JP2008178531A - 生理用タンポン - Google Patents

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Abstract

【課題】タンポンを膣へ挿入するときの不快感を解消することができる生理用タンポン。
【解決手段】生理用タンポン1が外筒2と、内筒3と、取り出し紐51を有するタンポン5とを含み、外筒2の第1端部7と、第1後端部7から延出する内筒3の第2後端部とが案内部材4の円筒状部41に挿入されて、外筒2が円筒状部41の長さ方向へ摺動する。円筒状部41は、その第3前端部42に、外筒2を挿入するための前部開口48とストッパー用フランジ43とが形成される。円筒状部41の第3後端部44には、内筒3の第2後端部が当接する端壁46が形成される。円筒状部41にはまた、少なくとも一条の切り欠き部47が形成され、外筒2に形成された指掛け用突起部11が切り欠き部47を通って円筒状部41の外にまで延びる。
【選択図】図1

Description

この発明は、膣へのタンポンの挿入を容易にするためのアプリケータを含む生理用タンポンに関する。
従来、膣へのタンポンの挿入が容易となるように、タンポンとアプリケータとを一体にした生理用タンポンは周知ないし公知である。例えば、特許第3217617号公報(特許文献1)に記載の生理用タンポンは、アプリケータが外筒と内筒とによって形成されており、引き出し紐を有するタンポンが外筒の内部に収納されている。その外筒の外周面にはフランジ状のストッパーが形成されている。この生理用タンポンを使用するには、ストッパーが外陰部に当接するところまで外筒を膣へ挿入する。しかる後に、内筒を膣内に向かって押して、タンポンを外筒の先端から進出させ、膣内の奥へと向かわせる。
特許第3217617号公報
前記公知の生理用タンポンでは、外筒から進出したタンポンが膣壁に接触しながら奥へ進むときに膣壁の水分を吸い取るので、タンポンと膣壁との間の摩擦が大きくなってタンポン使用者に不快感を与えるということがある。また、ストッパーが外陰部に当接するところまで外筒を膣内へ挿入していても、内筒を押し出す際にはタンポンと膣壁との間の摩擦に対する反作用として外筒が膣外へ押し出され、タンポンの挿入深さが浅くなり膣口周辺の膣括約筋に当たって使用者に不快感を与えるということもある。
そこで、この発明では、生理用タンポン使用時におけるこのような不快感を解消することのできる新規な生理用タンポンの提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、この発明が対象とするのは、外筒と内筒とタンポンとを含み、前記外筒が互いに反対端部を成す第1前端部と第1後端部とを有し、前記タンポンが前記第1前端部の内側に前記第1前端部から外側へ押出可能に収納されていて互いに反対端部を成す前端部分と後端部分とを有しており、前記内筒が互いに反対端部を成す第2前端部と第2後端部とを有していて前記第2前端部が前記外筒の前記第1後端部から前記第1前端部へ向かう方向において前記タンポンの後端部分に接触し得るように前記外筒にその長さ方向へ摺動可能に挿入される一方、前記第2後端部が前記外筒の前記第1後端部から後方へ延出しており、前記タンポンの前記後端部分からは取り出し紐が前記内筒の前記第2後端部に向かって延びている生理用タンポンである。
かかる生理用タンポンにおいて、前記外筒の前記第1後端部と前記第1後端部から延出している前記内筒の前記第2後端部とが前記外筒の外径よりも大きな内径の円筒状部を有する案内部材の前記円筒状部に挿入されていて前記外筒が前記円筒状部の長さ方向へ摺動可能である。前記案内部材では、前記円筒状部が前記外筒の長さ方向へ延びていて互いに反対端部を成す第3前端部と第3後端部とを有しており、前記第3前端部に前記外筒の前記第1後端部が挿入される前部開口と前記円筒状部の径方向外側に向かって広がるストッパー用フランジとが形成され、前記第3後端部は前記内面が前記第3後端部から前記円筒状部の外へ出ることを阻止できるように前記内筒の前記第2後端部に当接する端壁を有し、前記円筒状部には前記円筒状部を貫通するとともに前記第3前端部と前記第3後端部との間において前記円筒状部の長さ方向へ延びる少なくとも一条の切り欠き部が形成されていて、前記切り欠き部では、前記外筒の前記第1後端部に形成されていて前記外筒の径方向外側へ延びる指掛け用突起部が前記円筒状部の外にまで延びている。
