JP2008188301A - 遊技媒体貸出システム - Google Patents

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Abstract

【目的】遊技者に不便を強いることなく玉貸しができる安価な玉貸システムを提供する。
【構成】玉貸システム100は、複数の玉貸機10a、10bと、紙幣格納機30と、紙幣搬送装置50を備える。夫々の玉貸機は、投入された紙幣を識別する安価な簡易識別装置12を有しており、識別した紙幣に応じて遊技媒体を貸し出す。紙幣搬送装置50は、玉貸機に投入された紙幣を紙幣格納機へ搬送する。紙幣格納機30は、搬送された紙幣を識別する精密識別装置32を有している。夫々の玉貸機は、精密識別装置がその紙幣を識別するまでは簡易識別装置が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額を限度に遊技媒体を貸し出す。精密識別装置がその紙幣を識別した後に、所定金額を超える遊技媒体を貸し出す。精密識別装置によって正確に紙幣を識別できる。各玉貸機が備える安価な簡易識別装置によって、紙幣が投入されると直ちに遊技媒体の貸し出しを行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、投入された紙幣を識別し、識別した紙幣の額面金額に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出システムに関する。
遊技場には、遊技者にパチンコ玉やメダルなどの遊技媒体を貸し出すための遊技媒体貸出機が設置されている。遊技媒体貸出機は、紙幣が投入されるとその紙幣を識別し、紙幣の額面金額以内で遊技者が希望する金額に応じた数の遊技媒体を貸し出す。以下では簡単のため、「遊技媒体貸出機」を単に「玉貸機」と称する場合がある。
遊技者の便宜を図るため、遊技場には多数の玉貸機が設置されている。各玉貸機に多額の紙幣を長時間格納しておくことは好ましくない。
特許文献1には、玉貸機に投入された紙幣を玉貸機とは別の場所に設置されている回収装置へ回収する技術が開示されている。特許文献1の技術によれば、各玉貸機には紙幣を搬送するための搬送装置が接続されており、投入された紙幣は搬送装置によって回収装置へ回収される。特許文献1の技術を利用すれば、玉貸機に多額の紙幣を格納せずに済む。
特開2000−172911号公報
ところで、玉貸機は、遊技媒体を貸し出す前に投入された紙幣を識別する必要がある。なお、本明細書にいう「紙幣を識別する」とは、紙幣が正規の紙幣であることを識別し、かつ、その紙幣が表す額面金額を特定することをいう。本明細書では、紙幣が正規の紙幣であると識別でき、あるその紙幣が表す額面金額を特定できた場合に「識別する」という表現を用いる。正規の紙幣でないと識別した場合、又は、正規の紙幣であるがその紙幣が表す額面金額を特定できなかった場合は「識別できない」と表現する。
玉貸機には紙幣の識別装置が備えられている。紙幣を高精度に識別するには高度な技術が要求されるため、高い識別能力を有する識別装置は非常に高価である。多数の玉貸機を設置する遊技場では、玉貸機毎に高価な識別装置を備えるとシステム全体が非常に高額となる。
他方、特許文献1の技術のように、玉貸機に投入された紙幣を回収装置へ搬送するシステムを利用すると、次の通りシステムを安価に構築できる。即ち、紙幣の識別装置を玉貸機毎に設置するのではなく、回収装置に設置する。玉貸機に投入された紙幣を回収装置へ搬送し、回収装置において紙幣を識別する。回収装置に備えられた識別装置が紙幣を識別した後に、その紙幣が投入された玉貸機で遊技媒体の貸し出し行う。このシステムは、玉貸機毎に紙幣の識別装置を備える必要がなくなるため、システムを安価に構築できる。
しかしながら、そのようなシステムでは、玉貸機に投入された紙幣が回収装置へ搬送されて識別されるまでのタイムロスが生じるため、遊技者に不便を強いることなる。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、遊技者に不便を強いることのないシステムであり、安価な遊技媒体貸出システムを提供することにある。
本発明に係る遊技媒体貸出システムは、複数の遊技媒体貸出機と、紙幣格納機と、搬送装置を備えている。
夫々の遊技媒体貸出機は、投入された紙幣を識別する第1識別装置と、識別した紙幣に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体供給装置を有している。搬送装置は、夫々の遊技媒体貸出機に投入され、第1識別装置が識別した紙幣を紙幣格納機へ搬送する。紙幣格納機は、搬送された紙幣を識別する第2識別装置を有している。
夫々の遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別するまでは第1識別装置が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額を限度に遊技者が希望する数の遊技媒体を貸し出す。また夫々の遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別した後に、前記の所定金額を超える遊技媒体を貸し出す。
