JP2008180856A - 投射型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レジストレーションずれを軽減し、安定性の高い高品位画像を得ることができる投射型表示装置を提供する。
【解決手段】 三角柱状支持部材31の第1面31cに設けられた矩形孔31c1の外周2段の凹部分の深い側31c2の3箇所の凸部31c4にワイヤグリッド偏光子32を取り付け、浅い側31c3とまたがって密閉部材33を配置し、更に上部に、板バネ部材34を設置する。3箇所の押え部分34aは、31c4と一致しワイヤグリッド偏光子32を垂直方向から押え固定し、枠部分34bで密閉部材33を抑え固定する。板バネ部材34は、三角柱状支持部材31の下面31aおよび上面31bに形成された爪部31a1,31b1に矩形孔部分34cを引っ掛けて固定し、一定の荷重で板バネ部材の押さえ部分34aがワイヤグリッド偏光子32を押さえるようにする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、RGB3原色光に対応して各色光ごとに用意した3つの反射型空間光変調素子により変調された各色の変調画像光を光学的に合成して、カラー画像光を投射レンズによりスクリーン上に拡大して表示する投射型表示装置に関する。
最近、映像情報の多様化、高画質化が進み、ハイビジョン放送規格やコンピータグラフィクスの高品質画像データが増加し、これに伴って高品質画像データを拡大表示するために投射型表示装置が盛んに利用されている。
この種の投射型表示装置のうちで3板式の投射型表示装置では、RGB3原色光に対応して各色光ごとに用意した3つの空間光変調素子により表示される画像に応じて変調された各色の変調画像光を光学的に合成して、カラー画像光を投射レンズによりスクリーン上に拡大して表示している。
この際、投射型表示装置は、これに適用される空間光変調素子の種類によって、透過型空間光変調素子を適用したもの、反射型空間光変調素子を適用したもの、DMD(Digital Mirror Device)を適用したものがある。
透過型空間光変調素子及びDMDを適用したものは、光学構成が比較的簡単にできるために小型化が容易であるが高解像度化に難がある。一方、反射型空間光変調素子を適用したものは高解像度化に有利であるが光学構成が複雑となるために小型化に難がある。
特に、反射型空間光変調素子を適用した投射型表示装置は、反射型空間光変調素子に照射される入射光と当該反射型空間光変調素子で光変調された反射光とを分離するために偏光ビームスプリッタを必要とする。高コントラストを実現するためには一つの反射型空間光変調素子に対して、通常2つ以上の偏光ビームスプリッタを作用させるために、これが投射型表示装置の光学構成を複雑にしていたが、最近、複数の偏光ビームスプリッタを至近距離に配置してセラミックスベース等に接着固定し、光学系を構成することにより小型化を達成している。
しかしながら、通常偏光ビームスプリッタは偏光分離面を接合面として、2つのガラスプリズムを貼り合わせた立方体構造からなるため、光源から発する光が偏光ビームスプリッタで吸収されることにより熱分布を生じるために温度差が発生して複屈折が起こるため、表示画像の映像品質を低下させるという問題があった。また、ガラスプリズムは重量が重いため、投射型表示装置の軽量化を阻害するという問題があった。
この問題を解決するために、ガラスプリズムの偏光ビームスプリッタにかわる偏光分離手段として光学ガラス基板の片面側に、細い金属線を規則正しく並べて配置して、偏光分離させるようにしたワイヤグリッド偏光子を用いることを本出願人は提案している(例えば、特許文献1参照)。
このワイヤグリッド偏光子を用いる投射型表示装置において、RGB3原色光に対応した3つの反射型空間光変調素子に表示された各色の変調画像光を光学的に合成する際、各色光用の反射型空間光変調素子の光学的画像合成手段に対する位置がずれれば、スクリーン上に拡大して表示したカラー画像光のレジストレーションがずれて画質を損なうことになる。
そこで、ワイヤグリッド偏光子および、反射型空間光変調素子の支持部材の内部の圧力を均一化するための構成を特徴とした投射型表示装置を本出願人は提案している(例えば、特許文献2参照)。また、ワイヤグリッド偏光子および反射型空間光変調素子等の光学部品の支持部材の内側が耐湿性を有し、塵、埃投が付かない構成とした投射型表示装置を本出願人は提案している(例えば、特許文献3参照)。これら特許文献2,3に提案の投射型表示装置では、このような構成をとることで、ワイヤグリッド偏光子の変形を抑えて各色光用の反射型空間光変調素子の光学的画像合成手段に対する位置ずれを軽減することが可能となる構成としている。また、これらの提案は、共にワイヤグリッド偏光子を支持部材に接着することで支持部材の内部を密閉する構成となっている。
