JP2020084392A - 容器入り液体柔軟剤物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】柔軟性付与効果に優れ、使用者がどのタイミングで使用しても常に変わらない使用感が得られる液体柔軟剤物品を提供する。
【解決手段】液体柔軟剤組成物を容器に充填してなる液体柔軟剤物品であって、液体柔軟剤組成物が、(A)特定の第4級アンモニウム塩化合物を1質量%以上20質量%以下、(B)特定のエーテル化合物を1質量%以上30質量%以下、(C)炭素数2以上4以下の2価又は3価の水溶性多価アルコールを1質量%以上20質量%以下、及び水を含有する液体柔軟剤組成物であり、容器が、開口面積1.0mm2以上15mm以下の吐出口を備えた容器である、液体柔軟剤物品。
【選択図】なし

Description

本発明は、容器入り液体柔軟剤物品に関する。
現在の柔軟剤に用いられる基材として、環境中に排出されても速やかに分解し、環境への負荷を低減することを目的に分子内エステル基を有する陽イオン性界面活性剤が主たる柔軟基剤として使用されている。エステル基が水中で加水分解し易いことは周知であり、液体柔軟剤組成物中でエステル基を有する柔軟基剤が加水分解すると、貯蔵安定性の品質が悪化し易いことも周知である。
これまでに、柔軟剤組成物の貯蔵安定性に関する技術が種々検討されている。例えば、特許文献1には、室温での貯蔵及び粘度安定性を有する液体布地柔軟化組成物が開示されている。特許文献2には、低温での長期保存性に優れた液体柔軟剤組成物が開示されている。特許文献3には、凍結融解条件下で安定な布地柔軟化組成物が開示されている。特許文献4には、加水分解を抑制し、高い柔軟性付与効果を有する液体柔軟剤組成物が開示されている。
近年、消費者の簡便嗜好の高まりから、より使いやすい形態の柔軟剤物品が求められている。例えば、環境意識の高まりにより、柔軟剤組成物は袋状の容器に充填された詰め替え品を購入し、それをボトルに詰替えて使用することが一般的となってきている。特許文献5には、光暴露時の安定性に優れた袋詰め柔軟剤物品が開示されている。
また、柔軟剤計量時の簡便性を高める観点から、ポンプ式ディスペンサー容器での使用が望まれる。例えば、特許文献6には、ポンプ容器に充填してなる柔軟剤物品が開示されている。
特開2001−515151号公報 特開2007−9397号公報 特開2008−540859号公報 特開2016−121423号公報 特開2015−48552号公報 国際公開第2011/147752号
ポンプ式ディスペンサー容器等の吐出口の狭い容器に適用可能な柔軟剤を開発するにあたり、内容物である柔軟剤の安定性や柔軟性能以外に新たな課題が生じる。例えば、内部の柔軟剤が速やかに吐出できる必要がある。また、吐出口が狭いため、使用を繰り返すと、柔軟基剤が吐出口付近で固化ないしゲル化しやすくなる。このような吐出口での固化ないしゲル化は、吐出性を著しく低下させる原因になるだけなく、液を吐出する際の押し圧の増加、液を吐出する際のコントロール性の低下等が起こる事によって、消費者に大きなストレスを感じさせることになる。従って、吐出口付近での固化やゲル化を抑制して、どのタイミングで使用しても常に一定の使用感が得られることが望まれる。このような課題は、スクイズすることで吐出するような、吐出口が狭い他の容器についても同様に生じ得る。
前記した特許文献1〜5は、貯蔵安定性などの課題を解決するものであり、ポンプ式ディスペンサー容器等の吐出口の狭い容器での使用やその場合の課題については特段の言及がない。また、特許文献6の先行技術は、ポンプ容器の吐出口付近での柔軟基剤の固化を抑制し、吐出性を保つことに対しては十分ではない。
本発明は、柔軟性付与効果に優れ、使用者がどのタイミングで使用しても常に変わらない使用感が得られる液体柔軟剤物品を提供する。
本発明者らは、前記問題について検討を行ったところ、特定の第4級アンモニウム塩化合物と特定2種の他の化合物とを含有する液体柔軟剤組成物を、特定の吐出口面積を持つ容器に充填することにより、長期使用時などの吐出性が一定であり、使用者がどのタイミングで使用しても常に変わらない使用感が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち本発明は、液体柔軟剤組成物を容器に充填してなる液体柔軟剤物品であって、
液体柔軟剤組成物が、(A)下記一般式(A1)で表される第4級アンモニウム塩化合物〔以下、(A)成分という〕を1質量%以上20質量%以下、(B)下記一般式(B1)で表される化合物〔以下、(B)成分という〕を1質量%以上30質量%以下、(C)炭素数2以上4以下の2価又は3価の水溶性多価アルコール〔以下、(C)成分という〕を1質量%以上20質量%以下、及び水を含有する液体柔軟剤組成物であり、
容器が、開口面積1.0mm以上15mm以下の吐出口を備えた容器である、
液体柔軟剤物品に関する。
Figure 2020084392
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、炭素数16以上22以下の脂肪酸からOHを除いた残基(アシル基という)、又は水素原子であり、同時に水素原子であることはなく、R3aは炭素数1以上3以下のアルキル基、又は−C−OR4aであり、R4aは炭素数16以上22以下のアシル基又は水素原子であり、R5aは炭素数1以上3以下のアルキル基であり、Xは陰イオンである。〕
1b−O−(CHCHR2bO)−H (B1)
〔式中、R1bは炭素数1以上5以下のアルキル基、フェニル基又はベンジル基、R2bは水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基、nは平均付加モル数を示す1以上5以下の数であり、n個のR2bは同一でも異なっていても良い。〕
本発明によれば、柔軟性付与効果に優れ、使用者がどのタイミングで使用しても常に変わらない使用感が得られる液体柔軟剤物品が提供される。例えば、本発明により、柔軟性付与効果に優れ、長期使用時の吐出性に優れた液体柔軟剤組成物をポンプ式ディスペンサー容器等の吐出口の狭い容器に充填してなる液体柔軟剤物品を提供することができる。
[液体柔軟剤組成物]
本発明に係る液体柔軟剤組成物は、(A)成分を1質量%以上20質量%以下、(B)成分を1質量%以上30質量%以下、(C)成分を1質量%以上20質量%以下、及び水を含有する液体柔軟剤組成物(以下、本発明の液体柔軟剤組成物という場合もある)である。
<(A)成分>
本発明の(A)成分は、下記一般式(A1)で表される第4級アンモニウム塩化合物である。
Figure 2020084392
〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、炭素数16以上22以下の脂肪酸からOHを除いた残基(アシル基という)、又は水素原子であり、同時に水素原子であることはなく、R3aは炭素数1以上3以下のアルキル基、又は−C−OR4aであり、R4aは炭素数16以上22以下のアシル基又は水素原子であり、R5aは炭素数1以上3以下のアルキル基であり、Xは陰イオンである。〕
上記式(A1)において、アシル基を脂肪酸とみなした場合、柔軟性付与効果と吐出性の観点から、R1a、R2aは、それぞれ独立に、好ましくは炭素数16以上18以下の脂肪酸からOHを除いた残基である。
前記炭素数16以上18以下の脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸、エライジン酸、リノール酸、リノレン酸、パーム油脂肪酸、ひまわり油脂肪酸、大豆油脂肪酸、ナタネ油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、綿実油脂肪酸、トウモロコシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、硬化パーム油脂肪酸、牛脂脂肪酸、及び硬化牛脂脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上を用いることができる。
本発明の(A)成分は、吐出性の観点から、上記式(A1)において、アシル基を構成している全脂肪酸中、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸から選ばれる1種以上の割合が、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは75質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上、特に好ましくは85質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは95質量%以下である。
本発明の(A)成分は、柔軟性付与効果と吐出性の観点から、この脂肪酸の割合の条件を満たした上で、アシル基を構成している全脂肪酸中、オレイン酸の割合が、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、更に好ましくは65質量%以上であり、そして、好ましくは100質量%以下、より好ましくは95質量%以下、更に好ましくは90質量%以下である。
(A)成分のアシル基を構成する、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸以外の脂肪酸としては、ステアリン酸、パルミチン酸及びエライジン酸を挙げることができる。
本発明の(A)成分は、トリエタノールアミン脂肪酸エステル、またはN-アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミン脂肪酸エステルの第4級化物であることから、アシル化度が1、2又は3の3つの異なる第4級化合物から構成されるものである。(A)成分の平均アシル化率は、柔軟性付与効果と吐出性の観点から、好ましくは1.3以上、より好ましくは1.5以上、そして、好ましくは2.0以下、より好ましくは1.95以下である。平均アシル化度は、脂肪酸とトリエタノールアミン、またはN−アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミンとの反応比率及び4級化の際のアルキル化剤との反応比率や反応条件によって調整することができる。
本発明では、(A)成分を構成するそれぞれの割合は以下の比率が好ましい。アシル化度が1の化合物、すなわち一般式(A1)中のR1aがアシル基であり、R2aが水素原子であり、R3aが−C−OR4aである場合のR4aが水素原子である化合物(a1)〔以下、(a1)成分という〕の割合が、一般式(A1)で表される第4級アンモニウム塩の全量中、5質量%以上、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上、そして、45質量%以下、好ましくは40質量%以下、より好ましくは35質量%以下であって、
アシル化度が2の化合物、すなわち一般式(A1)中のR1a及びR2aがアシル基であり、R3aが−C−OR4aである場合のR4aが水素原子である化合物(a2)〔以下、(a2)成分という〕の割合が、一般式(A1)で表される第4級アンモニウム塩の全量中、30質量%以上、より好ましくは35質量%以上、好ましくは40質量%以上、そして、75質量%以下、好ましくは70質量%以下、より好ましくは65質量%以下であって、
アシル化度が3の化合物、すなわち一般式(A1)中のR1a及びR2aがアシル基であり、R3aが−C−OR4aであり、R4aがアシル基である化合物(a3)〔以下、(a3)成分という〕の割合が、一般式(A1)で表される4級アンモニウム塩の全量中、5質量%以上、好ましくは8質量%以上、より好ましくは10質量%以上、そして、40質量%以下、好ましくは30質量%以下、より好ましくは25質量%以下である。
(a2)成分と(a3)成分は、柔軟性付与効果に有効な成分であるが、吐出性に影響を与える。そのために、(A)成分は、(a1)成分を適度に残した組成であることが好ましい。更には、前記の割合を満たした上で、(A)成分中の(a2)成分の含有量が(a3)成分よりも多いこと、より好ましくは(a2)成分の含有量(質量%)と(a3)成分の含有量(質量%)との差が、15質量%以上、好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上あることである。
上記式(A1)において、R3aは、炭素数1以上3以下のアルキル基、又は−C−OR4aであり、好ましくはメチル基、エチル基、又は−C−OR4aであり、より好ましくは−C−OR4aである。
上記式(A1)において、R5aは、炭素数1以上3以下のアルキル基であり、好ましくはメチル基又はエチル基である。
上記式(A1)において、Xは、陰イオンであり、好ましくはハロゲンイオン、より好ましくはクロロイオン、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸エステルイオン、炭素数1以上3以下のアルキル基が1個以上3個以下置換していてもよいベンゼンスルホン酸イオンから選ばれる陰イオンが好ましく、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸エステルイオンがより好ましく、メチル硫酸エステルイオン又はエチル硫酸エステルイオンがより好ましい。
