JP2008170398A - センサ - Google Patents

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久美子 吉川
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誠 久米
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Abstract

【課題】複数のリード線挿通孔を有する開口部封止部材を備えるセンサにおいて、センサの大型化を抑制しつつ、開口部封止部材のリード線挿通孔においてリード線の被覆が変形し難いセンサを提供する。
【解決手段】NOxセンサ2においては、グロメット50における複数のリード線挿通孔61が、グロメット50の断面(軸線方向に垂直な断面)において周方向に均等に配置されている。グロメット50におけるリード線挿通孔61が周方向に均等に配置されることで、外筒44の挟持により生じる外力が複数のリード線46ごとに異なる大きさとなるのを抑制できるため、一部のリード線46に対して過大な圧力が印加されるの防止でき、リード線46の被覆が変形するのを防止できる。
【選択図】図10

Description

本発明は、軸線方向に延びる板型形状をなし、後端側に電極端子部が形成される検出素子と、リード線加締め部を後端側に有するとともに、検出素子の電極端子部に接続される金属端子部材と、軸線方向に貫通する素子挿通孔を有する絶縁性材料からなり、検出素子の電極端子部と金属端子部材とを接触させる絶縁コンタクト部材と、検出素子の先端側が外部に露出する状態で検出素子を保持するとともに、金属端子部材および絶縁コンタクト部材を自身の内部に収容しつつ、自身の後端側に開口部を有する筒状の収容部材と、複数のリード線を挿通するための複数のリード線挿通孔を有し、収容部材の開口部に設けられる開口部封止部材と、を備えるセンサに関する。
従来より、検出素子、金属端子部材、絶縁コンタクト部材、収容部材、開口部封止部材を備えるセンサが知られている。
センサを構成するこれらの部材のうち、絶縁コンタクト部材は、軸線方向に貫通する素子挿通孔を有する絶縁性材料からなり、素子挿通孔の内部に検出素子および金属端子部材を配置し、検出素子の電極端子部と金属端子部材とを接触させる部材である。
また、開口部封止部材は、金属端子部材に接続される複数のリード線を挿通するための複数のリード線挿通孔を有しており、加締めなどの固定手法により収容部材の開口部に固定されている。
そして、開口部封止部材のうちリード線の挿通方向に垂直な断面におけるリード線挿通孔の配置形態としては、例えば、5個のリード線挿通孔を備える場合として、断面の中央領域に1個のリード線挿通孔を備え、その周囲に残り4個のリード線挿通孔を備える開口部封止部材(グロメット50)を挙げることができる(特許文献1)。
特開2004−93304号公報(図3参照)
しかしながら、上記従来のセンサのように、開口部封止部材において複数のリード線挿通孔が同一円周上に形成されていない場合には、複数のリード線のうち一部に対して過剰な外力が印加されて被覆が変形して芯線が露出してしまう虞がある。
つまり、上記従来の開口部封止部材は、リード線の挿通方向に垂直な断面の中央領域に1個のリード線挿通孔を備え、その周囲に残り4個のリード線挿通孔を備えており、リード線の挿通方向に垂直な断面においてリード線挿通孔が同一円周上に形成されていない。
そして、開口部封止部材が収容部材の開口部に加締め固定されると、リード線挿通孔に挿通されたリード線に対して外力が印加される。このとき、従来構成のようにリード線挿通孔が同一円周上に形成されていない場合には、各リード線に印加される外力が異なる大きさになりやすく、複数のリード線のうち大きい外力が印加されるリード線においては、被覆が変形して薄くなってしまい、芯線が露出するという問題が生じる。
とりわけ、リード線の本数が多くなるほど(例えば、5本以上)、リード線毎に外力のばらつきが生じやすくなり芯線の露出が生じやすくなるとともに、リード線どうしの接触による通電経路の異常が生じやすくなる。
なお、リード線どうしの接触を抑制するための手法としては、例えば、開口部封止部材および絶縁コンタクト部材の素子挿通孔を大型化して、リード線どうしおよびリードフレームどうしの距離を大きく確保する手法を挙げることができる。
しかし、このような手法では、センサ全体としての大きさが増大してしまい、センサ設置空間が小さい場合には、このセンサを使用できなくなる虞がある。
そこで、本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、複数のリード線挿通孔を有する開口部封止部材を備えるセンサにおいて、センサの大型化を抑制しつつ、開口部封止部材のリード線挿通孔においてリード線の被覆が変形し難いセンサを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に複数の電極端子部が形成される検出素子と、外部機器に繋がるリード線を加締め接続するリード線加締め部を自身の後端側に有するとともに、自身の先端側が検出素子の電極端子部に接続される複数の金属端子部材と、軸線方向に貫通する素子挿通孔を有する絶縁性材料からなり、素子挿通孔の内部において検出素子および金属端子部材を配置し、検出素子の電極端子部と金属端子部材とを接触させる絶縁コンタクト部材と、検出素子の先端側が外部に露出する状態で検出素子を保持するとともに、金属端子部材および絶縁コンタクト部材を自身の内部に収容しつつ、自身の後端側に開口部を有する筒状の収容部材と、金属端子部材に接続される複数のリード線を挿通するための複数のリード線挿通孔を有し、収容部材の開口部に設けられる開口部封止部材と、を備えるセンサであって、開口部封止部材は、絶縁コンタクト部材に当接しており、複数のリード線挿通孔は、開口部封止部材のうちリード線の挿通方向に垂直な断面において同一円周上に配置されており、金属端子部材は、少なくとも一部が開口部封止部材のリード線挿通孔に収納されており、開口部封止部材は、軸線方向領域のうちリード線挿通孔に挿通されたリード線の配置領域において収容部材により挟持されていること、を特徴とするセンサである。
このセンサにおいては、開口部封止部材における複数のリード線挿通孔が、開口部封止部材の断面において同一円周上に配置されている。
このように複数のリード線挿通孔が同一円周上に配置されることで、各リード線に印加される外力が異なる大きさになりにくくなり、被覆の変形により芯線が露出するという問題が生じにくくなる。これにより、このセンサは、リード線どうしの接触による通電経路の異常が生じがたくなる。
また、このセンサは、開口部封止部材が絶縁コンタクト部材に当接する構成であることから、開口部封止部材と絶縁コンタクト部材との間の領域を無くすことができ、この領域の省略に伴いセンサ全体として外形寸法の大型化を抑制できる。
さらに、金属端子部材の少なくとも一部が開口部封止部材のリード線挿通孔に収納されるため、金属端子部材は、絶縁コンタクト部材における素子挿通孔の内部に全体が収納される大きさに制限されることなく、素子挿通孔の内部寸法よりも大きく形成することができる。
また、金属端子部材の一部がリード線挿通孔に収納されることで、開口部封止部材によって各金属端子部材どうしが一定距離を隔てた状態で配置されるため、複数の金属端子部材が互いに接触するのを防止できる。
これにより、絶縁コンタクト部材の素子挿通孔を大型化することなく(換言すれば、素子挿通孔における複数の金属端子部材どうしの距離を離すことなく)、複数の金属端子部材どうしが接触するのを防止できるため、絶縁コンタクト部材の大型化を抑制できる。
