JP2008170297A - 歪検出装置 - Google Patents

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Yasunobu Kobayashi
康展 小林
Toshiro Otobe
敏郎 乙部
Masahiko Obayashi
正彦 大林
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Abstract

【課題】本発明は、第1の起歪部を有する第1の取付部材と第2の起歪部を有する第2の取付部材に横方向の荷重が作用したとしても、第1の起歪部と第2の起歪部の固着部に最大の応力が発生するということはなく、固着部で横ズレが生じることによる出力信号の不安定さをなくすることができる歪検出装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】本発明の歪検出装置は、第1の取付部材24における第1の起歪部11と第2の取付部材26における第2の起歪部19とを互いに固着させる固着部20を設けるとともに、前記第1の取付部材24および第2の取付部材26に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部11および第2の起歪部19の中立軸31の変曲点32が固着部20の近傍に位置するように構成したものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両用シート等の荷重を測定するための歪検出装置に関するものである。
従来のこの種の歪検出装置は、図7〜図9に示すように構成されていた。
図7は従来の歪検出装置の斜視図、図8は同歪検出装置における起歪体の展開図、図9は同歪検出装置の回路図である。
図7〜図9において、1は円筒形状の起歪体で、この起歪体1の外側面には、4つの歪抵抗素子2を設けている。また、前記起歪体1の外側面には、前記歪抵抗素子2、電源電極3、GND電極4および出力電極5とを回路パターン6で電気的に接続することにより構成された図9に示すようなブリッジ回路を備えているものである。
以上のように構成された従来の歪検出装置について、次に、その動作を説明する。
図10に示すように、歪検出装置を上下の相手側取付部材7の固着部8で挟持した後、上下に設けられた一対の押圧部材9に横方向の荷重を加える。そうすると、円筒形状の起歪体1には、軸方向と垂直な方向にせん断力が作用し、歪抵抗素子2を設ける位置により、歪抵抗素子2の抵抗値が変化する。そして、この4つの歪抵抗素子2は、電源電極3、GND電極4、出力電極5および回路パターン6でブリッジ回路を構成しているため、出力電極5から起歪体1に作用する力に応じて出力信号を出力するものである。そしてまた、この出力信号は、前記電源電極3、GND電極4および出力電極5と電気的に接続されたリード線(図示せず)により外部回路(図示せず)に出力され、歪検出装置に負荷される荷重を電気信号として出力するものであった。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平6−207866号公報
しかしながら、上記した従来の構成においては、歪検出装置における起歪体1を上下の相手側取付部材7の固着部8で支持しているため、押圧部材9に横方向の荷重が作用した際には、固着部8に最大の応力が発生することになり、これにより、固着部8で横ズレが生じると、出力信号が不安定になってしまうという課題を有していた。
本発明は上記従来の問題を解決するもので、第1の起歪部を有する第1の取付部材と第2の起歪部を有する第2の取付部材に横方向の荷重が作用したとしても、第1の起歪部と第2の起歪部の固着部に最大の応力が発生するということはなく、固着部で横ズレが生じることによる出力信号の不安定さをなくすることができる歪検出装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、外表面に歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続される電極を設けた筒状の第1の起歪部と、この第1の起歪部と一体に設けられるとともにネジ部を有する第1の取付部材と、外表面に歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続される電極を設けた筒状の第2の起歪部と、この第2の起歪部と一体に設けられるとともにネジ部を有する第2の取付部材とを備え、前記第1の取付部材における第1の起歪部と第2の取付部材における第2の起歪部とを互いに固着させる固着部を設けるとともに、前記第1の取付部材および第2の取付部材に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部および第2の起歪部の中立軸の変曲点が固着部の近傍に位置するように構成したもので、この構成によれば、第1の取付部材における第1の起歪部と第2の取付部材における第2の起歪部とを互いに固着させる固着部を設けるとともに、前記第1の取付部材および第2の取付部材に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部および第2の起歪部の中立軸の変曲点が固着部の近傍に位置するように構成しているため、第1の取付部材と第2の取付部材に横方向の荷重が作用した際に、第1の起歪部と第2の起歪部の固着部に最大の応力が発生するということはなくなり、これにより、固着部の固着状態が安定するため、固着部で横ズレが生じることによる出力信号の不安定さをなくすることができるという作用効果を有するものである。
