JP2008173924A - 液滴吐出ヘッド - Google Patents

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秀一 山田
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【課題】上部電極から絶縁膜を剥がれ難くした液滴吐出ヘッドを得る。
【解決手段】圧電体28の上部電極32と該上部電極32を保護する低透水性絶縁膜(SiOx膜)38との間に上部電極32及び低透水性絶縁膜(SiOx膜)38と密着する密着層36を設けることで、上部電極32を保護して圧電素子18の劣化を防止する低透水性絶縁膜(SiOx膜)38が剥がれないようにすることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴を吐出する液滴吐出ヘッドに関する。
近年インクジェット記録ヘッドは、高解像などの画質だけでなく多様なインクを噴射できることが要求されている。圧電素子を変形させノズルからインクを押し出すPiezoタイプのインクジェット方式は、いわゆるサーマルインクジェットタイプ(TIJ)に比べ、インクの自由度が高く、多様なインクに対応できる一方で、素子あたりの面積がTIJに比較して数倍から数十倍の大きさが必要となり、高解像度に対応するためには、ヘッドサイズが大きくなる(コスト高)という欠点を有している。
このため、ノズル、PA(ピエゾアクチュエータ、いわゆる圧電部材)、配線付天板、インクプールを3次元方向に積層することで小型化を図ることが提案されており、インクプール内に圧電部材を配設するため、圧電部材の表面には、保護膜が被覆される(例えば、特許文献1、2、3)。
しかしながら、この保護膜は、上部電極に使われるPt、Ir、Auなどの貴金属との密着性が非常に低く、図7に示すように、絶縁膜100が上部電極102から剥れてしまうという問題がある。
特開2001−260357号公報 特開2002−219804号公報 特開平10−226071号公報
本発明は上記事実を考慮し、上部電極から絶縁膜を剥がれ難くした液滴吐出ヘッドを得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明は、液滴吐出ヘッドにおいて、液滴を吐出する吐出口と、前記吐出口と繋がり、液体が充填される圧力室と、前記圧力室の一部を構成する振動板と、前記振動板を間に置いて前記圧力室と反対側に設けられ、前記振動板を変位させる圧電素子と、を有し、前記圧電素子を構成する圧電体の上部に位置する上部電極と前記上部電極に位置する第一の膜の間に上部電極及び前記第一の膜と密着する密着層を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明では、圧電素子の上部電極と該上部電極に位置する第一の膜との間に上部電極及び第一の膜と密着する密着層を設けることで、上部電極から第一の膜が剥がれないようにすることができる。
請求項2に記載の発明は、液滴を吐出する吐出口と、前記吐出口と繋がり、液体が充填される圧力室と、前記圧力室の一部を構成する振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側に設けられ、前記振動板を変位させる圧電素子と、前記振動板の前記圧電素子側に設けられ、該振動板を変位させない擬態圧電素子と、前記圧電素子を間において、前記振動板と反対側に形成され、流路を介して前記圧力室に液体を供給する液体貯留室と、を有し、前記圧電素子及び擬態圧電素子を構成する圧電体の上部に位置する上部電極と前記上部電極上に位置する第一の膜との間に上部電極及び前記第一の膜と密着する密着層を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、圧電素子及び擬態圧電素子を構成する圧電体の上部に位置する上部電極と該上部電極上に位置する第一の膜との間に上部電極及び第一の膜と密着する密着層を設けることで、上部電極を保護して圧電素子の劣化を防止する第一の膜が剥がれないようにすることができる。
