JP2008169631A - 建築部材の取付孔位置出し装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リフォーム等の工事を行うに際し、既存の梁に建築部材の取付孔を罫書く作業を容易に且つ精度良く行う。
【解決手段】位置出し装置は、建築部材の取付孔の基準位置1dを少なくとも1枚のテンプレート1に形成し且つ建築部材の取付孔と一致した貫通孔1a、2aを形成して互いの貫通孔芯を一致させて平行に配置すると共に、下部のテンプレート2を梁面25aから離隔し得るように支持体3に取り付けた本体部材Aと、梁25の両側面25bと当接する少なくとも一対の当接部材10がスライド基準位置を基準として同時に同寸法だけ互いに離隔し又は接近し得るようにスライドする幅止め部材Bと、を有し、本体部材Aのテンプレート1に於ける建築部材の取付孔の基準位置1dと、幅止め部材Bのスライド基準位置とを一致させて連結して構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】位置出し装置は、建築部材の取付孔の基準位置1dを少なくとも1枚のテンプレート1に形成し且つ建築部材の取付孔と一致した貫通孔1a、2aを形成して互いの貫通孔芯を一致させて平行に配置すると共に、下部のテンプレート2を梁面25aから離隔し得るように支持体3に取り付けた本体部材Aと、梁25の両側面25bと当接する少なくとも一対の当接部材10がスライド基準位置を基準として同時に同寸法だけ互いに離隔し又は接近し得るようにスライドする幅止め部材Bと、を有し、本体部材Aのテンプレート1に於ける建築部材の取付孔の基準位置1dと、幅止め部材Bのスライド基準位置とを一致させて連結して構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は建築部材の取付孔位置出し装置に関し、特に、建物のリフォーム時のように既存の梁に新たな建築部材を取り付けるための取付孔の位置出しを容易に且つ確実に行えるようにした取付孔位置出し装置に関するものである。
既存の建物をリフォームする際には様々な工事が行われるが、その中で既存の梁の上部に柱を立てて上階の増築を行うことがある。この場合、柱を正確に位置出しして設置する必要があるため、梁の上面に設置位置の罫書きを行うのが一般的である。またリフォームの際に梁に取り付ける部材は柱にのみ限定されるものではなく、他に幾つかの種類の部材(取付部材)を取り付けることになる。
例えば、建物が鉄骨造の躯体を有する場合、梁に対する取付部材の取り付けはボルトとナットを利用するのが一般的であり、梁にボルトを挿通するボルト孔を形成することが行われる。この場合、ボルト孔を形成すべき位置を正確に罫書き、この罫書きに従って電動ドリルを用いて必要な径を持ったボルト孔を形成することが必要となる。
上記した梁に対して取付部材を取り付けるためのボルト孔の位置出しを行う作業について説明する。先ず、屋上やベランダ等に設定された増築部分に於ける建物の設計モジュール芯に基づいた基準(例えば既存の柱の側面)を設定し、該基準となる柱の側面(以下基準面という)の周囲の壁や床を撤去する。次に、基準面を基準として増築部分を構成する新たな柱を含む取付部材を配置すべき位置の目安(正確な寸法である必要はない)を設定し、この目安となる位置の周囲の仕上げである防水シートやスラブを構成する床板等を取り除き既存の梁を露出させる。露出した梁に突起物が形成されているような場合には、この突起物を切除する。
次に、増築部分の基準面から取付部材の配置位置までの寸法を測定する。このとき、例えば木材等を定規とし、この定規の端面を基準面に当接させて寸法を測り出す。定規に予め形成されている長さ方向の中心線に直角スケールを当て、該直角スケールの梁に対する交点に墨を入れて梁長方向の基準線とする。次に、前記基準線を基準としてボルト孔の位置出しを行う。この場合、予め中心振り分けにした取付孔と一致した穴を形成した紙片や鉄板などの型を用意しておき、これらの型を梁に形成された基準線と梁の幅方向の中心に一致させて取付孔を罫書くようにしている。
上記の如くして取付孔の中心位置を位置出しした後、電動ドリルにキリやステップドリルを装着して穴開け加工を行って、梁に取付部材の取付孔を形成している。
