JP2008183576A - パンチング金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】パンチ組立て長さの調整ができるようにしたパンチング金型のパンチ組立て長さの調整を、工具なしで、しかも、パンチガイドからリテーナを外さずに行えるようにすることを課題としている。
【解決手段】パンチガイド1に着脱自在に連結するリテーナ2を、相対回転可能、軸方向相対移動不可に連結した第1部材2−1と第2部材2−2とで構成して第1部材2−1をパンチガイド1に、第2部材2−2をケース6にそれぞれ連結し、外部から操作可能なロックピン11と、キー13を第1部材2−1に、ロックピンを抜き差し自在に係合させるピン穴12を第2部材2−2に、キー13をスライド自在に係合させるキー溝14をパンチボディ3の外周にそれぞれ設けた。
【選択図】図1
【解決手段】パンチガイド1に着脱自在に連結するリテーナ2を、相対回転可能、軸方向相対移動不可に連結した第1部材2−1と第2部材2−2とで構成して第1部材2−1をパンチガイド1に、第2部材2−2をケース6にそれぞれ連結し、外部から操作可能なロックピン11と、キー13を第1部材2−1に、ロックピンを抜き差し自在に係合させるピン穴12を第2部材2−2に、キー13をスライド自在に係合させるキー溝14をパンチボディ3の外周にそれぞれ設けた。
【選択図】図1
Description
この発明は、タレットパンチプレス機に用いるパンチング金型に関する。詳しくは、パンチ組立て長さの調整機能を有する金型であり、その調整を工具なしで簡単に行えるようにしたパンチング金型に関する。
パンチ組立て長さの調整機能を有する首記のパンチング金型の従来技術として、例えば、下記特許文献1、2に開示されたものがある。
特許文献1が開示しているパンチング金型は、円筒状のパンチガイドとそのパンチガイド上に設ける筒状のリテーナと、パンチガイドにガイドされるパンチボディと、このパンチボディの上部外周に螺合させるパンチヘッドと、このパンチヘッドと前記リテーナとの間に縮設するスプリングとを備えている。パンチヘッドはリテーナに対して相対回転不可、かつ、軸方向相対移動可能に連結されており、このパンチヘッドのパンチボディに対するねじ込み量を変化させてパンチ組立て長さを調整するようになっている。
特許文献1が開示しているパンチング金型は、円筒状のパンチガイドとそのパンチガイド上に設ける筒状のリテーナと、パンチガイドにガイドされるパンチボディと、このパンチボディの上部外周に螺合させるパンチヘッドと、このパンチヘッドと前記リテーナとの間に縮設するスプリングとを備えている。パンチヘッドはリテーナに対して相対回転不可、かつ、軸方向相対移動可能に連結されており、このパンチヘッドのパンチボディに対するねじ込み量を変化させてパンチ組立て長さを調整するようになっている。
特許文献2が開示しているパンチング金型(ポンチ構体)は、パンチヘッドをパンチボディに相当するポンチ駆動子の上端のタップ孔に螺合させた点や、リテーナ(バネ支持リング)に対するパンチヘッドの連結(相対回転を不可、軸方向相対移動を可能とする連結)をスプリングの内側に配置したカラーで行った点などが特許文献1のパンチング金型と異なるが、ポンチ駆動子に螺合させたパンチヘッドを回転させてパンチ組立て長さを調整するところは特許文献1と共通している。
特開平6−304676号公報
特開昭56−105830号公報
リテーナをパンチガイドに連結した状態を維持してパンチ組立て長さを調整することができれば、パンチガイドの端面を基準にした調整が行え、調整の作業がより簡単になるが、特許文献1,2が開示しているパンチング金型はそれができない構造になっている。