一方、近年高精細化によって表示画素数が多い反射型空間光変調素子が使われるようになり、一つの画素の大きさが10μmを切るようになってきている。反射型空間光変調素子における一つの画素の大きさが数十μmと大きい場合には数μmの取り付け誤差は問題とならないが、一つの画素の大きさが10μm以下になると、数μmの取り付け誤差はレジストレーションのずれとなって色ずれが発生してしまう。
特開2003−241144号公報 特開2006−195267号公報 特開2006−235571号公報
ところで、従来の投射型表示装置では、上述したように、ワイヤグリッド偏光子を支持部材に接着することで支持部材の内部を密閉する構成としているので、接着剤の硬化収縮、あるいは、ワイヤグリッド偏光子と支持部材との線膨張係数の違いのため温度変化による、ワイヤグリッド偏光子の変形が発生し、これによりレジストレーションがずれてスクリーン上に拡大して表示したカラー画像光の画質を損なうという問題があった。
本発明は、以上の点に鑑みなされたもので、ワイヤグリッド偏光子を支持部材に接着することなく固定し、且つ、支持部材内部を密閉する構成により、レジストレーションずれを軽減し、安定性の高い高品位画像を得ることができる投射型表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下1)〜2)に記載の手段よりなる。
すなわち、
1)R,G,Bの各色光を各色光用の信号で光変調する各色光用の反射型空間光変調素子と、
前記R光,G光,B光を、前記各色光用の反射型空間光変調素子にそれぞれ照明するための各色光照明手段と、
前記各色光照明手段からの各色光の第1偏光成分光を透過させて前記各色光用の反射型空間光変調素子に入射させ、該各色光用の反射型空間光変調素子で光変調して得られた各色光の第2偏光成分光を反射させる各色光用のワイヤグリッド偏光子と、
前記各色光用のワイヤグリッド偏光子で反射させた前記各色光の第2偏光成分光を色合成してカラー画像光を出射させる色合成光学系と、
前記色合成光学系の各入射面に対向して近接配置され、前記各色光用のワイヤグリッド偏光子が取り付けられる第1面と、前記各色光用の反射型空間光変調素子が位置調整機構部を介して取り付けられる第2面とを少なくとも有した各色光用の支持部材と、
前記色合成光学系からの前記カラー画像光を投射する投射レンズと、
を備え、
前記ワイヤグリッド偏光子は、光学ガラス基板の片面側に金属線からなるワイヤグリッドを有し、このワイヤグリッドが形成されていない側の面を前記各色光用の支持部材の第1面にワイヤグリッド偏光子固定用板バネ部材により着脱自在に固定する構成としたことを特徴とする投射型表示装置。
2)前記ワイヤグリッド偏光子と前記各色光用の支持部材との間を密閉するための密閉部材を、前記ワイヤグリッド偏光子と前記固定用板バネ部材の間に配置したことを特徴とする1)記載の投射型表示装置。
本発明の投射型表示装置によれば、各色光用の支持部材の第1面に各色光用のワイヤグリッド偏光子が取り付けられ、固定用板バネ部材により、ワイヤグリッド偏光子に対して垂直方向に三箇所押えられるため、ワイヤグリッド偏光子の平面性の変化も最小限に抑えられ、安定した状態で固定されているので、各色の照明光の温度変化変によりワイヤグリッド偏光子と支持部材とに生じる熱膨張や熱収縮の線膨張係数の違いによるワイヤグリッド偏光子の変形が生じにくいため、ワイヤグリッド偏光子で反射した各色光調画像光を3色合成クロスダイクロイックプリズムで色合成した時に、レジストレーションのずれがない安定性の高い高品位なカラー画像光が得られる。
また、従来のような接着による固定を一切していないので、各色光用のワイヤグリッド偏光子の平面性のずれが発生することもなく、色合成したカラー画像光はレジストレーションのずれがない安定性の高い高品位なカラー画像光が得られる。
更に、ワイヤグリッド偏光子の外周に沿って、各色光用のワイヤグリッド偏光子と各色光用の支持部材との間をまたがった状態で、密閉材が密着する構成をとることにより、板バネ部材で密閉材を抑え固定しているため、密閉性が高く、支持部材の内面側のワイヤグリッド偏光子のワイヤグリッド面や、反射型空間光変調素子の部品に対する耐湿性が優れると共に、塵、埃が付かない構成を得ることができる。
以下、本発明に係る投射型表示装置を実施するための最良の形態につき、好ましい実施例により説明する。
図1は本実施例に適用される投射型表示装置を説明するための平面図、図2は本実施例に適用される投射型表示装置において、各色光用の三角柱状支持部材と3色合成クロスダイクロイックプリズムとをベース台の上面に固定する状態を示した斜視図、及び側面図、図3は本実施例に適用される投射型表示装置において、R,G,B光用の各色用三角柱状支持部材へのワイヤグリッド偏光子および密閉材の取り付け部を拡大して示した斜視図、図4は本実施例に適用される投射型表示装置において、反射型液晶パネル組立体内のワイヤグリッド偏光子を説明するための図である。
図1に示したように、本実施例に適用される投射型表示装置10は、後述するようにR光,G光,B光にそれぞれ対応した空間光変調素子として光を反射する反射型を用いて構成されている。
