JP5044834B2 - 情報入力装置、及び情報入出力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に用いられる情報入力装置、及び、情報入出力装置に関する。
液晶表示装置や、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ装置に代表される自発光型表示装置は、薄型、軽量、低消費電力といった利点を有する。このため、これらの表示装置は、携帯電話、デジタルカメラ等のモバイル用途の電子機器において多く使用されている。例えば、液晶表示装置は、一対の基板の間に、液晶層が封入された液晶パネルを有しており、その液晶パネルの背面に設けられたバックライトなどの平面光源から照射された光を、その液晶パネルが変調する。そして、その変調した光によって、画像の表示が液晶パネルの正面にて実施される。
近年、液晶表示装置において、液晶表示装置の画面上に表示されたアイコン等を、ユーザが直接タッチすることにより、ユーザの指示内容を入力する、タッチパネルとよばれるセンサ機能を有する液晶表示装置が使用されている。
このタッチパネルは、液晶表示装置の画面上に示す指示内容を、人の手、又は物体で直接的に接触することにより、選択できるように、液晶表示装置の最上側に設置される。タッチパネルでは、手、又は物体が接触された位置が検出され、接触された位置で指示する内容を入力信号として、液晶表示装置を駆動する。タッチパネルを具備する液晶表示装置は、コンピュータ等に使用される場合や、キーボード、又はマウスのような入力装置、携帯電話のようなモバイル製品に使用される場合、キーパッドのような入力装置を別に必要としないため、その使用が拡大している傾向にある。
一方、タッチパネルが、液晶表示装置の上部に配置されることにより、タッチパネルを具備した製品では、厚み、又はサイズの増加、屈折界面の影響による光学特性の低下が起こる。また、液晶表示装置の他に、タッチパネルが必要なことによる製造コスト高などの問題があり、液晶表示装置と、タッチパネルを一体形成することが検討されている。
近年、このような、液晶表示装置とタッチパネルが一体形成された、いわゆるセンサ機能を有する液晶表示装置が提案されている。タッチセンサの機能を有する液晶表示装置の一つとして、下記特許文献1には、近接する対象物をバックライトの光の反射を、液晶表示装置の液晶パネル内に一体化形成した光センサで検出する方法が提案されている。
また、下記特許文献2には、液晶パネルに外力を印加することにより、液晶パネル内に形成された電極が、直接接触し、位置検出できる構成が記載されている。
一方、近年のデジタルスチルカメラや、携帯電話等に適用される液晶表示装置や、有機ELディスプレイ装置等の表示装置では、日常の使用時において、表示装置が破損しないような構成とされている。図6に、これらの表示装置を、デジタルスチルカメラや、携帯電話等の電子機器に適用し、表示装置が破損しないような構成とした場合の概略構成を示す。
図6に示すように、従来の電子機器は、電子機器の構成する筐体111と、その筐体111の開口部から、外部に画像を表示する表示部が望むように、筐体内部に配置された表示装置101と、その、筐体の開口部と、表示装置101の間に配置されるカバー材104とから構成される。このカバー材104は、強化ガラスやアクリル板等から構成されるものであり、電子機器の日常での使用において、薄型の液晶表示装置や、有機ELディスプレイ装置等の表示装置101が、破損してしまうのを防ぐために構成されるものである。
また、このカバー材104と、表示装置101との間には空間を形成する場合もあるが、図6における電子機器のように、カバー材104と表示装置101との間に、光学弾性材料105を充填する場合が多くなってきている。この光学弾性材料105は、空気界面での光の反射を防ぐ為に構成されるものである。
図7に、図6の表示装置101として、液晶表示装置を用いた場合の概略構成を示す。図7においては、電子機器の筐体111部分の図示は省略する。また、図7において、図6に対応する部分には、同一符号を付し、重複説明を省略する。
図7に適用される表示装置101は、センサ機能を有する液晶表示装置であり、第1の基板102と、第1の基板102に対向して構成される第2の基板103と、第1の基板102と第2の基板103との間に介在される液晶層112とから構成される。図7に示す例では、第2の基板103が、カバー材104側に配置され、第2の基板103と、カバー材104との間に、光学弾性材料105が充填される構成とされている。第1の基板102の液晶層112に面する側には、液晶層112の厚さ、すなわち、セル厚を一定に保持するためのスペーサ層106と、後述の第1の電極の高さを調整するための調整層107とが構成されている。調整層107は、スペーサ層106の高さよりも低く構成されるものである。そして、第1の基板102上には、調整層107を被覆して、画素に対応してパターニング形成された第1の電極108が形成されている。
また、第2の基板109の液晶層112に面する側には、全面に、第2の電極109が形成されている。
このような、表示装置101では、第1の電極108と第2の電極109との間に、所定の電圧を印加することにより、液晶層112に封入されている液晶の配向状態が変化される。そして、例えば、第1の基板102側から照射される図示しない光源からの光が、この液晶層112により変調され、所望の画像が表示される。また、この表示装置101において、タッチセンサの機能を発揮させるためには、手や指等の対象物110から印加する外圧により、第2の基板103を第1の基板102側に撓ませて、第1の電極109と、第2の電極108を接触させ、その電極の接触位置を検出することが行われる。
特開2005−275644号公報 特開2007−075074号公報
しかしながら、図6及び図7に示すように、第2の基板103と、カバー材104との間に、光学弾性材料105が充填されている構成では、カバー材104に、外圧を印加してカバー材104を撓ませても、光学弾性材料105が緩衝材として作用するため、第2の基板103を撓ませるには至らない。よって、従来のセンサ機能を有する表示装置においては、光学弾性材料105が、タッチ位置の検出の精度を著しく悪化させたり、動作加重が大きくなるという問題があった。ここで、動作加重とは、タッチパネルを動作させるために必要な、タッチパネルを押す力であり、この動作加重が小さい程、タッチパネルの操作性は向上する。以上のような問題があるために、実際には、図7に示すように、タッチ機能を有する表示装置において、表面にカバー材104を備え、カバー材104と表示装置101との間に光学弾性材料105を充填させる構成を実施することは不可能であった。
