JP2008187560A - 画像処理装置、画像処理システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像欠けを発生させることなく、原稿の両面を同時に読み取ることを目的とする
【解決手段】画像読取部は、原稿の一方の面から画像を読み取りながら、その原稿の他方の面から画像を読み取る。画像処理部は、前記読取部によって読み取られた画像の画像情報を蓄積する。制御部10は、前記読取部が前記一方の面から画像を読み取りながら前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記蓄積部により蓄積された画像情報の量が所定量に到達した場合には、前記読取部によって少なくとも前記原稿の一方の面からの読み取りを継続させつつ、前記蓄積部に蓄積されている前記他方の面から読み取った画像の画像情報に対して、前記該一方の面から読み取った画像の画像情報を上書きして蓄積させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理システムおよびプログラムに関する。
印刷物などの原稿の両面を読み取る方法には、原稿の両面を同時に読み取る同時読取方法と、原稿の一方の面を読み取ってからその原稿の表裏を反転させて他方の面を読み取る反転読取方法とがある(例えば特許文献1,2参照)。
いずれの方法においても、1回の読取工程によって読み取られた画像情報はいったんメモリに記憶されてから所定の装置に転送される。従って、同時読取方法では、原稿両面分の画像情報を記憶し得るだけの容量がメモリに確保されていなければならない。ところが、搬送方向(つまり副走査方向)に比較的長い原稿の両面を同時読取方法で読み取る場合には、原稿両面分の容量を確保することができず、読取工程の途中でメモリの容量不足となることがある。そうすると、例えば原稿の複写を行う場合、記憶できなかった画像が用紙に形成されず、いわゆる“画像欠け”が発生する。
特開2006−206269号公報 特開2004−210521号公報
本発明は、画像欠けを発生させることなく原稿の両面を同時に読み取ることを目的とする
請求項1に係る発明は、原稿の一方の面から画像を読み取りながら、その原稿の他方の面から画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた画像の画像情報を記憶する記憶手段と、前記読取手段が前記一方の面と前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記記憶手段により記憶された画像情報の量が所定量に到達すると、前記読取手段による前記一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面から読み取られた画像の画像情報として前記記憶手段に記憶されている画像情報に対し、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を上書きして前記記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の構成において、前記制御手段は、前記記憶手段によって記憶された画像情報量が所定量に到達した場合には、前記読取手段による前記原稿の一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面からの画像の読み取りを中止することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、原稿の一方の面から画像を読み取りながらその原稿の他方の面から画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた画像の画像情報を記憶する記憶手段と、前記読取手段が前記一方の面と前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記記憶手段により記憶された画像情報の量が所定量に到達すると、前記読取手段による前記原稿の一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させ、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を、前記記憶手段において未だ画像情報が記憶されていない領域に記憶させる制御を行う制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置である。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の構成において、前記記憶手段において前記画像情報を記憶することができる領域の容量を検出する検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出手段によって検出される容量が予め決められた量を下回っている場合には、前記読取手段による少なくとも前記一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面から読み取られた画像の画像情報として前記記憶手段に記憶されている画像情報に対し、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を上書きして前記記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段とを有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項2または3記載の構成において、前記記憶手段から前記画像情報を読み出す読出手段を備え、前記制御手段は、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させた後、前記記憶手段によって記憶されている前記一方の面の画像情報が前記読出手段によって読み出されたことに応じて、前記他方の面からの画像の読み取りを前記読取手段に再度行わせることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項2または3記載の構成において、前記記憶手段から読み出された前記画像情報を出力する出力手段を備え、前記制御手段は、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させた後、前記記憶手段によって記憶された前記一方の面の画像情報が前記出力手段によって出力されたことに応じて、前記他方の面からの画像の読み取りを前記読取手段に再度行わせることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構成において、前記記憶手段によって記憶された画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段を備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1乃至6に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置の前記記憶手段によって記憶された画像情報を用いて処理を行う処理装置とを備えることを特徴とする画像処理システムである。
請求項9に係る発明は、コンピュータを、原稿の一方の面から画像を読み取りながら、その原稿の他方の面から画像を読み取る読取手段と、前記読取手段によって読み取られた画像の画像情報を記憶する記憶手段と、前記読取手段が前記一方の面と前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記記憶手段により記憶された画像情報の量が所定量に到達すると、前記読取手段による前記一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面から読み取られた画像の画像情報として前記記憶手段に記憶されている画像情報に対し、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を上書きして前記記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段として機能させるためのプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、原稿の両面から読み取った画像の画像情報を記憶するだけの記憶容量がない場合であっても、画像欠けの発生する可能性を小さくすることができる。
請求項2記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、原稿から画像を読み取るのに要する電力の消費を抑えることができる。
請求項3記載の発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、原稿の他方の面から読み取った画像の画像情報をできるだけ多く記憶した状態で、その原稿の一方の面から読み取った画像の画像情報を記憶することができる。
請求項4記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、原稿の両面から読み取った画像の画像情報を記憶するだけの記憶容量がない場合であっても、画像欠けの発生する可能性を小さくすることができる。
請求項5記載の発明によれば、原稿の一方の面の画像情報を記憶手段から読み出してから他方の面の読み取りを行うことができる。
請求項6記載の発明によれば、原稿の一方の面の画像情報を出力してから他方の面の読み取りを行うことができる。
請求項7記載の発明によれば、画像を形成することができる。
請求項8,9記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比較して、原稿の両面から読み取った画像の画像情報を記憶するだけの記憶容量がない場合であっても、画像欠けの発生する可能性を小さくすることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(1)構成
図1は、実施形態に係る画像形成装置100の構成を示したブロック図である。画像形成装置100は、画像読取機能、画像形成機能及びファクシミリ機能などの、画像に関連する複数の機能を実現する装置である。画像形成装置100は、制御部10と、操作部20と、通信制御部30と、画像読取部40と、画像形成部50と、画像蓄積部60と、表示部70と、ファクシミリ部80という構成を備えている。図1において、実線の矢印は、画像を表す画像情報の流れを意味しており、点線の矢印は、各々の構成間における制御信号の流れを意味している。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)などの演算回路と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリを備えている。このCPUがRAMをワークエリアとし、ROMに記憶されたプログラムを実行することで、画像形成装置100における原稿の搬送や画像の読取などの処理を制御する。操作部20は各種のボタンやキーを備えた入力装置であり、ユーザによる入力指示を受け付けて制御部10へ供給する。通信制御部30は、通信回線200を介して、他の画像形成装置や、パーソナルコンピュータ或いはサーバ装置などの情報処理装置に接続されており、これらの装置との間で情報の送受信を行う。
画像読取部40は原稿から画像を読み取る読取手段であり、原稿上の画像を光学的に読み取ってその画像を表すアナログの画像信号をディジタルの画像情報に変換して出力する。画像蓄積部60は画像読取部40から供給される画像情報を記憶する記憶手段である。画像蓄積部60は、画像情報を比較的高速に書き込んだり読み出したりすることが可能なメモリ61と、そのメモリ61に対する書き込み及び読み出しを制御部10の指示の下で実行するメモリ制御部62と、ハードディスク等の大容量の記憶部63とを備えている。画像形成部50は電子写真方式で画像を形成する画像形成手段であり、画像蓄積部60から読み出されて供給されてくる画像情報に応じたトナー像を用紙に形成する。表示部70は、例えば液晶ディスプレイ装置であり、制御部10の制御の下で各種画面を表示する。ファクシミリ部80は、例えばG3方式やG4方式などのファクシミリ手順に従い、他のファクシミリ装置との間で公衆回線網90を介して画像情報を送受信する。
