JP2008185707A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】外部との通信により画像データの送受信を行う通信部30やFAX/電話機能部40や定着器100に、商用電源300から供給される電力を供給する主電源スイッチ200と、定着器100への電力の供給を補助する電力を蓄電する2次電池110の電力を通信部30やFAX/電話機能部40の動作電圧の電力に電圧変換し、通信部30やFAX/電話機能部40に供給する第2電圧変換器152とを備えている。
【選択図】図2
Description
請求項3に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置にて、前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態に設定した場合に、前記通信手段と前記電力供給手段との間を遮断する遮断手段をさらに備え、前記遮断手段は、前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態から遮断状態に切り替えた場合に、当該遮断状態に切り替えられた後に前記通信手段と前記電力供給手段との間を接続状態に設定することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、前記電圧変換切替手段は、前記電圧変換手段を流れる電流が所定値以下の状態が所定時間継続された場合に、当該電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記蓄電手段に残留する電力量を検出する残留電力量検出手段と、前記残留電力量検出手段にて検出された前記蓄電手段に残留する電力量を表示する表示手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記商用電源から前記電力供給手段に電力が供給されているか否か判定し、当該電力供給手段に電力が供給されていると判定した場合には、前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを遮断状態に設定し、当該電力供給手段に電力が供給されていないと判定した場合には、当該蓄電手段と当該電圧変換手段とを接続状態に設定する切替制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2によれば、必要な時に蓄電手段の電力を通信手段に供給することができる。
また、本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、停電からの復帰時に、通信手段の制御を安定化させることができる。
また、本発明の請求項4によれば、停電時に通信手段で受信された画像データを保存しておくことができる。
また、本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、通信手段に充分な電力が供給できない事態の発生を抑制できる。
また、本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、蓄電手段の異常等を事前に把握し、蓄電手段の電力が使用不能となる事態の発生を抑制できる。
また、本発明の請求項8によれば、停電が発生した際に、自動的に蓄電手段の電力を通信手段に供給するように設定することができる。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成の一例を示した図である。図1に示した画像形成装置1は、複写機能、ファクシミリ機能およびプリンタ機能を複合的に備えた多機能複合機であって、予め定められた処理プログラムに従って画像形成装置1全体の動作を制御する制御部10、各種情報の表示や利用者(ユーザ)からの操作入力の受け付けを行う操作パネル20、ネットワークとの通信を制御するLAN(Local Area Network)カードやモデム等からなる通信手段の一例としての通信部30、公衆回線を通じて画像の送受信や通話を行う通信手段の一例としてのファクシミリ(FAX)/電話機能部40、例えばFAX/電話機能部40にて受信した文書データやイメージデータ等(これらを「画像データ」と称する)を例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶装置に出力するデータ出力部80を備えている。
また、画像形成装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)やデジタルカメラ等の外部装置から出力された画像データを取得する入力部50、スキャナ等で構成される画像読取部60、入力部50や画像読取部60等から取得された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部70、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される記憶手段の一例としての主記憶部140を備えている。
そして、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、入力部50、画像読取部60、画像処理部70、データ出力部80、主記憶部140、および画像形成プロセス部90は、それぞれ制御部10に接続されている。そして、制御部10は画像形成装置1の通常動作時にこれら各機能部の動作を制御する。
また、各画像形成ユニット91それぞれに対応して、画像処理部70からの画像データに基づいて感光体ドラム93を露光するレーザ露光装置92Y,92M,92C,92K(以下、レーザ露光装置92とも総称する)が設けられている。
ここで、各画像形成ユニット91は、現像器95に収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各画像形成ユニット91は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト99から剥離されて定着器100まで搬送される。定着器100に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器100によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙載置部(不図示)に搬送される。
