JP2008187514A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バッファの前段処理におけるミスヒットのペナルティを隠蔽し、バッファの容量を削減し、バッファ以降の処理でのリアルタイム性を保証する。
【解決手段】 入力された画像データを色処理するための整数部データと、色処理された画像データを補間処理するための小数部データとを入力された画像データに基づいて生成する。そして、整数部データ及び小数部データに対してそれぞれ異なる圧縮方法を用いて圧縮し、圧縮されたデータに基づいて色処理及び補間処理を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入力された画像データを色処理及び補間処理して出力する画像処理装置及び画像処理方法に関する。
近年、カラー画像データを入力する入力機器としては、スキャナ、ビデオカメラなどが普及している。一方、出力機器としては、インクジェット方式、染料熱昇華型、電子写真方式などを用いた、各種カラープリンタが普及している。これらのカラー入出力機器は、それぞれ固有の色空間を有している。そのため、例えばあるスキャナで読み取ったカラー画像をそのまま別のカラープリンタに転送して印刷した場合、印刷されたカラー画像の色がスキャナで読み取ったオリジナルのカラー画像の色と一致することは殆どない。
このようなカラー画像に対するデバイス間での色再現性の問題を解決するために、入力デバイスの色空間を出力デバイスの色空間に変換する処理(「色処理」と称す)が必要となる。そして、入出力機器の間で色彩再現性能を高めるために、色処理機能が入出力機器に搭載されている。
この色処理とは、具体的には入力γ補正、輝度濃度変換、マスキング、黒生成、UCR、出力γ補正などの一連の画像処理全体、或いはその中の一部の処理を指す。プリンタにおいては、入力デバイスのレッド、グリーン、ブルー(RGB)3色のデジタル画像信号を同時に参照して、出力デバイスのシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック(CMYK)4色のデジタル画像信号に変換する場合に用いられる。
色処理の実現方法は、空間から空間への対応付けを行うことで実現できる。このような変換を行う手法は多く存在するが、それらの中でも、例えば特許文献1、2に記載された三次元ルックアップテーブル(3D−LUT)と補間による手法がよく用いられている。LUTと補間による色変換にも様々な手法が存在するが、必要なデータ量、必要な演算量、単位直方体間での出力の連続性、及びグレーラインの補間特性などから、特許文献1に開示された四面体補間が使用されることが多い。
しかしながら、3D−LUT+補間による色変換方法では、色変換の精度を向上させるために、3D−LUTの1軸当たりの格子点数(グリッド数)を増加させると、LUTの容量は3次元では3乗で増加する。また、色再現性向上のため、RGB以外の色フィルタを追加したデジタルカメラも登場しており、この場合、上記LUTの容量はグリッド数の4乗となり、膨大なメモリ容量が必要となる。
一方、プリンタなどの出力機器においても、色再現性や階調性、粒状性の向上のため、多数の色材(インク)を用いるものがあり、この場合のLUT容量は色材の数に比例して増加する。
これを解決するために、キャッシュ機構を取り入れた手法がよく用いられる。例えば、特許文献3に記載されているように、まず各頂点に独立の小容量の高速なSRAMで構成されるキャッシュメモリを設け、これらのキャッシュメモリに共有され、時分割にてアクセスされるメモリを設ける。この共有されるメモリはDRAM等の安価なメモリ上に構成し、LUTの全てを格納する。この構成により、高価なSRAMの総容量が減り、コストが少なくなるとともに、性能の低下を抑えられる。
特開昭53−123201号公報 特開平8−237497号公報 特開2004−274131号公報
しかしながら、キャッシュを備えた実装では、入力データによってキャッシュのヒット率が変わるため、上記LUTを格納したDRAM等の低速なメモリの参照回数が変動する。その結果、色変換処理の所要時間が変動するので、リアルタイム性を保証できない。
また、リアルタイム性を保証するために、後段に位置するプリントバッファにて、上記時間変動を吸収することが考えられるが、近年の高解像度化、ヘッドのノズル数の増大に伴い、上記プリントバッファの容量、及びメモリ帯域の増大が問題となっている。
本発明は、バッファの前段処理におけるミスヒットのペナルティを隠蔽し、バッファの容量を削減し、バッファ以降の処理でのリアルタイム性を保証することを目的とする。