図2は、画像読取部40の構造を示した図である。
画像読取部40は、原稿を搬送する原稿送り部110と、原稿から画像を読み取る読取部170とを備えている。ここで「原稿」とは、主として印刷物のことを意味しているが、画像の読み取り対象となり得て、且つ、原稿送り部110にて搬送可能な形状のものであればなんでもよい。原稿送り部110は、複数枚の原稿からなる原稿束を積載する原稿トレイ11と、原稿トレイ11を上昇および下降させるトレイ昇降器12と、トレイ昇降器12により上昇させられた原稿トレイ11の原稿を搬送するロール13と、ロール13により搬送された原稿をさらに搬送方向下流側まで搬送するロール14と、ロール13により供給される原稿を1枚ずつ捌いて第1搬送路31へ搬送するロール15とを備えている。
第1搬送路31は、ロール15によって捌かれた原稿が最初に搬送される搬送路である。この第1搬送路31には、原稿を搬送方向下流側に搬送するロール16と、その原稿をさらに搬送方向下流に搬送すると共に原稿を丸める(以下、原稿をループさせる、という)ためのロール17と、レジストレーション調整を施しながらタイミングを合わせて読取部170に原稿を供給するロール18と、画像が読み取られている原稿を搬送するロール19と、画像が読み取られた原稿をさらに搬送方向下流側に搬送するロール20と、搬送される原稿のループ状態に応じて支点を中心として回動するバッフル41とが設けられている。
ロール19とロール20との間に設けられたCIS(Contact Image Sensor)イメージセンサ51は、原稿に光を照射するLED(Light Emitting Diode)と、LEDからの反射光を集光するレンズアレイと、このレンズアレイにより集光された光を読み取るイメージセンサを備えている。イメージセンサは、CISやCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサ或いは密着型センサ等であり、例えばA4サイズの用紙の長手方向の幅297mmの画像を一度に読み取る。CISイメージセンサ51は、搬送される原稿の原稿面に対向する位置に設けられており、その原稿面から画像を読み取る。CISイメージセンサ51によって得られた画像信号は、図示せぬA/D変換器によってディジタル変換され、画像情報として画像蓄積部60に送られる。
ロール20の下流側には、第2搬送路32および第3搬送路33が設けられているほか、原稿の搬送方向をこれらの搬送路のいずれかに切り替える搬送路切替ゲート42と、読み取りが終了した原稿が積載される排出トレイ140と、排出トレイ140に対して原稿を排出させる第1排出ロール21とが設けられている。第4搬送路34は、第3搬送路33を経由した原稿の搬送方向を逆転させる(以下、スイッチバックさせる、という)ための搬送路である。この第4搬送路34には、原稿をスイッチバックさせるロール22およびロール23とが設けられている、第5搬送路35は、第4搬送路34によってスイッチバックさせられた原稿を再び第1搬送路31に導くための搬送路である。第6搬送路36は、第4搬送路34によってスイッチバックさせられた原稿を排出トレイ140に排出するための搬送路である。第6搬送路36には、排出される原稿を第1排出ロール21まで搬送する第2排出ロール24と、原稿の搬送方向を第5搬送路35および第6搬送路36のいずれかに切り替える出口切替ゲート43とが設けられている。
ロール13は、待機時にはリフトアップされて退避位置に保持され、原稿搬送時には降下して原稿トレイ11上の最上位の原稿を搬送する。ロール17は、停止しているロール18に対し原稿先端を突き当てることで、その原稿をループさせる。ロール18は、このループ形成時においてロール18に噛み込まれた原稿先端をニップ位置まで戻す役割を果たす。原稿にループが形成されると、バッフル41は支点を中心として開き、これにより用紙のループ状態が維持される。また、ロール16およびロール17は、画像読み取り中における原稿のループ状態を維持する役割を果たす。このループによって、読み取りタイミングの調整が図られるとともに、読み取り時における原稿搬送に伴う姿勢(スキュー)が調整される。読み取りの開始タイミングに合わせて、回転停止していたロール18の回転が開始され、ロール19によって原稿面が第2プラテンガラス72Bに押圧され、CISイメージセンサ78により、その原稿面から画像が読み取られる。
搬送路切替ゲート42は、原稿の読み取り終了時に、ロール20を経由した原稿を第2搬送路32に導いて排出トレイ140に排出するように、原稿の搬送方向を切り替える。一方、この搬送路切替ゲート42は、原稿の両面を読み取るべくその原稿の表裏を反転させる場合には、第3搬送路33に原稿を導くように原稿の搬送方向を切り替える。ロール23は、原稿の反転時にクラッチ(図示せず)によって上方に移動させられる。これにより、原稿はロール23の下方を通過し、第4搬送路34へ導かれる。原稿通過後、このロール23は下方に移動させられ、ロール22と共に原稿をロール17へ導いて第6搬送路36の第2排出ロール24まで搬送する。
