JP2008172905A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路面積をほとんど増加させることなく、効率を向上させることができる降圧型スイッチングレギュレータを構成する半導体装置を得る。
【解決手段】スイッチングトランジスタM1とインダクタL1との接続部Lxと接地電圧との間に接続され、ゲートが接続部Lxに接続された整流用トランジスタM2と、スイッチングトランジスタM1と相反するスイッチング動作を行うようにゲートに制御信号が入力され、整流用トランジスタM2と並列に接続された同期整流用トランジスタM3とを備え、同期整流用トランジスタM3を、整流用トランジスタM2よりも接続部Lxに近くなるように、接続部Lxの近傍に配置するようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は、降圧型スイッチングレギュレータを構成する半導体装置に関し、特に負荷電流が大きい場合は同期整流を行い、負荷電流が小さい場合は非同期整流を行う降圧型スイッチングレギュレータを構成する半導体装置に関する。
インダクタを使用した降圧型スイッチングレギュレータの整流方式としては、同期整流方式と、非同期整流方式とがある。降圧型スイッチングレギュレータでは、負荷電流が大きい重負荷ではインダクタに電流が流れ続ける連続モードと、負荷電流が小さい軽負荷になるとインダクタに電流が流れなくなる場合が生じる断続モードとがある。
図7は、同期整流式の降圧型スイッチングレギュレータの出力回路部の従来例を示した図である。
図7のような出力回路部の構成をなす同期整流式の降圧型スイッチングレギュレータは、連続モード時は高効率であるが、断続モードになると、負荷側から同期整流用トランジスタM102を介して接地電圧へ電流が流れる逆電流が発生するため極端に効率が低下する。
軽負荷になった場合は、スイッチングトランジスタM101と同期整流用トランジスタM102のスイッチングが頻繁に行われるために生じるスイッチング損失を軽減するため、PWM制御からPFM制御に切り換えることがよく行われていた。
また、PFM制御に移行した場合は、逆電流による効率低下を防ぐために、出力回路部が非同期整流方式をなすように切り換えていた。図8で示すように、非同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータにおける出力回路部としては、整流用素子としてダイオードD101を使用するものが一般的であった。図8の回路では、断続モードになっても、負荷側の電圧はダイオードD101の逆方向バイアスとなるので、逆電流を阻止することができる。しかし、ダイオードD101は順方向電圧が0.6V程度と大きいため、ダイオードD101自体での電力消費が大きく、効率を余り高くすることができなかった。
非同期整流方式での効率を改善させたスイッチングレギュレータとして図9に示すような回路があった(例えば、特許文献1参照。)。
図9において、PNPトランジスタからなるスイッチング用バイポーラトランジスタQ101のベースにはPWMコンパレータ(図示せず)の出力信号であるドライブ信号が入力されている。該ドライブ信号がハイレベルになり、バイポーラトランジスタQ101がオフすると、インダクタL101の一端の電圧V101は負電圧まで低下する。コンパレータCMP101において、非反転入力端は接地電圧に接続されており、反転入力端にはバイポーラトランジスタQ101とインダクタL101との接続部の電圧V101が入力され、コンパレータCMP101はヒステリシスを有している。
電圧V101が負電圧になると、コンパレータCMP101の出力端はハイレベルとなり、コンパレータCMP101の出力端は整流用MOSトランジスタM102のゲートに接続されており、整流用MOSトランジスタM102はオンする。このため、インダクタL101の電流が0Aになり、電圧V101が上昇して接地電圧以上になると、コンパレータCMP101の出力端はローレベルになり、整流用MOSトランジスタM102をオフさせて、負荷側からの逆電流を阻止していた。整流用MOSトランジスタM102に、オン抵抗がショットキーダイオードであるダイオードD101よりも小さいものを使用することで、非同期整流時の効率を高めることができる。
特許第3402983号公報
しかし、図9の回路では、コンパレータCMP101を用いて整流用MOSトランジスタM102を制御しているため、電圧V101が負電圧に低下してから、整流用MOSトランジスタM102がオンするまでに動作の遅れが生じてしまう。該動作の遅れをカバーするために、ショットキーダイオードD101が設けられていることから、図8の回路に整流用MOSトランジスタM102とコンパレータCMP101が追加されるため、回路面積が増加するという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、回路面積をほとんど増加させることなく、効率を向上させることができる降圧型スイッチングレギュレータを構成する半導体装置を得ることを目的とする。
この発明に係る半導体装置は、入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に降圧して出力端子に接続された負荷に出力する、前記入力端子と前記出力端子との間にスイッチングトランジスタとインダクタの直列回路が接続された降圧型スイッチングレギュレータを構成する半導体装置において、
