JP2008175536A - ホログラム記録媒体評価装置及びホログラム記録媒体評価方法 - Google Patents

ホログラム記録媒体評価装置及びホログラム記録媒体評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
回折効率を設定した上でホログラム記録媒体にデータの記録を行い、記録データを再生したデータの評価を行うことで回折効率ごとのデータの記録精度を評価することが可能なホログラム記録媒体評価装置及びホログラム記録媒体評価方法を提供することにある。
【解決手段】
ホログラム記録媒体からの回折光を受光するフォトセンサが出力する信号の強度が所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間を回折効率ごとに検出し、検出した結果から設定した回折効率における再生用レーザ光の照射時間を設定して、ホログラム記録媒体へのデータの記録のためのレーザ光照射を所定時間行うごとに、設定した照射時間で再生用レーザ光を照射してフォトセンサが出力する信号の強度を検出し、信号の強度が所定レベルに達した段階で設定した回折効率に達したと判定することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホログラム記録媒体にデータの記録を行い、記録したデータを再生して、再生データまたは再生データを生成する過程でのデータを評価することにより、ホログラム記録媒体のデータ記録精度を評価するホログラム記録媒体評価装置及びホログラム記録媒体評価方法に関する。
従来より、ホログラム記録媒体にデータの記録を行い、記録したデータを再生して再生データを評価することや、ホログラム記録媒体に多重記録を行いそれぞれの記録における回折効率を測定することにより、ホログラム記録媒体のデータ記録精度や多重記録性能を評価することが行われている。例えば、特許文献1では、作製したいくつかのホログラム記録媒体においてデータの記録精度や多重記録性能を評価することが説明されている。
特許文献1では、ホログラム記録媒体を評価するためにホログラム記録媒体へデータ記録を行う際のレーザ光強度やレーザ光照射時間は、記録データを再生した際にフォトセンサに形成される2次元の2値化データの元となるピクセルの形状が適切な形状になる条件を予測して設定しており、記録の際のレーザ光強度やレーザ光照射時間の結果で決まるホログラム記録媒体の記録領域における回折効率η(再生用レーザ光を照射したときの透過した光の強度をIt、回折した光の強度をIdとすると、η=Id/(It+Id)で表される)は考慮されていない。
特開2005−208426号公報
しかしながら、ホログラム記録媒体の種類によって低い回折効率におけるデータの記録精度は大きく異なっており、低い回折効率でもデータの記録精度がよいホログラム記録媒体は、データ記録の時間が少なくて済み、多重記録性能がよいことを意味しているが、回折効率を考慮しないデータ記録による評価では、これらの性能を正しく評価できないという問題点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、回折効率を設定した上でホログラム記録媒体にデータの記録を行い、記録データを再生して得られた再生データの評価を行うことで回折効率ごとのデータの記録精度を評価することが可能なホログラム記録媒体評価装置及びホログラム記録媒体評価方法を提供することにある。
請求項1記載のホログラム記録媒体評価装置は、ホログラム記録媒体のデータ記録領域に再生用レーザ光を照射したときのフォトセンサが信号を出力するまでの再生用レーザ光の照射時間とフォトセンサが出力する再生信号の強度との関係をデータ記録領域の回折効率ごとに検出すると共に、フォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間を回折効率ごとに検出するフォトセンサ特性検出手段と、評価手段によりホログラム記録媒体を評価する際のホログラム記録媒体のデータ記録領域の回折効率を設定する回折効率設定手段と、回折効率設定手段により設定された回折効率と、フォトセンサ特性検出手段により検出した回折効率ごとのフォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間とにより再生用レーザ光の照射時間を設定する再生用レーザ光照射時間設定手段と、データ記録手段により情報レーザ光と参照レーザ光の照射をホログラム記録媒体に所定時間行うごとに、データ再生手段によりデータ記録領域に記録されたデータの再生を、再生用レーザ光照射時間設定手段にて設定された再生用レーザ光の照射時間で行い、フォトセンサが出力する再生信号の強度を検出して、フォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達した段階でデータ記録領域における回折効率が回折効率設定手段にて設定した回折効率に達したと判定する回折効率設定データ記録手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載のホログラム記録媒体評価装置は、回折効率設定手段が、複数の回折効率を設定できる手段であり、再生用レーザ光照射時間設定手段が、複数の回折効率により複数の再生用レーザ光の照射時間の設定を行える手段であり、回折効率設定データ記録手段が、記録されたデータの再生の際の再生用レーザ光の照射時間を、設定された複数の回折効率のそれぞれに達したと判定するごとに変更し、変更の順は設定された複数の再生用レーザ光の照射時間の長い順であることを特徴とする。