また、開口部封止部材は、軸線方向領域のうち、リード線挿通孔における金属端子部材の配置領域ではなく、リード線挿通孔におけるリード線の配置領域において、収容部材により挟持される。このような構成を採ることで、収容部材の挟持により生じる外力が金属端子部材に対して印加されるのを抑制でき、金属端子部材が不適切な形状に変形するのを防止できる。
さらに、開口部封止部材が絶縁コンタクト部材に当接することで、収容部材の内部において絶縁コンタクト部材が移動するのを開口部封止部材により抑制できるため、振動が生じやすい使用環境下においても、絶縁コンタクト部材の移動を抑制できる。
よって、本発明によれば、複数のリード線挿通孔を有する開口部封止部材を備える場合であっても、センサの大型化を抑制しつつ、開口部封止部材のリード線挿通孔においてリード線の被覆が変形するのを抑制することができる。さらに、本発明によれば、センサの小型化を図ることができるとともに、耐震動性に優れたセンサを実現することができる。
なお、本発明における「複数のリード線挿通孔が同一円周上に配置される」という構成は、開口部封止部材のうちリード線の挿通方向に垂直な断面において1つの円周(仮想円周)を想定した場合に、全てのリード線挿通孔が仮想円周との重なり部分を有する状態を意味している。このとき、リード線挿通孔と仮想円周との相対的な位置関係は、リード線挿通孔の中心が仮想円周に重なる形態に限られることはなく、リード線挿通孔の少なくとも一部が仮想円周に重なる形態であれば良い。また、ここでの仮想円周は、その中心が開口部封止部材の断面中心と重なるように想定される円周である。
また、隣り合うリード線挿通孔どうしの配置間隔は、均等に限られることはなく、全てのリード線挿通孔が同一円周上に配置されていれば、リード線挿通孔どうしの配置間隔は均等でなくても良い。
次に、上述のセンサにおいては、請求項2に記載のように、複数のリード線挿通孔は、開口部封止部材のうちリード線の挿通方向に垂直な断面において周方向に均等に配置されている、という構成を採ることができる。
このように、開口部封止部材における複数のリード線挿通孔が周方向に均等に配置されることで、収容部材の挟持により生じる外力が複数のリード線ごとに異なる大きさとなるのを抑制できるため、一部のリード線に対して過大な圧力が印加されるの防止でき、リード線の被覆が変形するのをより確実に防止できる。
よって、本発明によれば、リード線どうしの接触による通電経路の異常をより確実に抑制することが可能となる。
ところで、リード線挿通孔が多数(5個以上)形成されており、リード線を多数(5本以上)備えるセンサにおいては、リード線毎の外力のバラツキが生じやすく、リード線どうしの接触による通電経路の異常が生じやすくなる。
そこで、上述のセンサにおいては、請求項3に記載のように、複数のリード線挿通孔が5個以上形成されているものに適用してもよい。
つまり、このような構成のセンサに、本発明を適用することで、開口部封止部材のリード線挿通孔においてリード線の被覆が変形するのを抑制でき、リード線どうしの接触による通電経路の異常を抑制できる、という本発明の作用効果をより一層発揮させることができる。
次に、上述のセンサにおいては、請求項4に記載のように、複数の金属端子部材のうち少なくとも1つは、軸線方向に延びる長尺形状のフレーム本体部と、フレーム本体部の先端側から延びるともに、自身の少なくとも一部がフレーム本体部と検出素子との間に配置されて、検出素子の電極端子部に当接する素子当接部と、を備えており、複数の電極端子部のうち、検出素子の同一面において隣り合う2つの電極端子部は、軸線方向における形成位置がそれぞれ異なり、複数の金属端子部材は、接続対象の電極端子部に接続される位置にそれぞれ配置される、という構成を採ることができる。
このような構成であれば、隣り合う2つの電極端子部どうしの距離を大きく確保できるとともに、これら2つの電極端子部に接続される2つの金属端子部材についても、2つの金属端子部材どうしの距離を大きく確保できる。これにより、隣り合う2つの電極端子部どうしの絶縁を確保できるとともに、これらの電極端子部に接続される2つの金属端子部材どうしの絶縁を確保できる。
なお、このような構成のセンサにおいては、複数の金属端子部材は、接続対象となる電極端子部の形成位置に応じてそれぞれの軸線方向における配置位置が定められる。
次に、フレーム本体部および素子当接部を有する金属端子部材を備える上述のセンサにおいては、請求項5に記載のように、素子当接部は、フレーム本体部の先端に連結される連結部を備えており、連結部の少なくとも一部は、検出素子による外力が印加されると弾性変形する、という構成を採ることができる。
このような連結部を有する金属端子部材は、金属端子部材が配置された状態の素子挿通孔に対して検出素子を挿入する際に、連結部が弾性変形することで検出素子による外力を吸収できる。これにより、素子挿通孔に対して検出素子を挿入する際に、検出素子からの外力によって金属端子部材の配置位置が移動するのを防止できる。
次に、上述のセンサにおいては、請求項6に記載のように、検出素子は、後端側の表面および裏面にそれぞれ複数の電極端子部が形成されており、複数の電極端子部のうち、検出素子の表面に形成される電極端子部および検出素子の裏面に形成される電極端子部は、検出素子について面対称に配置されている、という構成を採ることができる。
このように、複数の電極端子部が検出素子の表面および裏面において面対称に配置されている場合には、複数の金属端子部材についても略面対称に配置される。この結果、複数の金属端子部材から検出素子に与えられる圧力の分布状態は、検出素子の表面と裏面とで略同様となる。
これにより、複数の金属端子部材と検出素子との接触状態が検出素子の表面と裏面とで不均一になるのを防止できるとともに、金属端子部材と電極端子部との接触状態を良好なものとすることができる。
以下に、本発明を適用した実施形態を図面と共に説明する。
なお、本実施形態では、ガスセンサの一種であるNOxセンサ2について説明する。NOxセンサ2は、測定対象となる排ガス中の特定ガスを検出する検出素子(ガスセンサ素子)が組み付けられるとともに、内燃機関の排気管などに装着されるものである。
図1は、NOxセンサ2の全体構成を示す断面図である。
NOxセンサ2は、排気管に固定するためのネジ部103が外表面に形成された筒状の主体金具102と、軸線方向(図中上下方向)に延びる板状形状をなす検出素子4と、検出素子4の径方向周囲を取り囲むように配置される筒状のセラミックスリーブ6と、軸線方向に貫通する素子挿通孔84を有する絶縁コンタクト部材82と、検出素子4に接続される6個のリードフレーム10(図1では、一部のみを図示)と、を備えている。
検出素子4は、軸線方向に延びる板状形状をなし、測定対象となるガスに向けられる先端側(図中下方)に保護層(図示省略)に覆われた検出部8が形成され、後端側(図中上方)の外表面のうち表裏の位置関係となる第1板面21および第2板面23に電極端子部30,31,32,34,35,36が形成されている。
絶縁コンタクト部材82が、素子挿通孔84の内部でリードフレーム10および検出素子4を保持することで、リードフレーム10は、検出素子4の電極端子部30,31,32,34,35,36にそれぞれ電気的に接続される。また、リードフレーム10は、外部からセンサの内部に配設されるリード線46にも電気的に接続されており、リード線46が接続される外部機器と電極端子部30,31,32,34,35,36との間に流れる電流の電流経路を形成する。