特許文献1が開示しているパンチング金型は、パンチの刃先が摩耗したらパンチボディをパンチガイドから引き抜いて刃先を研磨し、次いで、パンチボディを回転させてパンチヘッドとの螺合を調整し、その後、パンチボディをパンチガイドに挿入する。従って、工具を使用せずにパンチ組立て長さを調整できる利点があるが、リテーナをパンチガイドから外してパンチヘッドとパンチボディを相対回転させるので、パンチガイドを調整時の位置基準にすることができない。
また、特許文献1が開示しているパンチング金型は、パンチボディの外周にキーを設け、そのキーをパンチガイドの内周面に設けた縦長のキー溝に係合させる構造を採用してパンチヘッドとパンチボディのどちらか一方を回転させたときに他方が共回りすることを防止するようにしているので、パンチガイドの内周面に設けるキー溝の加工が煩わしく、金型の生産性や製造コストに悪影響を及ぼす。
これに対し、特許文献2が開示しているパンチング金型は、パンチボディ(ポンチ駆動子)の外周にパンチガイドとの間で回り止めを行うキー溝を設けているため、特許文献1の金型に比べるとキー溝の加工性に優れる。しかしながら、特許文献2が開示しているパンチガイド(パンチ案内)からパンチボディを外さないとパンチ組立て長さを調整することができず、調整の更なる容易化の要求に応えられない。
そこで、この発明は、パンチ組立て長さの調整を、工具なしで、しかも、パンチガイドからリテーナを外さずに行えるようにすることを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、円筒状のパンチガイドと、そのパンチガイドに着脱自在に連結するリング状のリテーナと、前記パンチガイドにガイドされるパンチボディと、このパンチボディの上部外周に螺合させるパンチヘッドと、このパンチヘッドと前記リテーナとの間に縮設するスプリングと、前記パンチヘッドと前記リテーナを相対回転不可、かつ、軸方向相対移動可能に連結するケースを有し、パンチヘッドに対するパンチボディのねじ込み量を変化させてパンチヘッドの上端からパンチボディの下端までの距離を調整するようにしたパンチング金型において、
前記リテーナを、第1部材とその第1部材に相対回転可能、軸方向相対移動不可に連結する第2部材とで構成し、前記第1部材をパンチガイドに、第2部材を前記ケースにそれぞれ連結し、
さらに、弾性体に付勢されて第2部材との合わせ面から軸方向に突出する外部からの操作部を備えたロックピンと、内周面から半径方向内側に突出するキーを前記第1部材に、また、前記ロックピンを抜き差し自在に係合させるピン穴を前記第2部材に、前記キーをスライド自在に係合させる縦長のキー溝をパンチボディの外周にそれぞれ設けた。なお、
パンチボディの外周に設けるキー溝は、平面の面取り部に置き換えてもよい。この場合には、第1部材に設けるキーも代えて平面の面取り部を設けた部分のパンチボディ断面形状に対応させた非円形穴を前記第1部材に設けて、その非円形穴にパンチボディを軸方向スライド可能に挿入して第1部材とパンチボディの相対回転を阻止するようにしておく。
前記リテーナを、第1部材とその第1部材に相対回転可能、軸方向相対移動不可に連結する第2部材とで構成し、前記第1部材をパンチガイドに、第2部材を前記ケースにそれぞれ連結し、
さらに、弾性体に付勢されて第2部材との合わせ面から軸方向に突出する外部からの操作部を備えたロックピンと、内周面から半径方向内側に突出するキーを前記第1部材に、また、前記ロックピンを抜き差し自在に係合させるピン穴を前記第2部材に、前記キーをスライド自在に係合させる縦長のキー溝をパンチボディの外周にそれぞれ設けた。なお、
パンチボディの外周に設けるキー溝は、平面の面取り部に置き換えてもよい。この場合には、第1部材に設けるキーも代えて平面の面取り部を設けた部分のパンチボディ断面形状に対応させた非円形穴を前記第1部材に設けて、その非円形穴にパンチボディを軸方向スライド可能に挿入して第1部材とパンチボディの相対回転を阻止するようにしておく。
このパンチング金型は、前記ピン穴を、パンチボディの軸心と同心の円上に位置させて前記第2部材に周方向に定ピッチで複数設けると好ましい。
