JP2008185707A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】停電時にも外部との通信機能を維持することが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】外部との通信により画像データの送受信を行う通信部30やFAX/電話機能部40や定着器100に、商用電源300から供給される電力を供給する主電源スイッチ200と、定着器100への電力の供給を補助する電力を蓄電する2次電池110の電力を通信部30やFAX/電話機能部40の動作電圧の電力に電圧変換し、通信部30やFAX/電話機能部40に供給する第2電圧変換器152とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置等に関する。
近年、複写機能部に加えて、公衆回線を通じて画像の送受信を行うファクシミリ機能部や、例えばパーソナルコンピュータから出力された画像データ等を印刷するプリンタ機能部を複合的に備えた画像形成装置が多く開発されている(例えば、特許文献1参照)。このような画像形成装置では、例えば停電が発生すると装置全体の機能が停止し、複写機能部やプリンタ機能部だけでなく、ファクシミリ機能部での画像の送受信も行えない状態となる。
特開2006−86919号公報(第4−5頁)
本発明は、停電時にも外部との通信機能を維持することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、外部との通信により画像データの送受信を行う通信手段と、前記通信手段にて受信した前記画像データに基づいて記録媒体上に形成された未定着像を加熱定着する定着手段と、商用電源から供給される電力を前記通信手段および前記定着手段に供給する電力供給手段と、前記電力供給手段から前記定着手段への電力の供給を補助する電力を蓄電する蓄電手段と、前記蓄電手段に蓄積された電力を前記通信手段の動作電圧の電力に電圧変換し、当該通信手段に供給する電圧変換手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態または遮断状態に選択的に切り替える切替手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2記載の画像形成装置にて、前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態に設定した場合に、前記通信手段と前記電力供給手段との間を遮断する遮断手段をさらに備え、前記遮断手段は、前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態から遮断状態に切り替えた場合に、当該遮断状態に切り替えられた後に前記通信手段と前記電力供給手段との間を接続状態に設定することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記通信手段にて受信した前記画像データを記憶する記憶手段をさらに備え、前記通信手段は、前記電圧変換手段から前記電力の供給を受けた状態にて受信した前記画像データを前記記憶手段に記憶させることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、前記電圧変換切替手段は、前記電圧変換手段を流れる電流が所定値以下の状態が所定時間継続された場合に、当該電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、前記電圧変換切替手段は、前記定着手段が前記電力供給手段から電力の供給を受けている場合に、前記電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記蓄電手段に残留する電力量を検出する残留電力量検出手段と、前記残留電力量検出手段にて検出された前記蓄電手段に残留する電力量を表示する表示手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置にて、前記商用電源から前記電力供給手段に電力が供給されているか否か判定し、当該電力供給手段に電力が供給されていると判定した場合には、前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを遮断状態に設定し、当該電力供給手段に電力が供給されていないと判定した場合には、当該蓄電手段と当該電圧変換手段とを接続状態に設定する切替制御手段をさらに備えたことを特徴とする。
本発明の請求項1によれば、停電時にも外部との通信機能を維持することができる。
また、本発明の請求項2によれば、必要な時に蓄電手段の電力を通信手段に供給することができる。
また、本発明の請求項3によれば、本発明を採用しない場合に比べて、停電からの復帰時に、通信手段の制御を安定化させることができる。
また、本発明の請求項4によれば、停電時に通信手段で受信された画像データを保存しておくことができる。
また、本発明の請求項5によれば、本発明を採用しない場合に比べて、蓄電手段の電力損失を抑制することができる。
また、本発明の請求項6によれば、本発明を採用しない場合に比べて、通信手段に充分な電力が供給できない事態の発生を抑制できる。
また、本発明の請求項7によれば、本発明を採用しない場合に比べて、蓄電手段の異常等を事前に把握し、蓄電手段の電力が使用不能となる事態の発生を抑制できる。
また、本発明の請求項8によれば、停電が発生した際に、自動的に蓄電手段の電力を通信手段に供給するように設定することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1の構成の一例を示した図である。図1に示した画像形成装置1は、複写機能、ファクシミリ機能およびプリンタ機能を複合的に備えた多機能複合機であって、予め定められた処理プログラムに従って画像形成装置1全体の動作を制御する制御部10、各種情報の表示や利用者(ユーザ)からの操作入力の受け付けを行う操作パネル20、ネットワークとの通信を制御するLAN(Local Area Network)カードやモデム等からなる通信手段の一例としての通信部30、公衆回線を通じて画像の送受信や通話を行う通信手段の一例としてのファクシミリ(FAX)/電話機能部40、例えばFAX/電話機能部40にて受信した文書データやイメージデータ等(これらを「画像データ」と称する)を例えばUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶装置に出力するデータ出力部80を備えている。