請求項3記載のホログラム記録媒体評価装置は、データ記録手段が、参照レーザ光の照射角度を変化させて多重記録を行える手段であり、回折効率設定データ記録手段によるデータの記録を多重記録ごとに行い、それぞれの多重記録において回折効率設定手段により設定した回折効率に達するか否かを判定することにより多重記録を行える限界回数を計測する多重記録限界計測手段を備えたことを特徴とする。
請求項4記載のホログラム記録媒体評価方法は、ホログラム記録媒体のデータ記録領域に再生用レーザ光を照射したときのフォトセンサが信号を出力するまでの再生用レーザ光の照射時間とフォトセンサが出力する再生信号の強度との関係をデータ記録領域の回折効率ごとに検出すると共に、フォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間を回折効率ごとに検出し、ホログラム記録媒体を評価する際の該ホログラム記録媒体のデータ記録領域の回折効率を設定し、設定された回折効率と、検出した回折効率ごとのフォトセンサが出力する再生信号の強度が該所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間とにより再生用レーザ光の照射時間を設定し、ホログラム記録媒体へのデータの記録のための情報レーザ光と参照レーザ光の照射を所定時間行うごとに、データ記録領域に記録されたデータの再生を、設定された再生用レーザ光の照射時間で行い、フォトセンサが出力する再生信号の強度を検出して、フォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達した段階でデータ記録領域における回折効率が設定された回折効率に達したと判定することを特徴とする。
請求項1及び請求項4の発明によれば、ホログラム記録媒体からの回折光を受光するフォトセンサが出力する信号の強度が所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間を回折効率ごとに検出し、検出した結果から設定した回折効率における再生用レーザ光の照射時間を設定して、ホログラム記録媒体へのデータの記録のためのレーザ光照射を所定時間行うごとに、設定した照射時間で再生用レーザ光をデータ記録領域に照射してフォトセンサが出力する信号の強度を検出し、信号の強度が所定レベルに達した段階でデータ記録領域における回折効率が設定した回折効率に達したと判定することから、設定した回折効率で記録を行うことができ、設定した回折効率でのデータ記録精度を評価することができる。
請求項2の発明によれば、複数の回折効率を設定して回折効率ごとの再生用レーザ光の照射時間を設定し、再生用レーザ光の照射時間を設定された複数の回折効率のそれぞれに達したと判定するごとに変更し、変更の順は再生用レーザ光の照射時間の長い順としたことから、回折効率が低い値から高い値まで連続して設定した回折効率で記録を行うことができ、設定した回折効率でのデータ記録精度を連続で評価することができる。
請求項3の発明によれば、多重記録ごとに設定した回折効率で記録を行い、設定した回折効率に達するか否かを判定することにより多重記録を行える限界回数を計測するようにしたことから、データの記録精度のよい回折効率を設定して多重記録を行い、多重記録を行える限界回数を計測できるので、ホログラム記録媒体の多重記録性能をより現実に促したかたちで評価することができる。
以下、本発明の形態について図面を参照しながら具体的に説明する。本発明の形態におけるホログラム記録媒体評価装置は、ホログラム記録媒体を評価するためのものである。
図1は、本発明のホログラム記録媒体評価装置の一例を示す構成図である。図2は、同ホログラム記録媒体評価装置が実行するフォトセンサに形成される明のピクセル部分の明度が所定レベルに達する時間を求めるためのプログラムのフローチャートである。図3は、同ホログラム記録媒体評価装置が実行する回折効率を設定してデータ記録を行い、データの記録精度を評価するためのプログラムのフローチャートである。図4は、同ホログラム記録媒体評価装置が実行する回折効率を設定して多重記録を行い、多重記録の限界回数を求めるためのプログラムのフローチャートである。図5は、再生用レーザ光の照射時間と回折効率との関係を示すグラフである。