この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記案内部材の前記第3後端部における前記端壁には、前記取り出し紐が前記案内部材の外にまで延びることを可能にする後部開口が形成されている。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記案内部材の前記第3後端部における前記端壁と前記内筒の前記第2後端部とは、互いに離脱可能に当接する。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記案内部材の前記第3後端部における前記端壁と前記内筒の前記第2後端部とは互いに離脱不能に接合されることによって当接している。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記案内部材の前記内筒状部には、前記円筒状部の径方向において対向する二条の前記切り欠き部が形成され、それぞれの切り欠き部から前記指掛け用突起部が前記内筒状部の外にまで延びている。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記外筒と前記内筒と前記タンポンとが一体の中間組立体を形成する一方、前記案内部材が前記中間組立体から分離しており、前記案内部材は、前記円筒状部が前記第3前端部よりも後方において前記円筒状部の径方向で互いに対向する第1円筒状部と第2円筒状部とに二分されているとともに、前記端壁を含む前記後端部も前記第1円筒状部と一体を成す部分と前記第2円筒状部と一体を成す部分とに二分されていて、前記第1円筒状部と前記第2円筒状部とを前記案内部材の前記第3前端部を基端にして前記案内部材の径方向において離間させると、前記外筒の前記第1前端部を前記案内部材の前記第3前端部に向けて前記中間組立体をこれら第1円筒状部と第2円筒状部との間へ挿入することが可能になり、その挿入後に前記第1円筒状部と前記第2円筒状部とを接近させて一体化することにより使用するものである。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記第1円筒状部と前記第2円筒状部とは、前記切り欠き部を境界にして前記案内部材の径方向において離間させることができる。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記外筒が直状のものであり、前記案内部材における前記ストッパー用フランジと前記端壁の外面とが互いに平行でかつ前記外筒と斜めに交差する角度で形成されている。
この発明の好ましい実施態様のさらに他の一つにおいて、前記外筒がその長さ方向において湾曲したものである。
この発明に係る生理用タンポンは、案内部材の端壁に指を当ててストッパー用フランジが外陰部に当接するところまで外筒を膣へ挿入したならば、外筒の第1後端部に形成されている指掛け用突起部に別の指を当てて、その突起部を案内部材の第3後端部に向かって移動させる。そのときの膣内では、タンポンが静止状態にある一方、外筒が膣外へ向かって移動するので、タンポンが露出する。その後に、外筒と内筒と案内部材とを膣から取り除くと、タンポンが使用状態になる。この過程では、吸水性の高いタンポンが膣壁を擦ることがなく、またタンポンの挿入深さはストッパー用フランジから外筒の第1前端部までの長さによって定まり、タンポンの挿入深さが浅すぎるという問題が生じない。それゆえ、この生理用タンポンでは、従来技術の生理用タンポンで生じた不快感を解消することができる。
案内部材の後壁に端部開口が形成されている態様のこの発明では、タンポンの取り出し紐がその後部開口から外へ延びるようにしておくことで、取り出し紐の全体が膣内に入ってしまい、挿入後のタンポンが取り出しにくくなるという問題を解消することができる。
