JP2008182629A - 撮像装置 - Google Patents

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Hiroyuki Tsutsumi
裕之 堤
Yasuhiro Wada
康宏 和田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】光学式像ぶれ補正機能を備える撮像装置において、外的衝撃によるシステムの電源落ちが生じ難い撮像装置を提供する。
【解決手段】位置検出センサー(図示省略)の検出結果に応じてOISユニット5をどの程度駆動するかを決定し、その決定を示す指示信号を生成する演算回路9と、クリップ回路11から出力される指示信号に基づいて、OISユニット5に対して駆動電力を供給するデジタル/アナログ変換回路7と、を備える。クリップ回路11は、演算回路9で生成された指示信号が第1領域に属する信号である場合、その指示信号を出力する一方、生成された指示信号が第2領域に属する信号である場合、その指示信号を、デジタル/アナログ変換回路7がその指示信号を受けて供給する駆動電力よりも小さい駆動電力を供給するための指示信号に変換して出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光学式像ぶれ補正機能付き撮像装置に関し、特に、過電流によるシステムダウンの対策に関する。
近年、デジタルスチルカメラのような撮像装置において、光学式像ぶれ補正機能を搭載する機種が多くなってきている。これにより、ユーザーは、失敗画像を極力減少させることができる。
光学式像ぶれ補正機能は、ユーザーの手ぶれの方向を角速度センサー等で検出し、そのぶれを打ち消す方向に補正用レンズをシフトさせる方式や、CCDをシフトさせる方式等によって実現できる。このため、光学式像ぶれ補正機能を搭載する撮像装置は、像ぶれ補正技術を搭載しない撮像装置と比べると、撮像装置全体の消費電力が大きくなる傾向にある。それらのレンズやCCDをシフトさせるためのデバイスや回路などの追加が必要となり、それらのデバイスや回路で電力が消費されるからである。
特許文献1は、このように多機能化してきた撮像装置のレンズ駆動系において、複数の駆動系モータが駆動した場合、各モータへ供給可能な電流の総和が、電源から供給可能な最大電流値以下となるように電流を制限する技術を開示している。この技術によれば、装置の意図しない電源落ちが生じにくくなる。具体的には、電源回路の電流容量のスペック内に収まるよう、自動的に各駆動系の駆動電流が決まるように制御している。
特開2003−264723号公報
しかしながら、従来技術では、ユーザーが予期しない外的衝撃により、補正用レンズの駆動電流が瞬間的に過電流となることで、装置の電源が落ちてしまうという現象には対応することができない。ここでいう外的衝撃とは、例えば、装置を落下させてしまった時の衝撃である。このような外的衝撃が加わった場合、装置は通常の像ぶれ補正レベルよりも大きな変位量を検出することになり、補正用レンズの駆動電流が瞬間的に大きくなるのである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、光学式像ぶれ補正機能を備える撮像装置において、外的衝撃によるシステムの電源落ちが生じ難い撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、被写体からの光学信号を集光する光学系と、自らが変位することによって、光学系によって結像される被写体像のぶれを補正する像ぶれ補正手段と、像ぶれ補正手段の変位量を検出する位置検出手段と、位置検出手段の検出結果に応じて像ぶれ補正手段をどの程度駆動するかを決定し、その決定を示す指示信号を生成する指示信号生成手段と、生成された指示信号を変換する変換手段と、変換手段から出力される指示信号に基づいて、像ぶれ補正手段に対して駆動電力を供給する電力供給手段と、を備える。ここで、指示信号生成手段で生成される指示信号は、第1領域及び第1領域とは異なる第2領域を含む領域内で変動する変数である。この場合において、変換手段は、指示信号生成手段で生成された指示信号が第1領域に属する信号である場合、その指示信号を出力する一方、生成された指示信号が第2領域に属する信号である場合、その指示信号を、電力供給手段がその指示信号を受けて供給する駆動電力よりも、小さい駆動電力を供給するための指示信号に変換して出力する。
これにより、指示信号が第1領域のときにはそのまま指示信号に従って像ぶれ補正手段の駆動を行うため、位置検出手段の検出結果に対する像ぶれ補正手段の応答性を良くできる。一方、指示信号が第2領域のときには、像ぶれ補正手段に供給する電力を小さくできる。指示信号が第2領域のときとは、衝撃がかかっているなどの通常とは異なる使用時である。したがって、強い衝撃がかかった場合などのときは、像ぶれ補正手段における電力消費を抑えて、システムダウンの生じ難い撮像装置を実現できる。
