JP2008187179A - 複数のvhf源の電力を配分することによる、ウエハ全体のプラズマプロセス均一性の改善 - Google Patents

複数のvhf源の電力を配分することによる、ウエハ全体のプラズマプロセス均一性の改善 Download PDF

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Abstract

【課題】少なくとも天井電極と、ワークピースサポート電極とを含む電極を有するプラズマリアクタチャンバにおいて、ワークピースを処理する方法を提供する。
【解決手段】この方法は、各VHF周波数f1及びf2の各RF電源を、(a)電極の夫々か、(b)電極の共通する1つに結合する工程であって、中心が高い不均一なプラズマイオン分布を生成するのにf1が十分に高く、中心が低い不均一なプラズマイオン分布を生成するのにf2が十分に低い工程を含む。この方法は、f1周波数でのRFパラメータ対f2周波数でのRFパラメータの比を調整して、プラズマイオン密度分布を制御する工程であって、RFパラメータが、RF電力、RF電圧又はRF電流のうち1つである工程を含む。
【選択図】図1A

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2007年1月30日出願の米国特許仮出願第60/898,632号及び2007年4月11日出願の米国特許出願第11/733,764号に基づく優先権を主張する。
背景
本発明の実施形態は、半導体ウエハ等のワークピースを処理するための容量結合プラズマ源に係る。容量結合プラズマ源は、天井電極を含み、これは、110MHzを超える非常に高い周波数(VHF)周波数で駆動され、比較的低電圧で高密度プラズマを生成することができる。容量結合プラズマ源は、さらに、低電極腐食のために、低電極電位を生成することができ、所望であれば、ウエハ表面でイオンエネルギーを低レベルに制限でき、プラズマ密度の広い範囲(非常に少ない〜非常に多いプラズマイオン密度)にわたって動作できる。こうしたプラズマ源に固有の1つの問題は、天井電極が、プラズマの実効誘電率のために、放射伝送線効果及び負荷を示すことである。例えば、150MHzで、自由空間4分の1波長は約20インチであり、略天井電極の直径(約15インチ)である。従って、RF界は、天井電極の表面全体で大きく異なり、ウエハ表面でのプロセス不均一性を生じさせる。実効誘電率が1を超えるプラズマについては、有効波長は、天井電極直径未満まで減じ、RF界の不均一性が悪化する。これによって、ウエハ表面全体の処理不均一性が悪化する。エッチングプロセスについては、これによって、ウエハ表面全体にわたって、不均一な端部の少ないエッチングレート分布が生成される。
かかる望ましくない影響を減じるために、様々なアプローチが用いられている。1つのアプローチでは、磁気ステアリングを用いて、プラズマイオン分布を変える、例えば、その中心が高い不均一性を減じて、やや平らな分布を生成している。このアプローチによる1つの問題は、源の中心が高い不均一性が、磁気ステアリングの補正能力を超えることである。このアプローチによる他の問題は、磁束密度が高すぎると、ワークピースの帯電損傷となり得ることである。他のアプローチは、より多くのプラズマRFバイアス電力をウエハに印加することにより、プラズマシース(又はバイアス)電圧を増大するものである。これには、プラズマシース厚さを増加する、言い換えると、典型的には、天井プラズマシース全体のキャパシタンス及びウエハプラズマシース全体のキャパシタンスを減じる効果があり、これによって、天井シースキャパシタンス、プラズマキャパシタンス及びウエハシースキャパシタンスを含む連続した3つのキャパシタが形成される。正味の影響は、プラズマの誘電率の影響を減じ、これによって、RF界の不均一性が減少することである。ある酸化物エッチングプラズマプロセスレシピに必要な高バイアス電圧は、後者のアプローチと適合する。しかしながら、高プラズマバイアス電圧は、他のタイプのプラズマプロセスにおいては望ましくない。最低プラズマバイアス電圧を用いるプロセスでは、最悪の不均一性を示す。
プロセスレシピにより決まる他のプロセス条件は、磁気ステアリングかバイアス(シース)電圧と同じ位大きな、プラズマ分布による影響を有しているという事実により、かかるアプローチは複雑なものとなっている。例えば、チャンバ圧力を増加すると、中心があまり高くなく、中心がより少ないプラズマイオン分布を生成し、チャンバ圧力を減少すると、より中心が高い分布が生成される。プラズマ分布における他の変化は、電源(プラズマ密度)、ガスの化学反応、ガス混合物の電気陰性度、ポンピングレート、ガスフローレート及びプロセスレシピにより必要とされるその他パラメータにより生じる。
発明の概要
少なくとも天井電極と、ワークピースサポート電極とを含む電極を有するプラズマリアクタチャンバにおいて、ワークピースを処理する方法が提供される。この方法は、各VHF周波数f1及びf2の各RF電源を、(a)電極の夫々か、(b)電極の共通する1つに結合する工程であって、中心が高い不均一なプラズマイオン分布を生成するのにf1が十分に高く、中心が低い不均一なプラズマイオン分布を生成するのにf2が十分に低い工程を含む。この方法は、f1周波数でのRFパラメータ対f2周波数でのRFパラメータの比を調整して、プラズマイオン密度分布を制御する工程であって、RFパラメータが、RF電力、RF電圧又はRF電流のうち1つである工程を含む。
一実施形態において、f1は、約110MHzを超え、f2は、約90MHz未満である。関連の実施形態において、調整には、f2周波数でのRFパラメータに対するf1周波数でのRFパラメータの比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減少することが含まれる。他の関連の実施形態において、調整には、f1周波数でのRFパラメータに対するf2周波数でのRFパラメータの比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度不均一性を減少することが含まれる。
一実施形態において、方法は、周波数f1及びf2要素について、天井電極と、ワークピースサポート電極の間を直接流れるRF電流に、各中心接地リターンパスを提供する工程と、各周波数f1及びf2について、端部接地リターンパスを提供する工程とを含む。他の実施形態において、方法は、周波数f1に対応する中心接地リターンパスのインピーダンスを調整して、f1でのRF電力が、プラズマイオン密度分布において、中心が高い不均一性を生成する傾向を増大又は減少する工程を含む。
更なる実施形態において、方法は、周波数f2に対応する中心接地リターンパスのインピーダンスを調整して、f2でのRF電力が、プラズマイオン密度分布において、中心が低い、又は端部が高い不均一性を生成する傾向を増大又は減少する工程を含む。
発明の詳細な説明
図1Aは、プラズマリアクタの簡略概略図である。このプラズマリアクタは、異なる電源周波数で容量結合プラズマ電源を配分することにより、プラズマイオン密度の放射分布を制御することができる。リアクタは、シリンダ形側壁202と、ディスク形天井204に囲まれた真空チャンバ200を有している。天井204は、導電性天井電極と、ガス分配シャワーヘッド又はプレートの両方であり、本明細書においては、天井電極204と呼ぶ。天井電極は、任意で、導電性、半導体又は絶縁材料でカバーされていてもよい。天井電極204は、その底面204cに、ガス注入オリフィスの内側及び外側ゾーン206、208を有しており、これらは、夫々、内側及び外側内部ガスマニホルド210、212に結合している。内側及び外側ゾーンプロセスガス供給部214、216は、プロセスガスを、内側及び外側マニホルド210、212へ提供する。ウエハサポート台座218は、半導体ウエハ220等のワークピースをサポートすることができる。台座218は、静電チャックの特徴を有していてもよく、これは、導電性ベース層222と、内部電極226を密閉している絶縁上層224とを有している。真空ポンプ228が、チャンバ200の床230を通して結合されている。台座218は、脚232にサポートされていて、この脚は、台座218のレベルを昇降できるリフト機構234に結合されている。一実施形態において、リフト機構234は、約0.3インチ〜約6インチのウエハから天井までのギャップ範囲を与える。ウエハは、直流電源236から電極226まで直流クランプ電圧を印加することにより、台座にクランプされている。直流電源236は、典型的に、ローパスフィルタを有しており、電極226に存在するRF電圧から直流電源を分離している。RFバイアス電力は、内部電極226に直接的に結合されていても、導電性ベース層222を通して間接的に結合されていてもよい。台座218は、典型的に、導電性接地筺体217を有しており、これは、典型的に、石英、セラミック、プラスチック等の絶縁材料により、導電性ベース層222及び内部電極226から分離されている。或いは、導電性ベース層218は、接地されていてもよい。