上述の点に鑑み、本発明は、タッチ位置の検出精度を保持しつつ、外部からの衝撃に対する耐性を向上させることができる、情報入力装置、及び情報入出力装置を提供するものである。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の情報入力装置は、まず、第1の基板と、第1の基板に対向して形成される第2の基板とを有する。また、第1の基板と第2の基板との間に形成され、第1の基板、及び第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出するための、2つ以上の電極から構成されるセンサ電極と、第1の基板と第2の基板との間に形成され、第1の基板と第2の基板との間の距離を一定に保持するためのスペーサ層と、を有する。また、第1の基板第2の基板のうち、一方の基板に対向して形成される第3の基板を有する。そして、第3の基板と、第3の基板に対向する第1の基板又は第2の基板との間に充填される弾性変形率の異なる少なくとも2種以上の弾性変形材料とを有する。この2種類以上の弾性変形材料のうち弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、スペーサ層の弾性変形率よりも小さい。
本発明の情報入力装置では、第3の基板上面から外圧を印加すると、第3の基板がたわみ、第3の基板に対向する第1の基板、又は第2の基板がたわむ。これにより、センサ電極を構成する電極間の抵抗もしくは、容量の変化が起こり、第1の基板、又は第2の基板のたわんだ位置が検出される。
また、本発明の情報入出力装置は、第1の基板と、第1の基板に対向して形成される第2の基板とを有する。また、第1の基板と第2の基板との間に形成され、第1の基板及び第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出するための、2つ以上の電極から構成されるセンサ電極を有する。また、第1の基板と第2の基板との間に形成され、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第1の基板、又は第2の基板から射出する光量を制御するための、2つ以上の電極から構成される表示電極とを有する。また、第1の基板と第2の基板との間に形成され、第1の基板と第2の基板との間の距離を一定に保持するためのスペーサ層とを有する。また、第1の基板第2の基板のうち、一方の基板に対向して形成される第3の基板を有する。そして、第3の基板と、第3の基板に対向する第1の基板又は第2の基板との間に充填される弾性変形率の異なる少なくとも2種以上の弾性変形材料とを有する。この2種類以上の弾性変形材料のうち弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、スペーサ層の弾性変形率よりも小さい。
本発明の情報入出力装置では、第3の基板上面から外圧を印加すると、第3の基板がたわみ、第3の基板に対向する第1の基板、又は第2の基板がたわむ。これにより、センサ電極を構成する電極間の抵抗もしくは、容量の変化が起こり、第1の基板、又は第2の基板のたわんだ位置が検出される。さらに、第1の基板及び第2の基板との間に構成される表示電極により、第1の基板、又は第2の基板から射出する光量が制御され、所望の画像が表示される。
本発明によれば、外部からの衝撃に強く、タッチ位置の検出精度に優れた情報入力装置、及び情報入出力装置を得ることができる。
以下、図1〜図5を参照して本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施形態]
図1A,Bに、本発明の第1の実施形態における情報入力装置の概略断面構成を示す。本発明の情報入力装置1は、第1の基板3と、第1の基板3に対向して形成される第2の基板4とからなるタッチパネル2と、タッチパネル2表面をカバーするためのカバー材となる第3の基板11とを有して構成される。第1の基板3と第2の基板4との間には、第1の基板3、及び第2の基板4の少なくとも一方の基板のたわみ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為の、第1の電極6及び第2の電極8から構成されるセンサ電極を有する。また、第3の基板11と、第3の基板11に対向する第2の基板4との間には、弾性変形率の異なる少なくとも2種以上の弾性変形材料が充填されている。以下に本実施形態例の構成を詳述する。
タッチパネル2を構成する第1の基板3、及び第2の基板4は、共に透明な絶縁材料から構成される。第1の基板3において、第2の基板4に対向する面側には、柱状のスペーサ層7と、そのスペーサ層7よりも低い柱状の調整層5とが形成されている。
スペーサ層7は、第1の基板3と第2の基板4との間の距離、すなわち、セル厚を一定に保持するために形成されるものであり、例えば、面内に等間隔に形成されている。スペーサ層7としては、アクリル系材料や、スチレン系材料等の所望の弾性変形率を有する材料を使用することができる。このスペーサ層7は、第2の基板4がたわむときに、スペーサ層7自体の変形を吸収する緩衝柱としても機能するものである。
調整層5は、第1の電極6の高さを調整する層である。第1の基板3の上面には、例えばマトリクス状にパターン形成された、複数の第1の電極6が形成されており、それぞれの第1の電極6の一部は、調整層5を被覆するように延在して形成されている。第2の基板4において、第1の基板3に対向する面側の面上には、第2の電極8が形成されている。図1Aに示すように、第1の電極6と第2の電極8は、通常時においては、スペーサ層7が第1の基板3と第2の基板4とのセル厚を一定に保持しているため、接触しないような構成とされている。
これらの第1の電極6と、第2の電極8とは、第1の基板3と第2の基板4のうちの少なくとも一方の基板のたわみ位置を、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為のセンサ電極とされるものである。そして、第1の電極6と第2の電極8が間に構成された第1の基板3と第2の基板4とにより、タッチセンサの機能を有するタッチパネル2が構成される。
第3の基板11は、第2の基板4の、第1の基板3と対向する側とは反対側の面に対向する位置に、第2の基板4とは所定の間隔を隔てて形成されている。第3の基板11は、透明な基板で構成されるものであり、例えば、強化ガラスや、アクリル板等の衝撃に強い材料で構成される。第3の基板11と、第2の基板4との間には、弾性変形率の異なる、第1の弾性変形材料9と第2の弾性変形材料10が充填されている。
第1の弾性変形材料9としては、ポリビニルアルコール系接着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系樹脂、アクリル酸エステル系ゴム状重合体、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ゲル状物質が使用できる。
