JP2008181913A - 静電チャック及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】誘電体層の高い平坦性と温度依存性の低減化とを図ることができると共に、パーティクルやガスの発生を抑えるができ、しかも超薄型で低コストな静電チャック及びその製造方法を提供する。
【解決手段】吸着電極3が、石英ガラスで形成した円板状の基板2の上に溶射にて形成され、石英ガラスの誘電体層4が、吸着電極3を覆うように溶射にて形成されている。そして、誘電体層4の表面に、多数のエンボス5が溶射にて形成されている。好ましくは、吸着電極3を、多数の電極小片が細い電極線で連結された構造にする。
【選択図】図1
【解決手段】吸着電極3が、石英ガラスで形成した円板状の基板2の上に溶射にて形成され、石英ガラスの誘電体層4が、吸着電極3を覆うように溶射にて形成されている。そして、誘電体層4の表面に、多数のエンボス5が溶射にて形成されている。好ましくは、吸着電極3を、多数の電極小片が細い電極線で連結された構造にする。
【選択図】図1
Description
この発明は、半導体製造装置のウエハ板等を保持及び搬送するために用いられる静電チャック及びその製造方法に関するものである。
一般に、この種の静電チャックは、アルミニュウム等の基板上に電極を形成し、表面が平坦な絶縁性の樹脂やセラミックで電極を覆った構成を成す。
かかる構成により、ウエハを電極の静電気力によって樹脂の表面に吸着し、ウエハの露光等を可能にしている。
ところが、近年、半導体装置の高密度化に伴い、解像度が高いEUV(Extreme Ultra Violet)露光機を用いる必要性が生じてきている。EUVは、プラズマ発光を利用した光源であり、その波長は13.5nmという超短波長である。したがって、ウエハを高い平坦性で保持することができるか否かが露光成功の鍵となる。
しかしながら、上記した樹脂やセラミックを使用した静電チャックでは、誘電体層が、EUVでの露光を可能にするほどの平坦性を有していない。そして、常温下で、誘電体層の表面が平坦であっても、高温作業環境下では、誘電体層と基板との熱膨張の違いから誘電体層の表面が変形し、平坦性を維持することができなくなる。また、パーティクルが誘電体層から発生したり、ガスが接着剤層から発生し、高精度な露光用には不向きであった。
そこで、特許文献1や特許文献2に開示のように、ガラスを用いて、高平坦性の実現を図った静電チャックが提案されている。
これらの静電チャックは、基板と誘電体層をガラスで形成し、電極をガラス製の基板上にスパッタリング等で形成し、この電極をガラス製の誘電体層で覆った構造になっている。
かかる構成により、ウエハを電極の静電気力によって樹脂の表面に吸着し、ウエハの露光等を可能にしている。
ところが、近年、半導体装置の高密度化に伴い、解像度が高いEUV(Extreme Ultra Violet)露光機を用いる必要性が生じてきている。EUVは、プラズマ発光を利用した光源であり、その波長は13.5nmという超短波長である。したがって、ウエハを高い平坦性で保持することができるか否かが露光成功の鍵となる。
しかしながら、上記した樹脂やセラミックを使用した静電チャックでは、誘電体層が、EUVでの露光を可能にするほどの平坦性を有していない。そして、常温下で、誘電体層の表面が平坦であっても、高温作業環境下では、誘電体層と基板との熱膨張の違いから誘電体層の表面が変形し、平坦性を維持することができなくなる。また、パーティクルが誘電体層から発生したり、ガスが接着剤層から発生し、高精度な露光用には不向きであった。
そこで、特許文献1や特許文献2に開示のように、ガラスを用いて、高平坦性の実現を図った静電チャックが提案されている。
これらの静電チャックは、基板と誘電体層をガラスで形成し、電極をガラス製の基板上にスパッタリング等で形成し、この電極をガラス製の誘電体層で覆った構造になっている。
しかし、上記した従来の静電チャックでは、次のような問題がある。
まず、特許文献1に開示の静電チャックでは、誘電体層と基板とを共に同じ石英ガラスで形成しているので、誘電体層表面の平坦性やパーティクルの問題は解決されている。
しかしながら、この静電チャックでは、誘電体層を基板に接着剤を用いて接着する構造であるので、高温作業環境下において、ガス等がこの接着剤から発生し、ウエハを汚染するおそれがある。
まず、特許文献1に開示の静電チャックでは、誘電体層と基板とを共に同じ石英ガラスで形成しているので、誘電体層表面の平坦性やパーティクルの問題は解決されている。
しかしながら、この静電チャックでは、誘電体層を基板に接着剤を用いて接着する構造であるので、高温作業環境下において、ガス等がこの接着剤から発生し、ウエハを汚染するおそれがある。
