JP2006343368A - 記録方法、再生方法、光ピックアップ装置、光情報記録装置及び光情報再生装置 - Google Patents

記録方法、再生方法、光ピックアップ装置、光情報記録装置及び光情報再生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録する。
【解決手段】DMD53により、コリメートレンズ52を介した光の光軸に直交する面内で該光軸を中心として互いに点対称となるように、光を2つの部分光に分割し、一方の部分光を参照光に変換し、他方の部分光を信号光に変換する。そして、集光レンズ60により、反射面に向かう参照光と反射面で反射した信号光とが干渉する記録層における干渉領域と、反射面で反射した参照光と反射面に向かう信号光とが干渉する記録層における干渉領域とが、互いに点対称となるように、参照光及び信号光を反射面に集光する。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録方法、再生方法、光ピックアップ装置、光情報記録装置及び光情報再生装置に係り、更に詳しくは、ホログラフィを利用して光情報記録媒体に情報を記録する記録方法、該記録方法で光情報記録媒体に記録された情報を再生する再生方法、前記記録方法の実施に用いられる光ピックアップ装置、前記記録方法の実施に好適な光情報記録装置及び前記再生方法の実施に好適な光情報再生装置に関する。
近年、光情報記録媒体に情報を記録する一つの手法として、ホログラフィを利用した、いわゆるホログラム記録が注目されている。このホログラム記録は、一般的に、光の明暗情報に変換された情報が含まれる信号光と、明部のみからなる参照光とを光情報記録媒体の内部で重ね合わせ、そのときにできる干渉パターンを光情報記録媒体に書き込むものである。そして、ホログラム記録された光情報記録媒体に参照光のみを照射すると、前記干渉パターンによる参照光の回折により、前記明暗情報が得られ、情報が再生される(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
ところで、特許文献1及び特許文献2に開示されている装置では、光学系内で発生する散乱光によりノイズが発生するという問題があった。そこで、特許文献3に開示されている装置では、光情報記録媒体の記録面に向かう参照光を直線偏光とし、光情報記録媒体の記録層と反射膜との間にλ/4板層を積層し、光情報記録媒体の反射面で反射した参照光の偏光方向及び光情報記録媒体の記録面に向かう参照光の偏光方向を、互いに90度異なるものとし、光学系内で発生する散乱光をカットしようとしている。しかしながら、この場合には、λ/4板層に入射する参照光の入射角が広い(大きい)ため、光情報記録媒体における誘電体多層膜の層数を増加させる必要があり、これによって、光情報記録媒体の製造工程が複雑になり、製造コストが増加するという不都合があった。
特許第3403068号公報 特開2004−361928号公報 特開2004−335044号公報
本発明は、かかる事情の下になされたもので、その第1の目的は、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することを可能とする記録方法及び光ピックアップ装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することができる光情報記録装置を提供することにある。
また、本発明の第3の目的は、本発明の記録方法で記録された光情報記録媒体から情報を精度良く再生することができる再生方法及び光情報再生装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する記録方法であって、前記反射面に向かう参照光と前記反射面で反射した信号光とが干渉する前記記録層における干渉領域と、前記反射面で反射した参照光と前記反射面に向かう信号光とが干渉する前記記録層における干渉領域とが、互いに点対称となるように、前記参照光及び信号光を前記反射面に集光する工程を含む記録方法である。
これによれば、反射面に向かう参照光と反射面で反射した信号光とが干渉する記録層における干渉領域と、反射面で反射した参照光と反射面に向かう信号光とが干渉する記録層における干渉領域とが、互いに点対称となるように、参照光及び信号光が反射面に集光される。この場合には、光情報記録媒体に特別な仕掛けを必要とすることなく、ノイズを抑制することができる。従って、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することが可能となる。
この場合において、請求項2に記載の記録方法の如く、前記集光する工程では、前記点対称の中心が、前記参照光と信号光とを1つの光と仮定したときの光軸と一致するように、前記参照光及び信号光を前記反射面に集光することとすることができる。
上記請求項1及び2に記載の各記録方法において、請求項3に記載の記録方法の如く、前記互いに点対称となる各干渉領域には、同一の情報がそれぞれ記録されることとすることができる。
上記請求項1〜3に記載の各記録方法において、請求項4に記載の記録方法の如く、前記集光する工程に先立って、1つの光源から出射され前記光情報記録媒体に向かう光を複数の部分光に分割し、該複数の部分光のうちの半分の部分光を前記参照光に変換し、残りの部分光を前記信号光に変換する工程を、更に含むこととすることができる。
この場合において、請求項5に記載の記録方法の如く、前記変換する工程では、前記光情報記録媒体に向かう光を2の奇数倍の個数の部分光に分割することとすることができる。
この場合において、請求項6に記載の記録方法の如く、前記変換する工程に先立って、暗号キーを取得する工程と;前記暗号キーに基づいて、前記光情報記録媒体に向かう光の分割数を決定する工程と;を更に含み、前記変換する工程では、前記決定内容に応じて、前記光情報記録媒体に向かう光を複数の部分光に分割することとすることができる。
上記請求項5に記載の記録方法において、請求項7に記載の記録方法の如く、前記変換する工程に先立って、暗号キーを取得する工程と;前記暗号キーに基づいて、前記複数の部分光のうちで、前記参照光に変換する部分光及び前記信号光に変換する部分光を決定する工程と;を更に含み、前記変換する工程では、前記決定内容に応じて、前記複数の部分光をそれぞれ前記参照光あるいは前記信号光に変換することとすることができる。
