JP2008184013A - 車両用照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現する。
【解決手段】車両の前方を照射する前方照明手段4と、所定の車線を走行する先行車あるいは対向車の車両の存在領域を検出する車両領域特定手段1と、前方照明手段4の照射範囲を制御する照射範囲制御手段2とを備え、照射範囲制御手段2は、車両領域特定手段1により特定された前記車両の存在領域に基づき、前記車両の存在する領域を照射せず、かつ、前記車両の存在しない車線を前記車両が存在する前方距離以遠まで照射するとともに、前記車両の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前方照明手段4の照射範囲を形成する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用照明装置、特に、夜間に車両の前方を照らし、対向車や先行車のドライバを眩惑させることなく、左右の道端を歩いている歩行者、あるいは道路を横断しようとする歩行者に対する視認性を向上させる車両用照明装置に関するものである。
通常の車両には前照灯が搭載されており、ハイビームとロービームが切り換え可能となっている。このうち対向車とすれ違う際に使用するロービームの照射範囲は、対向車のドライバを眩惑させないために、車両進行方向左側に偏向している。このため、ドライバは進行方向右側の状況が視認しづらく、右側からの横断者との交通事故が多く発生する一要因となっている。
このような状況を改善するために、従来から、対向車や先行車のドライバを眩惑させることなく、ヘッドライトの照射範囲を適切にする車両用照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この種の従来技術では、左右のハイビームとロービームの強度を独立に制御するか、あるいは左右のヘッドライトの光軸を上下左右に独立に制御し、照射範囲を適切にしようとしている。
特開2004−161082号公報
しかしながら、特許文献1で開示されている車両用照明装置には下記の問題がある。
(1)左右高々4つの照明の強度/方向を制御しているのみであるため、先行車が存在する場合、先行車の右側の領域への照射が適切とならず、夜間走行において最も注意を払うべき車両進行方向右側からの横断者に対する視認性は改善されていない。
(2)また、対向車とすれ違う場合でも、対向車が自車両の進行方向に近寄って進行してきた場合は、左のヘッドライトの照射範囲が絞られ、自車両進行方向左側の照射範囲が不適切となり、左側に存在する歩行者への視認性が不十分となる。
(3)また、対向車/先行車の自車両に対する相対位置に基づき光軸の上下方向を制御し、その後でステアリング角、道路形状に基づき光軸の左右方向を制御しているため、カーブを走行している場合は先行車あるいは対向車のドライバを眩惑させる場合がある。仮に左右方向を先に制御し、その後に上下方向を制御したとしても、ドライバを眩惑させることはなくなるが、前記(1)項と同じ問題が発生する場合がある。
(4)さらに、左右のヘッドライトの光軸を上下左右に制御して照射範囲を変更する構成では、アクチュエータの制御遅れが発生し、特に相対速度の大きい対向車に対応する場合、照射範囲が必ずしも適切とならない。
この発明は、かかる問題点を解決しようとするものであって、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現することを目的とする。
この発明に係る車両用照明装置では、車両の前方を照射する前方照明手段と、先行車の存在領域を検出する車両領域特定手段と、前記前方照明手段の照射範囲を制御する照射範囲制御手段とを備え、前記照射範囲制御手段は、前記車両領域特定手段により特定された先行車の領域に基づき、先行車の存在する領域を照射せず、かつ、対向車線を先行車が存在する前方距離以遠まで照射するようするとともに、前記先行車の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段の照射範囲を形成するものである。
この発明によれば、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現することができる。
実施の形態1.