一方、特許文献2に開示の静電チャックも、誘電体層と基板とが共に同じ石英ガラスで形成され、誘電体層表面の平坦性やパーティクルの問題は解決されている。また、この静電チャックでは、接着剤を使用する必要がないので、ガス等の発生がない。
しかしながら、この静電チャックでは、電極をPVD,CVD,スパッタ,イオンプレーティングやメッキにより製膜するので、吸着電極の製膜に時間がかかり、その分製造コストが高くつく。また、基板の誘電体層に対する比がさほど大きくないので、高温作業環境下において、誘電体層と基板との熱膨張に差異が生じるおそれがある。
しかしながら、この静電チャックでは、電極をPVD,CVD,スパッタ,イオンプレーティングやメッキにより製膜するので、吸着電極の製膜に時間がかかり、その分製造コストが高くつく。また、基板の誘電体層に対する比がさほど大きくないので、高温作業環境下において、誘電体層と基板との熱膨張に差異が生じるおそれがある。
この発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、誘電体層の高い平坦性と温度依存性の低減化とを図ることができると共に、パーティクルやガスの発生を抑えるができ、しかも超薄型で低コストな静電チャック及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、石英ガラスで形成された所定厚さの基板と、この基板上に石英ガラスで形成された所定厚さの誘電体層と、この誘電体層内に形成された吸着電極とを備える静電チャックであって、誘電体層は、石英ガラスの溶射によって形成され、吸着電極は、導電体の溶射によって形成され、誘電体層の厚さは、基板の厚さの1万分の1以上1倍以下に設定されている構成とした。
かかる構成により、ウエハ等の被吸着体を誘電体層に載置し、直流電圧を吸着電極に印加することにより、被吸着体が静電気力によって、誘電体層の表面に吸着され、固定される。このとき、誘電体層が石英ガラスで形成されているので、その表面は、高い平坦性を有する。このため、EUV等の超短波長の光を用いて、被吸着体の高精度な露光が可能となる。また、誘電体層と基板とが石英ガラスで形成されているので、プラズマエッチング等の高温作業環境下においても、誘電体層や基板からパーティクルが発生することはない。さらに、誘電体層と基板との熱膨張が同じであるので、誘電体層が反って変形するという事態も防止することができる。また、基板,吸着電極及び誘電体層が溶射で形成され、接着剤を用いることなく、これらの部材が接合されているので、接着剤からガスが発生するという事態も防止することができる。
また、誘電体層の厚さを基板の厚さの1万分の1以上1倍以下の範囲で、小さく設定することで、熱膨張による変形は、基板において支配的になり、誘電体層の変形はほとんど生じない。
かかる構成により、ウエハ等の被吸着体を誘電体層に載置し、直流電圧を吸着電極に印加することにより、被吸着体が静電気力によって、誘電体層の表面に吸着され、固定される。このとき、誘電体層が石英ガラスで形成されているので、その表面は、高い平坦性を有する。このため、EUV等の超短波長の光を用いて、被吸着体の高精度な露光が可能となる。また、誘電体層と基板とが石英ガラスで形成されているので、プラズマエッチング等の高温作業環境下においても、誘電体層や基板からパーティクルが発生することはない。さらに、誘電体層と基板との熱膨張が同じであるので、誘電体層が反って変形するという事態も防止することができる。また、基板,吸着電極及び誘電体層が溶射で形成され、接着剤を用いることなく、これらの部材が接合されているので、接着剤からガスが発生するという事態も防止することができる。
また、誘電体層の厚さを基板の厚さの1万分の1以上1倍以下の範囲で、小さく設定することで、熱膨張による変形は、基板において支配的になり、誘電体層の変形はほとんど生じない。
請求項2の発明は、請求項1に記載の静電チャックにおいて、誘電体層は、その表面に複数のエンボスを有する構成とした。
かかる構成により、被吸着体と誘電体層との接触面積を小さくすることができる。この結果、被吸着体と誘電体層とがこすれることによって発生するパーティクルを低減することができる。
かかる構成により、被吸着体と誘電体層との接触面積を小さくすることができる。この結果、被吸着体と誘電体層とがこすれることによって発生するパーティクルを低減することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の静電チャックにおいて、吸着電極は、所定間隔で配設された多数の多角形又は円形の電極小片同士が細い電極線で連結された電極パターンである構成とした。