本発明に用いる(A)成分は、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸の比率が規定濃度の脂肪酸とトリエタノールアミン、又はN-アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミンを脱水エステル化反応させる方法(脱水エステル化法という)、又は前記脂肪酸による脂肪酸低級アルキルエステル(低級アルキルはメチル基、エチル基、プロピル基)とトリエタノールアミン、又はN-アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミンをエステル交換反応させる方法(エステル交換法という)により得られたエステル化反応物を、アルキル化剤で4級化反応させることで得ることができる。本発明の(A)成分の(a1)成分〜(a3)成分の割合を満たす混合物を得るには、例えば、脂肪酸又は脂肪酸低級アルキルエステル:トリエタノールアミン又はN-アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミンのモル比を、好ましくは1.3:1以上、より好ましくは1.5:1以上、そして、好ましくは2.0:1以下、より好ましくは1.95:1以下の比率で反応させたトリエタノールアミン脂肪酸エステル、またはN−アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミン脂肪酸エステルの混合物を4級化反応させる。
なお、選択水素化反応を行った場合には、(A)成分の例えば脂肪酸部分が、不飽和結合の幾何異性体となり、混合物を形成するが、本発明ではシス/トランスが、好ましくは25/75〜100/0、より好ましくは50/50〜95/5(モル比)が好適である。
脱水エステル化法においては、エステル化反応温度を140℃以上230℃以下で縮合水を除去しながら反応させることが好ましい。反応を促進させる目的から通常のエステル化触媒を用いても差し支えなく、例えば硫酸、燐酸などの無機酸、酸化錫、酸化亜鉛などの無機酸化物、テトラプロポキシチタンなどのアルコラートなどを選択することができる。反応の進行はJISK 0070−1992に記載の方法で酸価(AV)及び鹸化価(SV)を測定することで確認を行い、好適にはAVが10mgKOH/g以下、好ましくは6mgKOH/g以下となった時、エステル化反応を終了する。得られるエステル化合物の混合物は、SVが好ましくは110mgKOH/g以上、より好ましくは130mgKOH/g以上であり、そして、好ましくは210mgKOH/g以下、より好ましくは190mgKOH/g以下である。
エステル交換法において、反応は、好ましくは50℃以上、より好ましくは100℃以上、そして、好ましくは150℃以下の温度で、生成する低級アルコールを除去しながら行う。反応促進のために水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの無機アルカリや、メチラート、エチラートなどのアルコキシ触媒を用いることも可能である。反応の進行はガスクロマトグラフィーなどを用いて脂肪酸低級アルキルエステルの量を直接定量することが好適であり、未反応脂肪酸低級アルキルエステルが仕込みの脂肪酸低級アルキルエステルに対してガスクロマトグラフィーチャート上で10面積%以下、特に6面積%以下で反応を終了させることが好ましい。得られるエステル化合物の混合物は、SVが好ましくは110mgKOH/g以上、より好ましくは130mgKOH/g以上、そして、好ましくは210mgKOH/g以下、より好ましくは190mgKOH/g以下である。
次にこのようにして得られたエステル化合物の4級化を行うが、4級化に用いられるアルキル化剤としては、メチルクロリド、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸等が好適である。アルキル化剤として、メチルクロリドを用いる場合には、特に溶媒を使用する必要はないが、溶媒を使用する場合は、エタノールやイソプロパノールなどの溶媒を、エステル化合物に対して10質量%以上50質量%以下程度混合した溶液をチタン製のオートクレーブなどの加圧反応器に仕込み、密封下30℃以上120℃以下の反応温度でメチルクロリドを圧入させて反応させる。このときメチルクロリドの一部が分解し塩酸が発生する場合があるため、アルカリ剤を少量加えることで反応が効率よく進むため好適である。メチルクロリドとエステル化合物とのモル比は、エステル化合物のアミノ基1当量に対してメチルクロリドを1倍当量以上1.5倍当量以下用いることが好適である。
ジメチル硫酸及び/又はジエチル硫酸とエステル化合物とのモル比は、エステル化合物のアミノ基1当量に対してジメチル硫酸及び/又はジエチル硫酸を好ましくは0.9倍当量以上、より好ましくは0.95倍当量以上、そして、好ましくは1.1倍当量以下、より好ましくは0.99倍当量以下用いる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、(A)成分の製造時に生成されるその他反応生成物を含有してもよい。例えば、4級化されなかった未反応アミンとして、具体的には脂肪酸トリエステル構造体のアミンと脂肪酸ジエステル構造体のアミンがあり、製法によっては、脂肪酸トリエステル構造体のアミンと脂肪酸ジエステル構造体のアミンとを合計して、(A)成分100質量部に対して5〜30質量部含む反応生成物が得られる。一方、脂肪酸モノエステル構造体のアミンは4級化し易いことから、通常、反応生成物中の含有量は(A)成分100質量部に対して0.5質量部以下である。更には脂肪酸エステル化されなかったトリエタノールアミン及びトリエタノールアミンの4級化物、又はN-アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミン及びN-アルキル(炭素数1以上3以下)ジエタノールアミンの4級化物は合計で(A)成分100質量部に対して0.5〜3質量部含有され、このうち90質量%以上は4級化物である。また未反応脂肪酸が含まれることもある。(A)成分を含む反応生成物を用いる場合は、本発明の効果を損なわない限り、このような未反応成分や副反応成分が液体柔軟剤組成物中に含まれていてもよい。
(A)成分として(a1)成分、(a2)成分及び(a3)成分を含む混合物を用いる場合、該混合物中の(a1)成分、(a2)成分、(a3)成分、アミン化合物の割合等は、高速液体クロマトグラフ(HPLCと言う場合もある)を用い、検出器として荷電荷粒子検出器(ChargedAerosolDetection、CADと言う場合もある)を使用して求めることができる。CADを用いた測定方法については「荷電化粒子検出器Corona CADの技術と応用」(福島ら Chromatography, Vol.32 No.3(2011))を参考にすることができる。
本発明の液体柔軟剤組成物は、柔軟性付与効果および吐出性の観点から、(A)成分を、1質量%以上、好ましくは5質量%以上、より好ましくは7質量%以上、そして、20質量%以下、好ましくは15質量%以下、より好ましくは12質量%以下含有する。