また、密着層を設けることで、第一の膜の浮き上がり等も生じないため、圧電素子の上部に圧電素子の歪み変形が阻害されないように設けられた空洞を構成する隔壁の上端面の位置は水平を確保することができ、該隔壁の上端面と天板との間に隙間が生じることはない。さらに、擬態圧電素子を設けることで、圧電素子が必要な領域と不要な領域との間で段差をなくすことができ、隔壁の上端面の水平を確保することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記上部電極がPt、Ir、Auなどの貴金属であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、圧電体との親和性が高く、耐熱性を有する、Pt、Ir、Au等の貴金属を上部電極に用いている。このような貴金属では、特に保護膜との密着性が低いため効果的である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、前記密着層が、Ti、Ta、Nb、Vなどの高融点金属あるいはCr、Ni、Ruで形成されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明では、密着層を、Ti、Ta、Nb、Vなどの高融点金属や、Cr、Ni、Ruで形成している。ここで、高融点金属とは、Ti、Zr、Hf、Cr、Mo、W、V、Ta、Nbをいう。上部電極には導電性部材を配設するが、密着層をこのような金属とすることで、密着層を介して上部電極と該導電性部材とを導通させることができる。これにより、接続抵抗の安定化が得られ、圧電素子の信頼性の向上を図ることができる。
本発明は上記構成としたので、保護膜が剥がれないようにすることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る液滴吐出ヘッドの例として、インクジェット記録ヘッド10について説明する。
図1には、インクジェット記録ヘッド10の概略縦断面図(図1は、図3(A)の1−1断面であり、図3(A)はインクジェット記録ヘッド10の模式的な平面図を示している)が示されており、このインクジェット記録ヘッド10には、インクタンク(図示省略)から注入されたインクを貯留するインクプール室12が設けられている。
インクプール室12は天板14上部のマニフォールド62によって形成されており、天板14に設けられたインク供給口14Aから隔壁16(後述する)に設けられたインク供給路16Aを通じて、下部に配置された圧力室24へと供給される。天板14の材質は、例えばガラス、セラミックス、シリコン、樹脂等、インクジェット記録ヘッド10の支持体になり得る強度を有する絶縁体であれば何でもよい。また、天板14には、後述する圧電素子18に電圧を印加する駆動IC(図示省略)へ通電するための金属配線19が設けられている。この金属配線19は、保護膜20で被覆保護されており、金属配線19の腐食防止がなされている。
隔壁16は樹脂膜で形成され、内部には圧力室24へと続くインク供給路16Aが設けられている。また、圧電素子18の上部には圧電素子18の歪み変形が阻害されないように空洞21が設けられており、圧電素子18の下部には上下方向に撓み変形する振動板22を介して圧力室24が設けられ、圧力室24が形成された基板50とノズル26が形成されたノズルプレート60が図1に図示されるように配置される。
つまり、圧電素子18及び振動板22が、インクプール室12と圧力室24との間に配置される構成とされ、インクプール室12と圧力室24とが同一水平面上に存在しないように構成されている。したがって、圧力室24を互いに接近させた状態に配置することが可能であり、ノズル26をマトリックス状に高密度に配設することが可能となっている。
圧電素子18は、圧力室24毎に振動板22の上面に設けられており、圧電膜(PZT膜)で形成された圧電体28の下面には一方の極性となる下部電極30が設けられ、圧電体28の上面には他方の極性となる上部電極32が設けられている。上部電極32にはPt、Ir、Auなどの貴金属を用いており、下部電極30には、Pt、Ir、Auなどの貴金属を用いている。また、下部電極30と振動板22の間には、図示されないTi等の密着層を用いている。そして、この上部電極32及び下部電極30に電圧が印加されることによって、圧電体28は上下方向に撓み変形する。
なお、下部電極30と接触する金属(SUS等)製の振動板22は、低抵抗なGND配線としても機能するようになっている。この振動板22は、SUS等の金属で形成され、少なくとも上下方向に弾性を有し、圧電素子18(圧電体28)の変形によって、上下方向に撓み変形する(変位する)構成となっている。また、振動板22は、ガラス等の絶縁性材料であっても差し支えはない。