本発明は、入力された画像データを色処理及び補間処理して出力する画像処理装置であって、入力された画像データを色処理するための整数部データと、該色処理された画像データを補間処理するための小数部データとを前記入力された画像データに基づき生成する生成手段と、前記整数部データ及び小数部データに対してそれぞれ異なる圧縮方法を用いて圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段で圧縮されたデータに基づき前記色処理及び補間処理を行う処理手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、入力された画像データを色処理及び補間処理して出力する画像処理方法であって、入力された画像データを色処理するための整数部データと、該色処理された画像データを補間処理するための小数部データとを前記入力された画像データに基づき生成する生成工程と、前記整数部データ及び小数部データに対してそれぞれ異なる圧縮方法を用いて圧縮する圧縮工程と、前記圧縮工程で圧縮されたデータに基づき前記色処理及び補間処理を行う処理工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、バッファの容量を削減し、かつ、ミスヒットのペナルティを隠蔽し、後段処理でのリアルタイム性を保証することができる。
以下、図面を参照しながら発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。尚、本実施形態では、入力デバイスの色空間を出力デバイスの色空間に変換する色処理を行う画像処理装置を例に説明する。また、変換には、三次元ルックアップテーブル(3D−LUT)と四面体補間を用いて行うものとする。
図1は、本実施形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。図1において、110はデータ分割部であり、入力された画像データを整数部データと小数部データとに分割する。入力された画像データが、例えば3次元のデータであれば、データ分割後の整数部データと小数部データも3次元のデータとなる。一般的に、整数部データのビット深度は、補間演算時に使用される単位立方体の個数に応じて決定される。例えば、N次元空間のある軸について単位立方体が2M−1個ある場合、その軸に対応する整数部データのビット深度はMビットとなる。一般的に、小数部データは画像データのビット深度から整数部データのビット深度を差し引いた、残りのビット深度で表される。
120は順序判定部であり、データ分割部110から出力された3次元の小数部データの大小関係を判定し、順序データを出力する。ここで、順序データは単位立方体から補間演算に使用する四面体を選択するためのものであり、予め定められた3!(=6)通りの選択パターンを示すデータである。125は順序変換部であり、順序判定部120からの順序データとデータ分割部110からの小数部データとに基づき小数部データの並べ替えを行い、順序付き小数部データとして出力する。
130はスライド辞書生成部であり、データ分割部110から出力された3次元の整数部データと順序判定部120から出力された順序データとに基づき辞書値と符号とを生成する。そして、辞書値は後述する格子点データセット読み出し部140へ送ると同時に、生成した符号を後述する符号用プリントバッファ135へ格納する。
131はDRAMであり、上述の辞書値に基づき格子点データセットを出力する多次元LUTを有する。132はDRAMコントローラであり、DRAM131へのアクセスを制御する。135は符号用プリントバッファであり、スライド辞書生成部130によって生成された符号を格納する。
140は格子点データセット読み出し部であり、DRAMコントローラ132を制御し、スライド辞書生成部130で生成された辞書値をシステムバス経由でDRAM131の多次元LUTへ順次転送し、補間演算に必要な格子点データセットを読み出す。145は格子点データセット用プリントバッファであり、格子点データセット読み出し部140によって多次元LUTから読み出された格子点データセットを格納する。
150は整数伸張部であり、符号用プリントバッファ135に格納された符号に基づき格子点データセット用プリントバッファ145から格子点データセットを読み出し、後述する同期化部190へ出力する。
160は非可逆圧縮部であり、順序変換部125から出力された順序付き小数部データを非可逆圧縮する。165は小数部データ用プリントバッファであり、非可逆圧縮されたデータを格納する。170は小数伸張部であり、非可逆圧縮された順序付き小数部データを伸張し、被圧縮伸張順序付き小数部データとして出力する。
190は同期化部であり、別のタイミングで入力された格子点データセットと補間係数を正しく対応付ける。195は補間演算部であり、同期化部190から出力される格子点データセットと補間係数とに基づき補間演算を行い、出力データを生成する。