請求項8に記載の発明は、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報が記録層に記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する再生方法であって、前記記録層に前記参照光を照射する工程と;前記記録層における点対称の領域に同一の情報がそれぞれ記録されているときに、該点対称の各領域からの戻り光の光電変換信号をそれぞれ加算する工程と;を含む再生方法である。
これによれば、記録層に記録されている情報が含まれる信号において、S/N比を高くすることができるため、その結果として光情報記録媒体から情報を精度良く再生することが可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項6又は7に記載の記録方法で情報が記録層に記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する再生方法であって、前記光情報記録媒体に情報を記録する際に用いられた暗号キーを取得する工程と;前記記録層に前記参照光を照射する工程と;前記暗号キーに基づいて、同一の情報が記録されている前記記録層における点対称の領域を取得する工程と;前記点対称の各領域からの戻り光の光電変換信号をそれぞれ加算する工程と;を含む再生方法である。
請求項10に記載の発明は、記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録するのに用いられる光ピックアップ装置であって、光源と;前記光源から出射された光を略平行光とするコリメートレンズと;前記コリメートレンズを介した光の光軸に直交する面内で該光軸を中心として互いに点対称となるように、前記光を複数の部分光に分割し、該複数の部分光のうちの半分の部分光を前記参照光に変換し、残りの部分光を前記信号光に変換する変換光学素子と;前記変換光学素子からの前記参照光及び信号光を前記反射面に集光する集光レンズと;を備える光ピックアップ装置である。
これによれば、変換光学素子により、コリメートレンズを介した光の光軸に直交する面内で該光軸を中心として互いに点対称となるように、光が複数の部分光に分割され、互いに隣接する部分光のうちの一方の部分光が参照光に変換され、他方の部分光が信号光に変換される。そして、集光レンズにより、参照光及び信号光が反射面に集光される。この場合には、反射面に向かう参照光と反射面で反射した信号光とが干渉する記録層における干渉領域と、反射面で反射した参照光と反射面に向かう信号光とが干渉する記録層における干渉領域とが、互いに点対称となり、光情報記録媒体に特別な仕掛けを必要とすることなく、ノイズを抑制することができる。従って、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することが可能となる。
この場合において、請求項11に記載の光ピックアップ装置の如く、前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する分岐光学素子と;前記分岐光学素子で分岐された戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する光検出器と;を更に備えることとすることができる。
上記請求項10に記載の光ピックアップ装置において、請求項12に記載の光ピックアップ装置の如く、前記光情報記録媒体は、前記反射面にサーボ用のピットが形成されたディスク状の光情報記録媒体であり、前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する第1の分岐光学素子と;前記第1の分岐光学素子で分岐された戻り光を分岐する第2の分岐光学素子と;前記第2の分岐光学素子で分岐された一方の戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する第1の光検出器と;前記第2の分岐光学素子で分岐された他方の戻り光を受光し、サーボ情報が含まれる信号を出力する第2の光検出器と;を更に備えることとすることができる。
上記請求項10〜12に記載の各光ピックアップ装置において、請求項13に記載の光ピックアップ装置の如く、前記変換光学素子では、前記コリメートレンズを介した光を、2の奇数倍の個数の部分光に分割することとすることができる。
上記請求項10〜13に記載の各光ピックアップ装置において、請求項14に記載の光ピックアップ装置の如く、前記変換光学素子は、入射光の反射方向を駆動信号に応じて個別に変化させることができる複数のミラー素子が二次元的に配置されている多分割ミラーを有し、前記多分割ミラーは、少なくとも前記信号光に変換される部分光が入射する位置に配置されていることとすることができる。
この場合において、請求項15に記載の光ピックアップ装置の如く、前記多分割ミラーは、前記参照光に変換される部分光が入射する位置にも配置されていることとすることができる。
請求項16に記載の発明は、記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する光情報記録装置であって、請求項14又は15に記載の光ピックアップ装置と;前記光情報記録媒体に記録する情報に基づいて二次元の明暗データを作成するデータ作成回路と;前記二次元の明暗データに対応して、前記光ピックアップ装置の多分割ミラーにおける複数のミラー素子の駆動信号を生成する信号生成回路と;を備える光情報記録装置である。
これによれば、請求項14又は15に記載の光ピックアップ装置を備えているため、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することが可能となる。
請求項17に記載の発明は、記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する光情報記録装置であって、請求項15に記載の光ピックアップ装置と;前記光情報記録媒体に記録する情報に基づいて二次元の明暗データを作成するデータ作成回路と;前記情報に対する暗号キーを取得し、該暗号キーに応じて、前記光ピックアップ装置におけるコリメートレンズを介した光の分割数を決定する決定回路と;前記決定結果及び前記二次元の明暗データに対応して、前記光ピックアップ装置の多分割ミラーにおける複数のミラー素子の駆動信号を生成する信号生成回路と;を備える光情報記録装置である。
