JP2008172541A - 基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】データ部分の伝送量を多くすることができ、周波数選択性フェージングに耐性があり、伝送損失の少ないBSを選択すること。
【解決手段】OFDM送信装置100は、電力測定用パイロットを1フレームに1OFDMシンボル設定し、各基地局装置に電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てるとともに、各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより電力測定用パイロットを送信し、通信端末装置200は、シンボル同期信号を出力する自己相関器210と、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関器220と、繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出する同相加算平均部230とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、マルチキャリア通信を行う基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法に関する。
近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情報が伝送の対象になっている。今後は、多様なコンテンツの伝送に対する需要がますます高くなることが予想されるため、高信頼かつ大容量で高速な伝送に対する必要性がさらに高まることが予想される。移動体通信において高速伝送を行う場合、マルチパスによる遅延波の影響が無視できなくなり、周波数選択性フェージングにより伝送特性が劣化する。
そこで、周波数選択性フェージング対策技術の一つとして、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式などのマルチキャリア変調方式が注目されている。マルチキャリア変調方式は、周波数選択性フェージングが発生しない程度に伝送速度が抑えられた複数の搬送波(サブキャリア)を用いてデータを伝送することにより、結果的に高速伝送を行う技術である。特に、OFDM方式は、データが配置される複数のサブキャリアが相互に直交しているため、マルチキャリア変調方式の中で最も周波数利用効率が高い方式であり、また、比較的簡単なハードウエア構成で実現できることから、とりわけ注目されている。
移動体通信において、通信エリアを複数のセルと呼ぶ平面区間に分割し、セル単位に基地局装置(以下、適宜BS:Base Stationという)を配置し、広範囲の通信エリアを提供するマルチセルという手法が採用されている。ここで通信端末装置(以下、適宜MS:Mobile Stationという)ではマルチセル環境で複数のBSから最も通信するのに適した伝送損失の少ないBSを選択するセルサーチと呼ぶプロセスが必要である。
OFDM方式におけるセルサーチ法として、例えば特許文献1、特許文献2が開示されている。また、OFDM方式における変調方式については特許文献3が開示されている。
特許文献1には、時間軸方向に制御チャネル領域とデータチャネル領域とを分割し、制御チャネル領域内で周波数をサブキャリア群に分割し、各BSは分割したサブキャリア群にセルサーチチャネルを割当てて送信し、MSは受信したセルサーチチャネルの受信電界強度を測定していずれのBSと通信可能な状態にあるかを判断する通信装置が記載されている。
特許文献2には、データチャネル領域と制御チャネル領域とをサブキャリアで分割し、各BSは特定のサブキャリアに割り当てた制御チャネルを送信し、MSは制御チャネルが割り当てられたサブキャリア群だけを受信し、制御チャネルの情報から通信するのに最適なBSを選択する移動局及び基地局装置が記載されている。
また、特許文献3には、OFDM変調方式において、偶数サブキャリア/奇数サブキャリアの性質を応用してマルチパス妨害を低減するOFDM変調器が開示されている。
図19は、従来のOFDMシステムの周波数とフレーム構成を示す図である。図19中、縦軸は時間を、横軸は周波数を示しており、より具体的には縦軸の時間はフレームタイミング1,2,…を、横軸の周波数はOFDMシステムのサブキャリア番号1,2,…を示している。また、図19中ハッチングは、データを示す。
図19に示すように、従来のOFDMシステムでは、フレームタイミングを検出するためのヌルシンボル11が必要であることに加え、フレームタイミング11を検出したあと、さらに通信すべき基地局を特定するためのセルサーチチャネル12が必要となり、1フレームに合計2シンボル分通信データでないOFDMシンボルが存在する。
特開2002−335557号公報 特開2003−264524号公報 特開平8−97798号公報
しかしながら、このような従来のセルサーチ方法にあっては、以下のような問題点がある。
特許文献1記載の装置では、セルサーチチャネル自体には、時間軸方向において他のシンボルと区別する手段がなく、受信電界強度測定用セルサーチチャネルとは別に、時間軸方向におけるセルサーチチャネルの位置を特定するための時間軸方向における制御チャネル領域とデータチャネル領域とを区別する専用のシンボルを設けている。このため、データ部分の伝送量が少なくなるという問題がある。
また、特許文献2記載の装置では、特定のサブキャリアに割り当てられた制御チャネルの電力平均値の大きさによって通信すべきBSを決定するとしており、周波数選択性フェージングによるサブキャリアの受信電力の変動に追従できないという問題がある。
また、特許文献3記載の装置では、OFDMにおける偶数サブキャリア/奇数サブキャリアの性質を応用しているものの、BS−MS間通信の損失の程度を忠実に反映しているとは言い難く、また時間時方向のタイミング特定については何ら言及していない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、データ部分の伝送量を多くすることができ、周波数選択性フェージングに耐性があり、通信するのに適した伝送損失の少ないBSを選択することができる基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法を提供することを目的とする。
本発明の基地局装置は、マルチキャリア通信を行う基地局装置であって、電力測定用パイロットを1フレームに1シンボル設ける設定手段と、各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てる割当手段と、前記各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより前記電力測定用パイロットを送信する送信手段とを備える構成を採る。
本発明の通信端末装置は、マルチキャリア通信を行う通信端末装置であって、1フレームに1シンボル設けられた電力測定用パイロットを受信する受信手段と、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形又は1/2有効シンボル長の周期を持ち、符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関手段と、前記繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置であるフレームタイミングを検出するフレームタイミング検出手段とを備える構成を採る。
本発明の通信システムは、マルチキャリア通信を行う通信システムであって、基地局装置は、電力測定用パイロットを1フレームに1シンボル設ける設定手段と、各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てる割当手段と、前記各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより前記電力測定用パイロットを送信する送信手段とを備え、通信端末装置は、1フレームに1シンボル設けられた電力測定用パイロットを受信する受信手段と、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形又は1/2有効シンボル長の周期を持ち、符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関手段と、前記繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置であるフレームタイミングを検出するフレームタイミング検出手段とを備える構成を採る。