一方、振動板22上の圧電素子18と圧電素子18の間には、撓み変形しないダミー用の擬態圧電素子34が設けられており、この擬態圧電素子34及び圧電素子18の上部電極32の上面には、Ti、Ta、Nb、Vなどの高融点金属やCr、Ni、Ruで形成された密着層36が密着している。
そして、この密着層36と上部電極32を含んで擬態圧電素子34及び圧電素子18の表面は、第一の膜、例えば低透水性絶縁膜(SiOx膜)38で被覆保護されている。この低透水性絶縁膜(SiOx膜)38は、水分透過性が低くなる条件で着膜するため、水分が圧電素子18の内部に侵入して信頼性不良となること(圧電素子18内の酸素を還元することにより生ずる圧電特性の劣化)を防止する。そして、この低透水性絶縁膜(SiOx膜)38の上面には隔壁16が設けられることとなる。その他第一の膜としては、SiO2膜、SiN膜、樹脂膜(ポリイミドなど)がある。
ここで、低透水性絶縁膜(SiOx膜)38には開口40が形成されており、密着層36が露出している。そして、隔壁16に形成された孔部17を通じて金属配線19がこの密着層36に接続されている。
以上のような構成のインクジェット記録ヘッド10において、次に、その製造工程について説明する。
図4(A)に示すように、まず、基板50を準備する。この基板50はSi、ガラス、SUSなどが良いが、Siあるいはガラス、特にSiが好適である。
そして、図4(B)に示すように、該基板50上に、振動板22を形成する。この振動板22はCr、Niなどの金属、あるいはSi、Si系の酸化物などが好適であるが、本実施形態では、CVDで板厚5μm(約1〜10μm程度が好ましい)のSiOを着膜させる。そして、この振動板22の上面に図示されない密着層をTi等で10nmほど形成した後、下部電極30を形成する。この下部電極30の材料としては、Ir、Ptなどが用いられ、本実施形態では、Irを0.2μm着膜する。
次に、図4(C)に示すように、下部電極30の上面に、圧電体28及び上部電極32を着膜する。圧電体28は1〜10μmが好ましく、本実施形態では、スパッタにより5μm着膜させる。なお、スパッタ以外に、ゾルゲル、ADなど1〜10μmで着膜可能な方法であればなんでもよい。そして、圧電体28の上面に上部電極32を形成するが、下部電極30同様、Ir、Ptなどが用いられ、Irを0.2μm着膜する。
そして、この上部電極32の上面に、密着層36としてTiを50nm(約2nm〜200nmが好ましい)着膜する。なお、Ti以外には、Ta、Vなどの高融点金属系材料やCr、Ni、Nbを用いても良く、これらによっても同様の効果が得られる。
次に、図4(C)に示すように、密着層36の上面にレジスト52を形成し、図4(D)に示すように、エッチングにより上部電極32、密着層36及び圧電体28をパターニングして圧電素子18とする。このとき、圧電素子18は、アクチュエータになる部分のみが動作に必要となるが、基板50にはできるだけ圧電素子を残すようにする。つまり、これが、擬態圧電素子34であり、後述する金属配線56を接続しないことで、擬態圧電素子34が撓み変形しないようにしている。
次に、図4(E)に示すように、密着層36、上部電極32、圧電体28及び下部電極30の表面に、低透水性絶縁膜(SiOx膜)38を0.5μm着膜する。
そして、図4(F)に示すように、インク供給口54の形成及び図2に示す電気接続用の金属配線56をパターンニングする。金属配線56は図2に示すように、低透水性絶縁膜(SiOx膜)38に開口58を設け、該開口58を通じて、密着層36と接続し、低透水性絶縁膜(SiOx膜)38の表面に配線して駆動ICと接続させる。
次に、図4(J)に示すように、圧電素子18の歪み変形が阻害されないような空洞21と、天板14上部に配置されたインクプール室12から圧力室24にインクを供給するためのインク流路16A(図1参照)を形成するため、図4(G)に示すような隔壁16を形成する。ここで、該隔壁16には、ポリイミド系、エポキシ系樹脂を使うが、本実施形態では、ポリイミドを20μm着膜し、パターニングする。このとき、パターニングは、露光現像のホトリソプロセスで行う。
次に、図4(H)に示すように、隔壁16の上端面に熱圧着により天板14を接合する。そして、図4(I)に示すように、圧力室24を形成した後、図4(J)に示すように、ノズルプレート60を接着し、インクタンクと接続されるマニフォールド62によってインクプール室12を形成する。これにより、インクジェット記録ヘッド10が完成し、インクプール室12や圧力室24内にインクが充填可能とされる。
