JP2008185966A - カメラモジュール - Google Patents

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博 原田
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Abstract

【課題】レンズの取付精度が良く、ゴミの侵入のないカメラモジュールを提供すること。
【解決手段】本発明のカメラモジュールにおいて、レンズ3の鍔部3bの外周部が凹部1g内に掛け止めされ、レンズ3が弾性体2によって弾圧された状態で保持部材1に取り付けられるため、レンズ3に光軸方向の傾き(ズレ)が無く、弾性体2によってレンズ3の傾きの無い状態に維持できて、レンズ3の取付精度の良好なものが得られると共に、使用環境下おける保持部材1とレンズ3との間に膨張や収縮の差があっても、弾性体2によってその差が吸収されて、保持部材1へのレンズ3の掛け止めが外れることが無く、しかも、弾性体2の存在によって、保持部材1内へのゴミや埃の侵入を防止できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ機能付き携帯電話機等に使用して好適なカメラモジュールに関するものである。
図9は従来のカメラモジュールの要部拡大断面図であり、次に、従来のカメラモジュールの構成を図9に基づいて説明すると、樹脂材の成型品からなる筒状の保持部材51は、筒状部51aと、この筒状部51aの前方部に設けられた前面壁51bと、この前面壁51bの中央部に設けられた貫通孔51cと、前面壁51bの内壁面に、貫通孔51cを囲むように設けられた凹部51dとを有する。
この凹部51d内には、赤外線除去フィルタ52が取り付けられると共に、筒状部51a内に取り付けられたガラスや樹脂材等からなるレンズ53は、レンズ部53aと、このレンズ部53aを外周部を囲むように配設された鍔部53bとを有する。
そして、レンズ53は、鍔部53bが筒状部51aと前面壁51bの内壁面で位置決めされた状態で、鍔部51bの後面全周が筒状部51の内壁面に接着剤54で接着されて保持部材1に取り付けられて、従来のカメラモジュールが形成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−114308号公報
しかし、従来のカメラモジュールにあっては、レンズ53が接着剤54によって保持部材51に取り付けられるため、レンズ53に光軸方向の傾き(ズレ)があっても、レンズ53がその状態で取り付けられ、従って、レンズ53の取付不良が発生する上に、接着剤54は、レンズ53の全周にわたって設けねばならず、その作業が面倒で、生産性が悪く、しかも、接着剤54の塗布工程で、接着剤飛び等の不良が発生する場合がある。
また、保持部材51とレンズ53の材質が一般に異なるため、使用環境下おける保持部材51とレンズ53との間の膨張や収縮の差によって、接着剤54の一部に剥がれが発生する上に、この剥がれによって、保持部材51内にゴミが侵入するという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、レンズの取付精度が良く、ゴミの侵入のないカメラモジュールを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のカメラモジュールは、筒状部を有する保持部材と、筒状部内に保持され、中央部に位置するレンズ部、及びこのレンズ部の外周を囲むように設けられた鍔部とを有したレンズとを備え、保持部材の筒状部内には、内周面に沿って連続的に設けられた環状の凹部を有すると共に、凹部内には、弾性体が配設され、レンズは、鍔部の筒状部内への圧入によって、鍔部の外周部が凹部内に掛け止めされて保持部材に取り付けられ、鍔部が弾性体によって掛け止めされる方向に弾圧されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、レンズの鍔部の外周部が凹部内に掛け止めされ、レンズが弾性体によって弾圧された状態で保持部材に取り付けられるため、レンズに光軸方向の傾き(ズレ)が無く、弾性体によってレンズの傾きの無い状態に維持できて、レンズの取付精度の良好なものが得られると共に、レンズの筒状部内への圧入によってレンズが保持部材に取り付けられるため、その取付作業が簡単で生産性の良好なものが得られ、また、使用環境下おける保持部材とレンズとの間に膨張や収縮の差があっても、弾性体によってその差が吸収されて、保持部材へのレンズの掛け止めが外れることが無く、しかも、弾性体の存在によって、保持部材内へのゴミや埃の侵入を防止できる。