<(B)成分>
本発明の(B)成分は、下記一般式(B1)で表される化合物である。(B)成分は、溶剤として機能するものであってよい。
1b−O−(CHCHR2bO)−H (B1)
〔式中、R1bは炭素数1以上5以下のアルキル基、フェニル基又はベンジル基、R2bは水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基、nは平均付加モル数を示す1以上5以下の数であり、n個のR2bは同一でも異なっていても良い。〕
本発明では、(B)成分を用いることにより、液体柔軟剤組成物の容器の吐出口付近での固化を抑制し、長期使用時の吐出性を保つことができる。
一般式(B1)中、R1bは炭素数1以上5以下のアルキル基、フェニル基又はベンジル基であり、吐出性を保つ観点から、好ましくは炭素数2以上4以下のアルキル基、フェニル基又はベンジル基であり、より好ましくはフェニル基である。
一般式(B1)中、R2bは水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基であり、吐出性を保つ観点から、好ましくは水素原子又はメチル基であり、より好ましくは水素原子である。
一般式(B1)中、nは平均付加モル数を示す1以上5以下の数であり、吐出性を保つ観点から、好ましくは1.5以上、そして、好ましくは4以下、より好ましくは3以下である。
本発明の(B)成分としては、吐出性を保つ観点から、好ましくは、平均付加モル数1以上3以下のポリオキシエチレンモノブチルエーテル、平均付加モル数1以上3以下のポリオキシプロピレンモノプロピルエーテル、平均付加モル数1以上4以下のポリオキシエチレンモノフェニルエーテル、平均付加モル数1以上4以下のポリオキシエチレンモノベンジルエーテルから選ばれる1種以上であり、より好ましくは、平均付加モル数1以上3以下のポリオキシエチレンモノブチルエーテル、平均付加モル数1以上4以下のポリオキシエチレンモノフェニルエーテルであり、更に好ましくは、平均付加モル数1以上4以下のポリオキシエチレンモノフェニルエーテルである。
本発明の液体柔軟剤組成物は、吐出性を保つ観点から、(B)成分を、1質量%以上、好ましくは5質量%以上、より好ましくは7質量%以上、更に好ましくは10質量%以上、そして、30質量%以下、好ましくは25質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは15質量%以下含有する。
<(C)成分>
本発明の(C)成分は、炭素数2以上4以下の2価又は3価の水溶性多価アルコールである。(C)成分は、溶剤として機能するものであってよい。本発明でいう水溶性多価アルコールとは、20℃の水に対して混和性の多価アルコールをいう。
本発明では、(C)を用いることにより、柔軟剤付与効果を維持したまま、液体柔軟剤組成物の容器の吐出口付近での固化を抑制し、長期使用時の吐出性を保つことができる。
本発明の(C)成分の分子量は、吐出性を保つ観点から、好ましくは50以上、より好ましくは55以上、更に好ましくは60以上であり、そして、好ましくは150以下、より好ましくは120以下、更に好ましくは110以下である。
本発明の(C)成分の融点は、吐出性を保つ観点から、好ましくは30℃以下、より好ましくは25℃以下、更に好ましくは20℃以下である。
本発明の(C)成分の沸点は、吐出性を保つ観点から、好ましくは150℃以上、より好ましくは180℃以上、更に好ましくは200℃以上である。
本発明の(C)成分のlogP値は、吐出性を保つ観点から、好ましくは−1以下、より好ましくは−1.2以下、更に好ましくは−1.5以下である。
ここで、「logP値」とは、化合物の1−オクタノール/水の分配係数の対数値であり、1−オクタノールと水の2液相の溶媒系に化合物が溶質として溶け込んだときの分配平衡において、それぞれの溶媒中での溶質の平衡濃度の比を意味し、底10に対する対数「logP」の形で一般的に示される。すなわち、logP値は親油性(疎水性)の指標であり、この値が大きいほど疎水的であり、値が小さいほど親水的である。
logP値については、例えば、Daylight Chemical Information Systems, Inc.(DaylightCIS)等から入手し得るデータベースに多くの化合物のlogP値が掲載されていて参照することができる。また、実測のlogP値がない場合には、プログラム“CLOGP”(Daylight CIS)等で計算することができ、中でも、プログラム“CLOGP”により計算することが、信頼性も高く好適である。
プログラム“CLOGP”においては、Hansch, Leoのフラグメントアプローチにより算出される「計算logP(ClogP)」の値が、logPの実測値がある場合にはそれと共に出力される。フラグメントアプローチは化合物の化学構造に基づいており、原子の数及び化学結合のタイプを考慮している(A.Leo,Comprehensive Medicinal Chemistry, Vol.4, C.Hansch, P.G.Sammens, J.B.Taylor andC.A.Ramsden,Eds., p.295, Pergamon Press, 1990)。このClogP値は現在最も一般的で信頼できる推定値であるため、化合物の選択に際してlogPの実測値がない場合に、ClogP値を代わりに用いることが好適である。本発明においては、logPの実測値、又はプログラム“CLOGP”により計算したClogP値のいずれを用いてもよい。
本発明の(C)成分としては、例えば、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、ジエチレングリコール等が挙げられる。容器の吐出口付近での(A)成分の固化を抑制し、吐出性を保つ観点から、(C)成分としては、好ましくは、プロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリンから選ばれる1種以上であり、より好ましくは、エチレングリコール、グリセリンから選ばれる1種以上である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、吐出性を高める観点から、(C)成分として、エチレングリコール(以下、(C1)成分という)及びグリセリン(以下、(C2)成分という)から選ばれる1種以上を含有することが好ましく、(C2)を含有することがより好ましく、(C1)成分と(C2)成分の両方を含有することが更により好ましい。
本発明において、(C1)成分と(C2)成分の両方を含有する場合、(C1)成分の含有量と(C2)成分の含有量との質量比(C1)/(C2)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは5以下である。