図2は、主電源スイッチ200を介して商用電源300からの電力を各機能部に供給する電力供給系統の一部を示すブロック図である。図2に示したように、本実施の形態の画像形成装置1には、商用電源300からの電力を定着器100等の各機能部に供給する電力供給系統として、オンされた状態にて商用電源300からの電力を画像形成装置1内の各機能部に供給する電力供給手段の一例としての主電源スイッチ200、主電源スイッチ200から定着器100に電力(交流100V)を直接供給する電力供給ラインL1、画像形成装置1の立ち上げ時等に、主電源スイッチ200からの電力を補助して定着器100に電力供給を行う例えばリチウムイオン電池からなる蓄電手段の一例としての2次電池110、2次電池110を充電する充電電源120、2次電池110と定着器100との間を接続状態または遮断状態に選択的に設定するリレー132および半導体スイッチ133からなるスイッチ部131、制御部10や操作パネル20等といった各機能部に例えば5Vを供給する低圧電源121を備えている。ここで、主電源スイッチ200から充電電源120へは電力供給ラインL2により電力が供給され、また、主電源スイッチ200から低圧電源121へは電力供給ラインL3により電力が供給される。また、低圧電源121から操作パネル20や入力部50等の各機能部へは電力供給ラインL4により電力が供給される。
また、第2電圧変換器152から操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80へは、電力供給ラインL9により電力が供給される。また、第1電圧変換器151から操作パネル20およびFAX/電話機能部40へは、電力供給ラインL10により電力が供給される。
ところが、本実施の形態の画像形成装置1では、上記のように、主電源スイッチ200を介した商用電源300からの直接の電力供給に重畳させて2次電池110からの電力を補助的に供給することで、省エネモードから画像形成動作モードまでの復帰時間の短縮化が可能となる。それにより、画像形成動作が終了した後、待機モードの状態から短時間に省エネモードに移行しても、ユーザにとって利便性を損なうことが少なくなる。そのため、画像形成装置1において短時間で省エネモードに移行する設定が多く採用されることが期待でき、省エネ化の促進を図ることができる。
なお、このような画像形成装置1の通常動作時には、上記したように、操作パネル20や入力部50等の各機能部への電力供給は、低圧電源121から電力供給ラインL4により行われる。
具体的には、停電が発生すると、商用電源300からの電力供給が停止するために、主電源スイッチ200からの電力供給が停止し、そのため、各部に電力を供給する低圧電源121や充電電源120からの電力供給が停止して、画像形成装置1は動作を停止する。その場合に、ユーザは、画像形成装置1の外部側面に配置された停電モード用スイッチ153をオンにすることで、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを接続状態に設定することができる。
2次電池110と停電モード用電力供給系統とが接続状態に設定されると、2次電池110に充電された電力は、停電モード用スイッチ153への電力供給ラインL5と停電モード用スイッチ153からの電力供給ラインL6とにより第1電圧変換器151に供給される。また、停電モード用スイッチ153への電力供給ラインL5と停電モード用スイッチ153からの電力供給ラインL7とにより第2電圧変換器152に供給される。
また、第1電圧変換器151は、操作パネル20およびFAX/電話機能部40に対して、後述する第2電圧変換器152での電圧変換処理がオフされた場合においても、操作パネル20およびFAX/電話機能部40における入力受け付け機能を維持する部分に、電力供給ラインL10により直流5Vを供給する。例えば、操作パネル20では、第1電圧変換器151から直流5Vが供給されることにより、入力検知回路が動作を継続し、ユーザからの操作パネル20に関する立ち上げ要求の受け付けを行う。また、FAX/電話機能部40では、通信検知回路が動作を継続し、画像や通話の受信の受け付けを行う。
このように、本実施の形態の画像形成装置1は、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合にも、2次電池110に蓄積された電力を有効に利用して、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80といった、外部との通信を行う際に機能する各機能部は使用可能状態が維持される。
なお、各種情報の送受信等は、公衆回線等が使用可能な状態にあることが前提となるが、施設工事の場合には、一般に、電気配線の通電は停止されるが、公衆回線等は使用可能状態のままに維持される。また、例えば災害による停電が発生した場合にも、商用電源からの電力供給は停止したが、公衆回線等は使用可能であったケースも過去に見受けられる。そのため、停電時に外部との通信を行う際に機能する各機能部だけでも使用可能状態が維持されるように構成することは、大きな意義を持つ。
また、停電モード用制御部11は、信号ラインS3を通して操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80と接続されている(図2参照)。そして、これらの各機能部の動作を制御する。
この場合に、ユーザが残り使用可能時間について知りたい機能部を、操作パネル20から選択できるように構成することもできる。機能部の指定があった際には、充電残量算出部114は、その指定された機能部の使用可能時間を算出する。
ここで、図5は、制御部10における停電モード用電力供給系統を制御する機能構成を示したブロック図である。図5に示したように、制御部10は、停電モード用電力供給系統の制御を行う機能部として、電圧変換器電流量検出部101、電圧変換切替手段の一例としての電圧変換器オンオフ切替制御部102、残留電力量検出手段の一例としての充電残量検出部103、充電残量算出部104、操作パネル制御部105を備えている。
なお、制御部10の各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、制御部10の図示しないCPUが、電圧変換器電流量検出部101、電圧変換器オンオフ切替制御部102、充電残量検出部103、充電残量算出部104、操作パネル制御部105の各機能を実現するプログラムを主記憶部140から図示しないRAM等に読み込んで各処理を行う。なお、プログラムの実行形態は、上記の停電モード用制御部11と同様である。