本発明の通信方法は、マルチキャリア通信を行う通信方法であって、送信側では、電力測定用パイロットを1フレームに1シンボル設けるステップと、各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てるステップと、前記各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより前記電力測定用パイロットを送信するステップとを実行し、受信側では、1フレームに1シンボル設けられた電力測定用パイロットを受信するステップと、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形又は1/2有効シンボル長の周期を持ち、符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとるステップと、前記繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置であるフレームタイミングを検出するステップとを実行する。
本発明によれば、電力測定用パイロットがタイミング検出用シンボルを兼用しており、1フレームに1シンボルの制御用チャネル領域で済み、データ部分の伝送量が多い。したがって、データ部分の伝送量を多くすることができる基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法を実現することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るOFDM送信装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態の基地局装置及び通信端末装置は、OFDM通信装置に適用した例である。
図1において、OFDM送信装置100は、パラレルシリアル変換部(P/S)101、フレーム同期部102、逆高速フーリエ変換部(IFFT)103、RF部104、及び送信アンテナ105を備えて構成される。
パラレルシリアル変換部(P/S)101には、複数の送信データとパイロット(Pilot)の情報と、基地局(BS:Base Station)固有の情報が同時に入力され、パラレルシリアル変換部(P/S)101は、これら複数のデータを、フレーム同期部102から入力されるフレームタイミング信号に同期して所望のタイミングでシリアルデータに変換してIFFT103に出力する。
フレーム同期部102は、隣接する他の基地局との同期情報を基に、パラレルシリアル変換部(P/S)101へフレームタイミング信号を出力する。
逆高速フーリエ変換部(IFFT)103は、時間軸のデータを周波数軸データへ変換する。
RF部104は、ベースバンド帯周波数信号をRF帯周波数信号へ周波数変換する。
送信アンテナ105は、RF帯周波数信号を空中へ送信する。
上記パラレルシリアル変換部(P/S)101は、電力測定用パイロットを1フレームに1OFDMシンボル設ける設定手段と、各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てる割当手段としての機能を備える。本実施の形態では、第1の基地局装置に偶数番号を割り当て、順次、他の基地局装置に、今までに割り当てされていない他の偶数番号を割り当てる。また、上記RF部104及び送信アンテナ105は、各基地局装置間で同期をとり、かつ各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより電力測定用パイロットを送信する送信手段の一部としての機能を有する。
OFDM送信装置100では、送信データはパラレルシリアル変換部(P/S)101によりパラレルシリアル変換され、パラレルシリアル変換された信号は、逆高速フーリエ変換部(IFFT)103により逆高速フーリエ変換処理される。これによって、周波数軸上に配置された信号が時間波形に変換されてOFDM信号が得られる。IFFT103の出力信号は、図示しないD/A変換部(DAC)によりD/A変換され、図示しない増幅部(AMP)により増幅後、送信アンテナ105から発信される。
図2は、OFDM送信装置100からの送信データを受信する通信端末装置の構成を示すブロック図である。
図2において、通信端末装置200は、受信アンテナ201、RF部202、A/D変換部(ADC)203、シリアルパラレル変換部(S/P)204、高速フーリエ変換部(FFT)205、等化器206、自己相関器210(自己相関器<1>)、自己相関器220(自己相関器<2>)、同相加算平均部230、及びPilot電力測定回路240を備えて構成される。
受信アンテナ201は、RF帯周波数信号を受信する。
RF部202は、RF帯周波数信号をベースバンド帯周波数信号へ周波数変換する。
上記受信アンテナ201及びRF部202は、1フレームに1OFDMシンボル設けられた電力測定用パイロットを受信する受信手段の一部としての機能を有する。
A/D変換部(ADC)203は、受信したアナログのOFDMシンボルの有効シンボル部分を、予め決定しているFFTサイズ分サンプリングしてデジタル変換する。
シリアルパラレル変換部(S/P)204は、シリアルデータを自己相関器210(自己相関器<1>)からのタイミング信号を基にパラレルデータに変換する。
高速フーリエ変換部(FFT)205は、複数の周波数軸のデータから自己相関器210(自己相関器<1>)からのタイミング信号を基に時間軸データへ変換する。
等化器206は、パイロット用データの受信電力や位相情報を基に、FFT205の出力データの歪を補正し、本来あるべき受信データを取り出す。
通信端末装置200は、OFDMシンボルタイミング用の自己相関器210(自己相関器<1>)と、フレームタイミング用の自己相関器220(自己相関器<2>)とを有する。
自己相関器210(自己相関器<1>)は、OFDMシンボルタイミングを抽出し、抽出したシンボル同期信号をシリアルパラレル変換部(S/P)204及び高速フーリエ変換部(FFT)205に出力する。自己相関器210(自己相関器<1>)の詳細構成については図3により後述する。
自己相関器220(自己相関器<2>)は、OFDM信号からフレームタイミングを抽出し、抽出したフレームタイミングを同相加算平均部230に出力する。受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関手段としての機能を有する。自己相関器220(自己相関器<2>)の詳細構成については図4により後述する。
同相加算平均部230は、自己相関器220(自己相関器<2>)による自己相関結果を複数フレーム渡って加算平均を採ることでフレームタイミングを検出することができる。繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出するフレームタイミング検出手段としての機能を有する。検出されたフレームタイミングは、フレーム同期信号としてPilot電力測定回路240に入力される。同相加算平均部230のフレーム単位の同相加算については、図7のフロー及び図8の波形図により後述する。
Pilot電力測定回路240は、フレーム同期信号に合わせてFFT205の出力からパイロット用データを抽出し、各々のパイロット信号の電力を測定する。
特に、Pilot電力測定回路240は、フレームタイミングにある、複数基地局のパイロット信号が変調されているプリアンブル信号のFFT復調結果を基に、サブキャリアの電力算出を行い、複数あるオフセットの周波数毎に配置された同一基地局のパイロットの電力を加算し、一番電力の大きい基地局と通信するためのBS選別結果を出力する。
通信端末装置200では、受信アンテナ201で受信されたRF帯周波数信号が図示しないLNA(Low Noise Amplifierにより増幅後、RF部202によりベースバンド帯周波数信号へ周波数変換され、さらにA/D変換部(ADC)203によりAD変換され、FFT205の入力信号として入力される。FFT205は入力信号に対して高速フーリエ変換処理を施すことにより、各サブキャリア毎の受信信号を得る。FFT205により得られたサブキャリア毎の受信信号は、等化器206によりデータ歪みが補正され、受信データとして後段の復調器(図示略)に出力される。