さらに、電池の種類や残量に応じて、第1領域の範囲を変更するようにしてもよい。これにより、電源の種類や状態がシステムダウンを生じ易いときには、像ぶれ補正手段へ入力する電力供給を強く制限することにより、システムダウンを生じにくくすることができるとともに、電源の種類や状態がシステムダウンを生じ難いときには、像ぶれ補正手段へ入力する電力供給の制限を弱めることにより、像ぶれ補正手段を精度良く制御できる。
本発明によれば、光学式像ぶれ補正機能を備える撮像装置において、通常使用時の像ぶれ補正手段の性能を確保しつつ、外的衝撃によるシステムの電源落ちが生じ難い撮像装置を提供できる。
(実施の形態1)
以下、本発明に係る像ぶれ補正装置について、図1〜図7を用いて説明する。なお、本実施の形態では、像ぶれ補正装置の一例として、インナーレンズシフト方式の像ぶれ補正機能を備えるデジタルカメラを説明する。
1.構成
1−1.像ぶれ補正装置の構成
図1は、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラの構成の一部を示すブロック図である。具体的には、Optical Image Stabilizer(以下、OISと示す)駆動回路のブロック図である。図1において、アナログ信号を実線矢印で表示し、デジタル信号を点線矢印で表示する。ここで、OISとは、光学的に被写体像のぶれを補正する機能を意味する。
本実施の形態に係るデジタルカメラは、少なくとも、角速度センサー1、マイコン2、レンズ駆動IC6、OISユニット5を備える。マイコン2は、角速度センサー1の出力に基づいて、OISユニット5内のOISレンズ10が移動するべき位置を算出する。レンズ駆動IC6は、マイコン2の出力とOISレンズ10の位置に基づいて、OISユニット5をフィードバック制御する。これにより、光学的に被写体像のぶれ補正を可能とする。
角速度センサー1は、カメラのぶれ量を感知する。その結果は、アナログ信号として、アナログ/デジタル変換回路3に入力される。
マイコン2には、少なくとも、アナログ/デジタル変換回路3と演算回路4とが集積されている。アナログ/デジタル変換回路3は、角速度センサー1からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。そして、変換されたデジタル信号を演算回路4へ出力する。演算回路4は、アナログ/デジタル変換回路3の出力に基づいて、OISユニット5が移動するべき位置の情報を演算する。そして、演算回路4は、その演算結果を、レンズ駆動用IC6へデジタル信号として出力する。
ここで、OISユニット5について、図2を用いて説明する。図2は、OISユニット5の概略構成図である。OISユニット5は、OISレンズ10及びその駆動機構(図示省略)を備える。OISユニット5内の駆動機構は、デジタル/アナログ変換回路7の出力に基づいて、OISレンズ10を光軸に垂直な面内で駆動する。これにより、OISユニット5を透過する光学信号の進行方向が曲げられ、CCDイメージセンサー(図示省略)上に形成される被写体像のぶれを補正できる。つまり、OISユニット5に入力する駆動電圧を制御することにより、被写体像のぶれを補正できる。
また、OISユニット5は、OISレンズ10の現在位置を検出するための位置検出センサー(図示省略)を備える。OISレンズ10の現在位置情報は、電圧情報である。この電圧情報をポジション電圧と呼ぶ。OISユニット5は、アナログ/デジタル変換回路8に対して、ポジション電圧をアナログ信号として出力する。
レンズ駆動IC6には、少なくとも、アナログ/デジタル変換回路8、演算回路9およびデジタル/アナログ変換回路7が集積されている。
演算回路9は、演算回路4の出力とアナログ/デジタル変換回路8の出力との差分に基づいて、OISユニット5を制御するための制御信号を出力する。上述の通り、演算回路4の出力は、OISレンズ10が移動するべき位置の情報を示している。一方、アナログ/デジタル変換回路8の出力は、OISレンズ10の現在位置を示している。したがって、演算回路9は、OISレンズ10が像ぶれを抑えるために、現在位置からの駆動すべき量を演算している。
