JPH04322648A - タンポン - Google Patents
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- JPH04322648A JPH04322648A JP3088893A JP8889391A JPH04322648A JP H04322648 A JPH04322648 A JP H04322648A JP 3088893 A JP3088893 A JP 3088893A JP 8889391 A JP8889391 A JP 8889391A JP H04322648 A JPH04322648 A JP H04322648A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
収体を容易に挿着することができる生理用タンポンに関
する。
は、プラスチックアプリケータータイプとフィンガータ
イプの2種類がある。アプリケータータイプのタンポン
1は、図8に示す如く、吸収体2を収容する外筒3と外
筒3に対して挿通可能に構成された内筒4とを備え、該
内筒4には軸芯に沿った細孔が形成され、該細孔が吸収
体2の取り出し用紐5を外筒3内から内筒4の端部へと
引き出す際の導入経路になっている。尚、ここで用いら
れている吸収体2は吸収性繊維を円筒状に圧縮成形して
作られている。
ポン1を挿入するには、図9に示す如く、タンポン1の
外筒3に親指と中指を当てて把持し、人差指を内筒4の
基端面に当て、外筒3を所定箇所に挿入位置決めしてか
ら、人差指で内筒4を押し込むと、外筒3に収容された
吸収体2が外筒3から押し出されて所定部位に挿入され
る。その後外筒3及び内筒4を取り出すことによって吸
収体2の挿着を終了する。
アプリケーターが無く、吸収体2と取り出し用紐5とか
ら構成され(図10参照)、使用時には吸収体2を直接
挿着するようにしたものである。そして、上記いずれの
タイプのタンポン1であっても、その挿着が難しいため
、一般に普及しにくい難点があったが、なかでも、従来
から挿着の点では、第7図に示すプラスチックアプリケ
ータータイプのタンポン1が比較的優れたものであると
言われてきた。
アプリケータータイプのタンポン1は、吸収体2をアプ
リケーターから押し出す際、吸収体2を形成する綿塊が
膣壁と接触しながら移動するため、これら両者間におけ
る摩擦抵抗が大きく、且つまた、断面が扁平形状を呈す
る膣道を移動するに際し、方向が定まらないなどの理由
から所定位置にスムーズに挿入し難いという課題があっ
た。
の摩擦抵抗をなくしてスムーズに吸収体を膣内の所定位
置に挿着することができると共に、吸収体から収容筒を
円滑に取り外すことができるタンポンを提供することに
ある。
筒に収容してなるタンポンにおいて、上記収容筒は、可
撓性筒状シート部と該可撓性筒状シート部に連設された
剛性筒状部からなり、一端が上記可撓性筒状シート部の
先端に接続され且つ長さが上記収容筒より長い取出具を
有してなり、上記可撓性筒状シート部の先端部が内側に
折り返されてなることを特徴とするタンポンを提供する
ことにより上記目的を達成したものである。
へ挿入した後、取出具を引き出すことにより、吸収体を
収容する可撓性筒状シート部の先端部を引き上げる際に
、この先端部に引き上げ荷重が集中し、可撓性筒状シー
ト部の開裂を促進して、これを吸収体から剥ぎ取り、吸
収体を膣内で移動させることなく、吸収体の挿着を終了
できる。
本発明の特徴部分を中心に説明する。尚、各図中、図1
のaは本発明のタンポンの一実施例を示す左半分断面図
、図1のbは図1のaに示すタンポンの先端部を示す断
面図、図1のcは図1のbに示す先端部に形成された折
り返し部の形状を示す平面図、図2は図1のタンポンを
挿入する直前の状態を示す図1に相当する断面図、図3
は図1に示すタンポンを膣内に挿入した状態を示す図1
に相当する断面図、図4は図3に示す状態から可撓性筒
状シート部を吸収体から剥ぎ取った状態を示す図1に相
当する断面図、図5は本発明の他の実施例のタンポンを
示す斜視図で、可撓性筒状シートを部分的に破断した状
態を示す図、図6は本発明のタンポンの更に他の実施例
を示す図5相当図、図7のa、図7のb及び図7のcそ
れぞれは本発明の更に他の実施例を示す図1のc相当図