図3は、自己相関器210(自己相関器<1>)の詳細な構成を示す回路図である。なお、自己相関器210(自己相関器<1>)は、本実施の形態のように偶数周波数の場合も、後述する実施の形態2の奇数周波数の場合も同一構成をとる。
図3において、自己相関器210(自己相関器<1>)は、有効シンボル長遅延回路211(遅延回路<1>)、複素共役部212、複素乗算部213、ガードインターバル長遅延回路214(遅延回路<2>)、加算器215及び平均化部216を備えて構成される。
有効シンボル長遅延回路211(遅延回路<1>)は、サンプリングクロックで有効シンボル長分だけ遅延させるシフトレジスタから構成される。
複素共役部212は、複素乗算部213で、遅延させた波形と遅延させない波形とを複素乗算をするために、遅延させた方の信号複素をとる。
複素乗算部213は、遅延させた波形と遅延させない波形とを複素乗算する。
ガードインターバル長遅延回路214(遅延回路<2>)は、サンプリングクロックでガードインターバル長分だけ遅延させるシフトレジスタから構成される。
加算器215は、ガードインターバル長遅延回路214(遅延回路<2>)のサンプリングクロック単位の遅延結果をすべて加算する。加算結果が自己相関の値となる。
平均化部216は、ガードインターバル分のADCのサンプリングポイント数で自己相関の値を割る。平均化部216は、加算結果の桁数を小さくするために使用する。
したがって、自己相関器210(自己相関器<1>)は、ガードインターバル部分と有効シンボルの先頭部分とで自己相関を取るので、シンボルタイミングを検出することができる。
図4は、自己相関器220(自己相関器<2>)の詳細な構成を示す回路図である。本実施の形態は、偶数番目の周波数の場合の自己相関器<2>である。
図4において、自己相関器220(自己相関器<2>)は、1/2有効シンボル長遅延回路221(遅延回路<1>)、複素共役部222、複素乗算部223、(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路224(遅延回路<2>)、加算器225及び平均化部226を備えて構成される。
1/2有効シンボル長遅延回路221(遅延回路<1>)は、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分だけ遅延させるシフトレジスタから構成される。
ADC203のサンプリングクロック周波数は、予め決定されている。1OFDMシンボルの長さは、(1)有効シンボルと(2)ガードインターバルとからなる。偶数番目の周波数のみを逆フーリエ変換したOFDM信号は、1/2の有効シンボル長の信号が2回繰り返されるので、1/2の有効シンボル長分だけ1/2有効シンボル長遅延回路221で遅延させた波形と、遅延させないパス227の波形とが同一波形となる。
複素共役部222は、複素乗算部223で、遅延させた波形と遅延させない波形とを複素乗算をするために、遅延させた方の信号複素をとる。
複素乗算部223は、遅延させた波形と遅延させない波形とを複素乗算する。
(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路224(遅延回路<2>)は、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分とガードインターバル長分とを加えた時間分だけ遅延させるシフトレジスタから構成される。
加算器225は、(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路224(遅延回路<2>)のサンプリングクロック単位の遅延結果をすべて加算する。加算結果が自己相関の値となる。
平均化部226は、(1)ガードインターバル分のADCのサンプリングポイント数と(2)1/2有効シンボル長さ分ADCサンプリングポイント数を足した数で自己相関の値を割る。平均化部226は、加算結果の桁数を小さくするために使用する。
上記1/2有効シンボル長遅延回路221(遅延回路<1>)の一段のシフトレジスタも、上記(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路224(遅延回路<2>)の1段のシフトレジスタもADC203のビット数だけ確保していればよい。ここでは、加算結果の桁が大きくなるので、平均化部226により桁数をおさえておく。
以下、上述のように構成された通信端末装置の動作について説明する。
図5は、偶数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形の一例を示す図であり、偶数番目の周波数を使用したOFDMシンボルの時間軸波形を示す。
図5に示すように、偶数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形は、1OFDMシンボル250が、有効シンボル251と、有効シンボル251の先頭部分を繰り返したガードインターバル252とからなり、有効シンボル251は更に1/2の有効シンボル長の信号252と253が2回繰り返される。すなわち、偶数番目の周波数を使用したOFDMシンボルの有効シンボルの全体は、有効シンボルの1/2の長さの波形を繰り返した波形となる。
本発明者は、偶数サブキャリアでは、電力測定用パイロットの1/2の有効シンボル長の信号が2回繰り返されることに着目し、電力測定用パイロットの1/2の有効シンボル長の信号の2回繰り返しを検出して、これを専用のタイミング検出用シンボルに代えて用いることに想到した。
本実施の形態では、通信端末装置200は、シンボル同期信号を出力する自己相関器210(自己相関器<1>)に加えて、フレーム同期信号を出力するための自己相関器220(自己相関器<2>)を備え、自己相関器220(自己相関器<2>)は、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分だけ遅延させる1/2有効シンボル長遅延回路221、複素共役部222、複素乗算部223、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分とガードインターバル長分とを加えた時間分だけ遅延させる(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路224、加算器225及び平均化部226を備え、加算器225による加算結果を、平均化部226により平均化することで自己相関結果を得ている。この自己相関結果は、電力測定用パイロットの1/2の有効シンボル長の信号の2回繰り返しの元信号となるものである。そして、更に同相加算平均部230により所定フレームに亘って(例えば数十フレーム)同相加算平均をとることでフレームタイミングを検出することができる。
図6は、偶数周波数を用いたOFDMシステムの周波数とフレームタイミングを示す図である。図6中、縦軸は時間を、横軸は周波数を示しており、より具体的には縦軸の時間はフレームタイミング1,2,…を、横軸の周波数はOFDMシステムのサブキャリア番号1,2,…を示している。但し、本実施の形態は、偶数番目の周波数の場合の適用例であるため、偶数のサブキャリア番号2,4,…,28を示している。
また、図6中ハッチングは、データを示し、図6中の番号261〜番号264及び白抜きは、フレームタイミング3,11に配置された電力測定用パイロット(以下、単にパイロットという場合がある)を示す。
一定数シンボル毎に1つのシンボルをフレームタイミング3,11とし、フレームタイミング3,11には偶数周波数のみにパイロットを配置し、フレームタイミング3,11以外には全周波数にデータ通信用のシンボルを配置する。
第1の基地局(BS1)は、第1の基地局の周波数番号261で示され、偶数周波数のうち周波数2,10,18,…というように一定の間隔(ここでは8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置する。
同様に、第2の基地局(BS2)は、第2の基地局の周波数番号262で示され、偶数周波数のうち周波数4,12,20,…というように一定の間隔(8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置する。また、第3の基地局(BS3)は、第3の基地局の周波数番号263で示され、偶数周波数6,14,22,…を一定の間隔(8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置し、第4の基地局(BS4)は、第4の基地局の周波数番号264で示され、偶数周波数8,16,24,…を一定の間隔(8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置する。