第2の弾性変形材料10としては、ガラスビーズ、アクリルビーズ、ポリメチルメタクリメート樹脂フィラー、フッ化ビリニデン樹脂、アクリル樹脂、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化亜鉛等が使用できる。また、第2の弾性変形材料10としては、例えば、20μm〜200μm程度の粒径の弾性変形材料を用いる。粒径が200μmよりも大きい場合は、画素サイズレベルになってしまい、画質を損なうおそれがある。また、粒径が20μmよりも小さい場合は、製造上難しく、また、第1の弾性変形材料9の塗り精度が追いつかないという問題が出てくる。
そして、上述したスペーサ層7を構成する材料の弾性変形率をb、第1の弾性変形材料9の弾性変形率をc、第2の弾性変形材料10の弾性変形率をaとすると、これらの材料の弾性変形率a,b,cは、下記に示す[数1]の関係を満たすことが望ましい。さらに好ましくは、第2の弾性変形材料10をセンサ電極密度以下に構成する。
Figure 0005044834
[数1]の関係を満たす材料を用いることにより、第3の基板11が、第2の基板4側にたわんだとき、そのたわみ量が、第2の基板4に伝播し、第3の基板11のたわみ量に応じて、第2の基板4がたわむように構成される。
以上の構成を有する情報入力装置1において、図1Bに示すように、手や指等の対象物12により、第3の基板11表面に圧力を印加する。そうすると、第3の基板11に印加された圧力は、第1の弾性変形材料9及び第2の弾性変形材料10を通じて第2の基板4に達し、第2の基板4が第1の基板3側にたわむ。そして、このように第2の基板4がたわむことにより、第1の電極6と第2の電極8の間の距離が変化する、もしくは、第1の電極6と第2の電極8が接触することにより、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量が変化する。この抵抗、もしくは容量の変化を検出することにより、たわみ位置を検出することができるので、結果的に、対象物12によってタッチされた第3の基板11上のタッチ位置が検出される。
本実施形態例では、第2の基板4と第3の基板11間に、異なる材料からなる2種類の弾性変形材料である、第1及び第2の弾性変形材料9,10を充填することにより、第3の基板11のたわみ量が、弾性変形材料に吸収されてしまうのを防ぐことができる。このため、第3の基板11のたわみ量が第2の基板4に伝播して、第2の基板4のたわみ量となる。そして、第3の基板11に印加した圧力が、第2の基板4を印加する圧力として、精度良く第2の基板4側に伝わり、第1の電極6と第2の電極8との間の距離が、それに応じて敏感に変化される。すなわち、第3の基板11への圧力の印加を、第1の電極6と第2の電極8とで敏感に検出することができるので、感度のよいタッチパネル2を得ることができる。すなわち、本実施形態例の情報入力装置1によれば、第3の基板11上をタッチして情報を入力する入力操作を、円滑に行うことができる。
さらに、[数1]の関係を有する材料を用いることにより、第3の基板11表面に加えられた力をより効果的に第1の電極6及び第2の電極8とで構成されるセンサ電極に伝えることができる。そして、第2の弾性変形材料10をセンサ電極の密度以下とすることにより、対象物により第3の基板11表面に圧力を印加した場合、その圧力は、より集中した位置にかかる。このため、指等の大きな面積の対象物12により圧力が印加された場合においても、最終的に第2の基板4をたわませる力が増し、効果的に第2の基板4をたわませることができる。
従来の図7に示すような情報入力装置においては、弾性変形材料が緩衝材として作用するために、第3の基板のたわみ量が、第2の基板に伝播しなかった。それに対し、本実施形態例の第1及び第2の弾性変形材料9,10は、第3の基板11のたわみ量を精度良く第2の基板4に伝播することができる。これにより、タッチパネル2上に、カバー材となる第3の基板11を構成した場合にも、対象物12によるタッチ位置の検出精度を悪化させることがない。
また、第1の弾性変形材料9及び第2の弾性変形材料10は、第3の基板11と空気との界面での光の反射を防止することができるものである。このため、この情報入力装置1を、別の表示装置上に設置して用いる場合も、光の反射による表示装置の表示の妨げを防ぐことができる。
このように、本実施形態例の情報入力装置1では、タッチパネル2上に、タッチパネル2の破損防止のための第3の基板11を設けた場合においても、タッチ位置検出精度を損なうことなく、第3の基板11での光の反射を防ぐことが可能となる。
本実施形態例では、第2の基板4と第3の基板11との間に充填する弾性変形材料として、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10の2種類を用いる例としたが、これに限定されるものではなく、2種類以上を用いることができる。この場合、2種類以上の弾性変形材料のうち、一番弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、スペーサ層7の弾性変形率よりも小さいものを用いることが好ましい。
[第2の実施形態]
図2A,Bに、本発明の第2の実施形態における情報入力装置の概略断面構成を示す。図2A,Bにおいて、図1A,Bに対応する部分には同一符号を付し、重複説明を省略する。
本実施形態例の情報入力装置31は、第1の基板3上面に、第1の電極30が形成されており、その第1の電極30上に、スペーサ層7、とそのスペーサ層よりも低い補助スペーサ層29を有する。そして、第1の電30と、第2の電極8とは、第1の基板3と第2の基板4のうちの少なくとも一方の基板のたわみ位置を、第1の電極30と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為のセンサ電極とされるものである。そして、第1の電極30と第2の電極8が間に構成された第1の基板3と第2の基板4とにより、タッチセンサの機能を有するタッチパネル28が構成される。
以上の構成を有する情報入力装置31において、図2Bに示すように、手や指等の対象物12により、第3の基板11表面に圧力を印加する。そうすると、第3の基板11に印加された圧力は、第1の弾性変形材料9及び第2の弾性変形材料10を通じて第2の基板4に達し、第2の基板4が第1の基板3側にたわむ。そして、このように第2の基板4がたわむことにより、第1の電極230と第2の電極8が接触することにより、第1の電極30と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量が変化する。この抵抗、もしくは容量の変化を検出することにより、たわみ位置を検出することができるので、結果的に、対象物12によってタッチされた第3の基板11上のタッチ位置が検出される。
そして、本実施形態例においても第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3の実施形態]
