JP2008168210A - テーブルコータシステム及び塗布方法 - Google Patents

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Masakazu Kajitani
雅一 梶谷
Satoshi Yoshimitsu
聡 吉満
Mitsuhiro Hida
充弘 肥田
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Abstract

【課題】タクトタイムの短縮を図ることができる小型のテーブルコータシステム及び塗布方法を提供する。
【解決手段】テーブルコータ4及び前工程装置2c、後工程装置5との間で基板の搬送を行う搬送装置3が、ガイドレール11上をスライド可能な台車12上にガイドレール11の延在方向に沿って並べられて配置され、それぞれ、前工程装置2cとテーブルコータ4の間の基板の搬送を行う第1の搬送ロボット3aと、テーブルコータ4及び後工程装置5の間の基板の搬送を行う第2の搬送ロボット3bを備える。第1の搬送ロボット3a及び第2の搬送ロボット3bは、台車12のスライドによって、第1の搬送ロボット3aについての前工程装置2c及びテーブルコータ4に対応する位置への切換と、第2の搬送ロボット3bについてのテーブルコータ4及び後工程装置5に対応する位置への切換が同時になされる。
【選択図】図9A

Description

本発明は、液晶ディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの製造分野において、ガラスなどの枚葉ごとの基板に短いタクトタイムで塗布液を塗布するテーブルコータシステム及び塗布方法に関する。
高精度に塗布液を塗布する手段として、スリット状の吐出口を持つダイから塗布液を一定間隔離れた基材に吐出して塗布を行うテーブルコータ塗布がある。そして、テーブルコータは、近年、フィルム等の連続した基材の他に、ガラス等の枚葉状基板へ塗布液を塗布する工程にも適用されている。枚葉状基板への塗布は、シート状基材への連続塗布とは異なり、特開2000−197844号公報(特許文献1)に示されるように各基板ごとの塗布以外に、基板のテーブルへの載置および排出、テーブルまたはダイの移動、さらに、塗布開始部で所定の膜厚を安定して得るために行うダイ吐出口の清掃、といった種々の処理作業が必要となる。枚葉状基板への塗布工程で生産性を向上させるには、1枚の基板の処理に要する時間(タクトタイム)を短くすれば良いが、そのためには、塗布はもちろんのこと上記の塗布以外の処理作業時間を短縮することが必要となる。
各処理作業時間を短縮するのは容易ではないため、作業時間をかえないでも大幅にタクトタイムを短くできる手段の一つが、特開2002−102771号公報(特許文献2)に開示されている。この装置では、テーブルコータのステージ上に2枚の基板を載置し、当該テーブルコータの両側方にそれぞれのステージに基板を供給・搬出するための搬送ロボットを設ける構成である。そして、一方のステージの塗布時に他方の基板の搬送を行うことによって、テーブルコータの塗布と搬送を2つの搬送ロボットを交互に用いることによって、塗布工程が断続することなく連続して行うことで、各処理の作業時間に関係なく、基板1枚あたりのタクトタイムの短縮を図っている。
特開2000−197844号公報 特開2002−102771号公報
しかし、前記装置では、テーブルコータに基板を載置するためのステージを複数必要とし、テーブルコータが大型化する。また、テーブルコータに基板を搬送するための搬送ロボットが互いに干渉しないようにするために、搬送ロボットをテーブルコータに対して両側方に2箇所配置しなければならず、装置の設置スペースも大きくなる。
このため、装置のコスト、設置スペース、メンテナンス、据え付け時の調整などが困難であり、工期の増大の原因となっていた。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、前工程から及び後工程への基板の搬送方法を工夫することにより1つのテーブルコータを用いてタクトタイムの短縮を図ることができる小型のテーブルコータシステム及び塗布方法を提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のテーブルコータシステム及び塗布方法を提供する。
