JP2008184167A - 縦型製袋充填装置の横シール制御方法および装置 - Google Patents

縦型製袋充填装置の横シール制御方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】縦型製袋充填包装機において、横シール時における被包装物の形状を調整でき、また製品のはねかえりによる横シールへの噛み込みを防止する方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明の縦型製袋充填包装機は、横シール開始位置を任意の高さで調整可能である。また、間欠動型作の縦型製袋充填包装機において、フィルムの下降を一定時間停止した横シール後前記フィルムの下降動作中も横シールを続行する2段階横シール動作を行い、フィルムの下降動作中に次の被包装物を投下する。
【選択図】図1

Description

この発明は、縦型製袋充填包装機における横シール制御方法及び装置に関する。
従来、図4に示すような、包装フィルムをフォーマー9に導いて製品充填筒2を包むように折り曲げてフォーマーの前側で合わせてから縦シール装置3または3’により縦シールして包装筒Hとするとともに、製品充填筒の側面に設けられたフィルム送り装置4により包装筒Hの引き下ろしを行って製品充填筒2の下方へ垂下し、その後横シール(エンド・シール)カッター装置5で横シールすると共に包装筒Hをカットして完成品Jを排出する構成の縦型製袋充填包装機が知られている。
上記縦型製袋充填包装機における横シール方法は、特開平10−203502号公報に示されるような横シール時に包装筒の降下を一時停止して行う間欠型のものと、特開平10−297619号公報に示されるような、横シール時にも包装筒の降下を停止せずに包装筒降下中に連続して横シールを行う連続型のものがあることが知られている。
上記連続型のものは、横シールと縦シールのための一時停止時間がないので、その分時間の無駄がなく、効率的な製袋動作ができる。しかし、包装筒降下動作中に横シールと縦シールを行うので精度が悪く、横シールと縦シールが間欠型に比較して信頼性が低い欠点がある。一方、上記間欠型のものは、逆に横シールと縦シールのために一時停止の時間が必要なのでシール時間が短くなるか1サイクルの時間が長くなる欠点があるが、横シールと縦シールが停止状態でしっかり行われるので、シールの信頼性が高く、高品質のものができる利点がある。
縦型製袋充填包装機は、一対の横シール(エンド・シール)用ヒータが横シールする際に被包装物が高く嵩ばったり被包装物が落下してから跳ね上がったりすることにより、被包装物を噛み込んでしまう包装不良を起こす場合がある。このため、横シール・カット装置に一対のしごき板を備えた製品噛み込み防止装置を付設して、該一対のしごき板で一対の横シール用ヒータが開いている間に包装筒の被カット位置の上方から下方までの距離をしごいて被包装物を強制的に押し込むことが行われている。
従来の縦型製袋充填包装機における横シール・カット装置の製品噛み込み防止装置としては、特開昭58−195101号、USP5203145号、USP4947618号、USP4663917号、及び特開平5−330504号、特開平9−12003号公報等がある。上記しごき板の構造によって前記ボックスモーションの動作に若干の相違が出てくる。
また、特開平9−12003号公報、特開平10−297619号公報のものは、しごき板が従来のシャッターと略同一の構成、同一箇所に装着されるものであり、横シール用ヒータと一体的にボックスモーションを行いつつ包装筒を扁平に挟持するものである。この構成により、しごきストロークを必要最小限度に短くすることができ、しごき時に袋内の空気圧が異常に上昇するのを抑えられて袋の破裂を回避できる。
このように、上記横シールを行う横シール(エンド・シール)カッター装置には、該装置の上下、または上のみに横シール時の製品の噛み込みを防止するシャッターを設ける構造が知られており、該シャッターは同時に上記横シール(エンド・シール)カッター装置の横シールに先立ち包装筒をしごく動作を行っているものが周知である。