また、前記ケースは、そのケースの下端側を前記第2部材に固定し、上端側をパンチヘッドに相対回転不可、軸方向相対移動可能に係合させると好ましい。
この発明のパンチング金型は、リテーナの第1部材に設けたロックピンに操作部を設けており、このロックピンを外部から操作して第2部材のピン穴から外すことができる。ロックピンが第2部材のピン穴から外れると、第1部材と第2部材が相対回転可能となる。パンチボディは、外周のキー溝に第1部材の内周に設けたキーを係合させているので第1部材と一緒に回転し、一方、パンチヘッドはケースを介して前記第2部材に連結されて第2部材との相対回転が阻止されており、そのために、第1部材と第2部材を相対回転させるとパンチボディとパンチヘッドも相対回転し、この相対回転によってパンチ組立て長さの調整がなされる。
その作業は、第2部材に対して第1部材を相対回転させるだけでよいので、工具を使用せずに、また、パンチガイドからリテーナを外さずに行うことができる。これに加えて、パンチガイドを位置基準にした調整、例えば、パンチガイドの先端とパンチボディの先端の位置を目視で確認し、調整した長さを計測せずにパンチ組立て長さを確認する調整も行えるようになり、従来金型以上に作業を簡単化することが可能になる。
また、第1部材によるパンチボディの回り止めを、第1部材の内周に設けたキーをパンチボディの外周に設けたキー溝に係合させて行っているので、パンチガイドの内周面にキー溝を加工する必要がなく、加工の煩雑化による生産性の低下やコストアップの問題が起こらない。
なお、ロックピンを係合させるピン穴を、リテーナの第2部材に周方向に定ピッチで複数設けたものは、ピン穴が1個のものに比べてパンチ組立て長さの調整をきめ細かに行うことができる。1穴当たりの調整量は、穴数を多くするほど小さくなっていくので穴数を多くするほどきめ細かな調整を行うことができる。
以下、添付図面の図1〜図10に基づいてこの発明の実施の形態を説明する。図1〜図4は第1実施形態を表している。この第1実施形態のパンチング金型は、図1に示した円筒状のパンチガイド1と、そのパンチガイド1の上部に着脱自在に連結するリング状のリテーナ2と、パンチガイド1に挿入して上下動をパンチガイド1でガイドするパンチボディ3と、このパンチボディ3の上部に設けた雄ねじ部3aの外周に螺合させるパンチヘッド4と、このパンチヘッド4とリテーナ2との間に縮設するスプリング5と、パンチヘッド4とリテーナ2を相対回転不可、かつ、軸方向相対移動可能に連結するケース6とで構成されている。
パンチガイド1は、上端付近に鍔1aを有し、その鍔1a上にリテーナ2が着脱自在に連結される。パンチガイド1とリテーナ2は、第1実施形態では、パンチガイド1の内周又はリテーナ2の外周にOリング7を装着し、このOリング7をパンチガイド1とリテーナ2に対応させて設けた環状溝に係止させて両者の連結状態を保持するようにしたが、Oリングに代えて後述するスナップリングなどを用いて連結してもよい。
リテーナ2は、第1部材2−1と第2部材2−2の2者からなる。第1部材2−1はOリング7を介してパンチガイド1に着脱自在に連結され、第2部材2−2はケース6の下端に固定される。この第1部材2−1と第2部材2−2は、相対回転可能、軸方向相対移動不可に連結されている。その連結は、第2部材2−2の下部に設けた小径部2aを第1部材2−1の上面に設けた同心の座穴2bに挿入し、第1部材2−1に取付けたスプリングピン8を前記小径部2aの外周に設けた環状溝9に入り込ませて行っているが、環状溝9を座穴2bの内周面に設け、小径部2aに出没自在に組み込んだピンをスプリングの力で小径部2aの外周に突出させて座穴側の環状溝に係合させる構造でも同様の連結が行える。