本発明の第1態様によれば、定盤上に保持された基板に塗布液を塗布するテーブルコータと、前記テーブルコータにおいて処理される基板の前工程を行う前工程装置と、前記テーブルコータで塗布液が塗布された基板の後工程を行う後工程装置と、前記各装置間で基板の搬送を行う搬送装置とを備えたテーブルコータシステムであって、
前記搬送装置は、
直線的に配置された前記前工程装置、テーブルコータ、後工程装置に沿って延在するガイドレールと、
前記ガイドレール上をスライド可能に構成される台車と、
台車上に前記ガイドレールの延在方向に沿って並べられて配置され前記台車のスライドに伴って前記ガイドレールに沿って一体的に移動可能に構成された、前記前工程装置とテーブルコータの間の基板の搬送を行う第1の搬送ロボット及び前記テーブルコータと前記後工程装置の間の基板の搬送を行う第2の搬送ロボットを備え、
前記第1の搬送ロボット及び第2の搬送ロボットは、前記台車のスライドによって、前記第1の搬送ロボットについての前記前工程装置及びテーブルコータに対応する位置への移動と、前記第2の搬送ロボットについての前記テーブルコータ及び前記後工程装置に対応する位置への移動が同時になされるように構成されていることを特徴とする、テーブルコータシステムを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記第1及び第2の搬送ロボットは、前記定盤の幅方向寸法よりも広い間隔で配置されたフィンガーと、前記フィンガーから内側方向に延在する前記基板を支持する基板支持用ツメとを備えるフォークを備え、
前記テーブルコータは、前記定盤の厚み方向に貫通する切り欠きが前記定盤の端縁に設けられるとともに、前記定盤の上側及び下側に前記フィンガーが進退可能なフォーク進退空間が形成され、
前記フィンガーがフォーク進退空間に配置された後、前記基板支持用ツメが前記切り欠きを通って前記定盤の厚み方向に移動することで、前記テーブルコータへの前記基板の受け渡しが可能に構成されていることを特徴とする、第1態様のテーブルコータシステムを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記テーブルコータは、前記定盤の基板載置面から上下動可能であり、前記第1の搬送ロボットにより前記定盤に前記基板を載置する際に収納され、前記第2搬送ロボットにより前記定盤から前記基板を取り出すときに突出するように構成された押し出しピンを備えることを特徴とする、第1又は第2態様のテーブルコータシステムを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記基板支持用ツメは、前記基板を支持する面に基板の滑り止め用の滑り止め部材を有していることを特徴とする、第1から第3態様のいずれかのテーブルコータシステムを提供する。
本発明の第5態様によれば、厚み方向に貫通する切り欠きが端縁に設けられかつ上下位置に進退領域をおいて配置された定盤上に保持された基板に塗布液を塗布するテーブルコータと、前記テーブルコータにおいて処理される基板の前工程を行う前工程装置と、前記テーブルコータで塗布液が塗布された基板の後工程を行う後工程装置と、前記前工程装置とテーブルコータの間の基板の搬送を行い前記切り欠きに嵌入可能な基板支持用ツメを有する第1の搬送ロボットと、前記テーブルコータ及び前記後工程装置の間の基板の搬送を行い前記切り欠きに嵌入可能な基板支持用ツメを有する第2の搬送ロボットとを備えたテーブルコータシステムを用いた基板の搬送方法であって、
前記第1搬送ロボットと前記第2搬送ロボットをそれぞれ、前工程装置及びテーブルコータに対応させる位置へ同時に移動させ、
前記第1搬送ロボットによる前工程装置からの基板の取り出しと、前記基板支持用ツメを前記定盤の下側の間隙に挿入した後、前記切り欠きを通過するように前記第2搬送ロボットを上昇させることによって行われるテーブルコータからの基板の取り出しを同時に行い、
前記第1の搬送ロボットについての前記前工程装置とテーブルコータ間でそれぞれに対応する位置への移動と、前記第2の搬送ロボットについての前記テーブルコータと前記後工程装置間でそれぞれに対応する位置への移動を同時に行い、
