JP2008181466A - 表示入力装置及び表示入力システム - Google Patents

表示入力装置及び表示入力システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008181466A
JP2008181466A JP2007016243A JP2007016243A JP2008181466A JP 2008181466 A JP2008181466 A JP 2008181466A JP 2007016243 A JP2007016243 A JP 2007016243A JP 2007016243 A JP2007016243 A JP 2007016243A JP 2008181466 A JP2008181466 A JP 2008181466A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input device
display input
layered body
display
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007016243A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Yamaguchi
一 山口
Kentaro Miura
健太郎 三浦
Masao Tanaka
雅男 田中
Takeshi Hioki
毅 日置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2007016243A priority Critical patent/JP2008181466A/ja
Publication of JP2008181466A publication Critical patent/JP2008181466A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】「曲げ」により情報を正確に入力可能とした表示入力装置及び表示入力システムを提供することを目的とする。
【解決手段】可撓性を有し画像を表示可能な表示入力装置(10)であって、 第1の層状体(100)と、前記第1の層状体に対して略平行に設けられ、前記表示入力装置を曲げた時に前記第1の層状体に対する滑動により相対的に変位可能な部分を有する第2の層状体(200)と、前記変位を検出可能な滑動検出部(800)と、を備えたことを特徴とする表示入力装置を提供する。また、この表示入力装置と、前記滑動検出部による検出の結果に基づいて、前記表示入力装置を制御する制御装置(20)と、を備えたことを特徴とする表示入力システムを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示入力装置及び表示入力システムに関し、特に、柔軟性を有する表示装置を用いて情報の入力を可能とした表示入力装置及びこれを備えた表示入力システムに関する。
パソコンをはじめとするコンピュータ技術および携帯電話をはじめとする通信技術の進歩により、モバイルコンピューティングが広がりつつある。モバイルコンピューティングで利用される携帯情報機器の表示装置として、各画素にTFT(Thin Film Transistor)などのアクティブ素子を配したアクティブ型表示装置がその高画質性能のために多く用いられている。なかでも、TFT LCD(Liquid Crystal Display)と呼ばれる液晶表示装置、特に透過型タイプが最も普及している。また、近年では、自発光型タイプの有機EL(Electro Luminescence)表示装置や、反射型タイプの液晶表示装置、電気泳動表示装置なども開発されている。
モバイルコンピューティングで利用される表示装置は、例えば持ち歩きながら利用されることもあるため、より一層の薄型化、軽量化、耐衝撃性向上が求められている。この要求に応えるものとして、従来のガラス基板に代わってプラスチックなどの可撓性を有する基板を用いる表示装置が提案されている。可撓性を有する基板を用いれば、表示装置の薄型化、軽量化、耐衝撃性向上を達成するだけではなく、曲げることができるというフレキシブル化を可能にする。
一方で、モバイルコンピューティングで用いられる携帯情報機器に対しては、薄型化、軽量化、耐衝撃性の向上などとともに、ヒューマン・インターフェイスとしての使い勝手の良さも要求される。これに対して、プラスチックなどの可撓性を有する基板を用いることによる表示装置のフレキシブル化は、ヒューマン・インターフェイスとしての使い勝手の向上にも貢献する。例えば、表示装置を曲げるという動作を、携帯情報機器への入力手段として用いることが可能となる。このようにすると、表示装置は単なる出力装置としてだけではなく入出力装置として位置づけられ、ヒューマンインターフェイスとしての新しい可能性が開ける。「曲げる」という動作を入力手段として用いる場合、曲げを検出する手段が必要となる。この手段として、曲げに伴って発生する圧力や体積変化により抵抗値などの物性が変化することを利用した表示入力装置が開示されている(特許文献1)。
特開2004−46792号公報
本発明は、「曲げ」により情報を正確に入力可能とした表示入力装置及び表示入力システムを提供する。
本発明の一態様によれば、可撓性を有し画像を表示可能な表示入力装置であって、 第1の層状体と、前記第1の層状体に対して略平行に設けられ、前記表示入力装置を曲げた時に前記第1の層状体に対する滑動により相対的に変位可能な部分を有する第2の層状体と、前記変位を検出可能な滑動検出部と、を備えたことを特徴とする表示入力装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、上記の表示入力装置と、前記滑動検出部による検出の結果に基づいて、前記表示入力装置を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とする表示入力システムが提供される。
本発明によれば、「曲げ」により情報を正確に入力可能とした表示入力装置及び表示入力システムが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の表示入力装置の平面構造を表す概念図である。
また、図2は、図1のA−A断面図である。
本実施形態の表示入力装置10は、第1の層状体100と、第2の層状体200と、を積層した構造を有する。第1の層状体100及び第2の層状体200は、いずれも可撓性を有し、表示装置を構成する要素の一部として設けられている。すなわち、第1及び第2の層状体100、200の間やその上下に、他の層状体が設けられていてもよい。