本実施例の投射型表示装置10では、無偏光の白色光を出射する光源11と、光源11からの白色光をR光(赤色光),G光(緑色光),B光(青色光)に色分解する色分解光学系17〜19と、R,G,B光用の各反射型空間光変調素子(以下、反射型液晶パネルと記す)38と、R,G,B光用の各反射型液晶パネル38でそれぞれ光変調された各色の変調画像光を色合成する3色合成クロスダイクロイックプリズム40と、この3色合成クロスダイクロイックプリズム40で得られた色合成画像光を投射する投射レンズ42とが同一平面上に配置されている。
まず、光源11はメタルハライドランプ,キセノンランプ,ハロゲンランプなどを用いてR光,G光,B光を含んだ無偏光の白色光を出射しており、この光源11から出射した白色光が放物面鏡12で反射されることにより、略々平行光となって放物面鏡12の前面に取り付けた第1のフライアイレンズアレイ13と、この第1のフライアイレンズアレイ13の前方に設けた第2のフライアイレンズアレイ14とに順に入射される。これら第1,第2のフライアイレンズアレイ13,14は、対をなして白色光の光束内の照度分布を均一化するためのインテグレータを構成している。尚、光源11の前方に、紫外光及び赤外光をカットする図示しない可視外光除去フィルタを配置しても良い。
この後、第1,第2のフライアイレンズアレイ13,14により照度分布を均一化された無偏光の白色光は、偏光変換光学素子となる偏光変換プリズムアレイ15に入射される。この偏光変換プリズムアレイ15は、偏光分離プリズムアレイと、λ/2位相差板とを有して、全体として平板状に構成されている。即ち、この偏光変換プリズムアレイ15に入射した光は、まず、偏光分離プリズムアレイが有する偏光ビームスプリッタ膜面により、この偏光ビームスプリッタ膜面に対するP偏光成分とS偏光成分とに分離される。
この際、偏光変換プリズムアレイ15の偏光ビームスプリッタ膜面は、平行なストライプ状に複数設けられており、それぞれが偏光変換プリズムアレイ15の主面に対して45°の傾斜を有している。この偏光ビームスプリッタ膜面において、P偏光成分は透過して偏光変換プリズムアレイ15の前面側に出射され、S偏光成分は反射される。一つの偏光ビームスプリッタ膜面によって反射されたS偏光成分は、光路を90°曲げられ、隣接する他の偏光ビームスプリッタ膜面によって再び反射されて光路を90°曲げられて、偏光変換プリズムアレイ15の前面側に出射される。
そして、このようなS偏光成分が出射される領域には、λ/2位相差板が設けられている。このλ/2位相差板を透過したS偏光成分は、偏光方向を90°回転され、偏光ビームスプリッタ膜面を透過したP偏光成分(または、偏光ビームスプリッタ膜面に2回反射されたS偏光成分)と同一の偏光方向となされる。このようにして、光源11からの無偏光の白色光が偏光変換プリズムアレイ15を透過した後に、所定の一方向の偏光光となされている。
本実施例においては、偏光変換プリズムアレイ15を透過した光は、図1中の符号で示すように、所定の一方向の偏光光として例えばP偏光光に変換されている。ただし、偏光変換プリズムアレイ15における偏光変換効率は100%ではなく、この偏光変換プリズムアレイ15からの出射光には、数%乃至数十%のS偏光成分が混入している。
尚、以下では、偏光変換プリズムアレイ15によって得られる所定の一方向の偏光光を第1偏光成分光であるP偏光光として説明するが、これに限られるわけではなく、光源11からの白色光を偏光変換プリズムアレイ15でS偏光光に偏光変換する方法も可能である。
この後、偏光変換プリズムアレイ15を透過したP偏光光(第1偏光成分光)の白色光は、フィールドレンズ16を経て、第1のダイクロイックミラー17に入射する。この第1のダイクロイックミラー17では、R光,G光,B光を含んだ白色光からR光及びG光の2色の成分を反射させて90°方向を変え、残りのB光を透過させてそのまま直進させている。
そして、第1のダイクロイックミラー17で反射されたR光及びG光は、第1の金属膜反射ミラー18に入射し、この第1の金属膜反射ミラー18で反射されて90°方向を変えた後に第2のダイクロイックミラー19に入射する。この第2のダイクロイックミラー19では、R光を透過させてそのまま直進させて、R光をR光用反射型液晶パネル組立体30Rに入射させる一方、G光を反射させて90°方向を変えて、G光をG光用反射型液晶パネル組立体30Gに入射させている。
また、第1のダイクロイックミラー17を透過したB光は、第2,第3の金属膜反射ミラー20,21で順に反射されてB光用反射型液晶パネル組立体30Bに入射される。
上記から第1,第2のダイクロイックミラー17,19が光源11からの白色光をR光,G光,B光に色分解する色分解光学系を構成しており、且つ、光源11から色分解光学系17,19までの各構成部材が、R光,G光,B光を、各色光用の反射型液晶パネル(反射型空間光変調素子)33にそれぞれ照明するための各色光照明手段となっている。