である。
のaに示す如く、プラスチック製の可撓性筒状シート部
61と該可撓性筒状シート部61の基端側に先端を嵌入
させた状態で連設されたプラスチック製の剛性筒状部6
2とから構成されている。上記可撓性筒状シート部61
の内部には吸収体2が収容されており、該吸収体2の一
端が上記剛性筒状部62の外筒部62Aの先端の開口部
に嵌入している。また、該可撓性筒状シート部61の先
端には、開口部61Aが形成され、その端縁には、例え
ば、ミシン目からなる破断線が長手方向に複数設けられ
ており、吸収体2から該可撓性筒状シート部61を取り
除く際に開口部61Aが開裂し易いように形成されてい
る。また、上記可撓性筒状シート部61の外周面に潤滑
油を塗布することによってその挿入を容易にすることが
できる。
取出具(本実施例では取り出し用紐)63、63の一端
が後述の如く接続され、それぞれの他端が上記各筒状部
61、62の内側を経由させて外側へ引き出され、外端
が一点で結合されている。一方、上記剛性筒状部62は
、上記外筒部62Aと該外筒部62Aに挿着された内筒
部62Bとからなり、該外筒部62Aの先端近傍の内周
面には周方向の突起62A1 が形成され、また、上記
内筒部62Bの先端の外周面には周方向の2条の突起に
よって溝62B1 が形成され、該溝62B1 と上記
突起62A1 とが嵌合することによって内筒部62B
が外筒部62A内に係止されてタンポン1がコンパクト
になるように構成されている。また、該内筒部62Bの
基端近傍の外周面には周方向の突起62B2 が形成さ
れ、基端外周に形成された突起62B3 との間で握り
部を形成し、該突起62B2 が挿入時のストッパーの
役割をも果たしている。
方向の突起62A2が形成され、該突起62A2 が上
記内筒部62Bの溝62B1 と嵌合して該内筒部62
Bを上記外筒部62Aから引き出した状態で該タンポン
1を挿入する際の操作軸として保持するストッパーにな
るように構成されている。上記引き出し用紐63は、図
2に示す如く、引き出された上記内筒部62Bの溝62
B1 を上記外筒部62Aの突起62A2 に嵌合させ
た状態でタンポン1の全長よりも長くなっている。尚、
取り出し用紐63は、内筒部62Bから引き出された部
分が接続された状態になっているが、この部位がループ
状になっておれば操作上より好ましい。
可撓性筒状シート部61との接続態様について説明する
と、上記各取り出し紐63、63が接続されたそれぞれ
の一端は、上記開口部61Aの相対峙する位置、即ち、
周方向で180°隔てた位置において接続されている。 また、上記取り出し紐63の一端が接続された上記開口
部61Aの端縁部は、図1bに示す如く、内側へ折り返
された折り返し部61Bが形成されている。該折り返し
部(突起部)61Bは、上記開口部61Aの端縁部にお
いて部分的に折り返すことができる突起部として形成さ
れていることが好ましい。該突起部61Bを部分的に形
成することによって、上記取り出し紐63を引き上げる
際に、まず、上記突起部61Bが上記吸収体2と上記可
撓性筒状シート部61との間に引き込まれ、引き続いて
上記突起部61Bに連続する上記開口部61Aの端縁が
引き込まれるため、上記開口部61Aをミシン目64、
64において円滑に開裂させることができる。
されており(図1のc参照)、この場合、上記開口部6
1Aの端縁からの突出長さが5〜20mm、その幅が3
〜20mmに形成されていることが好ましく、より好ま
しくはそれぞれが5〜15mm及び3〜15mmであり
、更に好ましくは10〜15mm及び5〜15mmであ
る。そして、上記各取り出し紐63、63の接続部から
上記開口部61Aの周方向で90°隔てた位置に上記ミ
シン目64、64が上記開口部61Aから上記可撓性筒
状シート部61の長手方向に相対峙して2本形成されて
いる。
いられる可撓性シートは、引き出し用紐63の動きに追
随できる可撓性を有しておればよく、このような可撓性
シートの材料としては、例えば、ポリテトラフルオロエ
チレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン
テレフタレート、ナイロン等の合成樹脂が挙げられる。 ポリテトラフルオロエチレンで厚さ60μmに成形した