案内部材の端壁と内筒の後端部とが互いに離脱可能に当接する態様のこの発明では、案内部材とその他の部材とが分離した状態の生理用タンポンを使用者に供給することが可能になる。
案内部材の端壁と内筒の後端部とが互いに離脱不能に接合されることによって当接している態様のこの発明では、生理用タンポンの使用に不慣れな使用者でも扱い易い生理用タンポンの供給が可能になる。
案内部材の円筒状部に二条の切り欠き部が形成され、それぞれの切り欠き部から指掛け用突起部が円筒状部の外にまで延びている態様のこの発明では、それぞれの突起部に指を掛けることによって、円筒状部の内側にある外筒をスムーズに摺動させることができる。
案内部材の円筒状部が第1円筒状部と第2円筒状部とに二分されていて、これら第1,第2円筒状部の間へ中間組立体を挿入することができる態様のこの発明では、中間組立体を従来技術と同様なアプリケータ付きの生理用タンポンとして使用することもできる生理用タンポンの供給が可能になる。
第1円筒状部と第2円筒状部を円筒状部に形成された切り欠き部を境界にして離間させることができる態様のこの発明では、円筒状部に第1,第2円筒状部を形成することが容易である。
この発明のその他の実施態様とそれによる効果とは、以下において説明する。
添付の図面を参照して、この発明に係る生理用タンポンの詳細を説明すると、以下のとおりである。
図1は、生理用タンポン1の部分破断斜視図である。生理用タンポン1は、外筒2と、内筒3と、案内部材4とによって形成されたタンポンアプリケータ10と、外筒2の内側に収納されたタンポン5とによって構成されている。外筒2は、前端部6と後端部7とを有し、前端部6の内側にタンポン5が収納されている。前端部6は、開放可能に閉じていて、その開放を可能にするための複数条のスリット8を有する。後端部7は、案内部材4の内側にあり、外筒2の径方向において対向する部位から径方向の外方へ延びる一対の指掛け用突起部11を有する。その指掛け用突起部11は、案内部材4の円筒状部41に形成された切り欠き部47を通って案内部材4の外にまで延びている。内筒3は、後記の図2において明らかなように、その前端部31が外筒2の内側に納まり、後端部32が外筒2から延出して案内部材4に納まっている。案内部材4は、円筒状部41と、円筒状部41の前端部42に形成されたストッパー用フランジ43と、後端部44に形成された円盤状の端壁46とを有する。円筒状部41は、その径方向において対向する部位に一対の切り欠き部47を有しているが、図1には、一対のうちの一方の切り欠き部47のみが示されている。円筒状部41の前端部42には外筒2の後端部7が外筒2の長さ方向へ摺動可能に挿入される前部開口48(図2参照)が形成されており、円筒状部41の後端部44における端壁46にはタンポン5の取り出し紐51を通すための後部開口49が形成されている。
図2〜5は、生理用タンポン1の使用手順を示す図であって、これらの図には膣70と膣壁71と外陰部72とが仮想線で示されている。図2は、図1のII−II線断面図であり、この図における生理用タンポン1は、端壁46に当てた第3の指77を使用することによって、案内部材4のフランジ43が外陰部72に接触するところまで外筒2が膣70に挿入されている。かかる外筒2は、端壁46が押されても、これ以上に深く挿入されることがない。その生理用タンポン1では、外筒2の挿入方向前方に位置する前端部6にタンポン5が収納されている。外筒2の後端部7は、案内部材4の前部開口48から円筒状部41の内側へ摺動可能に延びており、指掛け用突起部11がフランジ43よりも後方に位置していて、その指掛け用突起部11とフランジ43との間には仮想線で示す第1と第2の指73,74を挿入可能な間隙76が形成されている。外筒2に挿入されている内筒3は、前端部31がタンポン5の後端部分52に図の左方から当接している。内筒3の後端部32は、外筒2の後端部7から後方へ延出して、案内部材4における端壁46の内面に図の右方から当接している。端壁46の外面には、仮想線で示す第3の指77が当てられる。内筒3の内側では、タンポン5の後端部分52からの紐51が延びていて、端壁46の外に出ている。その端壁46は、第3の指を当てることが容易となるように、円筒状部41の外径よりも大きな径を有している。図2において、外筒2の前端部6に示された仮想線6aは、スリット8を有する前端部6が開放されたときの状態を示している。