請求項18に記載の発明は、記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する光情報記録装置であって、請求項15に記載の光ピックアップ装置と;前記光情報記録媒体に記録する情報に基づいて二次元の明暗データを作成するデータ作成回路と;前記情報に対する暗号キーを取得し、該暗号キーに応じて、前記光ピックアップ装置における複数の部分光のうちで、前記参照光に変換する部分光及び前記信号光に変換する部分光を決定する決定回路と;前記決定結果及び前記二次元の明暗データに対応して、前記光ピックアップ装置の多分割ミラーにおける複数のミラー素子の駆動信号を生成する信号生成回路と;を備える光情報記録装置である。
請求項19に記載の発明は、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して記録層に情報が記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する光情報再生装置であって、光源と;前記光源から出射された光を略平行光とするコリメートレンズと;前記コリメートレンズを介した光の少なくとも一部の光を前記参照光に変換する変換光学素子と;前記参照光を前記反射面に集光する集光レンズと;前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する分岐光学素子と;前記分岐光学素子で分岐された戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する光検出器と;前記記録層における点対称の領域に同一の情報がそれぞれ記録されているときに、前記点対称の各領域からの戻り光に対応する前記光検出器の出力信号をそれぞれ加算し、該加算信号に基づいて前記記録層に記録されている情報を取得する再生信号処理回路と;を備える光情報再生装置である。
これによれば、記録層における点対称の領域に同一の情報がそれぞれ記録されているときに、再生信号処理回路により、点対称の各領域からの戻り光に対応する光検出器の出力信号がそれぞれ加算され、該加算信号に基づいて記録層に記録されている情報が取得される。従って、記録層に記録されている情報が含まれる信号において、S/N比を高くすることができるため、その結果として光情報記録媒体から情報を精度良く再生することが可能となる。
請求項20に記載の発明は、請求項6又は7に記載の記録方法で情報が記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する光情報再生装置であって、光源と;前記光源から出射された光を略平行光とするコリメートレンズと;前記コリメートレンズを介した光の少なくとも一部の光を前記参照光に変換する変換光学素子と;前記参照光を前記反射面に集光する集光レンズと;前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する分岐光学素子と;前記分岐光学素子で分岐された戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する光検出器と;前記光情報記録媒体に情報を記録する際に用いられた暗号キーを取得し、該暗号キーに基づいて、同一の情報が記録されている前記記録層における点対称の領域を求め、前記点対称の各領域からの戻り光に対応する前記光検出器の出力信号をそれぞれ加算し、該加算信号に基づいて前記記録層に記録されている情報を取得する再生信号処理回路と;を備える光情報再生装置である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図10に基づいて説明する。図1には、本発明の一実施形態に係る光情報記録装置及び光情報再生装置としての光ドライブ装置20の概略構成が示されている。
この図1に示される光ドライブ装置20は、光情報記録媒体15を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、該光ピックアップ装置23をスレッジ方向に駆動するためのシークモータ21、レーザ制御回路24、モータ制御回路26、信号処理回路28、フォーカスサーボ回路30、トラックサーボ回路31、多分割ミラー制御回路35、インターフェース38、フラッシュメモリ39、CPU40、RAM41、検出回路43及び復調回路45などを備えている。なお、図1における矢印は、代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
前記光情報記録媒体15は、ディスク状の光情報記録媒体であり、一例として図2に示されるように、光の入射側から順に、基板PL2、ホログラフィを利用して情報が記録される記録層HL、ギャップ層GL及び基板PL1を有している。また、ギャップ層GLと基板PL1との間には反射面RSが形成されている。従って、光情報記録媒体15に入射した光は、基板PL2、記録層HL及びギャップ層GLを介して反射面RSに到達し、反射面RSで反射される。なお、反射面RSには、アドレス情報を含むピット、及び半径方向における位置ずれを位相差法(DPD法)で検出するのに適したピット(以下、総称して「サーボピット」という)が形成されている。また、記録層HLの素材としては、フォトポリマー、及びフォトリフラクティブ材料などが用いられている。
前記光ピックアップ装置23は、光情報記録媒体15にレーザ光を照射するとともに、光情報記録媒体15からの戻り光を受光するための装置である。この光ピックアップ装置23は、一例として図3に示されるように、光源LD、コリメートレンズ52、2つのビームスプリッタ(54a、54b)、デジタルミラーデバイス(以下では「DMD」という)53、検出レンズ58、集光レンズ60、2つの受光器(59a、59b)、及び前記集光レンズ60を駆動する駆動系ACなどを備えている。
前記光源LDは、波長が約405nmのコヒーレント光を出射する半導体レーザを有している。なお、光源LDから出射される光の最大強度出射方向を+X方向とする。また、光源LDの駆動信号は、前記レーザ制御回路24から供給される。
前記コリメートレンズ52は、光源LDの+X側に配置され、光源LDから出射された光を略平行光とする。
前記ビームスプリッタ54aは、コリメートレンズ52の+X側に配置され、光情報記録媒体15からの戻り光を−Z方向に分岐する。