以上のようにして製造されたインクジェット記録ヘッド10において、次に、その作用を説明する。
まず、インクジェット記録装置(図示省略)に印刷を指令する電気信号が送られると、インクタンクから図1に示すインク供給ポート62Aを介して、インクジェット記録ヘッド10のインクプール室12にインクが注入(充填)され、インクプール室12に充填されたインクは、インク供給口14A及びインク供給路16Aを経て圧力室24へ供給(充填)される。そして、このとき、ノズル26の先端(吐出口)では、インクの表面が圧力室24側に僅かに凹んだメニスカスが形成されている。
一方、インクの吐出を制御するボードからは、天板14の金属配線19に通電され、該金属配線19を経て金属配線56(図3(B)参照)に通電されて、そこから駆動ICに通電される。そして、その駆動ICにより、所定のタイミングで圧電素子18に電圧が印加され、圧電素子18の撓み変形によって振動板22が上下方向に変形することにより、圧力室24内に充填されたインクが加圧されて、ノズル26からインク滴が吐出する。そして、記録用紙を搬送しながら、複数のノズル26から選択的にインク滴を吐出することにより、記録用紙に、画像データに基づく画像の一部を記録する。
ところで、本形態では、圧電素子18の上部電極32と該上部電極32を保護する低透水性絶縁膜(SiOx膜)38との間に上部電極32及び低透水性絶縁膜(SiOx膜)38と密着する密着層36を設けることで、上部電極32を保護して圧電素子18の劣化を防止する低透水性絶縁膜(SiOx膜)38が剥がれないようにすることができる。
このように、密着層36を設けることで、Pt、Ir、Au等の貴金属を上部電極32に用いても低透水性絶縁膜(SiOx膜)38の剥がれが生じないため、圧電素子18との親和性が高く、耐熱性を有する、Pt、Ir、Au等の貴金属を上部電極32に用いることができ、圧電素子18の信頼性を向上させることができる。
ここで、密着層36は、Ti、Ta、Ru、Vなどの高融点金属やCr、Ni、Nbで形成される。上部電極32には金属配線56を配設するが、密着層36をこのような金属とすることで、密着層36を介して上部電極32と金属配線56とを導通させることができる。これにより、接続抵抗の安定化が得られ、圧電素子18の信頼性の向上を図ることができる。ここで、該密着層36の膜厚を、約2nm〜200nmの範囲とすることで、圧電素子18の変位を阻害しないで済む。
また、上部電極32と低透水性絶縁膜(SiOx膜)38との間に密着層36を設けることで、上部電極32上部の低透水性絶縁膜(SiOx膜)38の浮き上がりが生じないため、圧電素子18の上部を圧電素子18の歪み変形が阻害されないような空洞21と、天板14上部に配置されたインクプール室12から圧力室24にインクを供給するためのインク流路16Aを構成する隔壁16の上端面の位置は水平を確保することができ、図5に示すように、該隔壁16の上端面と天板14との間に隙間が生じることはない。
ここで、図2に示すように、圧電素子18と圧電素子18の間に、撓み変形しないダミー用の擬態圧電素子34を設けて段差を少なくすることでも、隔壁16の上端面と天板14との間に隙間が生じないようにすることができる。
つまり、圧電素子18と圧電素子18の間に擬態圧電素子34を設けることで、圧電素子18が必要な領域と不要な領域との間の段差をなくし、隔壁16の高さ方向の寸法を揃えることができる。これにより、隔壁16の上端面の高さのバラツキをなくすことができ、隔壁16の上端面の水平を確保することができる。
また、本実施例では、圧電素子18への配線を上部に接合したガラス製の天板14に配線し、駆動ICに接続する方法を示したが、図2に示すように、圧電素子18を形成した基板50に対して、図6(A)、(B)に示すように、バンプ64を介してフレキシブルプリント配線基板62を基板50に接合する場合においても、低透水性絶縁膜の密着性改善に有効である。
なお、上記実施形態のインクジェット記録ヘッドが用いられるインクジェット記録装置では、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン等の各色のインクジェット記録ユニットのインクジェット記録ヘッド10から画像データに基づいて選択的にインク滴が吐出されてフルカラーの画像が記録用紙に記録されるようになっているが、本発明におけるインクジェット記録は、記録用紙上への文字や画像の記録に限定されるものではない。