尚、上述の符号用プリントバッファ135と小数部データ用プリントバッファ165はFIFOで構成されている。FIFOの段数は小数部データ用プリントバッファ165の方が符号用プリントバッファ135より大きい。
また、格子点データセット用プリントバッファ145はランダムリードアクセス可能なFIFOである。ここで、ランダムリードアクセス可能なFIFOとは、FIFO内のどのインデックスに対しても読み出し可能であるが、データが消えるときは必ず先に入ったデータから順番に消えていくというものである。格子点データセット用プリントバッファ145の段数はスライド辞書のインデックス数と同じ値である。
次に、RGBやCMYなどの3つの成分からなる画像データを入力データとし、新たな出力を得る3次元補間処理に本発明を適用した場合の具体的な処理内容を、図2を用いて説明する。
図2は、本実施形態におけるスライド辞書生成部130の生成処理を説明するための図である。尚、スライド辞書はインデックスの番号が0〜3までの4段の辞書であると仮定している。
入力された整数部データと順序データから格子点データセットを参照するための辞書値が生成され、その値が“A”、“A”、“A”、“B”、“B”、“C”、“D”、“C”、“C”、“D”、“D”、“E”、“E”の順に生成されたと仮定する。辞書値とはスライド辞書に格納される値であり、ここではDRAM131の多次元LUTを参照するための1次元のアドレスを表す。“A”はスライド辞書に存在しないのでスライド辞書のインデックス[0]領域に格納される。符号のインデックス値が“0”に設定され、同時に“A”が格子点データセット読み出し部140へ出力される。
次に、“A”が入力されると、“A”はスライド辞書のインデックス[0]領域に存在しているため、“A”は出力されない。また“A”は前データと同一であるため、符号の連続数が1増加する。次の“A”も同様に処理される。
次に、“B”が入力されると、前のデータと異なるため、スライド辞書のインデックス[1]領域に“B”が格納される。符号のインデックス値は“1”に設定され、同時に、“B”が格子点データセット読み出し部140へ出力される。
上述の処理を繰り返して行い、その後“E”が入力されると、“E”はスライド辞書に存在せず、かつスライド辞書が一杯であるので、スライド辞書をスライドさせ、その後、インデックス[3]領域に“E”を格納する。ここでスライド辞書をスライドするとは、インデックス[1]領域〜インデックス[3]領域に格納されている値を、インデックス[0]領域〜インデックス[2]領域に移動させる動作のことである。スライドした目印として符号のインデックス値が“4”に設定され、同時に、“E”が格子点データセット読み出し部140へ出力される。次のデータ“E”は前データと同一であるため、符号の連続数が1増加する。
以上の処理を繰り返すことにより、図2に示す順番で辞書値“A”,“B”,“C”,“D”,“E”と符号(0,2),(1,1),(2,0),(3,0),(2,1),(3,1),(4,1)が出力される。尚、符号は([インデックス値],[連続数])という形式で表されている。
次に、スライド辞書生成部130で生成された符号に基づき格子点データセット用プリントバッファ145から格子点データセットを読み出す整数伸張部150の処理を、図3を用いて詳細に説明する。
図3は、本実施形態における整数伸張部150の処理を示すフローチャートである。まず、ステップS301では、符号用プリントバッファ135から符号を読み出す。次に、ステップS302では、符号のインデックス値が0〜3までの値かを判定し、上記条件を満たしている場合はステップS303へ処理を進める。一方、条件を満たしていない場合はステップS306へ処理を進める。
ステップS303では、インデックス値で指定された領域に格子点データセットが格納されているかを判定し、格納されている場合はステップS305へ処理を進める。一方、格納されていない場合はステップS304へ処理を進める。
ステップS304では、インデックス値で指定された領域に格子点データセットが格納されるまで待ち、格納されたならばステップS305へ処理を進める。ステップS305では、格子点データセット用プリントバッファ145のインデックス値で指定される領域から格子点データセットを読み出し、ステップS309へ処理を進める。
上述のステップS302でインデックス値が4の場合のステップS306では、格子点データセット用プリントバッファ145にスライドが起きたかどうかを判定し、スライドが起きた場合はステップS308へ処理を進める。一方、スライドが起きていない場合はステップS307へ処理を進め、格子点データセット用プリントバッファ145の領域にスライドが起きるまで待ち、起きたならばステップS308へ処理を進める。
