JP2008171715A - 燃料電池システム及び燃料電池システムにおけるガス吸着部の再生方法 - Google Patents

燃料電池システム及び燃料電池システムにおけるガス吸着部の再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】システムの構成が簡単であるとともに、ガス吸着フィルタの再生処理を効率良く行うことができる燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池11にエアを供給するためのエア供給路13に、その上流側からガス吸着フィルタ16及びコンプレッサ17を順に接続し、そのコンプレッサ17によりガス吸着フィルタ16を介して燃料電池11にエアを供給する。ガス吸着フィルタ16の再生のために、そのガス吸着フィルタ16の内部を減圧状態にする減圧装置18を設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば車両等に搭載される燃料電池システム及び燃料電池システムにおける不純ガス吸着部の再生方法に関するものである。
一般に、この種の燃料電池システムにおいては、燃料電池のカソード極に酸素が供給されるとともに、アノード極に水素が供給されて、その水素の酸化還元反応により発電が行われる。この場合、カソード極に供給される酸素としては大気中の酸素が用いられる。ところが、大気中には燃料電池の発電機能を阻害する不純物が含まれていることが多いため、フィルタ等により大気中の不純物を除去する必要がある。このように、大気中から不純物を除去するシステムとしては、例えば特許文献1に開示されるような構成のものが従来から提案されている。
この従来構成においては、フィルタにより大気中から不純ガスが除去されて、その状態で大気が燃料電池のカソード極に供給される。この場合、前記フィルタは、複数の室に分割形成してなる回転可能な円筒状の容器と、その容器の各室内に充填された吸着剤とから構成されている。そして、いずれか1つの室に加熱されない大気が通過されて、その室内の吸着剤により大気中から不要な不純ガスが吸着除去される。また、他の室に加熱した大気が流され、それらの室の吸着剤に既に吸着されている不純ガスが熱によって脱離されて、フィルタの再生が行われる。
特開2001−70736号公報
ところが、この従来の燃料電池システムにおいては、フィルタが複数の室を有する円筒形状であるため、フィルタ全体が大型になるという問題があった。また、フィルタを回転させるための回転機構や、フィルタを再生させるためのヒータ、あるいはヒータの熱が不要な部分に放散されないようにするための断熱手段等を装備する必要があるため、システムが複雑で大掛かりになる。
さらに、前記従来の燃料電池システムにおいては、フィルタに加熱した大気を通過させることにより、フィルタの再生を行うように構成されているが、再生用の大気にも不純ガスが含まれていることもあって、再生用の大気をかなりの高温にする必要がある。従って、従来の燃料電池システムにおいては、再生のために多大なエネルギーを必要とし、稼働効率が悪いものであった。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、構造が簡単であるとともに、ガス吸着部の再生処理を効率良く行うことができる燃料電池システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明は、燃料電池にエアを供給するためのエア供給路に、ガス吸着手段及び送風手段を配置し、その送風手段により前記ガス吸着手段を介して燃料電池にエアを供給するようにした燃料電池システムにおいて、前記ガス吸着手段の再生のために同ガス吸着手段の内部を減圧状態にする減圧手段を設けたことを特徴とする。
従って、この発明によれば、減圧手段にてガス吸着手段の内部が減圧されることにより、ガス吸着手段に吸着されている不純ガスが脱離されて、ガス吸着手段の再生が行われる。よって、ガス吸着手段に複数の室を設けたりする必要がなく、システムの構造が簡単であるとともに、加熱された再生エアも不要であって、ガス吸着手段の再生処理を効率良く行うことができ、ひいては燃料電池の発電動作を効率良く行うことができる。
前記の構成において、前記送風手段をガス吸着手段の下流側に設けるとよい。このように構成すれば、ガス吸着手段の上流側を閉鎖した状態で送風手段を作動させるのみで、ガス吸着手段の内部を減圧状態にすることが可能になる。
また、前記の構成において、前記減圧手段は、送風手段と、前記ガス吸着手段の上流側においてエア供給路に設けられ、そのエア供給路を開閉するための開閉手段と、前記送風手段と燃料電池との間においてエア供給路に設けられ、ガス吸着手段の二次側を燃料電池に接続する状態と、大気に開放する状態とに択一的に切り替えるための切替手段とにより構成すればよい。このように構成した場合には、減圧手段としてエア供給路に開閉手段及び切替手段を構成する切替弁を設けるのみでよい。