かかる構成により、高温環境下において、吸着電極に生じる熱応力が、電極小片や電極線の僅かな変化によって吸収され、吸着電極の熱変形による誘電体層への影響を防止することができる。
かかる構成により、高温環境下において、吸着電極に生じる熱応力が、電極小片や電極線の僅かな変化によって吸収され、吸着電極の熱変形による誘電体層への影響を防止することができる。
請求項4の発明は、表面がブラスト処理された所定厚さの石英ガラスの基板を形成する第1工程と、導電体の溶射粒子をマスクを介して基板の表面に溶射することにより、所定形状の吸着電極を基板の表面に形成する第2工程と、石英ガラスの溶射粒子を吸着電極の上から基板の表面上に溶射して、所定厚さの誘電体層を形成する第3工程とを備える構成とした。
かかる構成により、第1工程を実行することで、表面がブラスト処理された所定厚さの石英ガラスの基板が形成され、第2工程を実行することで、導電体の溶射粒子がマスクを介して基板の表面に溶射され、所定形状の吸着電極が基板の表面に形成される。そして、第3工程を実行することで、石英ガラスの溶射粒子が吸着電極の上から基板の表面上に溶射され、所定厚さの誘電体層が吸着電極を覆うように形成される。
このように、誘電体層を溶射で形成するので、高い平坦性を有した誘電体層を形成することができる。また、誘電体層及び吸着電極を溶射で形成するので、これらの厚さを極めて薄くすることができる。したがって、誘電体層の厚さが基板の厚さに対して極めて小さくなるように、誘電体層を形成することができる。この結果、基板における熱膨張を支配的にして、誘電体層の変形を抑えることができる。また、吸着電極も溶射で形成するので、吸着電極をPVD,CVD,スパッタ,イオンプレーティングやメッキで形成する場合よりも、速やかに形成することができる。
かかる構成により、第1工程を実行することで、表面がブラスト処理された所定厚さの石英ガラスの基板が形成され、第2工程を実行することで、導電体の溶射粒子がマスクを介して基板の表面に溶射され、所定形状の吸着電極が基板の表面に形成される。そして、第3工程を実行することで、石英ガラスの溶射粒子が吸着電極の上から基板の表面上に溶射され、所定厚さの誘電体層が吸着電極を覆うように形成される。
このように、誘電体層を溶射で形成するので、高い平坦性を有した誘電体層を形成することができる。また、誘電体層及び吸着電極を溶射で形成するので、これらの厚さを極めて薄くすることができる。したがって、誘電体層の厚さが基板の厚さに対して極めて小さくなるように、誘電体層を形成することができる。この結果、基板における熱膨張を支配的にして、誘電体層の変形を抑えることができる。また、吸着電極も溶射で形成するので、吸着電極をPVD,CVD,スパッタ,イオンプレーティングやメッキで形成する場合よりも、速やかに形成することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の静電チャックの製造方法において、石英ガラスの溶射粒子を、円形又は多角形の孔を有したマスクを介して、誘電体層の表面に溶射することにより、複数のエンボスを当該誘電体層の表面に形成する第4工程を設けた構成とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の静電チャックの製造方法において、第2工程は、多数の多角形又は円形の電極小片が所定間隔で配設され且つ隣り合う電極小片同士が細い電極線で連結されたパターンの吸着電極を、溶射形成する構成とした。
以上詳しく説明したように、この発明の静電チャックによれば、誘電体層の表面が、高い平坦性を有するため、EUV等の超短波長の光を用いて、被吸着体の高精度な露光が可能となるという優れた効果がある。また、誘電体層と基板とが石英ガラスで溶射形成されているので、パーティクルや不要なガスの発生を防止することができる。さらに、誘電体層と基板とを同一材料の石英ガラスで形成したので、温度依存性がほとんどない。また、誘電体層の厚さを基板の厚さに対して小さく設定することで、温度依存性をさらに低減化することができる。
特に、請求項2の発明によれば、被吸着体と誘電体層とがこすれることによって発生するパーティクルを低減することができ、請求項3の発明によれば、吸着電極の熱変形による誘電体層への影響を防止することができる。
特に、請求項2の発明によれば、被吸着体と誘電体層とがこすれることによって発生するパーティクルを低減することができ、請求項3の発明によれば、吸着電極の熱変形による誘電体層への影響を防止することができる。
請求項4の発明に係る静電チャックの製造方法によれば、高い平坦性を有し且つ厚さが極めて薄い誘電体層を有した静電チャックを製造することができるという優れた効果がある。
また、吸着電極も溶射で形成するので、吸着電極形成の短時間化を図ることができ、この結果、静電チャックの低コスト化を図ることができる。