図3A,Bに、本発明の第2の実施形態における情報入出力装置19の概略断面構成を示す。本実施形態例の情報入出力装置19は、第1の基板3と、第1の基板3に対向して形成される第2の基板4とからなるタッチセンサの機能を有する画像表示装置13と、画像表示装置13の表示面をカバーするためのカバー材となる第3の基板11とを有する。第1の基板3と第2の基板4との間には、第1の基板3、及び第2の基板4の少なくとも一方の基板のたわみ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為の、第1の電極6及び第2の電極8で構成されるセンサ電極が構成される。さらに、第1の基板3と第2の基板4との間には、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第1の基板3、又は第2の基板4から射出する光量を制御する為の、第1の電極6及び第2の電極8で構成される表示電極が構成される。さらに、第3の基板11と、第2の基板4との間には、弾性変形率の異なる第1の弾性変形材料9及び第2の弾性変形材料10とが充填される。以下に本実施形態例の構成を詳述する。
画像表示装置13は、第1の基板3、及び第1の基板3に対向して構成される第2の基板4と、第1の基板3、第2の基板4との間に構成される液晶層15と、第1の基板3の、液晶層15とは反対側の面に対向して構成されるバックライト14とを有する。
第1の基板3、及び第2の基板4は、共に透明な絶縁材料から構成される。第1の基板において、液晶層15に面する側には、柱状のスペーサ層7と、そのスペーサ層7よりも低い柱状の調整層5とが形成されている。
スペーサ層7は、第1の基板3と第2の基板4との間に構成される液晶層15の厚み、すなわち、セル厚を一定に保持するために形成されるものであり、例えば、面内に等間隔に形成されている。スペーサ層7としては、アクリル系材料や、スチレン系材料等の所望の弾性変形率を有する材料を使用することができる。このスペーサ層7は、第2の基板4がたわむときに、スペーサ層7自体の変形を吸収する緩衝柱としても機能するものである。
調整層5は、第1の電極3の高さを調整する層である。第1の基板3の液晶層15に面する側の上面には、パターン形成された、複数の第1の電極6が形成されており、それぞれの第1の電極6の一部は、調整層5を被覆するように、調整層5上面に延在して形成されている。第2の基板4において、液晶層15に面する側の面上には、赤(R)、緑(G)、青(B)からなるカラーフィルタ層17、及び第2の電極8が順に形成されている。第1の電極6と、第2の電極8は、通常時においては、スペーサ層7が第1の基板3と第2の基板4とのセル厚を一定に保持しているため、接触しないような構成とされている。
第1の基板3、第2の基板4の、液晶層15に面する側とは反対側の面上には、それぞれ、偏光板16,25が構成される。偏光板16,25は特定の偏光成分を透過または吸収するために構成されるものである。
液晶層15は、第1の基板3及び第2の基板間に、液晶18が封入されることによって形成されるものである。そして、この液晶層15の厚みは、前述したようにスペーサ層7により保持されている。
バックライト14は、第1の基板3の液晶層15に面する側とは反対側に光が照射されるように、第1の基板3の液晶層15に面する側とは反対側に構成されている。このバックライト14からの光が、液晶層15により偏光されて射出されることにより、画像表示装置13において、所望の画像が表示されることとなる。
第1の電極6と、第2の電極8とは、第1の基板3と第2の基板4のうちの少なくとも一方の基板のたわみ位置を、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為のセンサ電極として構成されるものである。さらに、これらの第1の電極6と第2の電極8とは、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第2の基板4から射出される光量を制御し、所望の画像を表示するための表示電極も兼ねる。このため、例えば、第1の電極6は、図示しないスイッチング素子であるマトリクス状に形成された複数の薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)にそれぞれ接続されている。
そして、このように、センサ電極と表示電極とを有することにより、タッチセンサの機能を有する画像表示装置13が構成される。本実施形態例の画像表示装置13は、液晶表示装置とされるものである。
第3の基板11は、第2の基板4の、第1の基板3と対向する側とは反対側の面に対向する位置に、第2の基板4とは所定の間隔を隔てて形成されている。第3の基板11は、透明な基板で構成され、例えば、強化ガラスや、アクリル板等の衝撃に強い材料で構成される。
第3の基板11と、第2の基板4との間には、弾性変形率の異なる、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10の、2種類の弾性変形材料が充填されている。本実施形態例では、第2の弾性変形材料10は、特定しない場所に配置されるものである。第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10との屈折率差は少ないほうがよく、特に、0.1以下であることが好ましい。この画像表示装置13からは、所望の画像光L1が第3の基板11側に射出されるが、第1及び第2の弾性変形材料9,10に大きな屈折率差がある場合、第2の弾性変形材料10を通過する光は、本来、画像光L4で示す方向に進むべきところ、第2の弾性変形材料10により屈折されてしまう。このため、画像光L3で示すように、屈折し散乱され、例えば画像光L2で示すように進行する。本来、画像光L4で示す方向に進むべき画像光が、屈折されると、異なる色の画像光L3との関係で光の混色を起こす。このようにして起こる混色は、画像表示装置13の表示性能を落とす原因となる。
このため、第1及び第2の弾性変形材料9,10の屈折率差を0.1以下とすることにより、光の混色を低減させることができる。さらに、第1、及び第2の弾性変形材料9,10に接する第3の基板11及び、第2の基板4との屈折率差も少ない方がよく、0.1以下であることが好ましい。
なお、これらの屈折率の関係は、第1の実施形態、第2の実施形態に適用する。第1、及び第2の実施形態にこの関係を用いた場合には、情報入力装置1及び31を、所望の表示装置上に用いた場合に、その表示装置の表示性能を落とすことがないという効果がある。
第1の弾性変形材料9としては、ポリビニルアルコール系接着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系樹脂、アクリル酸エステル系ゴム状重合体、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ゲル状物質が使用できる。