このように、フレームタイミングの偶数周波数のみに、各基地局毎に一定の周波数間隔でパイロットを配置する一方、フレームタイミング3,11はデータ用のシンボルがない構造となっている。
図7は、OFDMシステムを構成する通信端末装置がどの基地局と通信するかを決定する処理を示すフローチャートである。図中、Sはフローの各ステップである。
受信開始により本フローはスタートし(ステップS1)、ステップS2で通信端末装置200の同相加算平均部230がフレーム単位の同相加算を行ってフレームタイミングを検出し、フレーム同期信号としてPilot電力測定回路240に出力する。以下の各ステップはPilot電力測定回路240のBS選別動作である。次いで、ステップS3でプリアンブルシンボル位置を検出し、ステップS4でプリアンブルシンボルをFFT復調する。フレームタイミングにある、複数基地局のパイロット信号が変調されているプリアンブル信号をFFT復調することになる。
次いで、ステップS5でサブキャリアの電力算出を行い、ステップS6でオフセット毎の電力和を算出する。ステップS7では、オフセット毎の電力和から通信する基地局(BS)を決定して本フローを終了する。具体的には、あるオフセットの周波数毎に配置された同一基地局のパイロットの電力を加算し、一番電力の大きい基地局と通信する。例えば、図6では、フレームタイミングの偶数周波数に、一定の間隔で配置されたパイロットを、オフセット毎の電力和をとることで、第1乃至第4の基地局(BS1〜BS4)を検出することができ、さらに各基地局(BS)の平均電力値の比較によって通信する基地局(BS)を決定することができる。
図8は、同相加算平均部230による自己相関結果の波形を示す図である。
図8に示すように、自己相関器220(自己相関器<2>)から入力された自己相関結果を複数フレーム渡って加算平均をとると、フレームタイミングを検出することができる。
加算平均結果は、底辺の長さが1/2有効シンボル長とカードインターバル長との加算の2倍の長さを底辺とする2等辺3角形となり、頂点のタイミングがフレームタイミングとなる。同位加算平均では、自己相関器220(自己相関器<2>)の結果を更にフレーム単位で同相加算し、その平均を取り、フレーム同期信号を出力する。同相加算数が増えていくと、その実数部分は次第に図8に示すように電力測定用パイロットの時間波形の後半位置に3角波頂点が位置する特性を示す。この特性により、電力測定用パイロットの位置を検出することができる。
図1乃至図8を参照して更に詳細に動作を説明する。
〔送信系〕
OFDM送信装置100側では、電力測定用パイロットを1フレームに1OFDMシンボル設ける。各BSは予め電力測定用パイロットで使用することができる固有のサブキャリア番号が割り当てられている。サブキャリア番号は偶数かつセルの繰り返し数から決定されるオフセットに基づいて複数割り当てられる。
電力測定用パイロットのサブキャリア番号は、ある基地局(BS)へは偶数番号を割り当てる。順次別BSへは、今までに割り当てされていない偶数番号を割り当てる。
前提としてBS間は互いに同期が取れているとし、全BSはBS間で共通なフレームタイミングで電力測定用パイロットを送信する。各BSは他BSと同期が取れており、フレームタイミングで電力測定用パイロットを1シンボル送信し、他の時間領域はデータのシンボルを送信する。
例えば、図6に示すように、OFDMシステムのフレームタイミング3,11のサブキャリア番号の偶数周波数に、各基地局毎に一定の間隔で電力測定用パイロットを配置する。
各BSが送信する電力測定用パイロットの時間波形は各々異なる波形であるが、いずれも有効シンボル内で同一波形が繰り返される信号となる。
〔受信系〕
通信端末装置200側では、受信アンテナ201で受信されたRF帯周波数信号がRF部202によりベースバンド帯周波数信号へダウンコンバートされ、さらにADC203によりAD変換され、FFT205の入力信号として入力される。FFT205は入力信号に対して高速フーリエ変換処理を施すことにより、各サブキャリア毎の受信信号を得る。FFT205により得られたサブキャリア毎の受信信号は、等化器206によりデータ歪みが補正され、受信データとして図示しない復調器に出力される。
一方、AD変換後の入力信号は、自己相関器210(自己相関器<1>)及び自己相関器220(自己相関器<2>)に入力される。自己相関器210(自己相関器<1>)では、OFDMシンボルタイミングを抽出し、抽出したシンボル同期信号をS/P204及びFFT205に出力する。
本実施の形態は、上記自己相関器210(自己相関器<1>)に加えて、フレーム同期信号を出力するための自己相関器220(自己相関器<2>)及び同相加算平均部230と、フレームタイミングにある、サブキャリアの電力算出を行い、複数あるオフセットの周波数毎に配置された同一基地局のパイロットの電力を加算し、一番電力の大きい基地局と通信するためのBS選別結果を出力するPilot電力測定回路240とを備えることを特徴としている。
MS(ここでは通信端末装置200)が受信する電力測定用パイロットの時間波形は、未知の形状であるが、偶数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形については、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形の繰り返しとなる。
したがって、図5に示すように、MSが受信する複数BSからのプリアンブルシンボルは、1/2有効シンボル長の周期をもつ未知な同一波形の繰り返しとなり、繰り返し波形部分の自己相関特性を、フレーム単位に同相加算平均した特性から時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを特定することができる。すなわち、あらかじめ、MSは各BSとの間で、電力測定用パイロットのサブキャリア番号に各偶数番号を割り当てるという取り決めがなされていることで、複数BSからのプリアンブルシンボルは、1/2有効シンボル長の周期をもつ未知な同一波形の繰り返しであっても、同一波形が繰り返されることそれ自体が情報となり、該同一波形の繰り返しを既知信号と同様に扱うことが可能になる。
Pilot電力測定回路240では、フレーム同期信号の電力測定用パイロットの検出位置で、電力測定用パイロットをFFT復調した結果から、BS毎のサブキャリアの電力を求める。更に時間軸方向フレーム単位の平均を取り、結果の大きいBSを選択する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、OFDM送信装置100は、電力測定用パイロットを1フレームに1OFDMシンボル設定し、各基地局装置毎に電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てるとともに、基地局装置間で同期を取った上で各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより電力測定用パイロットを送信し、通信端末装置200は、シンボル同期信号を出力する自己相関器210(自己相関器<1>)と、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関器220(自己相関器<2>)と、繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出する同相加算平均部230とを備え、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形の自己相関特性をとり、かつフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出しているので、電力測定用パイロットを、タイミング検出用シンボルと兼用させることができ、1フレームに1シンボルの制御用チャネル領域で済ますことが可能になり、データ部分の伝送量を増大させることができる。例えば、図19に示す従来例では、1フレームに合計2シンボル分通信データでないOFDMシンボルが存在していた。これに対して、本実施の形態では、図6に示すように、電力測定用パイロットがタイミング検出用シンボルを兼用することにより、1フレームに1シンボルの制御用チャネル領域で済む。1フレームにつきデータ部分を1シンボル増やすことができるため、伝送量の増大に極めて有効である。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係るOFDM送信装置のハード的構成については、図1と同様であるため説明を省略する。但し、実施の形態1のOFDM送信装置では、電力測定用パイロットのサブキャリア番号を、基地局(BS)毎に偶数番号を割り当てていたのに対し、本実施の形態では、BS毎に奇数番号を割り当る点が異なる。