主体金具102は、軸線方向に貫通する貫通孔109を有し、貫通孔109の内部において径方向内側に突出する棚部107を有する略筒状形状に構成されている。また、主体金具102は、検出部8を貫通孔109の先端側外部に配置し、電極端子部30,31,32,34,35.36を貫通孔109の後端側外部に配置する状態で貫通孔109に挿通された検出素子4を保持するよう構成されている。さらに、棚部107は、軸線方向に垂直な平面に対して傾きを有する内向きのテーパ面として形成されている。
なお、主体金具102の貫通孔109の内部には、検出素子4の径方向周囲を取り囲む状態で、環状形状のセラミックホルダ106、粉末充填層108,110(以下、滑石リング108,110ともいう)、上述のセラミックスリーブ6が、この順に先端側から後端側にかけて積層されている。また、セラミックスリーブ6と主体金具102の後端部104との間には、加締リング112が配置されており、セラミックホルダ106と主体金具102の棚部107との間には、金属カップ129が配置されている。なお、主体金具102の後端部104は、加締リング112を介してセラミックスリーブ6を先端側に押し付けるように、加締められている。
ここで、検出素子4の概略構造を表す斜視図を、図2に示す。なお、図2では、軸線方向における中間部分を省略して検出素子4を表している。
検出素子4は、軸線方向(図2における左右方向)に延びる板状形状に形成された素子部20と、同じく軸線方向に延びる板状形状に形成されたヒータ22とを備えており、素子部20およびヒータ22が積層されて、長方形状の軸断面を有する板状形状に形成されている。なお、NOxセンサ2として用いられる検出素子4は、その内部構造等の詳細な説明は省略するが、その概略構成は以下のとおりである。
まず、素子部20は、固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素濃淡電池セルと、同じく固体電解質基板の両側に多孔質電極を形成した酸素ポンプセルと、同じく固体電解質基板の上に多孔質電極を形成したNOx検知セルと、これらのセルの間に積層され、中空の測定ガス室を形成するためのスペーサとから構成される。この固体電解質基板は、イットリアを安定化剤として固溶させたジルコニアから形成され、多孔質電極は、Ptを主体に形成される。また、測定ガス室を形成するスペーサは、アルミナを主体に構成されており、中空の測定ガス室の内側には、酸素濃淡電池セルの一方の多孔質電極、酸素ポンプセルの一方の多孔質電極、NOx検知セルの一方の多孔質電極が露出するように配置されている。なお、測定ガス室は、素子部20の先端側に位置するように形成されており、この測定ガス室が形成される部分が検出部8に相当する。
ついで、ヒータ22は、アルミナを主体とする絶縁基板の間に、Ptを主体とする発熱抵抗体パターンが挟み込まれて形成されている。
また、検出素子4のうち検出部8が形成される先端側の表面には、被毒防止用の保護層(図示省略)が形成される。
このような検出素子4では、図2に示すように、第1板面21の後端側(図2における右側)に3個の電極端子部30,31,32が形成され、第2板面23の後端側に3個の電極端子部34,35,36が形成されている。これら6個の電極端子部30,31,32,34,35,36のうち、4個の電極端子部は、素子部20に備えられる多孔質電極(酸素濃淡電池セル、酸素ポンプセル、NOx検知セルの多孔質電極)に接続されており、残りの2個は、ヒータ22の内部に備えられる発熱抵抗体パターンの両端に各々接続されている。
そして、本実施形態の検出素子4は、電極端子部31が第1板面21のうち最後端領域に形成されており、電極端子部30,32が第1板面21の後端部のうち電極端子部31よりも先端側の領域に形成されて構成されている。また、本実施形態の検出素子4は、電極端子部35が第2板面23のうち最後端領域に形成されており、電極端子部34,36が第2板面23の後端部のうち電極端子部35よりも先端側の領域に形成されて構成されている。
このように構成された検出素子4は、図1に示すように、先端側(図1における下方)の検出部8が排気管に固定される主体金具102の先端より突出すると共に、後端側の電極端子部30,31,32,34,35,36が主体金具102の後端より突出した状態で、主体金具102の内部に固定される。
一方、図1に示すように、主体金具102の先端側(図1における下方)外周には、検出素子4の突出部分を覆うと共に、複数の孔部を有する金属製(例えば、ステンレスなど)の二重の外部プロテクタ42および内部プロテクタ43が、溶接等によって取り付けられている。
そして、主体金具102の後端側外周には、外筒44が固定されている。また、外筒44の後端側(図1における上方)の開口部45には、グロメット50が配置されている。グロメット50は、リード線46が挿通される複数のリード線挿通孔61を備えている。なお、リード線挿通孔61に挿通されるリード線46は、検出素子4の各電極端子部30,31,32,34,35,36とそれぞれ電気的に接続されている。
また、主体金具102の後端部104より突出された検出素子4の後端側(図1における上方)には、絶縁コンタクト部材82が配置される。尚、この絶縁コンタクト部材82は、検出素子4の後端側の表面に形成される電極端子部30,31,32,34,35,36の周囲に配置されている。
次に、絶縁コンタクト部材82について説明する。
絶縁コンタクト部材82は、図1に示すように、軸線方向に貫通する素子挿通孔84を有するコンタクト本体部材183と、少なくとも一部が素子挿通孔84に配置される内部配置部材185と、を備えて構成されている。
図3に、後端側の斜め方向から見たときのコンタクト本体部材183の斜視図を示し、図4に、内部配置部材185の斜視図を示す。
図3に示すように、コンタクト本体部材183は、絶縁性材料(アルミナなど)からなり、軸線方向に貫通する素子挿通孔84を有する筒状形状に形成されると共に、外表面には径方向外向きに突出する鍔部83が備えられている。
コンタクト本体部材183は、図1に示すように、鍔部83が内部支持部材64に当接する状態で、外筒44の内部に配置される。なお、内部支持部材64は、外筒44のうち内向きに加締められた部分で保持されることで、外筒44の内部に保持される。このようにして外筒44に保持された内部支持部材64は、鍔部83に当接することで、絶縁コンタクト部材82(コンタクト本体部材183)を支持する。
また、コンタクト本体部材183は、素子挿通孔84の後端側において内向きに突出した係合部184が形成されている。この係合部184は、軸線方向の先端側に対向する係合面を有しており、この係合面で内部配置部材185の後端面189(後方対向面)に係合することで、素子挿通孔84の内部における内部配置部材185の位置決めを行う。
次に、内部配置部材185について説明する。
図4に示すように、内部配置部材185は、絶縁性材料で構成されており、板状本体部186と、板状本体部186の板面から突出して形成される位置決め部187と、を備えている。
板状本体部186は、その幅寸法がコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入可能な大きさに設定されている。板状本体部186は、後端側(図4における右上側)のる後端面189がコンタクト本体部材183の係合部184に係合することで、素子挿通孔84での配置位置が決定される。