第2の弾性変形材料10としては、ガラスビーズ、アクリルビーズ、ポリメチルメタクリメート樹脂フィラー、フッ化ビリニデン樹脂、アクリル樹脂、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化亜鉛等が使用できる。
そして、上述したスペーサ層7を構成する材料の弾性変形率をb、第1の弾性変形材料9の弾性変形率をc、第2の弾性変形材料10の弾性変形率をaとすると、これらの材料の弾性変形率a,b,cは、上記[数1]の関係を満たすことが望ましい。
[数1]の関係を満たす材料を用いることにより、第3の基板11が、第2の基板4側にたわんだとき、そのたわみ量が、第2の基板4に伝播し、第3の基板11のたわみ量に応じて、第2の基板4がたわむように構成される。さらに好ましくは、第2の弾性変形材料10をセンサ電極密度以下に構成する。
以上の構成を有する情報入出力装置19においては、第1の電極6と第2の電極8との間の電圧、もしくは、電流を制御することにより、液晶層15の液晶18の配向が変化される。これにより、バックライト14から照射された光は、液晶層15により、その光量が変化され、第3の基板11面に所望の画像とされて出射される。
さらに、情報入出力装置19において、図3Bに示すように、手や指等の対象物12により、第3の基板11表面に圧力を印加する。そうすると、第3の基板11に印加された圧力は、第1の弾性変形材料9及び第2の弾性変形材料10を通じて第2の基板4に達し、第2の基板4が第1の基板3側にたわむ。そして、このように第2の基板4がたわむことにより、第1の電極6と第2の電極8の間の距離が変化する、もしくは、第1の電極6と第2の電極8が接触することにより、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量が変化する。この抵抗、もしくは容量の変化を検出することにより、たわみ位置を検出することができるので、結果的に、対象物12によってタッチされた第3の基板11上のタッチ位置が検出される。
本実施形態例では、第2の基板4と第3の基板11間に、異なる材料からなる2種類の弾性変形材料である、第1及び第2の弾性変形材料9,10を充填することにより、第3の基板11のたわみ量が、弾性変形材料に吸収されてしまうのを防ぐことができる。このため、第3の基板11のたわみ量が第2の基板4に伝播して、第2の基板4のたわみ量となる。そして、第3の基板11に印加した圧力が、第2の基板4を印加する圧力として、精度良く第2の基板4側に伝わり、第1の電極6と第2の電極8との間の距離が、それに応じて敏感に変化される。すなわち、第3の基板11への圧力の印加を、第1の電極6と第2の電極8とで敏感に検出することができるので、感度のよいタッチセンサの機能を得ることができる。すなわち、本実施形態例の情報入力装置19によれば、第3の基板11上をタッチして情報を入力する入力操作を、円滑に行うことができる。
さらに、[数1]の関係を有する材料を用いることにより、第3の基板11表面に加えられた力をより効果的に第1の電極6及び第2の電極8とで構成されるセンサ電極に伝えることができる。そして、第2の弾性変形材料10をセンサ電極の密度以下とすることにより、対象物により第3の基板11表面に圧力を印加した場合、その圧力は、より集中した位置にかかる。このため、指等の大きな面積の対象物12により圧力が印加された場合においても、最終的に第2の基板4をたわませる力が増し、効果的に第2の基板4をたわませることができる。
従来の図7に示すような情報入力装置においては、弾性変形材料が緩衝材として作用するために、第3の基板のたわみ量が、第2の基板に伝播しなかった。それに対し、本実施形態例の第1及び第2の弾性変形材料9,10は、第3の基板11のたわみ量を精度良く第2の基板4に伝播することができる。これにより、画像表示装置13上に、カバー材となる第3の基板11を構成した場合にも、対象物12によるタッチ位置の検出精度を悪化させることがない。
また、第1の弾性変形材料9及び第2の弾性変形材料10は、第3の基板11と空気との界面での光の反射を防止することができるものである。このため、この情報入力装置1を、別の表示装置上に設置して用いる場合も、光の反射による表示装置の表示の妨げを防ぐことができる。
このように、本実施形態例の情報入力装置19では、画像表示装置13上に、画像表示装置13の破損防止のための第3の基板11を設けた場合においても、タッチ位置検出精度を損なうことなく、第3の基板11での光の反射を防ぐことが可能となる。
本実施形態例では、第2の基板4と第3の基板11との間に充填する弾性変形材料として、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10の2種類を用いる例としたが、これに限定されるものではなく、2種類以上を用いることができる。この場合、2種類以上の弾性変形材料のうち、一番弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、スペーサ層7の弾性変形率よりも小さいものを用いることが好ましい。
本実施形態例の情報入出力装置においては、液晶表示装置において、第1の電極及び第2の電極は、センサ電極と表示電極とを兼ねる例としたが、センサ電極と、表示電極とを独立に形成する例としてもよい。
[第4の実施形態]
図4A,Bに、本発明の第3の実施形態における情報入出力装置の概略断面構成を示す。図4A,Bにおいて、図3に対応する部分には、同一符号を付し、重複説明を省略する。
本実施形態例の情報入出力装置24は、第2の実施形態の情報入出力装置19における、第2の弾性変形材料10を固定とする例である。第2の実施形態の情報入出力装置19においては、第2の弾性変形材料10は、第2の基板4と第3の基板11との間に固定されておらず、移動可能なように構成されていた。一方、本実施形態例では、第2の弾性変形材料25は、第2の基板4の、第3の基板11に対向する面上に、固定される。本実施形態例では、第2の弾性変形材料25は、柱状に形成され、例えば、タッチセンサを構成するセンサ電極直上に形成されている。
本実施形態例においても、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料25との屈折率差は少ないほうがよく、特に、0.1以下であることが好ましい。この画像表示装置13からは、図4Aに示すように、所望の画像光L1が第3の基板11側に射出されるが、第1及び第2の弾性変形材料9,25に大きな屈折率差がある場合、第2の弾性変形材料25を通過する光は、本来、画像光L4で示す方向に進むべきところ、第2の弾性変形材料25により屈折されてしまう。このため、画像光L3で示すように、屈折し散乱され、例えば画像光L2で示すように進行する。本来、画像光L4で示す方向に進むべき画像光が、屈折されると、異なる色の画像光L3との関係で光の混色を起こす。このようにして起こる混色は、画像表示装置13の表示性能を落とす原因となる。