前記DMD53は、入射光の反射方向を駆動信号に応じて、駆動機構によって個別に変化させることができる複数のミラー素子が二次元的に配置されている多分割ミラーである。DMD53は、ビームスプリッタ54aの+X側であって、傾斜角が0度に設定されたミラー素子への光の入射角及び反射角がそれぞれ45度となるように配置されている。なお、駆動機構の駆動信号は、前記多分割ミラー制御回路35から供給される。
このDMD53は、一例として図4に示されるように、Y軸方向に延びる分割線53dによって、互いに等しい面積の2つの領域(53a、53b)に分割されている。ここでは、分割線53dの一側を領域53a、分割線53dの他側を領域53bとする。そして、DMD53は、光軸が分割線53dの中心位置53cで曲げられるように配置されている。すなわち、各領域は、分割線53dの中心位置53cを中心とする点対称の関係にある。
そして、DMD53は、光情報記録媒体15に情報が記録されるとき(記録モード)と、光情報記録媒体15から情報が再生されるとき(再生モード)とでは、異なる制御がなされる。
《記録モード》
DMD53は、記録時には、ビームスプリッタ54aを介した光を、2つの部分光に分割し、一方の部分光を信号光に変換し、他方の部分光を参照光に変換する。本実施形態では、一例として、領域53aを信号光に変換する領域、領域53bを参照光に変換する領域とする。そこで、領域53aでは、光情報記録媒体15に記録されるデータに対応して生成された明暗情報(イメージパターン)に対応して各ミラー素子の傾斜角が制御される。ここでは、一例として図5に示されるように、傾斜角0度のミラー素子が明部に対応し、傾斜角15度のミラー素子が暗部に対応するように設定されている。一方、領域53bでは、各ミラー素子の傾斜角が0度となるように制御される。
《再生モード》
DMD53は、再生時には、ビームスプリッタ54aを介した光を参照光に変換する。そこで、領域53a及び領域53bでは、一例として図6に示されるように、各ミラー素子の傾斜角が0度となるように制御される。
図3に戻り、前記集光レンズ60は、DMD53からの光を光情報記録媒体15の反射面RSに集光する。
前記駆動系ACは、集光レンズ60をその光軸方向であるフォーカス方向に微少駆動するフォーカシングアクチュエータ、及び集光レンズ60を光情報記録媒体15の半径方向であるトラッキング方向に微少駆動するトラッキングアクチュエータを有している。
前記ビームスプリッタ54bは、ビームスプリッタ54aの−Z側に配置され、ビームスプリッタ54aで−Z方向に分岐された戻り光を−X方向に分岐する。
前記検出レンズ58は、ビームスプリッタ54bの−X側に配置され、ビームスプリッタ54bで−X方向に分岐された戻り光を受光器59bの受光面に集光する。この受光器59bは、フォーカスエラー信号を非点収差法によって検出でき、かつトラックエラー信号をDPD法によって検出できるように配置された複数の受光素子(又は受光領域)を有している。
前記受光器59aは、ビームスプリッタ54bの−Z側に配置され、ビームスプリッタ54bを透過した戻り光を受光する。この受光器59aは、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサなどを有し、二次元の濃淡情報の検出(パターン検出)が可能である。
ここで、上記のように構成される光ピックアップ装置23の作用を説明する。
《記録時》
光源LDから出射された光は、コリメートレンズ52で略平行光となり、ビームスプリッタ54aに入射する。ビームスプリッタ54aを透過した光は、上記記録モードで制御されているDMD53に入射する。DMD53からの信号光及び参照光は、集光レンズ60を介して光情報記録媒体15の反射面RSに集光される。
これにより、光情報記録媒体15では、一例として図7に示されるように、反射面RSに向かう信号光と反射面RSで反射した参照光とが記録層HL内で干渉し、そこに干渉縞が発生する。また、一例として図8に示されるように、反射面RSで反射した信号光と反射面RSに向かう参照光とが記録層HL内で干渉し、そこに干渉縞が発生する。従って、記録層HL内には、光軸に対称な干渉縞が形成される。そして、その縞に沿って記録層HLの屈折率が変化する。すなわち、参照光と信号光とを1つの光と仮定したときの光軸を中心として点対称に同一の情報が記録層HLに記録される。
《再生時》
光源LDから出射された光は、コリメートレンズ52で略平行光となり、ビームスプリッタ54aに入射する。ビームスプリッタ54aを透過した光は、上記再生モードで制御されているDMD53に入射する。DMD53からの参照光は、集光レンズ60を介して光情報記録媒体15の反射面RSに集光される。
この参照光は記録層HLにおける屈折率の変化に応じて回折され、一例として図9に示されるように、前記明暗のパターン情報を含む再生信号光が戻り光として集光レンズ60及びDMD53を介してビームスプリッタ54aに入射する。ビームスプリッタ54aで−Z方向に分岐された戻り光はビームスプリッタ54bに入射する。ビームスプリッタ54bを透過した戻り光は受光器59aで受光される。一方、ビームスプリッタ54bで−X方向に分岐された戻り光は検出レンズ58を介して受光器59bで受光される。受光器59aからの信号(光電変換信号)、及び受光器59bからの信号(光電変換信号)は、いずれも検出回路43に出力される。
図1に戻り、前記RAM41は、作業用のメモリであり、光情報記録媒体15に記録するデータ(記録用データ)、及び光情報記録媒体15から再生したデータ(再生データ)などが一時的に格納される。
前記検出回路43は、受光器59bの出力信号に基づいて、フォーカスエラー信号、トラックエラー信号及びアドレス情報などを検出する。ここで検出されたフォーカスエラー信号は前記フォーカスサーボ回路30に出力され、トラックエラー信号は前記トラックサーボ回路31に出力され、アドレス情報は前記信号処理回路28などに出力される。なお、本実施形態では、一例として、検出回路43は、フォーカスエラー信号を非点収差法によって検出し、トラックエラー信号をDPD法によって検出する。
また、検出回路43は、受光器59aの出力信号に基づいて、再生信号を検出する。ここで検出された再生信号は、前記復調回路45に出力される。なお、本実施形態では、再生信号光が光軸を中心として点対称であることから、検出回路43では、光軸に対して一側の戻り光に対応する信号と他側の戻り光に対応する信号とを加算し、該加算信号から再生信号を検出する。これにより、S/N比を向上させることができる。