ここで、演算回路9から出力するデジタル信号は、図3に示すように、0からM(任意の値)の範囲内で変動するデジタル量である。また、0からM(任意の値)の範囲を、便宜上、第1領域と第2領域とに分ける。第1領域は、M/2−DからM/2+Dの範囲である。第2領域は、0からM/2−Dの範囲及びM/2+DからMの範囲である。「D」は、所定のデジタル量を示した値であり、クリップ幅と呼ぶこととする。すなわち、クリップ幅は、第1領域の範囲を示す。なお、クリップ回路11は、論理回路にて構成されており、Dの大きさを任意に変化させることが可能である。しかし、本実施の形態1では所定値に固定する例を説明する。
デジタル/アナログ変換回路7にデジタル量としてM/2の信号が入力された場合、OISユニット5は、光学系の光軸とOISレンズ10の中心とを一致させるように、OISレンズ10を駆動する。そして、デジタル/アナログ変換回路7にデジタル量としてM/2の信号が入力された状態が一定期間継続した場合、光学系の光軸とOISレンズ10の中心とが一致した状態で、OISレンズ10は静止する。
一方、OISレンズ10が移動するべき位置の情報と、OISレンズ10の現在位置の情報との差分が大きい場合、演算回路9が出力するデジタル量はM/2からずれることになる。
クリップ回路11は、演算回路9で生成された制御信号が第1領域内のいずれかの値である場合、その制御信号を出力する一方、演算回路9で生成された制御信号が第2領域内のいずれかの値である場合、その制御信号を他の制御信号に変換して、出力する。具体的には、M/2−DかM/2+Dに変換する。
デジタル/アナログ変換回路7は、クリップ回路11の出力を、アナログ信号に変換する。上述の通り、このアナログ信号は、OISレンズ10を駆動する駆動電圧である。この電圧値に応じて、OISユニット5は、像ぶれ補正をするために最適な位置へとOISレンズ10を駆動する。
1−2.本発明との対応
OISレンズ10は、本発明の光学系の一部である。OISユニット5は、本発明のOISユニット5の一例である。OISユニット5内の位置検出センサー(図示省略)は、本発明の位置検出手段の一例である。演算回路9は、本発明の指示信号生成手段である。クリップ回路11は、本発明の変換手段の一例である。デジタル/アナログ変換回路7は、本発明のデジタル/アナログ変換回路7の一例である。
2.動作
2−1.基本動作
以上のように構成されたデジタルカメラの動作を、図4を用いて説明する。
まず、角速度センサー1は、自装置(デジタルカメラ)の角速度を検出する。次に、アナログ/デジタル変換回路3は、角速度センサー1からの出力をデジタル化する。演算回路4は、アナログ/デジタル変換回路3の出力を積分して、デジタルカメラのぶれ量を算出する(S11)。この値が、OISレンズ10の移動すべき位置を示す情報である。
次に、演算回路9は、マイコン2の出力とアナログ/デジタル変換回路8の出力との差分に基づいて、ぶれ補正量を算出する(S12)。
クリップ回路11は、演算回路9の出力が第1領域に属する情報か、第2領域に属する情報かを判断する。そして、クリップ回路11は、演算回路9の出力が第1領域に属する場合、演算回路9の出力をそのままデジタル/アナログ変換回路7に出力する。一方、クリップ回路11は、演算回路9の出力が第2領域に属する場合、演算回路9の出力をM/2−D又はM/2+Dに変換して、デジタル/アナログ変換回路7に出力する(S14)。
デジタル/アナログ変換回路7は、クリップ回路11からの出力をアナログ変換して駆動電圧を生成し、それをOISユニット5に印加する(S15)。
OISユニット5は、印加された駆動電圧により補正レンズ10を駆動する(S16)。これにより、像ぶれ補正を行うことができる。次に、位置検出センサー(図示省略)は、補正レンズ10の位置を検出し、ポジション電圧をアナログ/デジタル変換回路8に出力する(S17)。
2−2.OISレンズの中心保持動作
本実施の形態に係るデジタルカメラは、像ぶれ補正を行うモードの他に、像ぶれ補正を行わないモードも有する。この場合、OISユニット5は、OISレンズ10の光軸を光学系の光軸に一致させるように、補正レンズ10を保持する。OISレンズ10の光軸と光学系の光軸とが一致するOISレンズ10の位置を便宜上中心位置という。以下、OISレンズ10を中心位置に保持するときの動作を詳細に説明する。
演算回路4は、角速度センサー1の出力に基づいて算出したOISレンズ10の移動すべき位置を示す情報に替えて、OISレンズ10が中心位置に位置するための情報を出力する。すなわち、このとき演算回路4は、像ぶれがない場合における、光学系の光軸とOISレンズ10の中心が一致する位置の情報を出力する。そして、この信号とアナログ/デジタル変換回路8の出力との差分が演算回路9に入力される。以降の動作は、上述の「基本動作」と同様である。
2−3.デジタルカメラに衝撃が加わったときの動作