以上のように本発明の歪検出装置は、外表面に歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続される電極を設けた筒状の第1の起歪部と、この第1の起歪部と一体に設けられるとともにネジ部を有する第1の取付部材と、外表面に歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続される電極を設けた筒状の第2の起歪部と、この第2の起歪部と一体に設けられるとともにネジ部を有する第2の取付部材とを備え、前記第1の取付部材における第1の起歪部と第2の取付部材における第2の起歪部とを互いに固着させる固着部を設けるとともに、前記第1の取付部材および第2の取付部材に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部および第2の起歪部の中立軸の変曲点が固着部の近傍に位置するように構成しているため、第1の取付部材と第2の取付部材に横方向の荷重が作用した際に、第1の起歪部と第2の起歪部の固着部に最大の応力が発生するということはなくなり、これにより、固着部の固着状態が安定するため、固着部で横ズレが生じることによる出力信号の不安定さはなくなり、その結果、出力信号の安定した歪検出装置を提供することができるという優れた効果を奏するものである。
以下、本発明の一実施の形態における歪検出装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態における歪検出装置の分解斜視図、図2は同歪検出装置の側断面図、図3は同歪検出装置における第1の起歪部および第2の起歪部の展開図である。
図1〜図3において、11はフェライト系ステンレスにより円筒形状に構成された第1の起歪部で、この第1の起歪部11は水平方向に設置されるとともに、外側面にAgからなる電源電極12、第1の出力電極13、第2の出力電極14およびGND電極15を互いに近傍に位置するように設けている。また、前記第1の起歪部11の外側面には、第1の歪抵抗素子16を設けており、そして、この第1の歪抵抗素子16は、一端を回路パターン17により前記GND電極15と電気的に接続するとともに、他端を第1の出力電極13と電気的に接続している。そしてまた、前記第1の起歪部11の外側面には、前記第1の歪抵抗素子16と別の位置に第2の歪抵抗素子18を設けており、そして、この第2の歪抵抗素子18は、一端を回路パターン17により前記GND電極15と電気的に接続するとともに、他端を第2の出力電極14と電気的に接続している。19はフェライト系ステンレスにより円筒形状に構成された第2の起歪部で、この第2の起歪部19は固着部20において第1の起歪部11と溶接により固着されている。また、前記第2の起歪部19の外側面には、第3の歪抵抗素子21を設けており、そして、この第3の歪抵抗素子21は、一端を中継パターン22により前記第2の歪抵抗素子18および第2の出力電極14と電気的に接続するとともに、他端を電源電極12と接続している。さらにまた、前記第2の起歪部19の外側面には、前記第3の歪抵抗素子21と別の位置に第4の歪抵抗素子23を設けており、そして、この第4の歪抵抗素子23は、一端を中継パターン22により前記第1の歪抵抗素子16および第1の出力電極13と電気的に接続するとともに、他端を電源電極12および第3の歪抵抗素子21と電気的に接続することによりブリッジ回路を構成している。
24はフェライト系ステンレスからなる第1の取付部材で、この第1の取付部材24は、前記第1の起歪部11と一体に設けられるとともに、外側面にネジ部25を設けている。26はフェライト系ステンレスからなる第2の取付部材で、この第2の取付部材26は、前記第2の起歪部19と一体に設けられるとともに、外側面にネジ部27を設けている。
以上のように構成された本発明の一実施の形態における歪検出装置において、次に、その組立方法について説明する。
まず、ステンレス片(図示せず)を切削することにより、第1の取付部材24にネジ部25および筒状の第1の起歪部11を形成する。
次に、ステンレス片(図示せず)を切削することにより、第2の取付部材26にネジ部27および筒状の第2の起歪部19を形成する。
次に、前記第1の取付部材24における固着部20と第2の取付部材26における固着部20とを溶接により固着した後、第1の起歪部11と第2の起歪部19の上面にガラスペースト(図示せず)を印刷した後、約850℃で約10分間焼成する。
次に、前記第1の取付部材24における第1の起歪部11および第2の取付部材26における第2の起歪部19の外側面に位置して銀のペースト(図示せず)を印刷し、約850℃で約10分間焼成することにより、第1の起歪部11と第2の起歪部19の外側面に電源電極12、第1の出力電極13、第2の出力電極14、GND電極15、回路パターン17および中継パターン22を形成する。
最後に、前記第1の起歪部11と第2の起歪部19の外側面にメタルグレーズ系ペースト(図示せず)を印刷した後、約130℃で約10分間乾燥し、その後、約850℃で約10分間焼成することにより、第1の歪抵抗素子16、第2の歪抵抗素子18、第3の歪抵抗素子21および第4の歪抵抗素子23を形成する。