読取部170の筐体を形成するフレーム71には、原稿が置かれる第1プラテンガラス72Aと、原稿送り部110によって搬送中の原稿を読み取るための第2プラテンガラス72Bとが設けられている。フルレートキャリッジ73は、第2プラテンガラス72Bの下に静止して画像を読み取るほか、第1プラテンガラス72Aの下方を矢印A方向に移動しながら第1プラテンガラス72Aに置かれた原稿から画像を読み取る。ハーフレートキャリッジ75は、フルレートキャリッジ73から得られた光を反射する。フルレートキャリッジ73には、原稿に光を照射する照明ランプ74と、原稿から得られた反射光を受光する第1ミラー76Aとが設けられている。ハーフレートキャリッジ75には、第1ミラー76Aから得られた光を反射する第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cが設けられている。結像用レンズ77は、第3ミラー76Cから得られた光学像を光学的に縮小する。CISイメージセンサ78は、結像用レンズ77によって結像された光学像を光電変換する。CISイメージセンサ78によって得られた画像信号は駆動基板79によってディジタル変換され、画像情報として画像蓄積部60に送られる。
(1−1)第1プラテンガラス72Aに置かれた原稿の片面読取
第1プラテンガラス72Aに置かれた原稿の一方の面から画像を読み取る場合には、次のようになる。
この場合、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75は、それぞれ2:1の割合の速度で矢印A方向に移動する。このとき、フルレートキャリッジ73の照明ランプ74の光が原稿の被読み取り面に照射されると共に、その原稿からの反射光が第1ミラー76A、第2ミラー76Bおよび第3ミラー76Cの順に反射されて結像用レンズ77に導かれる。結像用レンズ77に導かれた光は、CISイメージセンサ78の受光面に結像される。CISイメージセンサ78は、主走査方向の1ライン分の画像を同時に読み取る。主走査方向の1ラインの読み取りが終了した後に、主走査方向とは直交する方向(副走査方向)にフルレートキャリッジ73が1ライン分だけ移動させられ、原稿上の次の1ラインが読み取られる。このような処理を原稿全体に亘って連続的に実行することで、1ページ分の原稿読み取りが完了する。
(1−2)原稿の両面同時読取
一方、原稿送り部110によって搬送される原稿の両面から画像を読み取る場合には、次のようになる。
この場合、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75は、図2に示す実線の位置に停止した状態にある。光が照射された原稿からの1ライン目の反射光は、第1ミラー76A、第2ミラー76B、および第3ミラー76Cを経て結像用レンズ77にて結像される。これにより、CISイメージセンサ78によって主走査方向の1ライン分の画像が読み取られる。この状態から原稿送り部110によって原稿が搬送され、第2プラテンガラス72Bの読み取り位置を通過することで、その原稿上の画像が1ラインずつ読み取られることになる。また、その原稿は原稿送り部110によってCISイメージセンサ51による読み取り位置を通過することで、その原稿上の画像がCISイメージセンサ51によって1ラインずつ読み取られることになる。このようにしてCISイメージセンサ78及びCISイメージセンサ51によって得られた画像信号は、画像情報に変換されて画像蓄積部60に送られる。
なお、原稿送り部110によって搬送される原稿の片面から画像を読み取る場合には、上述したCISイメージセンサ51による読み取りを行わずに、CISイメージセンサ78による読み取りのみを行えばよい。
上述したように、画像読取部40においては、フルレートキャリッジ73とハーフレートキャリッジ75とを停止させた状態で、CISイメージセンサ78により原稿の一方の面の読み取りを行うと同時に、CISイメージセンサ51によって原稿の他方の面を読み取る。なお、この「同時に読み取る」とは、原稿の両面を時刻が完全一致するタイミングで読み取るということではなく、原稿の1回の搬送期間にわたってその原稿の両面から画像を読み取るという意味である。このような読み取りを「両面同時読取」という。
(1−3)原稿の両面反転読取
一方、画像読取部40は、原稿を反転させることでCISイメージセンサ78により原稿の両面から画像を読み取ることもできる。これを「両面反転読取」という。
図3(a)〜(d)は、両面反転読取の仕組みを説明するための図である。
原稿トレイ11に置かれた原稿は、まず図3(a)に示すように、第1搬送路31に供給される。そして、原稿の一方の面(図中下方の面)が読取部170のCISイメージセンサ78によって、ロール19の下方から読み取られる。その原稿は、搬送路切替ゲート42及び第3搬送路33を経由し、第4搬送路34へと搬送される。原稿は、第3搬送路33を通過すると、図3(b)に示すように、ロール22およびロール23によって搬送方向が逆転させられて(つまりスイッチバックさせられて)、第5搬送路35へと搬送される。
原稿は、第5搬送路35からふたたび第1搬送路31に供給される。このとき、原稿の表裏は、図3(a)の場合と逆になっており、図3(a)における原稿の他方の面が図中下方の面になっている。そして、図3(c)に示すように、原稿の他方の面がCISイメージセンサ78によって下方から読み取られる。読み取りが完了した原稿は搬送路切替ゲート42及び第3搬送路33を経由して、第4搬送路34へと搬送される。出口切替ゲート43を通過した原稿は、図3(d)に示すように出口切替ゲート43及び第6搬送路36を経由して、排出トレイ140に排出される。このようにしてCISイメージセンサ78によって得られた画像信号は、画像情報に変換されて画像蓄積部60に送られる。
(2)動作
図4は、制御部10によって実行される処理を示したフローチャートである。
制御部10は、まず、原稿の両面を読み取るのか、又は、原稿の片面のみを読み取るかを判断する(ステップS101)。読み取り対象が原稿の両面かまたは片面かということは、例えばユーザが操作部20を用いて指定してもよいし、通信回線200を介してパーソナルコンピュータ等のホスト装置から画像形成装置100に対して指定してもよい。制御部10はこの指定に基づいてステップS101の判断を行う。ここで、原稿の片面を読み取ると判断された場合には(ステップS101;片面読取)、上述したようにして原稿の片面から画像が読み取られることになる(ステップS102)。