前述したように、高い識別能力を有する識別装置は非常に高価である。逆にいうと、識別能力の低い識別装置は、識別能力の高い識別装置に比べると安価である。
本発明に係る遊技媒体貸出システムは、遊技媒体貸出機毎に、紙幣を識別する第1識別装置を備える。第1識別装置は、識別能力の低い安価な識別装置でよい。各遊技媒体貸出機は、第1識別装置が紙幣を識別すると、遊技者の希望に応じて直ちに遊技媒体を貸し出す。但し、遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別するまで、第1識別装置が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額を限度に遊技媒体を貸し出す。貸し出される遊技媒体数に限度はあるが、遊技者は紙幣を投入した後に直ちに遊技媒体の貸し出しを受けることができる。
第1識別装置は性能の低い識別装置でよいため、識別を誤る虞がある。そこで、本発明の遊技媒体貸出システムは、第1識別装置によって識別され、紙幣格納機へ搬送された紙幣を、再度、第2識別装置で識別する。第2識別装置には、第1識別装置より紙幣識別能力の高い識別装置を用いる。高性能の第2識別装置によって、紙幣を正確に識別することができる。高性能の識別装置は多数の遊技媒体貸出機に対してひとつ備えればよいので、遊技媒体貸出システムを安価に構築することができる。
遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別した後であれば、前記所定金額を超える遊技媒体を貸し出す。換言すれば、遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別できない場合には、前記の所定金額を超える遊技媒体の貸し出しを行なわない。第1識別装置は識別できたが第2識別装置は識別できない紙幣とは、正規の紙幣でない虞がある。そのような紙幣が投入された場合であっても、誤って貸し出される遊技媒体の数を所定金額内に抑えることができる。
多数の遊技媒体貸出機に対してひとつの第2識別装置が対応する場合、第2識別装置が識別した紙幣がいずれの遊技媒体貸出機から搬送されたものであるかを正確に特定できることが好ましい。そのために、遊技媒体貸出システムは次の構成を有することが好ましい。
遊技媒体貸出システムはさらに、遊技媒体貸出機と紙幣格納機に通信可能な管理装置を備える。
夫々の遊技媒体貸出機の第1識別装置は、投入された紙幣の紙幣番号を読み取り、読み取った紙幣番号を遊技媒体貸出機のIDとともに管理装置へ送信する。
紙幣格納機の第2識別装置は、搬送された紙幣の紙幣番号を読み取り、読み取った紙幣番号とともにその紙幣を識別できたか否かの識別結果を管理装置へ送信する。
管理装置は、同一の紙幣番号に対するIDと識別結果を対応付けて、識別できた旨の識別結果に対応付けられたIDが示す遊技媒体貸出機へ、その紙幣番号を有する紙幣に基づく前記所定金額を超える遊技媒体の貸し出しを許可する指令を送信する。即ち、遊技媒体貸出機は、管理装置から許可指令を受信することを契機にして、前記の所定金額を超える遊技媒体を貸し出す。
管理装置は、投入された紙幣の紙幣番号に、その紙幣が投入された遊技媒体貸出機を特定するIDと、第2識別装置がその紙幣を識別できたか否かの識別結果を対応付ける。そのような対応付けによって、複数の遊技媒体貸出機から第2識別装置に紙幣が搬送される場合にも、第2識別装置によって識別された紙幣が投入された遊技媒体貸出機を容易に特定することが可能となる。
上記の遊技媒体貸出システムにおける遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別するまでは、第1識別装置が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額を限度に遊技媒体を貸し出し、第2識別装置がその紙幣を識別した後に、前記所定金額を超える遊技媒体を貸し出す。これとは別に、遊技媒体貸出機は、第1識別装置が紙幣を識別した後に直ちに遊技媒体の貸し出しを開始し、第2識別装置がその紙幣を識別できなかった場合に遊技媒体の貸し出しを停止してもよい。その場合には、第2識別装置が識別できない旨の識別結果に対応付けられたIDが示す遊技媒体貸出機へ、その紙幣番号を有する紙幣に基づく遊技媒体の貸し出しを禁止する指令を送信する管理装置を備えることが好適である。この場合遊技媒体貸出機は、管理装置から禁止指令を受信したことを契機にして、遊技媒体の貸し出しを停止する。
搬送装置によって紙幣を遊技媒体貸出機から紙幣格納機へ搬送する場合、搬送の途中で紙幣が引っかかる虞がある。そのような場合は遊技媒体貸出機による遊技媒体の貸し出しを直ちに停止することが好ましい。そこで、管理装置は、遊技媒体貸出機から紙幣番号とIDを受信してから所定時間以内に、その紙幣番号を有する紙幣の第2識別装置による識別結果を紙幣格納機から受信しない場合に、そのIDが示す遊技媒体貸出機へ、その紙幣番号を有する紙幣に基づく遊技媒体の貸し出しを直ちに禁止する指令を送信することが好ましい。所定金額を限度にして遊技媒体を貸し出す場合には、遊技媒体貸出機は禁止指令を受信した場合には所定金額まで貸し出したか否かに係わらずに遊技媒体の貸し出しを直ちに停止する。