本発明においては、クリップ回路11の動作が本質的特徴部である。クリップ回路11を設けたことにより、デジタルカメラ1に衝撃が加わった場合においても、OISユニット5に過電流が供給されることがなくなる。これにより、デジタルカメラ1全体がOISユニット5への過電流による電源電圧降下で突然システムダウンしてしまうということを防止できる。
以上の点は、「基本動作」で述べた光学式像ぶれ補正機能が作動しているときも、OISレンズの中心保持動作のときも同様である。そこで、光学式像ぶれ補正機能が作動している場合に、デジタルカメラに衝撃が加わったときの動作を以下例示する。
今、デジタルカメラ1に衝撃が加わったとすると、図5Aに示すように、OISレンズ10は短時間で大きく移動する。図5Aは、横軸に経過時間を示し、縦軸にOISレンズ10の位置を示す、衝撃が加わったときのOISレンズ10の位置変動を示す図である。
すると、OISユニット5内の位置検出センサー(図示省略)は、OISレンズ10の位置を検出し、ポジション電圧をアナログ/デジタル変換回路8に出力する(S17)。アナログ/デジタル変換回路8は、受信したポジション電圧をデジタル変換して出力する。デジタル化されたポジション電圧と演算回路4の出力との差分は、演算回路9に入力される。このとき、演算回路4の出力は、衝撃が加わったときのアナログ/デジタル変換回路8の出力に比べてはるかに小さい。そのため、演算回路9に入力される信号の大きさは、アナログ/デジタル変換回路8の出力とほぼ等しい、大きな値となる。そのため、演算回路9の出力も、瞬間的に、図3に示す第2領域に属する値となる。
第2領域に属する信号を受けたクリップ回路11は、第2領域に属する信号を「M/2+D」又は「M/2−D」の信号に変換する。つまり、クリップ回路11は、第2領域に属する信号を第1領域に属する信号に変換する(S12)。デジタル/アナログ変換回路7は、変換後の信号をアナログデータに変換して、駆動電圧としてOISユニット5に出力する。このときの駆動電圧を図5Bに示す。OISレンズ10が瞬間的に移動したときに、駆動電圧がクリップされていることが分かる。
OISユニット5は、デジタル/アナログ変換回路7からの駆動電圧に基づいて、OISレンズ10を駆動する。ここで、デジタル/アナログ変換回路7からの駆動電圧は衝撃発生時にはクリップされているので、OISユニットに瞬間的に過電流が流れることを防止できる。
ここで、図7に示すようなクリップ回路11がない場合と比べた場合の本発明の有利な点を説明する。図7に示すように、クリップ回路11はなく、演算回路9の出力がそのままデジタル/アナログ変換回路7に入力される構成の場合、衝撃発生時には、駆動電圧がクリップされないので、図5Cに示すように瞬間的に大きな駆動電圧がOISユニット5に入力される。そのため、OISユニット5内には過電流が流れる。これにより、本実施の形態に係るデジタルカメラ全体は、OISユニット5への過電流による電源電圧降下で、突然システムダウンする場合がある。特に、充電池に比べて乾電池の方が電流の供給能力が低いのでシステムダウンしやすい。また、負荷抵抗の大きいシステムを有するデジタルカメラの場合、電圧降下が激しいため、システムダウンしやすい。
これに対して、本発明の実施の形態1に係るデジタルカメラは、クリップ回路11を設けたので、OISユニット5内には過電流が流れにくい。そのため、デジタルカメラ全体は、OISユニット5への過電流による電源電圧降下が生じにくく、突然システムダウンすることを防止できる。特に、充電池に比べて乾電池の方が電流の供給能力が低いので、乾電池駆動のデジタルカメラにおいて効果がある。
3.本実施の形態1のまとめ
被写体からの光学信号を集光する光学系と、自らが変位することによって、光学系によって結像される被写体像のぶれを補正するOISユニット5と、OISユニット5内のOISレンズ10の変位量を検出する位置検出センサー(図示省略)と、位置検出センサー(図示省略)の検出結果に応じてOISレンズ10をどの程度駆動するかを決定し、その決定を示す指示信号を生成する演算回路9と、生成された指示信号を変換するクリップ回路11と、クリップ回路11から出力される指示信号に基づいて、OISユニット5に対して駆動電力を供給するデジタル/アナログ変換回路7と、を備える。ここで、演算回路9で生成される指示信号は、第1領域及び第1領域とは異なる第2領域を含む領域内で変動する変数である。この場合において、クリップ回路11は、演算回路9で生成された指示信号が第1領域に属する信号である場合、その指示信号を出力する一方、生成された指示信号が第2領域に属する信号である場合、その指示信号を、デジタル/アナログ変換回路7がその指示信号を受けて供給する駆動電力よりも小さい駆動電力を供給するための指示信号に変換して出力する。