また、板状本体部186は、先端側(図4における左下側)の2つの角部分を切り落として形成される切り欠き部188を備えている。この切り欠き部188は、リードフレーム10の一部(後述する端子係止部318)が当接するために形成されている。そして、リードフレーム10の一部(後述する端子係止部318)が切り欠き部188に当接することで、内部配置部材185がコンタクト本体部材183の素子挿通孔84から脱落するのを防止することができる。
次に、位置決め部187は、板状本体部186の板面において4個備えられており、軸線方向に延びる状態で2列に形成されている。
そして、位置決め部187は、2列に形成されることで、板状本体部186の板面を3分割するとともに、3つのフレーム配置溝86(換言すれば、リードフレーム10の配置領域)を形成する。つまり、位置決め部187は、フレーム配置溝86(リードフレーム10の配置領域)の境界部として備えられている。
位置決め部187は、リードフレーム10が板状本体部186の幅方向に移動するのを抑制することで、リードフレーム10どうしが接触するのを防止している。これにより、フレーム配置溝86は、3個のリードフレーム10をそれぞれ電気的に絶縁した状態で個別に配置するための配置領域となる。
また、位置決め部187は、後端位置決め部190と先端位置決め部191とに分かれて形成されており、後端位置決め部190と先端位置決め部191との隙間領域にリードフレーム10の一部(後述するフレーム係止部219)が配置されることで、リードフレーム10が軸線方向に移動するのを抑制できる。
内部配置部材185は、位置決め部187を備えることで、コンタクト本体部材183の素子挿通孔84におけるリードフレーム10の位置決め(軸線方向における位置決め)が容易な構造となる。
次に、リードフレーム10について、説明する。
リードフレーム10は、高温に繰り返し晒されても、弾性(バネ弾性)を維持可能な周知の材料(例えば、インコネルやステンレス鋼等)にて形成されている。
なお、本実施形態のNOxセンサ2は、リードフレーム10として、形状が異なる3種類のリードフレーム(第1リードフレーム211、第2リードフレーム221、第3リードフレーム231)を備えて構成されている。また、図1では、NOxセンサ2のうち、絶縁コンタクト部材82およびグロメット50の断面については、絶縁コンタクト部材82およびグロメット50の内部構造を理解しやすくするために、右半分に第1リードフレーム211の配置領域の断面状態を表しており、左半分に第3リードフレーム231の配置領域の断面状態を表している。
ここで、リードフレーム10のうち、第1リードフレーム211について説明する。なお、第1リードフレーム211の斜視図を図5に示す。
第1リードフレーム211は、軸線方向に延びる長尺状の板状部材からなるフレーム本体部212と、フレーム本体部212の先端から延びると共に、自身の少なくとも一部がフレーム本体部212と検出素子4の間に配置されるように延びる素子当接部216と、を備えている。また、第1リードフレーム211は、素子当接部216(詳細には、素子当接部216の一部)が検出素子4の電極端子部に当接するように構成されている。
なお、素子当接部216のうち、フレーム本体部212の先端に連結して径方向内側に方向変換する連結部214は、外力が印加されることで弾性変形するように構成されている。つまり、第1リードフレーム211は、連結部214が弾性変形することで、フレーム本体部212と素子当接部216との隙間間隔が変化するように構成されている。
フレーム本体部212は、板面の厚さ方向に湾曲する湾曲部213を有しており、湾曲部213よりも先端側に位置する先端側部分と、湾曲部213よりも後端に位置する後端側部分とについて、板面の厚さ方向における位置がそれぞれ異なる位置となるように構成されている。
そして、第1リードフレーム211は、フレーム本体部212の両側面から幅方向に突出して形成されたフレーム係止部219を備えている。
フレーム係止部219は、絶縁コンタクト部材82の内部配置部材185における後端位置決め部190と先端位置決め部191との間に配置できる大きさに形成されている。そして、フレーム係止部219は、フレーム本体部212の軸線方向後端側に対向する第1係止面235と、フレーム本体部212の軸線方向先端側に対向する第2係止面237とを備えている。
つまり、第1リードフレーム211のフレーム係止部219が後端位置決め部190と先端位置決め部191との間に配置されると、第1係止面235が後端位置決め部190に当接し、第2係止面237が先端位置決め部191に当接する。このように、フレーム係止部219が後端位置決め部190と先端位置決め部191との間に配置されることで、絶縁コンタクト部材82(内部配置部材185)に対する第1リードフレーム211の相対位置(軸線方向の相対位置)が変化するのを防止できる。
素子当接部216は、フレーム本体部212の先端に連結されており、第1リードフレーム211の自由状態において、素子当接部216のうち軸線方向後端部となる開放側端部215がフレーム本体部212から離れた状態となるように形成されている。また、素子当接部216は、自身の軸線方向中間部からフレーム本体部212までの間隙寸法が、開放側端部215からフレーム本体部212までの間隙寸法に比べて長くなるように湾曲した円弧状形状に形成されており、円弧状形状のうち凸側表面が検出素子4に当接するように形成されている。
なお、素子当接部216は、自身の連結部214が弾性変形して開放側端部215がフレーム本体部212に近接することにより、開放側端部215がフレーム本体部212に当接するよう構成されている。また、素子当接部216は、その軸線方向における略中間部において、検出素子4に向けて突出するように屈曲している。
つまり、第1リードフレーム211は、検出素子4と絶縁コンタクト部材82(内部配置部材185)との間に挟持されて連結部214が弾性変形した場合には、素子当接部216の開放側端部215がフレーム本体部212に当接すると共に、素子当接部216が検出素子4の電極端子部に当接するように構成されている。
さらに、第1リードフレーム211は、フレーム本体部212の後端部(図5における上端部)に、フレーム本体部212よりも幅広に形成されたリード線接続部217を備えている。このリード線接続部217は、曲げ加工により略筒状形状に形成された後、リード線46(図1参照)の芯線が内部に挿通された状態で径方向内向きに加締められることで、リード線46と電気的に接続される。
なお、第2リードフレーム221および第3リードフレーム231については、詳細な説明は省略するが、概略構成としては、図1に示すように、リード線46が加締め接続されるとともに、検出素子4の電極端子部に当接可能に構成されている。
次に、絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84に対してリードフレーム10を配置するための作業手順について説明する。
図6および図7に、絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84に対してリードフレーム10を配置する作業に関して、作業途中の各状態を表した説明図を示す。なお、図6および図7では、図中上側がNOxセンサ2の先端側となり、図中下側がNOxセンサ2の後端側となるように、各構成部材を図示している。
まず、第1工程では、リード線46をコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿通した状態で、リード線46をリードフレーム10(第1リードフレーム211、第2リードフレーム221、第3リードフレーム231)のリード線接続部(詳細には、リード線接続部217)にカシメ接続する作業を行う。