この発明による実施の形態1を図1から図13までについて説明する。図1は車両用照明装置の全体構成を示すブロック図である。図2は車両領域特定手段に係る説明図である。図3は車両領域特定手段の構成を示すブロック図である。図4は車両領域特定手段に係る座標変換装置についての説明図である。図5は車両領域特定手段の別の構成を示すブロック図である。図6は前方照明手段のレイアウト例を示す正面図である。図7は前方照明手段の別のレイアウト例を示す正面図である。図8は個々の小光源の照射範囲を示す説明図である。図9は先行車が存在する場合の小光源の点灯状況を示す説明図である。図10は小光源ON/OFF制御手段および前方照明手段の構成を示すブロック図である。図11は先行車も対向車も存在しない場合の前方照明手段の照射範囲を示す説明図である。図12は先行車が存在する場合の前方照明の照射範囲を示す説明図である。図13は対向車が存在する場合の前方照明の照射範囲を示す説明図である。
図1において、車両領域特定手段1は片側1車線の2車線道路などの路面における所定の車線を走行する自車両に対する先行車あるいは対向車の存在領域を特定し、照射範囲制御手段2は車両領域特定手段1によって特定された先行車あるいは対向車の存在領域に基づき数十個を超える多数の小光源3で構成される前方照明手段4の照射範囲を制御する。前方照明手段4を構成する多数の小光源3はそれぞれ独立してON/OFF制御が可能である。
照射範囲制御手段2は、小光源照射範囲記憶手段2A、小光源ON/OFF判定手段2B、および、小光源ON/OFF制御手段2Cによって構成される。小光源照射範囲記憶手段2Aには多数の小光源3で構成される前方照明手段4の照射範囲が予め記憶されている。小光源ON/OFF判定手段2Bは、車両領域特定手段1によって特定された先行車あるいは対向車の車両存在領域と、小光源照射範囲記憶手段2Aに予め記憶された前方照明手段4の照射範囲とを比較し、車両の存在領域が前方照明手段4の照射範囲と重なっているかどうかを判定し、重なっている部分は小光源3をOFFとし、重なっていない部分は小光源3をONと判定する。小光源3の照射範囲は小光源3の数だけ小光源照射範囲記憶手段2Aに記憶されており、前記判定は小光源3の数だけ実施される。小光源ON/OFF判定手段2Bで判定された個々の小光源3のON/OFF判定に従い、小光源ON/OFF制御手段2Cでは、前方照明手段4を構成する小光源3のON/OFFを制御する。
車両領域特定手段1は、車載用レーダを用いるか、あるいは、車載用カメラを用いることにより、先行車あるいは対向車の存在領域を特定する。
車載用レーダを用いる場合は、例えばミリ波レーダが採用される。ミリ波レーダの場合、複数のビーム(電波)を送信し、反射波を受信することにより、先行車あるいは対向車までの距離を計測する。また、各ビームに対する受信強度状況により方向も特定できる〔図2(a)参照〕。この距離情報と方向情報から図2(b)のように先行車あるいは対向車の存在領域が特定できる。
図3に示すように、ミリ波レーダで構成される車載用レーダは、送受信装置1aから送受信アンテナ1bを介してミリ波ビーム(電波)からなる送信波Q1を送信し、先行車31からの反射波Q2を受信する。反射波Q2からなる反射波信号は送受信装置1aから信号処理装置1cへ送られる。信号処理装置1cは、先行車31からの反射波Q2からなる反射波信号によって先行車31までの距離を計測し、先行車31からの反射波Q2からなる反射波信号における各ビームの受信信号強度状況により先行車31が存在する方向を特定する。反射波を受信できなかったビームNBと区別して、反射波Q2が受信できたビームRBを抽出し、反射波Q2が受信できたビームRBによって先行車31が存在する方向を特定するものである。信号処理装置1cによって得られた距離情報RSおよび方向情報DSにより領域特定処理装置1dによって先行車31の存在領域が特定され、車両領域特定手段1から出力される。このような目標物体認識技術は、例えば特開平11−72557号公報に開示されている。ここでは、先行車31の存在領域を特定する場合について述べたが、対向車の存在領域を特定する場合も同様である。