また、画像形成装置1は、パーソナルコンピュータ(PC)やデジタルカメラ等の外部装置から出力された画像データを取得する入力部50、スキャナ等で構成される画像読取部60、入力部50や画像読取部60等から取得された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理部70、処理プログラムや画像データ等が記憶される例えばハードディスク(Hard Disk Drive)にて実現される記憶手段の一例としての主記憶部140を備えている。
また、画像形成装置1は、画像を記録紙等の媒体に印刷する例えば電子写真方式にて実現される画像形成プロセス部90、商用電源300(後段の図2参照)から画像形成装置1内の各部への電力供給をオンオフする主電源スイッチ200を備えている。ここで、主電源スイッチ200がオンされた状態において、主電源スイッチ200は、画像形成装置1内の各部(例えば、画像形成プロセス部90内の定着器100)に電力を供給する電力供給手段として機能する。
そして、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、入力部50、画像読取部60、画像処理部70、データ出力部80、主記憶部140、および画像形成プロセス部90は、それぞれ制御部10に接続されている。そして、制御部10は画像形成装置1の通常動作時にこれら各機能部の動作を制御する。
さらに、本実施の形態の画像形成装置1には、例えば災害時における停電時や建物等での施設工事に伴う停電時等の商用電源からの電力供給が途絶えた場合に作動する停電モード用制御部11を備えている。そして、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、画像処理部70、データ出力部80、および主記憶部140は、それぞれ停電モード用制御部11にも接続されている。そして、停電モード用制御部11は停電時にこれら各機能部の動作を制御する。
画像形成プロセス部90は、図1に示したように、一定の間隔を置いて並列的に配置された4つの画像形成ユニット91Y,91M,91C,91K(以下、画像形成ユニット91とも総称する)が備えられている。画像形成ユニット91は、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム93、感光体ドラム93の表面を所定電位で一様に帯電する帯電器94、感光体ドラム93上に形成された静電潜像を現像する現像器95、転写後の感光体ドラム93表面を清掃するドラムクリーナ96を含んで構成されている。
また、各画像形成ユニット91それぞれに対応して、画像処理部70からの画像データに基づいて感光体ドラム93を露光するレーザ露光装置92Y,92M,92C,92K(以下、レーザ露光装置92とも総称する)が設けられている。
ここで、各画像形成ユニット91は、現像器95に収納されたトナーを除いて、略同様に構成されている。そして、各画像形成ユニット91は、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
また、画像形成プロセス部90は、各画像形成ユニット91の感光体ドラム93にて形成された各色のトナー像が多重転写される中間転写ベルト99、各画像形成ユニット91の各色トナー像を一次転写部T1にて中間転写ベルト99に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール97、中間転写ベルト99上に転写された重畳トナー像を二次転写部T2にて記録材(記録紙)である用紙Pに一括転写(二次転写)させる二次転写ロール98、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着手段の一例としての定着器100を備えている。
画像形成プロセス部90では、通常動作時には、制御部10から供給される各種の制御信号に基づいて画像形成動作を行う。すなわち、制御部10による制御の下で、入力部50や画像読取部60等から入力された画像データは、画像処理部70によって所定の画像処理が施され、不図示のインターフェースを通して各色画像成分毎に各レーザ露光装置92に供給される。そして、例えばイエローの画像形成ユニット91Yでは、帯電器94により所定電位で一様に帯電された感光体ドラム93の表面が、レーザ露光装置92Yにより走査露光され、感光体ドラム93上にY画像成分に関する静電潜像が形成される。感光体ドラム93上に形成されたY画像成分に関する静電潜像は現像器95により現像され、イエロー(Y)のトナー像が形成される。同様にして、画像形成ユニット91M,91C,91Kにおいても、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色トナー像が形成される。
各画像形成ユニット91で形成された各色トナー像は、図1の矢印方向に移動する中間転写ベルト99上に、一次転写ロール97により順次静電吸引されて、重畳されたトナー像が形成される。中間転写ベルト99上の重畳トナー像は、中間転写ベルト99の移動に伴って二次転写ロール98が配設された領域(二次転写部T2)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部T2に搬送されると、トナー像が二次転写部T2に搬送されるタイミングに合わせて、用紙Pが用紙保持部101から二次転写部T2に供給される。そして、二次転写部T2にて二次転写ロール98により形成される転写電界により、重畳トナー像は搬送されてきた用紙P上に一括して静電転写される。
