JP2008189073A - リヤウインドエアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最後部座席におけるヘッドレストの高さ調整位置にかかわらず、該座席に着座した乗員の頭部の保護性能を確保することを目的とする。
【解決手段】車室50内において車両12のリヤルーフヘッダ16からリヤウインドガラス36に沿って膨張展開するように構成されたエアバッグ袋体20が、最後部座席52のヘッドレスト54に対応して膨張展開する第1膨張部41及び該ヘッドレスト54が設けられていない領域に対応して膨張展開する第2膨張部42を有している。第1膨張部41と第2膨張部42との境界部は、ヘッドレスト54の車幅方向両端部54Aに沿って車両上下方向に延びるスリット56により分割されている。これにより、ヘッドレスト54に対応する第1膨張部41を、第2膨張部42から独立して、該ヘッドレスト54の高さに応じて展開させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リヤウインドエアバッグ装置に関する。
車両に後部から衝撃が作用したとき又は該衝撃を予知したときに、後部シートとリヤウインドガラスとの間に展開するエアバッグにおいて、該エアバッグの下部の左右両側部に、後席シートのヘッドレストと対応した非膨張部を形成することで、インフレータの低容量化と、エアバッグの膨張展開速度の向上を可能とした構成が開示されている(特許文献1参照)。また後突用エアバッグ装置において、エアバッグの上下方向に延びる縫合ラインを、ヘッドレストの両側端部に一致する位置に設定すると共に、エアバッグのうち各ヘッドレストに対応する部分の厚みを厚くして、他の部分を薄く設定した構成が開示されている(特許文献2参照)。
特開2004−284423号公報 特開2006−103659号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載の従来例では、ヘッドレストの高さ調整が考慮されておらず、例えばヘッドレストの高さ位置がエアバッグの非膨張部を越える位置に調整された場合に、エアバッグの膨張部とヘッドレストとが干渉して、該エアバッグの展開が制限されることがあり得る。またエアバッグの膨張部の範囲を、ヘッドレストの最高調整位置に合わせて設定すると、ヘッドレストが最低調整位置にある場合に、該ヘッドレストの上方に膨張部が存在しない領域が形成されてしまうと考えられる。特許文献2に記載の従来例についても、特許文献1に記載の従来例と同様にヘッドレストの高さ調整に対する対応は特になされていない。
本発明は、上記事実を考慮して、最後部座席におけるヘッドレストの高さ調整位置にかかわらず、該座席に着座した乗員の頭部の保護性能を確保することを目的とする。
請求項1の発明は、車両の後面衝突時又は後面衝突予知時にガスを発生させるインフレータと、通常時は折畳み収納され、前記インフレータからの前記ガスの供給を受け車室内において前記車両のリヤルーフヘッダからリヤウインドガラスに沿って膨張展開するように構成され、最後部座席のヘッドレストに対応して膨張展開する第1膨張部及び該ヘッドレストが設けられていない領域に対応して膨張展開する第2膨張部を有し、前記第1膨張部と前記第2膨張部との境界部が、前記ヘッドレストの車幅方向両端部に沿って車両上下方向に延びるスリットにより分割されたエアバッグ袋体と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載のリヤウインドエアバッグ装置では、車両のリヤルーフヘッダからリヤウインドガラスに沿って膨張展開するように構成されたエアバッグ袋体が、最後部座席のヘッドレストに対応して膨張展開する第1膨張部及び該ヘッドレストが設けられていない領域に対応して膨張展開する第2膨張部を有しており、第1膨張部と第2膨張部との境界部が、ヘッドレストの車幅方向両端部に沿って車両上下方向に延びるスリットにより分割されているので、ヘッドレストの高さに応じて第1膨張部を展開させることができる。このため、最後部座席におけるヘッドレストの高さ調整位置にかかわらず、該座席に着座した乗員の頭部の保護性能を確保することが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のリヤウインドエアバッグ装置において、前記エアバッグ袋体の膨張展開時に、前記第1膨張部の一部は前記ヘッドレストと前記リヤウインドガラスとの間に入り込み、前記第1膨張部のうち前記ヘッドレストの上面を越える部分については、該ヘッドレストの前面と略面一となるように膨張展開することを特徴としている。