上記の如くして罫書きを行った位置にボルト孔を形成する際に、特許文献1に記載されたような穿孔用位置決めジグを利用することができる。しかし、この技術では、予めボルト孔の位置が罫書きされていることが必要であり、ボルト孔の位置を位置決めするのに利用し得るものではない。
上記の如くして梁に取付部材の取付孔を罫書く際に、屋上やベランダに水勾配が形成されているような場合が多く、このとき、木製の定規を屋上やベランダの上面に置いて寸法を測定しようとすると勾配の影響を受けて精度がでない。このため、定規を可及的に水平に保持して測定するが、定規と梁の上面との距離が遠くなってやはり精度を出しにくく、従って、梁の長さ方向の寸法精度が出しにくいという問題がある。
また梁の幅方向の中心を罫書く場合、梁の幅寸法を測定して計算することが必要となり、作業の繁雑さを免れないという問題がある。
本発明の目的は、リフォーム等の工事を行うに際し、既存の梁に建築部材の取付孔を罫書く作業を容易に且つ精度良く行うことができる建築部材の取付孔位置出し装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る建築部材の取付孔位置出し装置は、建物の基準位置に設置される建築部材を建物の梁に接続するために該梁に建築部材の取付孔の位置出しを行う位置出し装置であって、建物の基準位置に一致させるべき建築部材の取付孔の基準位置を少なくとも1枚のテンプレートに形成し且つ目的の建築部材の取付孔と一致した貫通孔を形成して互いの貫通孔心を一致させて平行に配置すると共に、梁面に対向するテンプレートを該梁面から離隔し得るように取り付けた上下一対のテンプレートと、該上下一対のテンプレートを平行に保持して、かつ梁面に自立させる支持体とからなる本体部材と、梁の両側面と当接する少なくとも一対の当接部材がスライド基準位置を基準として同時に同寸法だけ互いに離隔し又は接近し得るようにスライドする幅止め部材と、を有し、前記本体部材のテンプレートに於ける建築部材の取付孔の基準位置と、前記幅止め部材のスライド基準位置とを一致させて連結したものである。
ここで、建物の基準位置は、例えば、柱芯や設計モジュール芯などの建物の設計や施工の寸法の基準線または基準点である。また、建築部材の取付孔の基準位置は、例えば、柱を梁に接合する接点である柱脚部のボルト孔の孔芯を設定するための基準線または基準点である。また、スライド基準位置は、梁フランジ側面(端部)に当接して挟むために、一対の当接部材が互いに離隔し又は接近してスライドして移動するための基準線または基準点である。
上記建築部材の取付孔位置出し装置に於いて、テンプレートに形成された貫通孔の径が罫書き用ポンチの径と等しく形成されており、該貫通孔にポンチを挿通して梁面に建築部材の取付孔を罫書くように構成するか、貫通孔の径が梁に形成する建築部材の取付孔の径と等しく形成されており、該貫通孔に電動ドリル用ステップドリルを挿通して梁のフランジに建築部材の取付孔を形成し得るように構成することが好ましい。
上記何れかの建築部材の取付孔位置出し装置に於いて、建物の基準位置が建物の設計モジュール芯に基いた基準位置であることが好ましい。
また上記何れかの建築部材の取付孔位置出し装置に於いて、梁が鋼製であり、前記建築部材の取付孔がボルト孔であることが好ましい。
また上記何れかの建築部材の取付孔位置出し装置に於いて、本体部材の支持体に、梁に仮固定するための磁石を設けることが好ましい。
また上記何れかの建築部材の取付孔位置出し装置に於いて、一対の当接部材が駆動部によりスライドするように構成されていることが好ましい。
本発明の建築部材の取付孔位置出し装置(以下単に「位置出し装置」という)では、簡単な作業で梁の上面に建築部材の取付孔の位置を正確に罫書くことができる。
建築部材の取付孔と一致した位置に貫通孔を形成し且つ少なくとも1枚には取付孔の基準位置を形成した一対のテンプレートを上下方向に互いに平行に貫通孔の芯を一致させて配置して本体部材に保持し、梁の両側面と当接する一対の当接部材をスライド基準位置を基準としてスライドし得るように配置し、テンプレートの基準位置と当接部材のスライド基準位置を互いに一致させて連結することによって、本体部材を梁の上面に載置してテンプレートに形成した基準位置を基準となる建築部材をとりつけるべき位置に一致させると共に、一対の当接部材をスライドさせて両側面に当接させることで、取付孔と一致させた貫通孔の芯を位置決めすることができる。
