JP2003191901A - 縦型製袋包装機 - Google Patents

縦型製袋包装機

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボックスモーション式縦型製袋包装機におい
て、シールジョーの上下移動機構及びその駆動源の耐久
性低下を抑制することを課題とする。 【解決手段】 上下に延びる筒状包材Fの成形と、該筒
状包材Fへの物品の充填と、該筒状包材Fの縦横のシー
ルとを行う縦型製袋包装機1に、水平方向に移動して対
接することにより前記筒状包材Fを横シールする一対の
横シールジョー11a,11bと、該一対のジョー11
a,11bを水平方向に移動自在に支持する支持ユニッ
ト13と、該支持ユニット13を上下方向に移動させる
上下移動機構と、該上下移動機構を駆動させるサーボモ
ータ31とを備える。前記上下移動機構を、前記サーボ
モータ31で回転されるクランクアーム37と、該クラ
ンクアーム37の回転を前記支ユニット13の上下方向
の直線往復運動に変換する複数のリンク39〜41とで
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状包材が上下に
延びる縦型製袋包装機に関する。詳しくは、横シールジ
ョーが上下移動と水平移動とを繰り返すボックスモーシ
ョンをする縦型製袋包装機において、該横シールジョー
の上下移動の駆動源の耐久性低下を抑制する技術分野に
属する。
【0002】
【従来の技術】スナック菓子等の袋詰商品の生産に用い
られる縦型製袋包装機は、帯状の包材を上方から物品が
投入されるチューブの周囲で上下に長い筒状に曲成し、
該筒状包材に物品を充填しつつ、該筒状包材を縦横にシ
ールして袋にしていくものであるが、この包装機の能力
アップを図るため、前記筒状包材を横シール中も連続搬
送し、これに伴い一対の横シールジョーをボックスモー
ションさせる機種が知られている。すなわち、シールジ
ョーは、包材の搬送方向に沿う上下方向の移動と、相互
に対接又は離反する水平方向の移動との組合せでなる側
面視で四辺形の軌跡を描く。シールジョーは、その相互
対接時に包材を間に挟み込み、熱と圧とによって包材を
横シールする。
【0003】このような機種では、横シールジョーは、
一般に、フレームやロッド等の支持部材に水平方向に移
動自在に支持される。シールジョーの上下移動機構と水
平移動機構とが個別に設けられ、水平移動機構はシール
ジョーを相互に対接又は離反させるように前記支持部材
内で水平移動させ、上下移動機構はシールジョーを前記
支持部材ごと上下移動させる。
【0004】その場合に、例えば日本国特許第2537
360号公報に開示されるように、このような機種で
は、筒状包材は、前記チューブの側方に配設されたロー
ラやベルト等の搬送手段で下方に引き降ろされて搬送さ
れる。筒状包材は、およそ以下の理由により、所定速度
で等速搬送されるのが通例である。すなわち、包材の搬
送中は、横シールだけでなく、帯状包材に対する製造番
号等の印字や、製袋された袋のカット等も行われる。よ
って、1サイクル動作中に包材の搬送速度を変化させる
と、印字位置やカット位置がずれる等の動作不良が起き
る。また、包材自体が蛇行して該包材に極所的に過大な
張力が作用する等の問題も発生する。そこで、包材を等
速搬送することにより、このような諸問題を解消し、包
装機の安定高速稼動を図っているのである。
【0005】ただし、それに伴い、横シールジョーは、
少なくとも筒状包材を挟み付けて横シールする期間中
は、該包材と同じ速度で下方に等速移動させる必要が生
じる。そのために、前記公報開示の装置では、横シール
ジョーをラックとピニオンとを用いて上下に往復移動さ
せている。すなわち、ラック−ピニオンがシールジョー
ないし支持部材の上下移動機構を構成する。そして、前
記ピニオンを上下移動機構の駆動源としてのサーボモー
タで等速回転させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
では、サーボモータの耐久性が懸念される。すなわち、
サーボモータは、支持部材を上下に往復移動させるため
に、回転、停止、逆回転、停止、回転、…を繰り返すこ
とになるが、その際、応答性を高めるため、支持部材を
停止状態から短時間のうちに搬送速度まで急加速させた
り、あるいはその逆に搬送速度から短時間のうちに停止
状態まで急減速させたりする必要が生じ、それゆえ、サ
ーボモータには横シールジョー及び支持部材の上死点及
び下死点における反転時に非常に大きな負荷が作用する
からである。
【0007】また同じく横シールジョーの反転時には、
該シールジョー及び支持部材の慣性がラック−ピニオン
の係合部(歯)に衝撃となって作用するから、該ラック
−ピニオンの耐久性もまた懸念されると共に、不快な歯
打ち音が発生する。
【0008】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たもので、横シールジョーがボックスモーションをする
縦型製袋包装機において、該横シールジョーないし支持
部材を上下移動させる駆動源や機構の耐久性低下を抑制
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に記
載の発明は、上下に延びる筒状包材の成形と、該筒状包
材への物品の充填と、該筒状包材の縦横のシールとを行
う縦型製袋包装機であって、水平方向に移動して対接す
ることにより前記筒状包材を横シールする一対の横シー
ル部材と、該一対の横シール部材を水平方向に移動自在
に支持する支持部材と、該支持部材を上下方向に移動さ
せる上下移動機構と、該上下移動機構を駆動させるサー
ボモータとを備え、且つ、前記上下移動機構が、前記サ
ーボモータで回転されるクランクアームと、該クランク
アームの回転を前記支持部材の上下方向の直線往復運動
に変換する2節リンクとを有することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、水平方向に移動して筒
状包材を横シールする一対の横シール部材は、上下移動
機構によって支持部材と共に上下移動される。これによ
り、横シール部材はボックスモーションを実行する。そ
のうえで、前記上下移動機構をクランクアーム及び2節
リンク等で構成したから、クランクアームを停止させる