好ましい可撓性シートは、次の物性値を有している。
抗張力が1200g/mm2 、延伸倍率が200%■
フィルムのTD方向(横方向)の引張抗張力が100g
/mm2 、延伸倍率が800% 上記シートを用いて可撓性筒状シート部61を成形する
場合には、延伸変形させたくない部分を押さえ、延伸変
形させたい部分をフリーにして延伸加工させることによ
って一方向が延伸され、他方向が収縮して目的とする可
撓性筒状シート部が成形される。
実質的に変形することがなく、押圧力を吸収体2に伝達
するような材料であればよく、このような材料としては
可撓性シートの場合と同様の合成樹脂を成形したものが
好ましく、強度を持たせた紙であってもよい。次に、本
実施例のタンポン1の使用態様について説明する。
筒部62Bを外筒部62Aから引き出して、内筒部62
Bの溝62B1 を外筒部62Aの突起62A2 に嵌
合させて内筒部62Bを引き出した状態で係止させる(
図2参照)。次いで、吸収体2を収容する可撓性筒状シ
ート部61の先端を所定部位に当て、内筒部62Bの突
起62B2 まで押し込み、タンポン1を内筒部62B
の突起62B2 で係止させる。この状態下で取り出し
用紐63を引き上げると、まず、取り出し紐63、63
に接続された突起部61B、61Bが可撓性筒状シート
部61と吸収体2との間に引きこまれる。更に取り出し
紐63、63を引き上げると、突起部61B、61Bに
連続する開口部61Aの端縁部を引き上げて可撓性筒状
シート部61と吸収体2との間に引き込み、可撓性筒状
シート部61の先端を180°隔てた2点で引き上げて
開口部61Aにおいて互いに逆方向の引張力を付与する
。この引張力によって、可撓性筒状シート部61が開口
部61A3 におけるミシン目64、64で開裂して取
り出し用紐63とともに引き上げられる(図3参照)。 更に、取り出し用紐63を引き上げると、可撓性筒状シ
ート部61が吸収体2から完全に剥がれて吸収体2が膣
内において露呈して内筒部62Bの突起62B2 で位
置決めされた所定位置に挿着される(図4参照)。その
後、内筒部62Bを把持して引き抜くと、吸収体2の紐
5が収容筒6から抜け出して吸収体2が挿着された状態
になる。
吸収体2の膣内における挿着位置はアプリケーターを挿
入した位置で決まり、従来のように膣内に挿入後、更に
吸収体2を移動させる必要がなく、膣内で吸収体2の方
向が変わることもなく、アプリケーターの挿入時に吸収
体2を外部から任意の位置に位置決めして収容筒6を吸
収体2からスムーズに取り外して吸収体2を容易に挿着
することができる。
ン1を示すもので、本実施例のタンポン1は、同図に示
す如く、上記実施例のタンポン1と剛性筒状部62を異
にする以外は上記実施例に準じて構成されている。即ち
、上記実施例における剛性筒状部62が2ピースからな
っているのに対し、本実施例における剛性筒状部62は
、1ピースからなり、その先端部に拡径筒状部62Cを
有する軸体として形成され、該拡径筒状部62C内に吸
収体2の一部が嵌入し且つ該拡径筒状部62Cの外周面
に可撓性筒状シート部61の基端が被着して連設された
構造になっており、更に、該拡径筒状部62Cの相対向
する位置に一対の孔62D、62Dが形成されている。 そして、折り返された取り出し用紐63の両端が、折り
返し部を外に残して該剛性筒状部62の軸内を経由して
該孔62D、62Dから外側に引き出され、上記可撓性
筒状シート部61と吸収体2の間を経て該可撓性筒状シ
ート部61の先端に接続されている。
部外周面には、2条の突起62E、62Eが握り部62
Fを形成するように所定距離を隔てて設けられ、しかも
前者の突起62Eが該タンポン1の挿着時におけるスト
ッパーとなるようになされている。そして、握り部62
Fの表面は、微小な凹凸を多数有する粗面として形成さ
れ、この粗面が滑り止めになっている。
上記実施例のタンポンと同様の作用、効果が奏し得られ
、更に、本実施例のタンポン1は、取り出し用紐63を
剛性筒状部62の孔62D、62Dを介して一旦外側へ
引出して可撓性筒状シート部61の先端へ接続するよう
にしてあるため、吸収体2等の組み付けが容易になると
いう効果が奏し得られる。
タンポン1を示すもので、本実施例のタンポン1は、同
図に示す如く、剛性筒状部62と取り出し紐63とを異