そして、電圧変換器オンオフ切替制御部102は、電圧変換器電流量検出部101により検出された電流量が第1電圧変換器151および第2電圧変換器152のいずれかにおいて所定値以上(例えば“0”程度でない場合)、すなわち停電モード用スイッチ153がオン状態に設定され、2次電池110から停電モード用電力供給系統に電力が供給されている場合には、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152での電圧変換処理をオフするように制御する。それにより、画像形成装置1の通常動作時において、2次電池110から停電モード用電力供給系統への電力供給が行われないように設定し、本来の定着器100でのウォームアップタイムの短縮が不充分となることを抑制する。また、2次電池110の過剰な使用を抑えて、2次電池110の寿命が短縮するのを抑制する。また、画像形成装置1の通常動作時に停電モード用制御部11が同時に起動した状態が生じるのを防ぎ、画像形成動作時の装置制御が不安定となることを抑制する。
また、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152それぞれを流れる電流量を検出せずに、画像形成装置1の通常動作時は、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152での電圧変換処理を常にオフするように制御することもできる。
実施の形態1では、画像形成装置1の外部側面に配置された停電モード用スイッチ153がユーザによりオンされることで、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを接続状態に設定する構成について説明した。本実施の形態では、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合に、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを自動的に接続状態に設定する構成について述べる。なお、実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を用い、その説明を省略する。
また、停電検知制御回路154は、画像形成装置2の通常動作時には、電力供給ラインL11により主電源スイッチ200から電力が供給され、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合には、電力供給ラインL5およびL12により2次電池110から電力が供給される。
このように、停電からの復旧時には、2次電池110から停電モード用電力供給系統への接続状態の停止と、主電源スイッチ200からの通常時の電力供給とを、時間差を設けて順次行うことにより、各々の電力供給モードを安定動作させることができる。
ただし、停電検知制御回路154が停電モード用内部スイッチ155をオフするに際して、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80のいずれかが動作状態にある場合には、停電検知制御回路154は、その動作が終了した後に、停電モード用内部スイッチ155をオフするように制御する。それにより、例えばFAX/電話機能部40での画像の送受信が途中で停止されることを抑制する。
Claims (8)
- 外部との通信により画像データの送受信を行う通信手段と、
前記通信手段にて受信した前記画像データに基づいて記録媒体上に形成された未定着像を加熱定着する定着手段と、
商用電源から供給される電力を前記通信手段および前記定着手段に供給する電力供給手段と、
前記電力供給手段から前記定着手段への電力の供給を補助する電力を蓄電する蓄電手段と、
前記蓄電手段に蓄積された電力を前記通信手段の動作電圧の電力に電圧変換し、当該通信手段に供給する電圧変換手段と
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態または遮断状態に選択的に切り替える切替手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態に設定した場合に、前記通信手段と前記電力供給手段との間を遮断する遮断手段をさらに備え、
前記遮断手段は、前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態から遮断状態に切り替えた場合に、当該遮断状態に切り替えられた後に前記通信手段と前記電力供給手段との間を接続状態に設定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。 - 前記通信手段にて受信した前記画像データを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記通信手段は、前記電圧変換手段から前記電力の供給を受けた状態にて受信した前記画像データを前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、
前記電圧変換切替手段は、前記電圧変換手段を流れる電流が所定値以下の状態が所定時間継続された場合に、当該電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、
前記電圧変換切替手段は、前記定着手段が前記電力供給手段から電力の供給を受けている場合に、前記電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記蓄電手段に残留する電力量を検出する残留電力量検出手段と、
前記残留電力量検出手段にて検出された前記蓄電手段に残留する電力量を表示する表示手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記商用電源から前記電力供給手段に電力が供給されているか否か判定し、当該電力供給手段に電力が供給されていると判定した場合には、前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを遮断状態に設定し、当該電力供給手段に電力が供給されていないと判定した場合には、当該蓄電手段と当該電圧変換手段とを接続状態に設定する切替制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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