ところで、遊技媒体貸出システムは、投入された紙幣の額面金額と貸し出した遊技媒体の数に相当する金額の差額を遊技者へ返却しなければならない。差額を現金で返却すると、差額を返却した後に、第2識別装置が投入された紙幣を識別できなかったことが判明すると不都合である。そこで、本発明の遊技媒体貸出システムは次の特徴を有することが好ましい。
夫々の遊技媒体貸出機は、第1識別装置が識別した紙幣の額面金額と貸し出した遊技媒体の数に相当する金額の差額と、その紙幣の紙幣番号を記録した記録媒体を発行する。
管理装置は、記録媒体を投入するとその記録媒体に記録された金額に応じた現金を返却する周辺装置に対して、識別できた旨の識別結果に対応付けられた紙幣番号を記録した記録媒体に対してのみ現金返却処理の実行を許可する指令を送信する。
そのような構成によって、事実上、第2識別装置が識別できた紙幣に対してのみ差額を返却することができる。
また、上記の構成は、差額の換金に限らず、差額を記録した記録媒体を投入するとその記録媒体に記録された金額に応じて所定の処理を実行する周辺装置に対しても有効である。即ち管理装置は、そのような周辺装置に対して、識別できた旨の識別結果に対応付けられた紙幣番号を記録した記録媒体に対してのみ所定の処理の実行を許可する指令を送信する。そうすることで、第2識別装置が識別できた紙幣に対してのみ、記録媒体に記録された差額を有効にすることができる。そのような周辺装置には、遊技媒体貸出機が含まれてもよい。
本願発明によれば、遊技者に不便を強いることのシステムであり、安価な遊技媒体貸出システムを実現することができる。
以下の実施例では、遊技媒体としてパチンコ玉を貸し出す遊技媒体貸出システムを対象とする。以下では簡単のため、「遊技媒体貸出機」を「玉貸機」と称し、「遊技媒体貸出システム」を「玉貸システム」と称する。
<第1実施例> 本発明の第1実施例に係る玉貸システムを説明する。図1は、第1実施例に係る玉貸システム100のブロック図である。
玉貸システム100は、複数の玉貸機10aと10b、紙幣格納機30、紙幣搬送装置50、及びサーバ60(管理装置)を備えている。なお、図1に描かれている玉貸機は2台であるが、玉貸システム100は、多数の玉貸機を備えている。また、図示を省略しているが、夫々の玉貸機に隣接して遊技台(パチンコ台)が設置されている。
以下、玉貸機10aを例にして説明する。
玉貸機10aは、簡易識別装置(第1識別装置)12、表示装置14、玉供給装置16、貸機制御装置18を備えている。また玉貸機10aは、図示しないボタンを備えている。
簡易識別装置12は、玉貸機10aに投入される紙幣を識別するとともに、投入された紙幣の紙幣番号を読み取る。簡易識別装置12は、千円紙幣、5千円紙幣、及び1万円紙幣の各紙幣の大きさや特徴的な模様のデータを記憶している。簡易識別装置12は、投入された紙幣の大きさや特徴的な模様を検出し、検出結果を記憶したデータと照合することによって、投入された紙幣を識別する。即ち、投入された紙幣が正規の紙幣であることを識別するとともに、その紙幣の額面金額を特定する。簡易識別装置12は、投入された紙幣が識別できなかった場合には、紙幣投入口(不図示)へその紙幣を戻し、遊技者へその紙幣を返却する。
簡易識別装置12の紙幣識別能力は、後述する精密識別装置32よりも低い。
表示装置は、識別した紙幣の額面金額等を表示する。
玉供給装置16は、遊技者のボタン操作に応じて、所定数のパチンコ玉を隣接して設置されている遊技台へ供給する。即ち、所定数のパチンコ玉を遊技者へ貸し出す。なお、投入された紙幣に基づいて供給する(貸し出す)パチンコ玉数の上限は、簡易識別装置12と後述する精密識別装置32の識別結果に応じて異なる。この点は後述する。
貸機制御装置18は、玉貸機10aが備える各装置を制御するとともに、ネットワーク62を介してサーバ60とデータを送受信する。なお貸機制御装置18には、玉貸機ごとに固有のIDが記憶されている。
玉貸機10bは、玉貸機10aと同じ構成であるので説明を省略する。
紙幣搬送装置50は、玉貸機10a、10b、及び紙幣格納機30に連結されている。紙幣搬送装置50は、夫々の玉貸機の簡易識別装置12が識別した紙幣を紙幣格納機30が備える精密識別装置32へ搬送する。紙幣搬送装置50は多数のローラ(不図示)を備えており、そのローラによって紙幣を搬送する。
紙幣格納機30は、精密識別装置32、アラーム装置34、第1格納庫36、第2格納庫38、及び格納機制御装置40を備えている。