前記フォーカスサーボ回路30は、検出回路43からのフォーカスエラー信号に基づいて、集光レンズ60のフォーカスずれを補正するための前記フォーカシングアクチュエータの駆動信号を生成する。ここで生成された駆動信号は光ピックアップ装置23に出力される。これにより、フォーカス制御が行われる。なお、フォーカス制御は、CPU40によってオン/オフが可能である。
前記トラックサーボ回路31は、検出回路43からのトラックエラー信号に基づいて、集光レンズ60のトラックずれを補正するための前記トラッキングアクチュエータの駆動信号を生成する。ここで生成された駆動信号は光ピックアップ装置23に出力される。これにより、トラッキング制御が行われる。なお、トラッキング制御は、CPU40によってオン/オフが可能である。
前記復調回路45は、検出回路43からの再生信号を復調する。ここで復調された信号(復調信号)は、信号処理回路28に出力される。
前記信号処理回路28は、一例として図10に示されるように、デコーダ回路28a及びエンコーダ回路28bを有している。デコーダ回路28aは、復調回路45からの復調信号に基づいて、アドレス情報及び再生データを取得する。ここで取得されたアドレス情報はCPU40に出力され、再生データはRAM41に蓄積される。また、このデコーダ回路28aは、検出回路43からのアドレス情報をCPU40に出力する。
エンコーダ回路28bは、RAM41に蓄積されている記録用データを取り出して変調し、光情報記録媒体15への書き込みパターン(二次元の濃淡情報)を生成する。ここで生成された書き込みパターンは前記多分割ミラー制御回路35に出力される。
前記多分割ミラー制御回路35は、DMD53を構成する各ミラー素子の駆動機構を制御する駆動信号を生成する。記録時には、DMD53の領域53aを構成する各ミラー素子の傾斜角を上記書き込みパターンに応じて0度あるいは15度とする駆動信号、及びDMD53の領域53bを構成する各ミラー素子の傾斜角を0度とする駆動信号を生成する。また、再生時には、DMD53の領域53aを構成する各ミラー素子及び領域53bを構成する各ミラー素子の傾斜角をいずれも0度とする駆動信号を生成する。ここで生成された駆動信号は、光ピックアップ装置23に出力される。
前記モータ制御回路26は、CPU40の指示に基づいて、シークモータ21を駆動するための駆動信号、及びスピンドルモータ22を駆動するための駆動信号を生成する。各モータの駆動信号は、それぞれシークモータ21及びスピンドルモータ22に出力される。
前記レーザ制御回路24は、CPU40の指示に基づいて、光源LDの駆動信号を生成する。ここで生成された駆動信号は、光ピックアップ装置23に出力される。
前記インターフェース38は、上位装置(例えば、パソコン)90との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)、SCSI(Small Computer System Interface)及びUSB(Universal Serial Bus)などの標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された各種プログラム、及び前記半導体レーザの発光特性などが格納されている。
前記CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されているプログラムに従って上記各部の動作を制御する。
《記録処理》
次に、上位装置90から光情報記録媒体15に対する記録要求があったときの、光ドライブ装置20における処理について説明する。なお、上位装置90からの記録用データは、インターフェース38を介してRAM41に順次蓄積される。
CPU40は、所定の線速度(又は角速度)で光情報記録媒体15が回転するようにモータ制御回路26に指示する。
CPU40は、信号処理回路28を介してDMD53を再生モードに設定する。
CPU40は、レーザ制御回路24を介して光源LDからレーザ光を出射する。これにより、参照光が光情報記録媒体15に照射され、戻り光から検出されたアドレス情報を含む信号が光ピックアップ装置23から出力される。
CPU40は、信号処理回路28を介して現在のアドレスを取得する。
CPU40は、現在のアドレスと目標のアドレスとの差から、シークが必要であるか否かを判断し、必要であれば、モータ制御回路26に目標のアドレスへのシークを指示する。
CPU40は、シークが終了すると、信号処理回路28を介してDMD53を記録モードに設定する。これにより、前述したように、DMD53により、コリメートレンズ52及びビームスプリッタ54aを介した光の光軸に直交する面内で該光軸を中心として互いに点対称となるように、光が2つの部分光に分割される。
CPU40は、信号処理回路28に記録を許可する。これにより、前述したように、DMD53により、分割された光の一方の部分光が参照光に変換され、他方の部分光が信号光に変換される。そして、集光レンズ60により、反射面に向かう参照光と反射面で反射した信号光とが干渉する記録層における干渉領域と、反射面で反射した参照光と反射面に向かう信号光とが干渉する記録層における干渉領域とが、互いに点対称となるように、参照光及び信号光が反射面に集光される。すなわち、前述したようにして、光情報記録媒体15の記録層HLに記録用データに対応した干渉縞が形成され、該干渉縞に応じて記録層HLの屈折率が変化する。
CPU40は、上位装置90からの記録用データの記録が完了すると、上位装置90に記録完了を通知し、記録処理を終了する。
《再生処理》
次に、上位装置90から光情報記録媒体15に対する再生要求があったときの、光ドライブ装置20における処理について説明する。
CPU40は、所定の線速度(又は角速度)で光情報記録媒体15が回転するようにモータ制御回路26に指示する。
CPU40は、信号処理回路28を介してDMD53を再生モードに設定する。
CPU40は、レーザ制御回路24を介して光源LDからレーザ光を出射する。これにより、参照光が光情報記録媒体15に照射され、戻り光から検出されたアドレス情報を含む信号が光ピックアップ装置23から出力される。
CPU40は、信号処理回路28を介して現在のアドレスを取得する。
CPU40は、現在のアドレスと目標のアドレスとの差から、シークが必要であるか否かを判断し、必要であれば、モータ制御回路26に目標のアドレスへのシークを指示する。