図9は、本発明の実施の形態2に係るOFDM送信装置からの送信データを受信する通信端末装置の構成を示すブロック図である。図2と同一構成部分には同一符号を付して重複箇所の説明を省略する。
図9において、通信端末装置300は、受信アンテナ201、RF部202、A/D変換部(ADC)203、シリアルパラレル変換部(S/P)204、高速フーリエ変換部(FFT)205、等化器206、自己相関器210(自己相関器<1>)、自己相関器320(自己相関器<2>)、同相加算平均部230、及びPilot電力測定回路240を備えて構成される。
自己相関器210(自己相関器<1>)は、OFDMシンボルタイミングを抽出し、抽出したシンボル同期信号をシリアルパラレル変換部(S/P)204及び高速フーリエ変換部(FFT)205に出力する。自己相関器210(自己相関器<1>)の詳細構成については前記図3により説明した。自己相関器210(自己相関器<1>)は、本実施の形態のように奇数周波数の場合も、前記実施の形態1のように偶数周波数の場合も同一構成をとる。自己相関器210(自己相関器<1>)は、ガードインターバル部分と有効シンボルの先頭部分と自己相関を取るので、シンボルタイミングを検出することができる。
自己相関器320(自己相関器<2>)は、OFDM信号からフレームタイミングを抽出し、抽出したフレームタイミングを同相加算平均部230に出力する。受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持ち、符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関手段としての機能を有する。自己相関器320(自己相関器<2>)の詳細構成については図10により後述する。
同相加算平均部230は、自己相関器320(自己相関器<2>)による自己相関結果を複数フレーム渡って加算平均を採ることでフレームタイミングを検出することができる。検出されたフレームタイミングは、フレーム同期信号としてPilot電力測定回路240に入力される。同相加算平均部230のフレーム単位の同相加算については、前記図7のフロー及び図8の波形図により説明した。
Pilot電力測定回路240は、フレーム同期信号に合わせてFFT205の出力からパイロット用データを抽出し、各々のパイロット信号の電力を測定する。
特に、Pilot電力測定回路240は、フレームタイミングにある、複数基地局のパイロット信号が変調されているプリアンブル信号のFFT復調結果を基に、サブキャリアの電力算出を行い、複数あるオフセットの周波数毎に配置された同一基地局のパイロットの電力を加算し、一番電力の大きい基地局と通信するためのBS選別結果を出力する。
図10は、自己相関器320(自己相関器<2>)の詳細な構成を示す回路図である。本実施の形態は、奇数数番目の周波数の場合の自己相関器<2>である。
図10において、自己相関器320(自己相関器<2>)は、1/2有効シンボル長遅延回路321(遅延回路<1>)、符号反転回路322、セレクタ323、複素共役部324、複素乗算部325、(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路326(遅延回路<2>)、加算器327及び平均化部328を備えて構成される。
1/2有効シンボル長遅延回路321(遅延回路<1>)は、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分だけ遅延させるシフトレジスタから構成される。
ADC203のサンプリングクロック周波数は、予め決定されている。1OFDMシンボルの長さは、(1)有効シンボルと(2)ガードインターバルとからなる。奇数番目の周波数のみを逆フーリエ変換したOFDM信号は、同一波形が符号を反転させて繰り返される信号となる。1/2の有効シンボル長の信号が2回繰り返されるので、1/2の有効シンボル長分だけ1/2有効シンボル長遅延回路321で遅延させた波形と、1/2の有効シンボル長分遅延させた波形を、符号反転回路322により符号を反転させた後、セレクタ323を介して複素乗算部325に渡す。
複素共役部324は、複素乗算部325で、遅延させた波形と遅延させない波形とを複素乗算をするために、遅延させた方の信号複素をとる。
複素乗算部325は、遅延させた波形と遅延させない波形とを複素乗算する。
(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路326(遅延回路<2>)は、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分とガードインターバル長分とを加えた時間分だけ遅延させるシフトレジスタから構成される。
加算器327は、(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路326(遅延回路<2>)のサンプリングクロック単位の遅延結果をすべて加算する。加算結果が自己相関の値となる。
平均化部328は、(1)ガードインターバル分のADCのサンプリングポイント数と(2)1/2有効シンボル長さ分ADCサンプリングポイント数を足した数で自己相関の値を割る。平均化部328は、加算結果の桁数を小さくするために使用する。
上記1/2有効シンボル長遅延回路321(遅延回路<1>)の一段のシフトレジスタも、上記(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路326(遅延回路<2>)の1段のシフトレジスタもADC203のビット数だけ確保していればよい。ここでは、加算結果の桁が大きくなるので、平均化部328により桁数をおさえておく。
以下、上述のように構成された通信端末装置の動作について説明する。
図11は、奇数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形の一例を示す図であり、奇数番目の周波数を使用したOFDMシンボルの時間軸波形を示す。
図11に示すように、奇数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形は、1OFDMシンボル350が、有効シンボル351と、有効シンボル351の先頭部分を繰り返したガードインターバル352とからなり、有効シンボル351は更に1/2の有効シンボル長の波形を繰り返しかつ符号を反転させた波形の信号352と353となる。すなわち、奇数番目の周波数を使用したOFDMシンボルの有効シンボルの全体は、有効シンボルの1/2の長さの同一波形を符合を反転させて繰り返した波形となる。
本実施の形態では、通信端末装置300は、シンボル同期信号を出力する自己相関器210(自己相関器<1>)に加えて、フレーム同期信号を出力するための自己相関器320(自己相関器<2>)を備え、自己相関器320(自己相関器<2>)は、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分だけ遅延させる1/2有効シンボル長遅延回路221、波形の符号を反転させる符号反転回路322、符号反転後の波形を選択するセレクタ323、複素共役部324、複素乗算部325、サンプリングクロックで1/2の有効シンボル長分とガードインターバル長分とを加えた時間分だけ遅延させる(ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路326(遅延回路<2>)、加算器327及び平均化部328を備え、加算器327による加算結果を、平均化部328により平均化することで自己相関結果を得ている。この自己相関結果は、電力測定用パイロットの1/2の有効シンボル長の信号の2回繰り返しの元信号となるものである。そして、更に同相加算平均部230により所定フレームに亘って(例えば数十フレーム)同相加算平均をとることでフレームタイミングを検出することができる。