精密識別装置32は、紙幣搬送装置50によって玉貸機10a、又は10bから搬送された紙幣を識別するとともに、その紙幣の紙幣番号を読み取る。精密識別装置32は、千円紙幣、5千円紙幣、及び1万円紙幣の各紙幣の大きさや特徴的な模様の精密なデータを記憶している。精密識別装置32は、投入された紙幣の大きさや特徴的な模様を精密に検出し、検出結果を記憶したデータと照合することによって、搬送された紙幣を識別する。即ち、搬送された紙幣が正規の紙幣であることを識別するとともに、その紙幣の額面金額を特定する。
精密識別装置32の紙幣識別能力は、前述した簡易識別装置12よりも高い。
精密識別装置32が識別できた紙幣は、第1格納庫36へ格納される。精密識別装置32が識別できなかった紙幣は第2格納庫38へ格納される。
格納機制御装置40は、紙幣格納機30が備える各装置を制御するとともに、ネットワーク62を介してサーバ60とデータを送受信する。
アラーム装置34は、格納機制御装置40からの指令によって、警報音を鳴らす。或いはアラーム装置34は、格納機制御装置40からの指令によって、所定の警報メッセージを表示する。
次に、玉貸システム100の機能について説明する。
遊技者が玉貸機10aに紙幣を投入すると、その紙幣は簡易識別装置12に取り込まれる。簡易識別装置12は、投入された紙幣を識別するとともに、その紙幣に記載された紙幣番号を読み取る。投入された紙幣が識別できない場合には、その紙幣は遊技者へ返却される。
簡易識別装置12が紙幣を識別すると、貸機制御装置18は、その紙幣の紙幣番号とともに玉貸機10aのIDをサーバ60へ送信する。
貸機制御装置18は、識別された紙幣の額面金額を表示装置14へ表示する。玉貸機10aには遊技者が操作するためのボタン(不図示)が設けられており、遊技者がボタン操作を行なうと、玉供給装置16から、例えば500円に相当する数のパチンコ玉が、玉貸機10aに隣接する遊技台に供給される。即ち、500円に相当する数のパチンコ玉が遊技者に貸し出される。
ここで、貸機制御装置18は、サーバ60から許可指令を受信するまでは、500円を超えるパチンコ玉の貸し出しを停止する。即ち、貸機制御装置18は玉供給装置16を制御し、遊技者が紙幣を投入した後にボタンを2回操作しても、2回目のボタン操作に対して玉供給装置16からのパチンコ玉の供給を禁止する。貸機制御装置18は、2回目のボタン操作に対して「しばらくお待ち下さい」等のメッセージを表示装置14に表示する。
玉貸機10aが1回のボタン操作で100円相当のパチンコ玉を貸し出す場合には、5回のボタン操作まではそのボタン操作毎に100円相当のパチンコ玉を貸し出す。6回目以降のボタン操作に対しては「しばらくお待ち下さい」等のメッセージを表示装置14に表示する。
玉貸機10aは、後述する第2識別装置がその紙幣を識別するまでは、第1識別装置が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額(本実施例の場合は500円)を限度に遊技媒体を貸し出す。
貸機制御装置18は、投入された紙幣の紙幣番号と玉貸機のIDをサーバ60へ送信した後、500円を超えるパチンコ玉の貸し出しを停止したまま、サーバ60からの指令待ち状態となる。
サーバ60からは、許可指令又は禁止指令のいずれかの指令が玉貸機10aの貸機制御装置18へ送信される。なお、サーバ60の処理については後述する。
貸機制御装置18は、サーバ60から許可指令を受信すると、「玉貸可」とのメッセージを表示装置14に表示するとともに、次のボタン操作に対してパチンコ玉を供給するように玉供給装置16を制御する。このとき玉貸機10aは、投入された紙幣が示す額面金額を上限としてパチンコ玉を貸し出す。
貸機制御装置18は、サーバ60から禁止指令を受信すると、「玉貸不可。係員が参りますのでそのままお待ち下さい」とのメッセージを表示装置14に表示し、待機する。この場合には、遊技者が再びボタンを操作してもパチンコ玉の貸し出しは行なわない。なお、この場合には、遊技場の店員が復帰操作を行うことによって、玉貸機10aは、紙幣の投入待ち状態に復帰する。
簡易識別装置12によって識別された紙幣は、紙幣搬送装置50によって紙幣格納機30へ搬送される。
紙幣格納機30に搬送された紙幣は、精密識別装置32によって再度識別される。精密識別装置32は、搬送された紙幣を識別するとともに、その紙幣に記載された紙幣番号を読み取る。精密識別装置32が紙幣を識別できると、搬送された紙幣が示す額面金額が特定される。
精密識別装置32が搬送された紙幣を識別できた場合には、格納機制御装置40は、識別できた紙幣の識別番号と、その紙幣を識別できた旨の識別結果をサーバ60へ送信する。識別できた紙幣は、第1格納庫36へ格納される。
精密識別装置32が搬送された紙幣を識別できなかった場合には、格納機制御装置40は、識別できなかった紙幣の識別番号と、その紙幣を識別できなかった旨の識別結果をサーバ60へ送信する。識別できなかった紙幣は、第2格納庫38へ格納される。また、格納機制御装置40は、精密識別装置32が搬送された紙幣を識別できなかった場合には、直ちにアラーム装置34を駆動して警告音を発生させる。