請求項2に記載のリヤウインドエアバッグ装置では、エアバッグ袋体の膨張展開時に、第1膨張部の一部がヘッドレストとリヤウインドガラスとの間に入り込み、第1膨張部のうちヘッドレストの上面を越える部分が、該ヘッドレストの前面と略面一となるように膨張展開するので、該ヘッドレストの延長上に第1膨張部が展開した状態となる。このため、車両の後面衝突時に、乗員が車両上方に移動して頭部がヘッドレストを越えても、該頭部を第1膨張部により安定的に拘束して保護することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のリヤウインドエアバッグ装置において、前記エアバッグ袋体の膨張展開時に、前記第1膨張部は、前記ヘッドレストの上面に当接することを特徴としている。
請求項3に記載のリヤウインドエアバッグ装置では、エアバッグ袋体の膨張展開時に、第1膨張部がヘッドレストの上面に当接するので、ヘッドレストの高さが調整により変化しても、第1膨張部を該ヘッドレストの高さに追従するように展開させることができる。このため、ヘッドレストの高さ調整位置にかかわらず、該ヘッドレストの延長上に連続的に第1膨張部を展開させることができる。
請求項4の発明は、請求項3に記載のリヤウインドエアバッグ装置において、前記第1膨張部が前記第2膨張部よりも低い速度で膨張展開するように、前記エアバッグ袋体の折畳み状態において、前記第1膨張部と前記第2膨張部とで折畳み方が異なっていることを特徴としている。
請求項4に記載のリヤウインドエアバッグ装置では、エアバッグ袋体の折畳み状態において、第1膨張部と第2膨張部とで折畳み方が異なっており、第1膨張部が第2膨張部よりも低い速度で膨張展開するので、展開が進んだ第2膨張部の側部により、第1膨張部の膨張展開を案内することができる。このため、第1膨張部がその膨張展開過程において車幅方向に振れることがなく、該第1膨張部を所望の位置に安定して膨張展開させることができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載のリヤウインドエアバッグ装置において、前記第1膨張部の折畳み方はロール折りとされ、前記第2膨張部の折畳み方は蛇腹折りとされていることを特徴としている。
請求項5に記載のリヤウインドエアバッグ装置では、第1膨張部の折畳み方がロール折りとされ、第2膨張部の折畳み方が蛇腹折りとされているので、エアバッグ袋体の膨張展開時には、蛇腹折りの第2膨張部が、ロール折りの第1膨張部よりも速やかに膨張展開する。このため、第1膨張部を第2膨張部よりも低い速度で膨張展開させることが容易である。
請求項6の発明は、請求項5に記載のリヤウインドエアバッグ装置において、前記第1膨張部は、折畳み状態において車両後方側へ巻き上げられていることを特徴としている。
請求項6に記載のリヤウインドエアバッグ装置では、第1膨張部が折畳み状態において車両後方側へ巻き上げられているので、エアバッグ袋体の膨張展開時に、該第1膨張部がリヤウインドガラスに沿って膨張展開し易い。このため、第1膨張部の一部をヘッドレストとリヤウインドガラスとの間に入り込ませることが容易である。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のリヤウインドエアバッグ装置によれば、最後部座席におけるヘッドレストの高さ調整位置にかかわらず、該座席に着座した乗員の頭部の保護性能を確保することができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のリヤウインドエアバッグ装置によれば、車両の後面衝突時に、乗員が車両上方に移動して頭部がヘッドレストを越えても、該頭部を第1膨張部により安定的に拘束して保護することができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のリヤウインドエアバッグ装置によれば、ヘッドレストの高さ調整位置にかかわらず、該ヘッドレストの延長上に連続的に第1膨張部を展開させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項4に記載のリヤウインドエアバッグ装置によれば、第1膨張部を所望の位置に安定して膨張展開させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項5に記載のリヤウインドエアバッグ装置によれば、第1膨張部を第2膨張部よりも低い速度で膨張展開させることが容易である、という優れた効果が得られる。