(C)成分中、(C1)成分と(C2)成分の合計含有量の割合は、好ましくは20質量%以上、より好ましくは50質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上、そして、好ましくは100質量%以下であり、100質量%であってよい。
本発明の液体柔軟剤組成物は、吐出性を保つ観点から、(C)成分を、1質量%以上、好ましくは1.5質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上、そして、20質量%以下、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10量%以下、更に好ましくは8質量%以下含有する。
<その他の組成、任意成分等>
本発明の液体柔軟剤組成物において、(A)成分の含有量と(B)成分の含有量の質量比(A)/(B)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、より更に好ましくは0.5以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは5以下、更に好ましくは4以下、より更に好ましくは3以下、より更に好ましくは2以下、より更に好ましくは1以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(A)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比(A)/(C)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、より更に好ましくは0.5以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは6以下、より更に好ましくは5以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物において、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比(B)/(C)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.5以上、より更に好ましくは0.7以上、特に好ましくは1.0以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは6以下、より更に好ましくは5以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物は水を含有する。水は、脱イオン水、脱イオン水に次亜塩素酸塩を少量配合した滅菌した水、水道水等を用いることができる。本発明の液体柔軟剤組成物において、水の含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上、そして、好ましくは99質量%以下、より好ましくは95質量%以下、更に好ましくは90質量%以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物は、更に以下に示す成分を含有することが好ましい。
〔(D)成分:非イオン性界面活性剤〕
本発明では、(B)成分の吐出性改善効果を向上させる観点から、(D)成分として非イオン性界面活性剤を用いてもよい。非イオン性界面活性剤としては、炭素数8以上18以下の炭化水素基を少なくとも1つ有し、オキシアルキレン基が平均2モル以上100モル以下付加したポリオキシアルキレン付加型非イオン性界面活性剤が挙げられる。
本発明の(D)成分としては、(B)成分の吐出性改善効果を向上させる観点から、下記一般式(D1)で表される非イオン性界面活性剤が好ましい。
1d−O−(CH2CHR2dO)−H (D1)
〔式中、R1dは炭素数8以上18以下のアルキル基又はアルケニル基、R2dは水素原子又は炭素数1以上2以下のアルキル基、mは平均付加モル数を示す2以上100以下の数であり、m個のR2dは同一でも異なっていても良い。〕
一般式(D1)中、R1dは炭素数8以上18以下のアルキル基又はアルケニル基であり、吐出性の観点から、好ましくは炭素数10以上16以下のアルキル基又はアルケニル基である。
一般式(D1)中、R2dは水素原子又は炭素数1以上2以下のアルキル基であり、吐出性の観点から、好ましくは水素原子又はメチル基であり、より好ましくは水素原子である。
一般式(D1)中、mは平均付加モル数を示す2以上100以下の数であり、吐出性の観点から、好ましくは5以上、より好ましくは7以上、更に好ましくは10以上、そして、好ましくは80以下、より好ましくは50以下、更に好ましくは40以下、より更に好ましくは35以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物が(D)成分を含有する場合、吐出性の観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下、更に好ましくは5質量%以下含有する。
本発明の液体柔軟剤組成物が(D)成分を含有する場合、(A)成分の含有量と(D)成分の含有量の質量比(A)/(D)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.5以上、更に好ましくは1.0以上、より更に好ましくは1.5以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは6以下、より更に好ましくは5以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物が(D)成分を含有する場合、(B)成分の含有量と(D)成分の含有量の質量比(B)/(D)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.5以上、より更に好ましくは1.0以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは6以下、より更に好ましくは5以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物が(D)成分を含有する場合、(C)成分の含有量と(D)成分の含有量の質量比(C)/(D)は、吐出性を高める観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、より更に好ましくは0.5以上であり、そして、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、更に好ましくは6以下、より更に好ましくは5以下である。
〔(E)成分:酸剤〕
本発明の液体柔軟剤組成物は、組成物のpHを調整する観点から、(E)成分として酸剤を含有することができる。