このため、第1及び第2の弾性変形材料9,25の屈折率差を0.1以下とすることにより、光の混色を低減させることができる。さらに、第1、及び第2の弾性変形材料9,25に接する第3の基板11及び、第2の基板4との屈折率差も少ない方がよく、0.1以下であることが好ましい。
第1の弾性変形材料9としては、ポリビニルアルコール系接着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系樹脂、アクリル酸エステル系ゴム状重合体、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ゲル状物質が使用できる。
第2の弾性変形材料25としては、ガラスビーズ、アクリルビーズ、ポリメチルメタクリメート樹脂フィラー、フッ化ビリニデン樹脂、アクリル樹脂、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化亜鉛等が使用できる。
また、第2の弾性変形材料25を構成する方法としては、例えば、第2の弾性材料を一定の間隔で第1の弾性変形材料内に含ませたものをシート状にし、貼り付ける方法がある。また、アクリル樹脂と、インクジェット方式でドット状に形成する方法としてもよい。また、弾性変形材料を全面に形成したのち、フォトリソグラフィ工程を用いて所定の位置に、第2の弾性変形材料25を形成する方法がある。また、この第2の弾性変形材料25の大きさとしては、前述した、第2の弾性変形材料9の粒径に準ずる大きさであればよい。
そして、上述したスペーサ層7を構成する材料の弾性変形率をb、第1の弾性変形材料9の弾性変形率をc、第2の弾性変形材料25の弾性変形率をaとすると、これらの材料の弾性変形率a,b,cは、上記の[数1]の関係を満たすことが望ましい。
[数1]の関係を満たす材料を用いることにより、第3の基板11が、第2の基板4側にたわんだとき、そのたわみ量が、第2の基板4に伝播し、第3の基板11のたわみ量に応じて、第2の基板4がたわむように構成される。さらに好ましくは、第2の弾性変形材料10をセンサ電極密度以下に構成する。
本実施形態例においても、第2の実施形態と同様に、第1の電極3と第2の電極4との間の電圧、もしくは、電流を制御することにより、液晶層15の液晶18の配向が変化される。これにより、バックライト14から照射された光は、液晶層15により、その光量が変化され、第3の基板11面に所望の画像として出射される。
本実施形態例の情報入出力装置24において、図4Bに示すように、手や指等の対象物12により、第3の基板11表面に圧力を印加する。そうすると、第3の基板11に印加された圧力は、第1の弾性変形材料9、及び第2の弾性変形材料25を通じて第2の基板4に達し、第2の基板4が第1の基板3側にたわむ。そして、このように第2の基板4がたわむことにより、第1の電極6と第2の電極8の間の距離が変化する、もしくは、第1の電極6と第2の電極8が接触することにより、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量が変化する。この抵抗、もしくは容量の変化を検出することにより、たわみ位置を検出することができるので、結果的に、対象物12によってタッチされた第3の基板11上のタッチ位置が検出される。
そして、本実施形態例の情報入出力装置24においても、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態例においても、第2の基板4と第3の基板11との間に充填する弾性変形材料として、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10の2種類としたが、これに限定されるものではなく、2種類以上の弾性変形材料を用いることができる。この場合、2種類以上の弾性変形材料のうち、一番弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率が、スペーサ層7の弾性変形率よりも小さいものを用いることが好ましい。
[第5の実施形態]
図5A,Bに、本発明の第3の実施形態における情報入出力装置20の概略断面構成を示す。本実施形態例の情報入出力装置20は、第1の基板3と、第1の基板3に対向して形成される第2の基板4とからなるタッチセンサ機能を有する画像表示装置21と、画像表示装置21の表示面をカバーするためのカバー材となる第3の基板11とを有して構成される。第1の基板3と第2の基板4との間には、第1の基板3、及び第2の基板4の少なくとも一方の基板のたわみ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為の、第1の電極6及び第2の電極8で構成されるセンサ電極が構成される。さらに、第1の基板3と第2の基板4との間には、電極間の電圧もしくは電流の変化により、第2の基板5から射出する光量を制御する為の、第1の電極6及び第3の電極22で構成される表示電極が構成される。さらに、第3の基板11と、第2の基板4との間には、弾性変形率の異なる第1の弾性変形材料9及び第2の弾性材料10とが充填される。以下に本実施形態例の構成を詳述する。
画像表示装置21は、第1の基板3、及び第1の基板3に対向して構成される第2の基板4と、第1の基板3、第2の基板4との間に構成される有機EL素子層26とを有する。
第1の基板3、及び第2の基板4は、共に透明な絶縁材料から構成される。第1の基板3の、有機EL素子層26に面する側には、柱状のスペーサ層7と、そのスペーサ層7よりも低い柱状の調整層5とが形成されている。第1の基板3上には、パターン形成された複数の第1の電極6が形成されており、それぞれの第1の電極6の一部は、調整層5を被覆するように延在して形成されている。第2の基板4の有機EL素子層26に面する側には、第2の電極8が形成されている。
有機EL素子層26は、複数の有機EL素子から構成される層である。有機EL素子は、有機EL現象を利用して、例えば赤、青、緑の3色の光を放出するものである。この有機EL素子は、第1の電極6と、それぞれの第1の電極6上に形成された正孔輸送層、発光層、電子輸送層とから構成される有機EL層23と、有機EL層23の第1の電極6に接する側とは反対側の有機EL層23上に形成された第3の電極22とから構成される。
スペーサ層7は、第1の基板3と第2の基板4との間に構成される有機EL素子層26の厚み、すなわち、セル厚を一定に保持するために形成されるものであり、例えば、等間隔に形成されている。スペーサ層7としては、アクリル系材料や、スチレン系材料等の所望の弾性変形率を有する材料を使用することができる。このスペーサ層7は、第2の基板4がたわむときに、スペーサ層7自体の変形を吸収する緩衝柱としても機能するものである。