請求項6に記載のリヤウインドエアバッグ装置によれば、第1膨張部の一部をヘッドレストとリヤウインドガラスとの間に入り込ませることが容易である、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係るリヤウインドエアバッグ装置10は、車両12の後面衝突を考慮して、例えば車室天井部14における骨格部材、例えばリヤルーフヘッダ16(図3,図4)に設けられるエアバッグ装置であり、インフレータ18と、エアバッグ袋体20とを備えている。
まず車両12のリヤルーフヘッダ16周りの構成について簡単に説明する。図4において、リヤルーフヘッダ16は、車室天井部14を構成する例えばルーフパネル26の車両後縁部に車幅方向に設けられた骨格部材であり、ルーフパネル26の内側に設けられるルーフヘッダアウタパネル22と、該ルーフヘッダアウタパネル22の更に内側に設けられるルーフヘッダインナパネル24とを、前側接合部16A及び後側接合部16Bにおいて接合することで閉断面に構成されている。リヤルーフヘッダ16の前側接合部16Aは、ルーフパネル26の内面に接合されている。ルーフパネル26の車両後方端部26Aとルーフヘッダアウタパネル22とは、連結部材28を介して連結されている。
ルーフパネル26及びリヤルーフヘッダ16は、内装材としてのルーフヘッドライニング30により覆われている。ルーフヘッダインナパネル24には、エアバッグモジュール32が取り付けられている。このエアバッグモジュール32は、モジュールケース(図示せず)内にインフレータ18及び折畳み状態のエアバッグ袋体20を含んで構成されている。
ルーフパネル26の車両後方端部26Aと連結部材28との接合部には、ウェザーストリップ34が設けられ、またリヤルーフヘッダ16の後側接合部16Bには、ウェザーストリップ38が夫々設けられている。このウェザーストリップ34,38は、車両12のバックドア40の閉止時に、該バックドア40と当接することでルーフパネル26の後縁部とバックドア40との間の水密性を確保するためのシール部材である。バックドア40には、リヤウインドガラス36が、例えばシール材44を用いて取り付けられている。シール材44の車外側には、例えばモール46が取り付けられている。ウェザーストリップ38には、ルーフヘッドライニング30の後縁部30Cが嵌めこまれている。このルーフヘッドライニング30のうち、エアバッグモジュール32に対応する部位には、ティア部30A及びヒンジ部30Bが、夫々例えば車幅方向に延びて設けられている。ヒンジ部30Bは、例えばティア部30Aよりも車両前方側に設けられている。
ここで、ティア部30Aとは、ルーフヘッドライニング30に設けられた例えば薄肉の破断予定部であり、エアバッグ袋体20の所定以上の展開圧が作用した場合に破断するように構成されている。ヒンジ部30Bも、ルーフヘッドライニング30に設けられた薄肉部であるが、ティア部30Aよりも肉厚に形成され、ティア部30Aが破断した際にも破断することがないように構成されている。即ち、エアバッグ袋体20の膨張展開時には、ティア部30Aが破断することで、ルーフヘッドライニング30におけるティア部30Aとヒンジ部30Bとの間の部位がヒンジ部30Bを中心として車室内側へ展開すると共に、ルーフヘッドライニング30におけるティア部30Aより車両後方の部位が、例えばウェザーストリップ38を変形させながら、車室内側へ展開するように構成されている(図3参照)。
次に、エアバッグモジュール32の構成について説明する。図1において、エアバッグモジュール32に含まれるインフレータ18は、車両12の後面衝突時又は後面衝突予知時にガスを発生させるガス発生手段である。このインフレータ18は、例えばエアバッグ袋体20内の車幅方向の中央部に1本設けられ、リテーナ48により保持されている。このリテーナ48は、エアバッグ袋体20の上部に車幅方向に配列された複数の固定部20Aの一箇所と共に、例えばルーフヘッダインナパネル24に固定されている(図4も参照)。
インフレータ18は、図示しないエアバッグECUからの作動電流により作動して、エアバッグ袋体20へ膨張用のガスを供給するように構成されている。エアバッグECUは、車両12の後面衝突を検知する後突センサ又は該後突を予知する後突プリクラッシュセンサ(何れも図示せず)からの信号により、後面衝突が生じたこと又は後面衝突の可能性が高まったことを判定して、インフレータ18に対して点火電流を流すように構成されている。ここで、後突プリクラッシュセンサとは、後面衝突の前に該後面衝突の可能性が高くなったことを予知する、車両後端部の例えばリヤバンパ付近に設けられたミリ波レーダ等(図示せず)であり、その出力信号をエアバッグECUが総合的に判断して後面衝突の予知を行うようになっている。