また、本発明のカメラモジュールは、上記発明において、筒状部内へのレンズの圧入時においてぶつかる筒状部の開放端と鍔部の少なくとも一方に傾斜部を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、圧入時においてぶつかる筒状部と鍔部の少なくとも一方に傾斜部を設けたため、筒状部内へのレンズの圧入作業が容易となって、組立性の良好なものが得られる。
また、本発明のカメラモジュールは、上記発明において、筒状部の端部には、凹部に至る複数の切り溝部が設けられたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、切り溝部の存在によって、筒状部内へのレンズの圧入作業時、筒状部の端部側が容易に変形して、組立性の良好なものが得られる。
また、本発明のカメラモジュールは、上記発明において、保持部材が樹脂材で形成されると共に、弾性体がエラストマーで形成され、保持部材とエラストマーが二色成型によって一体化されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、保持部材とエラストマーが二色成型によって一体化されたため、保持部材の小型化に伴って発生する凹部形成の困難性が解消できる上に、生産性の良好なものが得られる。
また、本発明のカメラモジュールは、上記発明において、レンズは、筒状部内に保持された複数のレンズからなるレンズ群によって形成され、レンズ群の内の第1のレンズは、レンズ部と、凹部内に掛け止めされる鍔部と、この鍔部の位置に設けられた環状突部とを有し、レンズ群の内の第2のレンズは、中央部に位置するレンズ部と、このレンズ部を囲むように配置され、径方向の外周部が筒状部の内壁で位置決めされる鍔部と、第1のレンズに設けられた環状突部の径方向の外周部を位置決めするために設けられた凹み部とを有したことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第2のレンズが筒状部の内壁面で、また、第1のレンズの環状突部が第2のレンズの凹み部で径方向に位置決めされるようになっているため、第1,第2のレンズの径方向の位置ズレを無くすることができる。
また、本発明のカメラモジュールは、上記発明において、第1,第2のレンズの対向する箇所で狭持されるリング状の絞り板を有し、第1,第2のレンズの対向するそれぞれの箇所には、絞り板の平面方向において異なる位置に突起部が設けられ、第1,第2のレンズのそれぞれに設けられた突起部によって絞り板が狭持されたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、第1,第2のレンズのそれぞれに設けられた突起部によって絞り板が狭持されたため、絞り板には、レンズを掛け止め方向に押圧する力が発生して、レンズの傾きを防止し、レンズの掛け止め状態の良好なものが提供できる。
本発明のカメラモジュールは、レンズの鍔部の外周部が凹部内に掛け止めされ、レンズが弾性体によって弾圧された状態で保持部材に取り付けられるため、レンズに光軸方向の傾き(ズレ)が無く、弾性体によってレンズの傾きの無い状態に維持できて、レンズの取付精度の良好なものが得られると共に、レンズの筒状部内への圧入によってレンズが保持部材に取り付けられるため、その取付作業が簡単で生産性の良好なものが得られ、また、使用環境下おける保持部材とレンズとの間に膨張や収縮の差があっても、弾性体によってその差が吸収されて、保持部材へのレンズの掛け止めが外れることが無く、しかも、弾性体の存在によって、保持部材内へのゴミや埃の侵入を防止できる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明のカメラモジュールの要部断面図、図2は本発明のカメラモジュールに係り、保持部材へのレンズの組込方法を説明するための断面図、図3は本発明のカメラモジュールに係る保持部材の要部断面図、図4は本発明のカメラモジュールに係る保持部材を下面から見た下面図、図5は本発明のカメラモジュールに係り、保持部材とエラストマーの製造方法の第1工程を示す断面図、図6は本発明のカメラモジュールに係り、保持部材とエラストマーの製造方法の第2工程を示す側面図、図7は本発明のカメラモジュールに係り、保持部材とエラストマーの製造方法の第3工程を示す断面図、図8は本発明のカメラモジュールの他の実施形態を示す要部断面図である。