特に、貫通孔の径をポンチの径と等しく形成しておき、この貫通孔にポンチを挿通してハンマーで打撃することで取付孔の中心にポンチによる罫書きを行うことができる。また貫通孔の径を取付孔の径と等しく形成しておき、この貫通孔にステップドリルを挿通して電動ドリルで駆動することで梁に取付孔を形成することができる。
特に、工業化住宅の例のように建物の基準位置(基準線や基準点)が設計モジュール芯に基づいたものであると、建築部材の配置や配置間隔が標準的な寸法に設定されるため、作業を容易に進めることができる。
また、梁が鋼製であり、取付孔がボルト孔であることによって、鉄骨造の躯体に適用することができる。
また、本体部材の支持体に磁石を設けておくことで、梁に載置した位置出し装置を仮止めすることができる。このため、取付孔の罫書きを行う際に、ポンチを打撃したり、電動ドリルを駆動したときでも、位置出し装置が移動することがなく、取付孔の罫書き位置の精度を保持することができる。
また、一対の当接部材を駆動部によってスライド可能に構成することで、位置出し作業を行う際の労力を軽減することができる。
以下、本発明の位置出し装置の最も好ましい実施の形態について説明する。本発明の位置出し装置は、特にリフォーム時に既存の梁の上面に例えば柱等の新たな建築部材を取り付ける際に、該建築部材を梁に取り付けるべき位置を正確に位置出しするためのものである。
本発明に於いて、梁に取り付けられる建築部材の取付孔の数や配置位置等の条件は限定するものではなく、建築部材の機能や形状に応じて適宜設定される。例えば、梁に取り付ける建築部材が柱や束である場合、梁に対して4本或いは2本のねじを利用して取り付けられることがある。このような場合、夫々のねじの中心位置を罫書くことで位置出しを行い、或いはねじを締結するための孔を形成することで位置出しを行うように構成されている。
このため、梁の構造は特に限定するものではなく、木製の梁や鋼製の梁を対象とすることが可能である。また鋼製の梁である場合でも、H形鋼からなる梁、2本の溝形鋼を組み合わせて構成された梁、更には、角形鋼管によって構成された梁を対象とすることが可能である。
本発明の位置出し装置では上下に配置した一対のテンプレートを有している。少なくとも上下のテンプレートの一方のテンプレートには建築部材の取付孔の基準位置(基準線または基準点)が形成されている。例えば、金属製のテンプレートに、平面2軸方向(X方向とY方向)の基準線や同基準線どうしの交点が刻まれている。また、このテンプレートには目的の建築部材の取付孔と一致した貫通孔が形成されている。この貫通孔は、建築部材の取付孔の基準位置から所定寸法オフセットした位置に形成する。ここで、建築部材の取付孔の基準位置(基準線または基準点)は、取付孔の配置基準となる位置であって、建築部材の平面上の中心点(部材芯)と一致した位置である。
従って、梁の長手方向に予め設定された基準面(例えば既存の柱の側面)からの寸法を測定して目的の建築部材を取り付けるべき位置を設定し、この設定された位置に一方のテンプレートに形成された基準位置を一致させることで、取り付けるべき建築部材の中心を基準として取付孔を配置することが可能となる。
一対のテンプレートは互いの貫通孔を一致させて上下方向に平行に、且つ梁面に対向するテンプレート(下部側のテンプレート)が該梁面から離隔するように配置されて支持体に保持されている。
このように、一対のテンプレートが互いの貫通孔を一致させた状態で上下方向に離隔して保持されるため、一対の貫通孔にポンチ或いはステップドリルを挿通したとき、一対の貫通孔が、ポンチ或いはステップドリルをその胴部の上下で保ち、これらのポンチ或いはステップドリルは梁面に対する垂直精度を確保することが可能となる。
また、下部側のテンプレートが梁面より離隔しているため、梁面に形成されている垂直片(例えば、スラブを構成するコンクリート床パネルや木製床パネルを固定するためのもの)などの突起物に干渉しないので、突起物の切除の手間を削減することができる。