図1において、ホログラム記録媒体5の特性を評価するホログラム記録媒体評価装置1は、レーザ光源12、各種光学系素子14〜22,40及び42、空間光変調器24、フーリエ変換レンズ26、逆フーリエ変換レンズ28、フォトセンサ30,44及び46、ミラー32及び34、ステージ36、モーター38、レーザ駆動回路100、記録用信号生成回路102、レーザ光強度制御回路104、再生データ生成回路106、再生データエラー率計算回路108、透過光量検出回路110、ピクセル明度データ生成回路118、回転制御回路120、開閉制御回路130、角度制御回路154、位置制御回路156、コントローラ200、入力装置202、表示装置204から構成されている。尚、図1は、本発明に関係するデータ記録手段、データ再生手段及び評価手段に該当する回路や装置と、それらの回路や装置を制御するコントローラ200及びその周辺装置のみを示し、それ以外の回路や装置は省いてある。
次に、各種手段、回路、装置の作動について説明する。まず、コントローラ200は、ホログラム記録媒体評価装置1の全体の制御を行うもので、データや各種設定等を入力するための入力装置202及び評価結果や各種設定等を表示する表示装置204が接続されている。そして、コントローラ200は、後述するレーザ駆動回路100、記録用信号生成回路102、レーザ光強度制御回路104、再生データ生成回路106,再生データエラー率計算回路108、透過光量検出回路110、ピクセル明度データ生成回路118等が接続され、それらの制御を行うことで全体の制御が行われる。
レーザ駆動回路100は、コントローラ200から照射開始と照射停止の指令を受けて後述するレーザ光源12を駆動してレーザ光照射を行う。その際、レーザ光源12への出力は後述するレーザ光強度制御回路104により制御される。記録用信号生成回路102は、コントローラ200から記録するための元データが入力され、空間光変調器24(SLM:Spatial Light Modulator)の表示用データである2次元の2値化データ(以下、記録データという)に変換して空間光変調器24に出力する。空間光変調器24は、2光束干渉法であれば透過型のTFT液晶表示装置(LCD)のパネルなどでできている。
レーザ光源12は、レーザ駆動回路100により駆動されてレーザ光を照射する。照射されたレーザ光は、コリメートレンズ14で平行光にされ、偏光ビームスプリッタ40で2つに分割される。
偏光ビームスプリッタ40は、大部分のレーザ光を透過し微量(例えば全体の5%程度)のレーザ光を反射する。フォトセンサ44は、ビームスプリッタ40で反射した微量のレーザ光を受光し、受光光量に相当する信号をレーザ光強度制御回路104に出力する。レーザ光強度制御回路l04は、コントーラ200から入力したレーザ光強度を記憶し、フォトセンサ44から入力された信号から現在出力しているレーザ光の強度を算出してその強度がコントローラ200から入力したレーザ光強度になるよう、レーザ駆動回路100の出力を制御する。偏光ビームスプリッタ40を透過した大部分のレーザ光はビームスプリッタ16で2つに分割され、反射したレーザ光はミラー32,34で反射して参照レーザ光としてホログラム記録媒体5に入射する。ミラー34の角度及び位置は角度制御回路154及び位置制御回路156により変化し、これにより参照レーザ光のホログラム記録媒体5への入射位置は一定のまま入射角度が変化する。角度制御回路154及び位置制御回路156は、コントローラ200により制御され、コントローラ200から参照レーザ光の入射角度が入力するごとにミラー34の角度及び位置を変化させる。
ビームスプリッタ16を透過したレーザ光は、後述するシャッタ18をそのまま通過し、ビームエキスパンダ20とレンズ22により光束径が大きくされて空間光変調器24を透過することで記録データを含んだ情報レーザ光となる。そして、フーリエ変換レンズ26によりホログラム記録媒体5に集光し、参照レーザ光との干渉によりホログラム記録媒体5にデータの記録を行う。
回転制御回路120は、コントローラ200から入力する指令によりモータ38を駆動し、これによりステージ36を回転させてホログラム記録媒体5におけるデータ記録位置を変更する。開閉制御回路130は、コントローラ200から入力する指令により、シャッタ18の開閉を行う。ホログラム記録媒体5に記録されたデータの再生時には、コントローラ200の指令により開閉制御回路130がシャッタ18を閉じる。これにより、データの再生時にホログラム記録媒体5に照射されるレーザ光はビームスプリッタ16で反射したレーザ光のみとなる。従って再生用レーザ光は、参照レーザ光と同波長で同光路のレーザ光である。
再生用レーザ光がホログラム記録媒体5の記録領域に照射されると、記録領域で回折された光がフォトセンサ30に入射する。フォトセンサ30は、例えばCCDなどで構成されており、フォトセンサ30には空間光変調器24に表示される画像に相当する画像が形成される。そして、フォトセンサ30の各画素は受光光量×受光時間(すなわち、受光エネルギー)に相当する強度の信号を後述する再生信号生成回路106に出力する。出力は後述する再生信号生成回路106から出力の指令がされたときであり、再生用レーザ光が照射されてからこの出力の指令が出されるまでの時間を変更することで、フォトセンサ30の各画素が出力する信号の強度を変更することができる。すなわち、本発明でいう再生用レーザ光の照射時間とは、フォトセンサ30が受光エネルギー0の状態で受光を開始してから信号を出力するまでの時間のことである。見方を変えれば再生用レーザ光の照射時間とは、フォトセンサ30の感度のことである。