調整層5は、第1の電極3の高さを調整する層であり、第1の電極6と、第2の電極8との距離を調整する層である。通常時においては、調整層5よりも高く形成されるスペーサ層7が、有機EL素子層26の厚み、すなわち、セル厚を一定に保持しており、第1の電極6と第2の電極8とは、接触しないような構成とされている。
第1の電極6と、第2の電極8とは、第1の基板3と第2の基板4のうちの少なくとも一方の基板のたわみ位置を、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量の変化として検出する為のセンサ電極として構成されるものである。
また、第1の電極6と第3の電極22とは、電極間の電圧もしくは電流の変化により、有機EL層23からの発光を制御し、所望の画像を表示するための表示電極とされるものである。
このように、本実施形態例のおける第1の電極6は、センサ電極と、表示電極を兼ねる。
そして、本実施形態例では、センサ電極と表示電極とを有することにより、タッチセンサの機能を有する画像表示装置21が構成される。本実施形態例の画像表示装置21は、有機EL表示装置とされるものである。
第3の基板11は、第2の基板4の、第1の基板3と対向する側とは反対側の面に対向する位置に、第2の基板4とは所定の間隔を隔てて形成されている。第3の基板11は、透明な基板で構成され、例えば、強化ガラスや、アクリル板等の衝撃に強い材料で構成される。
第3の基板11と、第2の基板4との間には、弾性変形率の異なる、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10の、2つの弾性変形材料が充填されている。本実施形態例では、第2の弾性変形材料10は、特定しない場所に配置されるものである。
第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10との屈折率差は少ないほうがよく、特に、0.1以下であることが好ましい。この画像表示装置21からは、所望の画像光L1が第3の基板11側に射出されるが、第1及び第2の弾性変形材料9,10に大きな屈折率差がある場合、第2の弾性変形材料10を通過する光は、本来、画像光L4で示す方向に進むべきところ、第2の弾性変形材料10により屈折されてしまう。このため、画像光L3で示すように、屈折し散乱され、例えば画像光L2で示すように進行する。本来、画像光L4で示す方向に進むべき画像光が、屈折されると、異なる色の画像光L3との関係で光の混色を起こす。このようにして起こる混色は、画像表示装置13の表示性能を落とす原因となる。
第1の弾性変形材料9としては、ポリビニルアルコール系接着剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系樹脂、アクリル酸エステル系ゴム状重合体、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ゲル状物質が使用できる。
第2の弾性変形材料10としては、ガラスビーズ、アクリルビーズ、ポリメチルメタクリメート樹脂フィラー、フッ化ビリニデン樹脂、アクリル樹脂、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化亜鉛等が使用できる。
そして、上述したスペーサ層7を構成する材料の弾性変形率をb、第1の弾性変形材料9の弾性変形率をc、第2の弾性変形材料10の弾性変形率をaとすると、これらの材料の弾性変形率a,b,cは、上記[数1]の関係を満たすことが望ましい。
[数1]の関係を満たす材料を用いることにより、第3の基板11のたわみ量が、第2の基板に伝播し、第3の基板11のたわみ量に応じて、第2の基板4がたわむように構成される。さらに好ましくは、第2の弾性変形材料10をセンサ電極密度以下に構成する。
以上の構成を有する情報入出力装置20においては、第1の電極4と第3の電極22との間の電圧、もしくは、電流を制御することにより、有機EL層23の発光が制御される。これにより、有機EL層23での発光は、第3の基板11面に所望の画像として出射される。
さらに、本実施形態例の情報入出力装置20において、図5Bに示すように、手や指等の対象物12により、第3の基板11表面に圧力を印加する。そうすると、第3の基板11に印加された圧力は、第1の弾性変形材料9、及び第2の弾性変形材料10を通じて第2の基板4に達し、第2の基板4が第1の基板3側にたわむ。そして、このように第2の基板4がたわむことにより、第1の電極6と第2の電極8の間の距離が変化する、もしくは、第1の電極6と第2の電極8が接触することにより、第1の電極6と第2の電極8との間の抵抗もしくは容量が変化する。この抵抗、もしくは容量の変化を検出することにより、たわみ位置を検出することができるので、結果的に、対象物12によってタッチされた第3の基板11上のタッチ位置が検出される。
本実施形態例では、第2の基板4と第3の基板11間に、異なる材料からなる2種類の弾性変形材料である、第1及び第2の弾性変形材料9,10を充填することにより、第3の基板11のたわみ量が、弾性変形材料に吸収されてしまうのを防ぐことができる。このため、第3の基板11のたわみ量が第2の基板4に伝播して、第2の基板4のたわみ量となる。そして、第3の基板11に印加した圧力が、第2の基板4を印加する圧力として、精度良く第2の基板4側に伝わり、第1の電極6と第2の電極8との間の距離が、それに応じて敏感に変化される。すなわち、第3の基板11への圧力の印加を、第1の電極6と第2の電極8とで敏感に検出することができるので、感度のよいタッチセンサの機能を得ることができる。すなわち、本実施形態例の情報入力装置20によれば、第3の基板11上をタッチして情報を入力する入力操作を、円滑に行うことができる。
さらに、[数1]の関係を有する材料を用いることにより、第3の基板11表面に加えられた力をより効果的に第1の電極6及び第2の電極8とで構成されるセンサ電極に伝えることができる。そして、第2の弾性変形材料10をセンサ電極の密度以下とすることにより、対象物により第3の基板11表面に圧力を印加した場合、その圧力は、より集中した位置にかかる。このため、指等の大きな面積の対象物12により圧力が印加された場合においても、最終的に第2の基板4をたわませる力が増し、効果的に第2の基板4をたわませることができる。
従来の図7に示すような情報入力装置においては、弾性変形材料が緩衝材として作用するために、第3の基板のたわみ量が、第2の基板に伝播しなかった。それに対し、本実施形態例の第1及び第2の弾性変形材料9,10は、第3の基板11のたわみ量を精度良く第2の基板4に伝播することができる。これにより、タッチパネル2上に、カバー材となる第3の基板11を構成した場合にも、対象物12によるタッチ位置の検出精度を悪化させることがない。
また、第1の弾性変形材料9、及び第2の弾性変形材料10は、第3の基板11と空気との界面での光の反射を防止することができるものである。このため、この情報入力装置1を、別の表示装置上に設置して用いる場合も、光の反射による表示装置の表示の妨げを防ぐことができる。