上記したように、テンプレートは貫通孔にポンチを挿通して打撃を付与して梁に取付孔の中心位置を罫書き、或いはステップドリルを挿通して電動ドリルによって駆動することで取付孔を形成するためのものである。このため、前記作業を行う際の衝撃等に耐え得る程度の強度が必要である。テンプレートの材料としては前記強度を発揮し得るものであれば良く、特に材料を限定するものではない。このような材料としては、入手のし易さを考慮するとアルミニウム板や鋼板であることが好ましい。特に、貫通孔にステップドリルを挿通して梁に取付孔を形成するような場合には、貫通孔にジグブッシュ(貫通ガイド)を取り付けておくことが望ましい。
テンプレートの平面的な寸法や一対のテンプレートの離隔距離は特に限定するものではなく、取付孔の配置間隔や作業性を考慮した上で適宜設定することが好ましい。
本発明では、梁面とテンプレートとの間に幅止め部材を配置しているため、梁面に対向するテンプレートは該梁面から離隔して配置される。一対のテンプレートを上下方向に互いに平行に配置した状態で支持する支持体の構成は特に限定するものではなく、複数本の脚を有する柱状に構成されたものであって良い。そして、梁の上面に載置されたとき、梁に対向するテンプレートを幅止め部材の機能に支障を来すことなく自立し得るように構成されていれば良い。
幅止め部材は、一対の当接部材をスライド基準位置を基準として梁の両側に同時に互いに離隔し、或いは接近する方向に同寸法移動させ、当接部材が梁の両側面に夫々当接したとき、スライド基準位置が梁の幅方向の中心と一致させるような機能を有するものである。
一対の当接部材は、夫々の当接部材が梁の両側面に当接したとき、スライド基準位置が梁の中心と一致すると共にこの一致した状態を安定して保持し得るように構成される。このため、当接部材は梁の側面に対し少なくとも3点で当接し得るように構成されることが好ましい。
一対の当接部材をスライドさせる構造は特に限定するものではなく、当接部材をスライド基準を基準として同時に、同寸法、互いに離隔し、接近させるように移動させることが可能な構造であれば良い。このような構造としては、ラックとピニオンとを組み合わせた構造、プーリーとワイヤとを組み合わせた構造、等があり、駆動源や重量等を考慮して設定することが好ましい。
本発明の位置出し装置では、支持体に支持されたテンプレートに形成された建築部材の取付孔の基準位置と、幅止め部材に設定された当接部材のスライド基準位置と、を一致させた状態で両者を連結している。そして建築部材の取付孔の基準位置と、スライド基準位置とが一致することによって、幅止め部材によって梁の幅方向の中心にスライド基準位置を一致させたとき、同時に建築部材の取付孔の基準位置が梁の中心に一致する。
幅止め部材とテンプレートとを連結する構造は特に限定するものではなく、テンプレートに形成された建築部材の取付孔の基準位置に幅止め部材のスライド基準位置を一致させた状態で、幅止め部材を支持体に固定することで良い。
本発明の位置出し装置を用いる場合、建物の躯体構造は特に限定するものではなく、木造や鉄骨造の建物に適用することが可能である。しかし、リフォーム時に既存の梁に新たな建築部材を取り付ける際に、該建築部材の取付孔の位置出しを行うこと等を考慮したとき、対象となる建物が鉄骨造の工業化住宅であることが好ましい。
また本発明の位置出し装置を鉄骨梁の上部に載置して目的の位置出しを行うに際し、位置出し装置をある程度安定した状態で自立させておくことが好ましい。このため、本体部材を構成する支持体に磁石を設けておくことで、位置出し装置の自立性を確保し得るようにすることが好ましい。磁石としては、永久磁石や電磁石、永久磁石と電磁石を組み合わせた永電磁石等があり、これらを選択的に用いることが可能である。しかし、コードを引きずることによる作業性の低下を考慮すると永久磁石であることが好ましい。
更に、磁石として吸着力がさほど大きくない板状のものを用いることも好ましい。このような磁石では、鉄骨梁に載置した位置出し装置を自立させた状態に維持することが可能であり、且つ小さい力で引き剥がしたり、水平方向へ移動させることも可能である。
また当接部材のスライド基準位置に対するスライドは手作業で行っても良いが、小型のモーター等からなる駆動部を用いてスライドし得るように構成することが好ましい。
