JP2008179805A - 水中油型シリコーンエマルションの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】(a)水と接触するとゲル化する変性シリコーンに、該(a)変性シリコーン及び水に可溶な(b)溶媒を、(b)と(a)との質量比(b)/(a)が0.25以上となる範囲で添加し、両者を混合することにより、(A)混合溶液を調製する工程; 得られた(A)混合溶液に、(c)水と(b)溶媒との質量比 (c)/(b)が0.05〜4となる範囲で(c)水を添加、混合することにより(B)混合溶液を調製する工程;及び得られた(B)混合溶液に、(d)水性成分を添加、混合することにより、(C)水中油型エマルションを形成する工程;を含むことを特徴とする(C)水中油型シリコーンエマルションの製造方法。
【選択図】なし
Description
すなわち、本発明は、(a)水と接触するとゲル化する変性シリコーンに、該(a)変性シリコーン及び水に可溶な(b)溶媒を、(b)と(a)との質量比(b)/(a)が0.25以上となる範囲で添加し、両者を混合することにより、(A)混合溶液を調製する工程;
得られた(A)混合溶液に、(c)水と(b)溶媒との質量比 (c)/(b)が0.05〜4となる範囲で(c)水を添加、混合することにより(B)混合溶液を調製する工程;
及び得られた(B)混合溶液に、(d)水性成分を添加、混合することにより、(C)水中油型エマルションを形成する工程;
を含むことを特徴とする(C)水中油型シリコーンエマルションの製造方法を提供する。
本発明はまた、上記製造方法により得られる(E)衣料用柔軟剤を提供する。
本発明において用いることのできる(a)水と接触するとゲル化する変性シリコーンとは、該変性シリコーンの質量の10%に相当する量の水を添加し、十分混合した後の粘度(BH型粘度計、No.7ローター、2rpm、150sec、25℃)が水を添加前の10倍以上上昇してゲル化を起こすものを言う。該変性シリコーンは、衣類等の繊維や毛髪に作用ししわ防止性やすべり性を付与する。具体的には、親水性の官能基(EOエチレンオキシド、アミノ、カチオンなど)で変性されたシリコーンがあげられる。特に、変性シリコーンが、ポリエーテル変性シリコーンであるのが好ましい。このような変性シリコーンは、公知の方法により製造することもできるし、商業的に入手できるものを使用することもできる。市販品としては、例えば、東レ・ダウコーニングシリコーン株式会社から商品名CF1188HVで市販されているものがあげられる。
ポリエーテル変性シリコーンがより好ましい。特に、下記一般式(1)で表される、分子内にポリオキシアルキレン基を含有するポリエーテル変性シリコーン類が好適である。
上記式において、−Z1、−Z2は、それぞれ独立に−R、−OHであることが好ましく、−Rであることがより好ましい。Rは、炭素数1〜4の短鎖飽和炭化水素基が好ましく、メチル基が特に好ましい。R10は、炭素数1〜4の短鎖飽和炭化水素基が好ましく、プロピレン基が好ましい。R11が炭化水素基である場合には、炭素数1〜4の短鎖飽和炭化水素基が好ましい。特に好ましいR11は、水素原子又はメチル基である。
更に、上記一般式(VI)において、L、M及びNは、いずれも各繰返し単位の数の平均値を表し、Lは0〜50、好ましくは0〜3であり、Mは1〜1000、好ましくは1〜50であり、Nは10〜10000、好ましくは20〜500である。なお、上記式で表わされるポリエーテル変性シリコーンは、各繰返し単位がブロック状に配列しているブロックコポリマーの構造を有するものであってもよく、各繰返し単位がランダムに配列している構造を有するものであってもよい。
シリコーンの25℃における動粘度は100〜10万mm2/sの範囲が好ましく、更に好ましくは100〜1万mm2/sである。各種シリコーンはオイルとして用いても、エマルジョンとして用いてもよく、シリコーンエラストマーのパウダーを用いる場合には分散液として用いてもよい。また1種単独でも2種以上の混合物としても使用することができる。