このとき、第1リードフレーム211が検出素子4の電極端子部31,35に対応し、第2リードフレーム221が検出素子4の電極端子部30,36に対応し、第3リードフレーム231が検出素子4の電極端子部32,34に対応するように、コンタクト本体部材183の素子挿通孔84におけるリード線46の配置位置を決定する。
図6における第1状態(左端の状態)が、第1工程が完了したときの状態を表す説明図である。なお、図6における第1状態の説明図では、第1工程での作業には利用しない2つの内部配置部材185についても、参考用として図示している。
次の第2工程では、2つの内部配置部材185のうち1つを用いて、2つの第1リードフレーム211のうち1個の第1リードフレーム211をコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入する作業を行う。
つまり、内部配置部材185における3個のフレーム配置溝86(図4参照)のうち中央位置のフレーム配置溝86に第1リードフレーム211を配置した状態で、内部配置部材185とともに第1リードフレーム211をコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入する。
このとき、第1リードフレーム211のフレーム係止部219が後端位置決め部190と先端位置決め部191との間に配置されることで、軸線方向における第1リードフレーム211と内部配置部材185との相対位置を一定に維持しつつ、内部配置部材185および第1リードフレーム211を素子挿通孔84に挿入することができる。
そして、内部配置部材185の後端面189がコンタクト本体部材183の係合部184(図3参照)に当接するまで、内部配置部材185および第1リードフレーム211を素子挿通孔84に挿入する。このように、内部配置部材185の後端面189をコンタクト本体部材183の係合部184に当接させることで、コンタクト本体部材183の素子挿通孔84における内部配置部材185および第1リードフレーム211の配置位置を所定位置に定めることができる。
また、第1リードフレーム211は、内部配置部材185における中央位置のフレーム配置溝86に配置されて、2つの位置決め部187に挟まれることで、内部配置部材185の幅方向に移動することが制限される。これにより、第1リードフレーム211が隣接して配置される他のリードフレーム10(第2リードフレーム221、第3リードフレーム231)に接触するのを防止でき、電流経路が不適切な状態となるのを防止できる。
図6における第2状態が、第2工程の途中段階(詳細には、内部配置部材185の一部がコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入された段階)の状態を示す説明図である。
次の第3工程では、2つの内部配置部材185のうち他方の内部配置部材185を用いて、2つの第1リードフレーム211のうち他方の第1リードフレーム211をコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入する作業を行う。
なお、挿入作業は、上述した内容と同様であるため、詳細な説明は省略する。
図6における第3状態が、第3工程の途中段階(詳細には、内部配置部材185の一部がコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入された段階)の状態を示す説明図であり、また、図7における第4状態が、第3工程が完了したときの状態を示す説明図である。
次の第4工程では、残る4個のリードフレーム10(2個の第2リードフレーム221,2個の第3リードフレーム231)を、コンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入する作業を行う。
つまり、リード線46のうち絶縁コンタクト部材82よりも後端側(図7における下側)となる部分を把持して、絶縁コンタクト部材82の位置を固定しつつリード線46を後端側に移動させることで、リードフレーム10(第2リードフレーム221,第3リードフレーム231)をコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に引き込む作業を行う。
このとき、リードフレーム10(第2リードフレーム221,第3リードフレーム231)の端子係止部318が内部配置部材185の切り欠き部188に当接するまで、リード線46を移動させる。
これにより、絶縁コンタクト部材82(コンタクト本体部材183)の素子挿通孔84における4個のリードフレーム10(2個の第2リードフレーム221,2個の第3リードフレーム231)の配置位置(詳細には、軸線方向における配置位置)を一定位置に定めることができる。
このとき、リードフレーム10を1本ずつ順番にコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入してもよく、あるいは、複数個(例えば、2個)のリードフレーム10を同時に素子挿通孔84に挿入しても良い。
図7における第5状態が、第4工程の途中段階(詳細には、4個のうち2個のリードフレーム10がコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に挿入された段階)の状態を示す説明図であり、また、図7における第6状態が、第3工程が完了したときの状態を示す説明図である。
このようにして、内部配置部材185およびリードフレーム10がコンタクト本体部材183の素子挿通孔84に配置されることで、内部配置部材185およびコンタクト本体部材183を備える絶縁コンタクト部材82が完成するとともに、絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84に対して6本のリードフレーム10が配置される。
素子挿通孔84にリードフレーム10が配置された状態の絶縁コンタクト部材82に関して、平面図を図8に示し、図8におけるC−C視断面での断面図を図9に示す。なお、図8では、リード線46については、図9におけるD−D視断面での断面図として表している。
図8に示すように、6個のリードフレーム10は、2つの領域(検出素子4の電極端子部30,31,32に対向する領域、電極端子部34,35,36に対向する領域)に分かれるようにして、3個ずつ配置されている。そして、対向するリードフレーム10の素子当接部(素子当接部216)どうしが当接する状態で、絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84に配置されている。
なお、図8に示す絶縁コンタクト部材82のうち、検出素子4の電極端子部30,31,32に対向する領域とは、絶縁コンタクト部材82の上側部分を意味しており、検出素子4の電極端子部34,35,36に対向する領域とは、絶縁コンタクト部材82の下側部分を意味している。
また、図9に示すように、内部配置部材185の位置決め部187は、隣接して配置される3個のリードフレーム10(第1リードフレーム211,第2リードフレーム221,第3リードフレーム231)どうしが互いに接触するのを防止している。
このようにリードフレーム10が配置された状態の絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84に対して、検出素子4の後端部を挿通することで、リードフレーム10の素子当接部(素子当接部216)と検出素子4の電極端子部30,31,32,34,35,36とを当接(換言すれば、電気的に接続)することができる。