前記フィンガーを前記定盤の上側に配置した後前記第1搬送ロボット前記基板支持用ツメが前記切り欠きを通過するように下降させることによって行われるテーブルコータへの基板の供給と、前記第2搬送ロボットによる後工程装置への基板の供給を同時に行うことを特徴とする、基板の搬送方法を提供する。
本発明の第6態様によれば、前記第1及び第2の搬送ロボットは、前記定盤の幅方向寸法よりも広い間隔で配置されたフィンガーと、前記フィンガーから内側方向に延在する前記基板を支持する基板支持用ツメとを備え、
前記第1搬送ロボットによる前記定盤への基板の供給は、前記基板を基板支持用ツメに支持した状態で前記フィンガーを定盤の上側へ配置させたあと、前記基板支持用ツメを前記定盤の切り欠きに嵌入させつつ前記定盤の下側位置へ移動させ、前記定盤の下側の進退領域を通して退進させることを特徴とする、第5態様の基板の搬送方法を提供する。
本発明の第7態様によれば、前記第2搬送ロボットによる前記定盤からの基板の取り出しは、前記フィンガーを定盤の下側の進退領域へ配置させたあと前記フィンガーを上昇させ、前記基板支持用ツメを前記定盤の切り欠きを嵌入させつつ前記定盤の上側位置へ移動させて基板支持用ツメに基板を支持することを特徴とする、第6態様の基板の搬送方法を提供する。
本発明によれば、前工程装置、テーブルコータ及び後工程装置の各装置間で基板の搬送を行う搬送装置を台車上に第1及び第2の搬送ロボットを並べて配置するとともに、台車のスライドによって、対応する装置を同時に切り換えることができるため、2つの搬送ロボットが互いに干渉することなく、第1及び第2の搬送ロボットによって同時に基板の収納及び取り出しを行うことができる。よって、基板1枚に対するタクトタイムを短くすることができる。さらに、搬送装置は、第1及び第2の搬送ロボットを1つの台車上に配置しているため、ガイドレールを共有にすることができ、ガイドレールを設置するスペースを少なくして装置を小型化することができる。
また、本発明の第2、第6,第7態様によれば、フィンガーの内側に延在する基板支持用ツメによって基板を支持しているので、基板支持用ツメを定盤の切り欠きに嵌入させながら第1及び第2搬送ロボットを上下移動させることで、基板を定盤に配置した状態のままフォークを進退させることができる。
本発明の第3態様によれば、基板を定盤から取り出す際に押し出しピンにより予め持ち上げられ、基板が定盤表面との密着力が解放されるため、フォークの上昇動作がスムーズになり、基板を持ち上げやすくなる。
本発明の第4態様によれば、基板支持用ツメの滑り止めによって、基板が搬送ロボットから脱落することを防止することができる。
以下、本発明の一実施形態に係るテーブルコータシステムについて、図面を参照しながら説明する。
図1に、本発明の実施形態にかかるテーブルコータシステムの構成例を示す。このテーブルコータシステム1は、クリーンルーム内に設置され、たとえば液晶ディスプレイ用の基板を被処理基板とし、液晶ディスプレイ製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中のレジスト塗布、減圧乾燥、ベーキング等の各処理を行うものである。
このテーブルコータシステム1は、図2に示すように、ホストコンピュータ81からの制御指示を受けて、下記の各ユニットを動作させるシーケンスコントローラ82が設けられている。ホストコンピュータ81は設定入力部80からの設定情報に基づいて、シーケンスコントローラ82を動作させる。
テーブルコータシステム1には、第1及び第2の搬入側クールプレート(C/P)2a,2b、ターンテーブル(T/T)2c、テーブルコータ(T/C)4、減圧乾燥機(VCD)5,第1及び第2のホットプレート(H/P)7a,7b、第1及び第2の搬出側クールプレート(C/P)9a,9bの各装置と、当該各装置間で基板を搬送する搬送装置3,6,8を備える。
搬入側クールプレート2a,2bは、本実施形態にかかるテーブルコータシステム1において処理される基板を冷却するための部材である。この処理は例えば、液晶ディスプレイ用の基板に塗布液を塗布する場合などの前処理として用いられる。搬入側クールプレート2a,2bはそれぞれ1枚の基板をローラコンベアで順次搬送し、本システムの前工程の装置で行われた洗浄及び洗浄液の加熱乾燥によって熱くなっている基板を所定温度まで冷却する。なお、クールプレートは温度ムラをなくすため、ローラコンベアのローラの位置をずらして2台設けられている。