CPU40は、シークが終了すると、信号処理回路28に再生を許可する。これにより、前述したように検出回路43により、光軸に対して一側の戻り光に対応する信号と他側の戻り光に対応する信号とが加算され、該加算信号から再生信号が検出される。そして、前記復調回路45及び前記信号処理回路28によって再生データが取得される。すなわち、前述したようにして、再生データがRAM41に格納され、順次インターフェース38を介して上位装置90に出力される。
CPU40は、上位装置90から要求されたデータの再生が完了すると、再生処理を終了する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23では、DMD53によって変換光学素子が構成されている。
また、本実施形態に係る光ドライブ装置20では、信号処理回路28によってデータ作成回路が構成され、多分割ミラー制御回路35によって信号生成回路が構成されている。また、検出回路43と復調回路45と信号処理回路28とによって再生信号処理回路が構成されている。
また、本実施形態では、上記記録処理において、本発明に係る記録方法が実施されている。
また、本実施形態では、上記再生処理において、本発明に係る再生方法が実施されている。
以上説明したように、本実施形態に係る光ピックアップ装置23によると、DMD53により、コリメートレンズ52及びビームスプリッタ54aを介した光の光軸に直交する面内で該光軸を中心として互いに点対称となるように、光が2つの部分光に分割され、一方の部分光が参照光に変換され、他方の部分光が信号光に変換される。そして、集光レンズ60により、反射面に向かう参照光と反射面で反射した信号光とが干渉する記録層における干渉領域と、反射面で反射した参照光と反射面に向かう信号光とが干渉する記録層における干渉領域とが、互いに点対称となるように、参照光及び信号光が反射面に集光される。これにより、光情報記録媒体15に特別な仕掛けを必要とすることなく、ノイズを抑制することができる。従って、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することが可能となる。
また、本実施形態に係る光ドライブ装置20によると、光ピックアップ装置23が搭載されているため、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録することが可能となる。
また、本実施形態に係る光ドライブ装置20によると、信号処理回路28により、点対称の各領域からの戻り光に対応する受光器59aの出力信号がそれぞれ加算され、該加算信号に基づいて記録層に記録されている情報が取得される。従って、記録層に記録されている情報が含まれる信号において、S/N比を高くすることができるため、その結果として光情報記録媒体から情報を精度良く再生することが可能となる。
なお、上記実施形態では、前記検出回路43は、フォーカスエラー信号を非点収差法によって検出する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、前記検出回路43は、トラックエラー信号をDPD法によって検出する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、ビームスプリッタ54aを介した光を、2つの部分光に分割する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図11(A)に示されるように、6分割しても良い。また、図11(B)に示されるように、10分割しても良い。要するに、2の奇数倍に分割されれば良い。
また、上記実施形態では、光情報記録媒体15がディスク状の場合について説明したが、これに限定されるものではない。そして、サーボ制御が必要ない場合には、一例として図12に示されるように、前記ビームスプリッタ54b、前記検出レンズ58、及び前記受光器59bは、不要である。この場合には、前記スピンドルモータ22も不要となる。
また、上記実施形態では、光情報記録媒体15から情報を再生するときに、前記DMD53の領域53a及び領域53bにおける各ミラー素子の傾斜角をいずれも0度とする場合について説明したが、一例として図13に示されるように、領域53aにおける各ミラー素子の傾斜角を15度とし、領域53bにおける各ミラー素子の傾斜角を0度としても良い。この場合には、領域53bに入射した光のみが参照光に変換される。そして、一例として図14に示されるように、戻り光では、光軸に対して一側のみに明暗のパターン情報が含まれることとなる。
《記録情報の暗号化》
また、上記実施形態において、光情報記録媒体15に情報を記録するときに情報を暗号化して記録しても良い。例えば、ユーザが入力した暗号キーに応じて、前記DMD53の分割数及び各領域の配置の少なくとも一方を変更することにより、情報の暗号化が可能である。例えば図15に示されるように、暗号キーが「a」のときには、光の分割数を2とし、暗号キーが「b」のときには、光の分割数を6とし、暗号キーが「c」のときには、光の分割数を10としても良い。このようにして記録された情報を再生する場合には、その情報が記録されたときに使用された暗号キーを取得し、該暗号キーに応じて信号処理を行うことにより、正常に再生することができるが、暗号キーがなければ、あるいは暗号キーが正しくなければ、正常に再生することは困難となる。
また、例えば図16に示されるように、暗号キーが「A」のときには、各領域の配置を基準配置とし、暗号キーが「B」のときには、各領域の配置を基準配置から30度回転した配置とし、暗号キーが「C」のときには、各領域の配置を基準配置から60度回転した配置としても良い。このようにして記録された情報を再生する場合には、その情報が記録されたときに使用された暗号キーを取得し、該暗号キーに応じて信号処理を行うことにより、正常に再生することができるが、暗号キーがなければ、あるいは暗号キーが正しくなければ、正常に再生することは困難となる。
すなわち、正しい暗号キーを保有する者のみが、光情報記録媒体15から情報を正しく再生することができる。
さらに、暗号キーとアドレスとを組み合わせて、前記DMD53の分割数及び各領域の配置の少なくとも一方を決定しても良い。
また、暗号キーに応じて、前記DMD53の分割数及び各領域の配置の少なくとも一方を連続して変更しても良い。例えば、記録毎に、2分割→6分割→10分割→2分割→6分割→10分割→・・・・としても良い。
なお、正規のユーザのみが、暗号キーを情報通信手段(インターネットなど)を介してダウンロードできるようにしても良い。