例えば、第1の層状体100と第2の層状体200は、それぞれ表示装置を構成する透過型セル、反射型セル、自発光型セル、偏光板、バックライト、フロントライト、筐体などのいずかとすることができる。透過型セルの代表例としては、透過型液晶セルを挙げることができる。反射型セルとしては、反射型液晶セルのほかに、電気泳動セルや機械的表示セルなどがある。自発光型セルとしては、有機ELセルや無機ELセルなどを挙げることができる。
一例として、本実施形態の表示入力装置がTFT LCDの形態を採用する場合には、反射板と導光板と光学薄板と、下部偏光板と、液晶が封止されたセル部と、上部偏光板と、が設けられている。そして、この場合、例えば、第1の層状体100はセル部であり、第2の層状体200はTFT LCDの上部偏光板とすることができる。
なお、図1においては縦長の表示入力装置10を例示したが、これとは逆に横長であ ってもよく、また縦横が同様のサイズであってもよい。これは、図2以降のすべての具体例についても同様である。
図1及び図2に表した具体例の場合、画像を表示する表示部10Aが設けられ、第1の層状体100と第2の層状体200とは、その一辺の端部に設けられた固定部900において互いに固定され、それ以外の部分においては滑動により相対的な変位が可能とされている。そして、固定部900と対向する他端には、滑動検出部800が設けられている。滑動検出部800は、第1の層状体100と第2の層状体200の相対的な変位を検出する。本実施形態においては、ユーザが表示入力装置10を曲げることにより、情報の入力が可能とされている。
すなわち、一般に、表示装置は、透過型液晶セルとバックライトのように一般に2つ以上の板状部材から物理的に構成されることが多い。2つの板状部材を有し、それらが積層され、かつ互いに固定された状態にある表示装置の場合、これを曲げる際、外周と内周との長さの差により実現できる曲率半径が限定され、これを無理に曲げようとすると部材が破損するという問題がある。例えば、紙のような0.1mm以下の薄いものであっても、複数枚重ねて互いの変位を許容することなく曲げる場合、内側の紙に「しわ」が発生する。複数枚重ねた紙を簡単に曲げることができるのは、紙同士が固定されることなく、滑動を行うことができ、その結果、それぞれの紙が各位置での曲率半径の円弧に沿うとともに、互いに変位するからに他ならない。
これに対して、曲げの方向や量を検出するために、積層構造を有する表示装置においていずれか2つの層の間の滑動による変位の方向や変位量を検出する滑動検出部を表示部に付与するという本発明に至った。
図2は、本実施形態の表示入力装置における入力方法を説明するための模式図であり、図2(b)は表示入力装置10が曲げられていない平坦な状態を表し、図2(a)及び図2(c)は、表示入力装置10が曲げられた状態を表す。
図2(a)は、表示入力装置10を画像表示面(向かって上方)からみて凹状に曲げた状態を表す。第1及び第2の層状体100、200は、固定部900において互いに固定されているので、表示入力装置10を曲げることにより、第1の層状体100に対して第2の層状体200の端部は相対的に矢印X1の方向に変位する。これは、第1の層状体100と第2の層状体200の曲率半径が異なるからである。この時、第2の層状体200の右端部は、図2(b)に表した状態から矢印X1の方向にΔL1だけ変位する。この変位を滑動検出部800が検出することにより、情報の入力が可能となる。
同様に、図2(c)は、表示入力装置10を画像表示面(向かって上方)からみて凸状に曲げた状態を表す。この場合には、第1の層状体100に対して第2の層状体200の端部は相対的に矢印X2の方向にΔL2だけ変位する。この変位を滑動検出部800が検出することにより、情報の入力が可能となる。
すなわち、第1及び第2の層状体100、200の相対的な変位の方向と変位の量とを滑動検出部800で検出することにより、曲げの方向と曲げの量を検出することができる。従って、この情報に基づき、デジタル的にもアナログ的にも情報を入力することができる。
例えば、表示部10Aに質問を表示させ、これに対してユーザが「はい」または「いいえ」と入力することができる。この場合、曲げの量すなわち滑動検出部800において検出する変位の量に閾値を設定しておき、図2(a)のように表示入力装置10を曲げて滑動検出部800の検出値が閾値を越えたら「はい」、図2(c)のように表示入力装置10を曲げて滑動検出部800の検出値が閾値を越えたら「いいえ」と入力させることができる。
または、例えば、表示部10Aに表示された情報をスクロールさせたり、拡大・縮小させることもできる。すなわち、ユーザが図2(a)に表したように表示入力装置10を曲げると、その曲げ量に応じて表示部10Aの表示内容を例えば上方向にスクロールさせ、あるいは縮小して表示し、ユーザが図2(c)に表したように表示入力装置10を曲げると、その曲げ量に応じて表示部10Aの表示内容を例えば下方向にスクロールさせ、あるいは拡大して表示することもできる。
本実施形態によれば、第1及び第2の層状体100、200の間の変位を滑動検出部800で検出することにより、曲げの量と方向を正確且つ確実に検出することができる。その結果として、可撓性を有する表示装置を曲げることにより直感的で容易な入力操作が可能な表示入力装置を実現できる。
図3は、滑動検出部800の第1の具体例を表す模式断面図である。なお、図3以降の各図については、既出の図に関して説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
本具体例においては、第1の層状体100に、複数の光検出素子122を併設した光検出素子アレイ120が設けられている。例えば、第1の層状体100がTFT LCDのアレイ基板(TFTが設けられた基板)である場合に、光検出素子122として、TFTと同質のポリ(多結晶)シリコンまたはアモルファスシリコンにより形成されたフォトダイオードやフォトトランジスタを設けることができる。
一方、第2の層状体200には、光反射層220が設けられている。TFT LCDの場合には、例えば上部偏光板を第2の層状体200とすることができる。なお、この場合には、第1の層状体100と第2の層状体200との間に、図示しない液晶層や対向基板などが設けられる。そして、図示しないバックライトなどから透過光L1、L2が照射されて、表示部10A(図1参照)に所定の画像が表示される。これら透過光のうち、光反射層220に当たらない光L1は、そのまま第2の層状体200を透過して外部に放出される。一方、光反射層220に当たった光L2は、反射されて光検出素子122により検出される。このようにして、光反射層220の位置を検出できる。また、光検出素子122への外光の侵入を防ぐために、図示しない遮光部を設けてもよい。このような遮光部は、後述する他の具体例においても同様に設けることができる。
