JP2008178516A - バックル - Google Patents

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Abstract

【課題】簡明かつ量産性を維持しながら、例えば、係合する際の差込操作性などをより良好に行えるようにする。
【解決手段】 雄部材1及び雌部材2からなると共に、雄部材1及び雌部材2が係合した状態から押し操作により係合解除可能となる係合部及び被係合部の一方と、連結対象である相手部材4,5に取り付けるための取付部とをそれぞれ形成しているバックルにおいて、雄部材1及び雌部材2の一方は、前記相手部材に前記取付部を介して取り付けた状態で、前記係合部又は前記被係合部を形成している部分を、前記係合する際に互いに対向される側である前部分が後部分より高くなる傾斜状態に設けて、前記雄部材1及び雌部材2の他方に対し斜め下向きに接近しながら前記係合部及び被係合部を介して係合可能にしたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、雄部材及び雌部材からなるバックルに関し、特に雄部材及び雌部材がそれぞれの相手部材に取り付けられた状態で、一方を他方に引き寄せて係合操作するような態様に好適なものである。
図7(a)は特許文献1に開示されているバックルを示している。同図のバックルは、雄部材(ラッチ部材)1が蓋Fの端部に取り付けられ、収納体Cの開口側に取り付けられている雄部材(ラッチ保持部材)2に係合される例である。ここで、雄部材1は、係合部として平板部3と該平板部3の中央部にコ形切込み5で揺動可能に区画された可動片6とを有し、又、取付部として蓋Fの対応部に係止される基部4を有している。符号7は平板部3の先端に設けられたV形切込み7、符号9は切込み7の内両側に設けられてスリット8を介して変形される薄肉部9である。一方、雌部材2は、被係合部として平板部3を受け入れる窪み11とコ形切込み12で揺動可能に区画された押圧片13とを有し、又、取付部としては図示しないが、内面に突設した複数の突起を有し、各突起が収納体Cの貫通孔から裏面側へ突出され、かつ収納体裏面に配置される裏板、又はスペーサ及び裏板により係止されることで収納体Cに所定強度で取り付けられる。
以上のバックルは、雄部材の平板部3が雌部材の窪み11に可動片6の弾性変位を伴って差し込まれると共に、可動片6が押圧片13の内面に設けられている不図示の係合部に係合されることで、蓋Fが閉状態に保持される。この係合は、押圧片13を下へ押し操作することで、可動片6が係合部から外れて解除される。すると、平板部3は、薄肉部9のばね作用などにより窪み11内から押し出される方向へ動かされる。このような構造は、雄・雌部材が上面側にある押圧片13の押し操作により係合解除されるタイプであることから、アッパリリースタイプと称されている。
これに対し、図7(b)は特許文献1の実施例2に開示されているバックルを示している。同図のバックルSRは、紐W’の端部に取り付けられている雌部材1が、幅広の生地Sに取り付けられている雄部材2に係合される例である。ここで、雄部材2は、係合部として左右の差込片部(脚部)2a,2aを有し、又、取付部として各差込片部2の基部2eに一体化された枠状体20を有し、該枠状体20が生地Sと帯状体Wとに挟み込まれた状態で両側を縫着Hすることで生地Sや帯状体に取り付けられる。符号2cは差込片部2aに設けられている突部である。一方、雌部材1は、偏平筒状をなし、被係合部として各差込片部2aを前開口から受入可能な空間部、及び空間部を区画している側面に設けられて差込片部2aの一部を押し操作可能にする窓部(掛止窓)1bを有し、又、取付部としては帯状体W等の端部を折り返して掛け止めする構成である。
以上のバックルSRは、雌部材1が雄部材2に接近されて、各差込片部2aが雌部材1の前開口から空間部に差し込まれ、かつ突部2cが雌部材側の窓部1bに弾性係合される。この係合は、窓部1bに露出される差込片部2aの対応部を指にて内側へ押し操作することで、各差込片部2aが係合解除される。このような構造は、雄・雌部材が雌部材の側面にある差込片部2aの押し操作により係合解除されるタイプであることから、サイドリリースタイプと称されている。
特許平8−103304号公報 特開2003−284606号公報
上記した各バックルは、雄部材及び雌部材が一方を他方に差し込む操作により係合し、かつ押し操作により係合解除されるため簡易かつ使い勝手に優れているが、次のような点から未だ満足できなかった。