酸剤としては、無機酸及び有機酸が挙げられ、無機酸の具体例としては、塩酸、及び硫酸が挙げられる。有機酸の具体例としては、炭素数1以上10以下の1価又は多価のカルボン酸、又は炭素数1以上20以下の1価又は多価のスルホン酸、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸が挙げられる。より具体的には、メチル硫酸、エチル硫酸、p−トルエンスルホン酸、(o−、m−、p−)キシレンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、グリコール酸、エチレンジアミン4酢酸、クエン酸、安息香酸、及びサリチル酸が挙げられる。
これらの中でも、無機酸であれば塩酸が好ましく、有機酸であれば炭素数1以上10以下の1価又は多価のカルボン酸が好ましく、クエン酸がより好ましい。
本発明の液体柔軟剤組成物が酸剤を含有する場合、その含有量は、(A)成分の種類や量によって適宜調整することができ、pHが前記範囲になる範囲であって、保存安定性を損なわない程度が好ましい。
〔(F)成分:香料化合物〕
本発明では、(F)成分として、香料化合物を含有してもよい。
本発明の(F)成分として用いることができる香料化合物に特に制限はない。(F)成分として用いることができる香料化合物としては、例えば「香料と調香の基礎知識、中島基貴編著、産業図書株式会社発行、2005年4月20日 第4刷」に記載の香料化合物や特許文献等を通じて柔軟剤に配合することが知られている香料化合物の他に、香料メーカーが独自に調製した香料成分又は調香した香料組成物を使用することができる。
例えば、β−イオノン(3.7)、γ−ウンデカラクトン(3.8)、γ−ノナラクトン(2.8)、γ−メチルイオノン(4.0)、アンブロキサン(5.3)、イソEスーパー(4.7)、エチルバニリン(1.8)、エチレンブラッシレート(4.6)、オイゲノール(3.0)、カシュメラン(IFF社製)(4.0)、クマリン(1.5)、ゲラニオール(2.4)、酢酸o,t−ブチルシクロヘキシル(4.1)、酢酸シトロネリル(4.2)、酢酸ジメチルベンジルカルビニル(2.8)、サンダルマイソールコア(3.9)、ジヒドロジャスモン酸メチル(2.4)、ジヒドロミルセノール(3.0)、ジメチルテトラヒドロベンズアルデヒド(2.9)、ジャバノール(ジボダン製)(4.7)、ネロリンヤラヤラ(3.2)、ハバノライド(フィルメニッヒ製)(6.2)、フルーテート(花王株式会社)(3.4)、ペオニル(ジボダン製)(4.0)、ヘキシルシンナミックアルデヒド(4.8)、ヘリオトロピン(1.1)、メチルβ−ナフチルケトン(2.8)、メチルアンスラニレート(2.0)、ラズベリーケトン(1.1)、リモネン(4.4)、及びリリアール(3.9)を挙げることができる。なお()内の数値はlogP値である。(F)成分のlogp値は(C)成分と同じ意味である。
なお、本発明では、香料化合物の希釈剤や保留剤を含有してもよい。希釈剤及び保留剤としては、ジプロピレングリコール、パルミチン酸イソプロピルエステル、ジエチルフタレート、ペンジルベンゾエート、流動パラフィン、イソパラフィン、及び油脂等を挙げることができる。
希釈剤及び保留剤を用いる場合、(F)成分と希釈剤及び保留剤との合計に対する希釈剤及び保留剤の量は、好ましくは0質量%以上20質量%以下である。
本発明の液体柔軟剤組成物が(F)成分を含有する場合、その含有量は、組成物中、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0%以上、そして、好ましくは5.0質量%以下、より好ましくは3.0質量%以下、更に好ましくは2.0質量%以下である。なお、液体柔軟剤組成物中の(F)成分は、製品に合わせてその含有量を調整することができる。
〔その他の成分〕
本発明の液体柔軟剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応じて、更に、(A)成分及び(D)成分以外の界面活性剤、(B)成分及び(C)以外の溶剤、塩化カルシウム等の無機塩、エチレンジアミン4酢酸塩及びメチルグリシン二酢酸塩等のキレート剤、BHT等の酸化防止剤、消泡剤、防腐剤、染料、顔料、紫外線吸収剤等の他の成分を添加することができる。
〔物性等〕
本発明の液体柔軟剤組成物の30℃におけるpHは、吐出性を高める観点から、好ましくは2.0以上、より好ましくは2.5以上、更に好ましくは、2.7以上、より更に好ましくは2.9以上、そして、好ましくは5.0以下、より好ましくは4.8以下、更に好ましくは4.5以下、より更に好ましくは4.2以下、特に好ましくは4.0以下である。pHは、「JIS K 3362;2008の項目8.3に従って30℃において測定する。pHは、アルカリ剤や前述の酸剤等により調整することができる。
本発明の液体柔軟剤組成物の30℃における粘度は、吐出性を高める観点から、好ましくは5mPa・s以上、より好ましくは8mPa・s以上、更に好ましくは10mPa・s以上、そして、好ましくは150mPa・s以下、より好ましくは130mPa・s以下、更に好ましくは100mPa・s以下、より更に好ましくは80以下、特に好ましくは50以下である。液体柔軟剤組成物の粘度は、B型粘度計を用いて、No.1〜No.3ローターのいずれかのローターを用い、60r/minで、測定開始から1分後の指示値である。液体柔軟剤組成物は30±1℃に調温して測定する。粘度計の測定領域が2つのローターで得られた場合であって、換算した粘度が異なる場合は、ローター番号の小さい方のデータを採用する。
〔液体柔軟剤組成物の製造方法〕
本発明の液体柔軟剤組成物は、(A)成分を1質量%以上20質量%以下、(B)成分を1質量%以上30質量%以下、(C)成分を1質量%以上20質量%以下、及び水を配合してなる液体柔軟剤組成物である。
また本発明の液体柔軟剤組成物の製造方法は、(A)成分を1質量%以上20質量%以下、(B)成分を1質量%以上30質量%以下、(C)成分を1質量%以上20質量%以下、及び水を混合する、液体柔軟剤組成物の製造方法である。
本発明の液体柔軟剤組成物の製造方法は、本発明の液体柔軟剤組成物で述べた事項を適宜適用することができる。(A)成分、(B)成分、(C)成分、及び任意成分は、本発明の液体柔軟剤組成物で述べたものと同じであり、本発明の液体柔軟剤組成物に記載の各成分の含有量は、混合量に置き換えて本発明の液体柔軟剤組成物の製造方法に適用される。
[液体柔軟剤物品]
本発明の液体柔軟剤物品は、前記本発明の液体柔軟剤組成物を特定開口面積の吐出口を有する容器に充填してなるものであり、このような容器に組成物を充填することにより、転倒による液体の流出を抑制するだけなく、例えばポンプ式ディスペンサー容器を用いる場合、ポンプのストロークと吐出量との関係から、簡便に柔軟剤を計量することができる。
<容器>