この表示入力装置10を曲げると、図2に関して前述したように、第1及び第2の層状体100、200が矢印Xの方向に相対的に変位し、これに伴って、光反射層220も矢印Xの方向に変位する。この光反射層220の変位を、光反射層220にあたった光L2を検出した光検出素子122の光検出素子アレイ120上の位置の変化で、曲げの方向と量を検出することができる。
後に詳述するように、例えばTFT LCDの場合には、画像表示領域の周囲の額縁領域にフォトダイオードやフォトトランジスタなどの光検出素子122からなる光検出素子アレイ120を形成することができる。または、画像表示領域において、画素の中にフォトダイオードを併設することも可能であり、このようにすれば2次元的な光検出素子アレイが形成される。
図4は、滑動検出部800の第2の具体例を表す模式断面図である。
本具体例においても、第1の層状体100には、複数の光検出素子122を併設した光検出素子アレイ120が設けられている。そして、第1の層状体100の上に第2の層状体200が積層されている。本具体例においても、例えば第1の層状体100をTFT LCDのアレイ基板とし、第2の層状体100を上部偏光板とすることができる。そして、図示しないバックライトなどから透過光L1、L2が照射されて、表示部10A(図1参照)に所定の画像が表示される。
これら透過光のうち、第2の層状体200に当たらない光L1は、そのまま外部に放出される。一方、第2の層状体200に当たった光L2は、第2の層状体200を透過して外部に放出され所定の画像を形成するが、その一部は、点線の矢印で表したように第2の層状体200で反射されて光検出素子122により検出される。このようにして、第2の層状体200の端部の位置を検出できる。
つまり、この表示入力装置10を曲げると、第2の層状体200の端部が矢印Xの方向に相対的に変位する。この第2の層状体200の変位を、第2の層状体200で反射された光を検出した光検出素子122の光検出素子アレイ120上の位置の変化として検出することにより、曲げの方向と量を検出することができる。なお、本具体例においても、図3に関して前述した光反射層を第2の層状体200に設けてもよい。
図5は、滑動検出部800の第3の具体例を表す模式断面図である。
本具体例においても、第1の層状体100には、複数の光検出素子122を併設した光検出素子アレイ120が設けられている。そして、第1の層状体100の上に第2の層状体200が積層され、その一部に遮光層230が設けられている。本具体例においても、例えば第1の層状体100をTFT LCDのアレイ基板とし、第2の層状体200を上部偏光板とすることができる。そして、本具体例においては、画像表示面の側から光L1、L2が照射されて、表示部10A(図1参照)に所定の画像が表示される。つまり、本具体例は、反射型の表示装置に対応する。この場合、光L1、L2は、外光であったり、あるいは第2の層状体200の上方に設けられたフロントライトから放出された光に対応する。なお、フロントライトを設ける場合には、フロントライトを第2の層状体200として用いることもできる。その場合には、遮光層230を設けなくてもよい。
本具体例においては、光L1、L2のうち、遮光層230に当たらない光L1は光検出素子アレイ120に到達するが、遮光層230に当たった光L2は、光検出素子アレイ120に到達しないので、その位置を検出することができる。そして、表示入力装置10を曲げると、遮光層230が矢印Xの方向に相対的に変位する。この遮光層230の変位を、遮光層230で遮光し、光が到達しない光検出素子122の光検出素子アレイ120上の位置の変化として検出することにより、曲げの方向と量を検出することができる。
図6は、滑動検出部800の第4の具体例を表す模式断面図である。
本具体例においては、第1の層状体100には、低抵抗の配線層150と、これに接続された抵抗層160と、が設けられている。一方、第2の層状体200には、低抵抗の配線層240と、これに接続され抵抗層160に接触した接点250と、が設けられている。表示入力装置10を曲げると、接点250が矢印Xの方向に相対的に変位するので、配線層150から抵抗層160と接点250を介して配線層240に至る経路に含まれる抵抗層160の長さが変化する。例えば、図6に表した状態から接点250が向かって左側に変位すれば配線層150と配線層240との間の抵抗は低下し、接点250が向かって右側に変位すると配線層150と配線層240との間の抵抗は上昇する。従って、第1及び第2の層状体100、200の相対的な変位を、配線層150と240との間の抵抗の変化として検出することで、曲げの方向と量を検出することができる。
図7は、滑動検出部800の第5の具体例を表す模式断面図である。
本具体例においては、第1の層状体100には、電極層170と、これを覆うように設けられた誘電体層180と、が設けられている。一方、第2の層状体200には、電極層260が設けられている。電極層170、260は、誘電体層180を介して対向する部分を有し、この対向部から互いに反対方向に延在するように設けられている。
表示入力装置10を曲げると、第1及び第2の層状体100、200が矢印Xの方向に相対的に変位するので、電極層170、260の対向面積が変化する。その結果として、電極層170、260間のキャパシタンス(容量)が変化する。例えば、図7に表した状態から第2の層状体200が向かって左側に変位すれば電極層170、260間のキャパシタンスは低下し、第2の層状体200が向かって右側に変位すると電極層170、260間のキャパシタンスは上昇する。従って、第1及び第2の層状体100、200の相対的な変位を、電極層170、260間のキャパシタンスの抵抗の変化として検出することで、曲げの方向と量を検出することができる。
以上、図3〜図7を参照しつつ、滑動検出部800について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例には限定されない。例えば、図3〜図7においては、滑動検出部800を第1及び第2の層状体100、200の端部に設けた具体例を表したが本発明はこれに限定されず、滑動検出部800をもっと中央寄りに設けてもよい。
また、これら具体例以外にも、例えば、LED(Light Emitting Diode)などの発光素子とフォトダイオードなどの光検出素子とを組み合わせ、これらのいずれかをアレイ化して第1及び第2の層状体100、200の相対的な変位を検出してもよい。あるいは、圧電素子を利用したり、ホールセンサなどにより磁気的に、第1及び第2の層状体100、200の相対的な変位を検出することも可能である。