ターンテーブル2cは、テーブルコータ4に配置する向きを調整するために、搬入側クールプレート2bから搬送された基板を90度回転させるためのテーブルである。搬入側クールプレート2a,2bでは、基板の長手方向が搬送方向となるように搬送されているが、当該ターンテーブル2cにおいて、基板を回転させ、基板の短手方向が搬入側クールプレート2a,2bにおける搬送方向(矢印71)に向くようにする。
搬送装置3は、ターンテーブル2c上の基板をテーブルコータ4への供給・搬出、及び減圧乾燥機5への収納を行う。搬送装置3は、図3に示すように2つの搬送ロボット3a,3bを備える。第1及び第2の搬送ロボット3a,3bは、ガイドレール11上を矢印61,62に示す方向に往復移動可能に構成されており、スライドする台車12上に設けられており、基板を供給及び取り出しする装置を台車のスライドで変更することができる。搬送装置3の具体的な構成については後述する。
テーブルコータ4は、搬送装置3から供給された基板に、塗布液を塗布する処理が行われる。テーブルコータ4は、塗布液の種類にもよるが基板の表面から80から150μm程度のごくわずかな隙間をおいて配置された長手形状のダイ(図示なし)を基板表面に沿って移動させ、ダイの吐出口から吐出された塗布液を基板上に塗布する。ダイは、上下方向に移動可能に構成されており、用いる基板の厚み寸法などに応じて、その位置を調整できるようになっている。テーブルコータ4の具体的な構成については後述する。
テーブルコータ4の下流側には、減圧乾燥機5が設けられる。減圧乾燥機5は、テーブルコータ4によって塗布液が塗布された基板を10〜400Pa程度に減圧された状態で60から120℃程度に加熱して乾燥させる装置である。減圧乾燥時において基板を加熱するヒータを備えていてもよい。
ターンテーブル2c、テーブルコータ4,減圧乾燥機5は、それぞれ隣り合う装置の間隔が等しくなるように直線的に配置されている。また、後述する搬送装置3のガイドレール11(図3参照)は、前記3つの装置の配列方向に略平行になるように配置されると共に、2つの搬送ロボット3a,3b間の間隔A(図3参照)は、前記3つの装置の隣り合う2つの間隔とほぼ等しくなるように構成されている。
したがって、第1の搬送ロボット3aがターンテーブル2cに対応する位置に存在するとき、第2の搬送ロボット3bはテーブルコータ4に対応する位置に存在することとなる。また、第1の搬送ロボット3aがテーブルコータ4に対応する位置に存在するとき、第2の搬送ロボット3bは減圧乾燥機5に対応する位置に存在することとなる。
減圧乾燥機5の下流側には、減圧乾燥処理を行った基板を減圧乾燥機5から取り出し、第1及び第2のホットプレート7a,7bへ収納するための搬送装置6が設けられている。搬送装置6は、減圧乾燥機5からの基板取り出し方向77に対して90゜方向に延在するガイドレール上を矢印63,64に示すように往復移動可能に、また、減圧乾燥機5から取り出した基板をホットプレートに収納するためにフォークの向きを異ならせるように回転運動可能に構成されている。搬送装置6は、当該ガイドレール上の位置を異ならせることによって基板を収納するホットプレートの切り換えを行うことができるようになっている。
ホットプレート7a,7bは、減圧乾燥がなされた基板をベーキングし、塗布液を固化させるための装置である。第1及び第2のホットプレート7a,7bは、それぞれ搬送装置6のガイドレールの両端近傍に配置されている。ホットプレートを2つ設けることによってテーブルコータ4,減圧乾燥機5における処理のタクトタイムよりも長い処理時間が必要なベーキング処理を並行して行い、装置全体の処理速度を速めることができる。
第1及び第2のホットプレート7a,7bでベーキング処理が行われた基板は、搬送装置8によってクールプレート9a、9bに搬送される。搬送装置8は、搬送装置6のガイドレールとほぼ平行に設けられたガイドレールに沿って矢印65,66に示すように往復移動可能に、また、第1及び第2のホットプレート7a,7bから取り出した基板を第1の搬出側クールプレート9aに収納するためにフォークの向きを異ならせるように回転運動可能に構成されている。搬送装置8は、当該ガイドレール上の位置を異ならせることによって基板を取り出すホットプレートの切り換え及びクールプレート9aへの基板の搬送位置に移動することができるようになっている。