図3の生理用タンポン1では、図2において端壁46に当てた第3の指77に力を加えてフランジ43を外陰部72に押し当てる。一方、第1,第2の指73,74を指掛け用突起部11に当てて、外筒2を矢印Aで示す膣の外側に向かう方向へ移動させる。このときのタンポン5は、その後端部分52に内筒3の前端部31が図の左方から当接しており、その内筒3は後端部32が案内部材4の端壁46の内面に図の右方から当接しているから、内筒3と案内部材4とに対して静止した状態にある。したがって、矢印A方向へ移動する外筒2では、スリット8(図1参照)を有する前端部6が、その内側からタンポン5の前端部分50によって押圧されることによって、図2における仮想線6aの如くに変形して開放状態となり、膣70の中ではタンポン5がその静止した位置において徐々に露出する。
図4の生理用タンポン1では、図3に示した外筒2が矢印A方向へさらに移動して、外筒2の指掛け用突起部11が案内部材4の端壁46に接触して停止しており、タンポン5の全体が露出している。換言すると、膣70の中ではタンポン5とアプリケータ10とが分離した状態にあって、紐51のみがアプリケータ10の内側に残っている。
図5では、アプリケータ10が膣70から抜き取られ、タンポン5が膣70の中にとどまっている。ただし、タンポン5の取り出し紐51は膣70の外にまで延びている。
図示例の生理用タンポン1において、アプリケータ10の各部材はポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等の熱可塑性合成樹脂や紙等によって作ることができる。ただし、アプリケータ10のうちでも外筒2は、非吸水性であってかつ膣壁71に対して滑りのよい熱可塑性合成樹脂で作ることが好ましい。タンポン5は、慣用の材料によって作ることができる。
このように形成されている生理用タンポン1では、それを使用するときに、膣壁71に対する滑りがよくて非吸水性である材料で形成された外筒2を膣70へ挿入すればよく、吸水性のよいタンポン5をそれが露出した状態で膣70へ挿入してタンポン5で膣壁71を強く擦るということがないから、従来の生理用タンポンの場合に経験された不快感が生じない。また、膣70に対するタンポン5の挿入深さは、案内部材4のフランジ43を外陰部72に接触させることによって一義的に決まるから、従来技術のように膣内においてアプリケータから露出し始めたタンポンと膣壁との摩擦力の影響により、タンポンが所要の深さにまで挿入されないという問題も発生しない。
この発明において、外筒2の指掛け用突起部11が外筒2の径方向における両側それぞれに形成されることによって、案内部材4の内側における外筒2の摺動をスムーズなものにし易い場合があるのであるが、突起部を一つだけにするとともに、案内部材4の切り欠き部47を一条だけにしてこの発明を実施することも可能である。また、タンポン5における取り出し紐51は、それが案内部材4の端壁46から延出することなく、内筒3の長さ方向へ延びているだけのものであってもよい。その場合の端壁46では、後部開口49が不要になる。例えば、取り出し紐51の外径と内筒3の内径との寸法差が、内筒3の内側においての取り出し紐51の自由な折れ曲りを拘束できる程度に小さい場合には、取り出し紐51が真直ぐに延びた状態を維持し易いので、生理用タンポン1にとって取り出し紐51が端壁46から延出することは必ずしも必要ではない。
図6,7,8において、図6は、この発明の一実施態様を示す生理用タンポン1の斜視図であり、図7,8は、その生理用タンポン1を組立てるのに必要な手順を示す図である。図6の生理用タンポン1は、図1のそれと同じ形状を有するものであるが、案内部材4における端壁46が、図示の分割線81の上方と下方とに位置する上方端壁46aと下方端壁46bとに二分されている。また、円筒状部41が切り欠き部47によって上方円筒状部41aと下方円筒状部41bとに二分されていて、これら両部41a,41bが円筒状部41の径方向において対向している。