以上のようにして構成され、かつ組み立てられた本発明の一実施の形態における歪検出装置について、次に、その動作を説明する。
図4に示すように、シート28と床29から立設した支持板30との間に歪検出装置を設置して、第1の取付部材24におけるネジ部25および第2の取付部材26におけるネジ部27にナット(図示せず)をネジ止めすることにより、歪検出装置をシート28および支持板30に取り付ける。
そして、この状態において、シート28に乗員が座ると、図5に示すように、第2の取付部材26に上方より荷重が付加される。そうすると、第1の起歪部11および第2の起歪部19の外表面にせん断力が発生し、第2の歪抵抗素子18および第4の歪抵抗素子23に引張応力が発生するとともに、第1の歪抵抗素子16および第3の歪抵抗素子21に圧縮応力が発生する。これにより、第1の歪抵抗素子16および第3の歪抵抗素子21の抵抗値は小さくなり、一方、第2の歪抵抗素子18および第4の歪抵抗素子23の抵抗値は大きくなるため、電源電極12に5Vを印加するとともに、GND電極15を接地して、第1の出力電極13と第2の出力電極14との差動電圧を信号処理することにより、第1の起歪部11および第2の起歪部19に加わる荷重を測定することができるものである。
このとき、第1の起歪部11および第2の起歪部19における内部応力が零値である中立軸31は図6に示すようになっているもので、そして、この中立軸31の変曲点32では、第1の起歪部11および第2の起歪部19の外側面から内側面にわたって引張応力も圧縮応力も生じない断面が存在するものである。そこで、本発明の一実施の形態における歪検出装置においては、第1の取付部材24における第1の起歪部11と第2の取付部材26における第2の起歪部19とを互いに固着させる固着部20を設けるとともに、前記第1の取付部材24および第2の取付部材26に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部11および第2の起歪部19の中立軸31の変曲点32が固着部20の近傍に位置するように構成したものである。
上記のように本発明の一実施の形態における歪検出装置においては、第1の取付部材24における第1の起歪部11と第2の取付部材26における第2の起歪部19とを互いに固着させる固着部20を設けるとともに、前記第1の取付部材24および第2の取付部材26に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部11および第2の起歪部19の中立軸31の変曲点32が固着部20の近傍に位置するように構成しているため、第1の取付部材24と第2の取付部材26に横方向の荷重が作用した際に、第1の起歪部11と第2の起歪部19の固着部20に最大の応力が発生するということはなくなり、これにより、固着部20の固着状態が安定するため、固着部20で横ズレが生じることによる出力信号の不安定さはなくなり、その結果、出力信号の安定した歪検出装置を提供することができるという効果を有するものである。
本発明に係る歪検出装置は、第1の起歪部と第2の起歪部の固着部で横ズレが生じることによる出力信号の不安定さがなく、出力信号の安定した歪検出装置を提供することができるという効果を有するものであり、特に車両用シート等の荷重を測定するための歪検出装置として有用となるものである。
本発明の一実施の形態における歪検出装置の分解斜視図 同歪検出装置の側断面図 同歪検出装置における第1の起歪部および第2の起歪部の展開図 同歪検出装置をシートに取り付けた状態を示す側面図 同歪検出装置が動作する状態の図4のA部を示す側断面図 同歪検出装置の動作状態において、第1の起歪体および第2の起歪体の中立軸を示す側断面図 従来の歪検出装置の斜視図 同歪検出装置における起歪体の展開図 同歪検出装置の回路図 同歪検出装置を相手側取付部材に取り付けた状態を示す側断面図
符号の説明
11 第1の起歪部
12 電源電極
13 第1の出力電極
14 第2の出力電極
15 GND電極
16 第1の歪抵抗素子
17 回路パターン
18 第2の歪抵抗素子
19 第2の起歪部
20 固着部
21 第3の歪抵抗素子
23 第4の歪抵抗素子
24 第1の取付部材
25,27 ネジ部
26 第2の取付部材

Claims (1)

  1. 外表面に歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続される電極を設けた筒状の第1の起歪部と、この第1の起歪部と一体に設けられるとともにネジ部を有する第1の取付部材と、外表面に歪抵抗素子とこの歪抵抗素子と回路パターンにより電気的に接続される電極を設けた筒状の第2の起歪部と、この第2の起歪部と一体に設けられるとともにネジ部を有する第2の取付部材とを備え、前記第1の取付部材における第1の起歪部と第2の取付部材における第2の起歪部とを互いに固着させる固着部を設けるとともに、前記第1の取付部材および第2の取付部材に互いに反対方向のせん断力が作用した際に、第1の起歪部および第2の起歪部の中立軸の変曲点が固着部の近傍に位置するように構成した歪検出装置。
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