チャンバ200全体のプラズマイオン放射分布の均一性は、一対のVHFプラズマ電源発生器240、242を提供することにより制御される。一態様において、RF発生器240は、VHF範囲の上部に周波数を有しており、約110〜250MHz、通常は約162MHzである。一方、他のRF発生器は、VHF範囲の下部に周波数を有しており、約40〜90MHz、通常は約60MHzである。発生器240(単体で適用された場合)からの高VHF周波数は、中心が高く、端部が低い、プラズマイオン密度放射分布を生成する傾向があり、一方、発生器242(単体で適用された場合)からの低VHF周波数は、中心が低く、端部が高い、プラズマイオン密度放射分布を生成する傾向があることを知見した。この点で、2つの発生器は、同時に用いると、互いに補い合う。一実施形態において、発生器240、242の一方の出力電力を、互いに調整して、中心が低いパターンと、中心が高いパターンとの間で、プラズマイオン密度放射分布を変える。2つの発生器240、242のRF電力(電圧又は電流)レベルの比を選択して、中心が多く、中心が少ない不均一性を最小とし、略均一な、両方のタイプの不均一性がほとんどない、従って、ほとんど、又は実質的に均一な、プラズマイオン分布となるようにする。かかる均一性は、ウエハ又はワークピース全体のエッチングレートの放射分布を測定することにより判断できる。均一性が増大すると、この分布の変動は減少する。エッチングレートのより均一な放射分布となる変動は、例えば、4%以下と低い。
一実施形態において、高VHF周波数発生器240は、インピーダンス整合ネットワーク244を通して、天井電極204に結合している。このネットワークは、固定されているか、動的であり、集中要素か、分散要素のいずれかとして形成されている。低VHF周波数発生器242は、インピーダンス整合ネットワーク246を通して、天井電極204に結合している。このネットワークは、集中要素か、分散要素のいずれかとして形成されていて、固定されているか、動的である。高VHF整合器244の出力は、ノッチフィルタ248、或いは、ハイパスフィルタによって、低VHF発生器242の出力から保護されている。ノッチフィルタ248は、低VHF発生器242の周波数f2付近に中心のある狭帯域をブロックするように調整されており、ハイパスフィルタは、低VHF発生器242の周波数f2をブロックするよう調整されている。低VHF整合器246の出力は、ノッチフィルタ250、或いは、ローパスフィルタによって、高VHF発生器240の出力から保護されている。ノッチフィルタ250は、高VHF発生器240の周波数f1付近に中心のある狭帯域をブロックするように調整されており、ローパスフィルタは、高VHF発生器240の周波数f1をブロックするよう調整されている。フィルタ回路は、整合ネットワークに関する従来の方式に従って設計されており、必要な周波数分離で、所望の整合範囲が得られるようなものとなっている。
2つのRF接地リターンパスが、VHF周波数f1、f2の夫々について提供されている。図面で示される通り、側壁202を接地することにより、チャンバ200の側部に沿ったパスが提供されている。このパスに沿ったVHF電流は、端部が多く、中心が少ないプラズマイオン放射分布、又は、チャンバの中心を通るRF接地リターンパスに対して、少なくとも中心があまり多くないプラズマイオン放射分布を促進する。互いに独立して制御される、調整可能な(可変の)各バンドパスフィルタ252、254を通して、台座電極226(又はベース層222)を接地に結合することにより、チャンバ200の中心を通るパスは、任意で提供される。可変のバンドパスフィルタ252は、高VHF発生器240の周波数f1を含む(又は、少なくとも略その中心にある)狭帯域を有する。可変のバンドパスフィルタ254は、低VHF発生器242の周波数f2を含む(又は、少なくとも略その中心にある)狭帯域を有する。バンドパスフィルタ252、254は両方共、各バンドパス周波数f1、f2で接地に各インピーダンスを与える。これらのインピーダンスは、制御器270により変えて、台座電極226と側壁202の間でのRF電流の各発生器240、242からの分割を決定する。この電流の割り当ては、各バンドパスフィルタ252、254のリアクタンスを変えることにより制御する。容量及び誘導コンポーネントの従来のRFフィルタ回路を用いて、可変バンドパスフィルタ252、254を実行してよい。従来の方式に従って、これらのフィルタは、容量及び誘導コンポーネントの集中要素として、又は同心調整要素又はスタブといった分散要素として実行してもよい。例えば、図1Bは、図1Aのリアクタに用いることができるタイプの可変バンドパスフィルタの簡略概略図である。図1Bの可変バンドパスフィルタは、分路キャパシタ256、インダクタ258及び負荷キャパシタ260を含むことができる。キャパシタ256、260のいずれか、又は両方が可変である。一態様によれば、フィルタ252、254は、必ずしもバンドパスフィルタでなくてよく、バンドパスフィルタの周波数応答を有していてもよい。例えば、フィルタ252、254の一方又は両方が、ハイパスフィルタ又はローパスフィルタであってよく、或いは、応答が可変で、任意のタイプのフィルタとして機能するリアクタンス素子であってよい。この代わりに、台座電極226を接地することにより、チャンバ200の中心を通るRF接地リターンパスを、提供してもよい。これは、ハイパスフィルタを通して、RFバイアスの有効な分離を行う。
RFバイアス電力は、ESC電極226に印加される。これは、LFインピーダンス整合器264を通した低周波数RF電力発生器262からのLF電力(例えば、約2MHz)、及びHFインピーダンス整合器268を通した高周波数RF電力発生器266からのHF電力(例えば、約13.56MHz)を有している。典型的に、RFバイアス周波数を選択して、LF電力レベルは、ピークイオンエネルギーを制御し、HF電力レベルは、イオンエネルギー分布の中心幅を制御するようにする。RF電流接地パスは、ESC電極226に印加された各RFバイアス源に提供されてもよい。バンドパス又はローパスフィルタを通して天井を接地に結合することにより、天井204を通るパスが任意で、提供されてもよい。更に、可変リアクタンスをパスに挿入して、天井へのバイアスリターン電流を、他の表面へのバイアスリターン電流、即ち、壁202及びリング219への電流、に対して、制御してもよい。挿入リアクタンス又はインピーダンスを増加して、より多くのバイアスリターン電流を端部(リング219又は壁202)へ通してもよい。これは、端部が高いプラズマイオン密度均一性条件を好む傾向がある。或いは、挿入リアクタンス又はインピーダンスを減少して、より少ないバイアスリターン電流を端部(リング219又は壁202)へ通してもよい。これは、中心が高いプラズマイオン密度均一性条件を好む傾向がある。