再生信号生成回路106は、コントローラ200からデータ入力の指令を受けるとフォトセンサ30に信号出力の指令を出し、フォトセンサ30から入力した信号から2次元の2値化データ(記録用信号生成回路102が出力するデータに相当する)を生成し、復号して元データに相当するデータ(以下、再生データという)にする。
ピクセル明度データ生成回路118は、コントローラ200からデータ入力の指令を受けると、フォトセンサ30の各画素が出力する信号を入力し、2次元の2値化データの単位である明暗のピクセルにおける明のピクセル領域において、分割した各領域ごと(例えば縦横3分割により9分割した領域ごと)の明度を算出して平均し、コントローラに出力する。この場合フォトセンサ30から入力するすべてのデータを用いてもよいし、フォトセンサ30における設定された領域のデータのみを用いてもよい。
フォトセンサ46は、再生用レーザ光がホログラム記録媒体5を透過した光を受光し、受光光量に相当する信号強度の信号を出力する。透過光量検出回路110は、入力した受光光量に相当する信号強度の信号から信号強度に相当するデジタルデータを作成し、コントローラ200に出力する。再生データエラー率計算回路108は、コントローラ200から元データ又は記録用信号生成回路102から記録データ(空間光変換器24に出力するデータ)を入力してメモリに記憶し、再生データ生成回路106から再生データ又は再生データに復号する前の2次元の2値化データが入力するごとにメモリしているデータと比較して、データが違っている数(エラー数)をカウントし、データ総数で除算したエラー率をデジタルデータとしてコントローラ200に出力する。
このように構成されたホログラム記録媒体評価装置1において、作業者はホログラム記録媒体5をステージ36にセットした後、入力装置202を操作して、元データを記録用信号生成回路102に出力させた後、コントローラ200に図2に示すフローのプログラムをスタートさせ、回折効率ごとの再生用レーザ光の照射時間とフォトセンサ30に形成される明のピクセル部分の明度との関係を検出する。さらに、回折効率ごとにフォトセンサ30に形成される明のピクセル部分の明度が、所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間を検出する。尚、この場合、元データを記録用信号生成回路102が出力する2次元の2値化データがすべて明のピクセルになるデータであるようにすれば、フォトセンサ30の受光領域におけるすべてのピクセル領域の明度データを平均すればよいので計算が行いやすい。また、明度は、測定された明度値をコンピュータ(コントローラ200)に使用される256分割の明度0〜255に割り当てればデータ処理が簡単であるので望ましい。
以下、図2のフローに従って説明する。尚、以後の本実施例の説明において、括弧内の符号は図2〜図4の符号に対応している。まず、レーザ光強度を設定するよう表示装置204に表示されるので、作業者は適切なレーザ光強度を入力装置202から入力するか、コントローラ200に記憶されているデータから指定する。これにより、レーザ光強度制御回路104にレーザ光強度が設定される(S102)。レーザ光は、ビームスプリッタl6で2つに分けられるので、情報レーザ光及び参照レーザ光(再生用レーザ光)の強度は設定値の半分である。尚、設定したレーザ光強度はコントローラ200内に記憶される。次に、レーザ光の照射時間T(0)〜T(n)を設定するよう表示装置204に表示されるので、作業者は適切なレーザ光の照射時間T(0)〜T(n)を入力装置202から入力するか、コントローラ200に記憶されているデータから指定する(S104)。それぞれのレーザ光照射時間がそれぞれの回折効率η(0)〜η(n)に相当する。設定が終わると、レーザ光の照射が開始され(S108)、設定された時間が経過すると(S110、S112)、シャッタ18が閉じられ再生用レーザ光のみが照射される(S116)。時間m×Tiが経過するとピクセル領域の明度データが入力し、フォトセンサ30に形成される明のピクセルの明度平均L(n,m)が計算され、記憶される(S118〜Sl28)。mはインクリメントされ続けるため(S128)、時間m×TiはTi間隔で増えていく。これが、明度が最大明度(例えば256分割の明度であれば250の明度)に達するまで行われる(S126)。尚、この場合の明度平均L(n,m)は、ピクセル明度データ生成回路118が出力するピクセル領域を分割した各領域ごとの明度の平均における中心部分の領域における明度の平均である。