しかし、上記従来のシャッターやしごき装置を用いても、充填時の製品の積み上げ状態が悪いと、製品が横シール時に噛み込んだり、また製品が落下してから跳ね上がり、横シールに噛み込んでしまうことを有効に防ぐことができなかった。
また一方、上記従来の間欠型の横シール開始位置は、定位置で行われていた。従って、内容物によって横シール開始時の袋の形状は一定であった。次の被包装物の充填(投下)は、横シール時に行われるのが通常なので、この場合該充填時の袋の形状も一定であった。
しかし、縦型製袋充填包装機は、その被包装物は各種のものがあり、その内容物によっては落下時の袋内での蓄積状態は異なる。例えば、ポテトチップは、扁平なので横方向に積み重ねる方が蓄積空間の効率がよい。ポテトチップが、縦方向に蓄積されると包装筒方向(上下方向)に長く蓄積される可能性が高く、包装筒方向に長く蓄積されると横シール時に横シール空間に被包装物(この場合、ポテトチップ)が入り易くなり、これは横シールの噛み込みの原因となる。
従って、ポテトチップのような扁平な被包装物の場合、被包装物投入時の包装筒の形状はなるべく膨らみを持った断面で横方向に扁平な状態の方が望ましい。包装筒が横方向に膨らみを持った状態であれば、ポテトチップは横方向に重なって蓄積される可能性が高く、製品の収まりがよいからである。
一方、柿の種のようにやや棒状、あるいはナッツのように粒状の被包装物は、被包装物の投入時は、包装筒は縦方向に長く伸びた状態で構わない。これは袋の形状に拘わらず蓄積状態に変化がないので、噛み込みを防止するには縦方向に伸びた形状の方が深さがあって有利だからである。また、縦型製袋充填包装機は、横シール前にしごきにより包装筒内のエア抜きを行うが、前記のように、横方向に膨らんだ状態の袋は該エア抜きが難しく、縦方向に長く伸びた包装筒の方がエア抜きが容易である。
しかし、従来の縦型製袋充填包装機は、上記のように被包装物の投入は横シール時に行われ、該投入時の横シール位置は固定されているので、投入される製品の種類によって包装筒(袋)の形状も一定のままであった。
また、柿の種等は、製品投入の製品落下時に既に投入されている製品にぶつかってはねることが多く、従来のように固定位置での横シール時に被包装物を投入すると、既に蓄積されている製品にぶつかって跳ね上げられ、これが横シールに噛み込むことが多く、故障の原因になっていた。また、製品投入時、既に蓄積されている製品が停止状態の方が下方に動いている時よりも、製品投入時の反発力が大きくなるが、従来の間欠型の縦型製袋充填包装機は横シール位置が固定であり、停止状態での横シールのみなので包装筒が下降中に次の製品を投入することはできなかった。
特に、上記のように扁平な袋の状態の場合、既に蓄積されている製品と横シール位置との距離が短くなるので、縦方向に長い状態に比べ、上記跳ね返りにより横シールに噛み込む確率が高くなる。
特開平10−203502号公報 特開平11−79113号公報 特開2000−226006号公報 特開2002−59905号公報
この発明は、縦型製袋充填包装機において、横シール時における被包装物の形状を調整でき、また製品のはねかえりによる横シールへの噛み込みを防止する方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明の間欠動作型の縦型製袋充填包装機は、包装フィルムのフィルム両縁を縦シールして包装筒を形成するとともに、該包装筒をフィルム送り装置によりフィルムが下降して横シール(エンド・シール)カット装置により包装筒に充填された被包装物の上側の際と次に落下充填される被包装物の下側の際を横二条シールし中間をカットする間欠動作型の縦型製袋充填包装機において、 上記横シール時に前記フィルムの下降を一時停止すると共に、一定時間停止した横シール後前記フィルムの下降動作を行い、該下降動作中も横シールを続行する2段階横シール動作を行うことを特徴とする。
さらに、前記横シール開始位置を任意の高さで調整可能であることや、前記フィルムの下降動作中に次の被包装物を投下することを特徴とする。 あるいは、本発明の連続動作型の縦型製袋充填包装機は、包装フィルムのフィルム両縁を縦シールして包装筒を形成するとともに、該包装筒をフィルム送り装置によりフィルムが下降して横シール(エンド・シール)カット装置により包装筒に充填された被包装物の上側の際と次に落下充填される被包装物の下側の際を横二条シールし中間をカットする連続動作型の縦型製袋充填包装機において、前記横シール開始位置を任意の高さで調整可能であることを特徴とする。