2つのVHF電源発生器240、242は、連続波(CW)モードで操作されてもよいし、互いに同調又は非同調パルスであってもよい。更に、バイアス電力発生器262、266のいずれか、又は両方が、CWモード又はパルスモードで操作されてもよい。パルスモードでは、そのデューティサイクルを制御して、ウエハ表面で、時間平均RFバイアス電力又は電圧(従って、イオンエネルギー)を制御してもよい。バイアス発生器262、266のパルスは、互いに、且つ/又は電源発生器240、242に対して、同調又は非同調であってもよい。パルスモードでは、互いにパルス同調の前述の発生器の任意の対が、時間の一致した、又は時間のずれたRFエンベロープを有していて、重なっていても重なっていなくてもよい。
ウエハ220表面全体のガスフローの均一性及びウエハ端部近傍のRF界の均一性は、ウエハ下接地リターン219を提供することにより改善することができる。リターン219は、台座218のウエハサポート表面の下のレベルで台座218の側部から放射状に外側に延びている。ウエハ下接地リターン219は、側壁202に向って延びていて、ギャップ203を形成するシリンダ又はフラットな環形リングの形状であるのが典型的である。このギャップ203は、ウエハ上のプロセス領域から、真空ポンプ228により排気されるウエハ下のポンピング環へのガスフローを部分的に制限する。ウエハ下接地リターンのレベルは、ウエハスリットバルブ229やポンピングポート等の特徴の上である。これらは、ガスフローパターンや静電又は電磁場の非対称から生じるプラズマ分布に望ましくない非対称性を生成する。側壁とウエハ下接地リターン219の外側端部の間の狭いギャップは、ガスフローを部分的に制限し、これによって、ウエハ220上の領域の非対称性がかなりなくなって、プロセス均一性が改善される。一実施形態において、ウエハ下接地面219は、導電性材料で形成され、接地に接続されている。従って、ウエハ端部に、より均一な接地基準が提供され、より均一な電場が与えられ、チャンバ内部の導電性表面の分配が非対称となり難い。リング219はまた、プラズマ境界として作用して、プラズマの容積を、リング219上のチャンバ領域に限定するのを補助する。変形実施形態において、リング219は、接地面としては作用せず、その代わりに、非導電性材料で形成されている。他の変形実施形態において、接地リターンリング(又はシリンダ)219は、ワークピース又はウエハレベルにある、或いはワークピースレベルの上にある。天井レベル又はその近傍で、天井電極204を同軸で囲んでいてよい。他の実施形態において、接地リターンリング219のレベルを、リフト機構により、ワークピースレベルに対して選択的に調整してもよい。例えば、リング219を台座218の外側に取り付けることにより、リング219を、台座リフト機構により昇降する。接地リターンリング219は、チャンバの他の接地面(ESCベース層等)から絶縁して、接地に直接結合せず、代わりに、可変のリアクタンス素子(例えば、可変フィルタ252)を通して接地に結合するようにする。この場合、接地リターンリング219は、VHF周波数f2に対する端部接地リターンパスとして作用する。この端部接地リターンパスの高さは、従って、可変であり、リアクタの調整可能なパラメータの1つとして作用する。
均一性制御器270は、2つのVHF発生器240、242の相対電力出力レベル、及び任意で、可変バンドパスフィルタ252、254のインピーダンスを制御する。制御器270は、高VHF周波数(f1)バンドパスフィルタのインピーダンスを設定して、高VHF周波数f1で、側壁202よりも、ウエハ220を通して、低インピーダンスリターンパスを接地に提供することができる。これによって、f1発生器240からの電力は、より顕著に中心が高い放射分布を生成する。更に、制御器270は、低VHF周波数(f2)バンドパスフィルタのインピーダンスを設定して、低VHF周波数f2で、側壁202よりも、ウエハ220を通して、高インピーダンスリターンパスを接地に提供することができる。これによって、f2発生器242からの電力は、より顕著に中心が低く、端部が高い放射分布を生成する。制御器270は、高及び低VHF周波数発生器240、242の相対電力出力レベルを配分し、エッチングレート分布における中心が高い不均一性を抑制するか(低VHF周波数発生器242の電力出力を増大することにより)、エッチングレート分布における端部が高い不均一性を抑制するか(高VHF周波数発生器240の電力出力を増大することにより)のいずれかを行う。制御器270は、下流又はインラインの計測ツール272により、前に処理されたウエハで測定された不均一性パターンに応答して、かかる調整を行ってよい。連続したウエハの処理中、制御器270においてプログラムされたアルゴリズムとして実施される標準フィードバック制御補正技術を用いて、均一性制御器270により連続した補正を行って、計測ツール272により感知されるエッチングレート分布の不均一性を最小とする。計測ツール272は、制御器270に、プラズマイオン密度分布が、主に中心が高い不均一性であるか、主に端部が高い不均一性であるかを知らせるようにプログラムされていてもよい。或いは、計測ツール272は、イン・サイチュのセンサとして、制御器270にリアルタイムの信号を提供してもよい。OES(発光分析装置)センサを、様々な半径で、天井204に配置して、放射プラズマ励起種密度を示すようにしてもよい。プラズマ自身を光源として用いてもよいし、外部光源を用いてもよい。或いは、干渉センサを、様々な半径で、天井204に配置して、半径の関数としてのワークピースフィルム厚さレートの変化を示すようにしてもよい。或いは、イオンフラックスセンサを、様々な半径で、天井204に配置して、放射プラズマイオン密度を示すようにしてもよい。或いは、電圧センサを、様々な半径で、天井204に配置して、放射電極電圧を示すようにしてもよい。或いは、分離電圧センサを、様々な半径で、天井204に配置して、放射プラズマ浮遊電位を示すようにしてもよい。プラズマ均一性のリアルタイム制御は、センサ入力及び従来の技術を用いて、制御器270により実施してもよい。
また、均一性制御器はリフト機構234も制御でき、他の制御寸法を与えて、プラズマイオン分布の均一性(又はエッチングレート分布の均一性)を改善する。台座218を天井電極204に向って持ち上げると、ウエハから天井までのギャップが減少して、ウエハ中心近傍のプラズマイオン密度が抑えられ、ウエハ端部近傍のプラズマイオン密度が促進される。反対に、台座218を天井電極204から離れるように下げると、ウエハから天井までのギャップが増大して、ウエハ中心全体のプラズマイオン密度が促進され、ウエハ端部でのプラズマイオン密度が減じる。このように、プラズマ分布は、台座218を昇降することにより、夫々、中心をより多く、又は中心をより少なくすることができる。上述した通り、プラズマ分布は、高VHF周波数電力対低VHF周波数電力の比を増減することにより、夫々、中心をより多く、又は中心をより少なくすることができる。このように、台座の高さとVHF電力比は、プラズマイオン分布に影響する2つの異なる制御因子である。均一性制御器270は、これらの制御因子の両方を用いて、プラズマイオン分布均一性を最適にすることができる。例えば、端部が高いプラズマ不均一性は、高VHF周波数発生器240の出力電力を増大することにより、減少させてもよく、これは、プラズマイオン分布における中心が高いピークを増大する傾向がある。VHF電力配分を更に変更することを必要とせずに、台座218を持ち上げて、ウエハから天井までのギャップを減少させることにより、最適なプラズマ分布が実現されるまで、この中心が高いピークの増大は、抑制することができる。これは、低RFバイアス及び低チャンバ圧力を求めるプロセスレシピに有用である。このケースでは、プラズマイオン分布において中心が高いピークが特に顕著である。両VHF周波数配分の制御は、ウエハから天井までのギャップの制御と共に、不均一性の範囲を広げるが、制御器270はこれに対抗することができる。中心が高い不均一性がひどい場合には、例えば、制御器270は、高対低VHF周波数電力配分と、狭いウエハから天井までのギャップの両方の増大を求める。