(ア)従来構造では、雄部材及び雌部材の一方を他方に係合する際の差込操作性が次の理由から悪くなる。すなわち、図7(a)の構造では、雌部材2が収納体Cに取り付けられた状態で被係合部を構成している窪み11、つまり平板部3を受け入れる前開口及び空間部が取付面に対してほぼ平行になっているため、雌部材2に対し雄部材1を近づけたときに指先などが収納体側に当たり易く、しかも平板部3を窪み11内に収納体Cの取付面とほぼ平行状態で動かして差し込まなくてはならないため差込操作しづらくなる。図7(b)の構造では、係合部である差込片部2aが取付面に対してほぼ平行になっているため、雄部材2が生地Sに取り付けられた状態で雄部材2に雌部材1を近づけたときに指先などが生地側に当たり易く、しかも雌部材を生地側の取付面とほぼ平行移動して差込片部2aを内側に受け入れなくてはならないため差込操作しづらくなる。このような差込操作性は、バックルがコンパクト化されたり偏平化されるほど問題となり、商品価値を低下する要因となる。
(イ)サイドリリースタイプでは、雄部材及び雌部材が係合状態から雌部材の側部からの押し操作により係合解除する際の操作性が次の理由から悪くなる。すなわち、これは、図7(b)から推察されるように、窓部1bが偏平筒状の対応部を欠如した状態で設けられているため、指を当てる面積が狭く、差込片部2aを内側に押し込むときに力が入り難いためである。このような解除操作性は、例えば、操作者が力の弱い子供や老人であったり、手袋を装着している状態で行う場合に問題となり、商品価値を低下する要因となる。
本発明の目的は、以上のような問題を解消して、簡明かつ量産性を維持しながら、係合する際の差込操作性をより良好に行えるようにしたり、係合解除する際のサイドからの押し操作性をより良好に行えるようにし、更に相手部材への取付操作性をより良好に行えるようにして、使い勝手及び商品価値を向上し用途拡大を図ることにある。
請求項1の発明は、上記課題(ア)を解消するものであり、雄部材及び雌部材からなると共に、前記雄部材及び雌部材が係合した状態から押し操作により係合解除可能となる係合部及び被係合部の一方と、連結対象である相手部材に取り付けるための取付部とをそれぞれ形成しているバックルにおいて、前記雄部材及び雌部材の一方は、前記相手部材に前記取付部を介して取り付けた状態で、前記係合部又は前記被係合部を形成している部分を、前記係合する際に互いに対向される側である前部分が後部分より高くなる傾斜状態に設けて、前記雄部材及び雌部材の他方に対し斜め下向きに接近しながら前記係合部及び被係合部を介して係合可能にしたことを特徴としている。
請求項2の発明は、上記課題(イ)を解消するもので、雄部材及び雌部材からなると共に、前記雄部材及び雌部材が係合した状態から押し操作により係合解除可能となる係合部及び被係合部の一方と、連結対象である相手部材に取り付けるための取付部とをそれぞれ形成しているバックルにおいて、前記雄部材は前記係合部として揺動可能な差込片部を有している一方、前記雌部材は偏平筒状からなり、前記被係合部として前記差込片部を前開口より受入可能な空間部及び該空間部を区画している側面に設けられて前記差込片部の一部を押し操作可能に露出する窓部を有していると共に、前記窓部の上側に突設されて前記押し操作する際に指等を当てる拡大指当て用縦壁部を備えていることを特徴としている。
以上の各発明において、前記取付部は鍔状のフランジ部を有し、前記相手部材に対し前記フランジ部を面接した状態で固定される構成(請求項3)、前記取付部は前記相手部材と同じ素材の樹脂材料からなるか、前記相手部材と同じ素材又は融点が近い素材をコーティングして表面に有している構成(請求項4)がより好ましい。
請求項1の発明では、雄部材と雌部材の係合操作において、雄部材及び雌部材の一方を他方に対し斜め下向きに接近しながら係合部及び被係合部を介して係合するようにしたため、従来品に比べて差込操作性をより良好に行うことができ、それにより使い勝手を向上できる。また、構造特徴としては、係合部又は被係合部の形成部を、取付部の取付面に対し前側が後側より高くなる傾斜状態にするだけであることから、簡易であり、経費増を伴うことなく実施できる。
請求項2の発明では、サイドリリースタイプの係合解除操作において、雌部材側側面の窓部に露出している雄部材側差込片部を内側へ押し操作する際、指の当接部として、窓部を区画している上縁部と共にその上の縦壁部に亘って、より広い部分に指を当接した状態で押し操作可能なことから、指を介した押し力を付与し易くなり、手袋を装着した状態でも良好に押し操作でき、それにより使い勝手を向上できる。また、拡大指当て用縦壁部が窓部の上側に突出されることで、押し操作する箇所がより明確になるという利点も具備できる。更に、このような拡大指当て用縦壁部は、係合解除操作性を維持しながら、雌部材(引いてはバックル)の薄型化及び軽量化を図る上で極めて有効な構成となる。