尚、本実施例では、光源11からの白色光を色分解光学系17,19によりR光,G光,B光に色分解させた例を用いて説明しているが、これに限ることなく、例えば、R光,G光,B光をそれぞれ出射するR光用,G光用,B光用の各LED光源を用いれば色分解光学系17,19を設ける必要がなくなるので、各色光照明手段となる各色光用のLED光源からそれぞれ出射したR光,G光,B光の各一方向の偏光成分(第1偏光成分)を、各色光に対応した各色光用の反射型液晶パネル33にそれぞれ直接照明しても良いものである。
ここで、R光用反射型液晶パネル組立体30R及びG光用反射型液晶パネル組立体30G並びにB光用反射型液晶パネル組立体30Bは全て同一に構成されており、且つ、R光用反射型液晶パネル組立体30R及びG光用反射型液晶パネル組立体30G並びにB光用反射型液晶パネル組立体30Bは、直方体形状に形成された色合成光学系となる3色合成クロスダイクロイックプリズム40の各入射面40a〜40cに対向して近接配置されている。
この際、R光用反射型液晶パネル組立体30R及びG光用反射型液晶パネル組立体30G並びにB光用反射型液晶パネル組立体30Bと、3色合成クロスダイクロイックプリズム40は、図2に示したように、ファインセラミックスとか、バルクモールディングコンパウンド(BMC)などのプラスチック材料や、ニッケル合金材料などを用いて形成したベース台25の上面25a上に取り付けられている。
具体的には、ベース台25の上面25aに3色合成クロスダイクロイックプリズム40の下面40gが接着剤を用いて固定され、且つ、ベース台25の裏面25bから複数のネジ26をベース台25に穿設した複数の取り付け孔25c内に挿入して、これら複数のネジ26を各色光用の三角柱状支持部材31の下面31aに形成した各ネジ孔(図示せず)に締結することで、各色光用の三角柱状支持部材31の下面31aがベース台25の上面25aに固定されている。尚、各色光用の三角柱状支持部材31の下面31aをベース台25の上面25aに接着剤を用いて固定しても良い。
更に、図3に拡大して示した如く、R光用反射型液晶パネル組立体30R及びG光用反射型液晶パネル組立体30G並びにB光用反射型液晶パネル組立体30Bのそれぞれは、アルミ板材とかステンレス板材などを用いて直角三角形状の下面31a及び上面31bとの間に、各色光照明手段による各色光の光軸に対して45°傾けた第1面31cと、この第1面31cを挟んで互いに直交した第2面31d及び第3面31eとをそれぞれ枠状に形成して、各面31a〜31eで囲まれた内部を中空状の空洞に形成した三角柱状支持部材(直角三角柱)31を各色光それぞれに用意している。
そして、各色光用の三角柱状支持部材31内で各色光照明手段による各色光の光軸に対して45°傾けて配置した第1面31cに、各色光照明手段からの各色光中に含まれる第1偏光成分の各色光を透過させた後に各色光用の反射型液晶パネル38に入射して光変調・反射された第2偏光成分の各色光を反射させる各色光用のワイヤグリッド偏光子32が取り付けられ、且つ、各色光用のワイヤグリッド偏光子32を透過させた各透過光の光軸に対して直交して配置した第2面31dに各色光用の反射型液晶パネル38が反射型液晶パネル位置調整機構部を介して取り付けられている。
更に、各色光用の反射型液晶パネル38からの反射光を各色光用のワイヤグリッド偏光子32で反射させた各反射光の光軸に対して直交して配置した第3面31eに各色光用のワイヤグリッド偏光子32で反射された第2偏光成分の各色光から不要な第1偏光成分の各色光を除去して出射させる各色光用の透過型偏光板39が接着剤を用いて取り付けられている。
尚、各色光用の三角柱状支持部材31の第3面に、各色光用の透過型偏光板35に代えて光透過性光学ガラス板(図示せず)を取り付けてもよく、この場合には、不要な偏光成分を除去する各色光用の透過型偏光板(図示せず)を3色合成クロスダイクロイックプリズム40の各入射面40a〜40cに接着剤を用いて固着させればよい。従って、各色光用の三角柱状支持部材31の第3面には、透過型偏光板39又は光透過性光学ガラス板(図示せず)などの光透過性光学板を取り付ければよい。
更に、三角柱状支持部材31の下面31a及び上面31bと第1面31c〜第3面31eとで直角三角柱状に囲まれた内部空間に空気又は窒素又はアルゴンなどの不活性ガスを1気圧以上の気圧状態で封入させて塵埃などに対して密閉させた状態で、各色光用の透過型偏光板35側を3色合成クロスダイクロイックプリズム40の各入射面40a〜40cに対してそれぞれ隙間を隔てて対向させている。
尚、上記した三角柱状支持部材31は、直角三角柱に限定されるものでもなく、即ち、各色光用のワイヤグリッド偏光子32を取付けた第1面31cと各色光用の反射型液晶パネル38を接着した第2面31dとのなす角度が45°であることが必要であるものの、第1面31cに接着した各色光用のワイヤグリッド偏光子32で反射させた第2偏光成分の各色光を第3面31eから透過できればよいので、第2面31dと第3面31eのなす角度は90°に限定されるものではない。