特定のVHF周波数(例えば、f1又はf2)が、不均一プラズマイオン密度分布にピークを有する場合に、可変のウエハから天井までのギャップが影響する。従って、制御器270は、ギャップを設定して、f1の選択を最適化し、主に中心が高い不均一プラズマイオン密度分布を生成し、f2の選択を最適化し、主に端部が高い不均一プラズマイオン密度分布を生成することができる。例えば、制御器270は、ウエハから天井までのギャップを設定して、f1及びf2の選択を最適化し、異なる不均一性パターンを生成する。また、制御器270は、異なる周波数f1、f2でRF電力(電流又は電圧)の比を変えて、プラズマイオン分布を制御し、その不均一性を減じる。
制御器270は、以下のいずれかを測定し、制御(変更)することにより、プラズマイオン密度分布において、主に中心が高い、又は端部が高い不均一性があるという計測ツール272からの表示に応答して、その不均一性を減少する傾向がある。(a)周波数f1、f2でのRF電圧比、(b)周波数f1、f2でのRF電流比、又は(c)周波数f1、f2でのRF電力比。かかる測定は、各電極で、例えば、互いに好適な場所で行ってもよい。
変形モードにおいて、制御器270は、高(f1)及び低(f2)VHF発生器240、242で、電力の配分を変更することを必要とせずに、プラズマイオン密度分布を変える。この代わりに、プラズマイオン密度分布は、制御器270により変わる。これは、f1及びf2可変バンドパスフィルタ252、254で表わされる中心接地リターンパスへのインピーダンスを変更することによりなされる。例えば、プラズマ密度分布において、中心ピークを作成したり、端部ピークを抑制する高周波数(f1)VHF電力の傾向は、可変バンドパスフィルタ252によりf1電力に示されるインピーダンスを変えることにより増減できる。同様に、プラズマイオン密度分布において、端部ピークを作成したり、中心ピークを抑制する低周波数(f2)VHF電力の傾向は、可変バンドパスフィルタ254によりf2電力に示されるインピーダンスを変えることにより増減できる。かかる変更は、中心接地リターンパス(天井からウエハ)と、側部接地リターンパス(側壁202を通る)の間での各周波数f1、f2でのVHF電流の配分に影響する。より多くのf1電力を中心接地リターンパスへ向けることにより、中心が高い分布を作成する高VHF周波数(f1)電力の傾向が増大する。より多くのf2電力を側部接地リターンパスへ向けることにより、端部が高い分布を作成する低VHF周波数(f2)電力の傾向が増大する。場合によっては、制御器は、2つの周波数f1、f2の一方のみについて、接地リターンパス配分を変更してもよい。
図1のリアクタの更なる変形モードにおいて、VHF発生器の1つのみ(例えば、発生器240のみ)がRF電力を提供し、他方の発生器(例えば、発生器242)は用いない、又は省く。均一性制御器270は、f1バンドパスフィルタ252を変えることにより、プラズマイオン放射分布を変更して、ESC電極226を通る接地リターンパスのインピーダンスを制御する。これは、ESC電極226を通る中心パスと、側壁202を通る側部パスの間の接地リターン電流を配分する。その結果、制御器270のこの特徴が、プラズマイオン分布(エッチングレート分布も同等)における中心が高い、及び中心が低い不均一性を変えて、均一性を最適化する。
2つのみのVHF発生器240、242が図1Aには示されているが、これより多い異なる周波数のVHF発生器を用いてもよい。例えば、2つのVHF発生器240、242のいずれよりも高い周波数を有する第3のVHF発生器を用いてもよい。上述した通り、高VHF周波数発生器(例えば、162MHz)は、プラズマイオン分布に中心ピークを生成し、低周波数発生器242(60MHz)は端部ピークを生成する。均一性は、より高い周波数を有する第3のVHF発生器を導入することにより改善され、プラズマイオン密度放射分布における最小を充填する中心と端部の間にピークを生成する。
図1Aのリアクタを用いて、単一HF(13.56MHz)周波数源により通常生成される非常に低密度のバイアスのみのプラズマというプラズマプロセス条件特徴を再生して、プラズマイオンを生成し、ウエハのバイアス電圧を制御してもよい。このシミュレーションは次のようにして実現してもよい。すなわち、発生器264からのLF(例えば、2MHz)のバイアス電力のみを印加し、2つのVHF発生器240、242夫々の出力電力を非常に低レベル(例えば、10ワット)に設定することにより、所望の低プラズマイオン密度を構築する。この利点は次のようなことである。2つの発生器240、242を、出力電力において、非常に僅かな変化により調整すると、単一のHF(13.56MHz)周波数源で得られるよりも、より広い範囲の変更プロセス条件にわたってプラズマ均一性を維持できることである。
図2は、図1Aのリアクタの変形例を示す。低VHF周波数(f2)発生器242、その整合器246及びノッチフィルタ250が、天井電極204でなく、ESC電極226に結合されている。この場合、f2接地リターンパスは、天井電極204を通る。従って、f2可変バンドパスフィルタ254は、ESC電極226でなく、天井電極204に結合されている。高VHF周波数(f1)発生器240からのRF電流をブロックするよう調整されたノッチフィルタ255は、f2バンドパスフィルタ254に接続されていてもよい。同様に、低VHF周波数(f2)発生器242からのRF電流をブロックするよう調整されたノッチフィルタ253は、f1バンドパスフィルタ252に接続されていてもよい。
図2のリアクタの変形モードにおいて、上(天井電極204)下(ESC電極206)に印加されたVHF周波数f1及びf2は、夫々同じ周波数(f1=f2)である。この場合、制御器270は、天井電極204とESC電極226で、電圧(又は電流)間での位相を変えることにより、イオン密度(又はエッチングレート)の放射分布を変える。天井電極204とESC電極226で、電流間の位相は、例えば、バンドパスフィルタ252、254のリアクタンスを変えることにより制御してよい。或いは、位相は、1つ又は両方の発生器240、242で制御してもよい。例えば、バンドパスフィルタ252、254のリアクタンスが同じ場合には(そして、他に違いがない場合には)、天井及びESC電極204、226で、RF電流間の位相角度はゼロである。180度の位相で、実質的に全ての電流が、天井電極204と、ESC電極226の間を流れ、プラズマイオン密度又はエッチングレートの中心が高い分布が生成される。ゼロ度の位相では、実質的に全ての電流が、天井電極204か、ESC電極226のいずれかから、側壁202まで流れ、中心が低く、端部が高い分布が生成される。従って、制御器207は、0と180度の間で位相角を変えて、様々な結果を得ることができる。
図2のリアクタの他の変形モードにおいて、VHF発生器のうち1つのみ(例えば、f2発生器242のみ)が、RF電力を提供し、他方の発生器240は、用いない、又は省く。均一性制御器270は、f2バンドパスフィルタ254を変えることにより、プラズマイオン放射分布を変えて、天井電極204を通る接地リターンパスのインピーダンスを制御する。これによって、側壁202を通る接地リターンパスの(固定)インピーダンスに対して増減するようにする。これは、天井電極204を通る中心パスと、側壁202を通る側部パスの間で、接地リターン電流を配分する。その結果、制御器270のこの特徴が、プラズマイオン分布(エッチングレート分布も同様)における中心が高い、及び中心が低い不均一性を変えて、均一性を最適化する。
図2のリアクタの更に他の変形モードにおいて、VHF発生器の1つのみ(即ち、f1発生器240のみ)が、RF電力を提供し、他方の発生器242は用いない、又は省く。均一性制御器270は、f2バンドパスフィルタ252を変えることにより、プラズマイオン放射分布を変更して、ESC電極226を通る接地リターンパスのインピーダンスを制御する。これは、側壁202を通る接地リターンパスの(固定)インピーダンスに対して増減する。これは、ESC電極226を通る中心パスと、側壁202を通る側部パスの間の接地リターン電流を配分する。その結果、制御器270のこの特徴が、プラズマイオン分布(エッチングレート分布も同等)における中心が高い、及び中心が低い不均一性を変えて、均一性を最適化する。
