ピッチよりやや長めに往復移動するようになっており、これにより折り目全体の増し折りが行われることになる。
駆動モータ22が回転すると、結合軸23及び結合部24がほぼコロ4の配列ピッチよりやや長めに往復移動するようになっており、これにより折り目全体の増し折りが行われることになる。
1 載置台
2 ストッパ
3 コロ支持部材
4 コロ
5 横板
6 縦板
7 ばね
8 モータ
9 移動押圧手段
10 横板押圧部
11 ばね
12 コロ
13 移動支持部
14 折り目方向移動手段
15 軸
16 軸ガイド
17 押圧補助部材
18 押圧補助部材保持具
19 押圧補助部材
20 ばね
21 折り目方向移動手段
22 駆動モータ
23 結合軸
24 結合部
25 ガイド部
26 基台
27 増し折りローラ
28 シャフト
29 支持部材
30 ガイドシャフト
S 冊子
2 ストッパ
3 コロ支持部材
4 コロ
5 横板
6 縦板
7 ばね
8 モータ
9 移動押圧手段
10 横板押圧部
11 ばね
12 コロ
13 移動支持部
14 折り目方向移動手段
15 軸
16 軸ガイド
17 押圧補助部材
18 押圧補助部材保持具
19 押圧補助部材
20 ばね
21 折り目方向移動手段
22 駆動モータ
23 結合軸
24 結合部
25 ガイド部
26 基台
27 増し折りローラ
28 シャフト
29 支持部材
30 ガイドシャフト
S 冊子
Claims (5)
- 中綴じ折りされた冊子の折り目部分を更に増し折りする冊子増し折り機構であって、下記の各手段を具備することを特徴とする冊子増し折り機構。
(イ)搬送されてきた冊子を載置する載置台
(ロ)前記載置台上に載置されている冊子の折り目の辺が当接してこの冊子を前記載置台上の定位置に停止させるストッパ
(ハ)前記ストッパで停止している冊子の折り目の辺方向に沿って複数のコロが配列、支持され、前記載置台との間に前記冊子の折り目の辺部分をこれらコロで挟んでこの折り目部分を増し折りするコロ支持部材
(ニ)前記載置台上に、ストッパに当接して停止している冊子の折り目辺の方へ前記コロ支持部材を移動させ次いで前記複数のコロを折り目辺に押圧する移動押圧手段
(ホ)冊子の折り目辺を押圧している前記コロ支持部材を冊子折り目に沿って移動させる折り目方向移動手段
(ヘ)前記移動押圧手段による、前記コロ支持部材の移動動作及び前記複数のコロの折り目辺押圧動作、並びに、前記折り目方向移動手段による折り目方向移動動作を制御する制御部 - 前記コロ支持部材は、
前記載置台上面と平行な横板と、この横板と直交して前記載置台上の冊子の折り目に沿った方向に延在する縦板と、を備えてL字状に形成されてこのL字状の曲り角の前記縦板の外面に複数のコロが配列された構造であり、
前記移動押圧手段は、
前記横板を前記載置台上の冊子に向って押し付けるように移動させ、前記複数のコロが冊子折り目に当接後はばねの圧力で押圧し続ける構造であり、
前記折り目方向移動手段は、
前記縦板の面に、前記載置台上の冊子の折り目辺に対し斜め傾斜して固定された軸と、この軸の周囲をスライド可能なように囲ってガイドしながら冊子折り目に向って押圧移動することにより前記軸をスライドさせて前記コロ支持部材を前記冊子の折り目に沿って移動させる軸ガイドと、を備えた構造である、
ことを特徴とする請求項1記載の冊子増し折り機構。 - 前記折り目方向移動手段の軸ガイドは、前記移動押圧手段に連結、固定された構造である、
ことを特徴とする請求項2記載の冊子増し折り機構。 - 前記コロ支持部材の複数のコロと前記載置台上の冊子折り目辺との間に、前記複数のコロで前記冊子折り目辺部分全体が押圧される押圧補助部材を前記移動押圧手段に連結して設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の冊子増し折り機構。
- 前記コロ支持部材の複数のコロと前記載置台上の冊子の折り目辺との間に、前記複数のコロで前記冊子折り目辺全体が押圧される押圧補助部材を前記載置台にばねを介して保持する構造である、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の冊子増し折り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007022906A JP2008189404A (ja) | 2007-02-01 | 2007-02-01 | 冊子増し折り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2007
- 2007-02-01 JP JP2007022906A patent/JP2008189404A/ja active Pending
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