(a)成分の量が0.1重量%未満の場合、柔軟剤として使用したときのしわ防止効果やすべり性付与効果が不十分となる場合がある。(a)成分の量が50重量%超の場合、(C)水中油型シリコーンエマルションの粘度が高くなってしまい、使用時に水への分散性が悪くなったりハンドリング性に劣ることがある。
本発明において使用できる(b)溶媒は、(a)水と接触するとゲル化する変性シリコーンと水との任意の割合で可溶であるものである。具体的には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、プロピルアルコールなどの炭素数1〜4の低級アルコール、プロピレングリコール、エチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテルなどの炭素数2〜6及びヒドロキシル基数2〜6の多価アルコール等があげられる。このうち、経済性及び人体や、環境への安全性の観点から、炭素数1〜4の低級アルコールが好ましく、中でも、エタノール、イソプロピルアルコールが好ましい。
(a)成分として、ポリエーテル変性シリコーンを使用する場合、特に、エタノール及びジエチレングリコールモノブチルエーテルが好ましい。
本発明で使用できる(C)水中油型シリコーンエマルションを調製するための(d)水性成分は、(B)混合溶液を分散させる役割を果たす。具体的には、水、水に可溶な成分を含有する水溶液、水中油型エマルション等が挙げられる。水に可溶な成分を含有する水溶液としては、後述するその他の任意成分中水に可溶な成分等が、水中油型エマルションとしては(f)カチオン界面活性剤を含有する(D)水性組成物等が挙げられる。
本発明において、(C)水中油型シリコーンエマルションの相分離防止の観点から、(A)混合溶液に(e)非イオン界面活性剤を添加するのが好ましい。(e)非イオン界面活性剤はまた、(b)成分に添加した後に、(a)成分と混合することもできる。本発明において使用できる(e)非イオン界面活性剤としては、衣料用柔軟剤、ヘアリンス、トリートメント等に通常配合されているものであれば特に制限無く使用することができ、具体的には、高級アルコール、高級アミン、油脂又は高級脂肪酸から誘導される非イオン界面活性剤等を用いることができる。中でも高級アルコールのアルキレンオキシド付加物が好ましい。
一方、高級アルコールに付加するアルキレンオキシドはエチレンオキシド(EO)単独が好ましいが、エチレンオキシドにプロピレンオキシド(PO)又はブチレンオキシド(BO)を併用してもよく、これらアルキレンオキシドの平均付加モル数は10〜100が好ましく、より好ましくは10〜80モルである。
(e)成分が、本発明の製造方法により得られる(C)水中油型シリコーンエマルションの全量を基準として、0.01〜10質量%の量で含まれるのが好ましく、0.1〜5質量%の量で含まれるのがより好ましい。(e)成分の量が0.01重量%未満の場合、経時で(C)水中油型シリコーンエマルションが相分離する場合がある。(e)成分の量が10重量%超の場合、製造コストが高くなる。
本発明によれば、カチオン界面活性剤等を用いなくても、上記(a)成分、(b)成分、(c)成分の配合比率を特定し、特定の順序で混合することにより、(a)成分を微細化することができる。そのため、(d)成分の配合量は(C)水中油型シリコーンエマルションの粒子径に影響しないため特に制限されないが、(C)水中油型シリコーンエマルションの全量を基準として(a)成分が0.1〜50質量%の量が含まれるよう(d)成分量をコントロールすることが望ましい。
(C)水中油型シリコーンエマルション調製の各工程における混合操作は、均一な親水性液体同士の混合であるため特別な装置は必要無く、スタティックミキサー、プロペラミキサー、パドルミキサー、アジホモミキサー、ディスパーミキサー等、公知の混合装置を使用することができる。
本発明のシリコーンエマルションは、(B)混合溶液に(f)カチオン界面活性剤を含有した(D)水性組成物を添加し、両者を混合することで(E)衣料用柔軟剤に応用することができる。その場合に使用できる(f)カチオン性界面活性剤は、下記一般式(2)、(3)に示すような化合物が好ましい。