その後、重畳トナー像が静電転写された用紙Pは、中間転写ベルト99から剥離されて定着器100まで搬送される。定着器100に搬送された用紙P上の未定着トナー像は、定着器100によって熱および圧力による定着処理を受けることで用紙P上に定着される。そして、定着画像が形成された用紙Pは、画像形成装置1の排出部に設けられた排紙載置部(不図示)に搬送される。
続いて、本実施の形態の画像形成装置1における主電源スイッチ200から各機能部への電力供給について説明する。
図2は、主電源スイッチ200を介して商用電源300からの電力を各機能部に供給する電力供給系統の一部を示すブロック図である。図2に示したように、本実施の形態の画像形成装置1には、商用電源300からの電力を定着器100等の各機能部に供給する電力供給系統として、オンされた状態にて商用電源300からの電力を画像形成装置1内の各機能部に供給する電力供給手段の一例としての主電源スイッチ200、主電源スイッチ200から定着器100に電力(交流100V)を直接供給する電力供給ラインL1、画像形成装置1の立ち上げ時等に、主電源スイッチ200からの電力を補助して定着器100に電力供給を行う例えばリチウムイオン電池からなる蓄電手段の一例としての2次電池110、2次電池110を充電する充電電源120、2次電池110と定着器100との間を接続状態または遮断状態に選択的に設定するリレー132および半導体スイッチ133からなるスイッチ部131、制御部10や操作パネル20等といった各機能部に例えば5Vを供給する低圧電源121を備えている。ここで、主電源スイッチ200から充電電源120へは電力供給ラインL2により電力が供給され、また、主電源スイッチ200から低圧電源121へは電力供給ラインL3により電力が供給される。また、低圧電源121から操作パネル20や入力部50等の各機能部へは電力供給ラインL4により電力が供給される。
さらには、本実施の形態の画像形成装置1は、停電が発生した場合等に備えて、2次電池110に蓄積された電力を利用する停電モード用電力供給系統を配備している。すなわち、2次電池110と後段の第1電圧変換器151および第2電圧変換器152との間を接続状態または遮断状態に選択的に設定する切替手段の一例としての停電モード用スイッチ153、2次電池110から供給される例えば直流120Vを直流5Vに変換する電圧変換手段の一例としての直流−直流変換の第1電圧変換器151、2次電池110から供給される例えば直流120Vを直流5Vに変換する電圧変換手段の一例としての直流−直流の第2電圧変換器152を備えている。
そして、停電が発生した場合等には、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80といった、主に外部との通信を行う際に機能する各機能部は、第2電圧変換器152から直流5Vが供給されて動作する。その際に、停電モード用制御部11(図1も参照)は、第1電圧変換器151から直流5Vが供給されて、停電モード用電力供給系統に接続される各機能部の動作を制御する。また、第1電圧変換器151からの直流5Vは、操作パネル20、通信部30およびFAX/電話機能部40にも供給される。そして、後段で述べるように、操作パネル20での操作入力待機時、およびFAX/電話機能部40での画像入力待機時における電力供給を行う。 なお、画像読取部60は、FAX/電話機能部40から画像を送信する際に、原稿から画像を読み取って画像データ化する機能を果たす。したがって、その場合には、画像読取部60は、FAX/電話機能部40の一部を構成し、通信手段としても機能するものである。
2次電池110から第1電圧変換器151へは、停電モード用スイッチ153への電力供給ラインL5と停電モード用スイッチ153からの電力供給ラインL6により電力が供給される。また、2次電池110から第2電圧変換器152へは、停電モード用スイッチ153への電力供給ラインL5と停電モード用スイッチ153からの電力供給ラインL7により電力が供給される。さらに、第1電圧変換器151から停電モード用制御部11へは電力供給ラインL8により電力が供給される。そして、停電モード用制御部11は、第1電圧変換器151からの5Vで駆動するように構成されている。
また、第2電圧変換器152から操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80へは、電力供給ラインL9により電力が供給される。また、第1電圧変換器151から操作パネル20およびFAX/電話機能部40へは、電力供給ラインL10により電力が供給される。
次に、画像形成装置1の通常動作時における定着器100への電力供給について説明する。画像形成装置1の主電源スイッチ200がオンされた場合、さらには、画像形成装置1が消費電力を低減するための省電力(省エネルギー)状態(「省エネモード」と称す)から画像形成動作を実行する動作状態(「画像形成動作モード」と称す)に復帰する場合には、商用電源300からの電力(交流100V)が主電源スイッチ200から電力供給ラインL1を通して定着器100に直接供給される。それと同時に、制御部10は、信号ラインS1を通してスイッチ部131を接続状態に設定する。それにより、2次電池110は、定着器100に対して蓄積された電力(直流120V)を供給する。すなわち、定着器100の立ち上げ時には、主電源スイッチ200を介した商用電源300からの直接の電力と、2次電池110からの電力(直流120V)とが同時に供給されることで、定着器100を所定の定着設定温度まで上昇させる所謂ウォームアップタイムの短縮化を図っている。
ところで、ユーザは、省エネモードが設定されることによる画像形成動作モードまでの復帰時間が長時間になることを嫌う傾向がある。そのため、FAX/電話機能部40や画像読取部60、外部接続されたPC等からの画像データ等の入力を待ち受ける待機状態(「待機モード」と称す)から省エネモードへの移行時間を長くする設定変更を行ったり、省エネモードへの移行を禁止する操作を行うケースが多く見受けられる。その結果として、従来、省エネモードの有する省エネ機能が必ずしも効果的に使用されていなかった。