そして、上記暗号キーに応じた処理は、記録の際には前記エンコーダ回路28bで行われ、再生の際には前記検出回路43で行われることとなる。
以上説明したように、本発明の記録方法及び光ピックアップ装置によれば、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録するのに適している。本発明の光情報記録装置によれば、安価なホログラム記録用の光情報記録媒体に精度良く情報を記録するのに適している。また、本発明の再生方法及び光情報再生装置によれば、本発明の記録方法で記録された光情報記録媒体から情報を精度良く再生するのに適している。
本発明の一実施形態に係る光情報記録装置及び光情報再生装置としての光ドライブ装置の構成を示すブロック図である。 図1における光情報記録媒体の構造を説明するための図である。 図1における光ピックアップ装置を説明するための図である。 図3におけるDMDを説明するための図である。 記録時のDMDを説明するための図である。 再生時のDMDを説明するための図である。 記録時の信号光と参照光の干渉を説明するための図(その1)である。 記録時の信号光と参照光の干渉を説明するための図(その2)である。 再生信号光を説明するための図である。 図1における信号処理回路を説明するための図である。 図11(A)及び図11(B)は、それぞれDMDによる光の分割の変形例を説明するための図である。 図1における光ピックアップ装置の変形例を説明するための図である。 再生時のDMDの変形例を説明するための図である。 図13のときの再生信号光を説明するための図である。 暗号化を説明するための図(その1)である。 暗号化を説明するための図(その2)である。
符号の説明
15…光情報記録媒体、20…光ドライブ装置(光情報記録装置、光情報再生装置)、23…光ピックアップ装置、28…信号処理回路(データ作成回路、再生信号処理回路の一部、決定回路)、35…多分割ミラー制御回路(信号生成回路)、43…検出回路(再生信号処理回路の一部)、45…復調回路(再生信号処理回路の一部)、52…コリメートレンズ、53…DMD(変換光学素子)、54a…ビームスプリッタ(分岐光学素子、第1の分岐光学素子)、54b…ビームスプリッタ(第2の分岐光学素子)、59a…受光器(光検出器、第1の光検出器)、59b…受光器(第2の光検出器)、LD…光源。

Claims (20)

  1. 記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する記録方法であって、
    前記反射面に向かう参照光と前記反射面で反射した信号光とが干渉する前記記録層における干渉領域と、前記反射面で反射した参照光と前記反射面に向かう信号光とが干渉する前記記録層における干渉領域とが、互いに点対称となるように、前記参照光及び信号光を前記反射面に集光する工程を含む記録方法。
  2. 前記集光する工程では、前記点対称の中心が、前記参照光と信号光とを1つの光と仮定したときの光軸と一致するように、前記参照光及び信号光を前記反射面に集光することを特徴とする請求項1に記載の記録方法。
  3. 前記互いに点対称となる各干渉領域には、同一の情報がそれぞれ記録されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録方法。
  4. 前記集光する工程に先立って、1つの光源から出射され前記光情報記録媒体に向かう光を複数の部分光に分割し、該複数の部分光のうちの半分の部分光を前記参照光に変換し、残りの部分光を前記信号光に変換する工程を、更に含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の記録方法。
  5. 前記変換する工程では、前記光情報記録媒体に向かう光を2の奇数倍の個数の部分光に分割することを特徴とする請求項4に記載の記録方法。
  6. 前記変換する工程に先立って、暗号キーを取得する工程と;
    前記暗号キーに基づいて、前記光情報記録媒体に向かう光の分割数を決定する工程と;を更に含み、
    前記変換する工程では、前記決定内容に応じて、前記光情報記録媒体に向かう光を複数の部分光に分割することを特徴とする請求項5に記載の記録方法。
  7. 前記変換する工程に先立って、暗号キーを取得する工程と;
    前記暗号キーに基づいて、前記複数の部分光のうちで、前記参照光に変換する部分光及び前記信号光に変換する部分光を決定する工程と;を更に含み、
    前記変換する工程では、前記決定内容に応じて、前記複数の部分光をそれぞれ前記参照光あるいは前記信号光に変換することを特徴とする請求項5に記載の記録方法。
  8. 参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報が記録層に記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する再生方法であって、
    前記記録層に前記参照光を照射する工程と;
    前記記録層における点対称の領域に同一の情報がそれぞれ記録されているときに、該点対称の各領域からの戻り光の光電変換信号をそれぞれ加算する工程と;を含む再生方法。
  9. 請求項6又は7に記載の記録方法で情報が記録層に記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する再生方法であって、
    前記光情報記録媒体に情報を記録する際に用いられた暗号キーを取得する工程と;
    前記記録層に前記参照光を照射する工程と;
    前記暗号キーに基づいて、同一の情報が記録されている前記記録層における点対称の領域を取得する工程と;
    前記点対称の各領域からの戻り光の光電変換信号をそれぞれ加算する工程と;を含む再生方法。
  10. 記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録するのに用いられる光ピックアップ装置であって、
    光源と;
    前記光源から出射された光を略平行光とするコリメートレンズと;
    前記コリメートレンズを介した光の光軸に直交する面内で該光軸を中心として互いに点対称となるように、前記光を複数の部分光に分割し、該複数の部分光のうちの半分の部分光を前記参照光に変換し、残りの部分光を前記信号光に変換する変換光学素子と;
    前記変換光学素子からの前記参照光及び信号光を前記反射面に集光する集光レンズと;を備える光ピックアップ装置。