そして、明度が最大明度に達すると(S126)、透過光量検出回路110から入力(S122)した透過光量データとピクセル領域の明度データを用いて回折効率ηを計算する(S130)。そして、次の照射時間T(n)が設定されていれば(S132−YES)、nをインクリメントして(S134)、シャッタl8が開けられて(S136)、情報レーザ光の照射が再開される(S138)。レーザ光照射時間T(n)は、これまでの照射時間T(n−1)に{T(n)−T(n−1)}の時間だけレーザ光が照射されれば達するので、{T(n)−T(n−1)}の時間レーザ光が照射されると(S114−YES)、シャッタ18が閉じられ再生用レーザ光のみが照射される(S116)。そして、前記と同様の処理がされる(S118〜S130)。{T(n)−T(n−1)}の時間分のレーザ光の照射(S114)から回折効率ηの計算までの処理は、次の照射時間T(n)はないと判定されるまで行われ(S132)、次の照射時間T(n)がないと(S132−NO)、レーザ光の照射は停止される(S140)。この時点で、回折効率η(0)〜η(n)ごとに、時間Tiの間隔ごとの明のピクセルの明度平均L(n,m)のデータが揃っている。このデータから所定の明度(例えば256分割の明度であれば、200の明度)に達する時間Tp(n)を回折効率η(0)〜η(n)ごとに計算し、記憶し(S142)、プログラムを終了する(S144)。記録されたデータは視覚的に示すと図5に示す回折効率ηと再生用レーザ光照射時間の関係である。
尚、この実施形態ではレーザ光の照射時間をT(0)〜Υ(n)とふることで、データ記録領域の回折効率をふるようにしたが、最初から回折効率に多くのレベルがあるホログラム記録媒体を用意しておき、それぞれのデータ記録領域に再生用レーザ光を照射して時間Tiの間隔ごとにフォトセンサ30に形成される明のピクセルの明度平均L(n,m)を検出し、所定の明度に達する時間Tp(n)を計算するようにしてもよい。1度所定の明度に達する時間Tp(n)を検出し、記憶しておけば、フォトセンサ30を交換しない限り、この時間Tp(n)を使用できる。
そして、作業者は、評価したいホ口グラム記録媒体5をステージ36にセットし、入力装置202を操作して、元データを記録用信号生成回路102に出力させた後、コントローラ200に、図3に示すフローのプログラムをスタートさせれば、回折効率ごとのホログラム記録媒体5の評価を行うことができる。以下、図3のフローに従って説明する。
まず、回折効率ηs(0)〜ηs(k)を設定するよう表示装置204に表示されるので、作業者は評価において設定した回折効率ηs(0)〜ηs(k)を入力装置202から入力するか、コントローラ200に記憶されているデータから指定する(S202)。このとき、記憶している回折効率η(0)〜η(n)における最大の回折効率η(n)を超えて回折効率ηs(k)が設定されたときは(S204−NO)、設定をやり直す(S202)。設定が終わると、レーザ光強度制御回路104にコントローラ200が記憶しているレーザ光強度が設定され(S208)、再生用レーザ光の照射時間Tp(0)〜Tp(k)が設定される(S210)。レーザ光強度が図2のフローのプログラムでフォトセンサ30に形成される明のピクセルが所定の明度に達する時間Tp(n)を検出したときのレーザ光強度と等しければ、記憶している図5の関係より再生用レーザ光の照射時間を設定することができる。尚、レーザ光強度を、フォトセンサ30に形成される明のピクセルが所定の明度に達する時間Tp(n)を検出したときのレーザ光強度と等しくない値に設定した場合でも、フォトセンサ30に形成される明のピクセルが所定の明度に達するまでの照射エネルギーはレーザ光強度によらずほぼ同じと見なしてよいので、図5の関係を回折効率ηと再生用レーザ光の照射エネルギー(レーザ光強度×時間)の関係にすれば、設定した回折効率から再生用レーザ光の照射エネルギーが出せ、この値をレーザ光の強度で除算すれば再生用レーザ光の照射時間Tp(0)〜Tp(k)を出すことができる。
再生用レーザ光の照射時間が設定された後、レーザ光を照射して記録を開始し(S212)、所定時間Tjが経過するとシャッタ18を閉じて再生用レーザ光のみにし(S216、S218)、計算された再生用レーザ光の照射時間Tp(k)に渡ってレーザ光が照射されると、ピクセル明度データ生成回路118からデータを取り込んで明のピクセルの明度平均Lを計算し、再生データ生成回路106に再生データを再生データエラー率計算回路108に対して出力させる(S222〜S226)。計算した明度平均Lが所定明度に達していないと(S228−NO)、シャッタ18を開けて情報レーザ光の照射を再開する(S230)。これを繰り返し、明のピクセルの明度平均が先に所定の明度に達する時間Tp(n)を検出した際の所定レベルに達すると(S228−YES)、取り込んだピクセル領域の明度データからピクセル形状評価値P(k)を算出・表示し(S232)、再生データエラー率計算回路108からエラー率を取り込んで、これらの評価結果を表示する(S234)。ピクセル形状評価値P(k)は、明のピクセル領域を分割した各領域において中心部分の明度と周辺部分の明度の比として算出するもので、例えば明のピクセル領域を縦横3分割で9分割した領域に分割したとすると、中心部分にある1つの領域の明度を周辺部分にある8つの領域における明度の平均で除算した値である。