次に、本実施形態の表示入力装置10を曲げたときに発生する変位の量について定量的に説明する。
図8は、本実施形態の表示入力装置10における滑動による変位量と曲率半径との関係を説明するための模式図である。
曲率半径が、Rに対してΔRだけ長くなった時に、その円弧は、LからΔLだけ長くなる。これらの間には、

ΔR/R=ΔL/L ・・・(1)

なる関係がある。
表示入力装置10を曲げた時に、第1の層状体100と第2の層状体200の曲率半径の差がΔRである場合、第1の層状体100に対する第2の層状体200の変位量がΔLとなる。例えば、表示サイズが12.1インチで、0.2mm厚の透過型液晶セルにおいて、表示部の短辺方向が曲げの稜線に対して平行な場合、L=260mm、ΔR=0.2mmとなる。すると、曲率半径R=100mmの時には、ΔL=0.52mmとなり、曲率半径R=20mmの時にはΔL=2.6mmで、曲率半径R=10mmの時にはΔL=5.2mmとなる。透過型液晶セルの精細度を200ppiとした場合、表示部の長辺方向にみた画素サイズは127μmで、サブ画素(色画素)サイズは42μmである。
つまり、表示入力装置10を曲げた時のΔLは、サブ画素サイズの10倍以上となり、例えば、画素ピッチと同等のピッチでフォトダイオードを配列したフォトダイオードアレイを形成すれば、曲げの量や方向を十分に精密に検出できる。
また、(1)式から、ΔRが大きいほど、変位量であるΔLを大きくすることができることが分かる。つまり、第1の層状体100と第2の層状体200とを離したほうが変位量を大きくできる。
図9は、変位量を大きくすることができる表示入力装置10の構造を例示する模式図である。
本具体例においては、第1の層状体100と、第2の層状体200と、第3の層状体300と、がこの順に積層されている。この表示入力装置10を曲げた場合、第1の層状体100に対する第2の層状体200の変位量をΔL1とし、第1の層状体100に対する第3の層状体100の変位量をΔL2とする。(1)式から明らかなように、第2の層状体200の変位量ΔL1よりも第3の層状体300の変位量ΔL2のほうが大きくなる。
従って、3以上の層状体を積層する場合には、できるだけ離れた層状体の間の変位を検出するようにすれば、曲げに対する変位量を相対的に大きくでき、曲げをより敏感に検出することができる。この場合、可撓性が低い表示入力装置10の場合でも、わずかな曲げをより確実に検出し入力装置として確実に動作させることができる。
以下、本実施形態の表示入力装置10の平面構成について説明する。
図10は、本実施形態の表示入力装置10の平面構成の他の具体例を例示する模式図である。
また、図11は、図10のB−B線断面図である。
本具体例においては、表示入力装置10の中央付近に固定部900がストライプ状に設けられ、この固定部900において第1及び第2の層状体100、200が固定されている。そして、固定部900の左右の端部の近傍に滑動検出部800A、800Bが設けられている。
本具体例の表示入力装置10は、固定部900の延在方向に対して平行な方向を曲げの稜線とする曲げを加えることができる。そして、左右に滑動検出部800A、800Bを設けることにより、2種類の情報を同時に入力することが可能となる。すなわち、表示入力装置10の左側を凸状または凹状に曲げることにより、滑動検出部800Aを介してデジタル的またはアナログ的に情報を入力できる。一方、これとは独立に、表示入力装置10の右側を凸状または凹状に曲げることにより、滑動検出部800Bを介してデジタル的またはアナログ的に情報を入力できる。この時、図11に表したように、固定部900の左右で上下反対方向に曲げることも可能である。
例えば、左側を凸状または凹状に曲げることにより、画像表示部10Aの内容を上下にスクロールさせ、右側を凸状または凹状に曲げることにより、画像表示部10Aの内容を左右にスクロールさせることが可能となる。
また、例えば、画像表示部10Aにゲームの内容を表示させ、表示入力装置10の左右をそれぞれ曲げることにより一対のジョイスティックと同様に機能させて、登場人物を前後左右に自在に動かすことなども可能となる。
図12は、本具体例を適用したTFT LCDのアレイ基板を表す模式平面図である。 すなわち、第1の層状体100としてアレイ基板が設けられている。アレイ基板100は、TFTや補助容量などからなる画素が形成された画像表示領域100Aと、その周囲に設けられ駆動回路などが形成された額縁領域100Bと、を有する。そして、例えば、図3〜図5に関して前述した光検出素子アレイ120A、120Bを額縁領域100Bに形成することができる。この時、滑動検出部800の一部である光検出素子アレイ120A、120Bは、画像表示領域100AのTFTの形成プロセスにおいて同時に形成することも可能である。
図13は、本実施形態の表示入力装置10の平面構成の他の具体例を例示する模式図である。
本具体例においては、表示入力装置10の中央付近に固定部900がアイランド状に設けられ、この固定部900において第1及び第2の層状体100、200が固定されている。そして、固定部900の上下左右の4辺に滑動検出部800A〜800Dが設けられている。
本具体例の表示入力装置10は、上下左右の4辺をそれぞれ独立に凸状または凹状に曲げることで、4種類の情報を独立して入力することができる。すなわち、図11に関して前述したように、固定部900の上下左右で互いに上下反対方向に曲げることも可能である。
図14は、本実施形態の表示入力装置10の平面構成の他の具体例を例示する模式図である。
本具体例においても、表示入力装置10の中央付近に固定部900がアイランド状に設けられ、この固定部900において第1及び第2の層状体100、200が固定されている。そして、本具体例においては、表示入力装置10の4隅に滑動検出部800A〜800Dが設けられている。
本具体例の表示入力装置10は、4隅をそれぞれ独立に凸状または凹状に曲げることで、4種類の情報を独立して入力することができる。矩形状の表示入力装置10の隅部のほうが、曲げに対する抵抗力が小さく曲げやすい場合がある。また、ユーザも表示入力装置10の隅をつまんで曲げるほうが使い勝手が良い場合などもある。なお、この場合も、図11に関して前述したように、固定部900の4隅で互いに上下反対方向に曲げることが可能である。また、固定部900は必ずしもアイランド状である必要はなく、例えば図15に例示した如く、十字状に設けてもよい。