さらに、前記の構成において、エア供給路に一対の流路部を並列に設けるとともに、一方の流路部に前記ガス吸着手段を設け、前記減圧手段を、吸引ポートが前記ガス吸着手段に接続されるとともに、一次側が前記燃料電池の下流におけるエア排出路に接続され、かつ二次側が大気に開放されたエジェクタと、前記ガス吸着手段の上流側及び下流側において前記流路部の一方を択一的に開放及び閉鎖する第1切替手段と、エジェクタの一次側と前記エア排出路との間に設けられた第2切替手段とにより構成し、第1切替手段の切替えにより前記ガス吸着手段側の流路部が閉鎖された状態において、前記第2切替手段の切り替えにより前記エア排出路がエジェクタの一次側に接続されることにより、エジェクタの吸引作用により前記吸引ポートからガス吸着手段内のエアが吸引されるように構成するとよい。
このように構成した場合には、エジェクタにてガス吸着手段内のエアが吸引されることにより、ガス吸着手段の内部が減圧される。よって、減圧のための駆動手段を設けることなく、減圧手段としてエジェクタを設けるという簡単な構成で、ガス吸着手段の再生処理を効率良く行うことができる。
さらに、前記の構成において、前記エジェクタの一次側をガス吸着手段におけるガス吸着エレメントの上流側に接続するとよい。このように構成した場合には、ガス吸着手段内のエアがガス吸着エレメントの上流側から吸引されることにより、ガス吸着手段の内部が減圧される。よって、ガス吸着エレメントに吸着されている不純ガスを容易に脱離させることができる。
さらに、前記の構成において、燃料電池の運転状態を監視するとともに、その運転状態に基づいて前記切替手段の動作を制御する制御手段を設けるとよい。このように構成した場合には、燃料電池が停止状態になったとき、切替手段を動作させて、ガス吸着手段の再生処理を自動的に行うことができる。よって、燃料電池に対して常に清浄なエアを供給することができる。
また、前記の構成において、前記吸着手段の減圧解除に際して、減圧状態を徐々に解放させる解放手段を設けるとよい。このように構成すれば、吸着手段の内部における急激な圧力変動を防止でき、従って、ガス吸着エレメント等の破損を防止できる。なお、ここで、減圧状態を徐々に解放するということは、吸着手段の減圧状態を解除するための弁の開放にともなう同吸着手段の昇圧過程よりも、長い時間をかけて昇圧させることを指すものとする。
加えて、この発明においては、燃料電池にエアを供給するためのエア供給路に、ガス吸着手段及び送風手段を配置し、その送風手段により前記ガス吸着手段を介して燃料電池にエアを供給するようにした燃料電池システムにおいて、前記ガス吸着手段の再生のために同ガス吸着手段の内部を減圧状態にすることを特徴としている。従って、前述のように、ガス吸着手段に吸着されている不純ガスが減圧により脱離されて、ガス吸着手段の再生が行われる。よって、ガス吸着手段に複数の室を設けたり、加熱手段を設けたりする必要がなく、システムの構造を簡単でき、加熱された再生エアも不要であって、ガス吸着手段の再生処理を効率良く行うことができる。
以上のように、この発明によれば、構造が簡単であるとともに、ガス吸着手段の再生処理を含む発電動作を効率良く行うことができるという効果を発揮する。
(第1実施形態)
以下に、この発明の第1実施形態を、図1〜図3に基づいて説明する。
図1に示すように、この実施形態の燃料電池システムにおいては、燃料電池11のカソード極11aに酸素が供給されるとともに、アノード極11bに水素が供給されて、その水素の酸化還元反応により発電が行われる。
燃料電池11には蓄電池12が電気接続され、燃料電池11で発電された電気がこの蓄電池12に蓄えられる。燃料電池11のカソード極11aの上流側には吸入口13aを有するエア供給路13が接続され、このエア供給路13を介してカソード極11aに大気、すなわち酸素を含むエアが供給される。カソード極11aの下流側には排出口14aを有するエア排出路14が接続され、このエア排出路14を介して処理後のエアが大気中に排出される。
前記エア供給路13にはその上流側から下流側に向かって、除塵フィルタ15、ガス吸着フィルタ16及びコンプレッサ17が順に接続されている。前記除塵フィルタ15は、エア中に含まれる塵埃や粉塵等の粒子状あるいは微粒子状の不純物を捕捉して除去する。前記ガス吸着フィルタ16はガス吸着手段を構成し、内部に設けられた活性炭等よりなるガス吸着エレメント16aにて、エア中に含まれる硫黄系ガス等の不純ガスを吸着して除去する。前記コンプレッサ17は送風手段としての送風装置を構成し、吸入口13aからエア供給路13内にエアを吸入させて圧縮し、燃料電池11のカソード極11aに供給し、そして、その後にエア排出路14を介して排出口14aから排出させる。
図1に示すように、前記エア供給路13には、ガス吸着フィルタ16の内部を減圧状態にして、そのガス吸着フィルタ16を再生させるための減圧手段としての減圧装置18が設けられている。この減圧装置18は、前記コンプレッサ17と、ガス吸着フィルタ16の上流側においてエア供給路13に設けられた開閉手段としての第1開閉弁19と、コンプレッサ17と燃料電池11との間においてエア供給路13に設けられた切替手段としての切替弁20とを備えている。前記切替弁20とエア排出路14との間には、燃料電池11を迂回する迂回路21が設けられている。
