JP2008175150A - 空気流量測定装置 - Google Patents

空気流量測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008175150A
JP2008175150A JP2007009694A JP2007009694A JP2008175150A JP 2008175150 A JP2008175150 A JP 2008175150A JP 2007009694 A JP2007009694 A JP 2007009694A JP 2007009694 A JP2007009694 A JP 2007009694A JP 2008175150 A JP2008175150 A JP 2008175150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
air flow
internal combustion
intake
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007009694A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Miki
崇裕 三木
Kiyotomo Ide
聖智 井手
Takashi Kadohiro
崇 角廣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2007009694A priority Critical patent/JP2008175150A/ja
Publication of JP2008175150A publication Critical patent/JP2008175150A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【課題】現状の過給器上流の設置位置では、前記空気流量測定装置からEGR戻し位置までの間に、過給器,インタークーラー、及びダクト等が設置され、従って、EGRガス流量が変化した場合でも、空気流量測定装置部での空気流量の変化が物理的に遅れる問題を有しており、これによりNOx低減制御に課題を持っている。
【解決手段】過給器を有する内燃機関において、過給器下流に空気流量測定装置を設置することで、EGRガスの戻し部に限りなく近い位置への搭載を可能とし、これにより、EGRガスの流量変化を逐次精度よく計測することが可能となるため、特に過渡時での排気ガス、主にNOxの低減に効果を発揮する。
【選択図】図4