この発明は、間欠型動作の縦型製袋充填包装機において、横シール時に前記フィルムの下降を一時停止すると共に、一定時間停止した横シール後前記フィルムの下降動作を行い、該下降動作中も横シールを続行する2段階横シール動作を行うことにより、フィルム下降中に横シールを継続しつつ該下降中の袋に製品を投下することが可能になるので、製品の落下時の跳ね返りを減少させることができる。
また、この発明は、縦型製袋充填包装機において、横シール位置を可変とすることにより、製品投入時の袋の形状を扁平な形から縦長の形まで任意に選択できるので製品の種類によって蓄積状態が変化することに対応でき、製品の横シールへの噛み込みを防止することができる最適な横シール位置を選択できる。
本発明の横シールの制御方法は、例えば、しごき動作を有する間欠動作型の縦型製袋充填包装機に適用される。なお、横シールの開始位置の調整については、連続型(ボックスモーション型)の縦型製袋充填包装機にも適用可能である。しごき動作を有する間欠型の縦型製袋充填包装機の構造・動作は、上記ボックスモーション型横シール・カット装置と同様のものが用いられ、ただ連続型とは、横シール時に一時包装筒の降下を停止して横シールを確実に行う点で異なる。上記ボックスモーション型横シール・カット装置の基本動作について、概要を図5〜図8を参照して簡単に説明する。なお、詳しくは、特開平9−12003号公報が参照される。
図5において、一対の横シール用ヒータ5a,5bの下側に一対のしごき板6a,6b、及び上側に一対のシャッター板7a,7bが備えられ、シャッター板7a,7bには受け板10a,10bが付設されている。
図4〜図8に示すように、包装フィルムFを製品充填筒2を包むように折り曲げてフィルム両縁を縦シール装置3により縦シールして包装筒Hとするとともに、製品充填筒2の側面に設けられたフィルム送り装置4により包装筒Hの引き下ろしを行って製品充填筒2の下方へ垂下する。同時に、ボックスモーションが一対のカム曲線m1 ,m2 (図5参照)によって与えられ、一対の横シール(エンド・シール)用ヒータ5a,5bを下降しつつ閉じ合わせて横二条シールをする。該横シール時に横シール・カット装置5により、製品充填筒2に沿って下方へ垂下する包装筒Hの上記横二条シールの中間(カット位置C)をカットする。その後、横シール用ヒータ5a,5bは開いて上昇復帰する。
図5においてIよりしごきが始まりIIでしごきが完了する。このI〜IIがしごき区間となり、続いてIII よりエンドヒータのシールが始まり、IVでシールが完了する。このIII 〜IVがシール区間となり、IV〜Iへの外周区間を経て、Iのしごきへ復帰する。
横シール用ヒータ5a,5bが横シール終了後開いて最上昇位置に復帰した時点から接近しつつ下降して横シール開始するまでの動作工程について、第一段階・第二段階・第三段階の動作に分けられる。第一段階の動作として、一対の横シール用ヒータ5a,5bの下面に水平かつ平行に弾持した一対のしごき板6a,6bが開いた状態から包装筒Hを通過可能に偏平させるように近接するとともに、一対の横シール用ヒータ5a,5bが開いた状態から前記偏平した包装筒Hに接触しない限度に近接し、かつ、一対のしごき板6a,6bが近接した時に、包装筒Hの被カット位置Cがしごき板6a,6bよりも所要下方に位置するように包装筒Hの下降が減速中か停止する。
第二段階の動作として、一対のしごき板6a,6bと一対の横シール用ヒータ5a,5bのそれぞれの前記近接状態を維持したまま、横シール・カット装置5が包装筒Hに対して相対的に大きな下降速度で下降することにより横シール・カット装置5のカッター5cが包装筒Hの被カット位置Cへ相対的に近づいていくように横シール・カット装置5が下降する。
第三段階の動作として、包装筒Hの下降速度の増速と横シール・カット装置5の下降速度の変速の中、少なくとも包装筒Hの下降速度の増速を行うことにより包装筒Hの下降速度と一対の横シール用ヒータ5a,5bの下降速度が同期していって包装筒Hの被カット位置Cが横シール開始位置に到達したときに、速度同期が完了しかつ横シール・カット装置5のカッター5cが包装筒Hのカット位置に一致する。