第1部材2−1には、弾性体(スプリング)10に付勢されて第2部材2−2との合わせ面から軸方向に突出するロックピン11と、内周面から半径方向に突出するキー13(図2を同時参照)が設けられている。また、第2部材2−2には、ロックピン11を抜き差し自在に係合させるピン穴12が設けられている。
ロックピン11には操作部11aが設けられている。その操作部11aは、作業者が手の指をかけて外部から操作することができ、その操作によって弾性体10に押されてピン穴12に嵌まっているロックピン11をピン穴12から外すことができる。
ピン穴12は、図4に示すように、パンチボディ3の軸心と同心の円上に周方向に定ピッチで複数設けると好ましい。今仮に、パンチボディ3がパンチヘッド4に対して1回転したときにパンチ組立て長さが1mm調整されるとしたら、ピン穴12が1個しかないものは、1穴当たりの調整量(ロックピンが次にピン穴に嵌るまでの調整量)が1mmとなる。これに対し、ピン穴12を例えば図4のように10個設けたものは、1穴当たりの調整量が0.1mmとなってきめ細かな調整を行うことができる。
パンチボディ3には、リテーナ2の内側に挿入される部分から上端に至る領域の外周に縦長のキー溝14が設けられており、そのキー溝14にキー13をスライド自在に係合させて第1部材2−1とパンチボディ3を軸方向相対移動可能、相対回転不可に組み合わせるようにしている。
さらに、パンチヘッド4は、下端に大径部を設け、その大径部をケース6の上端の内側に張り出したストッパ部15に係止させてケース6からの抜け出しを防止するようにしている。また、このパンチヘッド4の外周に縦長のキー溝16を設け、そのキー溝16に、ストッパ部15の内側に突出させて設けたキー17をスライド自在に係合させており、これにより、リテーナの第2部材2−2とパンチヘッド4がケース6を介して相対回転不可、軸方向相対移動可能に連結される。
このように構成したパンチング金型は、組み立て長さ(図1のL)を調整するときに作業者がケース6を片手で掴み、その手の指で操作部11aを押し下げてロックピン11をピン穴12から外す。次いで、パンチガイド1を他方の手で掴み、ロックピン11がピン穴12から外れた状態を維持してパンチガイド1を時計回り或いは反時計回りに回転させる。その回転が少し進行したらロックピン11の押し下げを解除して回転操作を続ける。すると、ロックピン11が移動先のピン穴12に嵌り、その位置でピン穴ピッチ分に相当する長さの調整が行われたことになる。1ピッチ分の調整で十分でなければ、上記の動作を繰り返す。測定具を使用しなくても何ピッチ分調整したかで調整量を知ることができる。また、パンチガイド1をリテーナ2に連結したままで調整を行うと、パンチガイド1の先端とパンチボディ3の先端の位置を目視で確認してパンチ組立て長さが適切か否かを判断することができ(パンチボディ3の先端は、通常、パンチガイド1の先端よりもわずかにパンチガイドに没入する位置に配置されるので、パンチガイド1の先端との位置を比較することで調整の善し悪しがわかる)、従来金型以上に調整作業を簡単化することが可能になる。
なお、パンチボディ3は、刃先が摩耗すると再研磨して使用される。再研磨後のパンチボディ3は、再度パンチヘッド4に螺合させてパンチガイド1に組み込まれる。このときの組み立て長さの調整は、パンチガイド1を嵌める前に実施することもできるが、パンチガイド1を嵌めて上記の方法で行うと、パンチガイドを位置基準にした調整が行え、調整量の判断がし易くなって作業をより簡単に行うことができる。
図5〜図7は、第2実施形態のパンチング金型である。このパンチング金型は、パンチガイド1とリテーナ2の連結を、図1のOリング7に代わる連結機構18を設けて行うようにしたものであって、その他の構成は図1のパンチング金型と変わるところがない。従って、図1と同一要素は同一符号を付して説明を省略し、以下では構成上の相違点のみを述べる。