図3A及び3Bに、図1のリアクタの変形例を示す。天井電極204が、放射状の内側及び外側セクション204a、204bに分割されている。これらは、互いに電気的に分離されていて、発生器240、242の夫々により別個に駆動される。いずれかの発生器を選択して、内側電極204aを駆動し、他方で外側電極204bを駆動してよいが、高VHF周波数発生器240は、内側電極204aに結合されていて、低VHF周波数発生器242は外側電極204bに結合されているのが好ましい。中心が高いイオン分布を生成する高周波数の傾向を促進し、中心が低いイオン分布を生成する低周波数の傾向を促進するためである。
図4は、図1のリアクタの変形例を示す。両VHF発生器240、242が、ESC電極226を駆動し、接地リターンバンドパスフィルタ252、254が、天井電極204に結合されている。
図5は、図2のリアクタの変形例を示す。2つの周波数f1及びf2は両方共、VHFバンドの低部にある。例えば、f1及びf2は、夫々、54MHzと60MHzである。これは、略200MHz又は150MHzを超える出力周波数を有する高VHF周波数発生器の必要性が排除されることから、大幅なコスト削減を意味している。図5のリアクタにおいて、中心が高い応答を与える高VHF周波数(例えば、162MHz)の失われた分は、天井電極204に(或いは、f1発生器240の出力に)結合された高VHF周波数(例えば、162MHz)共振器274により生成される。共振器274は、第3の調波等、f1の奇数調波で共振するよう調整されているのが好ましい。例えば、f1=54MHzの場合には、共振器274で生成される第3の調波は162MHzとなる。高調波の生成は、リアクタチャンバにおけるプラズマの非線形応答により促進され、共振器274と協働して、周波数逓倍器として機能する。可変バントパスフィルタ252を、f1の第3の調波まで調整して、発生器240からf1でのRF電力の一部が、f1での第3の調波まで変換される。
図5のリアクタの他の変形モードにおいて、VHF発生器の1つのみ(即ち、発生器240のみ)が、RF電力を提供し、他方の発生器242は用いない、又は省く。均一性制御器270は、f1バンドパスフィルタ252を変えることにより、プラズマイオン放射分布を変更して、天井電極204を通る接地リターンパスのインピーダンスを制御する。これは、側壁202を通る接地リターンパスの(固定)インピーダンスに対して増減する。これは、天井電極204を通る中心パスと、側壁202を通る側部パスの間の接地リターン電流を配分する。その結果、制御器270のこの特徴が、プラズマイオン分布(エッチングレート分布も同等)における中心が高い、及び中心が低い不均一性を変えて、均一性を最適化する。
図6は、同時に高低VHF周波数を用いるが、大幅なコスト削減を行うために、単一の低VHF周波数発生器のみを用いるリアクタの変形例を示す。低VHF発生器240は、可変周波数発振器(VFO)であり、周波数が、基本周波数f及びf±△f間で、制御器270により変化する。ここで、△fは、fからの僅かな偏差である。共振器274は、基本周波数fの第3の調波、F=3・fまで調整される。発生器240の周波数を変えることにより、第3の調波Fに変換される発生器の出力電力の割合は、発生器出力周波数f±△fと基本周波数fの差に逆比例して増減する。第3の調波は、共振器274の共振周波数である。その結果、両周波数、即ち、発生器出力周波数f±△fと、調波周波数Fは、プラズマに結合し、それらの相対的な電力レベルは、発生器240の出力周波数を変えることにより制御されることになる。発生器出力周波数と基本周波数fの差を減らすことによって、第3の調波でプラズマに結合した電力は増え、基本fでの電力は減る。これによって、中心が高い不均一性は増え、端部が高い不均一性は減る。反対に、発生器出力周波数と基本周波数fの差を増やすことによって、第3の調波でプラズマに結合した電力は減り、基本fでの電力は増える。これによって、端部が高い不均一性は増え、中心が高い不均一性は減る。従って、プラズマ不均一性は、VFO又は発生器240の周波数を変えることにより、制御器270により調節される。2つの可変バンドパスフィルタ252、254は、夫々、基本fと第3の調波Fに中心のあるパスバンドを有する。
一態様において、内部チャンバ要素は、アルミニウム等の金属で形成されている。プラズマ処理中の金属汚染を防ぐ、又は最少にするために、プラズマに晒される可能性のある金属チャンバ要素の表面、例えば、側壁202の内側表面や台座218の露出面は、例えば、イットリア等のプロセス適合性のある材料のフィルムでコートされる。フィルムは、プラズマスプレーコートされたイットリアであってもよい。或いは、イットリア等のバルクセラミック材料を、下にある金属内部チャンバ要素にボンドしてもよい。例えば、天井204は、プラズマに露出された側に、ボンドされたセラミック板を有していてもよい。側壁202は、プラズマに晒される側に、ボンドされたセラミックシリンダを有していたり、リング219は、プラズマに晒される側に、ボンドされたセラミックリングを有していてもよい。セラミック材料は、ドープ又はその他製造されて、その電気抵抗が、半導体範囲(例えば、10〜1012オームcm)にあるようにして、ESC電極226に印加されたESCクランプ電圧のためのDC電流リターンパスを提供する。これらのチャンバ表面は、ポリマー等の材料の望ましくない堆積や蓄積を最小にするために加熱する、例えば、又は、エッチングを最小又は排除するために冷却する、又は加熱と冷却の両方を用いて温度制御してもよい。チャンバの内部表面は、適切な化学薬品を用いて、プラズマエッチングプロセスにおいて、清浄にする。例えば、ドライクリーニングステップでは、酸素又は酸素含有、或いは塩素又は塩素含有ガスをチャンバに導入し、VHF電源発生器240、242及び/又はバイアス電力発生器262、266を用いて、プラズマを生成してもよい。
図7に、図1のリアクタを用いて実施できるプロセスを示す。図7のブロック300で、RFプラズマ電源を、2つの異なるVHF周波数f1及びf2で、同時に、電極(天井又はウエハ)を通して容量結合する。f1はVHFバンドの高い範囲(例えば、162MHz)であり、f2はVHFバンドの低い領域(例えば、50〜60MHz)である。ブロック302で、図1に示すように、バンドパスフィルタ252、254を接地に提供することにより、各周波数f1及びf2について、対向電極(ウエハ又は天井)を通して個々の中心接地リターンパスを提供する。図7のブロック304において、図1に示すように、側壁202を接地することにより、各周波数f1及びf2について、側壁を通して端部リターンパスを提供する。ブロック306において、f1中心リターンパスのインピーダンスを、f1端部リターンパスのインピーダンスに対して調整し、バンドパスフィルタ252を調整することにより、f1周波数での中心リターンパスへの電流の流れを促進する。ブロック308において、f2端部リターンパスのインピーダンスを、f2中心リターンパスのインピーダンスに対して調整し、バンドパスフィルタ254を調整することにより、f2周波数での側壁への電流の流れを促進する。ブロック310において、均一性制御器270は、f1周波数でのVHF電力対f2周波数でのVHF電力の比を選択することにより、放射プラズマイオン密度分布の均一性を改善する。ブロック310のステップを実施して、f1周波数でのVHF電力対f2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じる(ブロック312)。或いは、ブロック310のステップを実施して、f1周波数でのVHF電力に対するf2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度分布不均一性を減じる(ブロック314)。イオン密度分布に影響を及ぼす、又は改善する他のやり方として、制御器270が、f1かf2又はその両方の中心及び端部リターンパスのインピーダンスを調整し(各バンドパスフィルタ252、254を調整することにより)、次のいずれかを行う。(a)端部に向ってより多くの電流を流して、中心が高い不均一性を抑制する、か(b)中心に向ってより多くの電流を流して、端部が高い不均一性を抑制する(ブロック316)。