ことなく一方向に連続回転させるだけで、横シール部材
及び支持部材を上下に往復移動させることが可能とな
る。よって、横シール部材及び支持部材の上死点と下死
点とにおける反転時においても駆動源(サーボモータ)
や上下移動機構(クランクアームや各リンク)に急激な
速度変化や大きな衝撃・負荷が作用せず、それらの耐久
性低下が抑制される。
【0011】従来、上下移動機構をクランクアームとク
ランクロッドとを有するクランク機構で構成することが
知られているが、その構成では、クランクアームの旋回
円の直径がそのまま上下移動機構のストローク(支持部
材及び横シール部材の上下移動距離)となる。よって、
上下ストロークを変更するときは、クランクアームを交
換する他はない。これに対し、本発明では、上下移動機
構をクランクアームと2節リンクとを有するクランク−
リンク機構で構成したから、例えば、部材の交換を一切
することなく、リンク同士の連結点の位置を変更するだ
けで、容易に上下ストロークを変更することが可能であ
る。
【0012】さらに、従来では、上下ストロークを大き
くするには、従来は、長さの長いクランクアームを用い
るしかなく、したがって該クランクアームの旋回円が大
きくなって上下移動機構のコンパクト化を阻害する要因
となっていたが、本発明では、クランクアームの旋回円
を大きくしなくても、例えば前記のようにリンク同士の
連結点を変更することで対応できるから、その点問題が
少なく有利である。
【0013】加えて、本発明では、上下移動機構に部材
の数が多い多節リンクを採用したから、外部からの負荷
や衝撃は、各部材間に分散・希釈されたり、あるいは各
部材同士の多数の連結点における機械的なガタ等により
吸収されて、サーボモータには直接的には入力・伝達さ
れず、影響が低減される。よって、精度の高いサーボモ
ータの耐久性ないし信頼性がより一層確保される。
【0014】次に、請求項2に記載の発明は、前記請求
項1に記載の発明において、前記2節リンクは、前記横
シール部材を含む垂直面と直交する垂直面内に配置さ
れ、且つ、該2節リンクと前記クランクアームとの組が
複数備えられていることを特徴とする。
【0015】この発明によれば、2節リンクが横シール
部材の側方や上下ではなく前後に位置するから、また、
上下移動機構の部材の数が多く、横シール部材とサーボ
モータとの距離が長くなるから、レイアウト性に富み、
例えば、前記2節リンクを含む上下移動機構及びサーボ
モータを包装機の本体内に収容する一方、横シール部材
を包装機の本体外に露出させることが可能となる。その
結果、横シール部材の周囲の作業空間を広く空けること
ができる。特に、横シール部材の上下空間がフリースペ
ースとなって、上下に延びる筒状包材と雑物とが干渉す
ることが避けられる。
【0016】加えて、上下移動機構を構成するクランク
−リンク機構を複数組備えたから、各組が分担する負荷
が軽減されて、この点からも、上下移動機構の耐久性が
なお一層確保される。特に、高速運転する場合は、加速
度も大きくなり、このことにより衝突力が増大し、耐久
性の向上が一層求められる。この発明では、かかる場合
に一層効果が大きい。
【0017】次に、請求項3に記載の発明は、前記請求
項1又は2に記載の発明において、前記2節リンクは、
一端が前記支持部材に連結され、他端が固定の揺動支点
とされた揺動リンクと、一端が前記揺動リンクに連結さ
れ、他端が前記クランクアームの回転端部に連結された
中間リンクとを有し、前記揺動リンクと中間リンクとの
連結点(力点)が、揺動リンクの前記揺動支点(支点)
と、揺動リンクと前記支持部材との連結点(作用点)と
の間に位置していることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、前述したように、クラ
ンクアームの駆動範囲が小さくても、支持部材の上下移
動距離が大きくなる構成が具体化される。つまり、請求
項1における、クランクアームの回転を支持部材の上下
方向の直線往復運動に変換する構成としては、前述した
ように、例えばクランクアームとクランクロッドとを有
するクランク機構が採用可能である。これに対し、この
発明では、クランクアームでいったん中間リンクを駆動
し、該中間リンクで揺動リンクを揺動させて、該揺動に
より支持部材を上下移動させるようにしている。しか
も、中間リンクから揺動リンクへの力点を揺動リンクの
支点と作用点との間に位置させたから、クランクアーム
の駆動範囲から定まる中間リンクの移動距離より大きな
支持部材の上下移動距離が得られることになる。
【0019】次に、請求項4に記載の発明は、前記請求
項1又は2に記載の発明において、前記支持部材の上下
方向の位置と前記サーボモータの駆動量との関係を記憶
する記憶手段と、該記憶手段で記憶された前記関係に基
づいて前記サーボモータを制御する制御手段とが備えら
れ、前記制御手段は、横シール部材が筒状包材を横シー
ルする期間中は前記支持部材の上下方向の移動速度が前
記筒状包材の搬送速度に一致するように前記サーボモー
タを制御することを特徴とする。
【0020】本発明のように上下移動機構としてクラン
ク−リンク機構を採用した場合は、例えばラック−ピニ
オン機構を採用した場合等と異なり、支持部材の上下方
向の位置とサーボモータの駆動量との間には相関関係が
あるものの、その関係は単純な線形とはならない。例え
ば支持部材を包材の搬送速度と同じ速度で等速移動させ
る場合、ラック−ピニオン機構ではサーボモータを等速
回転させればよいが、クランク−リンク機構ではサーボ
モータの制御が幾分複雑となる。特に、本発明では、ク
ランクアームとクランクロッドのみの単純なクランク機
構ではなく、多節リンクを採用するからなおさらサーボ
モータの制御が複雑化するうらみがある。よって、本発
明においては、制御を可及的に単純化することは重要な
関心事である。
【0021】その1つの対策として、この発明では、予
め支持部材の上下方向の位置と駆動源の駆動量との関係
を記憶しておき、その記憶した関係に基づいて前記駆動
源を制御するようにした。これにより、支持部材の上下
移動をパターン化・単純化して制御することができ、支
持部材の移動速度を各種速度に容易に変更でき、ひいて
は支持部材ないしシール部材を容易に筒状包材の搬送速
度と同じ速度で等速移動させることが可能となる。