本発明に係る容器は、開口面積が1.0mm以上15mm以下である吐出口を備えた容器である。本発明において、吐出口の開口面積とは、例えば、容器に充填された内容物が、容器から外部に吐出される際に最後に通過する吐出口の開口面積であってよい。容器としては、例えば特開2002−201488号公報に開示の口径を有する吐出口を備えた容器を使用することができる。また、容器は、前記開口面積を有する吐出器が装着された容器を用いることもできる。吐出器としては、例えば特開2009−120234号公報記載の吐出器を使用することができる。また、特表2012−505951の〔0066〕〜〔0073〕に記載のポンプ容器において、吐出口の開口面積が1.0mm以上15mm以下のものを用いる事が出来る。本発明の課題を解決できる観点から、吐出口の開口面積は、1.0mm以上であり、好ましくは2.0mm以上であり、より好ましくは3.0mm以上であり、そして、15mm以下であり、好ましくは13mm以下であり、より好ましくは12mm以下である。本発明に係る容器としては、例えばポンプ容器、プッシュプル容器、スクイズ容器等が挙げられる。ポンプ容器、更にポンプ式ディスペンサー容器が使い勝手から好ましい。
本発明の液体柔軟剤物品は、繊維製品用として好適であり、繊維製品としては、衣料、布帛、寝具、タオル等が挙げられる。
本発明の液体柔軟剤物品を繊維製品に適用する場合は、容器から必要量を吐出させて従来の柔軟剤と同様に使用することができる。例えば、洗濯における濯ぎの際に、所定量を濯ぎ水に吐出させて使用することができる。また、洗濯機の柔軟剤投入口に、所定量を吐出させて使用することができる。
本発明の衣料の処理方法は、本発明の液体柔軟剤物品から吐出させた液体柔軟剤組成物を、好ましくは衣料の質量に対して0.1質量%から3質量%となるように、水浴中で衣料と接触させる。この方法により衣料の柔らかな風合いを効果的に達成することができる。衣料の質量に対する液体柔軟剤組成物の量が0.1質量%以上であると、前記液体柔軟剤組成物を用いることによる効果が十分に得られ、3質量%以下であると、効果と経済性とのバランスがよいものとなる。本発明の衣料の処理方法では、衣料の質量に対する(A)成分の量は、衣料の柔らかな風合いを付与する観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.3質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、そして、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
前記液体柔軟剤組成物を溶解させる水の量は、一般的に浴比で決めることができる。なお、本明細書において「浴比」とは、衣料の質量と液体柔軟剤組成物を含有する水の容量の比、[水の容量(リットル)]/[衣料の質量(kg)]をいう。洗濯機等を用いて液体柔軟剤組成物を溶解させた水を撹拌しながら衣料と液体柔軟剤組成物とを接触させる場合には、衣料同士の擦れを少なくし、毛羽・毛玉の発生を抑制する観点から、浴比は好ましくは10以上、より好ましくは15以上、更に好ましくは17以上、そして、好ましくは50以下、より好ましくは40以下、更に好ましくは30以下である。
実施例で使用した成分を以下に示す。
<(A)成分>
(A−1):下記合成例a−1で製造された4級アンモニウム塩化合物
〔合成例a−1:(A−1)の製造〕
トリエタノールアミンとRCOOHで表される脂肪酸(組成は後述の通り)とを、反応モル比(脂肪酸/トリエタノールアミン)が1.87/1で、エステル化反応させ、一般式(A1)で表される化合物の前駆体であるアミン化合物を含むエステル化反応物を得た。
エステル化反応物中には、未反応の脂肪酸が1質量%含まれていた。エステル化反応物中のアミン化合物のアミンに対して、メチル基が0.96当量となるように、ジメチル硫酸で4級化反応を行った後、エタノールを添加した。
得られた反応物をHPLC法で各成分の組成比を分析し、臭化テトラオクチルアンモニウムを内部標準物質として使用し定量した結果、得られた反応物は、(A)成分である(A−1)成分を66質量%、エタノール15質量%、未反応アミン塩(メチル硫酸塩として)17質量%、未反応脂肪酸1質量%、微量のトリエタノールアミン4級化物及びその他微量成分を含み、このうち一般式(A1)において、R1aがアシル基、R2aが水素原子、R3aが−C−OR4a、R4aが水素原子、R5aがメチル基であって、Xがメチル硫酸である化合物が(A−1)成分中22質量%、一般式(A1)において、R1a及びR2aがアシル基、R3aが−C−OR4a、R4aが水素原子、R5aがメチル基であって、Xがメチル硫酸である化合物が(A−1)成分中58質量%、一般式(A1)において、R1a及びR2aがアシル基、R3aが−C−OR4a、R4aがアシル基であり、R5aがメチル基であって、Xがメチル硫酸である化合物が(A−1)成分中20質量%であった。また4級化率は80質量%であった。
なお(A−1)を製造するための反応に用いたRCOOHの組成を以下に示す。
オレイン酸:80質量%
リノール酸:10質量%
リノレン酸:2質量%
ステアリン酸:2質量%
パルミチン酸:6質量%
前記組成は、原料に使用した脂肪酸をガスクロマトグラフィーで組成分析し、各脂肪酸の面積%を質量%とみなした。
<(B)成分>
(B−1):ポリオキシエチレン(オキシエチレン基の平均付加モル数3)フェニルエーテル、一般式(B1)中、R1bがフェニル基、R2bが水素原子、nが3の化合物
(B−2):ポリオキシエチレン(オキシエチレン基の平均付加モル数2)ブチルエーテル、一般式(B1)中、R1bがブチル基、R2bが水素原子、nが2の化合物
<(C)成分>
(C−1):エチレングリコール(分子量:62、融点:−12℃、沸点:198℃、ClogP値:−1.4)
(C−2):グリセリン(分子量:92、融点:18℃、沸点:290℃、ClogP値:−1.8)
(C−3):プロピレングリコール(分子量:76、融点:−59℃、沸点:188℃、ClogP値:−0.9)
<(C’)成分((C)成分の比較成分)>
(C’−1):エタノール(分子量:46、融点:−114℃、沸点:78℃、ClogP値:−0.3)
(C’−2):ジプロピレングリコール(分子量:134、融点:−40℃、沸点:232℃、ClogP値:−0.7)
<(D)成分>
(D−1):ポリオキシエチレン(オキシエチレン基の平均付加モル数29)ラウリルエーテル、一般式(D1)中、R1dが炭素数12のアルキル基、R2dが水素原子、mが29の化合物
(D−2):ポリオキシエチレン(オキシエチレン基の平均付加モル数8)ラウリルエーテル、一般式(D1)中、R1dが炭素数12のアルキル基、R2dが水素原子、mが8の化合物
<(E)成分>
(E−1):2.88N塩酸、(10質量%塩酸)
<(F)成分>
(F−1):表1記載の香料
Figure 2020084392