車載用カメラを用いる場合は、まず、撮像された画像に対しエッジ検出等の画像処理を行い、先行車31あるいは対向車についての車両の存在境界を検出する〔図2(c)参照〕。この検出された先行車31あるいは対向車についての車両の存在境界領域を次に示す式(1)および式(2)を用いて座標変換し図5(a)に示す車載用カメラにより撮像される画像の画面上の座標を図5(b)に示す上面視の座標に変換することにより、ミリ波レーダの場合と同様に、図2(b)のように先行車31あるいは対向車の存在領域を特定することができる。
Figure 2008184013
図5に示すように、CCDカメラなどの撮像装置1eによって撮像され画像メモリ装置1fに画像メモリが蓄積された先行車31の画像について、画像処理装置1gによってエッジ抽出処理を行って輝度差のあるエッジ情報を検出し、検出されたエッジ情報について横方向連続エッジ抽出処理により横方向に連続したエッジのエッジ情報を抽出するとともに、縦方向連続エッジ抽出処理により縦方向に連続したエッジのエッジ情報を抽出する。これら横方向連続エッジ抽出処理および縦方向連続エッジ抽出処理により抽出されたエッジ情報画像を合成して、図4(a)に示すように、先行車31の存在境界領域VMを検出する。この先行車31の存在境界領域VMは座標変換装置1hによって前記式(1)および式(2)を用いて座標変換され、図4(a)に示す垂直面視座標を図4(b)に示す上面視座標に変換されることにより、図4(b)に示すように先行車31の存在領域SRが特定される。このような車両検出技術は、例えば特開平7−249128号公報に開示されている。ここでは、先行車31の存在領域を特定する場合について述べたが、対向車の存在領域を特定する場合も同様である。
図6は、この実施の形態1における前方照明手段4の基本的なレイアウト例を示している。多数の小光源3で構成される前方照明手段4を自車両11のフロントに設けたものであって、前面中央部のフロントグリルを避けて両側部に設けられている。小光源3としては指向性が高くそれぞれ独立して制御可能な発光ダイオード(LED)が望ましいが、指向性があり、照度が十分であればこの限りではない。
また、図7は、この実施の形態1における前方照明手段4の別のレイアウト例を示している。フロントグリルから吸気する必要がなければ、フロント全面にわたる連続的な設置範囲に小光源3を点々と連ねて配設する、このようなレイアウトも可能となる。
図8は前方照明手段4を構成する個々の小光源3の路面レベルでの照射範囲の例を示すものである。数十個を超える多数の小光源3のそれぞれの個別照射範囲brが合成されて前方照明手段4の全体照射範囲BRが形成される。
小光源照射範囲記憶手段2A(図1参照)には、前方照明手段4における全体照射範囲BRの個別要素を構成する多数の小光源3のそれぞれの個別照射範囲brが記憶され、車両領域特定手段1は、それぞれの個別照射範囲brに先行車31または対向車の車両領域が存在しているかどうかを検出し、個別照射範囲brの個別単位にしたがって先行車31または対向車の車両領域を特定する。
小光源ON/OFF判定手段2Bは、小光源照射範囲記憶手段2Aに記憶された小光源3のそれぞれの個別照射範囲brについて、車両領域特定手段1によって特定された先行車31または対向車の車両領域が存在するかどうかを比較判定し、図9に示すように、個別照射範囲brに相当する領域に車両領域特定手段1によって特定された先行車31または対向車の車両領域が存在する場合には、前方照明手段4の対応する小光源3を消灯すべき個別照射範囲br1とし、車両領域特定手段1によって特定された先行車31または対向車の車両領域が存在しない場合には、前方照明手段4の対応する小光源3を点灯すべき個別照射範囲br2とする。
小光源ON/OFF制御手段2Cは、小光源ON/OFF判定手段2Bの動作出力を受け、小光源ON/OFF判定手段2Bの動作に応じて前方照明手段4の対応する小光源3を消灯しあるいは点灯するための制御信号を出力する。
図10に示すように、小光源3を構成する発光ダイオード(LED)3a,3b…3nには半導体スイッチング素子4a,4b…4nがそれぞれ直列接続されている。小光源ON/OFF制御手段2Cにより発光ダイオード(LED)3a,3b…3nにそれぞれ直列接続された半導体スイッチング素子4a,4b…4nへ制御信号が送られて半導体スイッチング素子4a,4b…4nを選択的に導通制御し、発光ダイオード(LED)3a,3b…3nを個別に点滅制御する。