一対の横シール用ヒータ5a,5bは、符号IIのポイントである最上昇位置に開いた状態から円弧移動して接近していき、符号III のポイントの位置に到達し近接すると符号IVのポイントまで近接したまま下降し、ここからさらに接近して符号Vのポイントで閉じ合い符号VII のポイントまで下降し、途中、符号VII のポイントでカッター5cがカット動作を行い、符号VII のポイントからは円弧移動して接近していき、符号IXのポイントである最下降位置を通過してさらに円弧移動して上昇復帰しつつ開いていき、符号IVのポイントと同じ高さの最も開いた上昇中間位置である符号Iのポイントを通りさらに円弧移動して上昇復帰しつつ閉じていき符号IIのポイントである最上昇位置に復帰する一対の対称なボックスモーションが与えられる。
一対のしごき板6a,6bは、それぞれ支持ロッド25,25を介して一対の横シール用ヒータ5a,5bの下面に支持されていて、横シール用ヒータ5aまたは5bよりも張り出して接近している。支持ロッド25は、横シール用ヒータ5aまたは5bに固定された支持ガイド26のガイド孔に嵌挿されスライド可能であり、かつばね27によりシール・シール解除の方向に付勢されている。各しごき板6a,6bの両端に、ネジ先端にゴム製もしくはプラスチック製の緩衝消音用のキャップが被嵌された調整ネジが設けられ、キャップがしごき板6a,6bよりも張り出して当接することにより、離間寸法B(図6)を確保して一対のしごき板6a,6bが近接する。そして、横シール用ヒータ5a,5bが符号III のポイントに位置して離間寸法A(図6)となるように近接したときに、一対のしごき板6a,6bは、離間寸法Aよりも小さい離間寸法Bで近接する。
上記のように構成された一対のしごき板6a,6bは、横シール用ヒータ5a,5bがボックスモーションを行って符号III のポイントへ移動して離間寸法Aとなるように近接したときに、離間距離Bを保って近接し、横シール用ヒータ5a,5bが符号III のポイントから符号VIIIのポイントまで下降する間、離間距離Bを保って下降する。そして、一対のしごき板6a,6bは、符号III のポイントから符号Vのポイントへ下降する動作中に、しごき板6a,6bの下降速度を包装筒Hの下降速度よりも大きくすることにより、しごきを行うことができる。しごきストロークは、しごき板6a,6bの下降速度と包装筒Hの下降速度の速度差に比例する。しごき板6a,6bがしごきを行う間、包装筒Hの下降速度がゼロであると、しごきストロークが最大になる。
一対のしごき板6a,6bは、横シール用ヒータ5a,5bがボックスモーションを行って符号III のポイントへ移動して離間寸法Aとなるように近接したときに、離間距離Bを保って近接して包装筒Hを偏平し、そのまま包装筒Hよりも速い速度で、包装筒Hの被カット位置Cよりも上方位置から被カット位置Cを通過して下方位置まで下降するしごき動作を行い、もしも被包装物が包装筒Hの被横シール位置よりも上にあるときは該被包装物を被横シール位置よりも下側へ強制的に押し込むことにより、横シール用ヒータ5a,5bが製品を噛み込んで横シールしてしまうことを回避させるとともに、袋内のしごき板6a,6bよりも下側の余分な空気を上方へ逃がして袋の破裂を回避する働きをする。
図5乃至図8を参照して、横シール用ヒータとしごき板と包装筒の相対的位置関係と被包装物の包装工程を説明する。図5は、横シール用ヒータ5a,5bが符号IIの位置に上昇復帰したところを示す。包装筒Hには既に被包装物Wが充填されていて被カット位置Cは既に符号III の位置よりも下方に位置している。図6は、横シール用ヒータ5a,5bが符号III の位置に到達して離間寸法Aとなって近接するとともに、しごき板6a,6bとシャッター7a,7bがそれぞれ離間寸法Bとなって近接したところを示す。
横シール用ヒータ5a,5bが符号III の位置に到達すると、水平移動成分がなくなるから急に速い下降速度となり、横シール用ヒータ5a,5bが符号IVの位置に到達するまでの間に、しごき板6a,6bが停止中または低速下降中の包装筒Hに対してしごきを行う。