図12は、奇数周波数を用いたOFDMシステムの周波数とフレームタイミングを示す図である。図12中、縦軸は時間を、横軸は周波数を示しており、より具体的には縦軸の時間はフレームタイミング1,2,…を、横軸の周波数はOFDMシステムのサブキャリア番号1,2,…を示している。但し、本実施の形態は、奇数番目の周波数の場合の適用例であるため、奇数のサブキャリア番号1,3,…,27を示している。
また、図12中ハッチングは、データを示し、図12中の番号361〜番号364及び白抜きは、フレームタイミング3,11に配置された電力測定用パイロット(以下、単にパイロットという場合がある)を示す。
一定数シンボル毎に1つのシンボルをフレームタイミング3,11とし、フレームタイミング3,11には奇数周波数のみにパイロットを配置し、フレームタイミング3,11以外には全周波数にデータ通信用のシンボルを配置する。
第1の基地局(BS1)は、第1の基地局の周波数番号361で示され、偶数周波数のうち周波数1,9,17,…というように一定の間隔(ここでは8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置する。
同様に、第2の基地局(BS2)は、第2の基地局の周波数番号362で示され、奇数周波数のうち周波数3,11,19,…というように一定の間隔(8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置する。また、第3の基地局(BS3)は、第3の基地局の周波数番号363で示され、奇数周波数5,13,21,…を一定の間隔(8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置し、第4の基地局(BS4)は、第4の基地局の周波数番号364で示され、奇数周波数7,15,23,…を一定の間隔(8サブキャリア数毎)をおいてパイロットを配置する。
このように、フレームタイミング3,11の奇数周波数のみに、各基地局毎に一定の間隔でパイロットを配置する一方、フレームタイミング3,11はデータ用のシンボルがない構造となっている。
本実施の形態の通信端末装置300がどの基地局と通信するかを決定する処理については、図7と同一であるため説明を省略する。但し、図7のステップS6では、図12に示すフレームタイミング3,11の奇数周波数に、一定の間隔で配置されたパイロットを、オフセット毎の電力和をとることで、第1乃至第4の基地局(BS1〜BS4)を検出する。また、ステップS7では、各基地局(BS)の平均電力値の比較によって通信する基地局(BS)を決定する。また、図9の同相加算平均部230による自己相関結果の波形についても前記図8と略同一であるため説明を省略する。同相加算平均部230は、自己相関器320(自己相関器<2>)から入力された自己相関結果を複数フレーム渡って加算平均をとると、フレームタイミングを検出することができる。
更に詳細に動作を説明する。
〔送信系〕
OFDM送信装置100側では、電力測定用パイロットを1フレームに1OFDMシンボル設ける。各BSは予め電力測定用パイロットで使用することができる固有のサブキャリア番号が割り当てられている。サブキャリア番号は奇数かつセルの繰り返し数から決定されるオフセットに基づいて複数割り当てられる。
電力測定用パイロットのサブキャリア番号は、ある基地局(BS)へは奇数番号を割り当てる。順次別BSへは、今までに割り当てされていない奇数番号を割り当てる。
前提としてBS間は互いに同期が取れているとし、全BSはBS間で共通なフレームタイミングで電力測定用パイロットを送信する。各BSは他BSと同期が取れており、フレームタイミングで電力測定用パイロットを1シンボル送信し、他の時間領域はデータのシンボルを送信する。
例えば、図12に示すように、OFDMシステムのフレームタイミング3,11のサブキャリア番号の奇数周波数に、各基地局毎に一定の間隔で電力測定用パイロットを配置する。
各BSが送信する電力測定用パイロットの時間波形は各々異なる波形であるが、いずれも有効シンボル内で同一波形が符合を反転させて繰り返される信号となる。
〔受信系〕
通信端末装置300側では、受信アンテナ201で受信されたRF帯周波数信号がRF部202によりベースバンド帯周波数信号へダウンコンバートされ、さらにADC203によりAD変換され、FFT205の入力信号として入力される。FFT205は入力信号に対して高速フーリエ変換処理を施すことにより、各サブキャリア毎の受信信号を得る。FFT205により得られたサブキャリア毎の受信信号は、等化器206によりデータ歪みが補正され、受信データとして図示しない復調器に出力される。
一方、AD変換後の入力信号は、自己相関器210(自己相関器<1>)及び自己相関器320(自己相関器<2>)に入力される。自己相関器210(自己相関器<1>)では、OFDMシンボルタイミングを抽出し、抽出したシンボル同期信号をS/P204及びFFT205に出力する。
本実施の形態は、上記自己相関器210(自己相関器<1>)に加えて、フレーム同期信号を出力するための自己相関器320(自己相関器<2>)及び同相加算平均部230と、フレームタイミングにある、サブキャリアの電力算出を行い、複数あるオフセットの周波数毎に配置された同一基地局のパイロットの電力を加算し、一番電力の大きい基地局と通信するためのBS選別結果を出力するPilot電力測定回路240とを備えることを特徴としている。
MS(ここでは通信端末装置300)が受信する電力測定用パイロットの時間波形は、未知の形状であるが、奇数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形については、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形が符合を反転させて繰り返される信号となる。このため、自己相関器320(自己相関器<2>)は、符号を反転させる符号反転回路322と、反転した信号を所定タイミングで複素乗算部325に渡すためのセレクタ323とを備えている。他の動作は、実施の形態1の偶数サブキャリアの場合と同様である。
したがって、図11に示すように、MSは受信する複数BSからのプリアンブルシンボルは、1/2有効シンボル長の周期をもつ未知な同一波形が符合を反転させて繰り返される波形の繰り返しとなる。ここで、MSは各BSとの間で、あらかじめ電力測定用パイロットのサブキャリア番号に各奇数番号を割り当てるという取り決めがなされていることで、複数BSからのプリアンブルシンボルは、1/2有効シンボル長の周期をもつ未知な符号が反転した同一波形の繰り返しであっても、同一波形が繰り返されることそれ自体が情報となり、該同一波形の繰り返しを既知信号と同様に扱うことが可能になる。
そして、同相加算平均部230では、繰り返し波形部分の自己相関特性を、フレーム単位に同相加算平均した特性から時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを特定することができる。
Pilot電力測定回路240では、フレーム同期信号の電力測定用パイロットの検出位置で、電力測定用パイロットをFFT復調した結果から、BS毎のサブキャリアの電力を求める。更に時間軸方向フレーム単位の平均を取り、結果の大きいBSを選択する。
このように、本実施の形態によれば、通信端末装置300は、受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関器320(自己相関器<2>)を備え、奇数番号について実施の形態1と同様の処理を行っているので、実施の形態1の場合と同様の効果、すなわち電力測定用パイロットがタイミング検出用シンボルを兼用することで1フレームにつきデータ部分を1シンボル増やすことができ、伝送量を増大させることができる。
(実施の形態3)
本実施の形態は、実施の形態1に係るOFDMシステムにおいて、各BSに割当てられるサブキャリア番号の割り当て例である。
本実施の形態のサブキャリア番号の割り当て方法は、以下のステップを有する。
(1)各BSが送信する電力測定用パイロットの振幅は一定とする。
(2)電力測定用パイロットのサブキャリア番号は、あるBSへは特定数をオフセットさせた複数の偶数番号を割り当てる。順次別BSへは、特定数をオフセットさせて、今までに割り当てされていない複数の偶数番号を割り当てる。上記オフセットの特定数はマルチセルにおけるセル繰り返し数から決定する。