ここで、スライドが起きるまで待つ理由について説明する。スライド辞書生成部130で連続数が小さい符号が続けて生成されると、格子点データセットを格子点データセット用プリントバッファ145に格納するまでにかかる時間が、整数伸張部150が読み出すまでの時間を超えてしまう。即ち、格子点データセット用プリントバッファ145に格子点データセットが格納される前に、読み出しが行われてしまうという事態が起こるので、それを避けるためである。
ステップS308では、インデックス[3]領域から格子点データセットを読み出す。そして、ステップS309では、読み出した格子点データセットを(連続数+1)回出力する。
ここで、上述した処理を、具体的な例を用いて説明する。尚、符号用プリントバッファ135で生成された符号が図2に示す順で入力され、インデックス領域には4点の格子点データセットが格納されていると仮定する。即ち、インデックス[0]領域には、“A0A1A2A3”、インデックス[1]領域には“B0B1B2B3”、それ以降もスライド辞書生成部130で格納された値に対応した格子点データが格納されている。
図2示す符号(0,2)が入力されると、格子点データセット用プリントバッファ145のインデックス[0]領域に格子点データセットが格納されているかを判定する。ここで格納されている場合は、格子点データセット“A0A1A2A3”を読み出し、“A0A1A2A3”を3回(連続数+1回)出力する。一方、インデックス[0]領域に格子点データセットが格納されていない場合は、格納されるまで待ってから、読み出し、出力動作を行う。
次に、符号(1,1)が入力されると、格子点データセット用プリントバッファ145のインデックス[1]領域に格子点データセットが格納されているかを判定する。ここで格納されている場合は、格子点データセット“B0B1B2B3”を読み出し、“B0B1B2B3”を2回出力する。一方、インデックス[1]領域に格子点データセットが格納されていない場合は、格納されるまで待ってから、読み出し、出力動作を行う。
以降の符号(2,0),(3,0),(2,1),(3,1)に対しても同様の動作を繰り返す。
次に、符号(4,1)が入力されると、格子点データセット用プリントバッファ145にスライドが起きた後かを判定する。ここでスライドが起きた後であれば、インデックス[3]領域から格子点データセット“E0E1E2E3”を読み出し、“E0E1E2E3”を2回出力する。一方、スライドが起きる前であれば、スライドが起きるまで待ってから、読み出し、出力動作を行う。
単位立方体中のどの四面体を選択するかの情報を辞書値に含むことで、入力された辞書値で示される四面体に応じた4個の格子点データセットのみを多次元LUTから読み出し、格子点データセット用プリントバッファ145へ格納することができる。
そのため、整数部データによって示される単位立方体の格子点である23(=8)個の格子点データセットを格納する従来技術より、必要なプリントバッファの容量を削減することが可能となる。
また、高圧縮のために小数部データに対して非可逆圧縮を行った場合、伸張後の小数部データに基づき四面体を選択する手法においては、誤った四面体を選択する恐れがある。四面体の選択ミスが発生すると、格子点セットが異なってしまうため、四面体の選択ミスは小数部の誤差に比較して補間結果への影響が大きい。
そこで、本実施形態では、圧縮前に予め四面体を選択しておくことにより、常に正しい四面体(格子点セット)を選択することが可能になり、補間結果への影響を小さく抑えることができる。
次に、格子点データセット用プリントバッファ145の動作を説明する。この例では、格子点データセット用プリントバッファ145の段数が4段のときの動作を示す。
まず、格子点データセット用プリントバッファ145内に値が格納されていないとき、書き込み動作が起こるとインデックス[0]に入力値が格納される。一方、読み出し動作が起こるとインデックス[0]に入力値が格納されるまで、読み出し動作は保留される。このとき、インデックス[0]以外の読み出し動作はエラーとなる。
次に、格子点データセット用プリントバッファ145内のインデックス[0]にのみ値が格納されているとき、書き込み動作が起こるとインデックス[1]に入力値が格納される。ここで、インデックス[0]の読み出し動作が起こるとインデックス[0]に格納された値が出力される。また、インデックス[1]の読み出し動作が起こるとインデックス[1]に入力値が格納されるまで、読み出し動作は保留される。このとき、インデックス[0],[1]以外の読み出し動作はエラーとなる。