以下、本実施例に係る位置出し装置の構成について図を用いて説明する。図1は位置出し装置の構成を説明する図である。図2は位置出し装置の構成を説明する平面図であり図1のa矢視図とb矢視図である。
図に示す位置出し装置は、少なくとも1枚には建築部材の取付孔の基準位置が形成された上下一対のテンプレート1、2を保持した支持体3からなる本体部材Aと、一対の当接部材10をスライド基準位置15を基準として同時に同方向に離隔又は接近し得るようにスライドする幅止め部材Bとを有し、建築部材の取付孔の基準位置とスライド基準位置15とを一致させて一体化させて構成されている。
テンプレート1、2には、建築部材となる例えば増設柱に形成された取付孔と一致したピッチで複数(本実施例では4個)の貫通孔1a、2aが形成されている。これらの貫通孔1a、2aは、その孔芯を、建築部材の取付孔の基準位置である建築部材の中心点(部材芯)を基準として所定寸法オフセットして、設定されている。従って、テンプレート1、2に形成された貫通孔1a、2aのピッチや数は本実施例に限定されるものではなく、取り付けるべき建築部材に形成された取付孔のピッチや数に一致している。
テンプレート1、2は、上下方向に平行に配置すると共に貫通孔1a、2aを一致させた状態で支持体3に支持されている。テンプレート1、2の何れが上部に配置されても良いように、同じ平面形状で且つ同じ寸法を持って構成されている。本実施例では、テンプレート1が上部に配置され、テンプレート2が下部に配置されている。
このため、テンプレート1には、建物の基準位置からの寸法を測定する際の測定基準となる基準線1bと、テンプレート1の幅方向の中心線1cが形成されており、これらの基準線1bと中心線1cの交点1dが建築部材の中心と一致し、更に、該建築部材に形成された取付孔の基準位置と一致している。
尚、本実施例では、下部に配置されたテンプレート2にも基準線2b、中心線2c、交点2dが形成されている。
また本発明に係る「建築部材の取付孔の基準位置」は、基準線1b、2b、中心線1c、2cと、交点1d、2dのいずれでもよい。
テンプレート1、2は、貫通孔1a、2aにポンチやステップドリル等の工具26を貫通させて打撃を与えたり回転させたりする作業に充分に耐えられるように、充分な強度を持った鋼板或いはアルミ板等の金属板を利用して構成されている。
支持体3は、上下一対のテンプレート1、2を平行に配置して保持する機能を有するものである。このため、本実施例では、4本の柱状の角バーによって支持体3を構成している。即ち、テンプレート1、2の角部に支持体3を受け入れる角状の切欠を形成しておき、この切欠に角バーを嵌め込んで溶接するか、ボルト等で締結することで、支持体3によって2枚のテンプレート1、2を平行に配置すると共に、貫通孔1a、2aの位置を一致させた状態で保持し得るように構成されている。
なお、支持体3の柱は、角バーに限られず、軽量化するために棒鋼のようなもので組み立てたものでも良い。
支持体3によって支持された下部のテンプレート2は、幅止め部材Bの高さよりも高い位置に固定されている。すなわち、梁25の上面25aから離隔して配置され、梁面に形成される突起物に干渉しない位置になっている。
そして、上記の如く上下一対のテンプレート1、2を平行に配置すると共に、下部に配置されたテンプレート2を梁25の上面25aから離隔させた状態で支持体3によって支持することで、本体部材Aが構成されている。
幅止め部材Bは一対の当接部材10を有しており、スライド基準位置15を基準として一対の当接部材10を同時に同寸法互いに離隔し、或いは接近する方向にスライドさせるように構成されている。
幅止め部材Bのスライド基準位置15は、幅止め部材Bが形成する平面領域の対角線の交点であるが、詳しくは、一対の当接部材10の駆動部11である対向する2本のラック11aどうしの重なった領域の対角線の交点(図2中一点鎖線で示す)と一致している。
当接部材10は、梁25の側面となるH形鋼の上フランジの小口面25bに当接し得る程度の面積を持って2本のラック11aを繋ぐ平板によって構成されている。しかし、当接部材10としては、必ずしも2本のラック11aを繋ぐものでなくともよく、例えば、各々のラック11aごとに平板を分割して設置してもよい。この場合に分割された平板と梁25の小口面25bとは、少なくとも3点で当接し得るようにすればよい。このような例としては、梁の幅寸法にばらつきがあり不揃いの場合などが考えられる。