次に、本発明のカメラモジュールの構成を図1〜図4に基づいて説明すると、筒状の保持部材(鏡筒)1は、PPS等の熱可塑性樹脂材の成型品からなり、特に図3,図4に示すように、筒状部1aと、この筒状部1aの前方部に設けられた前面壁1bと、この前面壁1bの中央部に設けられた貫通孔1cと、筒状部1aの外周壁に設けられた雄ねじ部1dと、筒状部1aの内壁の前方側に位置し、貫通孔1cから段差を持って形成された径の小さい第1の内壁部1eと、筒状部1aの内壁の後方側に位置し、第1の内壁部1eから段差を持って形成された径の大きな第2の内壁部1fと、第2の内壁部1fの内周面に沿って設けられた環状の凹部1gと、筒状部1aの後端部から凹部1gに至る状態で、円周方向に間隔を置いて複数設けられた切り溝部1hと、第2の内壁部1fの後端角部、即ち、筒状部1aの後端内壁角部に設けられた傾斜部(面取り部)1jとを有する。
リング状の弾性体2は、熱可塑性エラストマー等のゴム材料からなり、この弾性体2は、筒状部1a内の凹部1g内に収納されて保持部材1に取り付けられ、後述するレンズが組み込まれる前は、図3,図4に示すように、弾性体2が切り溝部1hを通して後端部から露出すると共に、弾性体2の露出面が第2の内壁部1fと面一状態となっている。
次に、保持部材1と弾性体2の製造方法を図5〜図7に基づいて説明すると、先ず、第1工程として図5に示すように、筒状部1aの第1,第2の内壁部1e、1fを形成するための成型用の第1の金型31と、弾性体2を形成するための成型用の割型である第2,第3の金型32,33とを用意する。
この第1の金型31は、基台部31aと、第2の内壁部1fを形成するために、基台部31aに繋がって設けられた第1の円柱状部31bと、傾斜部1jを形成するために、基台部31aと第1の円柱状部31bとの間の角部に設けられた傾斜面を有する盛り上がり部31cと、切り溝部1hを形成するために、基台部31aと第1の円柱状部31bとの間の角部に設けられた複数の突部31dと、第1の内壁部1eを形成するために、第1の円柱状部31bに繋がって設けられた第2の円柱状部31eとを有する。
また、互いに分割され、互いに突き合わせと分離可能な第2,第3の金型32,33は、合わされた際に一つの円形状の筒状面になる半円形の凹面部32a、33aと、合わされた際に一つの環状になるように、凹面部32a、33aに形成された凹部32b、33bとを有する。
そして、図5に示すように、第2,第3の金型32,33が第1の金型31の第1の円柱状部31bに合わされると、第1,第2,第3の金型31,32,33内には、凹部32b、33bによって環状の空洞部Aが形成され、この状態で、溶融した状態の熱可塑性等のエラストマーを空洞部A内に流入して、第1の成形加工を行うと、空洞部A内に弾性体2が形成される。
次に、第2工程として、図5に示す矢印方向に第2,第3の金型32,33を可動して分離すると、図6に示すように、第1の円柱状部31bの外周面に弾性体2が形成された状態となる。
次に、第3工程として図7に示すように、第1,第2の円柱状部31b、31dの円周面を囲むように配置され、保持部材1を形成するための割型である第4,第4の金型34,35と、第2の円柱状部31dの端面側で第4,第5の金型34,35に重ね合わされ、保持部材1を形成するための第6の金型36とを用意する。
互いに分割され、互いに突き合わせと分離可能な第2,第3の金型32,33は、合わされた際に一つの円形状の筒状面になる半円形で、内壁に雄ねじ部1dを形成するための凹み部34a、35aが設けられた凹面部34b、35bを有し、また、第6の金型36は、基台部36aと、貫通孔1cを形成するために、基台部36aから突出した突出部36bとを有する。
そして、図7に示すように、第4,第5の金型34,35が第1の金型51に合わされると共に、第6の金型36が第1,及び第4,第5の金型31,34,35に合わされると、第1,第4,第5、第6の金型31,34,35,36内には、保持部材1を成型するための空洞部Bが形成される。
次に、この状態で、溶融した状態の熱可塑性樹脂材を空洞部B内に流入して、第2の成形加工を行うと、空洞部B内に図3,図4に示すような保持部材1が形成されるようになり、この時、弾性体2の箇所には樹脂材が存在しない状態となって、その結果、第2の内壁部1fには凹部1gが形成された状態となる。
次に、図7に示す矢印方向に第4,第5,第6の金型34,35,36を可動して分離した後、最後に、保持部材1から第1の金型31を取り外すと、図3,図4に示すような保持部材1が形成されて、その製造が完了する。
この実施形態では、二色成型によって保持部材1と弾性体(熱可塑性等のエラストマー)2の形成を行うようにしたが、予めリング状に形成された弾性体2を第1の金型31に取り付けた状態、即ち、図6に示しように弾性体2を第1の金型31に取り付けた状態で、1回の成型加工によって保持部材1を形成するようにしても良い。
この保持部材1の成型時、弾性体2が突部31dによって位置決めされた状態となっているため、樹脂の射出圧による弾性体2の変位が防止されるようになっている。