図2において、エアバッグモジュール32に含まれるエアバッグ袋体20は、通常時は折畳み収納されており、インフレータ18からのガスの供給を受け、車室50内において車両12のリヤルーフヘッダ16からリヤウインドガラス36に沿って膨張展開するように構成されている。またエアバッグ袋体20は、最後部座席52のヘッドレスト54(図5)に対応して膨張展開する第1膨張部41と、該ヘッドレスト54が設けられていない領域に対応して膨張展開する第2膨張部42を有している。第1膨張部41と第2膨張部42との境界部は、ヘッドレスト54の車幅方向両端部54A(図1)に沿って車両上下方向に延びるスリット56により分割されている。図1に示されるように、各々のスリット56は、エアバッグ袋体20の展開完了状態において、ヘッドレスト54の高さ調整範囲を越えて、更に車両上方まで延びている。
第1膨張部41は、最後部座席52に設けられた例えば2個のヘッドレスト54に夫々対応して設けられている。一方、第2膨張部42は、該ヘッドレスト54が設けられていない領域、即ち各ヘッドレスト54より夫々車幅方向外側の領域、及び両方のヘッドレスト54の間の領域に対応して設けられている。エアバッグ袋体20において、各々の第1膨張部41及び第2膨張部42は、スリット56により夫々分割されているが、車幅方向に延びる基部20Bは共通である。即ち第1膨張部41及び第2膨張部42は、インフレータ18からガスの供給を受けて膨張展開できるように、基部20Bから夫々分岐して設けられている。またこの第1膨張部41及び第2膨張部42は、車幅方向に直列に配置されている。なお、図示される第1膨張部41及び第2膨張部42の配置は、ヘッドレスト54が2個の場合に対応するものであり、該ヘッドレスト54の配置や数が異なる場合には適宜変更される。
図2に示されるように、エアバッグ袋体20の折畳み状態において、第1膨張部41と第2膨張部42とで折畳み方が異なっている。具体的には、第1膨張部41の折畳み方はロール折りとされ、折畳み状態において車両後方側へ巻き上げられている(図4,図5も参照)。一方、第2膨張部42の折畳み方は、蛇腹折りとされている。これは、第1膨張部41を第2膨張部42よりも低い速度で膨張展開させるためである。
図5,図6に示されるように、第1膨張部41の一部は、エアバッグ袋体20の膨張展開時に、ヘッドレスト54とリヤウインドガラス36との間に、例えば第1膨張部41の下端41Aが最後部座席52のシートバック58に達する程度まで入り込むように構成されている。これはたとえヘッドレスト54の高さが最も低く調整されているときでも同様である。また、図6に示されるように、第1膨張部41のうちヘッドレスト54の上面54Bを越える部分、例えば該上面54Bの直上展開部分41Bについては、該上面54Bに当接すると共に、ヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開するように構成されている。即ち、第1膨張部41が、ヘッドレスト54の延長上にも展開するようになっている。
図5,図6に示されるように、エアバッグ袋体20は、膨張展開時に、車室天井部14に沿って車両前方へも展開するように構成されている。具体的には、この車両前方への展開部分20Cは、例えば乗員60の頭部60Hより車両前方となる位置まで展開するように構成されている。この展開部分20Cは、通常時は、例えばエアバッグ袋体20の基部20B(図3)に折り畳まれている(図示せず)。このようにエアバッグ袋体20の一部が車両前方へも展開するようにしたのは、車両12の後面衝突に、乗員60の頭部60Hをより広い範囲で拘束して、該頭部60Hに対する保護性能を更に高めるためである。