  11. 前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する分岐光学素子と;
    前記分岐光学素子で分岐された戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する光検出器と;を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップ装置。
  12. 前記光情報記録媒体は、前記反射面にサーボ用のピットが形成されたディスク状の光情報記録媒体であり、
    前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する第1の分岐光学素子と;
    前記第1の分岐光学素子で分岐された戻り光を分岐する第2の分岐光学素子と;
    前記第2の分岐光学素子で分岐された一方の戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する第1の光検出器と;
    前記第2の分岐光学素子で分岐された他方の戻り光を受光し、サーボ情報が含まれる信号を出力する第2の光検出器と;を更に備えることを特徴とする請求項10に記載の光ピックアップ装置。
  13. 前記変換光学素子では、前記コリメートレンズを介した光を、2の奇数倍の個数の部分光に分割することを特徴とする請求項10〜12のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  14. 前記変換光学素子は、入射光の反射方向を駆動信号に応じて個別に変化させることができる複数のミラー素子が二次元的に配置されている多分割ミラーを有し、
    前記多分割ミラーは、少なくとも前記信号光に変換される部分光が入射する位置に配置されていることを特徴とする請求項10〜13のいずれか一項に記載の光ピックアップ装置。
  15. 前記多分割ミラーは、前記参照光に変換される部分光が入射する位置にも配置されていることを特徴とする請求項14に記載の光ピックアップ装置。
  16. 記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する光情報記録装置であって、
    請求項14又は15に記載の光ピックアップ装置と;
    前記光情報記録媒体に記録する情報に基づいて二次元の明暗データを作成するデータ作成回路と;
    前記二次元の明暗データに対応して、前記光ピックアップ装置の多分割ミラーにおける複数のミラー素子の駆動信号を生成する信号生成回路と;を備える光情報記録装置。
  17. 記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する光情報記録装置であって、
    請求項15に記載の光ピックアップ装置と;
    前記光情報記録媒体に記録する情報に基づいて二次元の明暗データを作成するデータ作成回路と;
    前記情報に対する暗号キーを取得し、該暗号キーに応じて、前記光ピックアップ装置におけるコリメートレンズを介した光の分割数を決定する決定回路と;
    前記決定結果及び前記二次元の明暗データに対応して、前記光ピックアップ装置の多分割ミラーにおける複数のミラー素子の駆動信号を生成する信号生成回路と;を備える光情報記録装置。
  18. 記録層と該記録層を介した光を反射する反射面とを有する光情報記録媒体に対して、参照光と信号光とによるホログラフィを利用して情報を記録する光情報記録装置であって、
    請求項15に記載の光ピックアップ装置と;
    前記光情報記録媒体に記録する情報に基づいて二次元の明暗データを作成するデータ作成回路と;
    前記情報に対する暗号キーを取得し、該暗号キーに応じて、前記光ピックアップ装置における複数の部分光のうちで、前記参照光に変換する部分光及び前記信号光に変換する部分光を決定する決定回路と;
    前記決定結果及び前記二次元の明暗データに対応して、前記光ピックアップ装置の多分割ミラーにおける複数のミラー素子の駆動信号を生成する信号生成回路と;を備える光情報記録装置。
  19. 参照光と信号光とによるホログラフィを利用して記録層に情報が記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する光情報再生装置であって、
    光源と;
    前記光源から出射された光を略平行光とするコリメートレンズと;
    前記コリメートレンズを介した光の少なくとも一部の光を前記参照光に変換する変換光学素子と;
    前記参照光を前記反射面に集光する集光レンズと;
    前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する分岐光学素子と;
    前記分岐光学素子で分岐された戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する光検出器と;
    前記記録層における点対称の領域に同一の情報がそれぞれ記録されているときに、前記点対称の各領域からの戻り光に対応する前記光検出器の出力信号をそれぞれ加算し、該加算信号に基づいて前記記録層に記録されている情報を取得する再生信号処理回路と;を備える光情報再生装置。
  20. 請求項6又は7に記載の記録方法で情報が記録されている光情報記録媒体から、情報を再生する光情報再生装置であって、
    光源と;
    前記光源から出射された光を略平行光とするコリメートレンズと;
    前記コリメートレンズを介した光の少なくとも一部の光を前記参照光に変換する変換光学素子と;
    前記参照光を前記反射面に集光する集光レンズと;
    前記光源と前記集光レンズとの間の光路上に配置され、前記光情報記録媒体からの戻り光を分岐する分岐光学素子と;
    前記分岐光学素子で分岐された戻り光を受光し、前記記録層に記録されている情報が含まれる信号を出力する光検出器と;
    前記光情報記録媒体に情報を記録する際に用いられた暗号キーを取得し、該暗号キーに基づいて、同一の情報が記録されている前記記録層における点対称の領域を求め、前記点対称の各領域からの戻り光に対応する前記光検出器の出力信号をそれぞれ加算し、該加算信号に基づいて前記記録層に記録されている情報を取得する再生信号処理回路と;を備える光情報再生装置。
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