前記第1開閉弁19は、前記ガス吸着フィルタ16の上流側においてエア供給路13を開閉する。前記切替弁20は、ガス吸着フィルタ16及びコンプレッサ17の二次側を燃料電池11に接続する状態と、それらの二次側を燃料電池11を迂回する前記迂回路21を介して大気に開放する状態とに択一的に切り替える。そして、図1に示すように、第1開閉弁19が開放されるとともに、切替弁20が迂回路21側を閉鎖する状態に切り替えられて、コンプレッサ17が作動されたとき、前記のように吸入口13aからのエアが燃料電池11のカソード極11aに供給される。また、第1開閉弁19が閉じられるとともに、切替弁20が迂回路21側の接続状態に切り替えられると、ガス吸着フィルタ16の上流側が閉鎖される。そして、この状態において、コンプレッサ17が作動されると、ガス吸着フィルタ16の内部が減圧されて、そのガス吸着エレメント16aに既に吸着されている不純ガスが脱離される。
図1に示すように、前記除塵フィルタ15とガス吸着フィルタ16との間におけるエア供給路13と、ガス吸着フィルタ16との間には、ガス吸着フィルタ16の内部を減圧状態から徐々に解放するための減圧解放装置22が設けられている。この減圧解放装置22は、第1開閉弁19を迂回して設けられたエア流路23と、そのエア流路23に接続された第2開閉弁24と、同エア流路23に接続された絞り弁25とから構成されている。そして、ガス吸着フィルタ16の減圧状態で、第2開閉弁24が開かれたとき、絞り弁25の作用によりガス吸着フィルタ16内にエアが徐々に導入されて、ガス吸着フィルタ16の内部が減圧状態から徐々(1〜数秒程度)に解放される。
次に、前記のような構成の燃料電池システムの電気回路の構成について説明する。
図2に示すように、制御装置27は制御手段を構成し、前記第1開閉弁19を開閉動作させるためのソレノイド119、切替弁20を開閉動作させるためのソレノイド120、第2開閉弁24を開閉動作させるためのソレノイド124及びコンプレッサ17を稼働させるためのモータ117を含む燃料電池システム全体の動作を制御する。メモリ28は、燃料電池システムの動作を制御するために必要なプログラムや諸データを記憶している。燃料電池運転状態検出センサ29は、燃料電池11の運転状態を監視して、燃料電池11の運転状態または停止状態の検出信号を制御装置27に対して出力する。この燃料電池運転状態検出センサ29としては、燃料電池11の発電状態を検出する電流計や電圧計を用いることができる。
ここで、燃料電池運転状態検出センサ29として電流計が用いられた場合、燃料電池11内を流れる電流がゼロアンペアあるいは所定値(例えば1アンペア)以下になったときに発電停止状態であると前記制御装置27が判断する。また、燃料電池運転状態検出センサ29として電圧計が用いられた場合、燃料電池11内を流れる電流の電圧がゼロボルトまたは所定値(例えば0.95ボルト)以下になったときに発電停止状態であると前記制御装置27が判断する。
次に、前記のように構成された燃料電池システムの動作を説明する。
さて、燃料電池11の運転時には、燃料電池運転状態検出センサ29から制御装置27に対して運転状態を示す検出信号が出力される。このため、図1に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1開閉弁19が開かれるとともに、切替弁20がコンプレッサ17の二次側を燃料電池11に接続する状態に切り替えられる。それとともに、減圧解放装置22の第2開閉弁24が閉じられる。この状態で、コンプレッサ17が作動されると、吸入口13aからエア供給路13内にエアが吸入されて圧縮され、燃料電池11のカソード極11aに供給される。このとき、エア中に含まれる粉塵等の粒子状または微粒子状の不純物は、除塵フィルタ15によって捕捉されて除去される。また、エア中に含まれる硫黄系ガス等の不純ガスは、ガス吸着フィルタ16内のガス吸着エレメント16aによって吸着されて除去される。そして、燃料電池11のアノード極11bに供給される水素と、カソード極11aに供給されるエア中の酸素との酸化還元反応によって発電が行われる。
これに対して、例えば、イグニションスイッチ(図示しない)がオフされた場合等、燃料電池11の停止時には、燃料電池運転状態検出センサ29から制御装置27に対して停止状態の検出信号が出力される。このため、図3に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1開閉弁19が閉じられるとともに、切替弁20がコンプレッサ17の二次側を迂回路21側から大気に開放する状態に切り替えられる。それとともに、減圧解放装置22の第2開閉弁24が閉じられた状態を維持する。従って、この状態において、ガス吸着フィルタ16及びコンプレッサ17の上流側が閉鎖されるとともに、燃料電池11を迂回する迂回路21が形成される。