第2実施形態のパンチング金型に採用した連結機構18は、半月状のスナップリング19を用いたもので、そのスナップリング19がリテーナ2の第1部材2−1の小径部の外周に設けられた環状溝20に組み付けられている。スナップリング19は、凸部19aを外周に有し、スナップリング19が自由状態にあるときにその凸部19aが環状溝20の外側に張り出すようにしてある。パンチガイド1の上部開口近くの内周面には、スナップリング19に対応させた環状溝21(図6参照)が設けられており、リテーナ2の第1部材2−1をパンチガイド1の穴に差し込むと、穴の入口のテーパ面の作用によってスナップリング19が径方向内側に押し縮められ、環状溝21の位置で押し付けが開放されてスナップリング19が弾性復元し、凸部19aが環状溝21に嵌ってパンチガイド1とリテーナ2の連結状態が保持される。
パンチガイド1には、各凸部19aに対応させたロック解除ボタン22が設けられている。このロック解除ボタン22は、所定量の径方向移動が許容されるように取り付けられており、外部からの押し込み操作が可能である。このロック解除ボタン22は、スナップリング19の凸部19aが環状溝21に嵌まったときに凸部19aに押されて径方向外側に動く。そのロック解除ボタン22を作業者が指で押し込むと、スナップリング19の凸部19aが内向きに押されて環状溝21から外れ、これにより、リテーナ2をパンチガイド1から外すことが可能になる。例示の連結機構18は、周知の機構であり、本発明を特徴づけるものではない。
図8、図9は、パンチング金型のさらに他の実施形態を表している。
図8の第3実施形態のパンチング金型は、図1のパンチング金型のサイズを大きくしたものであって、ロックピン11の形状と組み付け方が図1と違っている。また、パンチヘッド4とケース6の相対回転の阻止が、ケース6に設けたキー17をパンチヘッド4の外周に設けた縦長のキー溝16にスライド自在に係合させて行うようにしており、この構造も図1と異なるが、図1のパンチング金型と比較して機能上の差は全くない。
図8の第3実施形態のパンチング金型は、図1のパンチング金型のサイズを大きくしたものであって、ロックピン11の形状と組み付け方が図1と違っている。また、パンチヘッド4とケース6の相対回転の阻止が、ケース6に設けたキー17をパンチヘッド4の外周に設けた縦長のキー溝16にスライド自在に係合させて行うようにしており、この構造も図1と異なるが、図1のパンチング金型と比較して機能上の差は全くない。
図9の第4実施形態のパンチング金型は、図5のパンチング金型のサイズを大きくしたものであって、図5のパンチング金型との相違点は、図8のパンチング金型と図1のパンチング金型の相違点と共通しているのでその共通した相違点の説明は省く。これも、図5のパンチング金型との機能上の差は全くない。
なお、第1〜第4実施形態のパンチング金型は、いずれもリテーナ2の第1部材2−1に設けたキー13をパンチボディ3に設けたキー溝14にスライド自在に係合させてリテーナ2とパンチボディ3の相対回転を止めるようにしたが、図10に示すように、平面の面取り部23を前記キー溝14に代えてパンチボディ3の外周に設け、一方、第1部材2−1には、面取り部23を設けた部分のパンチボディ断面形状に対応させた非円形穴24を設け、その非円形穴24に、パンチボディ3の面取り部23を設けた部分を軸方向スライド可能に挿入してリテーナ2とパンチボディ3を相対回転不可に係合させてもよい。この構造は、面取り部23の加工がキー溝の加工よりも簡単であるので、更なる加工性の向上と加工コスト低減の効果が望める。
上述した各実施形態のパンチング金型は、いずれも、ロックピン11によるリテーナの第1部材2−1と第2部材2−2の相対回転の規制を解いてパンチ組み立て長さの調整を工具なしで実施することができる。また、その調整をパンチガイドにリテーナを連結したままで行なうことができ、従来品に比べて調整が簡単になる。
また、調整時のパンチボディとパンチガイドの共回りの阻止をパンチガイドの内周面のキー溝を設けずに行なっているので、加工の煩雑化による生産性の低下やコストアップの問題も起こらない。