一対の当接部材10は、2本のラック11aとこれらのラック11aに噛合するピニオン11bとの組み合わせからなる2組の駆動部11によって駆動されてスライドし得るように構成されている。
即ち、駆動部11は、ラック11aのスライドガイドを兼ねたケーシング12を有しており、このケーシング12に2本のラック11aがスライド可能に支持されると共に、ピニオン11bが回転可能に支持されている。またピニオン11bには摘み13が取り付けられており、この摘み13を回転操作することによって、2本のラック11aを互いに異なる方向に同時に同寸法スライドさせることが可能である。
従って、ラック11aの端部を当接部材10に接続しておくことで、摘み13の操作に伴って、一対の当接部材10を互いに離隔させ、或いは接近させることが可能となる。そして一対の当接部材10を互いに接近させて梁25の小口面25bに当接させたとき、スライド基準位置15が梁25の幅方向の中心と一致する。
上記の如く構成された幅止め部材Bを、そのスライド基準位置15をテンプレート1に形成された交点1dと一致させて、下部に配置されたテンプレート2の下面に配置して本体部材Aに固定することで、位置出し装置が構成されている。
幅止め部材Bの本体部材Aに対する固定方式は特に限定するものではなく、ケーシング12をテンプレート2の下面に接触させた状態で、両者をねじ止めして固定しても良く、またケーシング12を支持体3に接触させた状態で、両者をねじ止めして固定しても良い。
本実施例では、駆動部11を収容したケーシング12を下部に配置されたテンプレート2の下面に配置すると共に、スライド基準位置15と交点2dと一致させて両者を接触させ、この状態で、テンプレート2の上面側からねじ止めして固定することで、幅止め部材Bを本体部材Aに一体化させて位置出し装置を構成している。
尚、図に於ける20は磁石(マグネットブロック)であり、図示しないレバーを操作することで、吸着、遮断を制御し得るように構成されている。
上記の如く構成された位置出し装置を利用して梁25に建築部材の取付孔の位置出しを行う手順について説明する。先ず、目的の建築部材を取り付ける際の寸法の測定起点となる例えば柱を設定し、この柱の側面から建築部材の取付位置までの寸法を測定して周囲の屋根或いはベランダの床を構成しているパネルやスラブの一部を撤去して梁25を露出させる。
露出した梁25の上面25aに位置出し装置を載置する。このとき、一対の当接部材10を互いに離隔させて梁25の幅(小口面25bの間隔)よりも広くしておき、本体部材Aを構成する支持体3を上面25aに載置して自立させることで良い。
測定起点から目的の建築部材を取り付けるべき位置までの寸法を測りだし、この位置にテンプレート1に形成した基準線1bを一致させる。その後、摘み13を回転操作して一対の当接部材10を互いに接近する方向にスライドさせる。このとき、位置出し装置を抑えたり、大きな荷重をかけることがないようにしておくことが好ましい。
一対の当接部材10が互いに接近して、一方の当接部材10が梁25の小口面25bに当接すると、更なる一対の当接部材10の接近に伴って本体部材A(テンプレート1、2)が相対的に梁25の中心方向に移動してゆき、一対の当接部材10が梁25の両側の小口面25aに当接する。このとき、テンプレート1に形成された中心線1cが梁25の中心と一致する。
従って、テンプレート1に形成された基準線1bが測定起点からの寸法が予め設定された建築部材の設置位置の寸法と一致し、中心線1cが梁25の中心と一致していることから、交点1dは建築部材の中心と一致し、この中心から振り分けられている貫通孔1a、2aの位置は建築部材の取付孔の位置と一致することになる。
上記の如くして位置出し装置の位置を設定した後、本体部材Aに設けた磁石20を操作して吸着することによって、位置出し装置を固定することが可能である。この状態で、例えば、貫通孔1a、2aに工具26を挿通して所定の操作を行うことで、梁25の上面25aに取付孔のセンターを芯出しし、或いはボルト穴を形成することが可能である。