この説明において、均一性とは、放射プラズマイオン密度分布についてである。かかる分布は、リアクタにおいてプラズマエッチングプロセスにより処理されたウエハ表面全体で測定できるエッチングレート放射分布と推定、又は等価と考えられる。
図8に、図2のリアクタを用いて実施できるプロセスを示す。図8のブロック318のステップにおいて、RFプラズマ電源を、上VHF周波数f1(例えば、約162MHz)で、1つの電極(天井又はウエハ)を通して容量結合し、一方、RFプラズマ電源を、低VHF周波数f2(例えば、約50〜60MHz)で、対向電極(ウエハ又は天井)を通して容量結合する。ブロック320において、中心リターンパスを、周波数f1について、対向電極を通して提供する。ブロック322において、中心リターンパスを、周波数f2について、電極を通して提供する。ブロック324のステップにおいて、各周波数f1及びf2について、側壁を通る端部リターンパス。ブロック346のステップにおいて、f1中心リターンパスのインピーダンスを、f1端部リターンパスのインピーダンスに対して調整し、可変バンドパスフィルタ252を調整することにより、中心リターンパスへの、f1周波数での電流の流れを促進する。ブロック328のステップにおいて、f2側部リターンパスのインピーダンスを、f2中心リターンパスのインピーダンスに対して調整して、可変バンドパスフィルタ254を調整することにより、側壁への、f2周波数での電流の流れを促進する。ブロック330のステップにおいて、制御器270は、f1周波数でのVHF電力対f2周波数でのVHF電力の比を選択することにより、放射プラズマイオン密度分布の均一性を改善する。このステップを実施して、f2周波数でのVHF電力に対するf1周波数でのVHF電力の比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じる(ブロック332)。このステップを実施して、f1周波数でのVHF電力に対するf2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度分布不均一性を減じる(ブロック334)。ブロック330のステップの代わりに、又はこれに加えて、制御器270は、f1かf2又はその両方の中心及び端部リターンパスのインピーダンスを調整することにより(各バンドパスフィルタ252、254を調整することにより)、均一性を改善して、次のいずれかを行う。(a)端部に向ってより多くの電流を流して、中心が高い不均一性を抑制する、か(b)中心に向ってより多くの電流を流して、端部が高い不均一性を抑制する(図8のブロック336)。
図9に、図3Aのリアクタを用いて実施できるプロセスを示す。図9のプロセスにおいて、上VHF周波数f1RFプラズマ電源で内側天井電極を通るRFプラズマ電源を、低VHF周波数f2で、外側天井電極を通して容量結合する(図9のブロック338)。ブロック340において、接地に結合したバンドパスフィルタ252を提供することにより、中心リターンパスを、ウエハを通して、周波数f1について提供する。ブロック342において、接地に結合したバンドパスフィルタ254を提供することにより、ウエハを通る中心リターンパスを、周波数f2について提供する。図9のブロック344において、図3Aに示す通り、側壁202を接地することにより、各周波数f1及びf2について、側壁202を通る端部リターンパス。ブロック326のステップにおいて、f1中心リターンパスのインピーダンスを、f1端部リターンパスのインピーダンスに対して調整して、バンドパスフィルタ252のリアクタンスを調整することにより、中心リターンパスへの、f1周波数での電流の流れを促進する。ブロック348のステップにおいて、f2端部リターンパスのインピーダンスを、f2中心リターンパスのインピーダンスに対して調整して、バンドパスフィルタ254のリアクタンスを調整することにより、側壁への、f2周波数での電流の大量の流れを促進する。ブロック350において、制御器270は、f1周波数でのVHF電力対f2周波数でのVHF電力の比を選択することにより、放射プラズマイオン密度分布(又はウエハでのエッチングレート分布)の均一性を改善する。このステップを実施して、f1周波数でのVHF電力対f2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じる(ブロック352)。或いは、このステップを実施して、f1周波数でのVHF電力に対するf2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度分布不均一性を減じる(ブロック354)。ブロック350のステップの代わりに、又はこれに加えて、制御器270は、f1かf2又はその両方の中心及び端部リターンパスのインピーダンスを調整することにより、プラズマイオン密度分布(又はウエハでのエッチングレート分布)の均一性を改善して、次のいずれかを行う。(a)端部に向ってより多くの電流を流して、中心が高い不均一性を抑制する、か(b)中心に向ってより多くの電流を流して、端部が高い不均一性を抑制する(図9のブロック356)。
図10は、図2のリアクタで実施できるプロセスを示す。これは、互いに等しい(又は、互いに少なくとも略等しい)図2の2つのVHF周波数f1及びf2を設定することによるものである。バンドパスフィルタ252、254は、この場合は、可変リアクタンスとして用い、天井及びウエハで、VHF電圧(又は電流)間の位相を制御したり、変えることができる。図10のブロック358のステップにおいて、RFプラズマ電源を、VHF周波数で、1つの電極(天井又はウエハ)を通して容量結合し、一方、RFプラズマ電源を、同じVHF周波数で、対向電極(ウエハ及び天井)を通して容量結合する。ブロック360において、可変リアクタンス(例えば、可変バンドパスフィルタ252)等の制御要素を、位相を制御するために、図2の対向電極226に提供する。ブロック362において、可変リアクタンス(例えば、可変バンドパスフィルタ254)等の制御要素を、位相を制御するために、電極204に提供する。ブロック364のステップにおいて、側壁202を接地することにより、端部リターンパスを提供する。ブロック366のステップにおいて、制御器270は、電極と対向電極で、VHF電流間の位相差を制御することにより、放射プラズマイオン密度分布の均一性を改善する。このステップを実施して、位相差を180度へ動かすことにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じてもよい(図10のブロック367)。或いは、ブロック368のステップを実施して、位相差を0度へ動かすことにより、端部が高いプラズマイオン密度分布を減じてもよい。