図1,図3に示されるように、第2膨張部42の下端42Aは、エアバッグ袋体20の膨張展開時に、例えばシートバック58に達する程度まで車両下方に膨張展開し、また該第2膨張部42におけるシートバック58の直上展開部分42Bは、ヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開するように構成されている。補足すると、図1に示されるように、第2膨張部42の膨張展開領域にはヘッドレスト54が設けられていないので、該第2膨張部42におけるシートバック58の直上展開部分42Bを、車幅方向に隣接するヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開させることで、図3に示されるように、乗員60の着座姿勢等により、ヘッドレスト54が設けられていない領域にその頭部60Hが位置していた場合に、該頭部60Hをヘッドレスト54と同等のタイミングで拘束できるようになっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、リヤウインドエアバッグ装置10では、エアバッグECUが車両12の後面衝突を判定し、又は後面衝突を予知すると、該エアバッグECUからインフレータ18に点火電流が流される。すると該インフレータ18が作動して、折畳み状態のエアバッグ袋体20へ多量のガスが供給されて、該エアバッグ袋体20が膨張展開し始める。
図4に示されるように、ルーフヘッドライニング30のティア部30Aに対して、エアバッグ袋体20の所定以上の展開圧が作用すると、図5に示されるように、該ティア部30Aが破断し、ティア部30Aとヒンジ部30Bとの間の部位が該ヒンジ部30Bを中心として車室内側へ展開すると共に、ルーフヘッドライニング30におけるティア部30Aより車両後方の部位が、ウェザーストリップ38を変形させながら、車室内側へ展開する。これによりエアバッグ袋体20用の開口部が、ルーフヘッドライニング30の後縁部に形成される。図1において、この開口部を通じて、エアバッグ袋体20が車室50内へ膨出し、第2膨張部42が矢印A方向へ、また第1膨張部41が矢印B方向へ、夫々リヤウインドガラス36に沿って車両下方へ膨張展開して行く(図3,図5も参照)。
第1膨張部41と第2膨張部42との境界部は、ヘッドレスト54の車幅方向両端部に沿って車両上下方向に延びるスリット56により分割されているので、該第1膨張部41と第2膨張部42とを夫々独立して展開させることが可能である。また第1膨張部41と第2膨張部42とでは、折畳み方が異なっており、第1膨張部41はロール折りとされ、第2膨張部42は蛇腹折りとされている。一般的に、エアバッグ袋体の折畳み方では、蛇腹折りよりロール折りの方が展開の速度が低くなるため、第1膨張部41が第2膨張部42よりも低い速度で膨張展開する。図1における第1膨張部41の部分に描かれている二点鎖線は、この展開速度の差による第1膨張部41の展開進行の遅れを模式的に示している。
ここで、第2膨張部42の展開について説明すると、図1に示されるように、該第2膨張部42は、ヘッドレスト54が設けられていない領域、即ち各ヘッドレスト54より夫々車幅方向外側の領域、及び両方のヘッドレスト54の間の領域に対応して、矢印A方向へ膨張展開する。このとき、第2膨張部42は、その下端42Aが例えばシートバック58に達する程度まで車両下方に速やかに展開する。そして第2膨張部42は、更なるガスの供給を受けることで、乗員60の頭部60Hとリヤウインドガラス36との間でより大きく膨張展開する。
このとき、第2膨張部42におけるシートバック58の直上展開部分42Bは、車幅方向に隣接するヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開する。第2膨張部42の膨張展開領域にはヘッドレスト54が設けられていないが、該第2膨張部42におけるシートバック58の直上展開部分42Bを、車幅方向に隣接するヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開させることで、図3に示されるように、ヘッドレスト54が設けられていない領域にその頭部60Hが位置していた場合に、該頭部60Hをヘッドレスト54と同等のタイミングで拘束することができる。
次に第1膨張部41の展開について説明すると、図1に示されるように、該第1膨張部41は、最後部座席52に設けられた例えば2個のヘッドレスト54に夫々対応して、矢印B方向へ膨張展開する。この第1膨張部41は、第2膨張部42よりも低い速度で膨張展開するので、該第2膨張部42の展開に先行して形成された第2膨張部42の側部42Cにより、第1膨張部41の展開方向を案内することができる。第1膨張部41は、その車幅方向両側に形成される第2膨張部42の側部42Cに挟まれた領域で展開することになるため、該第1膨張部41がその膨張展開過程において車幅方向に振れることがない。このため、第1膨張部41を所望の位置に安定して膨張展開させることができる。