また、各色光用の三角柱状支持部材31にそれぞれ取り付けたワイヤグリッド偏光子32及び反射型液晶パネル38並びに透過型偏光板39は、ベース台25(図2)に対して垂設されている。
また、反射型液晶パネル38は、この反射型液晶パネル38を冷却するためのヒートシンク38aが裏面に取り付けられており、且つ、このヒートシンク38aの裏面にフィン部38bが突出形成されている。尚、反射型液晶パネル38の前面に波長板(図示せず)を必要に応じて取り付けてもよい。
そして、例えば、R光用反射型液晶パネル組立体30RにP偏光成分(第1偏光成分)のR光を入射させる時に、このP偏光成分のR光を三角柱状支持部材31に取り付けたワイヤグリッド偏光子32を透過させて、R光用の反射型液晶パネル38に入射させている。
上述のワイヤグリッド偏光子32は、従来技術で説明したように光学ガラスプリズムからなる偏光ビームスプリッタと同じ偏光分離機能を備えているものの、偏光ビームスプリッタは熱応力によるシェーディングを発生させないために透明なガラスの中に鉛が混入されているのに対して、ワイヤグリッド偏光子32は地球環境問題上で有害である鉛は使用されていなので公害問題の発生がない。
また、上述のワイヤグリッド偏光子23は、図4(a)に示した如く、光学ガラス板32a上に、アルミニウムなどの金属線32bを例えば140nmのピッチで規則正しくストライプ状に多数本並べて形成したものであり、金属線32bに垂直な偏光成分(例えば、P偏光光)をそのまま透過させ、且つ、金属線32bに平行な偏光成分(例えば、S偏光光)は反射する機能を有している。
そして、図4(b)に示した如く、ワイヤグリッド偏光子32へのP偏光光による入射光の入射角θをパラメータとした時に、P偏光成分の透過率の波長依存性を図4(c)に示している。この図4(c)において、aはワイヤグリッド偏光子32へのP偏光光による入射光の入射角θが0°、bは入射角θが−15°、cは入射角θが+15°の場合を示している。尚、入射角θは、ワイヤグリッド偏光子32への入射光が光軸に対してなす角度であり、ワイヤグリッド偏光子32の入射面は光軸に対して45°傾斜されている。このワイヤグリッド偏光子32においては、入射角θが±15°に達しても、P偏光光の透過率の波長依存性は、可視波長領域で極めて小さく、安定している。
このため、ワイヤグリッド偏光子32を用いると、明るく、色再現性の良好な表示画像が得られることがわかる。また、ワイヤグリッド偏光子32は、一枚の板状の偏光分離板であるので、軽量である。また、ワイヤグリッド偏光子32は、光源11(図1)から発せられる光を吸収しにくいため、複屈折による表示画像の品質低下を抑えることができる。
再び図1に戻りR光について説明する。R光用のワイヤグリッド偏光子32を透過したP偏光光によるR光がR光用の反射型液晶パネル33に入射すると、R光用の反射型液晶パネル33内でR光の画像信号に応じて光変調された後に反射された光束は再びR光用のワイヤグリッド偏光子32に戻る。
ここで、R光用のワイヤグリッド偏光子32においては、R光用の反射型液晶パネル33を照明する第1偏光成分のR光であるP偏光光とは異なって、反射型液晶パネル38で光変調・反射された第2偏光成分のR光であるS偏光光(第2偏光成分光)の光束のみを反射する。
この際、反射型液晶パネル38は、シリコン基板上にスイッチング素子をマトリックス状に設けると共にこの上方に絶縁層を介してアルミニウムなどの金属からなる画素電極をマトリックス状に複数設け、この複数の画素電極と透明基板に設けた共通電極との間に液晶を封入して、複数の画素電極と共通電極との間に電圧を印加して、透明基板側から入射させた入射光に各色光の画像信号に応じて光変調し、この入射光を複数の画素電極で反射させた変調画像光を出射するように反射型として構成されている。このような反射型液晶パネル38は、画素集積度が高いので高解像度画像に適しており、また、複数の画素電極の下方に回路構造を積層できるので、開口率を90%程度に高めることができ、明るく滑らかで細密な画像を表示できるという長所がある。
この後、R光用のワイヤグリッド偏光子32で反射されたS偏光光(第2偏光成分光)によるR光は、R光用の三角柱状支持部材31内で3色合成クロスダイクロイックプリズム40の入射面40aと対向して配置されたR光用の不要偏光光除去手段となる透過型偏光板35に入射され、この透過型偏光板35で不要な第1偏光成分のR光であるP偏光光を除去しながら透過型偏光板39を透過したS偏光成分(第2偏光成分)のR光を3色合成クロスダイクロイックプリズム40の入射面40aから入射させている。
この際、上記した不要偏光光除去手段となる透過型偏光板39は、ワイヤグリッド偏光子32で反射された反射光に不要偏光光であるP偏光光が混入されている場合に、このままでは表示画像のコントラスト比が低下する要因となるので、不要なP偏光光を除去するために設けられている。
