JP2008180003A - 建築材 - Google Patents

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Shoichi Nakamoto
彰一 中本
Shigeru Ishiki
茂 石木
Motomasa Haruna
基全 春名
Takeshi Ito
毅 伊藤
Masayuki Iguchi
雅之 井口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】基材の表面にインクジェット方式で塗装してなる建築材において、複数の異なる機能を有する機能性塗膜を積層形成すると共に、各機能性塗膜を局部的に露出せしめることを課題とする。
【解決手段】基板の表面にインクジェットで塗装してなる建築材において、複数の異なった機能を有する機能性塗膜を積層形成すると共に、各機能性塗膜の少なくとも一部を露出せしめてなる建築材であり、更には、該機能性塗膜間にバインダー層を形成してなることを特徴とする建築材である。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種建築用の基材の表面に、インクジェット方式にて各種の機能性塗膜を形成してなる建築材に関するものである。
建築材として用いられる基板は金属板、木質系板材、窯業系板材等各種のものがあり、各々独自の表面状態と表面色を有している。このために一般にはその用途に応じるように塗装されて使用されている。このような塗装としては全面が単色なもの、模様を形成するものがあり、ロールコーター、印刷ロール方式が多く用いられている。しかし基板は表面が平滑とは限らないし、基板の用途によっては特別な機能が要求される。
例えば窯業系建築板であるセメント板を外壁材として使用する場合、防水性の付与が必要であり下塗りや中塗りに依ってその表面に防水性が付与されている。しかしこれでは単色あるいは特定の色の場合は問題がないが模様を形成しその模様に各種の色を付与するには、別の工程が必要とされる。
このために最近では塗装及び模様の形成にインクジェット方式が用いられている。インクジェット方式による塗装はインクジェットノズルから塗料またはインクをドット単位で吹き付けて非接触で模様を着けることが可能である。この方式を用いることで複雑な模様を有し且つ模様によって異なった色彩、色相を有する意匠を一つの工程で建築板に付与することが出来る。
特許第3798366号公報
上記特許文献1に記載されているものは、建築板印刷装置であって複数のインクジェットノズルを所定のピッチで一列に配列されている。そしてノズルアレイ毎に色相が異なりかつ色相について濃度が異なるインクが噴射される印刷ヘッドを備え、印刷ヘッドから吐出されるインク滴を重ねて着弾させ混色させ同一径である各画素を形成させ化粧印刷面の印刷領域の全てをインクドットで埋め尽くすものである。このため印刷の為の版が不要となり、小ロット多品種生産に対応できる建築板印刷装置である。
これに対して本願では図1に示すように基材1上に各塗膜2A、2Bを模様状に積層するものである。各塗膜2A、2Bは各々別の機能を有するものである。
ここにおいて各塗膜2A、2Bの有する機能とは親水性、撥水性、抗菌性、UVカット、防虫性、吸湿性、芳香性等各種のものが建築材の基材の種類、あるいは用途に応じて選択される。
塗膜2A、2Bを積層するに際し、混色防止あるいは機能相殺防止のために各積層される塗膜2A、2B間にバインダー層3を形成しておくことも効果的なものである。それと同時に各機能性塗膜2A、2Bは局部的に露出するように形成されており、その効力を発揮させるものである。
上記課題を解決するために、本発明に係る建築材の第一の特徴構成は、請求項1に記載した如く、基材の表面にインクジェットで塗装してなる建築材において、基材の表面にインクジェットにより複数の異なった機能を有する機能性塗膜を積層形成すると共に、各機能性塗膜の少なくとも一部を露出せしめてなる点にある。
同第二の特徴構成は、請求項2に記載した如く、第一の特徴構成に加えて機能性塗膜間にバインダー層を形成してなる点にある。