Description

本発明は空気流量計測のために発熱抵抗体を用いた、発熱抵抗体式空気流量測定装置を備えた内燃機関の制御装置に関する発明であり、特に発熱抵抗体式空気流量計を過給器付き内燃機関の過給器下流に設置することを特徴としている。現在特に有効となる技術としては、欧州規制,日本の排気規制,北米排気規制に代表されるディーゼルエンジンに対して有効であり、将来ディーゼルエンジンのNOx及びススの排出低減に大きく貢献する発明である。
流量測定技術としては一般的には発熱抵抗体式空気流量測定装置が知られている。これは発熱抵抗体の奪われる熱量が流入流量に対し単調に増加する関係が有ることを利用したものであり、質量空気流量を直接測定出来るため自動車用内燃機関の空気流量計測のための流量計として広く使われている。
本発明に最も近い公知の技術として特許文献1がある。この公知技術はエンジン停止後に発熱抵抗体を約1000℃に加熱して発熱抵抗体に付着した塵成分等を焼き切ってしまうものである。
また現在の内燃機関用の空気流量測定装置は、たとえ内燃機関に過給器が設置されていても過給器上流に設置されており、これは特に耐汚損性,耐圧性などが影響している。
特開昭63−41644号公報
現在、内燃機関を取り巻く排気環境規制は年々厳しくなってきており、それに伴って内燃機関の小型化及び過給器の設置、EGRガスの燃焼利用によるNOx低減手法などが一般的となってきている。
特にディーゼルエンジンでは、NOx低減を促進するためEGRガスを吸気系に循環させ、必要な領域において燃焼温度を低下させる制御を行っているが、この場合のEGRガス検出用のセンサに空気流量測定装置が用いられている。
この場合、EGRガス流量が変化した場合の応答性に追従できる構成が必要となる。これに対して、現状の過給器上流の設置位置では、前記空気流量測定装置からEGR戻し位置までの間に、過給器,インタークーラー、及びダクト等が設置され、従って、EGRガス流量が変化した場合でも、空気流量測定装置部での空気流量の変化が物理的に遅れる問題を有しており、これによりNOx低減制御に課題を持っている。
上記のような課題を解決するために本発明では、以下のような方策により対応する事とした。
本発明によれば、過給器を有する内燃機関において、過給器下流に空気流量測定装置を設置することで、EGRガスの戻し部に限りなく近い位置への搭載を可能とし、これにより、EGRガスの流量変化を逐次精度よく計測することが可能となるため、特に過渡時での排気ガス、主にNOxの低減に効果を発揮する。
本発明によれば、過給器付き内燃機関、特にディーゼルエンジンにおいて、高精度な
EGRガス制御を行うことを可能とし、これにより排気ガス中に含まれるNOxを大幅低減できる。
本発明の実施例を以下の図面に従い詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を示す空気流量測定装置である。
空気流量測定装置内に構成される副通路6には、空気流量を測定する発熱抵抗体1及び吸入空気温度を測定する感温抵抗体2が設置され、前記発熱抵抗体1は前記感温抵抗体2の検出温度を基準として温度差プラスアルファで制御されている。
前記発熱抵抗体1の出力信号は、基板回路部3にて処理され、コネクタ4を介してエンジン制御用のコントローラへその出力を出力する。
吸入空気温度測定素子5は感温抵抗体2と別に設置され、吸入空気温度を計測する。温度測定信号は、前記空気流量測定装置同様にコネクタ4を介してエンジン制御用コントローラへ出力される。
図2に現在の過給器付き内燃機関のシステム構成の代表例を示す。
空気は吸気側より吸入され、空気流量測定装置11を通過後、ターボコンプレッサー
12に吸入される。その後、ターボ加圧で上昇した空気温度を低下させるためにインタークーラー13を経由し、ダクト14,スロットルバルブ15を介して、インテークマニホールド16,エンジン17へと供給される。
EGRガスは排気マニホールド18に設置されたEGRガス配管19から排出され、
EGRバルブ20,EGRクーラー21を通過して、インテークマニホールド16に設置されるEGRガス戻し部22に供給される。
前記スロットルバルブ15はEGRガスの循環を促進するためにEGRガス戻し部22の上流に設置され、バルブの開閉による負圧変化によってEGRを調整する役割を担っている。同様にEGRバルブ20もEGR流量調整用に設定されており、EGRクーラーはEGRガス温度を低下させるために搭載される。
図2に示すように現在の構成では、空気流量測定装置11とEGRガス戻し部22の距離が非常に長いため、EGR戻し部で変化するEGRガス流量の増減に対して、前記空気流量測定装置11部では物理的な遅れが生じることから、正確な過渡状態を測定することができない。
空気流量測定装置の構成に対する特徴は、前記発熱抵抗体1の発熱温度をオイルの蒸発温度である250℃以上に設置すること、及び副通路6の構成では慣性効果を有する構造、或いは上流側から見た場合に前記発熱抵抗体1が見えない位置に設置することを特徴としている。この最も大きな理由として、ターボコンプレッサー12下流では、ターボから発生するオイル分、ターボ上流に設置されることが多いブローバイガスなどのより、汚損環境が激しいことが理由であり、汚損影響を受けやすい前記空気流量測定装置11の耐汚損対策が最も重要な課題となっている。
このような環境下で、前記発熱抵抗体1の過熱温度をオイル蒸発温度以上と設定することで、仮にオイルが前記発熱抵抗体1に付着した場合でも、加熱による浄化が可能であり、汚損対策が可能となる。前記発熱抵抗体がオイル焼損温度以上とする場合、少なくともターボコンプレッサーの運転状況下では前記発熱抵抗体の温度は250℃以上である必要がある。アイドル時や低負荷時はターボ過給せず、またブローバイもエンジン負荷が小さいことから逆流は発生しないため、ブローバイ内に含まれるオイル分が吸入される可能性も極めて低いため、この領域では発熱抵抗体の発熱温度が250℃以下でも汚損影響は小さいと思われる。
また同様に、オイル以外の粒子,カーボン,ダストなどの汚損物からも検出阻止を守る必要があり、これに対して図3に示す慣性分離を有する副通路6が必要となる。オイルが検出阻止、或いはその周辺に付着すると、カーボンやダスト汚損物の堆積を加速させることから、オイル環境下では例え発熱抵抗体の温度を上昇させる場合でも、検出阻止を防御する構成が必要となる。
図3の慣性分離のケースでは、副通路6の構成をサイクロン(渦巻き)状とすることで、質量を持った粒子を慣性効果でサイクロン通路の外側に分離し、その分離境界の内側に検出阻止を設置することを特徴としている。
図4に本発明の代表例を示す。
空気流量測定装置41はインタークーラー下流42,ダクト43の下流及びスロットルバルブ44の上流に設置されている。前記空気流量測定装置41は現在の構成図2に比べてEGRガス戻し部45に近接して設置されており、これによりEGRガスの過渡応答に対する物理的な遅れを解消することを可能とする。
図5に現在の搭載時の物理的な応答遅れ測定結果を示す。空気流量測定装置の出力特性51はEGRガスの過渡特性52に対して大きく遅れていることが分かる。同様に減速時でも空気流量測定装置の出力53はEGRガス応答54に対して大きな遅れを生じている。この遅れは、EGR流量制御の精度を悪化させる要因となることから、本応答遅れはできるだけ小さくすることがシステムとして要求される。
本応答性を改善した場合、どれだけのNOx低減効果があるか計算したものが図6,図7である。図6は欧州走行モードにおける高速応答の効果、図7に北米走行モードにおける効果を示している。図6,図7に示すように、EGRガスの過渡応答を精度よく測定することで、NOxの大幅な削減が見込まれることが分かる。
尚、本空気流量測定装置及びシステム構成では、前記空気流量測定装置41を前記スロットルバルブ44の下流に設置したり、或いは前記EGRガス戻し部45の下流に設置することも可能である。EGRガスと混合した後に空気流量測定装置を設置することの効果は、新規流量+EGRガス流量の全流量を測定することにより、より正確な質量流量を測定できることである。
本発明の空気流量測定装置の断面図。 現在の内燃機関システム。 本発明の空気流量測定装置の断面図。 本発明の内燃機関システム。 本発明の効果を説明する図。 本発明の効果を説明する図。 本発明の効果を説明する図。
符号の説明
1 発熱抵抗体
2 感温抵抗体
3 基板回路部
4 コネクタ
5 吸入空気温度測定素子
6 副通路
11 空気流量測定装置
12 ターボコンプレッサー
13 インタークーラー
14,43 ダクト
15 スロットルバルブ
16 インテークマニホールド
17 エンジン
18 排気マニホールド
19 EGRガス配管
20 EGRバルブ
21 EGRクーラー
22,45 EGRガス戻し部
31 汚損粒子
41 空気流量測定装置
42 インタークーラー下流
44 スロットルバルブ
51 空気流量測定装置出力特性
52 EGRガス過渡特性
53 空気流量測定装置出力
54 EGRガス応答