図7は、横シール用ヒータ5a,5bが横二条シールを行ったまま符号VIの位置に到達しカッター5cが突き出てきて包装筒Hの被カット位置Cをカットしているところを示す。この時点で次の被包装物Wが落下充填されシャッター7a,7bに付設された受け板10a,10bが受け止める。
図8は、横シール用ヒータ5a,5bが符号VIIIの位置に到達してしごき板6a,6bとシャッター7a,7bが終了し開き始めるところを示す。この時点では横シール用ヒータ5a,5bが開いているから袋包装品Xが落下する。
このように、この横シール用ヒータの製品噛み込み防止方法は、カム曲線m1 ,m2 によって、横シール用ヒータ5a,5bが、最上昇位置に開いた状態から接近していき一定寸法離れた状態に近接すると近接したまま一定寸法下降しさらに接近して閉じ合って横シールを行いさらに一定寸法下降してから被包装物に干渉しないように開いて上昇復帰するというボックスモーションを与え、そして、横シール用ヒータ5a,5bのそれぞれの下側に対向一対のしごき板6a,6bを横シール用ヒータ5a,5bに比して互いに相手側に接近した位置に張り出して弾持するだけで、横シール用ヒータ5a,5bがボックスモーションを行うと、該一対のしごき板6a,6bに近接状態で下降していく動作を与えるとともに、フィルム送り装置4のフィルム送りと横シールカット装置5のボックスモーションを各別のサーボモータ8a,8bによりそれぞれ所要に変速させ、しごき板6a,6bが包装筒Hの被カット位置Cよりも所要上方で近接してからカッター5cが包装筒Hの被カット位置Cに一致して横シール用ヒータ5a,5bが閉じ合うまでの間、しごき板6a,6bの下降速度を包装筒Hの下降速度よりも大きくさせることにより、しごき板6a,6bが包装筒Hを偏平して下降するしごきを行うものである。
上記基本動作は公知であるが、本発明は、このような縦型製袋充填包装機において、前記横シールの開始位置を任意に設定できるようにしたものである。
前記従来例において、横シールの開始位置はVの位置で固定であるが、本発明はこれを充填包装する被包装物の内容によって上下に調整可能とする。
なお、間欠動作型の縦型製袋充填包装機の場合、この横シール開始位置で包装筒の下降を一時停止して横シールを確実なものとしてから、次の動作に入るものである。
上記被包装物の内容によって横シールの開始位置を上下に調整する制御の実施例を図1に示す。
図1において、(a)はポテトチップの例である。横シール開始位置は高く、包装筒21は、製品充填筒22の下端から横シール開始位置までの距離が短いので、包装筒は横に扁平な形状になっている。こうすると、ポテトチップのような扁平な被包装物は包装筒の底が扁平になっているので、横シール後の製品充填落下の際横になり易く、横方向に積み重なるのでおさまりがいい。
従って、充填状態での被包装物の高さが低くなるので、図1(a)の下の図のように次の横シールをする場合の製品の噛み込みの確率が小さくなる。
一方、柿の種等の細長の製品や粒状の製品の場合は、図1(b)のように横シールの開始位置を低くする。こうすると、包装筒21は、製品充填筒22の下端から横シール開始位置までの距離が長くなるので、図1(b)のように、図1(a)の場合より包装筒が縦長になって被包装物が充填される。
充填済みの包装筒の上側の横シールをする場合、横シールの前に包装筒をしごいて包装筒内のエア抜きをする必要があるが、該エア抜きは包装筒が図1(b)のように縦に細長の状態の方が効率よく行われる。
従って、柿の種等の細長の製品や粒状の製品の場合は、図1(a)のように次の横シールと製品の天井との距離が短いと製品の跳ね返りや横シール時の吹き上がりにより横シール面への噛み込みの可能性が高くなるので、図1(b)のように包装筒を細長の状態にして製品が充填される。通常は、図1(b)の形態が採用される。本発明は、充填する内容物の形状や性質によって上記横シール開始位置を調整できる点に特徴がある。
また、本発明の横シールは、図2に示すごとく、上記固定位置の横シール(図2(a))に引き続き、続く包装筒の引き下ろし状態(図2(b))でも短い時間横シールを継続し、該下降中の横シール時に次の被包装物の充填(投下)31を行い、その後横シールを開く(図2(c))。