請求項1に記載の建築材は前記構成であり、基材の表面にインクジェットで塗装してなる建築材において、複数の異なった機能を有する機能性塗膜を形成すると共に各機能性塗膜の少なくとも一部を露出さしめている。そのためにある機能性塗膜の上に別の機能性塗膜を設けることが出来る。この機能性塗膜は二重あるいは三重更にもっと多くの多重の層となってもよいものである。そして各機能性塗膜は少なくともその端面若しくは表面の一部が露出しているので、塗膜を構成する機能が完全に阻害されることはない。
請求項2に記載されるように、機能性塗膜が互いに接触した場合に混色やその他の不都合が生じる塗膜間には接触を防ぐ為にバインダー層が設けられる。この結果機能性塗膜は互いに接触すること無く、混色防止、機能相殺防止ができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を模式的に示す部分断面図である。1は建築材を構成する板状の基材であり、金属板、木質系板材、窯業系板材等いずれも使用できる。
2Aは基材1上に設けられた機能性塗膜であり基材1の表面に部分的に形成される。図1では部分的に形成されているが、基材1の表面全面に形成してもよい。
3は機能性塗膜2A上に塗布されたバインダー層であり、該バインダー層3は2Aの機能性塗膜とその上に塗布される別の機能を有する機能性塗膜2Bとの混色を防止すると共に、各機能性塗膜の機能を相殺するのを防止し、更に、上部の機能性塗膜2Bの剥離を防止する効果も有する。
機能性塗膜2A、2Bはその機能を効率よく発揮させる為に少なくとも局部的に露出する必要がある。露出部はその端面であってもよい。又各機能性塗膜2A、2Bは着色されていてもよい。基材1に表面には模様5、6が形成される。機能性塗膜2A、2Bの有する機能とは親水性、撥水性、抗菌性、UVカット、防虫性、吸湿性、ホルマリンキャチャー等があり、建築材の用途に応じて選択使用される。
模様5においては、機能性塗膜2A、2Bの大きさは同じであるがその端面は露出している。又模様は上層の機能性塗膜2Bを下層の機能性塗膜2Aより小さく形成し下層の機能性塗膜2Aに表面露出部を形成することで機能性塗膜2Aの機能を模様5の場合より強く発揮できる。
これら機能性塗膜2A、2Bおよびバインダー層3はいずれもインクジェット方式で形成される。インクジェット方式はドット単位で印刷するものであるから鮮明な模様からぼかし模様まで得ることが可能で、複雑な模様や、あるいは色彩、色相の混在する模様を共存させることができ、しかも模様5、6のようにその機能性塗膜2A、2Bの端面を露出させて機能を発揮させることが出来る。
図2に示すものは基材1の表面を改質する為に通常用いられる塗装ロール方式等による塗膜層4を設けた基材1を用いて本発明を実施したものである。図2に示した実施例のその他の構成は図1に示した実施例と同様である。
以上説明したように、本発明では基板1上にインクジェット方式で機能性塗膜2A、2Bを積層形成すると共に各機能性塗膜2A、2Bの少なくとも一部を露出せしめている。このために各機能性塗膜2A、2Bの機能が効率よく発揮されると同時に模様5、6を形成することが可能となる。従って複雑な模様5、6も形成できると共に、用途に応じた機能を付与することができ、複数の模様が要求される場合でも、模様ロール等を必要とせず基板1全面に塗布することもないので塗料使用量も削減できる。
本発明に係る建築材の断面を模式的に示す部分断面模式図である。 基板に通常用いられる塗膜層を形成したものを用いた本発明にかかる建築材の概要を示す部分断面模式図である。
符号の説明
1 基材
2A 機能性塗膜
2B 他の機能性塗膜
3 バインダー層
4 従来用いられている塗膜層
5 機能性塗膜による模様
6 機能性塗膜による他の模様

Claims (2)

  1. 基材の表面にインクジェットで塗装してなる建築材において、基材の表面にインクジェットにより複数の異なった機能を有する機能性塗膜を積層形成すると共に、各機能性塗膜の少なくとも一部を露出せしめてなる建築材。
  2. 機能性塗膜間にバインダー層を形成してなる請求項1記載の建築材。
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