保持部材1内に保持された複数のレンズからなるレンズ群は、この実施形態ではポリカーボネイト等の成型品からなる3つの第1,第2,第3のレンズ3,4,5で形成され、第1のレンズ3は、中央部に位置するレンズ部3aと、このレンズ部3aの外周を囲むように設けられた鍔部3b、この鍔部3bの前方側外周角部に設けられた傾斜部(面取り部)3cと、この鍔部3bの前方側に設けられた環状突部3dとを有する。
この第1のレンズ3の取付方法を説明すると、図2に示すように、第1のレンズ3の鍔部3bに設けられた傾斜部3cを筒状部1aの開放部に設けられた傾斜部1jに合わせた状態で、筒状部1a内に圧入すると、筒状部1aの端部側が切り溝部1hの存在によって容易に外方に変形して、鍔部3bの筒状部1a内への侵入を容易に許容し、鍔部3bが凹部1gに位置すると、鍔部3bの外周後面側が凹部1gの内壁に掛け止めされると共に、弾性体2は変形し、この弾性体2によって、第1のレンズ3が後方側に押されて凹部1gの内壁に弾圧されるようになって、第1のレンズ3は、光軸方向に対して傾斜すること無く取り付けられる。
また、第2のレンズ4は、中央部に位置するレンズ部4aと、このレンズ部4aの外周を囲むように設けられた鍔部4b、この鍔部4bの後方側に設けられた環状の凹み部4cとを有する。
この第2のレンズ4は、筒状部1a内、即ち、第2の内壁部1f内に収納されて取り付けられ、第2のレンズ4が取り付けられた際、鍔部4bの径方向の外周部が第2の内壁部1fによって位置決めされて、第2のレンズ4の径方向の位置決めが行われると共に、第1,第2のレンズ3,4が取り付けられた際、環状突部3dが凹み部4c内に位置決めされて、第1のレンズ3の径方向の位置決めが行われる。
更に、第3のレンズ5は、中央部に位置するレンズ部5aと、このレンズ部5aの外周を囲むように設けられた鍔部5bとを有し、この第3のレンズ5は、筒状部1a内、即ち、第1の内壁部1e内に収納されて取り付けられ、第3のレンズ5が取り付けられた際、鍔部5bの径方向の外周部が第1の内壁部1eによって位置決めされて、第3のレンズ5の径方向の位置決めが行われる。
リング状の絞り板6は、黒のポリカーボネイトによって形成され、中央部に孔6aを有し、この絞り板6は、外周部が第1,第2のレンズ3,4の鍔部3b、4bとの間で狭持されて取り付けられている。
次に、第1、第2,第3のレンズ3、4,5や絞り板6の保持部材1への組込方法を説明すると、図2に示すように、先ず、第3のレンズ5を保持部材1内に組み込んだ後、第3のレンズ5に重ね合わせるように第2のレンズ4を保持部材1内に組み込み、次に、絞り板6を保持部材1内に挿入して、第2のレンズ4に重ね合わせる。
次に、第1のレンズ3の傾斜部3cを筒状部1aの傾斜部1jに合わせた状態で、即ち、互いにぶつかる位置に設けられた傾斜部3c、1jを対向した状態で、第1のレンズ3を筒状部1a内に圧入すると、筒状部1aの開放部側の端部が外方に変形して、鍔部3bが凹部1gに位置すると、鍔部3bの外周後面側が凹部1gの内壁に掛け止めされると共に、弾性体2は変形し、この弾性体2によって、第1のレンズ3が後方側に押されて凹部1gの内壁に弾圧されて、それ等の組込が完了する。
そして、それ等の組込が完了した際、第1のレンズ3によって、第2,第3のレンズ4,5が光軸方向で前方に押圧されて、第1,第2、第3のレンズ3,4,5は、光軸方向の傾きの無い状態で取り付けられると共に、絞り板6が第1,第2のレンズ3,4間で狭持されて取り付けられる。
なお、傾斜部1j、3cは保持部材1と第1のレンズ3の双方に設けられたもので説明したが、傾斜部は保持部材1と第1のレンズ3の何れか一方に設けたものでも良い。
保持部材1を取り付けるための筒状の筺体7は、内壁に設けられた雌ねじ部7aと、中央部側に突出する平板部7bと、この平板部7bの中央部に設けられた孔7cとを有し、この筺体7には、雌ねじ部7aに保持部材1の雄ねじ部1dがねじ合わされて、保持部材1が取り付けられる。
また、筺体7の平板部7aには、板状の赤外線除去フィルタ8が取り付けられると共に、筺体7の後部には、撮像素子9を取り付けた絶縁基板10が撮像素子9を筺体7内に位置した状態で取り付けられて、本発明のカメラモジュールが形成されている。
図8は本発明のカメラモジュールの他の実施形態を示し、この他の実施形態について説明すると、絞り板6を狭持する第1,第2のレンズ3,4の対向するそれぞれの箇所には、絞り板6の平面方向において異なる位置に環状の突起部3e,4eが設けられ、第1,第2のレンズ3,4のそれぞれに設けられた突起部3e,4eによって絞り板6が狭持された構成となっている。
このように、絞り板6を突起部3e,4eで狭持すると、突起部3e,4e間に位置する絞り板6によって、第1,第2のレンズ3,4間を互いに離す方向の反発力が発生し、これによって、第1,第2,第3のレンズ3,4,5の傾きを防止し、且つ、第1のレンズ3の掛け止め状態を確実にしている。