【0022】次に、請求項5に記載の発明は、前記請求
項4に記載の発明において、前記支持部材の上下方向の
位置を決定する前記上下移動機構の機械的パラメータは
可変とされていることを特徴とする。
【0023】前記支持部材の上下方向の位置は、上下移
動機構の機械的パラメータ(例えばリンクの長さや、支
点、力点、作用点の位置等)で決定される。つまり、上
下移動機構の機械的パラメータが変化すれば、それに応
じて支持部材の上下方向の位置も変化する。そこで、こ
の発明では、上下移動機構の機械的パラメータを可変と
することによって、例えば支持部材及び横シール部材の
上死点や下死点の位置等を適宜変更できるようにしたの
である。これにより、各種の袋の長さに対応可能とな
り、包装機の汎用性向上が図られる。
【0024】次に、請求項6に記載の発明は、前記請求
項1又は2に記載の発明において、前記クランクアーム
の1回転により前記支持部材が上下に1回移動するよう
に構成され、前記クランクアームの回転の起点が、前記
支持部材が上方移動するときの中間点に設定されている
ことを特徴とする。
【0025】この発明は、クランクアームの回転の起点
(開始地点・停止地点)をどこにするかという問題をや
はり制御の単純化という観点から考察したものである。
横シール部材は下方移動している期間中に横シールを行
い、横シールが終了すると上方移動して横シール開始地
点に戻る。この1回の動作サイクルは1回のクランクア
ームの回転で達成される。クランクアームの回転を停止
するとき、つまり包装機の運転を停止するときは、横シ
ール部材は、相互に対接している横シール期間中でな
く、相互に離反している上方移動期間中にあるのが好ま
しい。横シール期間中に包装機が停止すると、製袋され
た袋が包装機に残って煩わしいからである。
【0026】一方、例えばクランクアームを一定速度で
回転させると、クランク−リンク機構で上下移動される
横シール部材の上下移動速度は一定とはならず複雑に変
化する。しかし、筒状包材と接触することのない上方移
動中は、横シール部材の移動速度は一定である必要はな
い。よって、制御の単純化のために、横シール部材の上
方移動中はクランクアームは一定速度で回転させてよ
い。これに対して、筒状包材と接触する横シール期間中
は、横シール部材の移動速度は筒状包材と同速度である
必要がある。よって、横シール部材の下方移動中はクラ
ンクアームはある制御された速度で回転させる。つま
り、クランクアームの1回の回転の間でも、横シール部
材の上方移動中と下方移動中とでは全く異なる態様の制
御が行われることになる。
【0027】したがって、この発明では、クランクアー
ムの回転の起点を支持部材の上方移動の中間点に設定し
たのである。これにより、駆動源ひいてはクランクアー
ムの制御が回転開始時と回転停止時とで相互に対称形と
なり、該制御の単純化が図られる。例えば、クランクア
ームの回転開始時には、駆動源の制御は、上方移動時の
制御の後半分を行ったのち下方移動時の制御の前半分を
行うことになり、一方、クランクアームの回転停止時に
は、駆動源の制御は、下方移動時の制御の後半分を行っ
たのち上方移動時の制御の前半分を行うことになる。
【0028】これに対し、クランクアームの回転の起点
を支持部材の上方移動の中間点よりずれて設定すると、
該クランクアームの回転開始時と回転停止時とで制御の
態様が非対称となって、該制御の単純化という観点から
不利なものとなる。
【0029】また、クランクアームの回転の起点を、例
えば下方移動の終了した下死点近傍に設定したり、逆に
上方移動の終了した上死点近傍に設定することも考えら
れる。この場合、クランクアームの回転開始時又は回転
停止時における駆動源の制御は、上方移動時の制御の全
部又は下方移動時の制御の全部を含む。これは、もとよ
り相互に対称形とはならないが、異なる制御態様が混在
しない点で制御の単純化に寄与する。この単純化は高速
運転する際に効果がより大きくなる。
【0030】次に、請求項7に記載の発明は、前記請求
項1又は2に記載の発明において、前記クランクアーム
の1回転により前記支持部材が上下に1回移動するよう
に構成され、前記支持部材が上方移動するときのクラン
クアームの回転角が下方移動するときの回転角よりも小
さくなるように、前記上下移動機構に早戻し機構を設け
たことを特徴とする。
【0031】この発明によれば、支持部材の下方移動量
と上方移動量とが同じであっても、早戻し機構によっ
て、駆動源の駆動量ひいてはクランクアームの回転量
が、上方移動時のほうが下方移動時(横シール時)より
も少なくて済むので、横シール期間を長く取りつつ、そ
の分支持部材を横シール開始地点にすばやく戻して次の
横シールに備えることができる。つまり、駆動源の制御
ではなく、機械的作用によって、支持部材を下方移動時
と上方移動時と異なる態様で動作させるので、やはり駆
動源の制御の単純化に寄与する。よって、前述したよう
に、高速運転時に効果がより大きくなる。以下、発明の
実施の形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
【0032】
【発明の実施の形態】図1に示すように、この実施の形
態に係る縦型製袋包装機1は、正面中央に上下に延びる
チューブ2を有し、該チューブ2の周囲で筒状のフィル
ムFが垂下する。この筒状フィルムFはチューブ2の上
部に備えられた図示しないフォーマによって帯状のフィ
ルムが曲成されてできたものである。帯状フィルムはこ
の包装機1の後部にセットされたフィルムロールから繰
り出されて前記フォーマに供給される。
【0033】筒状フィルムFはチューブ2の左右側方に
配設された一対のプルダウンベルト3,3(図1には左
側のもののみ図示)の走行により下方に引き降ろされつ
つ、チューブ2の正面側に配設された縦シール装置4に
より重なり合った両側縁部が縦シールされ、且つ、チュ
ーブ2の下方に配設された横シール装置5により幅方向
に横シールされて袋Xとなる。その間、横シールと横シ
ールとの間にチューブ2の上方から投入された物品が袋
Xに充填される。袋Xは横シール装置5に内蔵された図
示しないカッタにより1つづつ切り離され、さらに生産
ラインの下流に運ばれる。
【0034】図2に示すように、横シール装置5は前後
一対のシールジョー11a,11bを備える。シールジ
ョー11a,11bは左右に水平に延び、それぞれベー