すなわち、記録媒体は紙に限定されるものでなく、また、吐出する液体もインクに限定されるものではない。例えば、高分子フィルムやガラス上にインクを吐出してディスプレイ用カラーフィルターを作成したり、溶接状態の半田を基板上に吐出して部品実装用のバンプを形成するなど、工業的に用いられる液滴噴射装置全般に対して、本発明に係るインクジェット記録ヘッド10を適用することができる。
また、上記実施例のインクジェット記録装置10では、Full Width Array(FWA)を例に挙げたが、主走査機構と副走査機構を有するPartial Width Array(PWA)に本発明を適用してもよい。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの構成を示す概略断面図であり、図3(A)の1−1断面である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの圧電素子基板を示す概略断面図であり、図3(B)の2−2断面である。 (A)は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドを示す模式的な平面図であり、(B)は(A)の部分拡大図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの圧電素子基板を製造する工程(A)〜(F)を示す説明図である。 本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの圧電素子基板を製造する工程(G)〜(J)を示す説明図である。 インクジェット記録ヘッドの天板と樹脂膜との接合部を説明する本願との比較例である。 (A)、(B)は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録ヘッドの圧電素子の他の配線方法を示す概略斜視図である。 インクジェット記録ヘッドの圧電素子基板の従来の問題点を示す説明図である。
符号の説明
10 インクジェット記録ヘッド
12 液体貯留室(インクプール室)
18 圧電素子
22 振動板
24 圧力室
26 吐出口(ノズル)
28 圧電体(圧電素子)
30 下部電極(圧電素子)
32 上部電極(圧電素子)
34 擬態圧電素子
36 密着層
38 低透水性絶縁膜(第一の膜)

Claims (4)

  1. 液滴を吐出する吐出口と、
    前記吐出口と繋がり、液体が充填される圧力室と、
    前記圧力室の一部を構成する振動板と、
    前記振動板の前記圧力室と反対側に設けられ、前記振動板を変位させる圧電素子と、
    を有し、
    前記圧電素子を構成する圧電体の上部に位置する上部電極と前記上部電極上に位置する第一の膜との間に上部電極及び前記第一の膜と密着する密着層を設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 液滴を吐出する吐出口と、
    前記吐出口と繋がり、液体が充填される圧力室と、
    前記圧力室の一部を構成する振動板と、
    前記振動板の前記圧力室と反対側に設けられ、前記振動板を変位させる圧電素子と、
    前記振動板の前記圧電素子側に設けられ、該振動板を変位させない擬態圧電素子と、
    前記圧電素子を間において、前記振動板と反対側に形成され、流路を介して前記圧力室に液体を供給する液体貯留室と、
    を有し、
    前記圧電素子及び前記擬態圧電素子を構成する圧電体の上部に位置する上部電極と前記上部電極上に位置する第一の膜との間に上部電極及び前記第一の膜と密着する密着層を設けたことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 前記上部電極がPt、Ir、Auなどの貴金属であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液滴吐出ヘッド。
  4. 前記密着層が、Ti、Ta、Nb、Vなどの高融点金属あるいはCr、Ni、Ruで形成されたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の液滴吐出ヘッド。
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