次に、動作について説明する。まず、片側1車線の2車線道路などの路面における所定の車線を走行する自車両11に搭載され、自車線における先行車31および対向車線における対向車の車両領域を特定可能な車両領域特定手段1によって、先行車31あるいは対向車の存在領域が特定される。
この車両領域特定手段1によって特定された先行車31あるいは対向車の存在領域に基づき、照射範囲制御手段2により、前方照明手段4の小光源3をON/OFF制御して点滅制御し、そのときの状況に最適な照射範囲を形成する。
小光源3で構成される前方照明手段4によって形成される照射範囲の具体例を図11から図13までに示す。
図11は、対向車も先行車も存在しない場合の自車両11の照射範囲21で、先行車も対向車もいない場合の照射範囲21は、従来のロービームよりも右側へ広くする(具体的には対向車線外側の歩行者が視認できる照射範囲とする)ことで、右側の道路端を歩行する歩行者や、右側から横断してくる歩行者を早い段階で発見できるようにしている。またこの図では照射範囲21が左右非対称となっているが、左側の照射範囲21bを右側の照射範囲21cと同様に拡げ、照射範囲21を左右対称としてもよい。
照射範囲21の先端部を形成する照射範囲部分21aは、運転に必要な十分な前方到達距離を有する。照射範囲21の左側部を形成する照射範囲部分21bは、自車線左方外側を照射して左側の視認性を確保する。照射範囲21の右側部を形成する照射範囲部分21cは、自車線右方外側すなわち対向車線および対向車線外側を照射して右側の視認性を確保する。
図12は先行車31が存在する場合の照射範囲32を示しており、先行車31の存在領域に基づき、先行車31が存在している領域を照射している小光源3をOFFとすることで、先行車31のドライバを眩惑させず、かつ自車両進行方向右側の視認性を向上させる照射範囲32を形成する。
照射範囲32の先端部を形成する照射範囲部分32aは、対向車線を先行車31が存在する前方距離以遠まで照射する前方到達距離を有する。照射範囲32の左側部を形成する照射範囲部分32bは、先行車31の存在領域を除き自車線および自車線左方外側を照射して左側の視認性を確保する。照射範囲32の右側部を形成する照射範囲部分32cは、自車線右方外側すなわち対向車線および対向車線外側を照射して右側の視認性を確保する。図12では、照射範囲部分32cが対向車線外側へ右方に拡大し、対向車線右方外側を照射するようにしたものについて示されているが、照射範囲部分32cを対向車線の範囲にとどめてもよい。
図13は対向車41が存在する場合の照射範囲42で、対向車41の存在領域に基づき、対向車41の存在領域を照射している小光源3を適切にOFFとすることで、対向車41のドライバを眩惑させず、かつ自車両11の進行方向左側における視認性を向上させる照射範囲を形成する。
照射範囲42の先端部を形成する照射範囲部分42aは、自車線を対向車41が存在する前方距離以遠まで照射する前方到達距離を有する。照射範囲42の左側部を形成する照射範囲部分42bは、自車線および自車線左方外側を照射して左側の視認性を確保する。照射範囲42の右側部を形成する照射範囲部分42cは、対向車41の存在する領域を除き自車線右方外側すなわち対向車線を照射して右側の視認性を確保する。図13では照射範囲部分42cが対向車線の範囲にとどまっているものについて示されているが、照射範囲部分42cを対向車線外側へ右方に拡大し、対向車線右方外側を照射するようにすることもできる。
以上のような構成とすることで、先行車31が存在する場合でも先行車31のドライバを眩惑させず、自車両11における進行方向右側に存在する歩行者、あるいは進行方向右側から横断しようとしている歩行者が視認しやすい前照灯の照射範囲を形成できる。
また、対向車41が存在する場合でも対向車41のドライバを眩惑させることなく、自車両11における進行方向左側に存在する歩行者が視認しやすい前照灯の照射範囲を確実に形成できる。
また、アクチュエータを制御して照射範囲を変えているわけではないので、制御遅れも発生せず、相対速度の大きい対向車に対しても適切な照射範囲を維持できる。
また、従来のヘッドライトのように照射範囲を左右非対称とする必要がないため、照射範囲を左右対称とすれば、右ハンドル車両/左ハンドル車両でヘッドライト部を共通とすることが可能で、トータル的なコストダウンにも寄与できる。