本実施例では摘み13を手で操作して当接部材10をスライドさせるように構成したが、小型の可逆モーターを取り付けてピニオン11bを駆動し得るように構成することで、手操作によることなく当接部材10をスライドさせるように構成しても良いことはいうまでもない。
次に、幅止め部材Bを構成する駆動部の他の例について図を用いて説明する。図3は一対の当接部材をワイヤを利用してスライドさせる機構を有する幅止め部材の構成を説明する図である。図4は一対の当接部材をバネによって互いに接近する方向に付勢する機構を有する幅止め部材の構成を説明する図である。
図3に示す幅止め部材Bは、一対の当接部材10をスライドさせる際の駆動をワイヤ31を利用して行うように構成されている。夫々の当接部材10に一対(2本)のアーム32が接続されている。この2本のアーム32はスライドガイドを兼ねたケーシング33に摺動可能に収容されており、このケーシング33が本体部材Aに固定されている。
一対の当接部材10にはワイヤ31が接続されており、このワイヤ31はリール31aに巻き付けられている。そして摘み13を操作してリール31aを例えば時計方向に回転させると、一対の当接部材10が互いに接近する方向にスライドし得るように構成されている。
上記の如く構成された幅止め部材Bでは、一対の当接部材10を互いに離隔させる方向にスライドさせる場合には、リール31aを回転させることなく、夫々の当接部材10を互いに離隔させる方向に引っ張ることで良い。
幅止め部材Bのスライド基準位置15は、幅止め部材Bが形成する領域の対角線の交点(図3中一点鎖線で示す)であるが、詳しくは、一対の当接部材10の駆動部11である対向する2本のアーム32どうしの重なった領域の対角線の交点と一致している(リール31aの回転に中心にも一致している)。
図4に示す幅止め部材Bは、一対の当接部材10を一対のバネ35によって互いに接近する方向に付勢しておくことでスライドさせるように構成したものである。一対の当接部材10の対向する面には一対のバネ35が接続されており、このバネ35によって互いに接近する方向に付勢されている。バネ35は夫々筒体36a、36bに収容されており、一方の筒体36aが他方の筒体36bにスライド可能に嵌合することで、スライドガイドとしての機能を発揮し得るように構成されている。
また一対の当接部材10は一対のリンク機構37によって接続されている。このリンク機構37は、二つの操作リンク37aと作用リンク37bとを有して構成されており、操作リンク37aを摘み操作することによって、一対の当接部材10をバネ35の付勢力に抗して互いに離隔させることが可能である。
上記の如く構成された幅止め部材Bでは、操作リンク37aを操作して一対の当接部材10を互いに離隔させておき、梁25に載置したときに操作リンク37aの操作を解除することで、バネ35によって付勢された当接部材10が互いに接近して両小口面25aに当接して位置決めすることが可能である。
幅止め部材Bのスライド基準位置15は、幅止め部材Bが形成する平面領域の対角線の交点であるが、詳しくは、一対の当接部材10の駆動部11である対向嵌合する一対の筒体36a、36bどうしの重なった領域の対角線の交点(図4中一点鎖線で示す)と一致している
本発明の位置出し装置は、鉄骨造の躯体、木造の躯体の区別なく既存の梁に新たな建築部材を取り付ける際に位置出しするのに利用して有利である。
A 本体部材
B 幅止め部材
1、2 テンプレート
1a、2a 貫通孔
1b、2b 基準線
1c、2c 中心線
1d、2d 交点
3 支持体
10 当接部材
11 駆動部
11a ラック
11b ピニオン
12 ケーシング
13 摘み
15 スライド基準位置
20 磁石
25 梁
25a 上面
25b 小口面
26 工具
31 ワイヤ
31a リール
32 アーム
33 ケーシング
35 バネ
36a、36b 筒体
37 リンク機構
37a 操作リンク
37b 作用リンク
B 幅止め部材
1、2 テンプレート
1a、2a 貫通孔
1b、2b 基準線
1c、2c 中心線
1d、2d 交点
3 支持体
10 当接部材
11 駆動部
11a ラック
11b ピニオン
12 ケーシング
13 摘み
15 スライド基準位置
20 磁石
25 梁
25a 上面
25b 小口面
26 工具
31 ワイヤ
31a リール
32 アーム
33 ケーシング