そして、透過型偏光板39としては、基材フィルム(ポリビニルアルコール;PVA)にヨウ素や有機染料などの二色性の材料を染色、吸着させ、高度に延伸、配向させることで、吸収二色性を発現させているものである。このPVA偏光層をTAC(トリアセチルセルロース)層で挟んだ偏光フィルムを、ガラス基板上に粘着材、または、接着剤で貼り付けた構成である。このような吸収二色性を基本原理とした透過型偏光板39は、入射する光束の直交する偏光成分のうち、二色性染料の配列と同方向の偏光成分を吸収し、他方の偏光成分を透過する。
この透過型偏光板39は光吸収型であるので、耐熱性、放熱性を考慮し、水晶やサファイアなどの熱伝導性に優れた基板を用いて構成することが望ましい。光利用率の向上のためと、界面での不要反射光による表示画像の品位低下を防止するため、透過型偏光板35の空気界面には、減反射コートを施す必要がある。これらの偏光特性、反射防止膜特性は、R,G,B各色について最適化されることが望ましい。
また、透過型偏光板39は、片面フィルムで構成しても良いが、フィルムの表面を波長オーダで平坦化するのは困難であるので、このフィルム表面の非平面性が波面収差となり、解像度を劣化させる要因となる。そこで、より高い解像度を実現するためには、この偏光フィルムを平坦な光学研磨の施された基板(白板ガラス、光学ガラス、水晶、石英、サファイアなど)で挟み、接着剤、または、粘着材でフィルムの凹凸を埋めることで、解像度劣化を防ぐことができる。
以下、上述したR光と同様に、G光及びB光をG光用反射型液晶パネル組立体30G及びB光用反射型液晶パネル組立体30Bに入射させた時に、G光用及びB光用の反射型液晶パネル33,33で光変調されて反射されたS偏光光のG光及びB光を3色合成クロスダイクロイックプリズム40の入射面40b及び入射面40cから入射させている。
この後、3色合成クロスダイクロイックプリズム40の各入射面40a〜40cから入射されたR光,G光,B光の各変調画像光は、3色合成クロスダイクロイックプリズム40内に形成した第1,第2ダイクロイック膜40e,40fによって色合成され、この色合成クロスダイクロイックプリズム40で得られた色合成画像光が出射面40dから出射されて1/4波長板41を介して投射レンズ42に入射され、この投射レンズ42によって図示しないスクリーン上に拡大投射されて実像を結像し、色合成画像光を表示している。
上述した3色合成クロスダイクロイックプリズム40は、光学ガラスを用いて直方体(立方体も含む)に形成されており、上面から見た時に第1,第2ダイクロイック膜40e,40fがX字状にクロスしている。
この際、3色合成クロスダイクロイックプリズム40内の第1ダイクロイック膜40eは、入射面40aから入射したR光を反射して90°方向を変えて出射面40dから出射させ、且つ、入射面40bから入射したG光をそのまま透過して出射面40dから出射させ、入射面40cから入射したB光も透過させる機能を備えている。
また、3色合成クロスダイクロイックプリズム40内の第2ダイクロイック膜40fは、入射面40cから入射したB光を反射して90°方向を変えて出射面40dから出射させ、且つ、入射面40bから入射したG光をそのまま透過して出射面40dから出射させ、入射面40aから入射したR光も透過させる機能を備えている。
従って、3色合成クロスダイクロイックプリズム40内に形成した第1,第2ダイクロイック膜40e,40fで3色合成が可能になっている。
また、3色合成クロスダイクロイックプリズム40と投射レンズ42との間に配置した1/4波長板41は、投射レンズ42のレンズ表面からの微量な反射光が3色合成クロスダイクロイックプリズム40,透過型偏光板35,ワイヤグリッド偏光子32を介して反射型液晶パネル33側に戻り、再度反射されてスクリーンに達し、ゴースト状に不要光が現われるのを防ぐためのものであり、この1/4波長板41は必要に応じて設置すればよいものである。
ここで、本実施例の要部の一部を構成するワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部について図5〜図8を用いて説明する。
図5は本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図、
図6は本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の変形例1を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図、図7は本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の変形例2を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図、図8は本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の変形例3を説明するために分解して示した分解斜視図および断面図である。