サーバ60は、投入された紙幣の紙幣番号と紙幣が投入された玉貸機10aのIDを玉貸機10aから受信する。またサーバ60は、搬送された紙幣の紙幣番号と精密識別装置32がその紙幣を識別できたか否かの識別結果を紙幣格納機30から受信する。サーバ60は、これらの受信データから、同一の紙幣番号に対する玉貸機のIDと識別結果を対応付ける。即ち、サーバ60は、紙幣番号で特定される紙幣が投入された玉貸機のIDと、その紙幣の精密識別装置32による識別結果を対応付ける。
サーバ60は、識別できた旨の識別結果を受信した場合には、その識別結果に対応付けられたIDで特定される玉貸機(玉貸機10a)へ、許可指令を送信する。サーバ60は、識別できなかった旨の識別結果を受信した場合には、その識別結果に対応付けられたIDで特定される玉貸機(玉貸機10a)へ、禁止指令を送信する。許可指令或いは禁止指令を受信した玉貸機10aの動作は前述した通りである。
上記の玉貸システム100によれば、夫々の玉貸機には安価な識別装置(簡易識別装置
12)を備えればよいため、多数の玉貸機を有する玉貸システムを安価に実現することができる。夫々の玉貸機が備える識別装置が安価で低性能であっても、玉貸機に投入された紙幣は、紙幣格納機30が備える高性能な識別装置(精密識別装置32)によって、正確に識別することができる。従って、玉貸システムとしては、紙幣を正確に識別することができる。
玉貸機に投入された紙幣が玉貸機10a(或いは10b)から紙幣格納機30へ搬送され、精密識別装置32で正確に識別されるまでにはタイムロスが生じる。しかしながら、玉貸機10a(或いは10b)は、投入された紙幣が簡易識別装置12で識別されればその直後にパチンコ玉の貸し出しを開始する。これによって、紙幣が正確に識別されるまで遊技者を待たせることはない。遊技者に不便を強いることがない。
例えば、500円相当のパチンコ玉の数が125個であり、遊技台が125個のパチンコ玉を発射するのに最低1分を要する場合を想定する。その場合、紙幣が玉貸機に投入され、その紙幣に基づいて500円相当のパチンコ玉が貸し出されてから1分以内に精密識別装置32がその紙幣を識別できればよい。精密識別装置32が紙幣を識別できれば、遊技者は最初の125個のパチンコ玉を発射し終えた時点で次のパチンコ玉の貸し出しを受けることができる。
簡易識別装置12は、その識別能力が低いため、正規の紙幣でない紙幣を誤って識別してしまう可能性がある。そのような場合でも、精密識別装置32によって、正規でない紙幣を高精度に検出することができる。正規でない紙幣によって貸し出されるパチンコ玉の数を500円相当に限定することができる。
精密識別装置32が紙幣を識別できなかった場合には、紙幣格納機30のアラーム装置34が作動する。識別できなかった紙幣は第2格納庫38に格納される。第2格納庫38は、その中の紙幣を遊技場の店員が取り出しやすいようになっている。アラーム装置34の作動によって、遊技場の店員は、精密識別装置32が紙幣を識別できない状態が発生したことを知る。アラーム装置34が作動すると、直ちに遊技場の店員は第2格納庫38に格納された紙幣を取り出し、目視等によってその紙幣を調べる。
店員の検査によって、その紙幣が正規の紙幣であることが確認された場合には、アラーム装置34を停止するとともに、その紙幣が投入された玉貸機を元の状態に復帰させる。
なお、紙幣を玉貸機に投入する遊技者と第2格納庫38に格納される紙幣を調べる店員が共謀して不正な紙幣を使用することを防止するために、玉貸システム100は次の構成を有することも好適である。即ち、遊技場の店員には予め、店員を特定する店員IDを記録した従業員カードを配布しておく。アラーム装置34の停止操作や玉貸機の復帰操作は、店員IDを入力しなければ操作できないようにする。玉貸システム100のサーバ60は、店員ID、アラーム装置34の停止操作時刻、及び、アラーム装置34が作動する契機となった紙幣(精密識別装置32が識別できなかった紙幣)の紙幣番号を記憶する。店員がアラーム装置34を停止させたときは、アラーム装置34が作動する契機となった紙幣を紙幣格納機30とは別の格納庫などに一旦保管し、店の責任者などに渡すようにする。店の責任者などは、受け取った紙幣が正規のものかどうかを確認するとともに、受け取った紙幣の紙幣番号が、アラーム装置34を停止する際に入力された店員IDに対応して記憶されている紙幣番号に一致しているか否かを確認する。これによって、紙幣格納機30の精密識別装置32が正規の紙幣を正しく認識しなかった場合でも、遊技者を煩わせないとともに、店員と遊技者が共謀して不正を働くことを防止することができる。
店員の検査によって、第2格納庫38に格納された紙幣が正規の紙幣でないと確認された場合には、店員は次の作業を行うことができる。店員は、その紙幣を持って、その紙幣が投入された玉貸機へ移動する。このとき、その紙幣が投入された玉貸機を店員が容易に特定できるようにする方法には次の方法がある。玉貸機の表示装置に投入された紙幣の紙幣番号を表示させる。そうすることで、店員は表示された紙幣番号を頼りに玉貸機を容易に特定できる。また、夫々の玉貸機にもアラーム装置を設けておき、玉貸機はサーバ60から禁止指令を受信するとアラーム装置を作動させる。そうすることで、店員は、その紙幣が投入された玉貸機を容易に特定できる。