(3)MSは、受信した電力測定用パイロットのFFT後の各サブキャリア複素信号の電力を求め、前記オフセット分はなれた複数サブキャリア同士の電力を加算し、更にフレーム単位で加算平均を取る。電力の大きいBSを求め、伝送損失の少ない通信ロスが少ないBSを決定する。
図13は、本発明の実施の形態3に係るOFDMシステムのセルの繰り返し数を示す図であり、図13(a)はセルが7、図13(b)はセルが19、図13(c)はセルが37の場合のサブキャリア番号の割付例を示す。
例えば、セル繰り返し数が37、FFTサイズが1024の場合は、オフセット量(前記図6のオフセット参照)を74(>37×2)とする。
図14は、上記の場合の各BSのサブキャリア割り当て例を示す図であり、基地局のパイロットを配置するサブキャリアの間隔の関係を示している。
図13及び図14において、BS1〜BS37まで割り当て可能であり、各BSが送信する電力測定用パイロットの振幅は一定とする。
電力測定用パイロットのサブキャリア番号は、あるBSへは特定数をオフセットさせた複数の偶数番号を割り当てる。例えば、BS1は偶数のサブキャリア番号2から特定数74をオフセットさせた次のサブキャリア番号76、さらに次のサブキャリア番号150、以下同様にサブキャリア番号890まで割り当てる。
順次別BS2〜37へは、上記特定数をオフセットさせて、今までに割り当てされていない複数の偶数番号を割り当てる。この例では、BS2は、偶数のサブキャリア番号4から特定数74をオフセットさせた次のサブキャリア番号78、152、…、892まで割り当てる。同様に、BS3は、偶数のサブキャリア番号6から特定数74をオフセットさせた次のサブキャリア番号80、154、…、894まで割り当て、BS37は、偶数のサブキャリア番号74から特定数74をオフセットさせた次のサブキャリア番号148、222、…、962まで割り当てる。いま、セル繰り返し数が37、FFTサイズが1024の場合であるため、BS37は、偶数のサブキャリア番号962が最終サブキャリア番号となる。
このように、本実施の形態によれば、ある特定のBSを所定間隔あけて使うかを、オフセットにより決定しているので、一定のオフセットがある複数サブキャリアの受信電力の合計によって通信すべきBSを決定することができ、周波数選択性フェージングに耐性があり、通信するのに適した伝送損失の少ないBSを選択することができる。
なお、本実施の形態は、各BSに複数の偶数番号を割り当てるサブキャリア番号の割り当て例に適用した例であるが、実施の形態2に係るOFDMシステムにおいて、各BSに複数の奇数番号を割り当てるサブキャリア番号の割り当て例にも同様に適用できる。
(実施の形態4)
本実施の形態は、実施の形態3に加え、各BSに割り振ったサブキャリア番号をある規則に則ってホップするサブキャリア番号の割り当て例である。
本実施の形態のサブキャリア番号の割り当て方法は、以下のステップを有する。
(1)フレーム毎にBSに割り当てられるサブキャリア番号を巡回させる。
(2)巡回する規則はMSも知っており、MSは巡回する規則に従って、オフセット毎のパイロットの電力の和を計算し、電力の和の大きいBSと通信をする。すなわち、MSは複数フレームに亘って前記規則に従って特定BSのパイロットの平均合計電力を求め、通信損失が少ないBSを決定する。
図15は、セルの繰り返し数と基地局のパイロットを配置するサブキャリアの間隔の関係を示す図、図16は、図15のセルの繰り返し数と基地局のパイロットを配置するサブキャリアの間隔の関係を模式的に示す図である。
各BSに割り振ったサブキャリア番号をある規則に則ってホップする。例えば、図15及び図16に示すように、フレーム毎にBSに割り当てられるサブキャリア番号を巡回させる。BS1に着目すると、第Nフレームでは、偶数のサブキャリア番号2から特定数74をオフセットさせた次のサブキャリア番号76、さらに次のサブキャリア番号150、以下同様にサブキャリア番号890まで割り当てる。本実施の形態では、上記に加えて更に、フレーム毎にBSに割り当てられるサブキャリア番号を巡回させることで、各BSに割り振ったサブキャリア番号をホップさせる。図16に示すように、時間方向でのホッピングにより、第N+1フレームでは、偶数のサブキャリア番号74から特定数74をオフセットさせた次のサブキャリア番号148、さらに次のサブキャリア番号222、以下同様にサブキャリア番号962まで割り当てられる。
このように、本実施の形態によれば、複数の時間方向でホッピングさせたサブキャリアに亘ってパイロットの合計電力を求めて通信すべきBSを決定するので、周波数選択性フェージングの耐性が更に強まると同時に、時間軸方向へも平均を取ることで、通信するのに適した伝送損失の少ない基地局装置を選択することができる。
なお、本実施の形態では、基地局装置に割り当てられるサブキャリア番号を巡回させてホッピングしているが、どのようなホップでもよく、例えばBSとMSがあらかじめ取り決めたホップをテーブル値として持つものでもよい。
また、本実施の形態は、各基地局装置に複数の偶数番号を割り当てるサブキャリア番号の割り当て例に適用した例であるが、実施の形態2に係るOFDMシステムにおいて、各BSに複数の奇数番号を割り当てるサブキャリア番号の割り当て例にも同様に適用できる。
(実施の形態5)
本実施の形態は、各BSが送信する電力測定用パイロットのサブキャリア番号の割り当て例である。
本実施の形態のフレームタイミング検出方法は、以下のステップを有する。
(1)各BSが送信する電力測定用パイロットのサブキャリア番号は複数の偶数番号又は複数の奇数番号を割り当てる。
(2)各BSが送信する電力測定用パイロットの振幅は一定とする。
(3)前提としてBS間は互いに同期が取れているとし、全BSはBS間で共通なフレームタイミングで電力測定用パイロットを送信する。
図17は、BSからの位置とパイロットの受信電力の関係を示す図であり、図17(a)はBSからの位置とパイロットの受信電力の配置を示す図、図17(b)は、図17(a)の位置関係におけるパイロットの受信電力を示す図である。
図17(b)に示すように、BS1から送信するパイロットの受信電力及びBS2から送信するパイロットの受信電力は、BS1,BS2からの距離に応じて増減する。図17(a)に示す位置における移動機(MS)は、結果として通信しない基地局のパイロットと、結果として通信する基地局パイロットとの、両方の電力を使ってフレームタイミングを検出することになる。
特定BSから送信する電力測定用パイロットは、MSで受信する場合にその電界強度がMSからの距離の2乗から4乗に反比例する。
図18は、セルシステムをOFDMシステムに適用する概念図である。
MSの動作として、データ部分とパイロット部分とが区別できない情況からパイロット部分を抽出する必要があるが、複数BSから送信された電力測定用パイロットは、特定BSから送信された電力測定用パイロットのみでなく、隣接する別BSからの電力測定用パイロットとの重ね合わせた信号であってもパイロットとして利用できるため、データ部分からパイロット部分を区別する上で効率がよい。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。
また、上記実施の形態では、基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、マルチキャリア通信システム、通信装置、通信制御方法等でもよいことは勿論である。
また、上記基地局装置を構成する各回路部の種類、数及び接続方法などは前述した実施の形態に限られない。
本発明に係る基地局装置、通信端末装置、通信システム及び通信方法は、OFDMシステムは勿論のこと、OFDMシステム以外のマルチキャリア通信における基地局装置及び通信端末装置とその通信方法において有用である。