ステップS101において読み取り対象が原稿の両面と判断された場合には(ステップS101;両面読取)、制御部10は、メモリ61において、予め決められた所定サイズの2面分の空き領域を確保することができるかどうかをメモリ制御部62に問い合わせ、その可否を判断する(ステップS103)。ここでいう「所定サイズ」とは、画像形成装置100において使用されることが多いと思われる原稿のサイズの中で、最も大きい原稿の片面の画像を記憶し得るだけ記憶容量のことである。所定サイズが例えばA3サイズの用紙の画像を記憶し得る容量であれば、その2面分とは、A3サイズの用紙の画像を2つ分記憶し得るだけの記憶容量ということになる。この所定サイズは、予めメモリ制御部62によって記憶されている。
メモリ61において所定サイズ2面分の空き領域を確保することができないと判断された場合には(ステップS103;No)、制御部10は、画像読取部40の読取方法を「両面反転読取」に設定する(ステップS104)。次に、制御部10は、メモリ61において所定サイズ1面分の空き領域を確保することができるかどうかをメモリ制御部62に問い合わせ、その可否を判断する(ステップS105)。所定サイズ1面分の空き領域を確保することができない場合とは、例えば他の画像情報がメモリ61に格納されているような状態のことである。この場合には(ステップS105;No)、制御部10は、所定時間待機したのちに(ステップS106)、再びステップS104の判断を行う。そして、制御部10がこのステップS105の判断を所定時間毎に所定回数だけ試みたとしても、メモリ61に所定サイズ1面分の空き領域を確保することができなかった場合には、例えばエラーメッセージを表示部70に表示させて処理を終了するなどの所定の処置を行う。
一方、メモリ61に所定サイズ1面分の空き領域を確保することができると判断された場合には(ステップS105;Yes)、制御部10は、メモリ制御部62によってメモリ61に所定サイズ1面分の空き領域を確保させてから(ステップS107)、画像読取部40に対して、両面反転読取による画像の読み取りを行わせる(ステップS108)。
ここで、図5は、両面反転読取による画像の読み取りの実行手順を示したフローチャートであり、図6は、メモリ61における画像情報の記憶状態を模式的に示した図である。
図5において、メモリ制御部62は制御部10の指示に従って以下の処理を実行する。まず、CISイメージセンサ78により原稿の一方の面から画像が読み取られ、その画像情報が、図6(a)に示すようにして、メモリ制御部62によりメモリ61に順次格納されていく(ステップS201)。図に示したメモリ61の領域の大きさは、ステップS107にて確保された所定サイズ1面分の領域の大きさを表している。
そして、メモリ61に全ての画像情報が記憶されると(ステップS202;Yes)、メモリ制御部62は、図6(b)に示すようにして、このメモリ61から画像情報を全て読み出し、読み出した画像情報を出力する(ステップS203)。ここでは、メモリ制御部62は、画像形成部50、通信制御部30、ファクシミリ部80又は記憶部63のいずれかに対し、読み出した画像情報を出力する。例えば画像形成部50に画像情報が供給されると、その画像情報に基づいて画像形成部50により用紙に画像が形成される。また、通信制御部30に画像情報が供給されると、その画像情報が通信制御部30から通信回線200を介して他の情報処理装置に送信される。また、ファクシミリ部80に画像情報が供給されると、その画像情報がファクシミリ部80により公衆回線網90を介して他のファクシミリ装置に送信される。また、記憶部63に画像情報が供給されると、その画像情報が記憶部63に記憶されることになる。そして、メモリ61に記憶されていた画像情報は、上記のようにメモリ制御部62により全て読み出されたことに応じて、そのメモリ61から消去される(ステップS204)。
再び図4において、画像情報がメモリ61から消去されると、制御部10は、原稿の両面からの画像読取が終了したかどうかを判断する(ステップS109)。ここでは、原稿の一方の面からの画像読取が終了しただけであるから(ステップS109;No)、制御部10は、画像読取部40に対して原稿を反転させるよう指示する(ステップS110)。そして、制御部10の処理は再びステップS105に戻り、上述したステップS105〜S108の処理を、原稿の他方の面に対して実行する。原稿の両面からの画像読取が終了すると(ステップS109;Yes)、制御部10は、次の原稿があるか否かを判断する(ステップS111)。そして、次の原稿があれば(ステップS111;Yes)、制御部10の処理は再びステップS103に戻り、上述した処理を繰り返す。また、それがなければ(ステップS111;No)、制御部10の処理は終了する。
さて、ステップS103において、メモリ61に所定サイズ2面分の空き領域を確保することができると判断された場合には(ステップS103;Yes)、制御部10は、画像読取部40の読取方法を「両面同時読取」に設定する(ステップS112)。そして、制御部10は、メモリ制御部62によってメモリ61に所定サイズ2面分の空き領域を確保させてから(ステップS113)、画像読取部40に画像の読み取りを開始するよう指示する(ステップS114)。この指示に応じて、上述した両面同時読取の方法に従って、CISイメージセンサ78及びCISイメージセンサ51により、原稿の両面から画像が読み取られる。これにより、図7(a)に示すように、それぞれ所定サイズ1面分に相当する、メモリ61上の2つの各記憶領域61a,61bにおいて、原稿の一方の面から読み取られた画像の画像情報(以下、第1面画像情報という)と、原稿の他方の面から読み取られた画像の画像情報(以下、第2面画像情報という)とがメモリ制御部62によって順次書き込まれていく。