また、吸着電極も溶射で形成するので、吸着電極形成の短時間化を図ることができ、この結果、静電チャックの低コスト化を図ることができる。
以下、この発明の最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係る静電チャックを示す斜視図であり、図2は、図1の静電チャックの矢視A−A断面図であり、図3は、静電チャックを示す平面図である。
図1に示すように、この実施例の静電チャック1は、ウエハ用の静電チャックであり、基板2と吸着電極3と誘電体層4とを備え、エンボス5を誘電体層4の表面4aに有している。
図1に示すように、この実施例の静電チャック1は、ウエハ用の静電チャックであり、基板2と吸着電極3と誘電体層4とを備え、エンボス5を誘電体層4の表面4aに有している。
基板2は、図2及び図3に示すように、石英ガラスで形成された円板体であり、この実施例では、基板2の直径を300mm、その厚さd2を10mmに設定してある。
吸着電極3は、誘電体層4aに電荷を誘起させるための電極で、基板2の表面に形成された導体パターンである。この実施例では、厚さ1μmのタングステンで形成されている。
具体的には、吸着電極3は、図3に示すように、半円状の第1極吸着電極パターン31とを第2極吸着電極パターン32とで構成され、これら第1及び第2極吸着電極パターン31,32が向かい合わせで並設されている。そして、図2に示すように、直流電源100とスイッチ101とが第1及び第2極吸着電極パターン31,32のそれぞれに接続されている。
具体的には、吸着電極3は、図3に示すように、半円状の第1極吸着電極パターン31とを第2極吸着電極パターン32とで構成され、これら第1及び第2極吸着電極パターン31,32が向かい合わせで並設されている。そして、図2に示すように、直流電源100とスイッチ101とが第1及び第2極吸着電極パターン31,32のそれぞれに接続されている。
誘電体層4は、石英ガラスで形成された層であり、吸着電極3を覆うように基板2上に形成されている。
ところで、後述するエンボス5を除いた誘電体層4の厚さd1が、基板2の厚さd2に比べて厚いと、静電チャック1が加熱されたときに、誘電体層4と基板2とが独自に熱変形して、誘電体層4の表面の平坦性が損なわれると共に、内部の吸着電極3も変形するおそれがある。
しかし、、誘電体層4の厚さd1が基板2の厚さd2に比べて薄いと、静電チャック1が加熱されたときに、基板2の熱変形が支配的になり、誘電体層4はほとんど変形せず、その表面の平坦性が保持される。
そこで、誘電体層4の厚さd1は、基板2の厚さd2の1万分の1以上1倍以下に設定する。
但し、この実施例では、後述するエンボス5の高さを除いた誘電体層4の厚さd1を100μmに設定し、誘電体層4の厚さd2を基板2の厚さの100分の1に設定した。
ところで、後述するエンボス5を除いた誘電体層4の厚さd1が、基板2の厚さd2に比べて厚いと、静電チャック1が加熱されたときに、誘電体層4と基板2とが独自に熱変形して、誘電体層4の表面の平坦性が損なわれると共に、内部の吸着電極3も変形するおそれがある。
しかし、、誘電体層4の厚さd1が基板2の厚さd2に比べて薄いと、静電チャック1が加熱されたときに、基板2の熱変形が支配的になり、誘電体層4はほとんど変形せず、その表面の平坦性が保持される。
そこで、誘電体層4の厚さd1は、基板2の厚さd2の1万分の1以上1倍以下に設定する。
但し、この実施例では、後述するエンボス5の高さを除いた誘電体層4の厚さd1を100μmに設定し、誘電体層4の厚さd2を基板2の厚さの100分の1に設定した。
上記のような誘電体層4は、表面4aに多数のエンボス5を有する。
エンボス5は、ウエハWと誘電体層4との接触面積を少なくして、ウエハWと誘電体層4とがこすれることによって発生するパーティクルを低減すると共に、図示しない冷却ガス等をエンボス5間に通してウエハWを下から冷却することができるようにした部位である。
図1及び図3に示すように、これらのエンボス5は、平面視において円形を成す厚さ30mの突起物であり、誘電体層4の表面4aのほぼ全面に突設されている。
エンボス5は、ウエハWと誘電体層4との接触面積を少なくして、ウエハWと誘電体層4とがこすれることによって発生するパーティクルを低減すると共に、図示しない冷却ガス等をエンボス5間に通してウエハWを下から冷却することができるようにした部位である。
図1及び図3に示すように、これらのエンボス5は、平面視において円形を成す厚さ30mの突起物であり、誘電体層4の表面4aのほぼ全面に突設されている。
ここで、このような構成の静電チャック1の製造方法について説明する。
なお、ここに記載の製造方法は、請求項4及び請求項5に記載の静電チャックの製造法を具体的に実行するものである。