前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部と負側電源電圧との間に接続され、制御電極が前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部に接続されたP型のトランジスタからなる整流用トランジスタと、
前記スイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行うように制御電極に制御信号が入力される、前記整流用トランジスタと並列に接続された同期整流用トランジスタと、
を備え、
前記同期整流用トランジスタは、前記整流用トランジスタよりも前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部に近くなるように、該接続部の近傍に配置されるものである。
また、外部から入力された制御信号に応じて、前記同期整流用トランジスタの駆動制御を行う駆動制御回路を備え、該駆動制御回路は、同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力されると、前記同期整流用トランジスタをスイッチングさせ、非同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力されると、前記同期整流用トランジスタをオフさせて遮断状態にするようにした。
この場合、前記駆動制御回路は、前記負荷が消費電流を低減させて低消費電力動作を行う場合は、前記非同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力され、前記負荷が通常動作を行う場合は、前記同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力されるようにした。
具体的には、前記整流用トランジスタは、PMOSトランジスタ又はPNPトランジスタからなるようにした。
本発明の半導体装置によれば、前記同期整流用トランジスタを、前記整流用トランジスタよりも前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部に近くなるように、該接続部の近傍に配置した。このことから、回路面積をほとんど増加させることなく、軽負荷時の効率を改善させることができると共に、重負荷時の効率を向上させることができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態における半導体装置が構成する降圧型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。
図1において、降圧型スイッチングレギュレータ(以下、スイッチングレギュレータと呼ぶ)1は、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に変換し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから負荷10に出力する降圧型のスイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1は、入力電圧Vinの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなるスイッチングトランジスタM1と、PMOSトランジスタからなる整流用トランジスタM2とを備えている。
更に、スイッチングレギュレータ1は、NMOSトランジスタを用いた同期整流用トランジスタM3と、切換信号S1に応じて、スイッチングトランジスタM1のゲートに入力されるドライブ信号Sdを同期整流用トランジスタM3のゲートに入力するか否かを制御するPMOSトランジスタM4及びNMOSトランジスタM5とを備えている。また、スイッチングレギュレータ1は、基準電圧発生回路2と、出力電圧検出用の抵抗R1,R2と、インダクタL1と、平滑用のコンデンサC1と、ノイズフィルタをなすコンデンサC2と、位相補償用の抵抗R3及びコンデンサC3と、誤差増幅回路3と、発振回路4と、PWMコンパレータ5と、ドライブ回路6とを備えている。
なお、スイッチングレギュレータ1において、インダクタL1及びコンデンサC1を除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよく、場合によっては、スイッチングトランジスタM1、整流用トランジスタM2及び同期整流用トランジスタM3の少なくとも1つ若しくはすべて、インダクタL1並びにコンデンサC1を除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。また、PMOSトランジスタM4及びNMOSトランジスタM5は駆動制御回路をなし、切換信号S1は制御信号をなす。
基準電圧発生回路2は、所定の基準電圧Vrefを生成して出力し、出力電圧検出用の抵抗R1,R2は、出力電圧Voutを分圧して分圧電圧Vfbを生成し出力する。また、誤差増幅回路3は、入力された分圧電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して出力信号EAoを生成し出力する。