また、3個のリードフレーム10のうち、隣り合う2つのリードフレーム10(例えば、第1リードフレーム211および第2リードフレーム221の2個、あるいは、第1リードフレーム211および第3リードフレーム231の2個)は、互いに軸線方向における配置位置が異なるように配置されている。
なお、複数の電極端子部のうち、検出素子4の同一面において隣り合う2つの電極端子部(例えば、電極端子部30および電極端子部31の2個、電極端子部31および電極端子部32の2個、電極端子部34および電極端子部35の2個、電極端子部35および電極端子部36の2個)は、軸線方向における形成位置がそれぞれ異なっている。そして、各リードフレーム10は、接続対象の電極端子部30,31,32,34,35,36に接続される位置にそれぞれ配置される。この結果、隣り合う2つのリードフレーム10は、互いに軸線方向における配置位置が異なるように配置されることになる。
なお、検出素子4、リードフレーム10および絶縁コンタクト部材82を一体に組み付ける組み付け作業は、NOxセンサ2の製造工程の途中段階で実行される。そして、NOxセンサ2の製造工程では、この組み付け作業の前段階で、検出素子4、セラミックスリーブ6、滑石リング108、セラミックホルダ106および主体金具102などからなる中間組立部品105の組み立て作業を実行している。
図14に、検出素子4の後端側を主体金具102の後端部104およびセラミックスリーブ6の後端部から突出させた状態にある中間組立部品105の斜視図を示す。
NOxセンサ2の製造工程では、中間組立部品105を構成する状態の検出素子4を、リードフレーム10が挿入された状態の絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84に挿入することで、リードフレーム10、絶縁コンタクト部材82、検出素子4を一体に組み付けることができる。
次に、グロメット50について説明する。
図10に、後端側の斜め方向から見たときのグロメット50の斜視図を示し、図11に、先端側の斜め方向から見たときのグロメット50の斜視図を示し、図12に、グロメット50の上面図(後端側から見たときの外観を表す図)を示し、図13に、図12に示すグロメット50におけるB−B視断面での断面図を示す。
グロメット50は、電気的絶縁性を有すると共に弾性変形可能な材料(例えば、ゴムなど)で構成されており、その形状は、外筒44における後端側の開口部45に嵌入可能な略円柱形状である。
そして、図10,11,12に示すように、グロメット50は、先端側の外周部分において外向きに突出する鍔部51と、自身の内部を軸線方向に貫通する6個のリード線挿通孔61と、を備えている。
6個のリード線挿通孔61は、グロメット50のうちリード線46の挿通方向に垂直な断面において同一円周上に配置されている。
ここで、図15に、仮想円周54を図示したグロメット50の上面図(後端側から見たときの外観を表す図)を示す。
図15に示すように、6個のリード線挿通孔61は、グロメット50のうちリード線46の挿通方向に垂直な断面において、この断面の中心55を中心とする仮想円周54(一点鎖線で図示)を想定した場合に、全てのリード線挿通孔61が仮想円周54との重なり部分を有するように配置されている。
また、6個のリード線挿通孔61は、隣り合うリード線挿通孔61どうしの距離が全て等しく(図15では、仮想円周54のうち円弧L1、L2に相当する部分の距離が等しく)なるように、形成位置が定められている。つまり、6個のリード線挿通孔61は、グロメット50のうちリード線46の挿通方向に垂直な断面において周方向に均等に配置されている。
このように、リード線挿通孔61が周方向にわたり均等に配置されることで、グロメット50が外筒44における後端側の開口部45で加締め固定された場合に、各リード線46に印加される外力をほぼ均等にすることができる。また、リード線挿通孔61が周方向にわたり均等に配置されることで、このリード線挿通孔61に挿通された複数のリード線46どうしの距離を一定以上確保することができる。
また、図13の断面図に示すように、リード線挿通孔61は、軸線方向における後端側領域52(図13における上側)の内径寸法が、先端側領域53(図13における下側)の内径寸法よりも小さくなるように形成されている。
リード線挿通孔61のうち後端側領域52の内径寸法は、リード線46の外径寸法と略等しい大きさかやや小さい大きさに形成されており、リード線46が挿通された場合に、リード線46との間に隙間が生じないように構成されている。
また、リード線挿通孔61のうち先端側領域53の内径寸法は、リード線46の外径寸法よりも大きく形成されるとともに、リードフレーム10のリード線接続部217を配置可能な大きさに形成されている。このように構成されたグロメット50は、リード線46がリード線挿通孔61に挿通された状態で、外筒44における後端側の開口部45に配置された後、加締め加工により外筒44の開口部45によって挟持される。
そして、グロメット50のうち、外筒44の開口部45によって加締められる箇所は、軸線方向領域のうち、リード線挿通孔61におけるリードフレーム10のリード線接続部217の配置領域ではなく、リード線挿通孔61におけるリード線46の配置領域である(図1参照)。これにより、グロメット50が外筒44における後端側の開口部45で加締め固定された場合に、リードフレーム10に対して外力が印加されるのを防止できる。
なお、NOxセンサ2の製造工程においては、上述した手順に従いリードフレーム10と絶縁コンタクト部材82を一体に組み付けたあと、外筒44の内部にリードフレーム10および絶縁コンタクト部材82を配置して、外筒44のうち内部支持部材64の配置領域を径方向内向きに加締める加締め作業(加締め工程)を行う。これにより、絶縁コンタクト部材82は、内部支持部材64を介して外筒44に固定される。
その後、グロメット50を外筒44における後端側の開口部45に配置し、外筒44と図14に示す中間組立部品105とを一体に組み付けた後、外筒44を中間組立部品105の主体金具102に対して接合(レーザー溶接)する。さらに、その後、外筒44の開口部45を径方向内向きに加締めて外筒44にグロメット50を固定する固定作業などを実行することで、NOxセンサ2が完成すると共に、NOxセンサ2の製造工程が完了する。
完成したNOxセンサ2においては、リードフレーム10のリード線接続部217(リード線加締め部)は、少なくとも一部がグロメット50のリード線挿通孔61に収納されている。また、完成したNOxセンサ2においては、グロメット50の先端面と絶縁コンタクト部材82の後端面が互いに当接した状態となる。
なお、本実施形態においては、NOxセンサ2が特許請求の範囲に記載されたセンサに相当し、リードフレーム10が金属端子部材に相当し、主体金具102および外筒44が収容部材に相当し、グロメット50が開口部封止部材に相当している。
以上、説明したように、本実施形態のNOxセンサ2においては、グロメット50における複数のリード線挿通孔61が、グロメット50の断面(軸線方向に垂直な断面)において同一円周上(図15に示す仮想円周54の上)に配置されている。
このように全てのリード線挿通孔61が同一円周上に配置されることで、各リード線46に印加される外力が異なる大きさになりにくくなり、被覆の変形により芯線が露出するという問題が生じにくくなる。これにより、このNOxセンサ2は、リード線46どうしの接触による通電経路の異常が生じがたくなる。