そして、この状態で、コンプレッサ17が作動されて、ガス吸着フィルタ16の内部からエアが吸引され、そのガス吸着フィルタ16の内部が減圧される。この減圧により、ガス吸着エレメント16aに既に吸着されている不純ガスが脱離されて、ガス吸着フィルタ16の再生が行われる。脱離された不純ガスは迂回路21を介して排出口14aから大気中に放出される。
なお、このコンプレッサ17の稼働や、開閉弁19,24の開閉動作は、蓄電池12に蓄えられた電力を用いて行われ、コンプレッサ17は、所定時間(数分〜数十分)連続運転される。
そして、このガス吸着フィルタ16の再生が所定時間行われた後、あるいは前記イグニションスイッチがオンされた場合には、コンプレッサ17が停止される。この状態で、図3に鎖線で示すように、減圧解放装置22の第2開閉弁24が解放され、エアがエア供給路13から絞り弁25を介してガス吸着フィルタ16内に徐々に導入されて、そのガス吸着フィルタ16の内部が減圧状態から解放される。
その後、第1,第2開閉弁19,24及び切替弁20が図1の実線の状態に復帰し、燃料電池11が運転可能な状態になる。
従って、この第1実施形態の燃料電池システムは以下に列挙する効果がある。
(1) この燃料電池システムにおいては、エア供給路13に第1開閉弁19及び切替弁20よりなる減圧装置18が設けられ、その減圧装置18にてガス吸着フィルタ16の内部が減圧されることにより、ガス吸着フィルタ16の再生が行われる。よって、従来構成とは異なり、ガス吸着フィルタを回転可能な大型の円筒形状に形成したり、そのガス吸着フィルタを回転させるための回転機構や、同ガス吸着フィルタを再生させるためのヒータ等を装備したりする必要がない。従って、燃料システムの構成を簡素化することができるとともに、装置の大型化を避けることができる。
(2) また、ガス吸着フィルタ16の内部を減圧することにより、そのガス吸着フィルタ16の再生をただちに行うことができるため、ヒータ加熱等が不要であり、その再生処理を短時間で効率良く行うことができ、ひいては、燃料電池11の発電動作を効率よく行うことが可能となる。
(3) しかも、開閉弁19,24及び切替弁20を切替えた状態においてコンプレッサ17を作動させるのみで、ガス吸着フィルタ16の減圧状態を形成できるため、減圧動作を実行できる。つまり、減圧のために設けられた構成は、開閉弁19,24及び切替弁20だけであるから、その構成は簡単である。
(4) この実施形態の燃料電池システムにおいては、ガス吸着フィルタ16の再生終了後に、減圧解放装置22によりガス吸着フィルタ16が減圧状態からある程度の時間をかけて除々に解放されて、元の状態に戻される。従って、急激な圧力回復にともなうガス吸着フィルタ16等の破損を防止することができる。
(5) ガス吸着フィルタ16の再生が、同ガス吸着フィルタ16内にエアに逆流させて実行されるものではないため、いわば逆洗ではないため、逆流エア用のフィルタ機構を設ける必要がなく、構成が簡単である。しかも、除塵フィルタ15に逆流エアを通すと、その除塵フィルタ15から脱離した塵埃等がエア供給路13の内壁等に付着することがあるが、逆流を実行しないこの実施形態においては、このようなおそれはない。
(第2実施形態)
次に、この発明の第2実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第2実施形態においては、図1〜図3に示す第1実施形態において、燃料電池運転状態検出センサ29として、燃料電池11の温度を検出する温度センサを用いたものである。そして、このセンサ29の検出に基づき、燃料電池11の検出温度が摂氏40度以下になったときに、制御装置27は燃料電池11が運転停止状態であると判断する。
従って、この第2実施形態においては、第1実施形態とはセンサ29の種類が相違するのみであって、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第3実施形態)
次に、この発明の第3実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第3実施形態においては、図2の2点鎖線及び図4に示すように、燃料電池運転状態検出センサ29として、除塵フィルタ15の上流側においてエア供給路13内のエアの流量を検出する流量センサ40を用いたものである。そして、このセンサ29の検出に基づき、エア供給路13内のエアの流量がゼロになった場合、あるいは所定値を下回った場合に、制御装置27は燃料電池11が運転停止状態であると判断する。
従って、この第3実施形態においても、前記第2実施形態と同様にセンサ29の種類が相違するのみであって、前記第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第4実施形態)