ところが、本実施の形態の画像形成装置1では、上記のように、主電源スイッチ200を介した商用電源300からの直接の電力供給に重畳させて2次電池110からの電力を補助的に供給することで、省エネモードから画像形成動作モードまでの復帰時間の短縮化が可能となる。それにより、画像形成動作が終了した後、待機モードの状態から短時間に省エネモードに移行しても、ユーザにとって利便性を損なうことが少なくなる。そのため、画像形成装置1において短時間で省エネモードに移行する設定が多く採用されることが期待でき、省エネ化の促進を図ることができる。
引き続いて、ウォームアップにより定着器100が所定の定着設定温度まで到達すると、制御部10は、信号ラインS1を通してスイッチ部131を遮断状態に設定する。ここで、図3は、定着器100の温度(定着温度)と主電源スイッチ200および2次電池110からの電力の供給タイミングの一例を示した図である。図3に示したように、定着器100がオン(時間t0)されてから、定着器100が定着設定温度に達する時間t1までは、主電源スイッチ200を介した商用電源300からの直接の電力と2次電池110からの電力とが同時に供給される。定着器100が定着設定温度に達した時間t1にて、スイッチ部131の遮断により、2次電池110から定着器100への電力供給は停止する。そして、時間t1の経過後は、定着器100へは主電源スイッチ200を介した商用電源300からの電力だけが供給される。すなわち、時間t1後は、定着器100の温度を定着設定温度近傍に維持するための温度調整モードに移行するので、2次電池110からの電力供給が行われない状態でも、定着器100の温度は維持される。
時間t1に温度調整モードに移行して、2次電池110からの電力供給が停止されると、充電電源120は、2次電池110の充電を開始する。そして、充電電源120から2次電池110への充電は、2次電池110の充電電圧が所定値に達するまで行われる。その後、2次電池110は、次の定着器100の立ち上げ時まで使用されない。したがって、画像形成装置1の通常動作が継続される間は、2次電池110は充電電圧が所定値に保たれた状態が維持されることとなる。
なお、このような画像形成装置1の通常動作時には、上記したように、操作パネル20や入力部50等の各機能部への電力供給は、低圧電源121から電力供給ラインL4により行われる。
ところで、図3に示した例では、時間t1の経過後は、定着器100へは主電源スイッチ200を介した商用電源300からの電力だけが供給され、2次電池110からの電力供給を行わない場合について示した。このような設定の他に、時間t1の経過後も、定着器100に対して、主電源スイッチ200を介した商用電源300からの電力に加えて、2次電池110からの電力も供給するように構成することもできる。その場合には、充電電源120から2次電池110への充電は、2次電池110から定着器100への電力の供給タイミングと前後して行われる。また、2次電池110の充電量が所定値以下となった状態で行われるように設定することもできる。
続いて、例えば地震や台風のような災害や建物等での施設工事等に起因して停電が発生した場合について説明する。本実施の形態の画像形成装置1では、停電が発生した場合には、上記した停電モード用電力供給系統が使用できるように構成されている。
具体的には、停電が発生すると、商用電源300からの電力供給が停止するために、主電源スイッチ200からの電力供給が停止し、そのため、各部に電力を供給する低圧電源121や充電電源120からの電力供給が停止して、画像形成装置1は動作を停止する。その場合に、ユーザは、画像形成装置1の外部側面に配置された停電モード用スイッチ153をオンにすることで、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを接続状態に設定することができる。
2次電池110と停電モード用電力供給系統とが接続状態に設定されると、2次電池110に充電された電力は、停電モード用スイッチ153への電力供給ラインL5と停電モード用スイッチ153からの電力供給ラインL6とにより第1電圧変換器151に供給される。また、停電モード用スイッチ153への電力供給ラインL5と停電モード用スイッチ153からの電力供給ラインL7とにより第2電圧変換器152に供給される。
第1電圧変換器151は、2次電池110から供給される例えば直流120Vを直流5Vに変換する。そして、電力供給ラインL8により直流5Vを停電モード用制御部11に供給する。それにより、停電モード用制御部11は、停電モードでの制御システムを起動させる。
また、第1電圧変換器151は、操作パネル20およびFAX/電話機能部40に対して、後述する第2電圧変換器152での電圧変換処理がオフされた場合においても、操作パネル20およびFAX/電話機能部40における入力受け付け機能を維持する部分に、電力供給ラインL10により直流5Vを供給する。例えば、操作パネル20では、第1電圧変換器151から直流5Vが供給されることにより、入力検知回路が動作を継続し、ユーザからの操作パネル20に関する立ち上げ要求の受け付けを行う。また、FAX/電話機能部40では、通信検知回路が動作を継続し、画像や通話の受信の受け付けを行う。
一方、第2電圧変換器152は、2次電池110から供給される例えば直流120Vを直流5Vに変換して、電力供給ラインL9により、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80に供給する。それにより、ユーザは、停電が発生した場合にも、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80の機能を使用できる。例えば、主に通信部30、画像読取部60、FAX/電話機能部40を用いて、停電時において、各種情報を送受信する。その際に、例えば受信した画像や文書等は、電子データとして例えば主記憶部140等に記憶しておくこともできる。また、主にデータ出力部80を用いて、例えば受信した画像や文書等をFAX/電話機能部40や主記憶部140等から電子データとして取り出し、バッテリー駆動するPC等にて表示やデータ処理することもできる。さらには、主に操作パネル20を用いて、例えば受信した画像や文書等をFAX/電話機能部40や主記憶部140等から電子データとして取り出し、操作パネル20に表示させることもできる。