そして、次の再生用レーザ光の照射時間Tp(k)(次の回折効率ηs(k))が存在するときは(S236−YES)、kをインクリメントして(S238)、シャッタ18を開けて情報レーザ光の照射を再開し(S230)、上記と同じ処理を行う。これを再生用レーザ光の照射時間Tp(k)(設定した回折効率ηs(k))がなくなるまで実施し、すべて実施したときは(S236−NO)、レーザ光の照射を停止して(S240)、プログラムを停止する(S242)。
この図3のフローのプログラムの実行により、データ記録精度がよくなる回折効率を求めることができるので、その回折効率で多重記録を行い、どこまで多重記録を行えるかを求めることにより多重記録性能を評価することができる。図4は、評価対象のホ口グラム記録媒体において設定した回折効率での多重記録の限界回数を求めるためのプログラムのフローである。作業者は、評価したいホログラム記録媒体5をステージ36にセットし、入力装置202を操作して、元データを記録用信号生成回路102に出力させた後、コントローラ200に図4に示すフローのプログラムをスター卜させれば、多重記録限界を求めることができる。以下、図4のフローに従って説明する。
まず、多重記録の回折効率ηc(0)〜ηc(s)を設定するよう表示装置204に表示されるので、作業者は多重記録のそれぞれにおいて設定したい回折効率ηc(0)〜ηc(s)を入力装置202から入力するか、コントローラ200に記憶されているデータから指定する(S302)。設定が終わると、レーザ光強度制御回路104にコントローラ200が記憶している、レーザ光強度が設定され(S306)、再生用レーザ光の照射時間Tp(0)〜Tp(s)が設定される(S308)。この場合もレーザ光強度が図2のフローのプログラムでフォトセンサ30に形成される明のピクセルが所定の明度に達する時間Tp(n)を検出したときのレーザ光強度と等しければ、記憶している図5の関係より設定することができる。また、レーザ光強度を、フォトセンサ30に形成される明のピクセルが所定の明度に達する時間Tp(n)を検出したときのレーザ光強度と等しくない値に設定した場合でも、フォトセンサ30に形成される明のピクセルが所定の明度に達するまでの照射エネルギーはレーザ光強度によらずほぼ同じと見なしてよいので、図5の関係を回折効率ηと再生用レーザ光の照射エネルギー(レーザ光強度×時間)の関係にすれば、設定した回折効率から再生用レーザ光の照射エネルギーが出せ、この値をレーザ光の強度で除算すれば再生用レーザ光の照射時間Tp(0)〜Tp(s)を出すことができる。
再生用レーザ光の照射時間を設定した後、レーザ光の照射が開始されてデータの記録を開始し(S310)、時間Tjが経過するとシャッタ18を閉じて再生用レーザ光のみにし(S314、S316)、計算された再生用レーザ光の照射時間Tp(s)に渡ってレーザ光が照射されると、ピクセル明度データ生成回路118からデータを取り込んで明のピクセルの明度平均L(x)を計算し、再生データ生成回路106に再生データを再生データエラー率計算回路108に対して出力させる(S320〜S324)。計算した明度平均L(x)が所定明度に達していないと(S326−NO)、明度平均L(x)が増加しているか否かを見て(S328、S330)、もし明度平均L(x)が増加していない(すなわち、それ以上情報レーザ光を照射しても記録領域の回折効率は上昇しない)となった段階で(S330−YES)、レーザ光照射を停止して(S354)、多重記録限界回数sを表示し(S356)、プログラムを終了する(S358)。
明度平均L(x)が増加している場合には(S330−NO)、シャッタ18を開けて情報レーザ光の照射を再開する(S334)。これを繰り返し、明のピクセルの明度平均が先に所定の明度に達する時間Tp(n)を検出した際の所定レベルに達すると(S326−YES)、取り込んだピクセル領域の明度データからピクセル形状評価値P(m)を算出・表示し(S336)、再生データエラー率計算回路108からエラー率を取り込んで、これらの評価結果を表示する(S338)。
そして、次の再生用レーザ光の照射時間Tp(s)(次の回折効率ηc(s))が存在するときは(S340−YES)、sをインクリメントして(S344)、参照レーザ光の照射角度を変更して(S346)、シャッタ18を開けて情報レーザ光の照射を再開し(S348)、上記と同じ処理を行う。そして、それぞれの回折効率ηc(0)〜ηc(s)を設定した多重記録が最後まで行ってもまだ多重記録が可能なときは(S340−NO)、追加で多重記録ごとのそれぞれの回折効率を設定するよう表示装置204に表示されるので、作業者は追加の多重記録のそれぞれにおいて設定したい回折効率ηc(s+1)〜ηc(s+f)を入力装置202から入力するか、コントローラ200に記憶されているデータから指定する(S350)。設定が終わると上記と同様に、再生用レーザ光の照射時間Tp(s+1)〜Tp(s+f)を設定し(S352)、参照レーザ光の照射角度を変更して(S346)、上記の処理を繰り返す。