(1A)この発明による実施の形態1によれば、車両の前方を照射する前方照明手段4と、所定の車線を走行する先行車31あるいは対向車41の車両の存在領域を検出する車両領域特定手段1と、前記前方照明手段4の照射範囲を制御する照射範囲制御手段2とを備え、前記照射範囲制御手段2は、前記車両領域特定手段1により特定された前記車両の存在領域に基づき、前記車両の存在する領域を照射せず、かつ、前記車両の存在しない車線を前記車両が存在する前方距離以遠まで照射するとともに、前記車両の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段4の照射範囲を形成するようにしたので、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現することができる。
(1B)この発明による実施の形態1によれば、車両の前方を照射する前方照明手段4と、先行車31の存在領域を検出する車両領域特定手段1と、前記前方照明手段4の照射範囲を制御する照射範囲制御手段2とを備え、前記照射範囲制御手段2は、前記車両領域特定手段1により特定された先行車31の領域に基づき、先行車31の存在する領域を照射せず、かつ、対向車線を先行車31が存在する前方距離以遠まで照射するとともに、前記先行車31の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段4の照射範囲を形成するようにしたので、先行車31に自車両11の照明による影響を与えることなく、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現することができる。
(1C)この発明による実施の形態1によれば、車両の前方を照射する前方照明手段4と、対向車41を検出する車両領域特定手段1と、前記前方照明手段4の照射範囲を制御する照射範囲制御手段2とを備え、前記照射範囲制御手段2は、前記車両領域特定手段1により特定された対向車41の領域に基づき、対向車41の存在する領域を照射せず、かつ、自車線を対向車41が存在する前方距離以遠まで照射するとともに、前記対向車41の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段4の照射範囲を形成するようにしたので、対向車41に自車両11の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現することができる。
(1D)この発明による実施の形態1によれば、前記(1A)項から(1C)項までのいずれかの構成において、前記前方照明手段4は、指向性を有する複数の独立した小光源3a,3b…3nから構成され、各小光源3a,3b…3nを各小光源3a,3b…3nと直列接続される半導体スイッチング素子4a,4b…4nの選択的なオンオフ制御により個別に点滅制御することによって照射範囲を制御できるようにしたので、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できるとともに、前方照明手段4における照射範囲を確実に制御できる車両用照明装置を実現することができる。
(1E)この発明による実施の形態1によれば、前記(1D)項の構成において、前記小光源3a,3b…3nは発光ダイオード(LED)であることを特徴とするので、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できるとともに、前方照明手段4における照射範囲を確実かつ容易に制御できる車両用照明装置を実現することができる。
(1F)この発明による実施の形態1によれば、前記(1A)項から(1E)項までのいずれかの構成において、前記車両領域特定手段1は車載用レーダを用いて構成されるようにしたので、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できるとともに、車載用レーダにより車両領域を確実に特定できる車両用照明装置を実現することができる。
(1G)この発明による実施の形態1によれば、前記(1A)項から(1E)項までのいずれかの構成において、前記車両領域特定手段1は車載用カメラを用いて構成されるようにしたので、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できるとともに、車載用カメラにより車両領域を確実に特定できる車両用照明装置を実現することができる。
実施の形態2.