このように、本実施形態例の情報入出力装置20では、画像表示装置21上に、画像表示装置21の破損防止のための第3の基板11を設けた場合においても、タッチ位置検出精度を損なうことなく、第3の基板11での光の反射を防ぐことが可能となる。
本実施形態例では、第2の基板4と第3の基板11との間に充填する弾性変形材料として、第1の弾性変形材料9と、第2の弾性変形材料10の2種類を用いる例としたが、これに限定されるものではなく、2種類以上を用いることができる。この場合、2種類以上の弾性変形材料のうち、一番弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、スペーサ層7の弾性変形率よりも小さいものを用いることが好ましい。
本実施形態例の情報入出力装置20においては、有機EL表示装置において、第1の電極6は、センサ電極と表示電極とを兼ねる例としたが、センサ電極と、表示電極とを独立に形成する例としてもよい。
以上に説明した第1〜第5の実施形態に係る情報入力装置、及び情報入出力装置は、例えば、携帯電話、デジタルカメラ等の電子機器に用いることができる。そして、これらの電子機器に用いられる本発明の情報入力装置、情報入出力装置は、外部からの衝撃に強く、且つ、動作加重が大きくなることなく、タッチ感度を良好に保つことができるので、、機能性を損なうことがなく、外部への衝撃にも耐え得る電子機器を提供できる。
A,B 本発明の第1の実施形態に係る情報入力装置の概略断面構成図、及び対象物によりタッチしたときの概略断面構成図である。 A,B 本発明の第2の実施形態に係る情報入力装置の概略断面構成図、及び対象物によりタッチしたときの概略断面構成図である。 A,B 本発明の第3の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成図、及び対象物によりタッチしたときの概略断面構成図である。 A,B 本発明の第4の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成図、及び対象物によりタッチしたときの概略断面構成図である。 A,B 本発明の第5の実施形態に係る情報入出力装置の概略断面構成図、及び対象物によりタッチしたときの概略断面構成図である。 従来の情報入力装置の概略断面構成図である。 従来の情報入力装置を電子機器に構成したときの概略構成図である。
符号の説明
1・・情報入力装置、2・・タッチパネル、3・・第1の基板、4・・第2の基板、5・・調整層、6・・第1の電極、7・・スペーサ層、8・・第2の電極、9・・第1の弾性変形材料、10,25・・第2の弾性変形材料、11・・第3の基板、12・・対象物、19,20,24・・情報入出力装置、22・・第3の電極、23・・有機EL層

Claims (10)

  1. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向して形成される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成され、前記第1の基板及前記第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出するための、2つ以上の電極から構成されるセンサ電極と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成され、前記第1の基板と前記第2の基板との間の距離を一定に保持するためのスペーサ層と、
    前記第1の基板と前記第2の基板のうち、一方の基板に対向して形成される第3の基板と、
    前記第3の基板と、前記第3の基板に対向する前記第1の基板又は前記第2の基板との間に充填される弾性変形率の異なる少なくとも2種以上の弾性変形材料と、
    有し、
    前記2種類以上の弾性変形材料のうち弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、前記スペーサ層の弾性変形率よりも小さい、情報入力装置。
  2. 前記弾性変形材料と、前記弾性変形材料に接する前記第3の基板、及び前記第3の基板に対向する前記第1の基板又は前記第2の基板との屈折率の差は、0.1以下である、請求項1記載の情報入力装置。
  3. 前記2種類以上の弾性変形材料のそれぞれの屈折率の差は、0.1以下である、請求項2記載の情報入力装置。
  4. 前記2種類以上の弾性変形材料のうち弾性変形率の小さい弾性変形材料の密度は、前記センサ電極密度以下である、請求項1記載の情報入力装置。
  5. 第1の基板と、
    前記第1の基板に対向して形成される第2の基板と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成され、前記第1の基板及び前記第2の基板の少なくとも一方の基板のたわんだ位置を、電極間の抵抗もしくは容量の変化として検出するための、2つ以上の電極から構成されるセンサ電極と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成され、電極間の電圧もしくは電流の変化により、前記第1の基板、又は第2の基板から射出する光量を制御するための、2つ以上の電極から構成される表示電極と、
    前記第1の基板と前記第2の基板との間に形成され、前記第1の基板と前記第2の基板との間の距離を一定に保持するためのスペーサ層と、
    前記第1の基板と前記第2の基板のうち、一方の基板に対向して形成される第3の基板と、
    前記第3の基板と、前記第3の基板に対向する前記第1の基板又は前記第2の基板との間に充填される弾性変形率の異なる少なくとも2種以上の弾性変形材料と、
    有し、
    前記2種類以上の弾性変形材料のうち弾性変形率の小さい弾性変形材料の弾性変形率は、前記スペーサ層の弾性変形率よりも小さい、情報入出力装置。
  6. 前記弾性変形材料と、前記弾性変形材料に接する前記第3の基板、及び前記第3の基板に対向する前記第1の基板又は前記第2の基板との屈折率の差は、0.1以下である、請求項5記載の情報入出力装置。
  7. 前記2種類以上の弾性変形材料のそれぞれの屈折率の差は、0.1以下である、請求項6記載の情報入出力装置。
  8. 前記2種類以上の弾性変形材料のうち弾性変形率の小さい弾性変形材料の密度は、前記センサ電極密度以下である、請求項5記載の情報入出力装置。
  9. 前記表示電極を構成する前記2つ以上の電極の電極間には、液晶材料からなる液晶層が構成される、請求項5記載の情報入出力装置。
  10. 前記表示電極を構成する前記2つ以上の電極の電極間には有機EL層が構成される、請求項5記載の情報入出力装置。
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