(D)水性組成物は、(f)カチオン界面活性剤の溶剤として(b)溶媒を含んでいてもよい。この場合、(f)成分と(b)成分との比率は、質量比で10:1〜1:1が好ましく、8:1〜3:1がより好ましい。(b)成分が多すぎると、(D)水性組成物中で(f)成分を乳化する場合、粒子化が困難となるため粗大な粒子が多くなり保存安定性が低下することがあり、少なすぎると(f)成分に対する溶媒効果が低くなることがある。
(E)衣料用柔軟剤中の(f)カチオン界面活性剤の配合量は特に制限されるものではないが、十分な柔軟効果を得るという観点および柔軟剤の粘度を適度なものとするという観点から、(E)衣料用柔軟剤中に3〜50質量%配合するのが好適であり、さらに好ましくは5〜30質量%配合される。
(C)水中油型シリコーンエマルションを調製するのに、(e)非イオン界面活性剤以外にも、必要に応じて以下の成分を添加することができる。
(C)水中油型シリコーンエマルションの粘度をコントロールする目的で、無機又は有機の水溶性塩類を用いることができる。無機の水溶性塩類としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸もしくは硝酸のアルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩等があげられる。有機の水溶性塩類としては、p−トルエンスルホン酸、グリコール酸、乳酸などの有機酸のアルカリ金属塩などが挙げられる。好ましくは、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウムである。 塩類の配合量は、(C)水中油型シリコーンエマルション全量に対し0.001〜3質量%、好ましくは0.01〜2質量%、より好ましくは0.05〜1質量%であるのが好ましい。これら塩類は(C)水中油型シリコーンエマルションの製造のどの工程で添加してもよく、分割して添加してもよい。
これら香料成分の添加は、香料成分が主に油性成分であるため、(f)カチオン界面活性剤を含有する(D)水性組成物調製時にカチオン界面活性剤と混合するのがよく、特開2007-270135号公報に記載の方法で添加してもよい。
金属イオン封鎖剤の配合量は、(C)水中油型シリコーンエマルション全量に対し、好ましくは0.0001〜1質量%、より好ましくは0.0005〜0.5質量%である。配合量が少なすぎると、その効果が充分でなく、多すぎると相分離を生じたりする場合がある。
酸化防止剤の配合量は、(C)水中油型シリコーンエマルション全量に対し0〜1質量%、好ましくは0.0001〜0.5質量%、より好ましくは0.001〜0.1質量%であるのが好ましい。配合量が少なすぎると、その効果が充分でなく、多すぎると製造コストが高くなる。
1)イソチアゾロン系の有機硫黄化合物としては、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−ブチル−3−イソチアゾロン、2−ベンジル−3−イソチアゾロン、2−フェニル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4,5−ジクロロイソチアゾロン、5−クロロ−2−メチル−3−イソチアゾロン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン及びそれらの混合物が挙げられる。具体的には、ローム・アンド・ハース社のケーソンCG/ICP(約1.5質量%水溶液)、純正化学社製のジュンサイド5などジュンサイドシリーズなど市販品を用いることができる。
上記1)〜3)の化合物は、安定化のために、亜鉛、銅、カルシウム、マグネシウムなどの金属イオンと共存させるか、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール溶液として組成物に添加されることが好ましい。
これら金属イオン封鎖剤及び/又は酸化防止剤は(C)水中油型シリコーンエマルションの製造のどの工程で添加してもよく、各製造工程に分割して添加してもよい。
(C)水中油型シリコーンエマルションの保存安定性や繊維に対する染着性の観点からは、分子内に水酸基、スルホン酸基、アミノ基、アミド基から選ばれる少なくとも1種類の官能基を有する酸性染料、直接染料、反応性染料が好ましく、その配合量は組成物全体に対し、好ましくは1〜50ppm、より好ましくは1〜30ppmである。