1 パンチガイド
1a 鍔
2 リテーナ
2−1 第1部材
2−2 第2部材
3 パンチボディ
3a 雄ねじ部
4 パンチヘッド
4a スリーブ
5 スプリング
6 ケース
7 Oリング
8 スプリングピン
9,20,21 環状溝
10 弾性体
11 ロックピン
11a 操作部
12 ピン穴
13,17 キー
14,16 キー溝
15 ストッパ部
18 連結機構
19 スナップリング
22 ロック解除ボタン
23 平面の面取り部
24 非円形穴
L パンチ組み立て長さ
1a 鍔
2 リテーナ
2−1 第1部材
2−2 第2部材
3 パンチボディ
3a 雄ねじ部
4 パンチヘッド
4a スリーブ
5 スプリング
6 ケース
7 Oリング
8 スプリングピン
9,20,21 環状溝
10 弾性体
11 ロックピン
11a 操作部
12 ピン穴
13,17 キー
14,16 キー溝
15 ストッパ部
18 連結機構
19 スナップリング
22 ロック解除ボタン
23 平面の面取り部
24 非円形穴
L パンチ組み立て長さ
Claims (2)
- 円筒状のパンチガイド(1)と、そのパンチガイドに着脱自在に連結するリング状のリテーナ(2)と、前記パンチガイド(1)にガイドされるパンチボディ(3)と、このパンチボディ(3)の上部外周に螺合させるパンチヘッド(4)と、このパンチヘッド(4)と前記リテーナ(2)との間に縮設するスプリング(5)と、前記パンチヘッド(4)と前記リテーナ(2)を相対回転不可、かつ、軸方向相対移動可能に連結するケース(6)を有し、前記パンチヘッド(4)に対するパンチボディ(3)のねじ込み量を変化させてパンチヘッド(4)の上端からパンチボディ(3)の下端までの距離を調整するようにしたパンチング金型において、
前記リテーナ(2)を、第1部材(2−1)とその第1部材に相対回転可能、軸方向相対移動不可に連結する第2部材(2−2)とで構成し、前記第1部材(2−1)を前記パンチガイド(1)に、第2部材(2−2)を前記ケース(6)にそれぞれ連結し、
さらに、弾性体(10)に付勢されて第2部材(2−2)との合わせ面から軸方向に突出する外部からの操作部(11a)を備えたロックピン(11)と、内周面から半径方向内側に突出するキー(13)又は非円形穴(24)を前記第1部材(2−1)に、前記ロックピン(11)を抜き差し自在に係合させるピン穴(12)を前記第2部材(2−2)に、前記キー(13)をスライド自在に係合させる縦長のキー溝(14)又は前記非円形穴(24)に係合する平面の面取り部(23)を前記パンチボディ(3)の外周にそれぞれ設けたことを特徴とするパンチング金型。 - 前記ピン穴(12)を、パンチボディ(3)の軸心と同心の円上に位置させて前記第2部材(2−2)に周方向に定ピッチで複数設けた請求項1に記載のパンチング金型。
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JP2007017920A JP2008183576A (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | パンチング金型 |
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JP2007017920A JP2008183576A (ja) | 2007-01-29 | 2007-01-29 | パンチング金型 |
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2007
- 2007-01-29 JP JP2007017920A patent/JP2008183576A/ja active Pending
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