ス12a,12bに取り付けられている。ベース12
a,12bは支持ユニット13に前後に水平に移動自在
に支持されている。例えば後側のジョーベース12bに
は前記カッタが収容されている。
【0035】支持ユニット13は接続フレーム14で接
続された左右一対の支持ブロック15,15を有する。
各ブロック15を前後に延びる支持ロッド16が摺動自
在に挿通している。支持ロッド16,16の前端部に前
側のジョーベース12aが掛け渡され、後端部に接続用
のベース17が掛け渡されている。各支持ロッド16は
ブロック15から前方に延設されたアーム部18で支え
られて水平姿勢が保たれている。後側のジョーベース1
2bがこのアーム部18,18とブロック15,15と
の間において支持ロッド16,16に摺動自在に嵌合し
ている。
【0036】シールジョー11a,11bはクランク機
構により前後に往復移動される。すなわち、図3に示す
ように、接続フレーム14の上面からスプライン軸20
の上端部が上方に突出し、該スプライン軸20の突出端
部にクランク21が嵌合している。図2に示すように、
クランク21の一方の回転端部と接続用ベース17との
間に前側ジョー11aのためのリンク22aが備えら
れ、クランク21の他方の回転端部と後側ジョーベース
12bとの間に後側ジョー11bのためのリンク22b
が備えられている。
【0037】図2に示すように、シールジョー11a,
11bが相互に離反した状態から、スプライン軸20が
矢印a方向に回転すると、クランク21も一体に同方向
aに回転し、その回転がリンク22a,22bによって
前後方向の直線運動に変換される。そのうち前側ジョー
用リンク22aは接続用ベース17を後方に押圧し、こ
れにより、該接続用ベース17と左右一対の支持ロッド
16と前側ジョーベース12aとで構成される枠構造全
体を後方に移動させ、前側のシールジョー11aを後方
に水平移動させる。一方、後側ジョー用リンク22bは
後側ジョーベース12bを前方に押圧し、これにより、
後側のシールジョー11bを前方に水平移動させる。
【0038】クランク21の回転中心から各リンク22
a,22bの連結点までの距離は同じであり、且つ、リ
ンク22a,22bの形状も同じである。よって、単一
のスプライン軸20の回転により、前後一対のシールジ
ョー11a,11bは、同時に、相互に逆方向に、同距
離だけ移動する。その結果、図4に示すように、シール
ジョー11a,11bは筒状フィルムFを間に挟み込ん
で対接する(閉じる)。そして、この対接時に熱と圧と
によって筒状フィルムFを横シールする。
【0039】この状態から、スプライン軸20が矢印b
方向に回転すると、前記に準じて、前側のシールジョー
11aは前方に水平移動し、後側のシールジョー11b
はこれと同時に同距離だけ後方に水平移動する。その結
果、図2に示すように、シールジョー11a,11bは
相互に離反する(開く)。この包装機1では、前記クラ
ンク21やリンク22a,22b等によって、シールジ
ョー11a,11bを水平に移動させる(開閉させる)
水平移動機構(符号Hとする)が構成されている。そし
て、支持ユニット13は、この水平移動機構Hとシール
ジョー11a,11bとを支持している。
【0040】図3に示すように、スプライン軸20は直
立し、支持ユニット13の接続フレーム14を上下に貫
通している。包装機1の本体100の正面に上下一対の
水平ビーム42a,42bが架設され、そのうちの下側
のビーム42bの内面に軸受27が設けられて、該軸受
27によりスプライン軸20の下部が回転自在に支持さ
れている。
【0041】図1に示すように、スプライン軸20の下
端部にタイミングプーリ26が取り付けられ、該タイミ
ングプーリ26と、水平移動用サーボモータ23の出力
軸に取り付けられたタイミングプーリ24との間に、タ
イミングベルト25が巻き掛けられている。すなわち、
サーボモータ23の駆動によりスプライン軸20がa,
b方向に回転し、シールジョー11a,11bが開閉す
る。サーボモータ23は図示しないブラケット等により
包装機本体100に据え付けられている。
【0042】図3に示すように、上下の水平ビーム42
a,42bに取付ブロック43,43,44,44を介
して左右一対のガイドロッド45,45が備えられてい
る。各ガイドロッド45は前記スプライン軸20と平行
に直立し、それぞれ支持ユニット13の支持ブロック1
5を上下に貫通している。これにより、支持ユニット1
3は2本のガイドロッド45,45と1本のスプライン
軸20とで3点支持されている。しかも、図2に示すよ
うに、これらのガイドロッド45,45及びスプライン
軸20が平面視で3角形の頂点に位置しているから、支
持ユニット13は面で安定に支持されている。
【0043】支持ユニット13はクランク−リンク機構
により前記ロッド45,45及び軸20に沿って上下に
往復移動される。すなわち、図3に示すように、包装機
本体100から左右一対の縦壁36,36が立設されて
いる。図2に示すように、該縦壁36,36間にクラン
クシャフト35が回転自在に掛け渡されている。クラン
クシャフト35の両端にクランクアーム37,37が取
り付けられている。図1に示すように、各クランクアー
ム37の回転端部に中間リンク40の一端が連結されて
いる。中間リンク40の他端は揺動リンク39の長さ方
向中ほどに連結されている。
【0044】図2に示すように、縦壁36,36間に揺
動支点用のシャフト38もまた回転自在に掛け渡されて
いる。この揺動支点用シャフト38の両端に前記揺動リ
ンク39,39の一端が取り付けられている。図1に示
すように、各揺動リンク39の揺動端部に第2の中間リ
ンク41を介して支持ユニット13の支持ブロック15
が連結されている。
【0045】包装機本体100上に上下移動用サーボモ
ータ31が据え付けられ、該モータ31の出力軸に取り
付けられたタイミングプーリ32と、前記クランクシャ
フト35に取り付けられたタイミングプーリ34との間
に、タイミングベルト33が巻き掛けられている。すな
わち、サーボモータ31の駆動によりクランクシャフト
35がc方向に回転し、支持ユニット13が上下移動す
る。その際、クランクアーム37の回転により、中間リ
ンク40が上下に移動し、揺動リンク39を上下に揺動
させる。揺動リンク39は、第2の中間リンク41で円