これら任意の染料及び/又は顔料は(C)水中油型シリコーンエマルションのどの工程で添加してもよく、各製造工程に分割して添加してもよい。
上記添加剤は(C)水中油型シリコーンエマルションのどの工程で添加してもよく、各製造工程に分割して添加してもよい。
(実施例1〜3、8〜10、比較例1〜3)
40℃に加温した(a)成分25gを計量して、100mL(実施例3、8、9、10は200mL)パイレックス(登録商標)製ビーカーに投入し、そこへ表1記載の比率となるように25℃の(b)溶媒を添加し、均一になるまで直径30mmプロペラ翼にて十分に攪拌し、(A)混合溶液を得た。
得られた(A)混合溶液に、表1記載の比率となるように40℃に加温した(c)水としてイオン交換水(表1中「ゲル形成水」に相当する)を添加し、同プロペラ翼で均一になるまで攪拌し、(B)混合溶液を得た。
別に用意した100mLパイレックス(登録商標)製ビーカーに40℃に加温した(d)水性成分としてイオン交換水(表1中「分散水」に相当する)50gをいれ、直径30mm45度傾斜パドル4枚2段で攪拌中に実施例表中の比率となるように先に得られた(B)混合溶液を添加し、全体が均一となるまで攪拌し、(C)水中油型シリコーンエマルションを得た。
40℃に加温した(a)成分25g(実施例5は12.5g)を計量して、100mL(実施例5は200mL)パイレックス(登録商標)製ビーカーに投入し、そこへ表1記載の比率となるように25℃の(b)溶媒を添加し、均一になるまで直径30mmプロペラ翼にて十分に攪拌し、(A)混合溶液を得た。
得られた(A)混合溶液に、表1記載の比率となるように40℃に加温した(c)水としてイオン交換水(表1中「ゲル形成水」に相当する)と40℃に加温した(e)非イオン性界面活性剤を添加し、同プロペラ翼で均一になるまで攪拌し、(B)混合溶液を得た。
別に用意した100mL(実施例5は200mL)パイレックス(登録商標)製ビーカーに40℃に加温した(d)水性成分としてイオン交換水(表1中「分散水」に相当する)50gをいれ、直径30mm45度傾斜パドル4枚2段で攪拌中に実施例表中の比率となるように先に得られた(B)混合溶液を添加し、全体が均一となるまで攪拌し、(C)水中油型シリコーンエマルションを得た。
(a)成分25gを計量して、100mLパイレックス(登録商標)製ビーカーに投入し、そこへ表1記載の比率となるように(b)溶媒を添加し、均一になるまで直径30mmプロペラ翼にて十分に攪拌し、(A)混合溶液を得た。
得られた(A)混合溶液に、表1記載の比率となるように(c)水としてイオン交換水(表1中「ゲル形成水」に相当する)を添加し、同プロペラ翼で均一になるまで攪拌し、(B)混合溶液を得た。
(f)カチオン界面活性剤(ジステアロイルオキシエチルジメチル(2-ヒドロキシエチル)アンモニウムメチル硫酸塩:ライオンアクゾ(株)「アーカードTES-85E」)88.2gとノニオン性界面活性剤(c-2)13.3gと香料(組成は表7参照)5.0gを55℃に加熱し均一になるように攪拌し油相とした。精製水310.9gと抗菌剤(ローム&ハース(株)「ケーソンCG/ICP」)0.05gを均一に混合後40℃に加熱し水相とした。油相全量を500mLポリビーカー(直径85mm)に仕込み、45度4枚傾斜パドル(直径:45mm、羽根幅:10mm、厚さ:1.5mm)を用い、羽根からの吐出流が撹拌槽底に向かうように羽根の角度を水平方向に対して45度に設定し、800rpmで攪拌下、水相93.3gを添加し、BH型粘度計No.7ローター2rpm10回転目で100Pa・s以上(50℃)の高粘度の液晶を形成させ、その後残りの水相を添加した。25℃まで冷却後、色素(C.I.アシッドレッド138:日本化薬(株)「カヤノールミリングレッドBW」)5mg、15%塩化カルシウム(試薬特級)水溶液を12.5g添加混合し、(D)水性組成物を得た。
別に用意した100mLパイレックス(登録商標)製ビーカーに上で調製した(D)水性組成物を50gいれ、直径30mm45度傾斜パドル4枚2段で攪拌中に実施例表中の比率となるように先に得られた(B)混合溶液を添加し、全体が均一となるまで攪拌し、(C)水中油型シリコーンエマルションを得た。