にする以外は上記実施例に準じて構成されている。即ち
、本実施例のタンポン1の剛性筒状部62は、その下方
に形成された拡径部62Cの拡径始端部に周方向の溝6
2Gが形成されており、この溝62Gにおい可撓性筒状
シート部61の基端61Cが熱シールによって接続され
ている。また、該剛性筒状部62には、1個の孔62D
が形成され、取り出し紐63の一端のみが剛性筒状部6
2の内側から外側へ引き出されている。
如く、一本の紐とからなり、上記剛性筒状部62から外
方へ突出した部分で折り返されており、上記剛性筒状部
62の内部において互いに結合されて結合点65を形成
している。そして、この結合点65から上記取り出し紐
63の両端に至る迄の長さが異なっている。即ち、上記
可撓性筒状シート部61の先端部の突起部61Bにおい
て接続された上記取り出し紐63の各接続部から上記結
合点65に至る長さが異なっている。
長さに差をつけることによって、取り出し紐63を引き
上げる際に、上記可撓性筒状シート部61の先端の各突
出B61B、61Bを時間差をつけて引き上げ、その開
口部61Aを開裂しやすくしている。この長さの差は、
10〜50mmの範囲にあることが好ましい。また、本
発明のタンポンの可撓性筒状シート部の先端部に形成す
る突起部(折り返し部)61Bは、上記各実施例の他、
図7のa〜cに示す形状、及びその他の形状にしてもよ
い。この突起部61Bは、図7のa、図7のcに示す如
く、台形状の場合には、長い下辺と短い上辺との差が3
〜15mmであることが好ましく、より好ましくは3〜
12mm、更に好ましくは3〜7mmである。
略中央より先端側のことをいい、この部位に取出具が接
続さてれおれば取出具によって可撓性筒状シート部を吸
収体から剥ぎ取ることができる。また、上記各実施例で
は、取出具として用いられた取り出し用紐63が収容筒
6の内側を経由して基端から引き出されたものについて
説明したが、本発明のタンポンは取出具が収容筒の外側
にあってもよく、この場合、可撓性筒状シート部が膣壁
に沿って引き出されるため多少使用感に劣る憾みがある
ものの上記各実施例と同様の作用効果を期することがで
きる。また本発明における取出具は紐以外の帯状のもの
であっても同様の作用効果を期することができる。
摩擦抵抗をなくしてスムーズに吸収体を膣内の所定位置
に挿着することができると共に、取出具が直接肌に接し
ないので、不快な違和感を呈することなく吸収体から収
容筒を円滑に取り外すことができるものである。
分断面図で、図1のbは図1のaに示すタンポンの先端
部を示す断面図で、図1のcは図1のbに示す先端部に
形成された折り返し部の形状を示す平面図である。
示す図1に相当する断面図である。
態を示す図1に相当する断面図である。
を吸収体から剥ぎ取った状態を示す図1に相当する断面
図である。
図で、可撓性筒状シートを部分的に破断した状態を示す
図である。
す図5相当図である。
のc相当図で、図7のbは本発明の更に他の実施例を示
す図1のc相当図、図7のcは本発明の更に他の実施例
を示す図1のc相当図である。
を示す斜視図である。
す斜視図である。
を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 吸収体を収容筒に収容してなるタンポ
ンにおいて、上記収容筒は、可撓性筒状シート部と該可
撓性筒状シート部に連設された剛性筒状部からなり、一
端が上記可撓性筒状シート部の先端に接続され且つ長さ
が上記収容筒より長い取出具を有してなり、上記可撓性
筒状シート部の先端部が内側に折り返されてなることを
特徴とするタンポン。 - 【請求項2】 上記可撓性筒状シート部の先端部が少
なくとも2つの突起部からなる、請求項1記載のタンポ
ン。 - 【請求項3】 上記可撓性筒状シート部に破断線が設
けられてなる、請求項1または請求項2記載のタンポン
。
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JP08889391A Expired - Fee Related JP3166927B2 (ja) | 1991-04-20 | 1991-04-20 | タンポン |
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