尚、多重記録ごとのそれぞれの回折効率ηc(0)〜ηc(s)は最初一律にし、それぞれの多重記録ごとのデータ記録精度が出た際(S336、S338)、データ記録精度の悪い多重記録がある場合は、データ記録精度の悪い多重記録においては、異なる回析効率を設定し、ホログラム記録媒体5のデータ記録位置を変えて再度同じ評価を行うようにしてもよい。
以上のように、本実施例のホログラム記録媒体評価装置1によれば、ホログラム記録媒体5からの回折光を受光するフォトセンサ30が出力する信号の強度が所定レベルに達する再生用レーザ光の照射時間(すなわち、フォトセンサ30の感度)を回折効率ごとに検出し、検出した結果から設定した回折効率における再生用レーザ光の照射時間を設定して、ホログラム記録媒体5へのデータの記録のためのレーザ光照射を所定時間行うごとに、設定した照射時間で再生用レーザ光をデータ記録領域に照射してフォトセンサ30が出力する信号の強度を検出し、信号の強度が所定レベルに達した段階でデータ記録領域における回折効率が設定した回折効率に達したと判定することから、設定した回折効率で記録を行うことができ、設定した回折効率でのデータ記録精度を評価することができる。
また、複数の回折効率を設定して回折効率ごとの再生用レーザ光の照射時間を設定し、再生用レーザ光の照射時間を設定された複数の回折効率のそれぞれに達したと判定するごとに変更し、変更の順は再生用レーザ光の照射時間の長い順とすることで、回折効率が低い値から高い値まで連続して設定した回折効率で記録を行うことができ、設定した回折効率でのデータ記録精度を連続で評価することができる。
更に、多重記録ごとに設定した回折効率で記録を行い、設定した回折効率に達するか否かを判定することにより多重記録を行える限界回数を計測するようにすることで、データの記録精度のよい回折効率を設定して多重記録を行い、多重記録を行える限界回数を計測できるので、ホログラム記録媒体5の多重記録性能をより現実に促したかたちで評価することができる。
以上のように、本発明によれば、回折効率を定めた上でホログラム記録媒体にデータの記録を行い、記録データを再生して得られた再生データの評価を行うことで回折効率ごとのデータの記録精度を評価することができ、また、データの記録精度のよい回折効率を定めた上でホログラム記録媒体にデータの多重記録を行い、定めた回折効率に達することができなくなるまでの多重記録回数を求めることができるので、ホログラム記録媒体の多重記録性能を現実に促したかたちで評価することができ、これによりホログラム記録媒体のデータ記録特性を正確に評価することが可能なホログラム記録媒体評価装置及びホログラム記録媒体評価方法を提供することができる。
本発明のホログラム記録媒体評価装置の一例を示す構成図である。 同ホログラム記録媒体評価装置が実行するフォトセンサに形成される明のピクセル部分の明度が所定レベルに達する時間を求めるためのプログラムのフローチャートである。 同ホログラム記録媒体評価装置が実行する回折効率を設定してデータ記録を行い、データの記録精度を評価するためのプログラムのフローチャートである。 同ホログラム記録媒体評価装置が実行する回折効率を設定して多重記録を行い、多重記録の限界回数を求めるためのプログラムのフローチャートである。 再生用レーザ光の照射時間と回折効率との関係を示すグラフである。
符号の説明
1・・・・・ホログラム記録媒体評価装置
5・・・・・ホログラム記録媒体
12・・・・レーザ光源
14・・・・コリメートレンズ
16・・・・ビームスプリッタ
18・・・・シャッタ
20・・・・ビームエキスパンダ
22・・・・レンズ
24・・・・空間光変調器(SLM)
26・・・・フーリエ変換レンズ
28・・・・逆フーリエ変換レンズ
30・・・・フォトセンサ
32・・・・ミラー
34・・・・ミラー
36・・・・ステージ
38・・・・モーター
40・・・・偏光ビームスプリッタ
42・・・・レンズ
44・・・・フォトセンサ
46・・・・フォトセンサ
100・・・レーザ駆動回路
102・・・記録用信号生成回路
104・・・レーザ光強度制御回路
106・・・再生データ生成回路
108・・・再生データエラー率計算回路
110・・・透過光量検出回路
118・・・ピクセル明度データ生成回路
120・・・回転制御回路
130・・・開閉制御回路
154・・・角度制御回路
156・・・位置制御回路
200・・・コントローラ
202・・・入力装置
204・・・表示装置

Claims (4)

  1. 記録データに相当する信号を含んだ情報レーザ光と該情報レーザ光とは異なった角度で参照レーザ光をホログラム記録媒体に照射して該ホログラム記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、該参照レーザ光と同じ光路で再生用レーザ光を該ホログラム記録媒体に照射し、該ホログラム記録媒体のデータ記録領域からの回折光をフォトセンサにて受光し、該フォトセンサが出力する再生信号から該ホログラム記録媒体に記録されたデータを再生するデータ再生手段と、該データ再生手段により再生された再生データ又は該再生データを生成する過程でのデータにより、該ホログラム記録媒体におけるデータの記録精度を評価する評価手段とを備えたホログラム記録媒体評価装置において、