Claims (5)

  1. 排気ガスを吸気系に還流させる還流通路と吸入空気を過給する過給機とを備えた内燃機関に取り付けられる吸気システムにおいて、
    前記還流通路の開口部と前記過給機との間の吸気通路に、副通路中に設置された流量測定素子と前記流量測定素子よりも上流側の前記副通路に設けられた曲がり部とを備えガスの流量を測定する流量測定手段を設けたことを特徴とする内燃機関に取り付けられる吸気システム。
  2. 請求項1において、
    前記内燃機関は前記吸入空気を冷却するためのインタークーラーを備え、
    前記還流通路の開口部と前記インタークーラーとの間の吸気通路に、前記流量測定手段を設けたことを特徴とする内燃機関に取り付けられる吸気システム。
  3. 請求項2において、
    前記吸気通路中に、前記還流通路の開口部からの還流ガスと吸入空気とが合流する合流部と、前記合流部に入る前記吸入空気の量を絞る絞り手段とを備え、
    前記絞り手段と前記インタークーラーとの間の吸気通路に、前記流量測定手段を設けたことを特徴とする内燃機関に取り付けられる吸気システム。
  4. 加熱電流を印加して吸入空気への放熱を基に内燃機関の吸入空気流量を測定する空気流量測定装置の構成を、前記空気流量測定部の計測部が空気通路上流から見えない位置となるように副通路を構成、或いは前記副通路に慣性分離機能を有した構成のものにおいて、前記構成を有した空気流量測定装置を、過給器を有する内燃機関の吸気系内の、過給器下流に設置することを特徴とした内燃機関システム。
  5. 加熱電流を印加して吸入空気への放熱を基に内燃機関の吸入空気流量を測定する空気流量測定装置にて、前記空気流量測定部の計測部の加熱温度を250℃以上とした構成において、前記構成を有した空気流量測定装置を過給器を有する内燃機関の吸気系内の過給器下流に設置することを特徴とした内燃機関システム。
JP2007009694A 2007-01-19 2007-01-19 空気流量測定装置 Pending JP2008175150A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007009694A JP2008175150A (ja) 2007-01-19 2007-01-19 空気流量測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007009694A JP2008175150A (ja) 2007-01-19 2007-01-19 空気流量測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008175150A true JP2008175150A (ja) 2008-07-31

Family

ID=39702338

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007009694A Pending JP2008175150A (ja) 2007-01-19 2007-01-19 空気流量測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008175150A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694833U (ja) * 1979-12-21 1981-07-28
JPS6220642A (ja) * 1985-07-18 1987-01-29 Mazda Motor Corp 圧力波過給機付エンジン
JP2002005712A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Hitachi Ltd 空気流量測定装置
JP2006307863A (ja) * 2006-06-09 2006-11-09 Hitachi Ltd エンジン制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5694833U (ja) * 1979-12-21 1981-07-28
JPS6220642A (ja) * 1985-07-18 1987-01-29 Mazda Motor Corp 圧力波過給機付エンジン
JP2002005712A (ja) * 2000-06-16 2002-01-09 Hitachi Ltd 空気流量測定装置
JP2006307863A (ja) * 2006-06-09 2006-11-09 Hitachi Ltd エンジン制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4415963B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP5929015B2 (ja) 内燃機関の排気還流装置
US10280853B2 (en) Supercharged internal combustion engine
JP5673896B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US7984612B2 (en) Exhaust-gas turbocharger for an internal combustion engine
JP2008180185A (ja) エンジンの排気還流制御装置
JP2007211595A (ja) 内燃機関の排気還流装置
JP5376051B2 (ja) Egrシステムの異常検出装置及び異常検出方法
JPH02163443A (ja) 過給機付エンジンの制御装置
JP2010144700A (ja) 排気還流装置
JP2010242617A (ja) 内燃機関の異常検出システム
JP6565109B2 (ja) 内燃機関の制御方法及び制御装置
CN110869595B (zh) 发动机系统及其中的排气再循环流量测量和排放控制方法
JP2007303380A (ja) 内燃機関の排気制御装置
JP2008175150A (ja) 空気流量測定装置
JP5608614B2 (ja) エンジンのegr流量検出装置
JP2007291973A (ja) 内燃機関の排気還流装置
US10753260B2 (en) Exhaust leak detecting apparatus
JP2009174396A (ja) 内燃機関の制御装置
JP6501902B2 (ja) 内燃機関制御装置
WO2018159316A1 (ja) 流量測定システム
JP2020041435A (ja) 排気再循環装置の動作制御方法及び排気再循環装置
CN111566321B (zh) 汽油发动机的排气净化方法及排气净化装置
KR101905554B1 (ko) 배기 가스 재순환 시스템 및 이를 제어하는 방법
JP2006317295A (ja) 熱式流量計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20081105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20100105

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100118

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100601