この実施例に係る静電チャック1の製造方法は、第1工程〜第4工程を備える。
図4は、製造方法の第1工程を示す概略断面図であり、図5は、製造方法の第2工程を示す概略断面図であり、図6は、製造方法の第3工程を示す概略断面図であり、図7は、製造方法の第4工程を示す概略断面図である。
なお、ここに記載の製造方法は、請求項4及び請求項5に記載の静電チャックの製造法を具体的に実行するものである。
この実施例に係る静電チャック1の製造方法は、第1工程〜第4工程を備える。
図4は、製造方法の第1工程を示す概略断面図であり、図5は、製造方法の第2工程を示す概略断面図であり、図6は、製造方法の第3工程を示す概略断面図であり、図7は、製造方法の第4工程を示す概略断面図である。
第1工程は、基板2を形成する工程である。
すなわち、図4の(a)に示すように、石英ガラスを用いて、直径300mm、厚さ10mmの円板体を形成し、しかる後、基板2の表面2aを例えばアランダムブラスト処理する。
具体的には、図4の(b)に示すように、ブラストガン200を用いて、アルミナ研削材201をブラストガン200から所定圧力で吹き出し、基板2の表面2aに当てて、表面2aを粗面にする。
すなわち、図4の(a)に示すように、石英ガラスを用いて、直径300mm、厚さ10mmの円板体を形成し、しかる後、基板2の表面2aを例えばアランダムブラスト処理する。
具体的には、図4の(b)に示すように、ブラストガン200を用いて、アルミナ研削材201をブラストガン200から所定圧力で吹き出し、基板2の表面2aに当てて、表面2aを粗面にする。
そして、第2工程を実行する。
第2工程は、吸着電極3を形成する工程である。
すなわち、図5の(a)に示すように、例えばプラズマ溶射を行うことで、吸着電極3を製膜する。
具体的には、吸着電極3の第1及び第2極吸着電極パターン31,32の形状と同形の窓211,211を有するマスク210を、基板2の先端部2aの真上に配置する。そして、溶射ガン220を用いて、タングステンの溶射粒子221をマスク210の窓211,211に向けて高速で吹き付ける。これにより、窓211,211を通過した溶射粒子221が基板2の表面2aに溶着する。そして、溶射粒子221が1μmの厚さ迄溶着された時点で、溶射を停止することで、図5の(b)に示すように、所望厚さの吸着電極3を基板2の表面2a上に得る。
第2工程は、吸着電極3を形成する工程である。
すなわち、図5の(a)に示すように、例えばプラズマ溶射を行うことで、吸着電極3を製膜する。
具体的には、吸着電極3の第1及び第2極吸着電極パターン31,32の形状と同形の窓211,211を有するマスク210を、基板2の先端部2aの真上に配置する。そして、溶射ガン220を用いて、タングステンの溶射粒子221をマスク210の窓211,211に向けて高速で吹き付ける。これにより、窓211,211を通過した溶射粒子221が基板2の表面2aに溶着する。そして、溶射粒子221が1μmの厚さ迄溶着された時点で、溶射を停止することで、図5の(b)に示すように、所望厚さの吸着電極3を基板2の表面2a上に得る。
しかる後、第3工程を実行する。
第3工程は、誘電体層4を形成する工程である。
すなわち、図6の(a)に示すように、石英ガラスのプラズマ溶射を行うことで、誘電体層4を製膜する。
具体的には、基板2と同形の窓212を有するマスク210を吸着電極3の真上に配置する。そして、溶射ガン220を用いて、石英ガラスの溶射粒子222をマスク210の窓212に向けて高速で吹き付け、溶射粒子222を吸着電極3の上から基板2の表面2aに溶着させる。そして、溶射粒子222が100μmの厚さ迄溶着した時点で、溶射を停止することで、図6の(b)に示すように、所望厚さの誘電体層4を得る。
第3工程は、誘電体層4を形成する工程である。
すなわち、図6の(a)に示すように、石英ガラスのプラズマ溶射を行うことで、誘電体層4を製膜する。
具体的には、基板2と同形の窓212を有するマスク210を吸着電極3の真上に配置する。そして、溶射ガン220を用いて、石英ガラスの溶射粒子222をマスク210の窓212に向けて高速で吹き付け、溶射粒子222を吸着電極3の上から基板2の表面2aに溶着させる。そして、溶射粒子222が100μmの厚さ迄溶着した時点で、溶射を停止することで、図6の(b)に示すように、所望厚さの誘電体層4を得る。
最後に、第4工程を実行する。
第4工程は、エンボス5を形成する工程である。
すなわち、図7の(a)に示すように、石英ガラスのプラズマ溶射を行うことで、エンボス5を突設する。