上記の方法によって、店員は正規でない紙幣が投入された玉貸機を迅速に特定できる。その玉貸機の付近にいる遊技者を、正規でない紙幣を投入した遊技者であると特定できる。さらに、玉貸機に表示されている紙幣番号と、店員が第2格納庫38から取り出した紙幣の紙幣番号が一致していることを示して、その遊技者がその紙幣を使用したことを認めさせることができる。この場合、更に、監視カメラにて、紙幣番号が読みとられた際の遊技者の画像を記憶しておくと有効である。
また、目視等によっては第2格納庫38に格納された紙幣が正規の紙幣か否かを確認できない場合には店員は次の対応を取ることができる。店員は、その紙幣を持って、その紙幣が投入された玉貸機を特定し、その玉貸機の付近にいる遊技者を特定する。玉貸機を容易に特定する方法は上記の通りである。店員は、持参した紙幣がその玉貸機へ投入されたものであることと、その紙幣が正しく認識できなかったことを説明し、この紙幣と交換に別の紙幣を要求してこれを受け取る。受け取った別の紙幣を玉貸機に投入し、その紙幣を精密識別装置32で識別させる。店員は新たに投入した紙幣が精密識別装置32で識別できたことを確認する。そうすることによって、目視等によっては正規のものか否か確認できない紙幣の使用を防止することができる。
上記の玉貸システム100は、紙幣が投入された玉貸機と、精密識別装置によるその紙幣の識別結果が対応付ける。従って、玉貸システム100は、多数の玉貸機から紙幣が頻繁に紙幣格納機に搬送される場合でも、精密識別装置が識別した紙幣が投入された玉貸機を確実に特定できる。
<第2実施例> 次に第2実施例の玉貸システム(遊技媒体貸出システム)について説明する。図2は、第2実施例の玉貸システム200のブロック図である。
この玉貸システム200は、玉貸機210、紙幣格納機30、紙幣搬送装置50、及びサーバ260を備えている。図2には、1台の玉貸機210のみを描いているが、玉貸システム200は、多数の玉貸機を備えている。
また、この玉貸システム200には、ネットワーク62を介して精算機70が接続されている。
紙幣格納機30と紙幣搬送装置50は、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
玉貸機210は、簡易識別装置12、表示装置14、カード発行装置220、玉供給装置16、及び貸機制御装置18を備える。簡易識別装置12、表示装置14、玉供給装置16、及び貸機制御装置18は、第1実施例と同じであるので説明を省略する。
玉貸システム200は、第1実施例の玉貸システム100と同様に、玉貸機210に投入された紙幣が紙幣格納機30の精密識別装置32で識別されるまでは500円を限度にパチンコ玉を貸し出す。玉貸システム200は、精密識別装置32が紙幣を識別した後に、500円を超えるパチンコ玉を貸し出す。
第2実施例の玉貸システム200は、投入した紙幣の額面金額と貸し出したパチンコ玉の数に相当する金額の差額の精算に特徴がある。
玉貸機210のカード発行装置220は、遊技者が、投入した紙幣の額面金額と貸し出したパチンコ玉の数に相当する金額の差額の精算を求めた場合(遊技者が図示しない精算ボタンを押した場合)、その差額と投入した紙幣の紙幣番号を記録した磁気カード80を発行する。紙幣番号は磁気カードに記憶しても良いし、磁気カードのIDと紙幣番号との対応関係をサーバ260等に記憶して、磁気カードのIDから紙幣番号を特定できるようにしても良い。
利用者は、発行された磁気カード80を精算機70に投入し、精算機70から磁気カードに記録された差額分の現金を受け取ることができる。
精算機70は、カード読取装置72、現金返却装置74、及び精算機制御装置76を備えている。精算機制御装置76は、ネットワーク62を介してサーバ260に接続されている。精算機制御装置76は、サーバ260から紙幣番号の付された許可指令を受信することができる。なお、サーバ260の処理については後述する。
精算機70のカード読取装置72は、玉貸機210が発行した磁気カード80が投入されると、その磁気カード80に記録されている金額(差額)と紙幣番号を読み取る。ここで、精算機70は、その紙幣番号に対する許可指令をサーバ260から受信している場合には、読み取った金額分の現金を払い出す。現金は、精算機70が備える現金返却装置74から払い出される。なお、精算機70は、その紙幣番号に対する許可指令をサーバ260から受信するまでは、読み取った金額分の現金の払い出しを行わない。
サーバ260は、第1実施例のサーバ60の処理とともに、次の処理を行う。
サーバ260は、紙幣格納機30から、搬送された紙幣の紙幣番号と精密識別装置32がその紙幣を識別できたか否かの識別結果を受信する。サーバ260は、正常に識別できた旨の識別結果を受信した場合に、その識別結果に対応付けられている紙幣番号を付した許可指令を精算機70へ送信する。許可指令を受信した精算機70の処理は前述した通りである。