弧運動と直線運動とのこじれを吸収させながら、支持ユ
ニット13全体、ひいては横シールジョー11a,11
bや水平移動機構H等を上下に往復移動させる。
【0046】図1は支持ユニット13が上死点にある状
態を示し、図5は下死点にある状態を示す。なお、詳し
くは図示していないが、上死点では、シールジョー11
a,11bは、例えばすぐに横シールが開始するのでや
や閉じ気味である。また、下死点では、シールジョー1
1a,11bは、例えばすでに横シールが終了したので
やや開き気味である。この包装機1では、前記クランク
アーム37や複数のリンク39〜41等によって、支持
ユニット13を上下に移動させる上下移動機構(符号V
とする)が構成されている。
【0047】なお、スプライン軸20と、支持ユニット
13の接続フレーム14との係合部(図3に符号Aで示
す)には、周知のボールスプラインが用いられている。
すなわち、図6にやや詳しく示すように、クランク21
がボールスプライン81と直接つながり、スプライン軸
20の回転伝達にあずかる。スプライン軸20と接続フ
レーム14との間には、クロスローラベアリング82と
外側ハウジング83とが存在し、スプライン軸20と接
続フレーム14とは直接接触していない。つまり、スプ
ライン軸20の回転については縁切りされている。ただ
し、上下の直動方向にのみ摺動自在である。これによ
り、スプライン軸20は、水平移動機構Hへの駆動力の
伝達と、支持ユニット13の上下移動のガイドとを支障
なく達成できる。
【0048】この包装機1では、シールジョー11a,
11bは、水平移動機構Hによって対接又は離反(開
閉)するように水平移動され、上下移動機構Vによって
支持ユニット13と共に上下移動される。これにより、
シールジョー11a,11bは、図1に符号S,Sで軌
跡を示すように、ボックスモーションを実行する。な
お、この包装機1では、支持ユニット13の上下方向の
移動を案内する一対のガイドロッド45,45を備えた
上に、水平移動機構Hを駆動させるために本来備えた前
記スプライン軸20が前記一対のガイドロッド45,4
5と平行に支持ユニット13を上下に貫通していてガイ
ドロッドとしても機能している。ゆえに、余分な部材を
新設することなく、部材の共通化、部品点数の削減、構
造の簡素化を達成しつつ、支持ユニット13を3点で、
しかも面で支持することができ、該支持ユニット13の
姿勢の安定化ないし上下移動の円滑化が図られ、ひいて
は該支持ユニット13及びシールジョー11a,11b
の上下の高速運転が確保される。
【0049】図7に上下移動機構Vをブロック化して示
した。クランクアーム37の回転中心(クランクシャフ
ト35)はPO、クランクアーム37と中間リンク40
との連結点はP1、中間リンク40と揺動リンク39と
の連結点はP2、揺動リンク39と第2中間リンク41
との連結点はP3、第2中間リンク41と支持ユニット
13との連結点はP4、そして揺動リンク39の固定の
揺動支点(揺動支点用シャフト38)はP5の符号をそ
れぞれ付してある。連結点P1は回転中心POを中心に
円運動をする。連結点P2,P3は、連結点P1の円運
動によって、P5を中心に振り子運動(円弧運動、揺動
運動)をする。連結点P4は、連結点P3の振り子運動
によって、上下に往復直線運動をする。これにより支持
ユニット13及びシールジョー11a,11bが昇降す
る。
【0050】このように、この包装機1では、上下移動
機構Vをクランクアーム37及び2節リンク(中間リン
ク40及び揺動リンク39)等で構成したから、支持ユ
ニット13及びシールジョー11a,11bの上下の昇
降は、クランクアーム37を停止させることなく一方向
cに連続回転させるだけで達成可能である。それゆえ、
支持ユニット13及びシールジョー11a,11bの上
死点(図7に実線で示す)における上下移動の反転時及
び下死点(同、破線で示す)における上下移動の反転時
においても、上下移動用サーボモータ31や各構成部材
37,39,40等に急激な速度変化や大きな衝撃・負
荷が作用することが免れる。したがって、支持ユニット
13及びシールジョー11a,11bを上下移動させる
駆動源31やその機構Vの耐久性低下を抑制できる。
【0051】また、上下移動機構Vに2節リンク40,
39を採用したから、上下移動機構Vの上下ストローク
(支持ユニット13及びシールジョー11a,11bの
上下移動距離:図9に符号Lで示す)の変更も容易であ
る。例えば、リンク40,39同士の連結点P2の位置
を変更するだけで済み、クランクシャフト35ないしク
ランクアーム37を交換して連結点P1の回転円(旋回
円)半径を変更するというような面倒なことをしなくて
よい。よって、上下ストロークLを大きくするときで
も、長さの長いクランクアーム37を用いずに対応でき
るので、上下移動機構Vのコンパクト化が阻害されるこ
ともない。
【0052】特に、この包装機1では、中間リンク40
から揺動リンク39への力点P2を揺動リンク39の支
点P5と、揺動リンク39から支持ユニット13への作
用点P3との間に位置させたから、連結点P1の駆動範
囲から定まる中間リンク40ないし力点P2の上下移動
距離よりも、作用点P3ないし支持ユニット13の上下
移動距離(上下ストロークL)が確実に大きくなる。
【0053】加えて、上下移動機構Vに構成部材の数が
多い多節リンクを採用したことにより、外部からの負荷
や衝撃は、各部材(例えば37,39,40,41等)
間に分散・希釈されたり、あるいは各部材同士の多数の
連結点(例えばP0〜P5等)における機械的なガタ等
により吸収されて、サーボモータ31には直接的には入
力・伝達されず、その影響が低減される。よって、上下
移動用駆動源として精度の高いサーボモータ31を使用
しても、その耐久性ないし信頼性の低下の懸念がより一
層削減される。
【0054】そして、前記2節リンク40,39や、第
2中間リンク41、あるいはクランクアーム37等は、
前後に延びるように配置している。つまり、図2に示す
ように、シールジョー11a,11bを含む垂直面Mと
直交する垂直面N内に2節リンク40,39等を配置し
たのである。こうすることにより、上下移動機構Vの構
成部材をシールジョー11a,11bの側方や上下では
なく後方に位置させることができ、例えばこの実施の形
態のように、2節リンク40,39等を含む上下移動機