具体的には、エンボス5と同形同数の窓213を有するマスク210を誘電体層4の真上に配置する。そして、溶射ガン220を用いて、石英ガラスの溶射粒子222をマスク210の窓213に向けて高速で吹き付け、溶射粒子222を誘電体層4の表面4a及び吸着電極3上に溶着させる。そして、溶射粒子222が30μmの厚さ迄溶着した時点で、溶射を停止することで、図7の(b)に示すように、所望厚さのエンボス5を有した静電チャック1が製造される。
第4工程は、エンボス5を形成する工程である。
すなわち、図7の(a)に示すように、石英ガラスのプラズマ溶射を行うことで、エンボス5を突設する。
具体的には、エンボス5と同形同数の窓213を有するマスク210を誘電体層4の真上に配置する。そして、溶射ガン220を用いて、石英ガラスの溶射粒子222をマスク210の窓213に向けて高速で吹き付け、溶射粒子222を誘電体層4の表面4a及び吸着電極3上に溶着させる。そして、溶射粒子222が30μmの厚さ迄溶着した時点で、溶射を停止することで、図7の(b)に示すように、所望厚さのエンボス5を有した静電チャック1が製造される。
以上のように、この実施例の静電チャック1の製造方法では、誘電体層4及びエンボス5を溶射で形成するので、全てのエンボス5の表面(図7の(b)の上面)が面一にそろい、高い平坦性を有する。
また、基板2上の全ての部材である吸着電極3,誘電体層4及びエンボス5を溶射で形成するので、これらの部材を極めて薄くすることができる。
さらに、吸着電極3や誘電体層4を溶射によて形成するので、PVD,CVD,スパッタ,イオンプレーティングやメッキで形成する場合よりも、速やかに形成することができる。
また、基板2上の全ての部材である吸着電極3,誘電体層4及びエンボス5を溶射で形成するので、これらの部材を極めて薄くすることができる。
さらに、吸着電極3や誘電体層4を溶射によて形成するので、PVD,CVD,スパッタ,イオンプレーティングやメッキで形成する場合よりも、速やかに形成することができる。
次に、この実施例の静電チャック1が示す作用及び効果について説明する。
図8は、静電チャック1の作用及び効果を説明するための概略図である。
図8に示すように、ウエハWを誘電体層4の上に載置すると、ウエハWがエンボス5の表面に接触した状態になる。かかる状態で、スイッチ101を閉じて、直流電源100を吸着電極3に印加すると、正電荷が、吸着電極3の第1極吸着電極パターン31の真上のエンボス5に集まり、負電荷が、第2極吸着電極パターン32の真上のエンボス5に集まった状態になる。そしれ、これらの電荷とウエハWに誘起された電荷との静電気力によって、ウエハWがエンボス5の表面に吸着され、固定される。
このとき、誘電体層4及びエンボス5が石英ガラスで溶射形成され、高い平坦性を有しているので、EUV等の超短波長の光を用いて、ウエハWの高精度な露光が可能となる。
また、ウエハWの露光処理後、プラズマエッチング作業を行うことができる。プラズマエッチング作業時には、ウエハWや静電チャック1が高温の環境下に置かれ、パーティクルやガスが静電チャック1の部材から発生するおそれがある。しかし、この実施例では、静電チャック1の部材である基板2と誘電体層4とを石英ガラスで溶射形成し、接着剤等を使用していないので、かかる高温環境下においても、パーティクルやガスが発生することはない。
図8は、静電チャック1の作用及び効果を説明するための概略図である。
図8に示すように、ウエハWを誘電体層4の上に載置すると、ウエハWがエンボス5の表面に接触した状態になる。かかる状態で、スイッチ101を閉じて、直流電源100を吸着電極3に印加すると、正電荷が、吸着電極3の第1極吸着電極パターン31の真上のエンボス5に集まり、負電荷が、第2極吸着電極パターン32の真上のエンボス5に集まった状態になる。そしれ、これらの電荷とウエハWに誘起された電荷との静電気力によって、ウエハWがエンボス5の表面に吸着され、固定される。
このとき、誘電体層4及びエンボス5が石英ガラスで溶射形成され、高い平坦性を有しているので、EUV等の超短波長の光を用いて、ウエハWの高精度な露光が可能となる。
また、ウエハWの露光処理後、プラズマエッチング作業を行うことができる。プラズマエッチング作業時には、ウエハWや静電チャック1が高温の環境下に置かれ、パーティクルやガスが静電チャック1の部材から発生するおそれがある。しかし、この実施例では、静電チャック1の部材である基板2と誘電体層4とを石英ガラスで溶射形成し、接着剤等を使用していないので、かかる高温環境下においても、パーティクルやガスが発生することはない。
さらに、かかる高温環境下においては、基板2及び誘電体層4やウエハWの熱変形が問題となる。
しかし、この実施例の静電チャック1では、基板2と誘電体層4とエンボス5とを同じ材質の石英ガラスで形成したので、これらの熱膨張に差異が生じない。したがって、誘電体層4やエンボス5が反り返る様な熱変形を起こすことはない。