次に、格子点データセット用プリントバッファ145内のインデックス[0]、[1]に値が格納されているとき、書き込み動作が起こるとインデックス[2]に入力値が格納される。ここで、インデックス[0]、[1]の読み出し動作が起こると対応するインデックスに格納された値が出力される。また、インデックス[2]の読み出し動作が起こるとインデックス[2]に入力値が格納されるまで、読み出し動作は保留される。このとき、インデックス[0],[1],[2]以外の読み出し動作はエラーとなる。
次に、格子点データセット用プリントバッファ145内のインデックス[0]〜[2]までに値が格納されているときも同様の動作をする。
次に、格子点データセット用プリントバッファ145内のインデックス[0]〜[3]までに値が格納されているとき、書き込み動作が起こるとスライドが起こり、その後、インデックス[3]に入力値が書き込まれる。上述したように、スライドとはインデックス[3]〜[1]までに格納されていた値が、インデックス[2]〜[0]までに移動する動作のことである。
ここで、読み出し動作が起こると符号のインデックス値が0から3までの場合は、指定されたインデックス領域に格納された値が出力される。また、符号のインデックス値が4を指定された場合は、スライドが完了した後にインデックス[3]から読み出す。
次に、順序付小数部データを非可逆圧縮する非可逆圧縮部160の構成及び処理を説明する。尚、非可逆圧縮部160の構成及び処理は従来のものと同様であり、本実施形態により規定されるものではないが、例えば直行変換符号化、ベクトル量子化、差分予測符号化などを利用したものが挙げられる。
以下では、非可逆圧縮方法のうちベクトル量子化を利用した例を、図4を用いて詳細に説明する。ここで、ベクトル量子化とは、入力されたデータを任意の範囲で区切り、このデータ列を入力ベクトルとして量子化を行う符号化方法である。
図4は、非可逆圧縮部160の構成及び処理の一例を示す図である。図4に示すように、入力ベクトルの特徴をよく表す代表ベクトルとインデックスを対応付けたコードブック420を予め作成し、記憶しておく。次に、入力ベクトルと比較して最もパターンの近い代表ベクトルをコードブック420から選択し、その代表ベクトルのインデックスを符号として出力する。
図4に示す非可逆圧縮部160は、コードブック参照部410とコードブック420とから構成されている。また、順序付き小数部データは(aL,aM,aS)が入力されたと仮定する。ここで、順序付き小数部データは、aL>aM>aSという順に並べられているものと仮定する。
コードブック参照部410は、入力ベクトル(aL,aM,aS)に最も近い代表ベクトルをコードブック420から選択し、該当した代表ベクトルに対応するインデックスを非可逆圧縮データとして出力する。
尚、代表ベクトルを検索する方法としては公知の方法を用いる。公知の方法としては、例えば入力データと代表ベクトルとの違いを歪み量として定量化し、歪み量が最小となる代表ベクトルを選択するという手法が一般的に用いられる。
このように、予め大小順に並べ替えられた入力データから入力ベクトルを構成して圧縮することで、ベクトル成分の振幅の変化を抑制することができ、圧縮効率が高まる。これにより、バッファの容量を削減することが可能となる。
尚、本実施形態では、入力ベクトルとして順序付き小数データを用いているので、順序が変化するような代表ベクトルは不要である。このため、コードブック420を簡略化できるだけでなく、伸張後の順序の変化も原理的に発生しないため、効率的な圧縮が可能となる。
次に、非可逆圧縮データを伸張する小数伸張部170の構成及び処理を、図5を用いて詳細に説明する。
図5は、小数伸張部170の構成及び処理の一例を示す図である。図5に示すように、小数伸張部170は、コードブック参照部510とコードブック520とから構成されている。コードブック520に格納されている代表ベクトルは、非可逆圧縮部160におけるコードブック420の代表ベクトルを予め正規化したものであり、補間演算部195で使用する補間係数として使用可能である。
コードブック参照部510は、入力された非可逆圧縮データを元にコードブック520を参照して対応する代表ベクトルを補間係数として出力する。
本実施形態によれば、エンジンに依存しない空間で圧縮することでプリントバッファの容量を削減し、かつエンジンに先行してLUTアクセスを行うことでミスヒットのペナルティを隠蔽し、後段処理でのリアルタイム性を保証することができる。
尚、本発明は複数の機器(例えば、ホストコンピュータ,インターフェース機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用しても良い。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行する。これによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