このようにして原稿の両面から画像が読み取られている期間において、メモリ61に記憶されている第1面画像情報の量が、上記所定サイズ(つまり記憶領域61aの容量)に到達すると、図7(b)に示すように、メモリ61上に確保されていた記憶領域61aにおいて空きがなくなってしまう。このような事態は、非常に長尺の原稿を読み取る場合、つまり予め想定していた最大サイズの用紙の長手方向の長さを超えるような長尺の原稿を読み取るような場合に発生する。制御部10は、メモリ制御部62によってメモリ61の空き領域を常に監視させており、原稿の両面から画像が読み取られている期間において、メモリ61上に確保した記憶領域61a,61bにおいて空き領域がなくなった場合には(ステップS115;Yes)、画像読取部40の読取方法を「両面同時読取」から「両面反転読取」に変更して(ステップS116)、ステップS108の処理に移行する。
画像読取部40の読取方法が両面反転読取に変更されると、制御部10の指示に従って、CISイメージセンサ78による画像読み取りが継続される一方、CISイメージセンサ51による画像読み取りは中止されることになる。以降は、図7(c)に示すように、メモリ61には、原稿の一方の面から読み取られた画像の第1面画像情報が、図7(b)の状態から継続して順次書き込まれていく(図5のステップS201)。つまり、既にメモリ61に記憶されている第2面画像情報に対し、第1面画像情報が上書きされて記憶されることになる。そして、メモリ61に第1面画像情報が全て記憶されると(ステップS202;Yes)、メモリ制御部62は、図7(d)に示すようにして、このメモリ61から第1面画像情報を全て読み出す(ステップS203)。メモリ61に記憶されていた画像情報は、メモリ制御部62によって全て読み出されると、そのメモリ61から消去される(ステップS204)。
第1面画像情報がメモリ61から消去されると、制御部10は、画像読取部40による原稿の両面からの画像読取が終了したかどうかを判断する(図4のステップS109)。ここでは、原稿の一方の面からの画像読取が終了しただけであるから(ステップS109;No)、制御部10は、画像読取部40に対して原稿を反転させるよう指示する(ステップS110)。そして、制御部10の処理は再びステップS105に戻り、ステップS105〜S108の処理を原稿の他方の面に対して実行する。これにより、図7(e)に示すように、メモリ61には、原稿の他方の面から読み取られた画像の第2面画像情報が順次書き込まれていく(図5のステップS201)。図7(e)において、「前回の第2面画像情報」とは、原稿の他方の面からの読み取りを中止する前に既に書き込まれていた画像情報のことであり、「今回の第2面画像情報」とは、原稿の他方の面からの読み取りを再度開始することで書き込まれた画像情報のことである。なお、このとき、ステップS105にて確保した所定サイズの記憶領域の容量を超えて第2面情画像情報が書き込まれることになるが、第1面画像情報が消去された記憶領域は空き領域であるから、その領域に第2面画像情報を書き込んでも何ら問題はない。そして、メモリ61に第2面画像情報が全て記憶されると(ステップS202;Yes)、メモリ制御部62は、図7(f)に示すようにして、このメモリ61から第2面画像情報を全て読み出し、読み出した第2面画像情報を出力する(ステップS203)。メモリ61に記憶されていた第2面画像情報は、メモリ制御部62によって全て読み出されると、そのメモリ61から消去される(ステップS204)。
このようにして画像読取部による原稿の両面からの画像読取が終了すると(ステップS109;Yes)、制御部10は、次の原稿があるか否かを判断し(ステップS111)、それがあれば(ステップS111;Yes)、制御部10の処理は再びステップS102に戻り、上述した処理を繰り返す。また、それがなければ(ステップS111;No)、制御部10の処理は終了する。
なお、ステップS115において、原稿の両面から画像が読み取られている途中においてメモリ61の空き領域が存在し続ける場合には(ステップS115;No)、制御部10は、図5の手順に従って画像の読み取りを継続し、原稿の両面からの画像読取が終了すると(ステップS117;Yes)、次の原稿があるか否かを判断する(ステップS111)。それがあれば(ステップS111;Yes)、制御部10の処理は再びステップS103に戻り、上述した処理を繰り返す。また、それがなければ(ステップS111;No)、制御部10の処理は終了する。
(3)変形例
上記実施形態を次のように変形してもよい。
(3−1)変形例1
実施形態では、原稿の両面から画像が読み取られている途中でメモリ61の空き領域がなくなった場合、制御部10は、画像読取部40の読取方法を「両面同時読取」から「両面反転読取」に変更していた。これにより、CISイメージセンサ78による画像読み取りが継続される一方、CISイメージセンサ51による画像読み取りは中止されていた。これを次のように変形してもよい。
制御部10は、CISイメージセンサ78による画像読み取りを継続させてその画像情報をメモリ61に記憶させる一方、CISイメージセンサ51による画像読み取りも継続させる。ただし、制御部10は、そのCISイメージセンサ51による読み取りによって得られた画像情報については、読み取り後に破棄してメモリ61に書き込まないようにする。
要するに、メモリ61に空き領域がなくなった場合には、CISイメージセンサ78によって読み取れた画像情報だけをメモリ61に記憶させればよい。よって、画像読取部40が原稿の一方の面から画像を読み取りながら他方の面から画像を読み取っている期間に、メモリ61に蓄積された画像情報の量が所定サイズに到達すると、画像読取部40のCISイメージセンサ51とCISイメージセンサ78による読み取りのうち、少なくともCISイメージセンサ78による一方の面からの画像の読み取りを継続させ、その画像情報をメモリ61に記憶すればよい、ということである。
(3−2)変形例2
実施形態では、制御部10は、原稿の両面から画像が読み取られている途中でメモリ61の空き領域がなくなった場合、メモリ61に記憶されている第2面画像情報に対し、第1面画像情報を上書きしてメモリ61に記憶させていた。
このとき、制御部10は、まず第2面画像情報を消去し、その後に、その第2面画像情報が消去された領域に第1面画像情報を記憶させてもよい。この場合、制御部10は、ステップS103にて画像情報記憶用として確保した記憶領域において、画像情報が未だ蓄積されていない領域に第1面画像情報を記憶させる、ということになる。