また、発振回路4は、所定の三角波信号TWを生成して出力し、PWMコンパレータ5は、誤差増幅回路3の出力信号EAoと該三角波信号TWからPWM制御を行うためのパルス信号Spwを生成して出力する。ドライブ回路6は、入力されたパルス信号SpwからスイッチングトランジスタM1をドライブするためのドライブ信号Sdを生成して、スイッチングトランジスタM1のゲートに出力する。
入力端子INと接地電圧GNDとの間にはスイッチングトランジスタM1と整流用トランジスタM2が直列に接続され、スイッチングトランジスタM1と整流用トランジスタM2との接続部をLxとする。整流用トランジスタM2のゲートは接続部Lxに接続され、接続部Lxと出力端子OUTとの間にはインダクタL1が接続されている。また、接続部Lxと接地電圧GNDとの間に同期整流用トランジスタM3が接続され、スイッチングトランジスタM1のゲートと接地電圧GNDとの間にPMOSトランジスタM4及びNMOSトランジスタM5が直列に接続されている。同期整流用トランジスタM3のゲートは、PMOSトランジスタM4とNMOSトランジスタM5との接続部に接続され、PMOSトランジスタM4とNMOSトランジスタM5の各ゲートには外部からの切換信号S1がそれぞれ入力されている。
出力端子OUTと接地電圧GNDとの間には、抵抗R1及びR2が直列に接続されると共にコンデンサC1が接続され、抵抗R1とR2との接続部から分圧電圧Vfbが出力される。また、抵抗R1には、コンデンサC2が並列に接続されている。誤差増幅回路3において、反転入力端には分圧電圧Vfbが、非反転入力端には基準電圧Vrefがそれぞれ入力され、出力端は、PWMコンパレータ5の反転入力端に接続されている。また、誤差増幅回路3の出力端と接地電圧GNDとの間には、抵抗R3及びコンデンサC3の直列回路が接続されており、該直列回路は位相補償回路をなす。PWMコンパレータ5の非反転入力端には三角波信号TWが入力され、PWMコンパレータ5から出力されたパルス信号Spwは、ドライブ回路6の入力端PWMIに入力され、ドライブ回路6の出力端PHSからスイッチングトランジスタM1のゲートにドライブ信号Sdが出力される。ドライブ信号Sdは、ハイレベルとローレベルを繰り返すクロック信号である。
このような構成において、誤差増幅回路3は、基準電圧Vrefと分圧電圧Vfbとの差電圧を増幅して、PWMコンパレータ5の反転入力端に出力する。PWMコンパレータ5の非反転入力端には発振回路4からの三角波信号TWが入力されていることから、PWMコンパレータ5は、誤差増幅回路3の出力信号EAoに応じたパルス幅の信号Spwをドライブ回路6の入力端PWMIに出力する。ドライブ回路6は、入力端PWMIに入力されたパルス信号Spwのパルス幅に基づいたドライブ信号Sdを出力端PHSから出力し、スイッチングトランジスタM1をオン/オフ制御する。すなわち、出力電圧Voutが低下すると、誤差増幅回路3の出力信号EAoの電圧が上昇し、PWMコンパレータ5の出力パルス幅が大きくなって、スイッチングトランジスタM1がオンする時間の割合を増加させることで出力電圧Voutを上昇させる。逆に、出力電圧Voutが上昇した場合は、前記と逆の動作を行って出力電圧Voutを低下させ、出力電圧Voutが常に一定の電圧に維持される。
ここで、切換信号S1がハイレベルで固定された場合について説明する。切換信号S1がハイレベルになると、PMOSトランジスタM4がオフすると共にNMOSトランジスタM5がオンすることから、同期整流用トランジスタM3のゲートは接地電圧GNDになるため、同期整流用トランジスタM3はオフして遮断状態になる。
図2は、このような状態における図1の各信号の波形例を示したタイミングチャートであり、図2を参照しながら切換信号S1がハイレベルのときの図1の回路動作について説明する。
また、負荷10に流れる負荷電流が大きい重負荷の場合は、スイッチングトランジスタM1がオフの間にインダクタL1に流れる電流であるインダクタ電流iLが0Aまで低下することはないが、負荷電流が減少するとスイッチングトランジスタM1がオフする期間が長くなり、かつインダクタ電流iLも減少する。負荷電流が更に減少して、図2のP点で示すように、インダクタ電流iLの最低電流値が0Aになると、接続部Lxの電圧である電圧V1は出力電圧Voutまで上昇するため、整流用トランジスタM2はオフする。この結果、インダクタ電流iLは流れなくなり、逆流電流の発生を防止することができる。
図3は、ドライブ信号Sd、インダクタ電流iL及び接続部Lxの電圧である電圧V1の関係例を示した図であり、図3(a)は重負荷時における連続モードの場合を、図3(b)は軽負荷時における断続モードの場合をそれぞれ示している。
まず、図3(a)の重負荷時における連続モードの場合について説明する。
ドライブ信号Sdがハイレベルからローレベルに変化すると、スイッチングトランジスタM1はオンし、電圧V1は、図3(a)のA点に示すようにほぼ入力電圧Vinになる。ドライブ信号Sdがローレベルの間は、インダクタ電流iLは図3(a)のBで示すように増加する。