次に、この発明の第4実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第4実施形態においては、図5に示すように、前記各実施形態における蓄電池12は設けられていない。そして、ガス吸着フィルタ16の再生のためのコンプレッサ17の駆動電力を燃料電池11から直接得るようにしている。
従って、この第4実施形態においては、燃料電池11が稼働中ではあるが、アクセルオフの場合のように、車両駆動のための電力が不要な場合に、発電電力によって各弁19,20,24及びコンプレッサ17の駆動電力を得て、ガス吸着フィルタ16の再生とゆっくりとした減圧解放動作とが実行される。
従って、この第4実施形態においては、以下の効果がある。
(6) ガス吸着フィルタ16の再生に際して蓄電池12の電力を用いないため、蓄電池12の容量を小さくしたり、蓄電池12を省略したりすることが可能となる。
(第5実施形態)
次に、この発明の第5実施形態を、前記第1実施形態と異なる部分を中心に図6〜図9に基づいて説明する。
この第5実施形態においては、図6及び図7に示すように、除塵フィルタ15とコンプレッサ17との間であって、減圧解放装置22のエア流路23の分岐部の下流側のエア供給路13に一対の流路部13A,13Bが並列に設けられている。そして、その一方の流路部13Aにガス吸着フィルタ16が接続されている。燃料電池11の下流側のエア排出路14には、排出口31aを有するエア排出分岐路31が接続されている。このエア排出分岐路31には、エジェクタ32が接続されている。エジェクタ32の一次側32aと二次側32bとの間の絞り部32cには吸引ポート32dが開口され、この吸引ポート32dに開閉弁33を介して前記ガス吸着フィルタ16におけるガス吸着エレメント16aの上流側が接続されている。
前記ガス吸着フィルタ16の上流側及び下流側において両流路部13A,13B間の2つの分岐部には、その流路部13A,13Bの一方を択一的に開放及び閉鎖するための一対の第1切替手段としての第1切替弁34A,34Bが設けられている。前記エア排出路14とエア排出分岐路31との分岐部には、そのエア排出路14及びエア排出分岐路31の一方を択一的に開放及び閉鎖するための第2切替手段としての第2切替弁35が設けられている。そして、この第5実施形態においては、前記エジェクタ32、第1切替弁34A,34B及び第2切替弁35により、ガス吸着フィルタ16の内部を減圧するための減圧装置18が構成されている。
図6及び図8に示すように、前記除塵フィルタ15の上流側のエア供給路13内には、制御装置27に接続されたガス濃度センサ36が設けられている。そして、燃料電池11の運転に際して、コンプレッサ17の作動により燃料電池11のカソード極11aにエアが供給されるとき、このガス濃度センサ36によりエアに含まれる不純ガスの濃度が検出されて、その検出値が制御装置27に出力される。図8に示す制御装置27には、第1切替弁34A,34Bを動作させるための各ソレノイド134A,134B、第2切替弁35を動作させるためのソレノイド135、開閉弁33を動作させるためのソレノイド133、開閉弁24を動作させるためのソレノイド124、コンプレッサ17を稼働させるためのモータ117がそれぞれ接続されている。
さて、燃料電池11の運転時には、ガス濃度センサ36によりエアに含まれる不純ガスの濃度が検出されて、その検出値が制御装置27に出力される。そして、このガス濃度の検出値がメモリ28に記憶された規定値を越える場合、つまり大気中に不純ガスが多く含まれる場合には、図6に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1切替弁34A,34Bが流路部13Aを開放するとともに、流路部13Bを閉鎖する状態に切り替えられる。また、これと同時に第2切替弁35がエア排出路14を開放してエア排出分岐路31を閉鎖する状態に切り替えられる。それとともに、エジェクタ32の吸引ポート32d側の開閉弁33と、減圧解放装置22の開閉弁24とが閉じられる。
この状態で、コンプレッサ17が作動されると、図6に矢印で示すように、吸入口13aからエア供給路13内に吸入されるエアが流路部13A側に導かれ、そのエア中に含まれる不純ガスがガス吸着フィルタ16内のガス吸着エレメント16aによって吸着除去された後、清浄化されたエアが燃料電池11のカソード極11aに供給される。
これに対して、前記ガス濃度センサ36からのガス濃度の検出値が規定値に達しない場合、つまり大気中の不純ガスが少ない場合には、図9に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1切替弁34A,34Bが流路部13Bを開放するとともに、流路部13Aを閉鎖する状態に切り替えられる。また、第2切替弁35がエア排出路14をエア排出分岐路31に接続するとともに、そのエア排出路14を排出口14a側に対して閉鎖する状態に切り替えられる。また、エジェクタ32の吸引ポート32d側の開閉弁33が開かれるとともに、減圧解放装置22の第2開閉弁24が閉じられる。