請求項3の発明では、形態例に示した雌部材のごとく、鍔状のフランジ部を使って、縫製固定、接着固定、溶着固定など取付手段の選択肢を増やし、それにより設計自由度を拡大し、しかも相手部材に対する当接面積も増やして固定強度を向上できる。請求項4の発明では、更に樹脂材料として相手部材と同じ素材又は融点が近い素材を少なくとも表面に有していると、溶着固定を確実に行える。
本発明の最適な形態を図面を参照しながら説明する。図1と図2は使用態様で示し、図3は雄・雌部材の外観を示し、図4と図5は雌部材又は雄部材を単品で示し、図6は雌部材単品と雄部材との関係を示している。以下の説明では、概要、構造特徴、作用特徴、変形例の順で詳述する。なお、基本作用は構造特徴と共に明らかにし、作用特徴では発明の骨子となる重要な作用に絞って言及する。
(概要)形態のバックル3は、雄部材1及び雌部材2から構成され、かつサイドリリースタイプの例であり、例えば、雌部材2が収納体4などの被取付部に取り付けられ、雄部材1が蓋側の帯部材5(ベルトや紐それらに類似する部材を含む)などの被取付部に取り付けられて、蓋が帯部材5を介して収納体4に雄部材1及び雌部材2の係合を介して連結可能にする。勿論、バックル3の用途、つまり相手部材は収納体3と蓋や帯部材5の組み合わせ以外でもよい。換言すると、雄部材1及び雌部材2は、後述する係合部及び被係合部の一方をそれぞれ有し、一方が他方に接近されたり、互いに接近されると係合し、かつ、雌部材2のサイドからの押し操作により係合解除可能となる点、両者が樹脂成形品からなる点で従来品と同じ。主な工夫点は、雄部材1及び雌部材2の一方が他方に対し斜め下向きに接近しながら係合可能にした構成と、雌部材2に拡大指当て用縦壁部26を付設した構成と、雌部材2に鍔状のフランジ部25を設けた構成と、雌部材2に雄部材1を係合する際の位置出し用のガイド構成などにある。細部は以下の通りである。
(構造特徴)雄部材1は、図3及び図5に示されるように雌部材2に対応した大きさで、後より前側に向かって、帯部材5を装着する取付部10と、係合部を構成して雌部材2内に差し込まれる対の差込片部15と、雌部材2内に各差込片部15を差し込むときにセンタリングするガイド部18とを備えている。なお、雄部材1は、摩耗特性や反発弾性等に優れているポリアセタールなどからなる樹脂成形品である。
このうち、取付部10には、掛止部11を間にして前取付孔12と後取付孔13とが設けられている。掛止部11は、帯部材5の対応端部をループ状に引っ掛ける箇所である。前取付孔12は掛止部11と差込片部15の基部14との間に位置している。後取付孔13は掛止部11と後端部10aとの間に位置している。
基部14は上下共に円弧状に形成されている。基部14の前端面には、各差込片部15が両側付近から突設され、ガイド部18が左右中間部に突設されている。各差込片部15は、先端側が少し内側へ変位されていると共に、基端側が細く途中から幅広に形成されており、中間より少し前側に設けられている上下に貫通した孔15aと、先端内側の上下面に突設されている摺動用凸部16と、基端側の外側面に突設されている抜け止め用突部17とを有している。ガイド部18は、前から後に向かって次第に細くなるV形部18aと、V形部18aの頂点から基部14の手前まで延びているスリット部18bとを形成している。
以上の雄部材1には帯部材5が取り付けられる。すなわち、上記した取付部10には、例えば、図2に示されるように、帯部材5がその取付側端部5aを後取付孔13の下から上へ通した後、掛止部11の外側から前取付孔12の上から下へ通して帯部材5の下面側の対応部と重ねた状態に係止されることで取り付けられる。
雌部材2は、図3と図4及び図6に示されるように、略偏平筒形であり、内側の空間部22が略矩形の底壁20と逆凹形の外壁21との間に区画形成されていると共に、両側に設けられて空間部22に通じている窓部23,23と、外壁21の周囲下側から鍔状に張り出した状態に設けられているフランジ部25と、各窓部23に対応して突設された拡大指当て用縦壁部26などを備えている。