また図5に示されるように、第1膨張部41は、ロール折りで折り畳まれた状態から、膨張するに従って矢印B方向へ展開して行くが、第1膨張部41のロール折りは車両後方側へ巻き上げられたロール折りであるため、リヤウインドガラス36に沿って展開し易い。このため、第1膨張部41の一部を、ヘッドレスト54とリヤウインドガラス36との間に入り込ませることが容易であり、例えば第1膨張部41の下端41Aが最後部座席52のシートバック58に達する程度まで入り込む。これは、たとえヘッドレスト54の高さが最も低く調整されているときでも同様である。
そして、図6に示されるように、第1膨張部41は、更なるガスの供給を受けることで、ヘッドレスト54とリヤウインドガラス36との間、及びリヤルーフヘッダ16と乗員60の頭部60Hとの間でより大きく膨張展開する。このとき、第1膨張部41のうちヘッドレスト54の上面54Bを越える部分、例えば該上面54Bの直上展開部分41Bについては、該上面54Bに当接すると共に、ヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開する。
本実施形態では、第1膨張部41がスリット56によって第2膨張部42と分割されているので、該第1膨張部41をヘッドレスト54の高さに応じて展開させることができる。即ち本実施形態では、ヘッドレスト54が最も高く調整されていても、また最も低く調整されていても、第1膨張部41におけるヘッドレスト54の上面54Bの直上展開部分41Bを、該ヘッドレスト54の前面54Cと略面一に膨張展開させることができる。
具体的には、図6に示されるように、車両12の後面衝突時には、乗員60が慣性により車両上方及び車両後方へ動き、その頭部60Hがヘッドレスト54を越えてリヤルーフヘッダ16の方向へ移動しようとするが、その領域には上記したようにエアバッグ袋体20の第1膨張部41が、ヘッドレスト54と略面一に展開しているので、該第1膨張部41により頭部60Hを速やかに拘束することができ、該頭部60Hの車両後方への移動を抑制することが可能である。
このように、リヤウインドエアバッグ装置10では、図1に示されるように、シートバック58と車室天井部14との間の空間のうち、ヘッドレスト54が設けられていない領域を、エアバッグ袋体20の各部が覆う状態となるため、最後部座席52におけるヘッドレスト54の高さ調整位置や、着座した乗員60の頭部60Hの位置にかかわらず、該頭部60Hの保護性能を確保することが可能である。
これに加えて、図5,図6に示されるように、エアバッグ袋体20は、膨張展開時に車室天井部14に沿って車両前方へも展開する。この車両前方への展開部分20Cは、例えば乗員60の頭部60Hより車両前方となる位置まで展開するので、乗員60の頭部60Hが例えば第1膨張部41で拘束された後、反動で車両前方へ移動しようとした場合には、該頭部60Hを車両前方への展開部分20Cで拘束することができる。このように、リヤウインドエアバッグ装置10では、車両12の後面衝突に、乗員60の頭部60Hをより広い範囲で拘束して、該頭部60Hに対する保護性能を更に高めることができる。
また図1において、第1膨張部41の及び第2膨張部42の展開速度の設定により、第2膨張部42の下端42Aがシートバック58に達して展開が完了するタイミングと同等のタイミングで、第1膨張部41のうちヘッドレスト54の直上展開部分41Bが、該ヘッドレスト54の上面54Bと当接して展開が完了するように調整することも可能である。言い換えれば、第1膨張部41と第2膨張部42との展開完了タイミングの差を減少させることも可能である。
なお、第1膨張部41については、図7又は図8に示される構成とすることも可能である。図7に示される例では、第1膨張部41の根元部中央に、縫製ライン62が設けられている。このようにした場合、第1膨張部41の根元部の断面積を局部的に減少させ、エアバッグ袋体20の基部20Bから第1膨張部41へのガスの流れを抑制することができ、該第1膨張部41の展開速度をより低下させることが可能である。この縫製ライン62の代わりに、ストラップ等を設けてもよい。また図8に示される例では、スリット56の上端から第1膨張部41側へ延びる縫製ライン64を設けられている。このようにした場合でも、図7に示される例と同様に、第1膨張部41の根元部の断面積を局部的に減少させてガスの流れを抑制し、該第1膨張部41の展開速度をより低下させることが可能である。
何れの場合でも、第1膨張部41の展開速度をより低下させることで、相対的に第2膨張部42の展開が早まるため、第1膨張部41の展開の際のガイドとなる側部42Cをより早期に形成することができ、これによって第1膨張部41の展開位置を更に安定させることができる。