この状態で、コンプレッサ17が作動されると、図9に矢印で示すように、吸入口13aからエア供給路13内に吸入されるエアが流路部13B側に導かれて、ガス吸着フィルタ16を通ることなく燃料電池11のカソード極11aに直接供給される。
このとき、燃料電池11からエア排出路14に排出されるエアは、エア排出分岐路31側に導かれ、エジェクタ32内を通過した後に、エア排出分岐路31の排出口31aから排出される。そして、この排出エアがエジェクタ32の一次側32aと二次側32bとの間で絞り部32cを高速で通過するとき、流路に負圧が生じるため、吸引ポート32dを介してガス吸着フィルタ16内のエアが、ガス吸着エレメント16aの上流側から吸引される。この吸引により、ガス吸着フィルタ16の内部が減圧されて、ガス吸着エレメント16aに既に吸着されている不純ガスが脱離され、ガス吸着フィルタ16の再生が行われる。
そして、ガス濃度センサ36からの検出値が規定値を上回った場合には、前記各弁24,33,34A,34B,35が図6の状態に復帰する。このため、減圧解放装置22の絞り弁25の作用によりガス吸着フィルタ16内の減圧状態が徐々に復元され、再生状態が終了して、燃料電池11の作動可能状態に復帰する。
従って、この第5実施形態においても、前記第1実施形態に記載の効果とほぼ同様に、減圧装置18としてエジェクタ32と第1及び第2切替弁34A,34B,35とを設けるという簡単な構成で、ガス吸着フィルタ16の再生処理を効率良く行うことができる。
しかも、この第5実施形態においては、さらに以下の効果がある。
(7) 大気中の不純ガス含有量が少ない場合は、エア供給路13を流路部13B側に切り替えて、導入されたエアをガス除去フィルタ16中を通過することなく燃料電池11に供給できる。このため、ガス吸着フィルタ16の寿命を延長できるとともに、エア供給路13内の圧力損失を低下させることができて、燃料電池11の稼働効率を向上させることができる。
(8) 燃料電池11の稼働時にガス吸着フィルタ16を休止させて、その状態において、同ガス吸着フィルタ16を減圧により再生させることができる。従って、燃料電池11の稼働とガス吸着フィルタ16の再生動作とを同時に並行して実行できて、再生のための時間を確保することが不要になり、取り扱いが容易になる。
(9) しかも、ガス吸着フィルタ16の再生のための減圧がエジェクタ32により燃料電池11の排気の流動エネルギーを利用して行われるため、減圧状態を形成するための可動機構は第1,第2開閉弁33,35のみでよく、構成を簡素化できる。
(第6実施形態)
次に、この発明の第6実施形態を、前記第5実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第6実施形態においては、図10〜図12に示すように、第5実施形態の構成に加えて、次のような構成が追加されている。すなわち、コンプレッサ17と燃料電池11との間におけるエア供給路13とエジェクタ32の一次側におけるエア排出分岐路31との間に、補助エア排出路37が設けられている。エア供給路13と補助エア排出路37との分岐部には、コンプレッサ17の二次側を燃料電池11に接続する状態と補助エア排出路37に接続する状態とに択一的に切り替えるための第3切替弁38が設けられている。図8に2点鎖線で示すように、この第3切替弁38の動作を駆動するソレノイド138が制御装置27に接続されている。
また、この第6実施形態では、図10に鎖線で示すように、前記第1実施形態と同様の燃料電池運転状態検出センサ29が設けられ、この燃料電池運転状態検出センサ29により燃料電池11の運転状態が監視されて、燃料電池11の運転状態または停止状態の検出信号が制御装置27に出力される。
そして、この第6実施形態の燃料電池システムにおいても、燃料電池11の運転時には、ガス濃度センサ36によりエアに含まれるガスの濃度が検出されて、その検出値が制御装置27に出力される。そして、このガス濃度の検出値が規定値を越える場合には、図10に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1切替弁34A,34Bが流路部13A側を開放する状態に、第2切替弁35がエア排出路14をエア排出分岐路31に接続しない状態に、第3切替弁38がコンプレッサ17の二次側を燃料電池11に接続する状態にそれぞれ切り替えられる。それとともに、エジェクタ32の吸引ポート32d側の開閉弁33及び減圧解放装置22の開閉弁24が閉じられる。
この状態で、コンプレッサ17が作動されることにより、エアが流路部13A側に導かれて、そのエア中に含まれる不純ガスがガス吸着フィルタ16により吸着除去され、清浄化されたエアが燃料電池11のカソード極11aに供給される。