    該ホログラム記録媒体のデータ記録領域に該再生用レーザ光を照射したときの該フォトセンサが信号を出力するまでの該再生用レーザ光の照射時間と該フォトセンサが出力する再生信号の強度との関係をデータ記録領域の回折効率ごとに検出すると共に、該フォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達する該再生用レーザ光の照射時間を回折効率ごとに検出するフォトセンサ特性検出手段と、
    該評価手段によりホログラム記録媒体を評価する際の該ホログラム記録媒体のデータ記録領域の回折効率を設定する回折効率設定手段と、
    該回折効率設定手段により設定された回折効率と、該フォトセンサ特性検出手段により検出した回折効率ごとの該フォトセンサが出力する再生信号の強度が該所定レベルに達する該再生用レーザ光の照射時間とにより該再生用レーザ光の照射時間を設定する再生用レーザ光照射時間設定手段と、
    該データ記録手段により該情報レーザ光と該参照レーザ光の照射を該ホログラム記録媒体に所定時間行うごとに、該データ再生手段によりデータ記録領域に記録されたデータの再生を、該再生用レーザ光照射時間設定手段にて設定された該再生用レーザ光の照射時間で行い、該フォトセンサが出力する再生信号の強度を検出して、該フォトセンサが出力する再生信号の強度が該所定レベルに達した段階で該データ記録領域における回折効率が該回折効率設定手段にて設定した回折効率に達したと判定する回折効率設定データ記録手段とを備えたことを特徴とするホログラム記録媒体評価装置。
  2. 前記回折効率設定手段が、複数の回折効率を設定できる手段であり、
    前記再生用レーザ光照射時間設定手段が、該複数の回折効率により複数の前記再生用レーザ光の照射時間の設定を行える手段であり、
    前記回折効率設定データ記録手段が、記録されたデータの再生の際の該再生用レーザ光の照射時間を、該設定された複数の回折効率のそれぞれに達したと判定するごとに変更し、該変更の順は該設定された複数の再生用レーザ光の照射時間の長い順であることを特徴とする請求項1記載のホログラム記録媒体評価装置。
  3. 前記データ記録手段が、
    前記参照レーザ光の照射角度を変化させて多重記録を行える手段であり、
    前記回折効率設定データ記録手段によるデータの記録を該多重記録ごとに行い、それぞれの多重記録において前記回折効率設定手段により設定した回折効率に達するか否かを判定することにより多重記録を行える限界回数を計測する多重記録限界計測手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のホログラム記録媒体評価装置。
  4. 記録データに相当する信号を含んだ情報レーザ光と該情報レーザ光とは異なった角度で参照レーザ光をホログラム記録媒体に照射して該ホログラム記録媒体にデータを記録し、該参照レーザ光と同じ光路で再生用レーザ光を該ホログラム記録媒体に照射し、該ホログラム記録媒体のデータ記録領域からの回折光をフォトセンサにて受光し、該フォトセンサが出力する再生信号から該ホログラム記録媒体に記録されたデータを再生し、再生された再生データ又は該再生データを生成する過程でのデータにより、該ホログラム記録媒体におけるデータの記録精度を評価するホログラム記録媒体評価方法において、
    該ホログラム記録媒体のデータ記録領域に該再生用レーザ光を照射したときの該フォトセンサが信号を出力するまでの該再生用レーザ光の照射時間と該フォトセンサが出力する再生信号の強度との関係をデータ記録領域の回折効率ごとに検出すると共に、該フォトセンサが出力する再生信号の強度が所定レベルに達する該再生用レーザ光の照射時間を回折効率ごとに検出し、
    該ホログラム記録媒体を評価する際の該ホログラム記録媒体のデータ記録領域の回折効率を設定し、
    設定された回折効率と、検出した回折効率ごとの該フォトセンサが出力する再生信号の強度が該所定レベルに達する該再生用レーザ光の照射時間とにより該再生用レーザ光の照射時間を設定し、
    該ホログラム記録媒体へのデータの記録のための該情報レーザ光と該参照レーザ光の照射を所定時間行うごとに、データ記録領域に記録されたデータの再生を、設定された該再生用レーザ光の照射時間で行い、該フォトセンサが出力する再生信号の強度を検出して、該フォトセンサが出力する再生信号の強度が該所定レベルに達した段階で該データ記録領域における回折効率が設定された回折効率に達したと判定することを特徴とするホログラム記録媒体評価方法。
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