まず、図5に示した本実施例のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50では、三角柱状支持部材31の第1面31cに設けられた矩形孔31c1の外周2段の凹部分の深い側31c2に、配置された、3箇所の凸部31c4にワイヤグリッド偏光子32を取り付け、ワイヤグリッド偏光子32の外周部上に三角柱状支持部材31の第1面31cに設けられた2段の凹部分の浅い側31c3とまたがって密閉部材33を配置し、更に上部に、板バネ部材34を設置する。このとき板バネ部材34の3箇所の押え部分34aは、三角柱状支持部材31の凸部分31c4と一致しワイヤグリッド偏光子32を垂直方向から押え固定し、押え部分34a外周の枠部分34bで密閉部材33を抑え固定する。板バネ部材34は、三角柱状支持部材31の下面31aおよび上面31bに形成された爪部31a1,31b1に、板バネ部材34の矩形孔部分34cを引っ掛けて固定し、一定の荷重で板バネ部材の押さえ部分34aがワイヤグリッド偏光子32を押さえる構成となっている。且つ、第3面31eに透過型偏光板39を取り付けた状態で、第2面31d側に反射型液晶パネル38を位置調整(レジストレーション調整)、フォーカス調整されて取り付けられ構成されている。
板バネ部材34は、三角柱状支持部材31に取り付け固定されることで、3箇所の押え部分34aがたわみ、それぞれワイヤグリッド偏光子32に点または線で接する形状とし、それぞれの押え部分34aがワイヤグリッド偏光子32を押さえる荷重を1.96N以上となるように構成されている。
また、密閉部材33は材料をシリコーンゴム、硬度を40度以下とし、ワイヤグリッド偏光子32と三角柱状支持部材31の密着性を得る。
次に、図6に示した変形例1のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50Aは、先に図5を用いて説明した実施例のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50内で三角柱状支持部材31の下面31aおよび上面31bに形成された爪部31a1,31b1に矩形孔部分34cを引っ掛けて固定した板バネ部材34に代えて、板バネ部材36を複数のネジ61で固定する構成に置換されているだけであるので、実施例のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50と同じ部材に同一符番を付して図示し、ここでは実施例に対して異なる点のみを説明する。
即ち、変形例1のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50Aにおいて、三角柱状支持部材31の第1面31cに、板バネ部材35の固定用ネジ61を留めるタップ孔31c5が複数個所形成され、三角柱状支持部材31の第1面31cに板バネ部材35のネジ孔部35dを通して、ネジ61で板バネ部材35固定し、一定の荷重で板バネ部材の押さえ部分35aがワイヤグリッド偏光子32を押さえる構成となっている。
次に、図7に示した変形例2のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50Bは、先に図5を用いて説明したワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50内で2つの部品だった板バネ部材34と密閉部材33を、1つの部品とした板バネ密閉部材36に変更されている点が異なっているだけであるので、実施例のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50と同じ部材に同一符番を付して図示し、ここでは実施例に対して異なる点のみを説明する。
即ち、変形例2のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50Aにおいて、板バネ密閉部材36は、板バネ部材の押さえ部分と三角柱状支持部材31との密閉部分(材料はシリコーンゴム)をアウトサート成型で1つの部品に形成され、ワイヤグリッド偏光子32の外周部上に三角柱状支持部材31の第1面31cに設けられた2段の凹部分の浅い側31c3とまたがって密閉部分36eを密着するように設置し、板バネ部分36aでワイヤグリッド偏光子32を固定する。板バネ密閉部材36は、三角柱状支持部材31の下面31aおよび上面31bに形成された爪部31a1,31b1に、板バネ密閉部材36の矩形孔部分36cを引っ掛けて固定し、一定の荷重で密閉部材36の押さえ部分36aがワイヤグリッド偏光子32を押さえる構成となっている。
次に、図8に示した変形例3のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50Cは、先に図6を用いて説明した変形例1のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50A内で2つの部品だった板バネ部材35と密閉部材33を、1つの部品とした板バネ密閉部材37に変更されている点が異なっているだけであり構成としては、変形例2と同等であるため、変形例1のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部50Aと同じ部材に同一符番を付して図示し、ここでは説明を省略する。