次に、本実施形態を適用したTFT LCDの具体例について説明する。
図16は、表示入力装置10の断面を表す模式図である。
また、図17(a)はその右側端部の拡大図であり、図17(b)はその平面図である。 この表示入力装置10は、バックライトユニット400と、透過型の液晶セル(第1の層状体)100と、上部偏光板200と、をこの順に積層した構造を有する。バックライトユニット400は、下部偏光板も含む。
これら積層体は、向かって左側の端部に設けられた固定部900において互いに固定されている。そして、その背面と周側面及び画像表示面の周縁を取り囲む筐体600に収容されている。これら全ての要素は可撓性を有し、図16に例示したように曲げることが可能とされている。
図17に表したように、液晶セル100の額縁領域には、TFTと同質のポリシリコンまたはアモルファスシリコンにより形成されたフォトダイオード122のアレイが設けられている。そして、その上方に積層された上部偏光板200の端部には、光反射層220が設けられている。すなわち、本具体例は、図3に関して前述したものに類似する滑動検出部800を有する。筐体600の周縁部の内面側には光吸収層610が設けられ、バックライトユニット400から放出された光の反射が防止される。また、表示領域の上下には、光センサ出力回路710や信号線ドライバ回路720などが適宜設けられている。
本具体例によれば、表示入力装置10を曲げることにより、上部偏光板200に設けられた光反射層220が液晶セル100に対して矢印Mの方向に相対的に変位する。フォトダイオード122で、光反射層220からの反射光を検出することにより、その位置を検出することができ、曲げの方向と量を検出することができる。
本具体例に設けられる透過型液晶セルの製造方法について、以下に簡単に説明する。
透過型の液晶セル100は、2枚の透明プラスチック基板の間にネマチック液晶を封入した構造を有する。一方のプラスチック基板にはTFTアレイが形成されており、もう一方のプラスチック基板には、ITO(Indium Tin Oxide)からなる電極が形成されている。カラーフィルターは、対向電極が形成された基板の上に形成することもできるが、プラスチック基板どうしの間の合わせずれによる画質劣化を防止するために、TFTアレイ側に形成するとよい。プラスチック基板間の間隔は5μm程度とし、この間隔を一定に維持するためのスペーサーは、カラーフィルターと同様にTFTアレイが形成された基板に設けるとよい。
プラスチック基板としては、0.1mm厚のPETフィルムを用い、スペーサー材料としては感光性アクリル樹脂を用いることができる。2枚のプラスチック基板は、UV(紫外線)硬化型の接着剤で貼り合せることができる。アレイ基板は、まずガラス基板上にCVD(Chemical Vapor Deposition)法でアモルファスシリコンを形成しレーザアニールにより多結晶化させたp−Si(ポリシリコン)TFTおよびフォトダイオードを、プラスチック基板に転写して形成する。その後、それぞれの基板にポリイミド配向膜を形成し、ラビングによる配向処理を施し、ラビング面が直交するように2枚の基板を対向させて空セルを作製する。次に、この空セルにTFT液晶セル用のネマチック液晶を真空注入し、注入口をUV硬化型の接着剤で封止する。このようにして、可撓性を有する液晶セル100が完成する。
一方、液晶セル100の上下に設けられる偏光板は、通常、液晶セルと組み合わせて用いられるヨウ素系のものを用いることができる。これら偏光板の液晶セル100に接する表面には、貼り付き防止を防止して互いに滑らかに変位することができるように、複数の突起を形成するとよい。この突起は、例えば樹脂製の球状スペーサーで形成し、その高さは約3μm程度とすることができる。
また、バックライトユニット400は、光源として端面出射型のLEDを用い、アクリル樹脂製の0.4mm厚の導光板の側面から光を導入する。また、光学フィルム群として反射板、拡散板、輝度向上板などを用いることができる。このようにして、可撓性を有するバックライトユニット400を形成できる。
図18は、本実施形態を適用したTFT LCDのもうひとつの具体例を表す模式図である。
すなわち、本具体例においても、図17(a)に表したものと同様に、上部偏光板200の端部に光反射層220が設けられている。そして、これに対応して、液晶セル100にフォトダイオード122のアレイが形成されている。ただし、本具体例においては、これらフォトダイオード122は、アレイ基板の額縁領域ではなく、図18(b)の挿入図に表したように、画像表示領域において画素の中に併設されている。
すなわち、液晶セル100のアレイ基板の画像表示領域には、信号線192と書き込み線194がマトリクス状に配線され、これらにTFT190が接続されている。これらTFTは、書き込み線194からの制御信号によりオン・オフし、信号線192から供給される表示信号電圧を画素電極196に印加する。
そして、本具体例においては、これらTFTが設けられた画素毎に、フォトダイオード122が形成されている。これらフォトダイオード122は、マトリクス状に配線された読み出し線124、126を介して検出信号の読み出しが可能とされている。光反射層220は、曲げの伴う偏光板200の滑動により矢印Mの方向に変位する。画像表示領域を光反射層220の下方まで延在させることにより、フォトダイオード122でその変位を検出することができる。
また、このように画素毎にフォトダイオード122を形成した場合には、画像表示領域において上方の層状体の相対的な変位を検出することも可能となる。
図19は、この具体例を表す模式図である。すなわち、図19(a)は画像表示領域の一部拡大図であり、図19(b)は表示領域及びその上下の平面構造の概念図である。
本具体例においては、液晶セル100のアレイ基板の画像表示領域において画素毎にフォトダイオード122が形成され、2次元的なフォトダイオード・アレイが形成されている。一方、上部偏光板200の裏面側には、液晶セル100との間での張り付きを防止し違いに滑らかに変位することができるように、突起290が設けられている。図17に関して前述したように、この突起290は、例えば樹脂製の球状スペーサーで形成し、その高さは約3μm程度とすることができる。
このような突起290は、画像表示面に表示されユーザが観察する画像には殆ど影響を与えないが、液晶セル100の側への反射光の光路には影響を及ぼす。つまり、突起290の部分と、それ以外の上部偏光板200の平坦面とでは、光の反射や散乱の状態が異なる。その結果として、アレイ基板の画像表示部に2次元的に設けたフォトダイオード122によって、突起290の配列のパターンを検出することが可能である。一方、表示入力装置10が曲げられた時には、上部偏光板200が液晶セル100に対して矢印Mで表したように相対的に変位するので、図20に表したように、突起290のパターン292も変位することとなる。従って、フォトダイオード122のアレイにより突起290のパターン292を逐次検出していれば、表示入力装置10が曲げられた時に生ずる突起290のパターン292の変位を検出でき、曲げの方向の量を検出することができる。