これにより、指示信号が第1領域のときにはそのまま指示信号に従ってOISユニット5の駆動を行うため、位置検出センサー(図示省略)の検出結果に対するOISユニット5の応答性を良くできる。一方、指示信号が第2領域のときには、OISユニット5に供給する電力を小さくできる。指示信号が第2領域のときとは、衝撃がかかっているなどの通常とは異なる使用時である。したがって、強い衝撃がかかった場合などのときは、OISユニット5における過電流を抑えて、システムダウンの生じ難い撮像装置を実現できる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、クリップ幅を固定した例を説明した。これに対して、本実施の形態2では、クリップ回路11は、電池残量や電池種別に応じてクリップ幅を変化させる。以下、本実施の形態2に係るデジタルカメラについて説明する。
本実施の形態2に係るデジタルカメラの構成は、実施の形態1に係るデジタルカメラの構成と同様であるため、以下、図1を用いて説明する。
クリップ回路11は、電源ON時から、電池残量や電池種別に応じてクリップ幅を変更する。クリップ回路11によるクリップ幅の変更動作を図8を用いて説明する。図8は、クリップ回路11によるクリップ幅の変更動作を説明するためのフローチャートである。
電源ONされると、マイコン2は、電池の種類を判別する(S21)。具体的には、マイコン2は、使用中の電池の電圧、電圧の初期値、負荷変動による電圧降下量などの情報を検出し、それを予め記憶しておいた閾値と比較する。これにより、マイコン2は、使用中の電池がリチウムイオン電池かどうかを判別する。
そして、電池がリチウムイオン電池であれば(S22におけるYesの場合)、マイコン2からの制御信号によりクリップ回路11はクリップ幅を大きくする(S23)。具体的には、図3において、演算回路9の出力範囲とクリップ幅とを一致させる。これにより、クリップ回路11に瞬間的に大きな値が入力された場合であっても、クリップ回路11は、その値をクリップすることなく、そのまま出力することになる。リチウムイオン電池の場合に演算回路9の出力をクリップしないのは、一般に、リチウムイオン電池は、負荷に強い電池であるため、デジタルカメラのシステムダウンが生じ難いからである。また、演算回路9の出力範囲とクリップ幅とを一致させることは、OISユニット5への電流制限をなくすことを意味する。これにより、OISユニット5は、強力な駆動電力でOISレンズ10を駆動できるので、演算回路9の出力に対するOISレンズ10の動きの応答性を良くすることができる。そのため、像ぶれ補正や中心保持動作を精度良く実施できる。
クリップ幅を大きくした後は、電池がリチウムイオン電池である限り、クリップ幅の変更はしない。
一方、ステップS22において、リチウムイオン電池でないと判断した場合(例えば、アルカリ電池であると判断した場合)、マイコン2は、電池の残量を検出する(S24)。具体的には、マイコン2は、使用中の電池の電圧、電圧の初期値、負荷変動による電圧降下量などの情報を検出し、それを予め記憶しておいた電池の種類に応じた閾値と比較する。これにより、マイコン2は、現在の電池残量を判定する。
そして、電池残量が所定値以上であれば、マイコン2からの制御信号によりクリップ回路11はクリップ幅を中程度の大きさに設定する(S26)。クリップ幅を中程度の大きさに設定したのは、電池残量がある場合、ある程度のOIS出力が可能だからである。一方、電池残量が所定値より小さければ、マイコン2からの制御信号によりクリップ回路11はクリップ幅を小さくする(S27)。クリップ幅を小さくしたのは、電池残量が少ない場合、システムダウンとの関係で、大きなOIS出力が不可能だからである。
その後、マイコン2による電池残量の監視と、クリップ回路11によるクリップ幅の変更とは、デジタルカメラの作動期間中、ある一定間隔で繰り返し行われる。これにより、電池残量が所定値より小さくなった場合に、クリップ幅を小さくできる。そのため、現在の電池残量に応じた無理のないOIS出力電流を供給できる。
ここで、クリップ幅が小さいと、小さな衝撃力であっても、演算回路9の出力はクリップされることになるので、よりシステムダウンしにくくなる。
以上のように、本実施の形態2によれば、クリップ回路11は、電池残量や電池種別に応じてクリップ幅を変化させる。これにより、電源の種類や状態がシステムダウンを生じ易いときには、OISユニット5へ入力する電流制限を強くかけることにより、システムダウンを生じにくくすることができるとともに、電源の種類や状態がシステムダウンを生じ難いときには、OISユニット5へ入力する電流制限を弱めることにより、像ぶれ補正や中心保持動作を精度良く実施できる。