なお、雌部材2は、摩耗特性や成形性等に優れているナイロン6等のポリアミドなどからなる樹脂成形品である。この樹脂は、雌部材2が相手部材の被取付面にフランジ部25を面接して溶着固定するという選択肢を有効に付与するため、相手部材又は相手部材の被取付部と同じ樹脂素材となっている。但し、他の構成としては、相手部材の被取付面に当接する部分(フランジ部25及び底壁20の下面など)に相手部材又は相手部材の被取付部と同じ樹脂素材、又は融点が近い樹脂素材をコーティングしてもよい。
ここで、外壁21は、上面21aと両側面21b,21b及び背面21cからなる。両側の窓部23は、外壁両側で前後中間部分を上から底壁20まで切り抜いた状態に設けられている。符号20aは、その型抜き用として形成された底壁20側の貫通孔である。上面21aには、縦壁部26が各窓部23の上縁部に対応して上へ突設されている。この縦壁部26は、外側面が窓部23の上縁部と連続して設けられ、係合解除操作において、窓部23の上縁部を拡張した、つまり指当て用の拡張面として機能する。
底壁20は、周囲にフランジ部25を一体化していると共に、空間部22の下側を区画形成している箇所において、前部分が後部分より厚く形成されている。このため、空間部22は、図2に示したように、底壁20の下面から内面までの高さ(厚さ)として、前部分の高さt1が後部分の高さt2より高く(厚く)形成され、それに対応して空間内が前開口から奥へ行くほど低くなる傾斜状態となっている。同様な理由で、外壁21の窓部23も、底壁20の下面やフランジ部25を基準にすると、前から後へ行くほど低くなる傾斜状態となっている。
また、底壁20には、空間部22内にある上面において、左右中間に位置しかつ前後方向に延びている案内壁部27と、案内壁部27の両側に一段低く設けられたガイド凹部28と、案内壁部27の後両側に設けられた逃げ孔29とが設けられている。このうち、案内壁部27は、上側が外壁11の上面11aに接合されて、空間部12を左右に2分しており、雄部材の差込片部15,15が空間部22に差し込まれる過程で、ガイド部18と嵌合して各差込片部15を正規の位置に調整可能にする。各ガイド凹部28は、前側が後側より幅広に形成され、案内壁部27との間隔が前から後方へ行くに従って次第に狭くなっている。これは、雄部材側の差込片部15,15が空間部22に差し込まれる過程で、上記した突起16がガイド凹部8の端面に沿って移動され、それにより両差込片部15,15が奥に行くほど片部同士の間隔を狭めるようにするためである。各逃げ孔29は一部がガイド凹部28の後側部分を含め開口されている。これは、両差込片部15,15が突部17を窓部23に係合する最終付近まで差し込まれると、突起16を逃げ孔29に逃がし、それにより片部同士の間隔を元の状態に復帰可能にする。なお、底壁20の下面には図6(b)のごとく凹部20bが形成されている。また、上面21aの内面にも、ガイド凹部28に対応する凹部21dと、逃げ孔29に対応する不図示の凹部が設けられている。
以上の雌部材2は収納体4の被取付部に取り付けられる。この場合、フランジ部25は、収納体4の被取付面に位置決めされて縫製、溶着、接着等の任意の取付手段で取り付けられる。換言すると、この構成では、底壁20の下面及びフランジ部25が雌部材2の取付面となり、しかも鍔状のフランジ部25を利用して取付手段の選択肢を増やしたり、取付面積を拡大して固定強度を上げ易くなるよう工夫されている。
(作用特徴)以上のバックル3は、図2(a)に示されるように、例えば、雄部材1を手に把持した状態で雌部材2の空間部22に差込操作することで、差込片部15(の突部17)と窓部23とが係合し、それにより収納体4に対し蓋等が帯部材5を介して連結可能となる。この場合、この構造では、雌部材の空間部22及び窓部23を上記したように取付面に対し斜め下向きに設け、雄部材1を雌部材の空間部22に対し斜め下向きに差し込むようにしたので、差込操作が良好となり、課題に挙げたような差込操作の過程で指先が収納体4、つまり雌部材2を装着している相手部材に当たるというような問題を解消し、また、より薄型化や軽量化したとしても差込操作性を維持でき、それにより使い勝手を向上できる。
また、係合解除操作は、各窓部23に露出している両側の差込片部15を空間部22内に押し操作する点で従来と同じ。但し、この構造では、窓部23に露出している差込片部15を内側へ押し込める際、指の当接部として、窓部23を区画している上縁部と共にその上に連続して設けられている縦壁部26に亘って、より広い部分に指を当接した状態で押し操作できる。このため、押し操作としては、指を介した押し力を付与し易くなり、仮に手袋を装着した状態でも良好に押し操作できるようになり、力の弱い子供や老人でも確実に係合解除操作できる。加えて、以上の縦壁部26は、押し操作する箇所がより明確になるという利点、係合解除操作性を維持しながら、雌部材2、引いてはバックル3の薄型化及び軽量化を図る上で極めて有効な構成となる。