その他の構成は、上記の実施形態と同様の構成を有し、同一部品に同一番号を付し、ここではその説明を省略する。
なお、この実施形態では、複数のレンズからなるレンズ群で構成されたもので説明したが、1個のレンズで構成されるものでも良い。
本発明のカメラモジュールの要部断面図である。 本発明のカメラモジュールに係り、保持部材へのレンズの組込方法を説明するための断面図である。 本発明のカメラモジュールに係る保持部材の要部断面図である。 本発明のカメラモジュールに係る保持部材を下面から見た下面図である。 本発明のカメラモジュールに係り、保持部材とエラストマーの製造方法の第1工程を示す断面図である。 本発明のカメラモジュールに係り、保持部材とエラストマーの製造方法の第2工程を示す側面図である。 本発明のカメラモジュールに係り、保持部材とエラストマーの製造方法の第3工程を示す断面図である。 本発明のカメラモジュールの他の実施形態を示す要部断面図である。 従来のカメラモジュールの要部拡大断面図である。
符号の説明
1 保持部材
1a 筒状部
1b 前面壁
1c 貫通孔
1d 雄ねじ部
1e 第1の内壁部
1f 第2の内壁部
1g 凹部
1h 切り溝部
1j 傾斜部
2 弾性体
3 第1のレンズ
3a レンズ部
3b 鍔部
3c 傾斜部
3d 環状突部
3e 突起部
4 第2のレンズ
4a レンズ部
4b 鍔部
4c 凹み部
4e 突起部
5 第3のレンズ
5a レンズ部
5b 鍔部
6 絞り板
6a 孔
7 筺体
7a 雌ねじ部
7b 平板部
7c 孔
8 赤外線除去フィルタ
9 撮像素子
10 絶縁基板
31 第1の金型
31a 基台部
31b 第1の円柱状部
31c 盛り上がり部
31d 突部
31e 第2の円柱状部
32 第2の金型
32a 凹面部
32b 凹部
33 第3の金型
33a 凹面部
33b 凹部
34 第4の金型
34a 凹み部
34b 凹面部
35 第5の金型
35a 凹み部
35b 凹面部
36 第6の金型
36a 基台部
36b 突出部
A,B 空洞部

Claims (6)

  1. 筒状部を有する保持部材と、前記筒状部内に保持され、中央部に位置するレンズ部、及びこのレンズ部の外周を囲むように設けられた鍔部とを有したレンズとを備え、前記保持部材の前記筒状部内には、内周面に沿って連続的に設けられた環状の凹部を有すると共に、前記凹部内には、弾性体が配設され、前記レンズは、前記鍔部の前記筒状部内への圧入によって、前記鍔部の外周部が前記凹部内に掛け止めされて前記保持部材に取り付けられ、前記鍔部が前記弾性体によって掛け止めされる方向に弾圧されたことを特徴とするカメラモジュール。
  2. 前記筒状部内への前記レンズの圧入時においてぶつかる前記筒状部の開放端と前記鍔部の少なくとも一方に傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1記載のカメラモジュール。
  3. 前記筒状部の端部には、前記凹部に至る複数の切り溝部が設けられたことを特徴とする請求項1、又は2記載のカメラモジュール。
  4. 前記保持部材が樹脂材で形成されると共に、前記弾性体がエラストマーで形成され、前記保持部材と前記エラストマーが二色成型によって一体化されたことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のカメラモジュール。
  5. 前記レンズは、前記筒状部内に保持された複数のレンズからなるレンズ群によって形成され、前記レンズ群の内の第1の前記レンズは、前記レンズ部と、前記凹部内に掛け止めされる前記鍔部と、この鍔部の位置に設けられた環状突部とを有し、前記レンズ群の内の第2のレンズは、中央部に位置するレンズ部と、このレンズ部を囲むように配置され、径方向の外周部が前記筒状部の内壁で位置決めされる鍔部と、前記第1のレンズに設けられた前記環状突部の径方向の外周部を位置決めするために設けられた凹み部とを有したことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のカメラモジュール。
  6. 前記第1,第2のレンズの対向する箇所で狭持されるリング状の絞り板を有し、前記第1,第2のレンズの対向するそれぞれの箇所には、前記絞り板の平面方向において異なる位置に突起部が設けられ、前記第1,第2のレンズのそれぞれに設けられた前記突起部によって前記絞り板が狭持されたことを特徴とする請求項5記載のカメラモジュール。
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