また、本具体例によれば、曲げの2次元的な分布を検出することも可能である。例えば、図11に例示したように表示入力装置10に対して複数の異なる曲げが同時に加えられた場合でも、突起290のパターンの2次元的な変化を検出することにより、それぞれの曲げ成分の方向や量を検出することが可能である。
なお、本具体例においては、画素毎にフォトダイオード122を形成しているが本発明はこれに限定されず、1画素おき、または複数画素おきに、画素の中にフォトダイオード122を形成してもよい。
図21は、自発光型のセルを用いた表示入力装置10の具体例を表す模式図である。
すなわち、図21は、図17及び図18に表したものと同様に表示入力装置10の端部を表す。
本具体例においては、自発光型のセル100が筐体600に収容されている。セル100としては、例えば、有機ELセルを用いることができる。有機ELセル100は、0.1mm厚のPETフィルムを基板として用い、基板上に透明電極、電子注入層、発光層、正孔注入層、透明電極を形成する。また、その端部に、フォトダイオード122のアレイを形成する。この上に、対向する0.05mm厚のPETフィルム基板をラミネートして有機ELセル100が得られる。
一方、筐体600は、セル100の背面と周側面及び前面の周縁を覆うように設けられている。また、図16に例示した如く、図21(a)に表した部分とは反対側の他端において、筐体600とセル100とが固定されている。そして、筐体600の周縁部の内面側には光反射層620が設けられ、セル100から放出された光を反射する。反射された光は、セル100に設けられたフォトダイオード122のアレイにより検出され、筐体600に対するセル100の相対的な位置が検出される。
この表示入力装置10を曲げると、セル100が筐体600に対して相対的に変位する。すると、フォトダイオード122のアレイによりこの変位が検出され、曲げの方向と量が検出される。
なお、本実施形態においては、筐体600の側に光検出素子アレイを設けてもよい。例えば、図21において光反射層620が設けられた位置に光検出素子アレイを設けると、筐体600とセル100との相対的な変位を検出することができる。
図22は、本実施形態にかかる表示入力システムを例示するブロック図である。
表示入力装置10は、画像表示部10A、滑動検出部800、滑動検出データ記憶部810、演算部820、表示部固有データ記憶部830、表示制御部840などが設けられている。滑動検出部800で取得されたデータは、演算部820で処理されて曲げデータとして出力される。この際に、例えば、滑動検出データ記憶部810に格納されている前回取得されたデータや、平坦な状態での滑動検出データ、あるいは表示部の大きさや精細度などの表示部に固有なデータが記憶された表示部固有データ記憶部830からのデータも適宜演算部820に出力され、参酌される。
演算部820において得られた曲げデータの出力先は、例えば、バックライト制御部850、表示制御部840、曲げデータ出力部870などである。曲げデータ出力部870から出力された曲げデータは、制御装置20に送られる。制御装置20においては、曲げデータがデジタルまたはアナログの入力データに変換され、この入力データに基づいて例えば、ソフトウエアのステップを進めたり、表示内容のスクロールや拡大・縮小などを実行する。
また一方、本実施形態においては、表示入力装置10に曲げが加えられたことによる表示品質の劣化を補正するようにしてもよい。例えば、液晶セルが曲げられた場合、視野角への要求値が変わることもある。さらにまた、セルギャップが局所的に変化して表示品質が劣化することもある。そこで、演算部820から出力される曲げデータをバックライト制御部850や表示制御部840にも出力し、バックライト400の駆動条件や、液晶セルの駆動条件を補正することも可能である。
このように、曲げの方向や曲げ量に応じて、比較的単純な処理を行えばよいフィードバックについては、バックライト制御部850や表示制御部840において補正する。また、例えば、曲げ限界を超えるような曲げ応力が表示入力装置10に与えられた場合は、その状況をユーザーに警告するために、バックライト制御部850へフィードバックしてバックライト400を点滅あるいは消灯するようにしてもよい。また、表示制御部840へのフィードバックとして、表示画面での警告ダイアログ表示や特定パターンの表示や点滅なども可能である。
一方、曲げの方向や曲げ量に応じて、画像表示に複雑な補正が必要な場合、例えば、拡大率あるいは縮小率を表示位置によって変化させる場合や、アプリケーションによって異なる処理が要求される場合などは、曲げデータ出力部870を介して制御装置20へ曲げデータを送出した上で、入出力部21を介して制御装置20の中央演算部22や記憶部23やグラフィックス演算部24で処理を行い、通常の表示と同様にグラフィックスデータ出力部26から表示入力装置10のグラフィックスデータ入力部880へ表示データを送出すればよい。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、上述した各具体例に限定されるものではない。
例えば、本発明において用いる液晶セル、光検出素子、バックライト、偏光板、筐体などの構造、形状、材質、配置関係などについては、前述した具体例には限定されず、当業者が適宜設計変更したものも、本発明の特徴を有する限り本発明の範囲に包含される。すなわち、本発明は各具体例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能であり、これらすべては本発明の範囲に包含される。