(変形例)本発明は、以上の形態をベースとして以下のように変形可能である。すなわち、以上の雄部材1は、取付部として図7(b)のような枠状体や取付用フランジ部を形成してもよく、その場合、該枠状体を相手部材の被取付面に溶着固定するという選択肢を有効に付与する上で、相手部材又は相手部材の被取付部と同じ素材で構成することが好ましい。更に、雄部材1としては、取付部として枠状体や取付用フランジ部を採用すると共に、差込片部15及びガイド部18をその枠状体や取付用フランジ部に対しに前部分が後部分より高くなる傾斜状態に設けて、後述する雌部材2の空間部22に対し斜め下向きに接近しながら係合部及び被係合部を介して係合可能にしてもよい。これらは請求項1の一つの態様として有効である。以上のように、本発明のバックルは、請求項1又は2で特定される技術要素を実質的に備えておればよく、細部は必要に応じて種々変更したり展開可能なものである。
(a)と(b)は形態例の雄・雌部材を連結したバックル使用状態を示す上面図と側面図である。 図1(a)のA−A線に沿って断面した図に相当し、(a)は雄・雌部材の連結前の状態を示し、(b)は連結状態を示している。 上記雄部材と雌部材の概略斜視図である。 上記雌部材単品を示し、(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。 上記雄部材単品を示し、(a)は背面図、(b)は上面図、(c)は側面図、(d)は正面図である。 (a)は図4(c)のB−B線断面図、(b)は雌部材の下面図、(c)は雄部材と雌部材の係合状態を示す模式断面図である。 (a)と(b)は従来バックルの問題を説明するための図である。
符号の説明
1…雄部材
2…雌部材
3…バックル
4…収納体側の被取付部(相手部材)
5…蓋側の帯部材(相手部材)
10…取付部(11は掛止片、12と13は挿通孔)
13…ガイド部
15…差込片部(係合部)
16…押圧用突部
17…抜け止め用突部(係合部)
18…ガイド部
20…底壁
21…外壁(21aは上面、21bは側面、21cは背面)
22…空間部(被係合部)
23…窓部(被係合部)
27…ガイド壁部
25…フランジ部(取付部)
26…拡大指当て用縦壁部

Claims (4)

  1. 雄部材及び雌部材からなると共に、前記雄部材及び雌部材が係合した状態から押し操作により係合解除可能となる係合部及び被係合部の一方と、連結対象である相手部材に取り付けるための取付部とをそれぞれ形成しているバックルにおいて、
    前記雄部材及び雌部材の一方は、前記相手部材に前記取付部を介して取り付けた状態で、前記係合部又は前記被係合部を形成している部分を、前記係合する際に互いに対向される側である前部分が後部分より高くなる傾斜状態に設けて、
    前記雄部材及び雌部材の他方に対し斜め下向きに接近しながら前記係合部及び被係合部を介して係合可能にしたことを特徴とするバックル。
  2. 雄部材及び雌部材からなると共に、前記雄部材及び雌部材が係合した状態から押し操作により係合解除可能となる係合部及び被係合部の一方と、連結対象である相手部材に取り付けるための取付部とをそれぞれ形成しているバックルにおいて、
    前記雄部材は前記係合部として揺動可能な差込片部を有している一方、前記雌部材は偏平筒状からなり、前記被係合部として前記差込片部を前開口より受入可能な空間部及び該空間部を区画している側面に設けられて前記差込片部の一部を押し操作可能に露出する窓部を有していると共に、前記窓部の上側に突設されて前記押し操作する際に指等を当てる拡大指当て用縦壁部を備えていることを特徴とするバックル。
  3. 請求項1又は2のバックルにおいて、前記取付部は、鍔状のフランジ部を有し、前記相手部材に対し前記フランジ部を面接した状態で固定されることを特徴とするバックル。
  4. 前記取付部は、前記相手部材と同じ素材の樹脂材料からなるか、前記相手部材と同じ素材又は融点が近い素材をコーティングして表面に有していることを特徴とする請求項3に記載のバックル。
JP2007013718A 2007-01-24 2007-01-24 バックル Expired - Fee Related JP5171046B2 (ja)

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