ドライブ信号Sdがハイレベルに変化すると、スイッチングトランジスタM1はオフするが、インダクタL1は引き続き電流を流そうとするため、逆起電力が生じ、電圧V1は負電圧まで低下する。電圧V1が整流用トランジスタM2のしきい値電圧Vth2になると整流用トランジスタM2がオンし、インダクタ電流iLは、接地電圧GNDから整流用トランジスタM2を介して負荷10に流れる。なお、このときの電圧V1は、整流用トランジスタM2に流れるドレイン電流に対するゲート電圧Vgs2になることから、負荷電流が大きいほど電圧V1は小さくなる。ドライブ信号Sdがハイレベルである間は、インダクタ電流iLは図3(a)のDで示すように徐々に減少することから、図3(a)のEで示すように電圧V1、すなわち整流トランジスタM2におけるオン時のゲート電圧Vgs2も徐々に上昇する。しかし、インダクタ電流iLが0Aになる前に、ドライブ信号Sdがローレベルに立ち下がるため、インダクタ電流iLが0Aになることはない。
次に軽負荷で断続モードになった場合の動作について説明する。なお、ドライブ信号Sdがローレベルになってから該ローレベルの間及びハイレベルになるまでの動作は前記連続モードの場合と同様であることからその説明を省略する。
ドライブ信号Sdがハイレベルになってから、該ハイレベルの間は、インダクタ電流iLは、図3(b)のdで示すように徐々に減少するため、電圧V1は徐々に上昇する。しかし、インダクタ電流iLが図3(b)のe点に示す0Aに達すると、電圧V1は出力電圧Voutまで上昇する。この結果、整流用トランジスタM2はオフして遮断状態になり、図3(b)のfに示すようにインダクタ電流iLは流れなくなるため、逆流電流の発生を防止することができる。
このように、軽負荷時に断続モードになった場合でも、逆流電流を防止することができるため、効率の低下を招くことを防止することができる。
次に、図4は、MOSトランジスタのゲート電圧Vgsとドレイン電流idとの関係例を示した図である。なお、図4では、縦軸は対数目盛りになっている。 図4において、MOSトランジスタの弱反転領域では、ゲート電圧Vgsはドレイン電流idの対数に比例し、強反転領域では、ドレイン電流idはゲート電圧Vgsの2乗に比例することを示している。すなわちドレイン電流idが小さいほどゲート電圧Vgsが小さくなるため、軽負荷時ほど効率が向上することになる。
更に、MOSトランジスタのしきい値電圧Vthは製造プロセスにより変更することができ、該しきい値電圧Vthを従来の整流用ダイオードの順方向電圧よりも小さくすることにより、重負荷時においても効率を向上させることができる。
ここで、軽負荷の場合は切換信号S1がハイレベルになり、重負荷の場合は切換信号S1がローレベルになるようにする。
このようにすることにより、軽負荷の場合は、前記のように、PMOSトランジスタM4がオフすると共にNMOSトランジスタM5がオンすることから、同期整流用トランジスタM3のゲートは接地電圧GNDになり、同期整流用トランジスタM3はオフして遮断状態になる。この状態では、整流用トランジスタM2による非同期整流となる。
これに対して、重負荷の場合は、PMOSトランジスタM4がオンすると共にNMOSトランジスタM5がオフすることから、同期整流用トランジスタM3のゲートにはドライブ信号Sdが入力される。このため、同期整流用トランジスタM3は、スイッチングトランジスタM1と相補的にオン/オフ動作を行い、同期整流が行われる。同期整流用トランジスタM3がオンすると、電圧V1は0Vに近い電圧になり、整流用トランジスタM2のしきい値電圧以下になるため、整流用トランジスタM2は、オフしたままであり整流作用には寄与しない。ただし、同期整流用トランジスタM3がオンしたときの電圧V1が、整流用トランジスタM2のしきい値電圧を超えれば、整流用トランジスタM2もオンし、整流作用に寄与する。
このように、軽負荷状態のようにインダクタ電流iLが小さい状態では、整流用トランジスタM2のゲート‐ソース間電圧Vgsは小さくて済み、図8のダイオードD1の代わりに、PMOSトランジスタをダイオード接続した回路を使用したことから、図9に示した従来回路のように部品点数の増加がなく、回路規模の増加を抑えることができ、整流用ダイオードを使用した場合よりも効率を向上させることができる。また、重負荷状態のようにインダクタ電流iLが大きい状態では、同期整流用トランジスタM3を使用した同期整流を行うようにしたことから、ダイオードを使用した非同期整流よりも効率を向上させることができる。
なお、図1において、整流用トランジスタM2の代わりにPNPトランジスタからなる整流用トランジスタQ2を使用してもよく、このようにした場合、図1は図5のようになる。
図5の回路の動作は、図1のPMOSトランジスタM2を用いた回路とまったく同様であるが、整流用トランジスタQ2がオン時の電圧V1は、整流用トランジスタQ2のエミッタ‐ベース間電圧Vbeになることから、効率は図8に示した従来技術のダイオードD1を使用した場合と変わらない。
一方、図1のようなスイッチングレギュレータ1においても、回路のレイアウトの仕方によっては、特に重負荷時の効率を低下させてしまう可能性がある。
図6は、本発明の第1の実施の形態における半導体装置の例を示した断面図である。なお、図6では、図1のスイッチングトランジスタM1、整流用トランジスタM2及び同期整流用トランジスタM3のみを示しているが、本発明の半導体装置は、少なくともPMOSトランジスタM4及びM5を含むようにしてもよいし、前記ICを構成する回路を含むようにしてもよい。