構V及びサーボモータ31を包装機本体100の中に収
容する一方、シールジョー11a,11bをチューブ2
の位置に合せて包装機本体100の外に露出させること
が可能となる。その結果、シールジョー11a,11b
の周囲の作業空間を広く空けることができ、特に、シー
ルジョー11a,11bの上下空間がフリースペースと
なって、上下に延びる筒状フィルムFと上下移動機構V
の構成部材等とが干渉することが避けられる。なお、こ
のような配置が可能なのは、上下移動機構Vの構成部材
の数が多く、シールジョー11a,11bとサーボモー
タ31との距離が長くなってレイアウト性に富むことも
1つの要因となっている。
【0055】また、前記2節リンク40,39や、第2
中間リンク41、あるいはクランクアーム37等の組
は、複数(この実施の形態では縦壁36,36を挟んで
左右に2つ)備えている。つまり、上下移動機構Vを構
成するクランク−リンク機構を複数組備えたのである。
こうすることにより、外部からの負荷や衝撃の分担割合
が各組において軽減されて、この点からも、上下移動機
構Vの耐久性の低下がなお一層抑制される。
【0056】図8に、ジョー11a,11bの開閉動
作、上下動作、及びクランクアーム37の回転動作をタ
イムチャートで示した。この包装機1では、上下移動機
構Vにクランク−リンク機構を採用したから、例えばラ
ック−ピニオン機構を採用した場合等のように、支持ユ
ニット13の上下方向の位置と、サーボモータ31の駆
動量ないしクランクアーム37の角度との関係が線形に
ならない。よって、シールジョー11a,11bの上下
移動の制御を可及的に単純化することは重要な関心事の
1つである。
【0057】また、この包装機1では、1サイクル動作
中に筒状フィルムFの搬送速度を変化させると、印字位
置やカット位置がずれる等の動作不良が発生するから、
筒状フィルムFを所定の搬送速度で連続等速搬送してい
る。そして、少なくともシールジョー11a,11bが
筒状フィルムFと接触し、筒状フィルムFを間に挟み込
んで対接する横シール期間TS(時刻t2〜t4)中
は、支持ユニット13及びシールジョー11a,11b
をその筒状フィルムFの搬送速度と同じ速度で下方に等
速移動させている。
【0058】図8のタイムチャートは、便宜上、回転が
停止していたクランクアーム37が回転を開始して(時
刻ts)、2回包装動作を行ったのち、回転が停止する
まで(時刻te)の主要動作を示している。クランクア
ーム37は符号カで示す位置に停止する。つまり位置カ
がクランクアーム37の回転の起点である。この回転起
点カは、シールジョー11a,11bの上方移動期間T
2(時刻t5〜t1)の中間点(時刻t6)にある。
【0059】クランクアーム37が1回転すると、支持
ユニット13は上下移動経路を1回巡る。すなわち1サ
イクル動作Cである(図8ではたまたま時刻t1〜t1
間を指し示している)。シールジョー11a,11b
は、下方移動期間T1(時刻t1〜t5)中に、相互に
対接して横シール(TS:時刻t2〜t4)を行う。そ
して、横シールが終了して(時刻t4)、下死点に至る
と(時刻t5)、相互に離反した状態のまま上方移動に
転じ(T2:時刻t5〜t1)、上死点を経て(時刻t
1)、再び横シール開始地点ケに戻る(時刻t2)。
【0060】クランクアーム37の回転開始時におい
て、時刻ts〜txの間は、上下移動用サーボモータ3
1の回転速度(駆動速度)はゼロから所定速度まで増加
する。時刻txにはクランクアーム37は符号キで示す
位置にある。次いで、時刻tx〜t1の間は、サーボモ
ータ31の回転速度は所定速度に保たれる。時刻t1に
はクランクアーム37は符号クで示す位置にあり、支持
ユニット13は上死点にある(図7の実線の位置)。
【0061】次いで、時刻t1〜t2の間は、サーボモ
ータ31の回転速度はやや上昇する。これは、支持ユニ
ット13の下方移動速度を筒状フィルムFの搬送速度に
近づけるためである。時刻t2にはクランクアーム37
は符号ケで示す位置にある。このときシールジョー11
a,11b同士が対接し、横シールが開始する。
【0062】次いで、時刻t2〜t3の間は、サーボモ
ータ31の回転速度はほぼ正弦波曲線に沿って低下す
る。これは、横シール期間Tの前半において、支持ユニ
ット13の下方移動速度を筒状フィルムFの搬送速度に
一致させるためである。時刻t3にはクランクアーム3
7は符号コで示す位置にある(図7の点線の位置)。こ
こは横シール期間TS(時刻t2〜t4)のほぼ中間点
である。
【0063】次いで、時刻t3〜t4の間は、サーボモ
ータ31の回転速度は今度はほぼ正弦波曲線に沿って上
昇する。これは、横シール期間Tの後半において、支持
ユニット13の下方移動速度を筒状フィルムFの搬送速
度に一致させるためである。時刻t4にはクランクアー
ム37は符号サで示す位置にある。このときシールジョ
ー11a,11b同士が離反し始め、横シールが終了す
る。
【0064】次いで、時刻t4〜t5の間は、サーボモ
ータ31の回転速度は所定速度まで低下する。時刻t5
にはクランクアーム37は符号シで示す位置にあり、支
持ユニット13は下死点にある(図7の破線の位置)。
次いで、時刻t5〜次のサイクルのt1の間は、サーボ
モータ31の回転速度は所定速度に保たれる。そして、
時刻t1から再び次の1サイクル動作が繰り返される。
このときの上方移動期間T2(時刻t5〜t1)の中間
点(時刻t6)においてクランクアーム37は回転起点
カを通過する。
【0065】一方、クランクアーム37の回転停止時に
おいて、時刻t5〜tyの間は、サーボモータ31の回
転速度は所定速度に保たれる。時刻tyにはクランクア
ーム37は符号スで示す位置にある。次いで、時刻ty
〜teの間に、サーボモータ31の回転速度は所定速度
からゼロまで低下し、クランクアーム37は時刻teに
おいて回転起点カに停止する。このとき、シールジョー
11a,11bは相互に離反した状態で上方移動経路の
中間点に位置している。
【0066】以上において、シールジョー11a,11
bの上下移動速度は、シール期間TS(時刻t2〜t
4)を除き、一定ではなく、例えば正弦波成分を含んで
複雑に変化している。しかし、シール期間TS以外は、
シールジョー11a,11bは筒状フィルムFと接触し
ていないのであるから、ジョー11a,11bの移動速