このように、本実施の形態の画像形成装置1は、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合にも、2次電池110に蓄積された電力を有効に利用して、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80といった、外部との通信を行う際に機能する各機能部は使用可能状態が維持される。
ところで、近年、水素を利用して発電する燃料電池を用いた家庭用発電システムが開発され、燃料電池からなる発電ユニットが内蔵された画像形成装置等も考案されている。しかし、燃料電池は未だ極めて高価であり、また、装置サイズが大型となり、重量も重い。そのため、現在、一般の事務所や家庭に普及するまでには到っていない。これに対して、本実施の形態の画像形成装置1では、2次電池110として、比較的安価で、かつ比較的小型のリチウムイオン電池等を用いている。そのため、コスト的に大きな負担をかけずに、停電時に外部との通信を行う際に機能する各機能部が使用できる構成を実現できる。
なお、各種情報の送受信等は、公衆回線等が使用可能な状態にあることが前提となるが、施設工事の場合には、一般に、電気配線の通電は停止されるが、公衆回線等は使用可能状態のままに維持される。また、例えば災害による停電が発生した場合にも、商用電源からの電力供給は停止したが、公衆回線等は使用可能であったケースも過去に見受けられる。そのため、停電時に外部との通信を行う際に機能する各機能部だけでも使用可能状態が維持されるように構成することは、大きな意義を持つ。
次に、停電モード用制御部11の機能について述べる。図4は、停電モード用制御部11の機能構成を示したブロック図である。図4に示したように、停電モード用制御部11は、機能部として、第2電圧変換器電流量検出部111、電圧変換切替手段の一例としての第2電圧変換器オンオフ切替制御部112、残留電力量検出手段の一例としての充電残量検出部113、充電残量算出部114、操作パネル制御部115を備えている。
また、停電モード用制御部11は、信号ラインS3を通して操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80と接続されている(図2参照)。そして、これらの各機能部の動作を制御する。
停電モード用制御部11は、停電が発生した際に2次電池110と停電モード用電力供給系統とが接続状態に設定されている場合に、第2電圧変換器152を流れる電流量をモニターする電流量検出信号を、信号ラインS2を通して第2電圧変換器152から取得するように構成されている。そして、停電モード用制御部11の第2電圧変換器電流量検出部111は、第2電圧変換器152から取得した電流量検出信号に基づいて、第2電圧変換器152の電流量を検出する。
そして、第2電圧変換器オンオフ切替制御部112は、第2電圧変換器電流量検出部111により検出された第2電圧変換器152の電流量が所定時間の間継続して所定値以下の場合(例えば “0”程度である場合)、すなわち、停電モード用電力供給系統が使用されていない場合には、第2電圧変換器152での電圧変換処理をオフするように制御する。それにより、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80のいずれもが使用されていない場合において、2次電池110の電力が第2電圧変換器152内の回路にて損失することを抑制する。
一方、第2電圧変換器オンオフ切替制御部112が、第2電圧変換器152での電圧変換処理をオフした場合にも、第1電圧変換器151は、停電モード用制御部11、操作パネル20およびFAX/電話機能部40への電力供給を維持する。それにより、停電モード用制御部11、操作パネル20の入力検知回路、FAX/電話機能部40の通信検知回路は、それぞれの動作を継続する。そして、操作パネル20の入力検知回路、またはFAX/電話機能部40の通信検知回路が入力信号を受信した場合には、停電モード用制御部11は、第2電圧変換器152での電圧変換処理をオンするように制御し、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80を起動させる。
また、停電モード用制御部11の充電残量検出部113は、2次電池110の充電残量をモニターする充電残量検出信号を、信号ラインS4を通して2次電池110から取得する。そして、充電残量検出部113は、取得した充電残量検出信号に基づいて2次電池110の充電残量を検出する。停電モード用制御部11の操作パネル制御部115は、信号ラインS3を通して、検出された2次電池110の充電残量を表示手段として機能する操作パネル20にて表示するように制御する。
さらに、停電モード用制御部11は、2次電池110と停電モード用電力供給系統とが接続状態に設定された際に、2次電池110に関する情報として、電力量の観点から、各機能部毎の使用可能時間を表示するように構成されている。すなわち、停電モード用制御部11の充電残量検出部113は、2次電池110と停電モード用電力供給系統とが接続状態に設定されるのと同時に、2次電池110の充電残量をモニターする充電残量検出信号を信号ラインS4を通して2次電池110から取得する。そして、充電残量算出部114は、充電残量検出部113にて検出した充電残量に基づいて各機能部毎に所定の演算を行い、例えば「FAX/電話の残り使用可能時間:約1時間」といったように、各機能部毎の使用可能時間を算出する。操作パネル制御部115は、その算出結果を操作パネル20にて表示するように制御する。
この場合に、ユーザが残り使用可能時間について知りたい機能部を、操作パネル20から選択できるように構成することもできる。機能部の指定があった際には、充電残量算出部114は、その指定された機能部の使用可能時間を算出する。