また、NOxセンサ2は、グロメット50が絶縁コンタクト部材82に当接する構成であることから、グロメット50と絶縁コンタクト部材82との間の領域を無くすことができ、この領域の省略に伴いセンサ全体として外形寸法の大型化を抑制できる。
さらに、リードフレーム10の少なくとも一部がグロメット50のリード線挿通孔61に収納されるため、リードフレーム10は、絶縁コンタクト部材82における素子挿通孔84の内部に全体が収納される大きさに制限されることなく、素子挿通孔84の内部寸法よりも大きく形成することができる。
また、リードフレーム10の一部がリード線挿通孔61に収納されることで、グロメット50によって各リードフレーム10どうしが一定距離を隔てた状態で配置されるため、複数のリードフレーム10が互いに接触するのを防止できる。
これにより、絶縁コンタクト部材82の素子挿通孔84を大型化することなく(換言すれば、素子挿通孔84における複数のリードフレーム10どうしの距離を離すことなく)、複数のリードフレーム10どうしが接触するのを防止できるため、絶縁コンタクト部材82の大型化を抑制できる。
また、グロメット50は、軸線方向領域のうち、リード線挿通孔61におけるリードフレーム10の配置領域ではなく、リード線挿通孔61におけるリード線46の配置領域において、外筒44により挟持される。このような構成のグロメット50を用いることで、外筒44の挟持により生じる外力がリードフレーム10に対して印加されるのを抑制でき、リードフレーム10が不適切な形状に変形するのを防止できる。
さらに、グロメット50が絶縁コンタクト部材82に当接することで、外筒44の内部において絶縁コンタクト部材82が移動するのをグロメット50により抑制できるため、振動が生じやすい使用環境下においても、絶縁コンタクト部材82の移動を抑制できる。
よって、本実施形態のNOxセンサ2によれば、複数のリード線挿通孔61を有するグロメット50を備える場合であっても、センサの大型化を抑制しつつ、グロメット50のリード線挿通孔61においてリード線46の被覆が変形するのを抑制することができる。さらに、本実施形態のNOxセンサ2は、センサの小型化を図ることができるとともに、耐震動性に優れたセンサである。
また、本実施形態のNOxセンサ2においては、グロメット50における複数のリード線挿通孔61が、グロメット50の断面(軸線方向に垂直な断面)において周方向に均等に配置されている。
このようにグロメット50における複数のリード線挿通孔61が周方向に均等に配置されることで、外筒44の開口部45での挟持により生じる外力が複数のリード線46ごとに異なる大きさとなるのを抑制できるため、一部のリード線46に対して過大な圧力が印加されるの防止でき、リード線46の被覆が変形するのをより確実に防止できる。
また、このように複数のリード線挿通孔61が周方向に均等に配置されることで、複数のリード線46どうしが一定の距離を維持した状態で配置されるため、複数のリード線46どうしが接触しがたくなるとともに、複数のリードフレーム10どうしが互いに接触しがたくなる。
よって、本実施形態のNOxセンサ2によれば、リード線46どうしの接触(あるいは、リードフレーム10どうしの接触)による通電経路の異常をより確実に抑制することが可能となる。
また、NOxセンサ2は、リード線挿通孔61が多数(5個以上)形成されているという点においては、リード線毎の外力のバラツキが生じやすいという側面を有しているが、複数のリード線挿通孔が同一円周上に配置された形態のグロメット50を備えることにより、リード線毎の外力のバラツキが抑制されている。
つまり、NOxセンサ2は、多数のリード線46を配置可能に構成されるとともに、グロメット50のリード線挿通孔61においてリード線46の被覆が変形するのを抑制でき、リード線46どうしの接触による通電経路の異常を抑制できる。
また、本実施形態のNOxセンサ2においては、複数の電極端子部30,31,32,34,35,36のうち、検出素子4の同一面において隣り合う2つの電極端子部は、軸線方向における形成位置がそれぞれ異なる。そして、複数のリードフレーム10は、接続対象の電極端子部30,31,32,34,35,36に接続される位置にそれぞれ配置される。
このような構成のNOxセンサ2においては、隣り合う2つの電極端子部どうしの距離を大きく確保できるとともに、これら2つの電極端子部に接続される2つのリードフレーム10についても、2つのリードフレーム10どうしの距離を大きく確保できる。
よって、本実施形態のNOxセンサ2によれば、隣り合う2つの電極端子部どうしの絶縁を確保できるとともに、これらの電極端子部に接続される2つのリードフレーム10どうしの絶縁を確保できる。
さらに、本実施形態のNOxセンサ2においては、検出素子4の第1板面21に形成される電極端子部30,31,32および検出素子4の第2板面23に形成される電極端子部34,35,36は、検出素子4について面対称に配置されている。
このように、複数の電極端子部30,31,32,34,35,36が検出素子4の第1板面21および第2板面23において面対称に配置されている場合には、複数のリードフレーム10についても略面対称に配置される。この結果、複数のリードフレーム10から検出素子4に与えられる圧力の分布状態は、検出素子4の第1板面21と第2板面23裏面とで略同様となる。
これにより、複数のリードフレーム10と検出素子4との接触状態が検出素子4の第1板面21と第2板面23とで不均一になるのを防止できるとともに、リードフレーム10と電極端子部30,31,32,34,35,36との接触状態を良好なものとすることができる。
また、リードフレーム10(第1リードフレーム211)は、連結部214を備えており、リードフレーム10が配置された状態の素子挿通孔84に対して検出素子4を挿入する際に、連結部214が弾性変形することで検出素子4による外力を吸収できる。
これにより、素子挿通孔84に対して検出素子4を挿入する際に、検出素子4からの外力によってリードフレーム10の配置位置が移動するのを防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上記実施形態(以下、第1実施形態ともいう)では、6個のリード線挿通孔61を有するグロメット50(開口部封止部材)について説明したが、リード線挿通孔の個数は6個に限られることはなく、7個以上であってもよい。
また、開口部封止部材(グロメット50)の先端側が周方向全体にわたり絶縁コンタクト部材に当接する構成に限られることはなく、開口部封止部材と絶縁コンタクト部材との間に隙間空間を備えつつ、開口部封止部材の少なくとも一部が絶縁コンタクト部材に当接するように、センサを構成しても良い。
さらに、上記実施形態では、複数のリード線挿通孔が周方向に均等に配置されている形態について説明したが、リード線挿通孔どうしの距離が均等ではない形態を採用することもできる。ただし、全てのリード線挿通孔が仮想円周に重なるように配置されていることが必要である。
そこで、図16に、リード線挿通孔どうしの距離が均等ではない形態の第2グロメット65の上面図を示す。なお、図16では、第2グロメット65のうち、第1実施形態のグロメット50と共通する構成要素については、同一の符号を用いて図示している。
第2グロメット65は、仮想円周54との重なり部分を有するように配置された6個のリード線挿通孔61,66,67,68を備えている点において、第1実施形態のグロメット50と共通している。しかし、第2グロメット65は、第2リード線挿通孔66、第3リード線挿通孔67、第4リード線挿通孔68の各形成位置が第1実施形態のグロメット50(リード線挿通孔61)とは異なっている。