図11に、図5のリアクタを用いて実施できるプロセスを示す。図11のブロック370において、RFプラズマ電源を、夫々、電極(図5の204)及び対向電極(図5の226)に、VHFバンドの低領域に両方ともある2つの同様のVHF周波数f1及びf2で。これは、高VHF周波数(例えば、160〜200MHz)発生器のコストが排除されることから、大幅なコスト削減を表している。図11のブロック372において、電極204を、f1の奇数(例えば、第3)調波である共振周波数を有する共振器(図5の274)に結合する。これは、VHFバンドの高領域にあって、奇数(例えば、第3)調波(例えば、162MHz)でVHF電力を生成する。ブロック374において、個々の中心リターンパスを、例えば、バンドパスフィルタ252を提供することにより、f1の第3の調波について、対向電極(図5の266)を通して提供する。ブロック376において、個々の中心リターンパスを、例えば、バンドパスフィルタ254を提供することにより、VHF周波数f2について、電極204を通して提供する。ブロック378において、端部リターンパスを、側壁(図5の202)を接地することにより、f2について、及びf1の奇数の調波について、側壁を通して提供する。ブロック380のステップにおいて、制御器270は、バンドパスフィルタ252のリアクタンスを調整することにより、f1調波中心リターンパスのインピーダンスを、f1調波端部リターンパスのインピーダンスに対して調整して、中心リターンパスへのf1調波での電流の流れを促進する。ブロック382のステップにおいて、制御器270は、バンドパスフィルタ254のリアクタンスを調整することにより、f2端部リターンパスのインピーダンスを、f2中心リターンパスのインピーダンスに対して調整して、側壁へのf2周波数での電流の流れを促進する。制御器270は、f1及びf2発生器間でのVHF電力比を選択することにより、放射プラズマイオン密度分布の均一性を改善し、プラズマに結合されたf1調波電力とf2電力間の比を制御する(ブロック384)。このステップを実施して、f2周波数でのVHF電力に対するf1周波数で生成されたVHF電力の比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じる(ブロック386)。或いは、このステップを実施して、f1周波数で生成されたVHF電力に対するf2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度分布不均一性を減じる(図11のブロック388)。ブロック384のステップの代わりに、又はこれに加えて、制御器270は、f2かf1の調波のいずれか又はその両方の中心及び端部リターンパスのインピーダンスを調整することにより、プラズマイオン密度分布の均一性を改善して、次のいずれかを行う。(a)端部に向ってより多くの電流を流して、中心が高い不均一性を抑制する、か(b)中心に向ってより多くの電流を流して、端部が高い不均一性を抑制する(ブロック390)。
図12に、図5のリアクタの変形例を用いて実施できるプロセスを示す。f2バンドパスフィルタ254、f2発生器及び整合器242、246の場所が交換されて、両周波数f1、f2が天井電極204を駆動する。ブロック392において、RFプラズマ電源を、同時に2つの同様の低VHF周波数f1及びf2で、電極(例えば、図5の天井電極)へ。ブロック394で、f1の奇数調波である共振周波数を有する共振器(図5の274)を、電極204に結合して、奇数調波でVHF電力を生成する。この周波数アップコンバージョンは、周波数逓倍効果を与えるプラズマの非線形応答により促進される。図12のブロック396において、個々の中心リターンパスを、接地に結合されたバンドパスフィルタ252を提供することにより、f1の調波について、対向電極(図5の226)を通して提供する。図12のブロック398において、個々の中心接地リターンパスを、接地に結合された図5のバンドパスフィルタ254を提供することにより、VHF周波数f2について、対向電極を通して提供する。ブロック400において、図5の側壁202を接地することにより、端部リターンパスを、f2及びf1の調波について、側壁を通して提供する。ブロック402において、制御器270は、f1調波中心リターンパスのインピーダンスを、f1調波端部リターンパスのインピーダンスに対して調整して、図5のバンドパスフィルタ252を調整することにより、中心リターンパスを通るf1調波での電流の流れを促進する。図12のブロック404において、制御器270は、図5のバンドパスフィルタ254のリアクタンスを調整することにより、f2端部リターンパスのインピーダンスを、f2中心リターンパスのインピーダンスに対して調整して、側壁へのf2周波数での電流の流れを促進する。ブロック406において、制御器270は、f1及びf2発生器間でのVHF電力比を選択することにより、放射プラズマイオン密度分布の均一性を改善し、プラズマに結合されたf1調波電力とf2電力間の比を制御する。このステップを実施して、f2周波数でのVHF電力に対するf1調波でのVHF電力の比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じる(ブロック408)。或いは、このステップを実施して、f1調波でのVHF電力に対するf2周波数でのVHF電力の比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度分布不均一性を減じる(ブロック410)。ブロック408でのプロセスの代わりに、又はこれに加えて、制御器270は、f1調波かf2のいずれか又はその両方の中心及び端部リターンパスのインピーダンスを調整することにより、均一性を改善して、次のいずれかを行う。(a)端部に向ってより多くの電流を流して、中心が高い不均一性を抑制する、か(b)中心に向ってより多くの電流を流して、端部が高い不均一性を抑制する(図12のブロック412)。
図13に、図6のリアクタを用いて実施できるプロセスを示す。単一の低VHF周波数発生器(約50〜60MHz)のみを用いて、前述したリアクタにおいて2つの発生器を必要とする機能を実現する。図13のブロック414において、RFプラズマ電源を、基本低VHF周波数fを含む周波数範囲を有する可変周波数VHF発生器240から、電極(例えば、図6の天井電極204)を通して容量結合する。ブロック416において、電極204を、基本周波数fの奇数調波である共振周波数Fを有する共振器274に結合して、非線形混合要素として、チャンバ内のプラズマを用いて、奇数調波で、VHF電力を生成する。ブロック418において、接地に結合したバンドパスフィルタ252を提供することにより、個々の中心リターンパスを、対向電極(例えば、図6のESC電極226)を通して、調波周波数Fについて提供する。ブロック420において、接地に結合したバンドパスフィルタ254を提供することにより、個々の中心リターンパスを、対向電極(例えば、図6の226)を通して、基本VHF周波数fについて提供する。図12のブロック422において、図6の側壁202を接地することにより、端部リターンパスを、側壁を通して、両周波数f及びFについて。図12のブロック424において、制御器270は、可変バンドパスフィルタ252を調整することにより、F中心リターンパスのインピーダンスを、F端部リターンパスのインピーダンスに対して調整して、中心リターンパスへのFでの電流の流れを促進する。ブロック426において、制御器270は、可変バンドパスフィルタ254を調整することにより、f端部リターンパスのインピーダンスを、f中心リターンパスのインピーダンスに対して調整して、側壁へのf周波数での電流の流れを促進する。ブロック428において、制御器270は、基本fでの(又はその近傍での)VHF電力対調波FでのVHF電力の比を制御することにより、プラズマイオン密度分布均一性を改善する。これは、fからFへアップコンバートされた電力の比を制御することによりなされる。この比は、VHF発生器の可変出力周波数と基本周波数fの差を制御することにより制御される。発生器出力周波数が、基本に近づくにつれて、例えば、(第3の)調波Fへ変換された可変周波数発生器240により生成されたVHF電力の比が増加する。FでのVHF電力対fでのVHF電力の最大比は、発生器周波数が基本fに等しい時に得られる。ブロック428のステップを実施して、fでのVHF電力に対するFでのVHF電力の比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減じる(図13のブロック430)。或いは、ブロック428のステップを実施して、FでのVHF電力に対するf周波数でのVHF電力の比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度分布不均一性を減じる(図13のブロック432)。ブロック428のステップの代わりに、又はこれに加えて、制御器270は、Fかfのいずれか又はその両方の中心及び端部リターンパスのインピーダンスを調整することにより、均一性を改善して、次のいずれかを行う。各バンドパスフィルタ252、254を調整することにより、(a)端部に向ってより多くの電流を流して、中心が高い不均一性を抑制する、か(b)中心に向ってより多くの電流を流して、端部が高い不均一性を抑制する。