これに対して、前記ガス濃度センサ36からのガス濃度の検出値が規定値に達しない場合には、図11に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1切替弁34A,34Bが流路部13B側を開放する状態に、第2切替弁35がエア排出路14をエア排出分岐路31に接続する状態に、第3切替弁38がコンプレッサ17の二次側を燃料電池11に接続する状態にそれぞれ切り替えられる。また、エジェクタ32の吸引ポート32d側の開閉弁33が開かれるとともに、減圧解放装置22の開閉弁24が閉じられる。この状態で、コンプレッサ17が作動されることにより、エアが流路部13B側に導かれて、ガス吸着フィルタ16を通すことなく燃料電池11のカソード極11aに供給される。
そして、この場合には、前記第5実施形態の場合と同様に、燃料電池11からエア排出路14に排出されるエアが、エア排出分岐路31側に導かれてエジェクタ32内を通過することにより、吸引ポート32dを介してガス吸着フィルタ16内のエアが吸引される。この吸引により、ガス吸着フィルタ16の内部が減圧されて、ガス吸着エレメント16aに吸着されている不純ガスが脱離され、ガス吸着フィルタ16の再生が行われる。
さらに、燃料電池11の停止時には、燃料電池運転状態検出センサ29から制御装置27に停止状態の検出信号が出力される。すると、図12に示すように、制御装置27の制御により、減圧装置18の第1切替弁34A,34Bが流路部13B側を開放する状態に、第2切替弁35がエア排出路14をエア排出分岐路31に接続しない状態に、第3切替弁38がコンプレッサ17の二次側を補助エア排出路37に接続する状態にそれぞれ切り替えられる。また、エジェクタ32の吸引ポート32d側の開閉弁33が開かれるとともに、減圧解放装置22の開閉弁24が閉じられる。
この状態で、コンプレッサ17が作動されることにより、エアが流路部13B側から導入され、燃料電池11を通ることなく補助エア排出路37を介してエア排出分岐路31に導かれる。そして、前記の場合と同様に、このエアがエジェクタ32内を通過することにより、吸引ポート32dを介してガス吸着フィルタ16内のエアが吸引されて、そのガス吸着フィルタ16の内部が減圧される。この減圧により、ガス吸着エレメント16aに吸着されている不純ガスが脱離されて、ガス吸着フィルタ16の再生が行われる。
そして、これらのガス吸着フィルタ16の再生終了時においても、前記各実施形態の場合と同様に、減圧解放装置22によりガス吸着フィルタ16内にエアが徐々に導入されて、そのガス吸着フィルタ16が減圧状態から解放される。
従って、この第6実施形態においても、前記第5実施形態に記載の効果と同様な効果を得ることができる。
また、この第6実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(10) 燃料電池11の運転中で吸入エアのガス濃度が規定値以下の場合と、燃料電池11の運転が停止されている場合との双方で、ガス吸着フィルタ16の再生が行われる。このため、ガス吸着フィルタ16をガス吸着効率の高い状態に常時維持することができて、燃料電池11に対して常に清浄なエアを供給することができる。
(第7実施形態)
次に、この発明の第7実施形態を、前記第6実施形態と異なる部分を中心に説明する。
この第7実施形態においては、図13に示すように、エア供給路13における両流路部13A,13Bの双方にそれぞれガス吸着フィルタ16が接続されている。従って、この第7実施形態においては、エアが両流路部13A,13Bのいずれを通っても不純ガスの吸着が実行されるばかりでなく、2つのガス吸着フィルタ16を交互に使用できる。
両ガス吸着フィルタ16の再生は以下のようにして行われる。すなわち、流路部13A側のガス吸着フィルタ16は前記第5実施形態と同様に燃料電池11の排気流動エネルギーを利用したエジェクタ32の作用により再生される。また、流路部13B側のガス吸着フィルタ16は、前記第1実施形態と同様に、燃料電池11の停止時あるいは発電電力の不要時に再生される。
この第7実施形態においては、以下の効果を得ることができる。
(11) エアが両流路部13A,13Bのいずれを通っても不純ガスが吸着されるため、2つのガス吸着フィルタ16を交互に使用することにより、より確実に不純エアを除去できるとともに、不純ガス吸着容量を増加できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記第1実施形態において、再生動作の開始及び終了が手動のスイッチ操作によって行われるように構成すること。
・ ガス吸着フィルタ16の再生のためのコンプレッサ17の電力を商用電源から得るように構成すること。
・ ガス吸着フィルタ16の減圧状態を徐々に解放するための構成を省略すること。
・ 図6〜図13に示す前記第5〜第7実施形態において、コンプレッサ17を第1切替弁34Aと除塵フィルタ15との間のエア供給路13に接続すること。この場合、エア供給路13に減圧解放装置22が接続されている構成においては、コンプレッサ17をエア供給路13と減圧解放装置22との接続部の下流側に設ける。このように構成した場合には、ガス吸着フィルタ16に対するエアの供給がコンプレッサの吸引作用に替えて、送り込み作用に行われるが、その他の作用は第5〜第7実施形態と同様である。