この出願の発明による実施の形態2を説明する。この実施の形態2において、ここで説明する特有の構成以外の構成については、先に説明した実施の形態1における構成と同一の構成内容を具備し、同様の作用を奏するものである。
実施の形態1では、対向車、あるいは先行車の存在領域を特定するための車両領域特定手段1を車載用レーダや車載用カメラで構成したが、車車間通信、あるいは基地局を介した車両間の通信と全地球測位システム(以下、GPSという)にて構成してもよい。この場合は、GPSにて求められた先行車、あるいは対向車の位置情報を通信にて取得し、同じくGPSにて求められた自車両の位置情報から、自車両に対する先行車、あるいは対向車の相対位置を求めて車両領域特定手段1の出力とし前方照明手段4の照射範囲を決定して、照射範囲制御手段2により前方照明手段4の照射範囲を制御する(図1および図10参照)。
上記のような構成とすることで、他車両との通信手段とGPSを備えている車両では、車載用レーダ等、特別なセンサを付加することなく、この発明で意図する車両用照明装置を実現できる。
(2A)この発明による実施の形態2によれば、実施の形態1における前記(1A)項から前記(1E)項までのいずれかの構成において、前記車両領域特定手段1は、車車間通信、あるいは基地局を介した車両間の通信とGPSによって構成されるようにしたので、特別なセンサを付加することなしに、他の車両に自車両の照明による影響を与えることなく、しかも、歩行者に対する視認性を向上できる車両用照明装置を実現することができる。
この発明による実施の形態1における車両用照明装置の構成を示すブロック図である。 この発明による実施の形態1における車両領域特定手段に係る説明図である。 この発明による実施の形態1における車両領域特定手段の構成を示すブロック図である。 この発明による実施の形態1における車両領域特定手段に係る座標変換装置についての説明図である。 この発明による実施の形態1における車両領域特定手段の別の構成を示すブロック図である。 この発明による実施の形態1における前方照明手段のレイアウト例を示す正面図である。 この発明による実施の形態1における前方照明手段の別のレイアウト例を示す正面図である。 この発明による実施の形態1における個々の小光源の照射範囲を示す説明図である。 この発明による実施の形態1における先行車が存在する場合の小光源の点灯状況を示す説明図である。 この発明による実施の形態1における小光源ON/OFF制御手段および前方照明手段の構成を示すブロック図である。 この発明による実施の形態1において、先行車も対向車も存在しない場合の前方照明手段の照射範囲を示す説明図である。 この発明による実施の形態1において、先行車が存在する場合の前方照明の照射範囲を示す説明図である。 この発明による実施の形態1において、対向車が存在する場合の前方照明の照射範囲を示す説明図である。
符号の説明
1 車両領域特定手段、2 照射範囲制御手段、3 小光源、4 前方照明手段、11 自車両、21 対向車,先行車が存在しない場合の照射範囲、31 先行車、32 先行車が存在する場合の照射範囲、41 対向車、42 対向車が存在する場合の照射範囲。

Claims (5)

  1. 車両の前方を照射する前方照明手段と、所定の車線を走行する先行車あるいは対向車の車両の存在領域を検出する車両領域特定手段と、前記前方照明手段の照射範囲を制御する照射範囲制御手段とを備え、前記照射範囲制御手段は、前記車両領域特定手段により特定された前記車両の存在領域に基づき、前記車両の存在する領域を照射せず、かつ、前記車両の存在しない車線を前記車両が存在する前方距離以遠まで照射するとともに、前記車両の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段の照射範囲を形成することを特徴とする車両用照明装置。
  2. 車両の前方を照射する前方照明手段と、先行車の存在領域を検出する車両領域特定手段と、前記前方照明手段の照射範囲を制御する照射範囲制御手段とを備え、前記照射範囲制御手段は、前記車両領域特定手段により特定された先行車の領域に基づき、先行車の存在する領域を照射せず、かつ、対向車線を先行車が存在する前方距離以遠まで照射するようするとともに、前記先行車の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段の照射範囲を形成することを特徴とする車両用照明装置。
  3. 車両の前方を照射する前方照明手段と、対向車を検出する車両領域特定手段と、前記前方照明手段の照射範囲を制御する照射範囲制御手段とを備え、前記照射範囲制御手段は、前記車両領域特定手段により特定された対向車の領域に基づき、対向車の存在する領域を照射せず、かつ、自車線を対向車が存在する前方距離以遠まで照射するとともに、前記対向車の存在する領域を除き自車線および自車線外側を照射するよう前記前方照明手段の照射範囲を形成することを特徴とする車両用照明装置。
  4. 前記前方照明手段は、指向性を有する複数の小光源から構成され、各小光源を点滅制御することによって照射範囲を制御できることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の車両用照明装置。
  5. 前記小光源は発光ダイオードであることを特徴とする請求項4に記載の車両用照明装置。
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