また、原稿の両面から画像が読み取られている途中で、ステップS103にて画像情報記憶用として確保されている記憶領域に空き領域がなくなったときには、制御部10は、その画像情報記憶用として確保されていない領域であってもよいから、画像情報が未だ記憶されていない空き領域がメモリ61上にあれば、その空き領域に第1面画像情報を記憶させてもよい。さらに、メモリ制御部62が画像情報が未だ記憶されていない空き領域の容量を検出し、その検出された容量が予め決められた量を下回っている場合には、制御部10は、そこに第1面画像情報を記憶することができない可能性が高いと判断し、上記実施形態と同様に、メモリ61に記憶されている第2面画像情報に対して第1面画像情報を上書きするようにしてもよい。
(3−3)変形例3
実施形態では、メモリ61に記憶されていた第1面画像情報は、メモリ制御部62によって全て読み出されたことを契機として、そのメモリ61から消去され、次の第2面画像情報の読み取りが再度開始されていた。しかし、この消去から画像読み取り再開のタイミングは、これに限らない。例えばメモリ61から読み出された画像情報が画像として画像形成装置によって形成(出力)されたことや、その画像情報が通信制御部30によって他の情報処理装置に送信(出力)されたことや、その画像情報がファクシミリ部80によって他のファクシミリ装置に送信(出力)されたことを契機として、制御部10は画像情報をメモリ61から消去し、第2面画像情報の読み取りを再開させてもよい。つまり、メモリ61から読み出された一方の面の画像情報が出力されたことに応じて、その画像情報をメモリ61から消去し、他方の面からの画像の読み取りを行わせるようにしてもよい。
(3−4)変形例4
画像形成装置100の構成のうち、制御部10と、画像読取部40と、画像蓄積部60とからなる画像処理装置だけであっても、画像欠けを発生させることなく原稿の両面を同時に読み取るという効果を奏する。よって、本発明を、このような構成からなる画像処理装置として捉えてもよい。
(3−5)変形例5
実施形態では、画像読取機能、画像形成機能及びファクシミリ機能などの複数の機能を1台の画像形成装置100が兼ね備えていたが、これらの機能を複数台の装置に分散させてもよい。例えば、図1の画像読取部40と画像蓄積部60とを1台の装置に実装し、この装置と他の処理装置とを有線又は無線で接続した画像処理システムを構築する。そして、或る処理装置には画像形成部50を実装し、また、別の或る処理装置にはファクシミリ部80を実装する。そして、これらの装置間で画像情報や制御信号等を遣り取りする。これにより、画像読取部40と画像蓄積部60とを備えた装置と、その装置によって記憶された画像情報を用いて処理を行う複数の処理装置とを備えた画像処理システムを構築することができる。
(3−6)変形例6
実施形態ではメモリ61は1つであったが、これ以外の構成でもよい。例えば画像読取部40から供給される画像情報を第1のメモリに記憶させ、その第1のメモリから読み出した画像情報を圧縮して第2のメモリに記憶させるという構成を採り、この第1のメモリに対して上述したようなメモリ制御を行ってもよい。この場合、制御部10は、第1のメモリから画像情報を読み出して、画像形成部50、通信制御部30、ファクシミリ部80又は記憶部63のいずれかに出力してもよいし、第2のメモリから圧縮されている画像情報を読み出して伸張し、それを画像形成部50、通信制御部30、ファクシミリ部80又は記憶部63のいずれかに出力してもよい。
(3−7)変形例7
実施形態では、図4,5の処理を制御部10及びその制御部10の指示によって動作するメモリ制御部62によって実行していたが、これを、例えば画像形成装置を遠隔で制御するホスト装置の制御部によって実行するようにしてもよい。
(3−8)変形例8
画像読取部40の構造は図2に示したものに限らない。原稿の表裏を反転する構造や、原稿の両面から画像を読み取る構造は種々のものが公知であるが、要するに、原稿の一方の面から画像を読み取りながらその原稿の他方の面から画像を読み取るものであれば、画像読取部として採用することができる。
なお、制御部10が実行するプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な磁気記録媒体、光記録媒体あるいはROMなどの記録媒体に記録して画像形成装置100に提供することができる。また、インターネットのようなネットワーク経由で画像形成装置100にダウンロードさせることも可能である。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示したブロック図である。 画像読取部の構造を示した図である。 (a)〜(d)は、反転パスによる原稿搬送を説明するための図である。 制御部によって実行される処理の一例を示したフローチャートである。 メモリ制御部によって実行される処理の一例を示したフローチャートである。 (a)〜(b)は、メモリにおける画像情報の記憶状態を模式的に示した図である。 (a)〜(f)は、メモリにおける画像情報の記憶状態を模式的に示した図である。
符号の説明
10…制御部、11…原稿トレイ、31…第1搬送路、32…第2搬送路、33…第3搬送路、34…第4搬送路、35…第5搬送路、50…画像形成部、51…CISイメージセンサ、60画像蓄積部、70…表示部、72B…第2プラテンガラス、78…CISイメージセンサ、80…ファクシミリ部。

Claims (9)