図7,8に示された生理用タンポン1は、外筒2と内筒3とタンポン5とからなる中間組立体82と、中間組立体82とは別体に用意されている案内部材4とによって構成されている。図7の案内部材4は、熱可塑性合成樹脂で形成されており、円筒状部41の前端部42とつながるフランジ43を分割線81と平行な図6に示した仮想線83に沿って折曲し、分割線81で分割されている上方端壁46aと下方端壁46bとを、これらと一体を成す上方円筒状部41aと下方円筒状部41bとともに、矢印C,Dで示す上下方向に拡開させる。前端部42を基端としてこのように拡開した案内部材4に対しては、外筒2が前方となるようにして中間組立体82を矢印B方向から挿入する。
図8では、外筒2の指掛け用突起部11が案内部材4における切り欠き部47の前端47aに当接するところまで外筒2を案内部材4へ挿入した後に、上方端壁46aと下方端壁46bとを矢印C,Dとは反対の方向へ移動させて、図6の分割線81が形成されるように互いに接触させる。接触させた上方端壁46aと下方端壁46bとは、分割線81に沿って接着することによって一体化させたり、図示してはいないが互いの形状をスナップ係合するように作っておくことによって一体化させたりして、生理用タンポン1の組立が終了する。
図6〜8に例示の生理用タンポン1は、図6の如く全ての部材が組み付けられた状態で梱包して使用者に供給するという形態を取ることができる他に、図7の如く中間組立体82と案内部材4とを別体にして使用者に供給するという形態を取ることもできる。この後者の形態の場合には、生理用タンポンの包装品がコンパクトなものになり得るという効果が得られる他に、案内部材4が不要である使用者にとっては、中間組立体82を従来技術と同様なアプリケータ付きの生理用タンポンとして使用することができるという効果も得られる。
図9は、実施態様の一例を示す生理用タンポン1の側面図である。この生理用タンポン1では、案内部材4におけるフランジ43と端壁46とが互いに平行で、かつ直状の外筒2および円筒状部41と斜めに交差するように作られている。案内部材4の形状をこのようにすることによって、図1の生理用タンポン1の操作性を変化させることができる。図において、外筒2における指掛け用突起部11の指当て面は、図1のそれと同じように、直状の円筒状部41と直交するように延びているが、その指当て面をフランジ43に平行するように変化させることも可能である。
図10もまた、実施態様の一例を示す生理用タンポン1の側面図である。この生理用タンポン1では、外筒2の膣70への挿入を容易にするために、外筒2と、内筒3(図示せず)と、案内部材4の円筒状部41とがこれらの長さ方向において湾曲させてある。
この発明によれば、使用するときに不快感のない生理用タンポンの製造が可能になる。
生理用タンポンの部分破断斜視図。 図1のII−II線断面図。 生理用タンポンの着用手順を示す図。 生理用タンポンの着用手順を示す図。 生理用タンポンの着用手順を示す図。 この発明の実施態様の一例を示す図。 中間組立体と案内部材との組み付け手順を示す図。 中間組立体と案内部材との組み付け手順を示す図。 この発明の実施態様の一例を示す生理用タンポンの側面図。 この発明の実施態様の一例を示す生理用タンポンの側面図。
符号の説明
1 生理用タンポン
2 外筒
3 内筒
4 案内部材
5 タンポン
6 第1前端部(外筒の前端部)
7 第1後端部(外筒の後端部)
10 アプリケータ
11 指掛け用突起部
31 第2前端部(内筒の前端部)
32 第2後端部(内筒の後端部)
41 円筒状部
41a 第1円筒状部(上方円筒状部)
41b 第2円筒状部(下方円筒状部)
42 第3前端部
43 フランジ
44 第3後端部
46 端壁
46a 上方端壁
46b 下方端壁
47 切り欠き部
48 前部開口
49 後部開口
50 前端部分
51 取り出し紐
52 後端部分
54 タンポン
82 中間組立体

Claims (9)