また、上記においては、現金を払い出す条件を、精算機70が、その紙幣番号に対する許可指令をサーバ260から受信している場合としているが、磁気カードのIDと紙幣番号との対応関係をサーバ260等に記憶して、磁気カードのIDから紙幣番号を特定する場合には、精算機70は次の機能を有していても良い。精算機70は、磁気カードが投入されたときに磁気カードのIDを読み取り、そのIDに対応している紙幣番号を特定し、特定した紙幣番号を有する紙幣が精密識別装置32で正確に識別されていることをサーバ260に問い合わせて確認した場合に、現金を払い出すようにしても良い。
上記の玉貸システム200によれば、紙幣格納機30が備える精密識別装置32が識別できた紙幣に対してのみ、遊技者が玉貸機に投入した紙幣に対するつり銭が現金で返却される。玉貸機210が備える簡易識別装置12が識別できた紙幣であっても、紙幣格納機30の精密識別装置32が識別できない紙幣に対してはつり銭が現金で払い出されることがない。
なお、精算機70が備えるカード読取装置72は、玉貸システム200が有する玉貸機にも備えられていることが好ましい。玉貸機は、金額と紙幣番号が記録された磁気カードに基づいてパチンコ玉の貸し出しを行うことができる。
この場合、サーバ260は、識別できた旨の識別結果を受信した場合に、その識別結果に対応付けられた紙幣番号を付した許可指令を全ての玉貸機へ送信する。
玉貸機は、磁気カードから読み取った紙幣番号が、許可指令に付された紙幣番号に一致する場合にのみ、その磁気カードに記録された金額に応じてパチンコ玉の貸し出しを行う。
精算機70が備えるカード読取装置72は、他の周辺装置に備えられていてもよい。例えば、差額が記録された磁気カードで飲料等を販売する自動販売機であってもよい。自動販売機はサーバと接続されており、サーバから紙幣番号を付した許可指令を受信する。自動販売機は、磁気カードから読み取った紙幣番号が、許可指令に付された紙幣番号に一致する場合にのみ、その磁気カードに記録された金額に応じて物品を販売する。
上記実施例の変形例を説明する。
(変形例1) 上記実施例の玉貸機(10a、10b)は、精密識別装置32が紙幣を識別するまでは簡易識別装置12が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額(上記の実施例では500円)を限度にパチンコ玉を貸し出した。
玉貸機の簡易識別装置が紙幣を識別してからその紙幣を紙幣格納機の精密識別装置が識別するまでのタイムロスが比較的短い場合には、玉貸機は上記の「所定金額までの限度」という条件なしにパチンコ玉を貸し出してよい。この場合、玉貸機は、一定時間以内にサーバから禁止指令を受信すると直ちにパチンコ玉の貸し出しを停止する。
上記のタイムロスが比較的短い場合には、「一定時間」を短く設定することができ、その一定時間の間に貸し出されるパチンコ玉の数を実質上制限できるからである。
(変形例2) サーバは、経時装置を備えており、玉貸機から紙幣番号を受信すると、その受信時刻を記憶する。その時刻から所定時間が経過しても、その紙幣番号を有する紙幣の精密識別装置による識別結果を受信しない場合、玉貸機へ禁止指令を送信する。禁止指令を受信した玉貸機は、直ちにパチンコ玉の貸し出しを停止する。これによって、紙幣格納機が備える精密識別装置で紙幣を高精度に識別しないうちに、多くのパチンコ玉が貸し出されることを防止することができる。この変形例2は、特に上記変形例1に対して有効である。変形例1は、サーバから禁止命令が送信されるまでパチンコ玉の貸し出しを継続するからである。
なお、玉貸機から紙幣番号を受信してから所定時間が経過しても、その紙幣番号を有する紙幣の精密識別装置による識別結果を受信しない場合とは、玉貸機に投入された紙幣が紙幣格納機に到達していない場合を意味する。
(変形例3) 紙幣を投入した遊技者をカメラで撮影し、撮影した画像とその遊技者が投入した紙幣の紙幣番号を対応付けて記憶しておくことも好適である。投入された紙幣が正規の紙幣でない場合に、その紙幣を投入した遊技者を特定することができる。
(変形例4) 上記の玉貸システムは、サーバから各玉貸機や精算機等へ禁止指令や許可指令を送信した。サーバが禁止指令や許可指令を送信する代わりに、各玉貸機や精算機等がサーバへ「許可」或いは「禁止」を問い合わせてもよい。例えば、次の通り構成する。
サーバは、夫々の紙幣番号に対して許可或いは禁止の付加情報を対応付けて記憶する。「許可」の付加情報は、紙幣番号が示す紙幣を精密識別装置が識別した場合に付される。「禁止」の付加情報は、紙幣番号が示す紙幣を精密識別装置が識別できなかった場合に付される。各玉貸機や精算機等は、紙幣番号が記録された磁気カードを読み取ったときに、そのカードに記録された紙幣番号に対する付加情報をサーバへ問い合わせる。付加情報が「禁止」の場合には、その磁気カードに基づく処理を行わない。付加情報が「許可」の場合に、その磁気カードに基づく処理を実行する。
磁気カードはICカードでも良く、また、ICコインのようなものでも良い。そのような構成によっても、実施例の玉貸システムと同じ効果を得ることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