なお、停電モード用制御部11の各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、停電モード用制御部11の図示しないCPUが、第2電圧変換器電流量検出部111、第2電圧変換器オンオフ切替制御部112、充電残量検出部113、充電残量算出部114、操作パネル制御部115の各機能を実現するプログラムを主記憶部140から図示しないRAM等に読み込んで各処理を行う。このプログラムの実行形態としては、この他に、例えば、DVD−ROM等の記録媒体の予約領域に格納されたプログラムを、RAMにロードしてCPUで実行される形態がある。また、予めROMに格納された状態にて、CPUで実行される形態がある。その場合に、EEPROM等の書き換え可能なROMを備えている場合には、停電モード用制御部11がアッセンブリされた後に、プログラムだけが提供されてROMにインストールされる場合がある。さらには、インターネット等のネットワークを介してプログラムが伝送され、ROMにインストールされる形態も考えられる。
ところで、停電時であっても、例えばFAX/電話機能部40等での通信が終了した時点で、ユーザは、停電モード用スイッチ153をオフにして、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを遮断状態に設定しておくこともできる。それにより、FAX/電話機能部40等を使用しない場合に、2次電池110の電力が第1電圧変換器151や第2電圧変換器152内の回路にて損失することを抑制する。
次に、制御部10の機能について述べる。制御部10は、その機能の一部として、画像形成装置1の通常動作時における停電モード用電力供給系統の制御を行う。すなわち、例えばユーザの操作ミスまたはユーザの積極的な意図により、画像形成装置1の通常動作時に、停電モード用スイッチ153がオンに設定されている状態にて生じる各種不具合の発生を抑制する機能を備えている。
ここで、図5は、制御部10における停電モード用電力供給系統を制御する機能構成を示したブロック図である。図5に示したように、制御部10は、停電モード用電力供給系統の制御を行う機能部として、電圧変換器電流量検出部101、電圧変換切替手段の一例としての電圧変換器オンオフ切替制御部102、残留電力量検出手段の一例としての充電残量検出部103、充電残量算出部104、操作パネル制御部105を備えている。
なお、制御部10の各機能部は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。具体的には、制御部10の図示しないCPUが、電圧変換器電流量検出部101、電圧変換器オンオフ切替制御部102、充電残量検出部103、充電残量算出部104、操作パネル制御部105の各機能を実現するプログラムを主記憶部140から図示しないRAM等に読み込んで各処理を行う。なお、プログラムの実行形態は、上記の停電モード用制御部11と同様である。
制御部10は、画像形成装置1の通常動作時に、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152それぞれを流れる電流量をモニターする電流量検出信号を、信号ラインS5,S6を通して第1電圧変換器151および第2電圧変換器152から取得するように構成されている。そして、制御部10の電圧変換器電流量検出部101は、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152から取得したそれぞれの電流量検出信号に基づいて、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152それぞれを流れる電流量を検出する。
そして、電圧変換器オンオフ切替制御部102は、電圧変換器電流量検出部101により検出された電流量が第1電圧変換器151および第2電圧変換器152のいずれかにおいて所定値以上(例えば“0”程度でない場合)、すなわち停電モード用スイッチ153がオン状態に設定され、2次電池110から停電モード用電力供給系統に電力が供給されている場合には、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152での電圧変換処理をオフするように制御する。それにより、画像形成装置1の通常動作時において、2次電池110から停電モード用電力供給系統への電力供給が行われないように設定し、本来の定着器100でのウォームアップタイムの短縮が不充分となることを抑制する。また、2次電池110の過剰な使用を抑えて、2次電池110の寿命が短縮するのを抑制する。また、画像形成装置1の通常動作時に停電モード用制御部11が同時に起動した状態が生じるのを防ぎ、画像形成動作時の装置制御が不安定となることを抑制する。
なお、本実施の形態では、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152それぞれを流れる電流量を検出し、2次電池110から停電モード用電力供給系統に電力が供給されている場合には、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152での電圧変換処理をオフするように制御した。しかし、第1電圧変換器151に比べて第2電圧変換器152を流れる電流量が大きいため、第2電圧変換器152を通した電力消費が圧倒的に大きい。そこで、第2電圧変換器152を流れる電流量のみを検出し、2次電池110から停電モード用電力供給系統に電力が供給されている場合には、第2電圧変換器152での電圧変換処理のみをオフするように制御することもできる。
また、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152それぞれを流れる電流量を検出せずに、画像形成装置1の通常動作時は、第1電圧変換器151および第2電圧変換器152での電圧変換処理を常にオフするように制御することもできる。