  1. 外筒と内筒とタンポンとを含み、前記外筒が互いに反対端部を成す第1前端部と第1後端部とを有し、前記タンポンが前記第1前端部の内側に前記第1前端部から外側へ押出可能に収納されていて互いに反対端部を成す前端部分と後端部分とを有しており、前記内筒が互いに反対端部を成す第2前端部と第2後端部とを有していて前記第2前端部が前記外筒の前記第1後端部から前記第1前端部へ向かう方向において前記タンポンの後端部分に接触し得るように前記外筒にその長さ方向へ摺動可能に挿入される一方、前記第2後端部が前記外筒の前記第1後端部から後方へ延出しており、前記タンポンの前記後端部分からは取り出し紐が前記内筒の前記第2後端部に向かって延びている生理用タンポンであって、
    前記外筒の前記第1後端部と前記第1後端部から延出している前記内筒の前記第2後端部とが前記外筒の外径よりも大きな内径の円筒状部を有する案内部材の前記円筒状部に挿入されていて前記外筒が前記円筒状部の長さ方向へ摺動可能であり、
    前記案内部材では、前記円筒状部が前記外筒の長さ方向へ延びていて互いに反対端部を成す第3前端部と第3後端部とを有しており、前記第3前端部に前記外筒の前記第1後端部が挿入される前部開口と前記円筒状部の径方向外側に向かって広がるストッパー用フランジとが形成され、前記第3後端部は前記内面が前記第3後端部から前記円筒状部の外へ出ることを阻止できるように前記内筒の前記第2後端部に当接する端壁を有し、前記円筒状部には前記円筒状部を貫通するとともに前記第3前端部と前記第3後端部との間において前記円筒状部の長さ方向へ延びる少なくとも一条の切り欠き部が形成されていて、前記切り欠き部では、前記外筒の前記第1後端部に形成されていて前記外筒の径方向外側へ延びる指掛け用突起部が前記円筒状部の外にまで延びていることを特徴とする前記生理用タンポン。
  2. 前記案内部材の前記第3後端部における前記端壁には、前記取り出し紐が前記案内部材の外にまで延びることを可能にする後部開口が形成されている請求項1記載の生理用タンポン。
  3. 前記案内部材の前記第3後端部における前記端壁と前記内筒の前記第2後端部とは、互いに離脱可能に当接する請求項1または2記載の生理用タンポン。
  4. 前記案内部材の前記第3後端部における前記端壁と前記内筒の前記第2後端部とは互いに離脱不能に接合されることによって当接している請求項1または2記載の生理用タンポン。
  5. 前記案内部材の前記円筒状部には、前記円筒状部の径方向において対向する二条の前記切り欠き部が形成され、それぞれの切り欠き部から前記指掛け用突起部が前記内筒状部の外にまで延びている請求項1〜4のいずれかに記載の生理用タンポン。
  6. 前記外筒と前記内筒と前記タンポンとが一体の中間組立体を形成する一方、前記案内部材が前記中間組立体から分離しており、前記案内部材は、前記円筒状部が前記第3前端部よりも後方において前記円筒状部の径方向で互いに対向する第1円筒状部と第2円筒状部とに二分されているとともに、前記端壁を含む前記後端部も前記第1円筒状部と一体を成す部分と前記第2円筒状部と一体を成す部分とに二分されていて、前記第1円筒状部と前記第2円筒状部とを前記案内部材の前記第3前端部を基端にして前記案内部材の径方向において離間させると、前記外筒の前記第1前端部を前記案内部材の前記第3前端部に向けて前記中間組立体をこれら第1円筒状部と第2円筒状部との間へ挿入することが可能になり、その挿入後に前記第1円筒状部と前記第2円筒状部とを接近させて一体化することにより使用するものである請求項1,2,3,5のいずれかに記載の生理用タンポン。
  7. 前記第1円筒状部と前記第2円筒状部とは、前記切り欠き部を境界にして前記案内部材の径方向において離間させることができる請求項6記載の生理用タンポン。
  8. 前記外筒が直状のものであり、前記案内部材における前記ストッパー用フランジと前記端壁の外面とが互いに平行でかつ前記外筒と斜めに交差する角度で形成されている請求項1〜7のいずれかに記載の生理用タンポン。
  9. 前記外筒がその長さ方向において湾曲したものである請求項1〜7のいずれかに記載の生理用タンポン。
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