・ 図2に2点鎖線で示すように、燃料電池の運転状態を検出するためにアクセルセンサ41を用い、アクセルがオフのときに、燃料電池11が停止状態であると制御装置27が判断して、ガス吸着フィルタ16の再生動作が実行されるように構成すること。
第1実施形態の燃料電池システムを模式的に示す構成図。 図1の燃料電池システムの電気回路の構成を示すブロック図。 同燃料電池システムにおける流路切替状態を示す構成図。 第3実施形態の燃料電池システムを模式的に示す構成図。 第4実施形態の燃料電池システムを模式的に示す構成図。 第5実施形態の燃料電池システムを模式的に示す構成図。 図6の燃料電池システムにおけるエジェクタを拡大して示す断面図。 図6の燃料電池システムの電気回路の構成を示すブロック図。 同燃料電池システムにおける流路切替状態を示す構成図。 第6実施形態の燃料電池システムを模式的に示す構成図。 図10の燃料電池システムにおける別の流路切替状態を示す構成図。 同燃料電池システムにおける流路切替状態を示す構成図。 第7実施形態の燃料電池システムを模式的に示す構成図。
符号の説明
11…燃料電池、13…エア供給路、13A,13B…流路部、14…エア排出路、16…ガス吸着手段としてのガス吸着フィルタ、16a…ガス吸着エレメント、17…送風手段としての送風装置を構成するコンプレッサ、18…減圧手段としての減圧装置、19…開閉手段としての第1開閉弁、20…切替手段としての切替弁、21…迂回路、22…減圧解放装置、27…制御手段としての制御装置、28…メモリ、29…燃料電池運転状態検出センサ、31…エア排出分岐路、32…エジェクタ、32a…一次側、32b…二次側、32d…吸引ポート、34A,34B…第1切替手段としての第1切替弁、35…第2切替手段としての第2切替弁、36…ガス濃度センサ、38…第3切替弁。

Claims (8)

  1. 燃料電池にエアを供給するためのエア供給路に、ガス吸着手段及び送風手段を配置し、その送風手段により前記ガス吸着手段を介して燃料電池にエアを供給するようにした燃料電池システムにおいて、
    前記ガス吸着手段の再生のために同ガス吸着手段の内部を減圧状態にする減圧手段を設けたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記送風手段をガス吸着手段の下流側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記減圧手段は、
    前記送風手段と、
    前記ガス吸着手段の上流側においてエア供給路に設けられ、そのエア供給路を開閉するための開閉手段と、
    前記送風手段と燃料電池との間においてエア供給路に設けられ、ガス吸着手段の二次側を燃料電池に接続する状態と、大気に開放する状態とに択一的に切り替えるための切替手段と
    よりなることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. エア供給路に一対の流路部を並列に設けるとともに、一方の流路部に前記ガス吸着手段を設け、
    前記減圧手段を、吸引ポートが前記ガス吸着手段に接続されるとともに、一次側が前記燃料電池の下流におけるエア排出路に接続され、かつ二次側が大気に開放されたエジェクタと、前記流路部の一方を択一的に開放及び閉鎖する第1切替手段と、エジェクタの一次側と前記エア排出路との間に設けられた第2切替手段とにより構成し、
    第1切替手段の切替えにより前記ガス吸着手段側の流路部が閉鎖された状態において、前記第2切替手段の切り替えにより前記エア排出路がエジェクタの一次側に接続されることにより、エジェクタの吸引作用により前記吸引ポートからガス吸着手段内のエアが吸引されるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  5. 前記エジェクタの一次側をガス吸着手段におけるガス吸着エレメントの上流側に接続したことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 燃料電池の運転状態を監視するとともに、その運転状態に基づいて前記減圧手段の動作を制御する制御手段を設けたことを特徴とする請求項2〜5のうちのいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記吸着手段の減圧解除に際して、減圧状態を徐々に解放させる解放手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  8. 燃料電池にエアを供給するためのエア供給路に、ガス吸着手段及び送風手段を配置し、その送風手段により前記ガス吸着手段を介して燃料電池にエアを供給するようにした燃料電池システムにおいて、
    前記ガス吸着手段の再生のために同ガス吸着手段の内部を減圧状態にすることを特徴とした燃料電池システムにおけるガス吸着部の再生方法。
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