また、誘電体層4の厚さd1を基板2の厚さd2に比べて極めて小さく設定したので、熱膨張による変形は、基板2において支配的になり、誘電体層4やエンボス5の変形はほとんど生じない。
しかし、この実施例の静電チャック1では、基板2と誘電体層4とエンボス5とを同じ材質の石英ガラスで形成したので、これらの熱膨張に差異が生じない。したがって、誘電体層4やエンボス5が反り返る様な熱変形を起こすことはない。
また、誘電体層4の厚さd1を基板2の厚さd2に比べて極めて小さく設定したので、熱膨張による変形は、基板2において支配的になり、誘電体層4やエンボス5の変形はほとんど生じない。
一方、ウエハWは、表面が小面積の多数のエンボス5に接触し、誘電体層4の表面4a全面には接触していない。すなわち、ウエハWと静電チャック1との接触面積を小さくしているので、被吸着体と誘電体層とがこすれることによって発生するパーティクルを低減することができる。さらに、冷却ガスを多数のエンボス5の間に流すことで、ウエハWを下から冷却することができるので、ウエハWの熱変形はほとんど生じない。
次に、この発明の第2実施例について説明する。
図9は、この発明の第2実施例に係る静電チャックの要部を説明するための平面図である。
図9に示すように、この実施例の吸着電極3′は、上記吸着電極3の第1極吸着電極パターン31に対応した第1極吸着電極パターン31′と第2極吸着電極パターン32に対応した第2極吸着電極パターン32′とを、等間隔で配列された多数の電極小片33で構成した。
具体的には、図9の囲みBで示すように、第1極吸着電極パターン31′(第2極吸着電極パターン32′)を構成する各電極小片33は、四辺から延出された細い電極線33aによって、隣り合う電極小片33に連結されている。吸着電極3′は、これら電極小片33の連結で形成された電極パターンであり、上記第2工程において、溶射で形成される。
図9は、この発明の第2実施例に係る静電チャックの要部を説明するための平面図である。
図9に示すように、この実施例の吸着電極3′は、上記吸着電極3の第1極吸着電極パターン31に対応した第1極吸着電極パターン31′と第2極吸着電極パターン32に対応した第2極吸着電極パターン32′とを、等間隔で配列された多数の電極小片33で構成した。
具体的には、図9の囲みBで示すように、第1極吸着電極パターン31′(第2極吸着電極パターン32′)を構成する各電極小片33は、四辺から延出された細い電極線33aによって、隣り合う電極小片33に連結されている。吸着電極3′は、これら電極小片33の連結で形成された電極パターンであり、上記第2工程において、溶射で形成される。
上記第1実施例では、吸着電極3を半円板状の電極パターンで形成した。したがって、高温環境下においては、吸着電極3が熱変形して、上側(図2のエンボス5側)に反り返り、誘電体層4やエンボス5に悪影響を及ぼすおそれがある。
しかし、上記吸着電極3の構造ではなく、この実施例の吸着電極3′のように電極小片33を細い電極線33aで連結した構造にすることで、吸着電極3′に生じる熱応力を、電極小片33や電極線33aの僅かな変化によって吸収することができる。この結果、吸着電極3′の熱変形による誘電体層4等への悪影響を防止することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
しかし、上記吸着電極3の構造ではなく、この実施例の吸着電極3′のように電極小片33を細い電極線33aで連結した構造にすることで、吸着電極3′に生じる熱応力を、電極小片33や電極線33aの僅かな変化によって吸収することができる。この結果、吸着電極3′の熱変形による誘電体層4等への悪影響を防止することができる。
その他の構成、作用及び効果は、上記第1実施例と同様であるので、その記載は省略する。
なお、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
例えば、上記第1実施例では、基板2の厚さd2を10mm、吸着電極3の厚さを1μm、誘電体層4の厚さを100μmにそれぞれ設定したが、これらの部材がかかる厚さに限定されるものではない。
例えば、上記第1実施例では、基板2の厚さd2を10mm、吸着電極3の厚さを1μm、誘電体層4の厚さを100μmにそれぞれ設定したが、これらの部材がかかる厚さに限定されるものではない。
上記第1実施例では、エンボス5を平面視において円形に形成したが、多角形等に形成することもできる。
また、上記実施例では、エンボス5を設けた例について説明したが、エンボス5を有していない静電チャックをこの発明の範囲から除外する意ではない。
また、上記実施例では、エンボス5を設けた例について説明したが、エンボス5を有していない静電チャックをこの発明の範囲から除外する意ではない。