度と筒状フィルムFの搬送速度とが一致していなくても
一向に構わない。これに対して、シール期間TS(時刻
t2〜t4)中は、シールジョー11a,11bの下方
移動速度が筒状フィルムFの搬送速度と同じになるよう
サーボモータ31の回転が制御されている。つまり、ク
ランクアーム37の1回の回転の間でも、シールジョー
11a,11bの下方移動中T1と上方移動中T2とで
は全く異なる態様の制御が行われている。
【0067】それゆえ、クランクアーム37の回転起点
カをシールジョー11a,11bの上方移動T2の中間
点に設定したのである。これにより、クランクアーム3
7の回転開始時と回転停止時とで、全く異なる態様の制
御が混在するにしても、その制御が相互に対称形とな
り、該制御の単純化が図られて有利である。このこと
は、図8のサーボモータ31の駆動速度の時間変化を見
れば明らかである。つまり、時刻t6を境に左側(回転
開始側)と右側(回転停止側)とでサーボモータ31の
駆動速度の時間変化が対称形である。
【0068】例えば、クランクアーム37が回転開始時
にほぼ180°回転するうちに行われる制御はおよそ次
のようである。まずサーボモータ31の回転速度を所定
速度まで増加させたうえで(時刻ts〜tx)、シール
ジョー11a,11bの上方移動時T2の制御の後半分
を行ったのち(時刻tx〜t1)、下方移動時T1の制
御の前半分を行う(時刻t1〜t3)。一方、クランク
アーム37が回転停止時に同じくほぼ180°回転する
うちに行われる制御はおよそ次のようである。まずシー
ルジョー11a,11bの下方移動時T1の制御の後半
分を行ったうえで(時刻t3〜t5)、上方移動時T2
の制御の前半分を行ったのち(時刻t5〜ty)、サー
ボモータ31の回転速度をゼロまで低下させる(時刻t
y〜te)。この場合、時刻ts〜txの制御と時刻t
y〜teの制御、時刻tx〜t1の制御と時刻t5〜t
yの制御、そして時刻t1〜t3の制御と時刻t3〜t
5の制御とがそれぞれ同一又は対称である。
【0069】次に、この上下移動機構Vには周知の早戻
し機構を設けている。その結果、支持ユニット13が上
方移動T2するときのクランクアーム37の回転角θ2
が下方移動T1するときの回転角θ1よりも小さくなっ
ている。もちろん、支持ユニット13の下方移動量と上
方移動量とは同じである。これにより、サーボモータ3
1の駆動量ひいてはクランクアーム37の回転量が、上
方移動時T1のほうが下方移動時T2よりも少なくて済
むので、横シール期間TSを長く取りつつ、その分支持
ユニット13を上死点クないし横シール開始地点ケにす
ばやく戻して次の横シールに備えることが可能となる。
【0070】つまり、サーボモータ31のほうでクラン
クアーム37の回転速度の制御をしなくても、機械的な
作用によって、支持ユニット13及びシールジョー11
a,11bを好ましい態様に動作させることができるの
である。これによってもやはりサーボモータ31ないし
クランクアーム37の制御の単純化に寄与することにな
る。なお、この場合の早戻し機構は、クランクアーム3
7や各リンク39〜41等のレイアウトにより達成され
ている。
【0071】前述したように、この包装機1では、シー
ルジョー11a,11bの上下移動制御を可及的に単純
化するために、支持ユニット13の上下方向の位置とサ
ーボモータ31の駆動量との関係を予めコントロールユ
ニットのメモリ(図示せず)に格納しておき、必要に応
じてその関係を呼び出して、その関係に基づいてサーボ
モータ31を制御している。そして、前述したように、
例えば、シールジョー11a,11bが筒状フィルムF
を横シールする期間TS中は支持ユニット13の下方移
動速度が筒状フィルムFの搬送速度に一致するように前
記サーボモータ31を制御している。これにより、支持
ユニット13の上下移動をパターン化・単純化して制御
することができ、支持ユニット13の上下移動速度を各
種の速度に容易に変更することが可能となる。よって、
支持ユニット13ないしシールジョー11a,11bを
容易に筒状フィルムFの搬送速度と同じ速度で等速移動
させることができる。
【0072】この場合、支持ユニット13の上下位置と
サーボモータ31の駆動量との関係は、例えば次のよう
な上下移動機構Vの種々の機械的パラメータを用いて導
くことができる。すなわち、クランクアーム37の回転
中心POの固定座標(xo,yo:側面視において)、
クランクアーム37の作用点P1の座標、揺動リンク3
9の力点P2の座標、揺動リンク39の作用点P3の座
標、支持ユニット13の力点P4の座標(x座標は固
定)、揺動リンク39の支点P5の固定座標、各種連結
点間の長さ(P0−P1,P1−P2,P5−P2,P
5−P3,P3−P4)、クランクアーム37と水平面
とのなす角度、揺動リンク39と水平面とのなす角度
等。また、このような関係は、支持ユニット13の上下
移動経路上に、すなわち1上下ストロークL当たりに、
数ミリ秒(msec)毎に数10ポイント設定されてい
る。
【0073】なお、これに準じて、シールジョー11
a,11bの前後位置とサーボモータ23の駆動量との
関係を予めコントロールユニットのメモリに格納してお
き、必要に応じてその関係を呼び出して、その関係に基
づいてサーボモータ23を制御(ジョーの開閉制御)し
てもよい。その場合の関係は、例えば次のような水平移
動機構Hの種々の機械的パラメータを用いて導くことが
できる。すなわち、クランク21の回転中心20の固定
座標(平面視において)、クランク21と左右幅方向直
線となす角度、前側ジョー用リンク22aの力点(前側
ジョー用リンク22aとクランク21との連結点)の座
標、前側ジョー用リンク22aの作用点(前側ジョー用
リンク22aと接続用ベース17との連結点)の座標、
前側ジョー11aの作用点(ジョー11aの左右長手方
向の中間点)の座標、後側ジョー用リンク22bの力点
(後側ジョー用リンク22bとクランク21との連結
点)の座標、後側ジョー用リンク22bの作用点(後側
ジョー用リンク22bと後側ジョーベース12bとの連
結点)の座標、後側ジョー11bの作用点(ジョー11
bの左右長手方向の中間点)の座標等。
【0074】その場合に、前記のような各種の機械的パ
ラメータを可変としてもよい。そうすると、各リンク2
2a,22b,39〜41の長さや、各支点、力点、作