次に、制御部10の充電残量検出部103は、例えば画像形成装置1の毎回の立ち上げ時等といった所定のタイミングにて、2次電池110の充電残量をモニターする充電残量検出信号を、信号ラインS7を通して2次電池110から取得する。そして、充電残量検出信号に基づいて2次電池110の充電残量を検出する。制御部10の操作パネル制御部105は、信号ラインS8を通して、検出された2次電池110の充電残量を操作パネル20にて表示するように制御する。それにより、ユーザは、2次電池110に関する管理情報として、2次電池110の異常や2次電池110の使用可能時間を予め知ることができる。そのため、停電時等に、停電モード用電力供給系統の使用ができないといった不測の事態の発生を未然に防ぐことができる。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置1では、2次電池110に蓄積された電力を例えば直流5Vに変換して、外部との通信を行う際に機能する例えばFAX/電話機能部40等といった機能部に供給できるように構成している。それにより、例えば災害や設備工事等による停電時に商用電源300からの電力供給が途絶えた場合にも、外部との通信機能が使用可能状態に維持される。そのため、停電時にも各種情報の送受信等が可能となる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、画像形成装置1の外部側面に配置された停電モード用スイッチ153がユーザによりオンされることで、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを接続状態に設定する構成について説明した。本実施の形態では、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合に、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを自動的に接続状態に設定する構成について述べる。なお、実施の形態1と同様の構成については、同様の符号を用い、その説明を省略する。
図6は、本実施の形態の画像形成装置2において、主電源スイッチ200を介して商用電源300からの電力を各機能部に供給する電力供給系統の一部を示すブロック図である。図6に示したように、本実施の形態の画像形成装置2は、2次電池110と第1電圧変換器151および第2電圧変換器152との間を接続状態または遮断状態に自動的に切替設定する切替手段の一例としての停電モード用内部スイッチ155、商用電源300からの電力供給が途絶えた状態を検知して、停電モード用内部スイッチ155をオンする切替制御手段の一例としての停電検知制御回路154、主電源スイッチ200から供給される電力をオンオフする遮断手段の一例としてのリレー114をさらに備えている。
停電検知制御回路154は、商用電源300から主電源スイッチ200に入力される電圧の有無をモニターする電圧検出信号と、主電源スイッチ200がオン/オフいずれの状態に設定されているかを示すオン/オフ信号とを、信号ラインS9を通して主電源スイッチ200から取得するように構成されている。
また、停電検知制御回路154は、画像形成装置2の通常動作時には、電力供給ラインL11により主電源スイッチ200から電力が供給され、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合には、電力供給ラインL5およびL12により2次電池110から電力が供給される。
そして、停電検知制御回路154は、主電源スイッチ200から取得した電圧検出信号とオン/オフ信号とに基づいて、商用電源300からの電力供給が行われている状態か、または途絶えた状態かを判定する。すなわち、主電源スイッチ200からのオン/オフ信号により主電源スイッチ200はオン状態に設定されており、かつ、電圧検出信号により主電源スイッチ200は電圧が印加されている状態にあることを検出した場合には、停電検知制御回路154は、商用電源300からの電力供給が行われている状態であると判定する。その際には、停電検知制御回路154は、信号ラインS10を通してリレー114をオン(通電状態)に設定するように制御する。また、信号ラインS12を通して停電モード用内部スイッチ155をオフ(遮断状態)に設定するように制御する。
一方、主電源スイッチ200からのオン/オフ信号により主電源スイッチ200はオン状態に設定されており、かつ、電圧検出信号により主電源スイッチ200は電圧が印加されていない状態にあることを所定時間継続して検出した場合には、停電検知制御回路154は、商用電源300からの電力供給が途絶えた状態、すなわち「停電」であると判定する。その際には、信号ラインS10を通してリレー114をオフ(遮断状態)に設定するように制御する。また、信号ラインS12を通して停電モード用内部スイッチ155をオン(接続状態)に設定するように制御する。
このように、停電検知制御回路154は、主電源スイッチ200から取得した電流量検出信号とオン/オフ信号とに基づいて停電を検知する。そして、停電を検知した場合に停電モード用内部スイッチ155を自動的にオンし、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを接続状態に設定する。それにより、2次電池110に充電された電力は、停電モード用内部スイッチ155への電力供給ラインL5と停電モード用内部スイッチ155からの電力供給ラインL6により、第1電圧変換器151に自動的に供給される。また、停電モード用内部スイッチ155への電力供給ラインL5と停電モード用内部スイッチ155からの電力供給ラインL7により、第2電圧変換器152に自動的に供給される。そして、2次電池110からの例えば直流120Vが直流5Vに変換されて、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80等といった、外部との通信を行う際に機能する各機能部に供給される。
次いで、停電が復旧した場合、すなわち、停電検知制御回路154が主電源スイッチ200からのオン/オフ信号により主電源スイッチ200はオン状態に設定されており、電圧検出信号により主電源スイッチ200は電圧が印加されていない状態から印加された状態に変化したことを検出した場合には、停電検知制御回路154は、まず、信号ラインS12を通して停電モード用内部スイッチ155をオフ(遮断状態)に設定するように制御する。そして、その後に、信号ラインS10を通してリレー114をオン(通電状態)に設定するように制御する。それにより、画像形成装置2は起動し、低圧電源121からの5Vが供給されて制御部10も復帰する。