本発明の表示入力装置の平面構造を表す概念図である。 図1のA−A断面図である。 滑動検出部800の第1の具体例を表す模式断面図である。 滑動検出部800の第2の具体例を表す模式断面図である。 滑動検出部800の第3の具体例を表す模式断面図である。 滑動検出部800の第4の具体例を表す模式断面図である。 滑動検出部800の第5の具体例を表す模式断面図である。 本実施形態の表示入力装置10における滑動による変位量と曲率半径との関係を説明するための模式図である。 変位量を大きくすることができる表示入力装置10の構造を例示する模式図である。 本実施形態の表示入力装置10の平面構成を例示する模式図である。 固定部900の左右で上下反対方向に曲げることを表した模式図である。 本具体例を適用したTFT LCDのアレイ基板を表す模式平面図である。 本実施形態の表示入力装置10の平面構成の他の具体例を例示する模式図である。 本実施形態の表示入力装置10の平面構成の他の具体例を例示する模式図である。 固定部900を十字状に設けた具体例を表す模式図である。 表示入力装置10の断面を表す模式図である。 (a)は表示入力装置10の右側端部の拡大図であり、(b)はその平面図である。 本実施形態を適用したTFT LCDのもうひとつの具体例を表す模式図である。 本発明の具体例を表す模式図である。 突起290のパターン292の変位を表す模式図である。 自発光型のセルを用いた表示入力装置10の具体例を表す模式図である。 本実施形態にかかる表示入力システムを例示するブロック図である。
符号の説明
10 表示入力装置、 10A 画像表示部、 20 制御装置、 22 中央演算部、 24 グラフィックス演算部、 26 グラフィックスデータ出力部、100 第1の層状体(液晶セル)、100A 画像表示領域、100B 額縁領域、120 光検出素子アレイ、122 フォトダイオード(光検出素子)、124、126 読み出し線、150 配線層、160 抵抗層、170 電極層、180 誘電体層、192 信号線、194 書き込み線、196 画素電極、200 第2の層状体(上部偏光板)、220 光反射層、230 遮光層、240 配線層、250 接点、260 電極層、290 突起、292 パターン、300 第3の層状体、400 バックライト(バックライトユニット)、600 筐体、610 光吸収層、620 光反射層、800、800A〜800D 滑動検出部、810 滑動検出データ記憶部、820 演算部、830 表示部固有データ記憶部、840 表示制御部、850 バックライト制御部、870 データ出力部、880 グラフィックスデータ入力部、900 固定部

Claims (9)

  1. 可撓性を有し画像を表示可能な表示入力装置であって、
    第1の層状体と、
    前記第1の層状体に対して略平行に設けられ、前記表示入力装置を曲げた時に前記第1の層状体に対する滑動により相対的に変位可能な部分を有する第2の層状体と、
    前記変位を検出可能な滑動検出部と、
    を備えたことを特徴とする表示入力装置。
  2. 前記第1の層状体と前記第2の層状体とは、互いに固定された部分を有することを特徴とする請求項1記載の表示入力装置。
  3. 前記第1の層状体と前記第2の層状体とは、それらの端部において互いに固定されたことを特徴とする請求項1または2に記載の表示入力装置。
  4. 前記第1の層状体と前記第2の層状体とは、中央において互いに固定され、
    前記滑動検出部は、前記固定された部分の両側にそれぞれ設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の表示入力装置。
  5. 前記滑動検出部は、光検出素子を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の表示入力装置。
  6. 前記第1の層状体は、複数のスイッチング素子が設けられた画像表示部と、前記画像表示部の周囲に設けられ前記スイッチング素子を制御する制御部が設けられた額縁部と、を有し、
    前記光検出素子は、前記額縁部に設けられたことを特徴とする請求項5記載の表示入力装置。
  7. 前記第1の層状体は、複数のスイッチング素子が設けられた画像表示部と、前記画像表示部の周囲に設けられ前記スイッチング素子を制御する制御部が設けられた額縁部と、を有し、
    前記光検出素子は、前記画像表示部において前記複数のスイッチング素子と併設されたことを特徴とする請求項5記載の表示入力装置。
  8. 前記第2の層状体の前記第1の層状体に対向する主面には、複数の突起が設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つに記載の表示入力装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1つに記載の表示入力装置と、
    前記滑動検出部による検出の結果に基づいて、前記表示入力装置を制御する制御装置と、
    を備えたことを特徴とする表示入力システム。
JP2007016243A 2007-01-26 2007-01-26 表示入力装置及び表示入力システム Pending JP2008181466A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007016243A JP2008181466A (ja) 2007-01-26 2007-01-26 表示入力装置及び表示入力システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007016243A JP2008181466A (ja) 2007-01-26 2007-01-26 表示入力装置及び表示入力システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008181466A true JP2008181466A (ja) 2008-08-07

Family

ID=39725302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007016243A Pending JP2008181466A (ja) 2007-01-26 2007-01-26 表示入力装置及び表示入力システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008181466A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014006892A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子機器、プログラム、及び記録媒体
WO2014142269A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 京セラ株式会社 電子機器
JP2015507783A (ja) * 2011-12-15 2015-03-12 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド ディスプレイ装置及びそれを用いた画面モード変更方法