本実施例に適用される投射型表示装置を説明するための平面図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、各色光用の三角柱状支持部材と3色合成クロスダイクロイックプリズムとをベース台の上面に固定する状態を示した斜視図,側面図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、R,G,B光用の各反射型液晶パネル組立体のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部を拡大して示した斜視図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、反射型液晶パネル組立体内のワイヤグリッド偏光子を説明するための図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の実施例を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の変形例1を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の変形例2を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図である。 本実施例に適用される投射型表示装置において、ワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部の変形例3を説明するために分解して示した分解斜視図、および断面図である。
符号の説明
10…投射型表示装置
11…光源
12…面鏡
13…第1のフライアイレンズアレイ
14…第2のフライアイレンズアレイ
15…偏光変換光学素子(偏光変換プリズムアレイ)
17…第1のダイクロイックミラー
19…第2のダイクロイックミラー
25…ベース台
25a…上面
25b…裏面
26…ネジ
27…天板
27a…裏面
27b…上面
28…ネジ
30R…R光用反射型液晶パネル組立体
30G…G光用反射型液晶パネル組立体
30B…B光用反射型液晶パネル組立体
31…三角柱状支持部材
31a…下面
31b…上面
31c〜31e…第1面〜第3面
32…ワイヤグリッド偏光子
33…密閉部材
34…板バネ部材
35…板バネ部材
36…板バネ密閉部材
37…板バネ密閉部材
38…反射型空間光変調素子(反射型液晶パネル)
39…透過型偏光板
40…3色合成クロスダイクロイックプリズム
40a〜40c…入射面
40d…出射面
40e,40f…第1,第2ダイクロイック膜
40g…下面
40h…上面
42…投射レンズ
50…本実施例のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部
50A…変形例1のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部
50B…変形例2のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部
50C…変形例3のワイヤグリッド偏光子および密閉部材取り付け固定機構部
61…ネジ

Claims (2)

  1. R,G,Bの各色光を各色光用の信号で光変調する各色光用の反射型空間光変調素子と、
    前記R光,G光,B光を、前記各色光用の反射型空間光変調素子にそれぞれ照明するための各色光照明手段と、
    前記各色光照明手段からの各色光の第1偏光成分光を透過させて前記各色光用の反射型空間光変調素子に入射させ、該各色光用の反射型空間光変調素子で光変調して得られた各色光の第2偏光成分光を反射させる各色光用のワイヤグリッド偏光子と、
    前記各色光用のワイヤグリッド偏光子で反射させた前記各色光の第2偏光成分光を色合成してカラー画像光を出射させる色合成光学系と、
    前記色合成光学系の各入射面に対向して近接配置され、前記各色光用のワイヤグリッド偏光子が取り付けられる第1面と、前記各色光用の反射型空間光変調素子が位置調整機構部を介して取り付けられる第2面とを少なくとも有した各色光用の支持部材と、
    前記色合成光学系からの前記カラー画像光を投射する投射レンズと、
    を備え、
    前記ワイヤグリッド偏光子は、光学ガラス基板の片面側に金属線からなるワイヤグリッドを有し、このワイヤグリッドが形成されていない側の面を前記各色光用の支持部材の第1面にワイヤグリッド偏光子固定用板バネ部材により着脱自在に固定する構成としたことを特徴とする投射型表示装置。
  2. 前記ワイヤグリッド偏光子と前記各色光用の支持部材との間を密閉するための密閉部材を、前記ワイヤグリッド偏光子と前記固定用板バネ部材の間に配置したことを特徴とする請求項1記載の投射型表示装置。
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