また、本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
図1は、第1実施例に係る遊技媒体貸出システムのブロック図である。 図2は、第2実施例に係る遊技媒体貸出システムのブロック図である。
符号の説明
10a、10b、210:玉貸機(遊技媒体貸出機)
12:簡易識別装置(第1識別装置)
14:表示装置
16:玉供給装置
18:貸機制御装置
30:紙幣格納機
32:精密識別装置(第2識別装置)
40:格納機制御装置
50:紙幣搬送装置
60、260:サーバ
70:精算機
72:カード読取装置
76:精算機制御装置
100、200:玉貸システム(遊技媒体貸出システム)

Claims (6)

  1. 複数の遊技媒体貸出機、紙幣格納機、及び搬送装置を備えるシステムであり、
    夫々の遊技媒体貸出機は、投入された紙幣を識別する第1識別装置と、識別した紙幣に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体供給装置を有しており、
    搬送装置は、夫々の遊技媒体貸出機の第1識別装置が識別した紙幣を紙幣格納機へ搬送し、
    紙幣格納機は、搬送された紙幣を識別する第2識別装置を有しており、
    夫々の遊技媒体貸出機は、第2識別装置がその紙幣を識別するまでは第1識別装置が識別した紙幣の額面金額より低い所定金額を限度に遊技媒体を貸し出し、第2識別装置がその紙幣を識別した後に、前記所定金額を超える遊技媒体を貸し出すことを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  2. 遊技媒体貸出機と紙幣格納機に通信可能な管理装置をさらに備えており、
    夫々の遊技媒体貸出機の第1識別装置は、投入された紙幣の紙幣番号を読み取り、読み取った紙幣番号を遊技媒体貸出機のIDとともに管理装置へ送信し、
    紙幣格納機の第2識別装置は、搬送された紙幣の紙幣番号を読み取り、読み取った紙幣番号とともにその紙幣を識別できたか否かの識別結果を管理装置へ送信し、
    管理装置は、同一の紙幣番号に対するIDと識別結果を対応付けて、識別できた旨の識別結果に対応付けられたIDが示す遊技媒体貸出機へ、その紙幣番号を有する紙幣に基づく前記所定金額を超える遊技媒体の貸し出しを許可する指令を送信することを特徴とする請求項1の遊技媒体貸出システム。
  3. 複数の遊技媒体貸出機、紙幣格納機、及び搬送装置を備えるシステムであり、
    夫々の遊技媒体貸出機は、投入された紙幣を識別する第1識別装置と、識別した紙幣に応じて遊技媒体を貸し出す遊技媒体供給装置を有しており、
    搬送装置は、夫々の遊技媒体貸出機の第1識別装置が識別した紙幣を紙幣格納機へ搬送し、
    紙幣格納機は、搬送された紙幣を識別する第2識別装置を有しており、
    夫々の遊技媒体貸出機は、一定時間以内に第2識別装置がその紙幣を識別できなかった場合に投入された紙幣に基づく遊技媒体の貸し出しを停止することを特徴とする遊技媒体貸出システム。
  4. 遊技媒体貸出機と紙幣格納機に通信可能な管理装置をさらに備えており、
    夫々の遊技媒体貸出機の第1識別装置は、投入された紙幣の紙幣番号を読み取り、読み取った紙幣番号を遊技媒体貸出機のIDとともに管理装置へ送信し、
    紙幣格納機の第2識別装置は、搬送された紙幣の紙幣番号を読み取り、読み取った紙幣番号とともにその紙幣を識別できたか否かの識別結果を管理装置へ送信し、
    管理装置は、同一の紙幣番号に対するIDと識別結果を対応付けて、識別できない旨の識別結果に対応付けられたIDが示す遊技媒体貸出機へ、その紙幣番号を有する紙幣に基づく遊技媒体の貸し出しを禁止する指令を送信することを特徴とする請求項3の遊技媒体貸出システム。
  5. 管理装置は、遊技媒体貸出機から紙幣番号とIDを受信してから所定時間以内に、その紙幣番号を有する紙幣の第2識別装置による識別結果を紙幣格納機から受信しない場合に、そのIDが示す遊技媒体貸出機へ、その紙幣番号を有する紙幣に基づく遊技媒体の貸し出しを直ちに禁止する指令を送信することを特徴とする請求項2又は4の遊技媒体貸出システム。
  6. 夫々の遊技媒体貸出機は、第1識別装置が識別した紙幣の額面金額と貸し出した遊技媒体の数に相当する金額の差額と、その紙幣の紙幣番号を記録した記録媒体を発行し、
    管理装置は、前記記録媒体を投入するとその記録媒体に記録された金額に応じて所定の処理を実行する周辺装置に対して、識別できた旨の識別結果に対応付けられた紙幣番号を記録した記録媒体に対してのみ前記所定の処理の実行を許可する指令を送信することを特徴とする請求項2又は4の遊技媒体貸出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014223495A (ja) * 2014-07-22 2014-12-04 大都販売株式会社 管理装置

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