静電チャック218を用いると、ウエハ220への、又はウエハ220からの熱伝達の高レートが、静電チャックがなく熱伝達が乏しい非常に低い(mT)チャンバ圧力であっても、促進される。この特徴によって、真空ポンプ228が、非常に強力なターボポンプとなって、非常に低いチャンバ圧力を求めるチャンバレシピを実行することができる。非常に少ない〜非常に多いプラズマイオン密度(例えば、10〜1011イオン/cc)を生成し得るVHF電源240、242と組み合わせると、これらの特徴は、ウエハ温度及びプラズマイオン密度分布均一性を完全に制御しながら、高バイアス又は高熱負荷で、低チャンバ圧力(mT範囲)、高プラズマイオン密度(1010〜1011イオン/cc範囲)の新しい可能性を与えるものである。図1〜6のリアクタに含まれるこれらの特徴は、低チャンバ圧力及び高プラズマイオン密度を必要としながらも、高熱負荷を与える誘電性エッチングプラズマプロセスやプラズマ浸漬イオン注入プロセス等の特定のプロセスのニーズを満たすものである。しかしながら、これらのリアクタは、様々なチャンバ圧力(mT〜トル)、様々なウエハ熱負荷及び様々なイオン密度(例えば、10〜1011イオン/cc)で実施することができる。従って、図1〜6のリアクタは、チャンバ圧が高かったり低かったり、そしてプラズマイオン密度が高かったり低かったりするプラズマエンハンスド化学蒸着(PECVD)、プラズマエンハンスド物理蒸着(PEPVD)、プラズマドーピング及びプラズマエンハンスド材料変性等その他のプロセスの実施に用いてもよい。
上記は、本発明の実施形態に係るものであるが、本発明のその他及び更なる実施形態は、その基本的な範囲から逸脱することなく考案でき、その範囲は、添付の特許請求の範囲に基づいて定められる。
本発明の上記実施形態が達成され、詳細に理解できるように、上に簡単にまとめた本発明のより具体的な説明を、添付図面に例示されたその実施形態を参照して行う。しかしながら、添付図面は、本発明の典型的な実施形態のみを例示するだけであるため、その範囲を限定するものとは解釈されず、本発明は他の等しく有効な実施形態も含み得ることに留意すべきである。
天井電極に印加された複数のVHF電源周波数を有するプラズマリアクタを示す図である。 図1Aのリアクタにおいて、RF接地リターンパスのインピーダンスを制御する可変リアクタンス又はバンドパスフィルタの要素を示す図である。 対向する電極に印加された異なるVHF周波数を有するプラズマリアクタを示す図である。 各同心電極に印加された異なるVHF周波数によるプラズマリアクタを示す図である。 カソード電極に印加された異なるVHF周波数によるプラズマリアクタを示す図である。 2つのVHF電源周波数によるプラズマリアクタを示す図であり、高VHF電源周波数が、低VHF周波数発生器及び第3の調波共振器を用いて生成される。 VHFバンドの低部分(例えば、50〜60MHz)に単一のVHF可変周波数発生器と、第3の調波共振器とを備えたプラズマリアクタを示す図であり、発生器出力周波数を変えることにより決まる電力レベルで、VHFバンドの高部分(例えば、100MHzを超える)にVHF周波数成分を生成する。 図1のリアクタを用いて実施できるプロセスを示す図である。 図2のリアクタを用いて実施できるプロセスを示す図である。 図3Aのリアクタを用いて実施できるプロセスを示す図である。 互いに等しい図2の2つのVHF周波数f1及びf2を設定することにより、図2のリアクタにおいて実施できるプロセスを示す図である。 図5のリアクタを用いて実施されるプロセスを示す図である。 図5のリアクタの変形例で実施できるプロセスを示す図であり、f2バンドパスフィルタ254及びf2発生器及び整合器242、246の場所が交換されている。 単一の低VHF周波数発生器のみを用いて、図6のリアクタで実施されるプロセスを示す図である。
理解を促すために、図面に共通の同一の要素を示すのに、可能な場合には、同一の参照番号を用いてある。図面は全て概略であり、縮尺は合っていない。

Claims (15)

  1. 少なくとも天井電極とワークピースサポート電極とを含む電極を有するプラズマリアクタチャンバにおいて、ワークピースを処理する方法であって、前記方法が、
    各VHF周波数f1及びf2の各RF電源を、(a)前記電極の夫々か、(b)前記電極の共通する1つに結合する工程であって、中心が高い不均一なプラズマイオン分布を生成するのにf1が十分に高く、中心が低い不均一なプラズマイオン分布を生成するのにf2が十分に低い工程と、
    f1周波数でのRFパラメータ対f2周波数でのRFパラメータの比を調整して、プラズマイオン密度分布を制御する工程であって、前記RFパラメータが、(a)RF電力、(b)RF電圧及び(c)RF電流のうち1つである工程とを含む方法。
  2. f1が約110MHzを超え、f2が約90MHz未満である請求項1記載の方法。
  3. 前記調整工程が、f2周波数でのRFパラメータに対するf1周波数でのRFパラメータの比を減じることにより、中心が高いプラズマイオン密度分布を減少する工程を含む請求項1記載の方法。
  4. 前記調整工程が、f1周波数でのRFパラメータに対するf2周波数でのRFパラメータの比を減じることにより、端部が高いプラズマイオン密度不均一性を減少する工程を含む請求項1記載の方法。
  5. 前記周波数f1及びf2要素について、前記天井電極と、前記ワークピースサポート電極の間を直接流れるRF電流に、各中心接地リターンパスを提供する工程と、
    前記各周波数f1及びf2について、端部接地リターンパスを提供する工程とを含む請求項1記載の方法。
  6. 前記周波数f1に対応する前記中心接地リターンパスの前記インピーダンスを調整して、f1での前記RF電力が、プラズマイオン密度分布において、中心が高い不均一性を生成する傾向を増大又は減少する工程を含む請求項5記載の方法。
  7. 前記周波数f2に対応する前記中心接地リターンパスの前記インピーダンスを調整して、f2での前記RF電力が、プラズマイオン密度分布において、中心が低い、又は端部が高い不均一性を生成する傾向を増大又は減少する工程を含む請求項5記載の方法。
  8. 前記中心接地リターンパスの少なくとも1つのインピーダンスを調整して、プラズマイオン密度分布を制御する工程を含む請求項5記載の方法。
  9. 前記インピーダンスを調整する工程を実施して、前記端部接地リターンパス中の前記電流を増大して、中心が高い不均一性を抑制する請求項8記載の方法。
  10. 前記インピーダンスを調整する工程を実施して、前記中心接地リターンパス中の前記電流を増大して、端部が高い不均一性を抑制する請求項8記載の方法。
  11. 前記結合する工程が、前記周波数f1の前記RF電源を、前記チャンバの前記天井電極に結合し、前記周波数f2の前記RF電源を、前記ワークピースサポート電極に結合する工程を含む請求項1記載の方法。
  12. 前記結合する工程が、前記周波数f1の前記RF電源及び前記周波数f2の前記RF電源を、前記天井電極に結合する工程を含む請求項1記載の方法。
  13. 前記結合する工程が、前記周波数f1の前記RF電源を、第1の天井電極に結合する工程と、前記周波数f2の前記RF電源を、前記第1の天井電極と同心である第2の天井電極に結合する工程を含む請求項1記載の方法。
  14. 前記結合する工程が、f1まで調整された共振器を用い、非線形ミキサとして前記チャンバの前記プラズマを用いて、基本周波数f0から、調波である周波数f1の前記RF電力を生成する工程である請求項1記載の方法。
  15. 前記ワークピースと、前記天井電極の間のギャップを調整することにより、前記プラズマイオン密度分布を調整する工程を含む請求項1記載の方法。
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