〔実施例1〜12及び比較例1〜5〕
<液体柔軟剤組成物の調製>
表2に示す配合組成となるように各成分を混合することにより、液体柔軟剤組成物を調製した。具体的には、以下の通りである。なお、(A)成分は合成例a−1で製造された4級アンモニウム塩反応物として配合した。表中の組成の質量%は、有効分の質量%である。その他の成分の量は、イオン交換水の残部に加えた。
300mLビーカーに、液体柔軟剤組成物のできあがり量が200gとなるのに必要な量の(A)成分、(B)成分、(C)成分又は(C’)成分、(D)成分、(E)成分、(F)成分を入れ均一に溶解するように、必要に応じて撹拌羽根を用いて撹拌することにより混合液を得た。なお、撹拌羽根としては、直径が5mmの撹拌棒の回転中心軸を基準として、長辺が90度方向になるように配置された撹拌羽根であって、羽根の数3枚、羽根の長辺/短辺=3cm/1.5cm、回転面に対して45度の角度で羽根が設置されたものを用いた。混合液を、前記撹拌羽根で3分間撹拌(300r/m)した。
次に、液体柔軟剤組成物のできあがり量が200gとなるのに必要な量の90質量%に相当する量のイオン交換水を1分間掛けて投入し、投入終了後、5分間撹拌した。更に、できあがり質量(200g)となるようにイオン交換水を加え、5分間撹拌して液体柔軟剤組成物を得た。
<柔軟性の評価>
あらかじめ、非イオン性界面活性剤(ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物(平均付加モル数8)を用いて、市販の木綿タオル(武井タオル製、TW−220)24枚を、日立全自動洗濯機NW−6CYの洗濯工程を5回繰り返した(非イオン性界面活性剤使用量4.5g、標準コース、水量45L、水温20℃、洗浄時間10分、ため濯ぎ2回)。その後、25℃、45%RHの条件下で1日間乾燥した。
National製電気バケツ式洗濯機(MiniMini、NA−35)に、20℃に温調した市水を4.5L注水し、前処理した木綿タオル2枚を投入し、1分間撹拌した。撹拌後、表2記載の液体柔軟剤組成物を木綿タオル1.5kg当たり10gとなる量にて投入し、5分間撹拌した。その後、二層式洗濯機(TOSHIBA VH−52G(H))の脱水槽にて3分間脱水し、25℃、45%RHの条件下で1日間乾燥した。また、液体柔軟剤組成物を投入せずに市水のみを用いて上記と同様に処理した木綿タオルを基準タオルとした。
評価の熟練者5名によって、表2記載の液体柔軟剤組成物で処理した木綿タオルの柔軟性を下記の方法にて評価した。得られた木綿タオルを基準タオルと比較し、下記の基準で点数づけし、平均点を算出した。表2には四捨五入した有効数字2桁の値を記載した。
〔評価基準〕
0 :基準タオルよりも明らかに柔らかい
1.0:基準タオルよりも柔らかい
2.0:基準タオルよりもやや柔らかい
3.0:基準タオルと同等の柔らかさ
<吐出性の評価>
本発明は、ポンプ式ディスペンサー容器等の吐出口の狭い容器の吐出口付近での液体柔軟剤組成物の固化による吐出性の低下が課題である。そこで、表2記載の液体柔軟剤組成物の吐出性を下記の方法にて評価した。
マイクロピペット用チップD5000(ギルソン社製)をステンレス製試験管立てに立て、得られた液体柔軟剤組成物1mLをチップの内壁に沿わせるように注入した。チップを動かさないように保ったまま、チップにマイクロピペット(ピペットマンP5000L、ギルソン社製)をセットし、液を流すように空うちを3回行った後、25℃、45%RHにて1日間乾燥した。この操作を10回繰り返した。吐出性は、1回目と10回目の液の流れやすさを比較し、下記の基準で点数づけし、平均点を算出した。表2には四捨五入した有効数字2桁の値を記載した。
0 :10回目は、1回目と同様に流れやすかった
1.0:10回目は、1回目よりもやや流れにくかった
2.0:10回目は、1回目よりも流れにくかった
3.0:10回目は、1回目よりも明らかに流れにくかった
Figure 2020084392
<液体柔軟剤物品の評価>
表2の実施例1記載の液体柔軟剤組成物を下記のポンプ付ディスペンサー容器に充填し、液体柔軟剤物品を調製した。得られた液体柔軟剤物品を用いて、下記の方法にて吐出性の評価を行った。なお、評価に用いた容器は以下の通りである。
容器:ポンプ付ディスペンサー容器(吐出口面積=7mm)(大澤ワックス(株)製)
得られた液体柔軟剤物品のポンプを押し、5回吐出させた後、25℃、45%RHにて1日間静置させた。この操作を10回繰り返し、液の吐出しやすさを評価した。結果、回数を重ねても吐出性は低下せず、10回目も1回目と同じくらい液が吐出しやすかった。

Claims (5)

  1. 液体柔軟剤組成物を容器に充填してなる液体柔軟剤物品であって、
    液体柔軟剤組成物が、(A)下記一般式(A1)で表される第4級アンモニウム塩化合物を1質量%以上20質量%以下、(B)下記一般式(B1)で表される化合物を1質量%以上30質量%以下、(C)炭素数2以上4以下の2価又は3価の水溶性多価アルコールを1質量%以上20質量%以下、及び水を含有する液体柔軟剤組成物であり、
    容器が、開口面積1.0mm以上15mm以下の吐出口を備えた容器である、
    液体柔軟剤物品。
    Figure 2020084392

    〔式中、R1a、R2aは、それぞれ独立して、炭素数16以上22以下の脂肪酸からOHを除いた残基(アシル基という)、又は水素原子であり、同時に水素原子であることはなく、R3aは炭素数1以上3以下のアルキル基、又は−C−OR4aであり、R4aは炭素数16以上22以下のアシル基又は水素原子であり、R5aは炭素数1以上3以下のアルキル基であり、Xは陰イオンである。〕
    1b−O−(CHCHR2bO)−H (B1)
    〔式中、R1bは炭素数1以上5以下のアルキル基、フェニル基又はベンジル基、R2bは水素原子又は炭素数1以上4以下のアルキル基、nは平均付加モル数を示す1以上5以下の数であり、n個のR2bは同一でも異なっていても良い。〕
  2. (A)が、一般式(A1)のアシル基を脂肪酸と見做した場合に、オレイン酸、リノール酸及びリノレン酸の割合が、アシル基を構成している全脂肪酸の60質量%以上100質量%以下である4級アンモニウム塩化合物である、請求項1に記載の液体柔軟剤物品。
  3. 液体柔軟剤組成物は、(A)の含有量と(B)の含有量の質量比(A)/(B)が0.1以上10以下である、請求項1又は2に記載の液体柔軟剤物品。
  4. 液体柔軟剤組成物は、(B)成分の含有量と(C)成分の含有量の質量比(B)/(C)が0.1以上10以下である、請求項1〜3の何れか一項に記載の液体柔軟剤物品。
  5. 容器がポンプ式ディスペンサー容器である、請求項1〜4の何れか一項に記載の液体柔軟剤物品。
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