なお、図5に示される第1膨張部41の膨張展開過程において、二点鎖線で示されるロール折り状態の第1膨張部41の直径が、途中で拡大しているように描かれているが、これは通常時に緊密に巻かれていた第1膨張部41が膨張しつつ緩むことを示したものである。
また図6においては、第1膨張部41が下端41Aに至るまで全体的に膨張するように描かれているが、ヘッドレスト54の調整高さにかかわらず常に該ヘッドレスト54とリヤウインドガラス36との間に入る下端41A付近については、非膨張部としてもよい。インフレータ18を低容量化することができ、コストの低減が可能となるからである。
更に第1膨張部41の折畳み方をロール折りとし、第2膨張部42の折畳み方を蛇腹折りとしたが、各々の折畳み方はこれに限られるものではなく、第1膨張部41を第2膨張部42よりも低い速度で膨張展開させることができれば、どのような折畳み方を用いてもよい。
エアバッグ袋体20における各部の展開形状を規制するために、該エアバッグ袋体20の内部にストラップやテザー等を設けてもよい。
リヤウインドエアバッグ装置において、エアバッグ袋体が展開した状態を示す正面図である。 エアバッグモジュールを示す拡大斜視図である。 乗員の着座姿勢等により、ヘッドレストが設けられていない領域にその頭部が位置しており、該頭部が展開した第2膨張部により拘束されている状態を示す、図1における3−3矢視断面図である。 通常時におけるリヤウインドエアバッグ装置を、第1膨張部の位置で示す拡大断面図である。 ヘッドレストが設けられている領域に乗員の頭部が位置している状態において、該ヘッドレストに対応して、第1膨張部が膨張展開して行く状態を示す断面図である。 図5に続いて、展開した第1膨張部により乗員の頭部が拘束されている状態を示す、図1における6−6矢視断面図である。 リヤウインドエアバッグ装置において、第1膨張部の根元部中央に縫製ラインを設けた変形例を示す正面図である。 リヤウインドエアバッグ装置において、スリットの上端から第1膨張部側へ延びる縫製ラインを設けた変形例を示す正面図である。
符号の説明
10 リヤウインドエアバッグ装置
12 車両
16 リヤルーフヘッダ
18 インフレータ
20 エアバッグ袋体
36 リヤウインドガラス
41 第1膨張部
42 第2膨張部
50 車室
52 最後部座席
54 ヘッドレスト
54A 車幅方向両端部
54B 上面
54C 前面
56 スリット

Claims (6)

  1. 車両の後面衝突時又は後面衝突予知時にガスを発生させるインフレータと、
    通常時は折畳み収納され、前記インフレータからの前記ガスの供給を受け車室内において前記車両のリヤルーフヘッダからリヤウインドガラスに沿って膨張展開するように構成され、最後部座席のヘッドレストに対応して膨張展開する第1膨張部及び該ヘッドレストが設けられていない領域に対応して膨張展開する第2膨張部を有し、前記第1膨張部と前記第2膨張部との境界部が、前記ヘッドレストの車幅方向両端部に沿って車両上下方向に延びるスリットにより分割されたエアバッグ袋体と、
    を備えたことを特徴とするリヤウインドエアバッグ装置。
  2. 前記エアバッグ袋体の膨張展開時に、前記第1膨張部の一部は前記ヘッドレストと前記リヤウインドガラスとの間に入り込み、前記第1膨張部のうち前記ヘッドレストの上面を越える部分については、該ヘッドレストの前面と略面一となるように膨張展開することを特徴とする請求項1に記載のリヤウインドエアバッグ装置。
  3. 前記エアバッグ袋体の膨張展開時に、前記第1膨張部は、前記ヘッドレストの上面に当接することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のリヤウインドエアバッグ装置。
  4. 前記第1膨張部が前記第2膨張部よりも低い速度で膨張展開するように、前記エアバッグ袋体の折畳み状態において、前記第1膨張部と前記第2膨張部とで折畳み方が異なっていることを特徴とする請求項3に記載のリヤウインドエアバッグ装置。
  5. 前記第1膨張部の折畳み方はロール折りとされ、前記第2膨張部の折畳み方は蛇腹折りとされていることを特徴とする請求項4に記載のリヤウインドエアバッグ装置。
  6. 前記第1膨張部は、折畳み状態において車両後方側へ巻き上げられていることを特徴とする請求項5に記載のリヤウインドエアバッグ装置。
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