JP2016505986A (ja) * 2013-01-04 2016-02-25 ノキア テクノロジーズ オーユー 機器の形状変更の感知方法及び装置
CN111045563A (zh) * 2019-11-29 2020-04-21 维沃移动通信有限公司 一种显示控制方法、电子设备及存储介质
JP2021033124A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及び収納体
JP2021192307A (ja) * 2014-05-30 2021-12-16 株式会社半導体エネルギー研究所 情報処理装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015507783A (ja) * 2011-12-15 2015-03-12 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド ディスプレイ装置及びそれを用いた画面モード変更方法
JP2018032409A (ja) * 2012-05-31 2018-03-01 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
JP2021185433A (ja) * 2012-05-31 2021-12-09 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
JP2020060779A (ja) * 2012-05-31 2020-04-16 株式会社半導体エネルギー研究所 電子機器
JP2014006892A (ja) * 2012-05-31 2014-01-16 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 電子機器、プログラム、及び記録媒体
US9942387B2 (en) 2013-01-04 2018-04-10 Nokia Technologies Oy Method and apparatus for sensing flexing of a device
JP2016505986A (ja) * 2013-01-04 2016-02-25 ノキア テクノロジーズ オーユー 機器の形状変更の感知方法及び装置
JPWO2014142269A1 (ja) * 2013-03-14 2017-02-16 京セラ株式会社 電子機器
WO2014142269A1 (ja) * 2013-03-14 2014-09-18 京セラ株式会社 電子機器
JP2021192307A (ja) * 2014-05-30 2021-12-16 株式会社半導体エネルギー研究所 情報処理装置
JP7317911B2 (ja) 2014-05-30 2023-07-31 株式会社半導体エネルギー研究所 情報処理装置
JP2021033124A (ja) * 2019-08-27 2021-03-01 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及び収納体
WO2021039369A1 (ja) * 2019-08-27 2021-03-04 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及び収納体
JP7282636B2 (ja) 2019-08-27 2023-05-29 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置及び収納体
CN111045563A (zh) * 2019-11-29 2020-04-21 维沃移动通信有限公司 一种显示控制方法、电子设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI498801B (zh) 利用雷射雕刻之電容式共平面觸控面板裝置的製造方法
US8633899B2 (en) Display device including sensing elements and driving method thereof
JP4367258B2 (ja) 入出力装置及び端末装置
CN102749747B (zh) 触控显示面板及其制造方法
US8866797B2 (en) Display device with position detecting function and electronic apparatus
US20100194710A1 (en) Information input device and information input/output device
KR101681123B1 (ko) 터치패널 및 이를 포함하는 평판디스플레이장치
US20120249490A1 (en) Electronic pen, input method using electronic pen, and display device for electronic pen input
WO2010100796A1 (ja) 表示装置
JP2008181466A (ja) 表示入力装置及び表示入力システム
WO2010029662A1 (ja) 表示装置
KR20090068165A (ko) 전기 광학 장치 및 전자 기기
CN111799304A (zh) 显示装置及制造其的方法
KR20170057915A (ko) 표시 장치 및 이의 제조 방법
JP2014211825A (ja) 表示装置
US20120229420A1 (en) Mems display with touch control function
US8933911B2 (en) Touch panel integrated display device
JP5044834B2 (ja) 情報入力装置、及び情報入出力装置
TW201128275A (en) Touch-sensitive liquid crystal module and integrated touch-sensitive substrate
KR20070047956A (ko) 표시 기판의 제조방법
WO2017043421A1 (ja) 位置入力機能付き表示装置
WO2014103274A1 (ja) 表示制御システムおよび読取装置
JP2010152671A (ja) 表示装置
US8242998B2 (en) Liquid crystal display with infrared detection layer and remote control display system with same
JP2013250900A (ja) 情報処理装置及びその製造方法