上記第2実施例では、電極小片33の形状を矩形状に設定したが、円形や多角形に設定しても良いことは勿論である。
また、上記第2実施例では、多数の電極小片33を連結して第1実施例の吸着電極3の第1及び第2極吸着電極パターン31,32に対応した形状に設定し、吸着電極3′の第1及び第2極吸着電極パターン31′,32′を構成した。しかし、静電チャックが吸着電極としてリング形状のものやメアンダ形状のものを採用する場合には、電極小片33を連結して、これらの形状の吸着電極3′を形成することで、熱変形による悪影響を防止することができる。
また、上記第2実施例では、多数の電極小片33を連結して第1実施例の吸着電極3の第1及び第2極吸着電極パターン31,32に対応した形状に設定し、吸着電極3′の第1及び第2極吸着電極パターン31′,32′を構成した。しかし、静電チャックが吸着電極としてリング形状のものやメアンダ形状のものを採用する場合には、電極小片33を連結して、これらの形状の吸着電極3′を形成することで、熱変形による悪影響を防止することができる。
1…静電チャック、 2…基板、 2a…表面、 3…吸着電極、 4…誘電体層、 4a…表面、 5…エンボス、 33…電極小片、 33a…電極線、 100…直流電源、 101…スイッチ、 200…ブラストガン、 210…マスク、 220…溶射ガン、 W…ウエハ。
Claims (6)
- 石英ガラスで形成された所定厚さの基板と、この基板上に石英ガラスで形成された所定厚さの誘電体層と、この誘電体層内に形成された吸着電極とを備える静電チャックであって、
上記誘電体層は、上記石英ガラスの溶射によって形成され、
上記吸着電極は、導電体の溶射によって形成され、
上記誘電体層の厚さは、上記基板の厚さの1万分の1以上1倍以下に設定されている、
ことを特徴とする静電チャック。 - 請求項1に記載の静電チャックにおいて、
上記誘電体層は、その表面に複数のエンボスを有する、
ことを特徴とする静電チャック。 - 請求項1又は請求項2に記載の静電チャックにおいて、
上記吸着電極は、所定間隔で配設された多数の多角形又は円形の電極小片同士が細い電極線で連結された電極パターンである、
ことを特徴とする静電チャック。 - 表面がブラスト処理された所定厚さの石英ガラスの基板を形成する第1工程と、
導電体の溶射粒子をマスクを介して上記基板の表面に溶射することにより、所定形状の吸着電極を上記基板の表面に形成する第2工程と、
石英ガラスの溶射粒子を上記吸着電極の上から上記基板の表面上に溶射して、所定厚さの誘電体層を形成する第3工程と
を備えることを特徴とする静電チャックの製造方法。 - 請求項4に記載の静電チャックの製造方法において、
石英ガラスの溶射粒子を、円形又は多角形の孔を有したマスクを介して、上記誘電体層の表面に溶射することにより、複数のエンボスを当該誘電体層の表面に形成する第4工程を設けた、
ことを特徴とする静電チャックの製造方法。 - 請求項4又は請求項5に記載の静電チャックの製造方法において、
上記第2工程は、多数の多角形又は円形の電極小片が所定間隔で配設され且つ隣り合う電極小片同士が細い電極線で連結されたパターンの上記吸着電極を、溶射形成する、
ことを特徴とする静電チャックの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007012200A JP2008181913A (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 静電チャック及びその製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013509708A (ja) * | 2009-10-30 | 2013-03-14 | ネーデルランツ オルガニサティー フォール トゥーゲパストナトゥールヴェテンシャッペリーク オンデルズーク テーエンオー | 支持構造の製造方法 |
KR20160104120A (ko) * | 2015-02-25 | 2016-09-05 | (주)티티에스 | 바이폴라 정전척 제조방법 |
-
2007
- 2007-01-23 JP JP2007012200A patent/JP2008181913A/ja active Pending
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KR20160104120A (ko) * | 2015-02-25 | 2016-09-05 | (주)티티에스 | 바이폴라 정전척 제조방법 |
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