なお、本実施の形態2では、電池の種類として、リチウムイオン電池かアルカリ乾電池かを判別するとしたが、これには限らず、もっと多くの電池の種類を判別するようにしてもよい。これは、予め記憶しておく電池種別判定のための閾値設定を電池の種類に応じて細かく設定することで、実現できる。これにより、使用する電池の種類が多くなっても、精度のよいOIS出力の制限量を調節することができる。
また、本実施の形態2では、電源ON時に電池の種類の判別を行うとしたが、これに限らない。例えば、電池の挿抜時に行うようにしてもよい。電池が挿抜された場合、電池の種類が変わっている可能性があるため、電池の種類を再度検出することにより、無理のない最適なOIS出力電流を供給できる。
また、本実施の形態2では、一定間隔で電池残量を検出するとしたが、これに限らない。例えば、デジタルカメラのストロボ充電やズーム動作などの、必ず生じる負荷変動のタイミングで電池残量を検出するようにしてもよい。ストロボ充電やズーム動作などを利用することにより、無駄な通電をすることなく、かつ細かいタイミングで電池残量の状況を正確に把握できる。
また、マイコン2は、本発明の電源検出手段の一例であり、本発明の電池残量検出手段の一例でもある。
本発明は、光学式像ぶれ補正機能を備える撮像装置に適用可能である。具体的には、デジタルスチルカメラや、ムービー、カメラ機能付き携帯電話端末などに適用可能である。
本発明の実施の形態に係る撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態に係るOISユニットの構成を示す模式図 演算回路の出力範囲を示す模式図 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラの像ぶれ補正動作を説明するためのフローチャート OISレンズの変位と駆動電圧の変化との相関を説明するための図 外力がかかったときのOISユニットの状態を示す模式図 本発明の実施の形態に係る撮像装置と対比するための撮像装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態に係るデジタルカメラのクリップ幅の設定動作を説明するためのフローチャート
符号の説明
1 角速度センサー
2 マイコン
5 OISユニット
6 レンズ駆動IC
7 デジタル/アナログ変換回路
9 演算回路
10 OISレンズ
11 クリップ回路

Claims (3)

  1. 被写体からの光学信号を集光する光学系と、
    自らが変位することによって、前記光学系によって結像される被写体像のぶれを補正する像ぶれ補正手段と、
    前記像ぶれ補正手段の変位量を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果に応じて前記像ぶれ補正手段をどの程度駆動するかを決定し、その決定を示す指示信号を生成する指示信号生成手段と、
    前記生成された指示信号を変換する変換手段と、
    前記変換手段から出力される指示信号に基づいて、前記像ぶれ補正手段に対して駆動電力を供給する電力供給手段と、を備え、
    前記指示信号生成手段で生成される指示信号は、第1領域及び前記第1領域とは異なる第2領域を含む領域内で変動する変数であり、
    前記変換手段は、
    前記指示信号生成手段で生成された指示信号が第1領域に属する信号である場合、その指示信号を出力する一方、
    前記生成された指示信号が前記第2領域に属する信号である場合、その指示信号を、前記電力供給手段がその指示信号を受けて供給する駆動電力よりも小さい駆動電力を供給するための指示信号に変換して出力する、
    撮像装置。
  2. 自装置の電源の種類を検出する電源検出手段をさらに備え、
    前記変換手段は、前記検出した電源の種類に応じて、第1領域の範囲を変更する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 自装置の電源として、電池を用いる撮像装置であって、
    前記電池の残量を検出する電池残量検出手段をさらに備え、
    前記変換手段は、前記検出した電池残量に応じて、第1領域の範囲を変更する、
    請求項1に記載の撮像装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04113338A (ja) * 1990-09-04 1992-04-14 Canon Inc 像ぶれ補正装置及びカメラ
JP2006304259A (ja) * 2005-03-25 2006-11-02 Nikon Corp 電子カメラ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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