  1. 原稿の一方の面から画像を読み取りながら、その原稿の他方の面から画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた画像の画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段が前記一方の面と前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記記憶手段により記憶された画像情報の量が所定量に到達すると、前記読取手段による前記一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面から読み取られた画像の画像情報として前記記憶手段に記憶されている画像情報に対し、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を上書きして前記記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記記憶手段によって記憶された画像情報の量が所定量に到達した場合には、前記読取手段による前記原稿の一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 原稿の一方の面から画像を読み取りながら、その原稿の他方の面から画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた画像の画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段が前記一方の面と前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記記憶手段により記憶された画像情報の量が所定量に到達すると、前記読取手段による前記原稿の一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させ、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を、前記記憶手段において未だ画像情報が記憶されていない領域に記憶させる制御を行う制御手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記記憶手段において前記画像情報を記憶することができる領域の容量を検出する検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段によって検出される容量が予め決められた量を下回っている場合には、前記読取手段による少なくとも前記一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面から読み取られた画像の画像情報として前記記憶手段に記憶されている画像情報に対し、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を上書きして前記記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と
    を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記記憶手段から前記画像情報を読み出す読出手段を備え、
    前記制御手段は、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させた後、前記記憶手段によって記憶されている前記一方の面の画像情報が前記読出手段によって読み出されたことに応じて、前記他方の面からの画像の読み取りを前記読取手段に再度行わせる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  6. 前記記憶手段から読み出された前記画像情報を出力する出力手段を備え、
    前記制御手段は、前記他方の面からの画像の読み取りを中止させた後、前記記憶手段によって記憶された前記一方の面の画像情報が前記出力手段によって出力されたことに応じて、前記他方の面からの画像の読み取りを前記読取手段に再度行わせる
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  7. 前記記憶手段によって記憶された画像情報に基づいて画像を形成する画像形成手段を備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6に記載の画像処理装置。
  8. 請求項1乃至6に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置の前記記憶手段によって記憶された画像情報を用いて処理を行う処理装置と
    を備えることを特徴とする画像処理システム。
  9. コンピュータを、
    原稿の一方の面から画像を読み取りながら、その原稿の他方の面から画像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段によって読み取られた画像の画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記読取手段が前記一方の面と前記他方の面から画像を読み取っている期間に、前記記憶手段により記憶された画像情報の量が所定量に到達すると、前記読取手段による前記一方の面からの画像の読み取りを継続させつつ、前記他方の面から読み取られた画像の画像情報として前記記憶手段に記憶されている画像情報に対し、前記一方の面から読み取られた画像の画像情報を上書きして前記記憶手段に記憶させる制御を行う制御手段と
    して機能させるためのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010074442A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Ricoh Co Ltd 画像読取装置および画像形成装置
JP2010130372A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像読取装置
JP2011055393A (ja) * 2009-09-04 2011-03-17 Murata Machinery Ltd 画像読取装置及び原稿搬送方法

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