用点の位置等を変更することができて、シールジョー1
1a,11bの上下方向の位置、前後方向の位置、上下
移動ストロークL、前後移動ストローク等を変更するこ
とが可能となる。その結果、例えばシールジョー11
a,11bの上死点や下死点の位置・高さ等を適宜変更
できるようになり、各種の袋Xの長さに対応可能となっ
て、包装機1の汎用性向上に寄与する。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、シール
ジョーの上下移動機構を、サーボモータで回転されるク
ランクアーム、及び該クランクアームの回転をシールジ
ョーの上下方向の直線往復運動に変換する2節リンク等
で構成したから、駆動源としてのサーボモータや上下移
動機構の耐久性低下を抑制することができる。また、併
せて、サーボモータの制御の単純化・簡素化をソフト・
ハードの両面で図っているから、制御精度・信頼性も確
保される。本発明は、ボックスモーションタイプの縦型
製袋包装機への幅広い利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る縦型製袋包装機の
要部を示す概略右側面図である。
【図2】 図1のア−ア線に沿う矢視図である。
【図3】 図1のイ−イ線に沿う部分切欠きの矢視図で
ある。
【図4】 シールジョーが対接した(閉じた)状態の横
シール装置の平面図である。
【図5】 シールジョーが下死点まで降下した状態の横
シール装置の右側面図である。
【図6】 スプライン軸と支持ユニットとの係合部を示
す概略拡大縦断面図である。
【図7】 上下移動機構のブロック動作図である。
【図8】 同包装機の主要動作のタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 縦型製袋包装機 5 横シール装置 11a,11b シールジョー(横シール部材) 13 支持ユニット(支持部材) 31 上下移動用サーボモータ 37 クランクアーム(上下移動機構) 39〜41 リンク(上下移動機構) F 筒状フィルム(包材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 城山 篤徳 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 (72)発明者 佐藤 良一 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E050 AB02 AB08 BA04 BA11 CA02 CB01 CC08 DC02 DF03 FA01 FB01 FB07 GB05 HB09 3E094 AA13 BA12 CA06 CA15 DA08 EA03 GA02 GA13 HA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に延びる筒状包材の成形と、該筒状
    包材への物品の充填と、該筒状包材の縦横のシールとを
    行う縦型製袋包装機であって、 水平方向に移動して対接することにより前記筒状包材を
    横シールする一対の横シール部材と、該一対の横シール
    部材を水平方向に移動自在に支持する支持部材と、該支
    持部材を上下方向に移動させる上下移動機構と、該上下
    移動機構を駆動させるサーボモータとを備え、且つ、 前記上下移動機構が、前記サーボモータで回転されるク
    ランクアームと、該クランクアームの回転を前記支持部
    材の上下方向の直線往復運動に変換する2節リンクとを
    有することを特徴とする縦型製袋包装機。
  2. 【請求項2】 前記2節リンクは、前記横シール部材を
    含む垂直面と直交する垂直面内に配置され、且つ、該2
    節リンクと前記クランクアームとの組が複数備えられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の縦型製袋包装
    機。
  3. 【請求項3】 前記2節リンクは、一端が前記支持部材
    に連結され、他端が固定の揺動支点とされた揺動リンク
    と、一端が前記揺動リンクに連結され、他端が前記クラ
    ンクアームの回転端部に連結された中間リンクとを有
    し、前記揺動リンクと中間リンクとの連結点が、揺動リ
    ンクの前記揺動支点と、揺動リンクと前記支持部材との
    連結点との間に位置していることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の縦型製袋包装機。
  4. 【請求項4】 前記支持部材の上下方向の位置と前記サ
    ーボモータの駆動量との関係を記憶する記憶手段と、該
    記憶手段で記憶された前記関係に基づいて前記サーボモ
    ータを制御する制御手段とが備えられ、前記制御手段
    は、横シール部材が筒状包材を横シールする期間中は前
    記支持部材の上下方向の移動速度が前記筒状包材の搬送
    速度に一致するように前記サーボモータを制御すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の縦型製袋包装機。
  5. 【請求項5】 前記支持部材の上下方向の位置を決定す
    る前記上下移動機構の機械的パラメータは可変とされて
    いることを特徴とする請求項4に記載の縦型製袋包装
    機。
  6. 【請求項6】 前記クランクアームの1回転により前記
    支持部材が上下に1回移動するように構成され、前記ク
    ランクアームの回転の起点が、前記支持部材が上方移動
    するときの中間点に設定されていることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の縦型製袋包装機。
  7. 【請求項7】 前記クランクアームの1回転により前記
    支持部材が上下に1回移動するように構成され、前記支
    持部材が上方移動するときのクランクアームの回転角が
    下方移動するときの回転角よりも小さくなるように、前
    記上下移動機構に早戻し機構を設けたことを特徴とする
    請求項1又は2に記載の縦型製袋包装機。
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