このプログラムコードを供給するための記録媒体として、例えばフレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、次の場合も含まれることは言うまでもない。即ち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合である。
更に、記録媒体から読出されたプログラムコードがコンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込む。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理により前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本実施形態における画像処理装置の構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるスライド辞書生成部130の生成処理を説明するための図である。 本実施形態における整数伸張部150の処理を示すフローチャートである。 非可逆圧縮部160の構成及び処理の一例を示す図である。 小数伸張部170の構成及び処理の一例を示す図である。
符号の説明
110 データ分割部
120 順序判定部
125 順序変換部
130 スライド辞書生成部
131 DRAM
132 DRAMコントローラ
135 符号用プリントバッファ
140 格子点データセット読み出し部
145 格子点データセット用プリントバッファ
150 整数伸張部
160 非可逆圧縮部
165 小数部データ用プリントバッファ
170 小数伸張部
190 同期化部
195 補間演算部

Claims (10)

  1. 入力された画像データを色処理及び補間処理して出力する画像処理装置であって、
    入力された画像データを色処理するための整数部データと、該色処理された画像データを補間処理するための小数部データとを前記入力された画像データに基づき生成する生成手段と、
    前記整数部データ及び小数部データに対してそれぞれ異なる圧縮方法を用いて圧縮する圧縮手段と、
    前記圧縮手段で圧縮されたデータに基づき前記色処理及び補間処理を行う処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記整数部データを圧縮する圧縮方法は、可逆圧縮であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記小数部データを圧縮する圧縮方法は、非可逆圧縮であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記補間処理として四面体補間を用い、どの四面体に属するかを示す情報を取得し、該情報は前記整数部データに含めて圧縮されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記小数部データは、大きさ順に並び替えられて圧縮されることを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記圧縮手段で圧縮された整数部データに基づき、ルックアップテーブルに格納された格子点データをバッファに読み出して前記色処理を行う手段と、
    前記圧縮手段で圧縮された小数部データを伸張する手段と、
    前記格子点データと前記伸張された小数部データとに基づき前記補間処理を行う手段とを更に有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記整数部データを圧縮する圧縮方法は、スライド辞書を用いる方法であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  8. 入力された画像データを色処理及び補間処理して出力する画像処理方法であって、
    入力された画像データを色処理するための整数部データと、該色処理された画像データを補間処理するための小数部データとを前記入力された画像データに基づき生成する生成工程と、
    前記整数部データ及び小数部データに対してそれぞれ異なる圧縮方法を用いて圧縮する圧縮工程と、
    前記圧縮工程で圧縮されたデータに基づき前記色処理及び補間処理を行う処理工程とを有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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