このように、停電からの復旧時には、2次電池110から停電モード用電力供給系統への接続状態の停止と、主電源スイッチ200からの通常時の電力供給とを、時間差を設けて順次行うことにより、各々の電力供給モードを安定動作させることができる。
ただし、停電検知制御回路154が停電モード用内部スイッチ155をオフするに際して、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80のいずれかが動作状態にある場合には、停電検知制御回路154は、その動作が終了した後に、停電モード用内部スイッチ155をオフするように制御する。それにより、例えばFAX/電話機能部40での画像の送受信が途中で停止されることを抑制する。
上記のように、本実施の形態の画像形成装置2では、商用電源300からの電力供給が途絶えた場合に、2次電池110と停電モード用電力供給系統とを自動的に接続状態に設定する。それにより、例えば停電が発生した時間帯が深夜で、画像形成装置2の周辺に誰も居ない状況であっても、操作パネル20、通信部30、FAX/電話機能部40、画像読取部60、およびデータ出力部80等といった、外部との通信を行う際に機能する各機能部は使用可能状態が維持される。そのため、不意の停電時にも各種情報の送受信等が可能となる。
本発明の画像形成装置の構成の一例を示した図である。 実施の形態1での主電源スイッチを介して商用電源からの電力を各機能部に供給する電力供給系統の一部を示すブロック図である。 定着器の温度(定着温度)と主電源および2次電池からの電力の供給タイミングを示した図である。 停電モード用制御部の機能構成を示したブロック図である。 制御部における停電モード用電力供給系統を制御する機能構成を示したブロック図である。 実施の形態2での主電源スイッチを介して商用電源からの電力を各機能部に供給する電力供給系統の一部を示すブロック図である。
符号の説明
1,2…画像形成装置、10…制御部、11…停電モード用制御部、20…操作パネル、30…通信部、40…ファクシミリ(FAX)/電話機能部、50…入力部、60…画像読取部、70…画像処理部、80…データ出力部、100…定着器、110…2次電池、120…充電電源、121…低圧電源、131…スイッチ部、151…第1電圧変換器、152…第2電圧変換器、153…停電モード用スイッチ、154…停電検知制御回路、155…停電モード用内部スイッチ、200…主電源スイッチ

Claims (8)

  1. 外部との通信により画像データの送受信を行う通信手段と、
    前記通信手段にて受信した前記画像データに基づいて記録媒体上に形成された未定着像を加熱定着する定着手段と、
    商用電源から供給される電力を前記通信手段および前記定着手段に供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段から前記定着手段への電力の供給を補助する電力を蓄電する蓄電手段と、
    前記蓄電手段に蓄積された電力を前記通信手段の動作電圧の電力に電圧変換し、当該通信手段に供給する電圧変換手段と
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態または遮断状態に選択的に切り替える切替手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態に設定した場合に、前記通信手段と前記電力供給手段との間を遮断する遮断手段をさらに備え、
    前記遮断手段は、前記切替手段が前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを接続状態から遮断状態に切り替えた場合に、当該遮断状態に切り替えられた後に前記通信手段と前記電力供給手段との間を接続状態に設定することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記通信手段にて受信した前記画像データを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記通信手段は、前記電圧変換手段から前記電力の供給を受けた状態にて受信した前記画像データを前記記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、
    前記電圧変換切替手段は、前記電圧変換手段を流れる電流が所定値以下の状態が所定時間継続された場合に、当該電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記電圧変換手段での前記電圧変換を作動状態または停止状態に選択的に切り替える電圧変換切替手段をさらに備え、
    前記電圧変換切替手段は、前記定着手段が前記電力供給手段から電力の供給を受けている場合に、前記電圧変換手段での前記電圧変換を停止するように制御することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 前記蓄電手段に残留する電力量を検出する残留電力量検出手段と、
    前記残留電力量検出手段にて検出された前記蓄電手段に残留する電力量を表示する表示手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  8. 前記商用電源から前記電力供給手段に電力が供給されているか否か判定し、当該電力供給手段に電力が供給されていると判定した場合には、前記蓄電手段と前記電圧変換手段とを遮断状態に設定し、当該電力供給手段に電力が供給されていないと判定した場合には、当該蓄電手段と当該電圧変換手段とを接続状態に設定する切替制御手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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