まず、第2リード線挿通孔66は、隣接する2つのリード線挿通孔61とのそれぞれの距離(仮想円周54のうち円弧L3、L4に相当する部分の距離)が異なるように、形成位置が定められている。このため、第2グロメット65は、全てのリード線挿通孔が周方向に均等に配置される構成ではない。
また、第3リード線挿通孔67は、その中心が仮想円周54の外側に位置するように形成位置が定められており、第4リード線挿通孔68は、その中心が仮想円周54の内側に位置するように形成位置が定められている。なお、第1実施形態のグロメット50においては、全てのリード線挿通孔について、その中心が仮想円周54に重なるように形成位置が定められている。
このように構成された第2グロメット65は、第1実施形態のグロメット50と比べた場合には、リード線の挿通方向に垂直な断面において、複数のリード線挿通孔が同一円周上に配置された構成となる点において共通している。
このため、第2グロメット65を備えるセンサは、第1実施形態のNOxセンサ2と同様に、複数のリード線挿通孔を有するグロメットを備える場合であっても、センサの大型化を抑制しつつ、グロメットのリード線挿通孔においてリード線の被覆が変形するのを抑制することができる。
また、複数のリード線挿通孔は、それぞれの大きさが全て同一の大きさとなるものに限られることはなく、リード線挿通孔ごとに大きさが異なる形態であってもよい。
さらに、上記実施形態のセンサにおいては、検出素子の突出部分を覆うと共に複数の孔部を有するプロテクタとして、二重のプロテクタ(外部プロテクタ42および内部プロテクタ43)を備えているが、プロテクタは、二重構造に限られることはなく、一重構造であっても良く、あるいは三重以上の構造であっても良い。
また、プロテクタに設けられる孔部は、上記実施形態のような形成位置および個数に限られることはない。孔部の形成位置については、例えば、内部プロテクタ43の側壁部分のうち後端側領域(換言すれば、検出素子4に近接する領域)には孔部を設けず、先端側領域に孔部を設けるようにしてもよい。なお、このときの先端側領域とは、プロテクタのうち側壁部であってもよく、プロテクタのうちあるいは先端面部であってもよい。
NOxセンサの全体構成を示す断面図である。 検出素子の概略構造を表す斜視図である。 後端側の斜め方向から見たときのコンタクト本体部材の斜視図である。 内部配置部材の斜視図である。 第1リードフレームの斜視図である。 絶縁コンタクト部材の素子挿通孔に対してリードフレームを配置する作業に関して、作業途中の第1状態から第3状態を表した説明図である。 絶縁コンタクト部材の素子挿通孔に対してリードフレームを配置する作業に関して、作業途中の第4状態から第6状態の各状態を表した説明図である。 素子挿通孔にリードフレームが配置された状態の絶縁コンタクト部材の平面図である。 図8における絶縁コンタクト部材のC−C視断面での断面図である。 後端側の斜め方向から見たときのグロメットの斜視図である。 先端側の斜め方向から見たときのグロメットの斜視図である。 グロメットの上面図である。 図12に示すグロメットにおけるB−B視断面での断面図を示す。 検出素子の後端側を主体金具の後端部およびセラミックスリーブの後端部から突出させた状態にある中間組立部品の斜視図である。 仮想円周54を図示したグロメットの上面図である。 リード線挿通孔どうしの距離が均等ではない形態の第2グロメットの上面図である。
符号の説明
2…NOxセンサ、4…検出素子、10…リードフレーム、30,31,32,34,35,36…電極端子部、44…外筒、46…リード線、50…グロメット、51…鍔部、52…後端側領域、53…先端側領域、61…リード線挿通孔、65…第2グロメット、82…絶縁コンタクト部材、84…素子挿通孔、102…主体金具、211…第1リードフレーム、221…第2リードフレーム、231…第3リードフレーム。

Claims (6)

  1. 軸線方向に延びる板型形状をなし、先端側が測定対象物に向けられ、後端側に複数の電極端子部が形成される検出素子と、
    外部機器に繋がるリード線を加締め接続するリード線加締め部を自身の後端側に有するとともに、自身の先端側が前記検出素子の前記電極端子部に接続される複数の金属端子部材と、
    軸線方向に貫通する素子挿通孔を有する絶縁性材料からなり、前記素子挿通孔の内部において前記検出素子および前記金属端子部材を配置し、前記検出素子の前記電極端子部と前記金属端子部材とを接触させる絶縁コンタクト部材と、
    前記検出素子の先端側が外部に露出する状態で前記検出素子を保持するとともに、前記金属端子部材および前記絶縁コンタクト部材を自身の内部に収容しつつ、自身の後端側に開口部を有する筒状の収容部材と、
    前記金属端子部材に接続される前記複数のリード線を挿通するための複数のリード線挿通孔を有し、前記収容部材の前記開口部に設けられる開口部封止部材と、
    を備えるセンサであって、
    前記開口部封止部材は、前記絶縁コンタクト部材に当接しており、
    前記複数のリード線挿通孔は、前記開口部封止部材のうち前記リード線の挿通方向に垂直な断面において同一円周上に配置されており、
    前記金属端子部材は、少なくとも一部が前記開口部封止部材の前記リード線挿通孔に収納されており、
    前記開口部封止部材は、軸線方向領域のうち前記リード線挿通孔に挿通された前記リード線の配置領域において前記収容部材により挟持されていること、
    を特徴とするセンサ。
  2. 前記複数のリード線挿通孔は、前記開口部封止部材のうち前記リード線の挿通方向に垂直な断面において周方向に均等に配置されていること、
    を特徴とする請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記複数のリード線挿通孔は、5個以上形成されていること、
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のセンサ。
  4. 前記複数の金属端子部材のうち少なくとも1つは、
    軸線方向に延びる長尺形状のフレーム本体部と、
    前記フレーム本体部の先端側から延びるともに、自身の少なくとも一部が前記フレーム本体部と前記検出素子との間に配置されて、前記検出素子の前記電極端子部に当接する素子当接部と、
    を備えており、
    前記複数の電極端子部のうち、前記検出素子の同一面において隣り合う2つの電極端子部は、軸線方向における形成位置がそれぞれ異なり、
    前記複数の金属端子部材は、接続対象の前記電極端子部に接続される位置にそれぞれ配置されること、
    を特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のセンサ。
  5. 前記素子当接部は、前記フレーム本体部の先端に連結される連結部を備えており、
    前記連結部の少なくとも一部は、前記検出素子による外力が印加されると弾性変形する構成であること、
    を特徴とする請求項4に記載のセンサ。
  6. 前記検出素子は、後端側の表面および裏面にそれぞれ複数の電極端子部が形成されており、
    前記複数の電極端子部のうち、前記検出素子の表面に形成される電極端子部および前記検出素子の裏面に形成される電極端子部は、前記検出素子について面対称に配置されていること、
    を特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載のセンサ。
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