このように袋の下降中に被包装物の投下31を行えば、既に投入されていて蓄積済みの被包装物に次の投下された被包装物がぶつかってはね蹴る時に反発力が緩和される効果がある。固定位置での被包装物の落下に比べ、降下中の落下の方がぶつかった場合の相対速度が小さく、その分衝撃も小さいので跳ね返り力も小さくなる。これは、柿の種とか、豆等の固くて軽い材質の製品の場合に特に効果がある。
また、同様の理由により、製品の上記投下の衝撃による割れも軽減する。
また、従来の間欠動作型の縦型製袋充填包装機のように、横シールを固定位置で行い、上記次の製品の充填落下を袋の下降中に行おうとすると、製品落下の時の支えは袋のみとなり該袋の横シール部はまだ熱いため、図3(b),(c)に示すごとく、横シールを抜けて製品が底抜けしたり、あるいは製品が横シール部にくい込んで不良品となってしまう。なお、図3(b)、(c)は、上記袋のみでの下降中の投下の例を示し、図3(a)は、本発明の横シールを下降中も継続し、この横シール継続中での製品の投下の状況を示す。
この被包装物の横シールへの噛み込みは、不良品となるのみならず、機械の故障の原因となるので避けねばならない。
上記動作は、上部シャッターや下部シャッターが横シーラーが別体になって動くものでもよく、この場合、シャッターは横シーラ上部に独立したシリンダーによるものが取り付けられる。また、前記横シーラ開始位置の調整は、間欠動作型の連続製袋充填機のみならず、横シールを連続して行うボックスモーション型の縦型充填包装機でも有効に適用される。
この発明は、横シール開始位置を充填する被包装物の形状等により調整できるので、最適な蓄積動作を実現でき、縦型充填包装機での横シールへの製品の噛み込みを有効に防止できる。
また、間欠動作型の縦型充填包装機において、次の被包装物の充填(落下)を停止状態の横シールに引き続き行われる下降動作中の横シール時に行うので、投下済みの製品にぶつかる次の製品の落下による衝撃が緩和され、跳ね返りが少なくなるので、縦型充填包装機での横シールへの製品の噛み込みを有効に防止できる。従って、機械の製品製造の信頼性が向上し、産業の利用性が高い。
本発明の横シール位置を調整する実施例の説明図である。 本発明の間欠動作型の縦型製袋充填包装機の横シール部の動作図である。 製品投入時の説明図である。 従来公知の縦型製袋充填包装機の全体図である。 図4の縦型製袋充填包装機の横シール部の動作図である。 図4の縦型製袋充填包装機の横シール部の他の動作図である。 同じく図4の縦型製袋充填包装機の横シール部の他の動作図である。 同じく図4の縦型製袋充填包装機の横シール部の他の動作図である。
符号の説明
21 包装筒
22 製品充填筒

Claims (4)

  1. 包装フィルムのフィルム両縁を縦シールして包装筒を形成するとともに、該包装筒をフィルム送り装置によりフィルムが下降して横シール(エンド・シール)カット装置により包装筒に充填された被包装物の上側の際と次に落下充填される被包装物の下側の際を横二条シールし中間をカットする間欠動作型の縦型製袋充填包装機において、
    上記横シール時に前記フィルムの下降を一時停止すると共に、一定時間停止した横シール後前記フィルムの下降動作を行い、該下降動作中も横シールを続行する2段階横シール動作を行うことを特徴とする間欠動作型の縦型製袋充填包装機。
  2. 前記横シール開始位置を任意の高さで調整可能であることを特徴とする前記請求項1記載の間欠動作型の縦型製袋充填包装機。
  3. 前記フィルムの下降動作中に次の被包装物を投下することを特徴とする前記請求項1または2記載の間欠動作型の縦型製袋充填包装機。
  4. 包装フィルムのフィルム両縁を縦シールして包装筒を形成するとともに、該包装筒をフィルム送り装置によりフィルムが下降して横シール(エンド・シール)カット装置により包装筒に充填された被包装物の上側の際と次に落下充填される被包装物の下側の際を横二条シールし中間をカットする連続動作型の縦型製袋充填包装機において、
    前記横シール開始位置を任意の高さで調整可能であることを特徴とする連続動作型の縦型製袋充填包装機。
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