35 バネ
36a、36b 筒体
37 リンク機構
37a 操作リンク
37b 作用リンク
Claims (7)
- 建物の基準位置に設置される建築部材を建物の梁に接続するために該梁に建築部材の取付孔の位置出しを行う位置出し装置であって、
建物の基準位置に一致させるべき建築部材の取付孔の基準位置を少なくとも1枚のテンプレートに形成し且つ目的の建築部材の取付孔と一致した貫通孔を形成して互いの貫通孔心を一致させて平行に配置すると共に、梁面に対向するテンプレートを該梁面から離隔し得るように取り付けた上下一対のテンプレートと、該上下一対のテンプレートを平行に保持して、かつ梁面に自立させる支持体とからなる本体部材と、
梁の両側面と当接する少なくとも一対の当接部材がスライド基準位置を基準として同時に同寸法だけ互いに離隔し又は接近し得るようにスライドする幅止め部材と、
を有し、
前記本体部材のテンプレートに於ける建築部材の取付孔の基準位置と、前記幅止め部材のスライド基準位置とを一致させて連結したことを特徴とする建築部材の取付孔位置出し装置。 - 前記テンプレートに形成された貫通孔の径が罫書き用ポンチの径と等しく形成されており、該貫通孔にポンチを挿通して梁面に建築部材の取付孔を罫書くように構成したことを特徴とする請求項1に記載した建築部材の取付孔位置出し装置。
- 前記テンプレートに形成された貫通孔の径が梁に形成する建築部材の取付孔の径と等しく形成されており、該貫通孔に電動ドリル用ステップドリルを挿通して梁のフランジに建築部材の取付孔を形成し得るように構成したことを特徴とする請求項1に記載した建築部材の取付孔位置出し装置。
- 前記建物の基準位置が建物の設計モジュール芯に基いた基準位置であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載した建築部材の取付孔位置出し装置。
- 前記梁が鋼製であり、前記建築部材の取付孔がボルト孔であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載した建築部材の取付孔位置出し装置。
- 本体部材の支持体に、梁に仮固定するための磁石を設けたことを特徴とする請求項5に記載した建築部材の取付孔位置出し装置。
- 前記一対の当接部材が駆動部によりスライドするように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載した建築部材の取付孔位置出し装置。
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---|---|---|---|
JP2007004075A JP2008169631A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | 建築部材の取付孔位置出し装置 |
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Country Status (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021063384A (ja) * | 2019-10-15 | 2021-04-22 | 日鉄テックスエンジ株式会社 | 位置出し冶具及び穿孔方法 |
CN113216619A (zh) * | 2021-04-20 | 2021-08-06 | 中国一冶集团有限公司 | 楼板预留洞口及套管的定位装置及其定位方法 |
CN113931668A (zh) * | 2021-10-13 | 2022-01-14 | 广西新发展交通集团有限公司 | 一种隧道初支钢拱架锚杆钻孔的定位装置 |
CN115110422A (zh) * | 2022-06-21 | 2022-09-27 | 中铁十六局集团第二工程有限公司 | 一种自抬升桁架式模板 |
-
2007
- 2007-01-12 JP JP2007004075A patent/JP2008169631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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