(a)成分25g(実施例5は12.5g)を計量して、100mLパイレックス(登録商標)製ビーカーに投入し、そこへ表1記載の比率となるように(b)溶媒を添加し、均一になるまで直径30mmプロペラ翼にて十分に攪拌し、(A)混合溶液を得た。
得られた(A)混合溶液に、表1記載の比率となるように(c)水としてイオン交換水(表1中「ゲル形成水」に相当する)と(e)非イオン性界面活性剤を添加し、同プロペラ翼で均一になるまで攪拌し、(B)混合溶液を得た。
(f)カチオン界面活性剤(ジステアロイルオキシエチルジメチル(2-ヒドロキシエチル)アンモニウムメチル硫酸塩:ライオンアクゾ(株)「アーカードTES-85E」)88.2gと香料(組成は表7参照)5.0gを55℃に加熱し油相とした。精製水239.0gと抗菌剤(ローム&ハース(株)「ケーソンCG/ICP」)0.04gを均一に混合後40℃に加熱し水相とした。水相をプライミクス株式会社製ロボミクスホモミキサー(ローター径30mm、ステーターとのクリアランス0.5mm、500mLベッセル)に仕込み、ホモミキサー10000rpm回転下にて油相65.3gをノズル添加し均一に乳化後、色素(C.I.アシッドレッド138:日本化薬(株)「カヤノールミリングレッドBW」)3.5mg、15%塩化カルシウム(試薬特級)水溶液8.8gを添加した。その後25℃まで冷却をし、(D)水性組成物を得た。
別に用意した100mLパイレックス(登録商標)製ビーカーに上で調製した(D)水性組成物を50gいれ、直径30mm45度傾斜パドル4枚2段で攪拌中に実施例表中の比率となるように先に得られた(B)混合溶液を添加し、全体が均一となるまで攪拌し、(C)水中油型シリコーンエマルションを得た。
〔ダマ有無の確認〕
サンプル調製後、25℃で一日静置し、目視により確認した。
〔粒子径測定〕
<測定法>
・装置:日揮装製マイクロトラックUPA-150EX
・分散媒:水(屈折率1.33)、分散質:水中油型シリコーンエマルション(屈折率1.48)
・サンプルを測定器に添加して25℃で均一に攪拌し、「Sample Loading」値を1〜50になることを確認後、測定を開始(計測時間:600sec、計測回数:1回)。体積基準でのメジアン径(d50値)を測定した。
Claims (8)
- (a)水と接触するとゲル化する変性シリコーンに、該(a)変性シリコーン及び水に可溶な(b)溶媒を、(b)と(a)との質量比(b)/(a)が0.25以上となる範囲で添加し、両者を混合することにより、(A)混合溶液を調製する工程;
得られた(A)混合溶液に、(c)水と(b)溶媒との質量比(c)/(b)が0.05〜4となる範囲で(c)水を添加、混合することにより(B)混合溶液を調製する工程;及び
得られた(B)混合溶液に、(d)水性成分を添加、混合することにより、(C)水中油型エマルションを形成する工程;
を含むことを特徴とする(C)水中油型シリコーンエマルションの製造方法。 - 前記混合溶液(A)に、(e)非イオン界面活性剤を添加する工程を含む請求項1に記載の製造方法。
- 前記(a)変性シリコーンが、ポリエーテル変性シリコーンであることを特徴とする請求項1又は2記載の製造方法。
- 前記(a)ポリエーテル変性シリコーンが、下記式で表される化合物であることを特徴とする請求項3記載の製造方法:
- 前記(b)溶媒が、炭素数1〜4の低級アルコール又は炭素数2〜6及びヒドロキシル基数2〜6の多価アルコールであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の製造方法。
- 前記(e)非イオン界面活性剤が、高級アルコールのアルキレンオキシド付加物であることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載の製造方法。
- 前記(d)水性成分として、(f)カチオン界面活性剤を含有する(D)水性組成物を使用することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の製造方法。
- 請求項1〜7のいずれか1項記載の製造方法より得られる(E)衣料用柔軟剤。
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