図6において、21はフィールド酸化膜を示し、GはMOSトランジスタのゲートを、DはMOSトランジスタのドレインを、SはMOSトランジスタのソースをそれぞれ示している。図6で示しているように、重負荷時に整流を行う同期整流用トランジスタM3を、軽負荷時に整流を行う整流用トランジスタM2よりも、スイッチングトランジスタM1とインダクタL1との接続部Lxの近傍に配置した。このようにすることにより、軽負荷時の効率を改善させるために考案した図1の回路のスイッチングレギュレータにおいて、レイアウトによる重負荷時における効率低下を防止することができる。
このように、本第1の実施の形態における半導体装置は、同期整流用トランジスタM3を、整流用トランジスタM2よりもスイッチングトランジスタM1とインダクタL1との接続部Lxに近くなるように、該接続部Lxの近傍に配置したことから、回路面積をほとんど増加させることなく、軽負荷時の効率を改善させることができると共に、重負荷時の効率を向上させることができる。
本発明の第1の実施の形態における半導体装置が構成する降圧型スイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 図1の各信号の波形例を示したタイミングチャートである。 ドライブ信号Sd、インダクタ電流iL及び電圧V1の関係例を示した図である。 MOSトランジスタのゲート電圧Vgsとドレイン電流idとの関係例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における降圧型スイッチングレギュレータの他の例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態における半導体装置の例を示した概略の断面構造図である。 従来の降圧型スイッチングレギュレータの出力回路部の例を示した図である。 従来の降圧型スイッチングレギュレータの出力回路部の他の例を示した図である。 従来の降圧型スイッチングレギュレータの出力回路部の他の例を示した図である。
符号の説明
1,1a スイッチングレギュレータ
2 基準電圧発生回路
3 誤差増幅回路
4 発振回路
5 PWMコンパレータ
6 ドライブ回路
M1 スイッチングトランジスタ
M2,Q2 整流用トランジスタ
R1,R2 抵抗
L1 インダクタ
C1 コンデンサ
M3 同期整流用トランジスタ
M4 PMOSトランジスタ
M5 NMOSトランジスタ

Claims (5)

  1. 入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に降圧して出力端子に接続された負荷に出力する、前記入力端子と前記出力端子との間にスイッチングトランジスタとインダクタの直列回路が接続された降圧型スイッチングレギュレータを構成する半導体装置において、
    前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部と負側電源電圧との間に接続され、制御電極が前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部に接続されたP型のトランジスタからなる整流用トランジスタと、
    前記スイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行うように制御電極に制御信号が入力される、前記整流用トランジスタと並列に接続された同期整流用トランジスタと、
    を備え、
    前記同期整流用トランジスタは、前記整流用トランジスタよりも前記スイッチングトランジスタとインダクタとの接続部に近くなるように、該接続部の近傍に配置されることを特徴とする半導体装置。
  2. 外部から入力された制御信号に応じて、前記同期整流用トランジスタの駆動制御を行う駆動制御回路を備え、該駆動制御回路は、同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力されると、前記同期整流用トランジスタをスイッチングさせ、非同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力されると、前記同期整流用トランジスタをオフさせて遮断状態にすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記駆動制御回路は、前記負荷が消費電流を低減させて低消費電力動作を行う場合は、前記非同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力され、前記負荷が通常動作を行う場合は、前記同期整流モードで動作することを示す前記制御信号が入力されることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記整流用トランジスタは、PMOSトランジスタからなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体装置。
  5. 前記整流用トランジスタは、PNPトランジスタからなることを特徴とする請求項1、2又は3記載の半導体装置。
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