本発明の実施の形態1に係るOFDM送信装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態1に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態1に係る通信端末装置の自己相関器の詳細な構成を示す回路図 上記実施の形態1に係る通信端末装置の自己相関器の詳細な構成を示す回路図 上記実施の形態1に係る通信端末装置の偶数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形の一例を示す図 上記実施の形態1に係る通信端末装置の偶数周波数を用いたOFDMシステムの周波数とフレームタイミングを示す図 上記実施の形態1に係る通信端末装置がどの基地局と通信するかを決定する処理を示すフロー図 上記実施の形態1に係る通信端末装置の同相加算平均部による自己相関結果の波形を示す図 本発明の実施の形態2に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 上記実施の形態2に係る通信端末装置の自己相関器の詳細な構成を示す回路図 上記実施の形態2に係る通信端末装置の奇数サブキャリアの電力測定用パイロットの時間波形の一例を示す図 上記実施の形態2に係る通信端末装置の奇数周波数を用いたOFDMシステムの周波数とフレームタイミングを示す図 本発明の実施の形態3に係るOFDMシステムのセルの繰り返し数を示す図 上記実施の形態3に係るOFDMシステムの各BSのサブキャリア割り当て例を示す図 本発明の実施の形態4に係るOFDMシステムのセルの繰り返し数と基地局のパイロットを配置するサブキャリアの間隔の関係を示す図 上記実施の形態4に係るOFDMシステムのセルの繰り返し数と基地局のパイロットを配置するサブキャリアの間隔の関係を模式的に示す図 本発明の実施の形態5に係るOFDMシステムのBSからの位置とパイロットの受信電力の関係を示す図 上記実施の形態5に係るセルシステムをOFDMシステムに適用する概念図 従来のOFDMシステムの周波数とフレーム構成を示す図
符号の説明
100 OFDM送信装置
101 パラレルシリアル変換部(P/S)
102 フレーム同期部
103 逆高速フーリエ変換部(IFFT)
104,202 RF部
105 送信アンテナ
200,300 通信端末装置
201 受信アンテナ
203 A/D変換部(ADC)
204 シリアルパラレル変換部(S/P)
205 高速フーリエ変換部(FFT)
206 等化器
210 自己相関器(自己相関器<1>)
220,320 自己相関器(自己相関器<2>)
230 同相加算平均部
240 Pilot電力測定回路
211 有効シンボル長遅延回路(遅延回路<1>)
212,222 複素共役部
213,223 複素乗算部
214 ガードインターバル長遅延回路(遅延回路<2>)
215,225 加算器
216,226 平均化部
221 1/2有効シンボル長遅延回路(遅延回路<1>)
224 (ガードインターバル+1/2有効シンボル)長遅延回路(遅延回路<2>)

Claims (14)

  1. マルチキャリア通信を行う基地局装置であって、
    電力測定用パイロットを1フレームに1シンボル設ける設定手段と、
    各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てる割当手段と、
    前記各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより前記電力測定用パイロットを送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  2. 前記設定手段は、前記電力測定用パイロットを1フレームに1OFDMシンボル設けることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  3. 前記割当手段は、第1の基地局装置に偶数番号を割り当て、順次、他の基地局装置に、今までに割り当てされていない他の偶数番号を割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  4. 前記割当手段は、第1の基地局装置に奇数番号を割り当て、順次、他の基地局装置に、今までに割り当てされていない他の奇数番号を割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  5. 前記割当手段は、第1の基地局装置にサブキャリア番号を割り当て、順次、他の基地局装置に、特定数をオフセットした今までに割り当てされていない他のサブキャリア番号を割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  6. 前記割当手段は、各基地局装置に割り振ったサブキャリア番号を、所定の規則に従ってホップし、該ホップ後のサブキャリア番号を割り当てることを特徴とする請求項1記載の基地局装置。
  7. 前記オフセットの特定数は、マルチセルにおけるセル繰り返し数から決定することを特徴とする請求項5記載の基地局装置。
  8. 前記所定の規則は、フレーム毎に基地局装置に割り当てられるサブキャリア番号を巡回させることを特徴とする請求項6記載の基地局装置。
  9. マルチキャリア通信を行う通信端末装置であって、
    1フレームに1シンボル設けられた電力測定用パイロットを受信する受信手段と、
    受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形又は1/2有効シンボル長の周期を持つ符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関手段と、
    前記繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出するフレームタイミング検出手段と
    を備えることを特徴とする通信端末装置。
  10. 前記受信手段は、1フレームに1OFDMシンボル設けられた前記電力測定用パイロットを受信することを特徴とする請求項9記載の通信端末装置。
  11. 前記自己相関手段は、ガードインターバル長と1/2有効シンボル長とを加えた長さ分の自己相関特性をとることを特徴とする請求項9記載の通信端末装置。
  12. さらに、サブキャリアの電力算出を行い、複数あるオフセットの周波数毎に配置された同一基地局のパイロットの電力を加算し、一番電力の大きい基地局と通信する基地局選別手段を備えることを特徴とする請求項9記載の通信端末装置。
  13. マルチキャリア通信を行う通信システムであって、
    基地局装置は、
    電力測定用パイロットを1フレームに1シンボル設ける設定手段と、
    各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てる割当手段と、
    前記各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより前記電力測定用パイロットを送信する送信手段とを備え、
    通信端末装置は、
    1フレームに1シンボル設けられた電力測定用パイロットを受信する受信手段と、
    受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形又は1/2有効シンボル長の周期を持つ符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとる自己相関手段と、
    前記繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出するフレームタイミング検出手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  14. マルチキャリア通信を行う通信方法であって、
    送信側では、
    電力測定用パイロットを1フレームに1シンボル設けるステップと、
    各基地局装置に前記電力測定用パイロットのサブキャリア番号を割り当てるステップと、
    前記各基地局装置間で共通なフレームタイミングにより前記電力測定用パイロットを送信するステップとを実行し、
    受信側では、
    1フレームに1シンボル設けられた電力測定用パイロットを受信するステップと、
    受信した電力測定用パイロットから、1/2有効シンボル長の周期を持つ同一波形又は1/2有効シンボル長の周期を持つ符号が反転した波形の繰り返しとなる繰り返し波形部分の自己相関特性をとるステップと、
    前記繰り返し波形部分の自己相関特性をフレーム単位に同相加算平均して、時間軸上の電力測定用パイロットの位置フレームタイミングを検出するステップとを実行することを特徴とする通信方法。
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