クールプレート9a,9bは、ベーキング処理によって加熱された基板を冷却するための装置である。クールプレート9a,9bによって冷却された基板は、図示しないローラコンベアによって装置外部に搬出される。
次に、搬送装置3及びテーブルコータ4の構成について詳細に説明する。図3は、搬送装置3の構成を示す斜視図である。搬送装置3は、上述のように、ターンテーブル2c上の基板をテーブルコータ4への供給・搬出及び減圧乾燥機5への収納を行う。搬送装置3のガイドレール11は、基台10上に設けられ、ターンテーブル2c、テーブルコータ4,減圧乾燥機5の3つの装置の配列方向とほぼ平行して延在する。したがって、ガイドレール11に搭載された台車12は、ガイドレール11に沿ってターンテーブル2c、テーブルコータ4,減圧乾燥機5の配置方向に往復移動可能に構成される。
台車12に搭載された2つの搬送ロボット3a,3bは、ガイドレール11の延在方向に配列されており、台車12のスライドによって同時かつ同量だけ移動する。ここで、ターンテーブル2cに近い側に配置される搬送ロボットを第1の搬送ロボット3a、減圧乾燥機5に近い側に配置される搬送ロボットを第2の搬送ロボット3bとする。
各搬送ロボット3a,3bはそれぞれ基板を保持するフォーク15a,15bを備えており、独立してフォーク15a,15bを駆動させることによって、互いに独立して基板の受け渡しを行うことができる。第1及び第2の搬送ロボット3a,3bは同様の構成を有しており、以下、両者を代表して第1の搬送ロボット3aの構成を説明する。
第1の搬送ロボット3aは、台部13aと、台部13aに連結されたフォーク15aを備える。台部13aは、フォーク15aを台車12に対して上下移動可能に構成されている。また、フォーク15aは、後述する伸縮機構(図5参照)により台部13aに対して進退可能に構成されている。
フォーク15aは、図4A、図4Bに示すように、フィンガー16とフィンガー16から内側に設けられた基板支持用ツメ17とを備える。フィンガー16は、定盤41(図7A参照)の短手方向幅よりも若干広い間隔をおいて平行に配置されている。本実施形態においては、2つのフィンガー16の間の間隔は固定されているが、調整可能に構成してもよい。
基板支持用ツメ17は、各フィンガー16のそれぞれ2箇所に、フィンガー16から互いに内側を向くように設けられる。基板支持用ツメ17は、基板の落下を防ぐために、フィンガー16に対して下側位置に設けられている。基板支持ツメ17は、サイズの異なる基板を保持できるように段差が設けられており、段差で区画される載置面19,20に基板を載置可能に構成されている。基板支持持用ツメ17の各載置面19,20には、基板の滑りを防止するためのシリコンゴム製の滑り止め部材18が設けられている。
図5は、搬送ロボット3aの構成を示す図である。搬送ロボット3aは、台部13aに連結されフォーク15a,15bを移動させる伸縮機構21を備えている。伸縮機構21は、2つのアーム26,28が、連結軸27によって連結されている。また、第1のアーム26は台部13aに連結軸22によって連結され、第2のアーム28が、フォーク15aのプレート31に連結軸30によって連結されている。2つのアーム26,28台部13a,フォーク15aを連結する連結軸22,27,30は、それぞれ連結する部材を軸中心に回転可能に構成されており、2つのアーム26,28がなす角度を異ならせることによって伸縮できるようになっている。また、伸縮機構21は、伸縮時において、フォーク15aのフィンガー16の向きが変化しないように構成されている。
次にテーブルコータ4の構成について説明する。図6は、テーブルコータ4の構成を示す斜視図である。テーブルコータ4は、基板が載置される定盤41と、定盤41との間に間隙47を有するように定盤41を収納する外側ステージ40とを備える。外側ステージ40は、略箱状の部材であり、定盤41の3方を囲うように構成された外部壁43を備える。定盤41は、外部壁43に囲まれるように脚部材46によって外側ステージ40に固定される。
外部壁43には、定盤41の長手方向辺に対向する位置にガイドレール44が設けられ、短手方向辺に対向する位置にプライミング部42が設けられている。
ガイドレール44は、基板の表面に塗布液を塗布するためのダイ(図示なし)を備えるスライダ(図示なし)を係合案内するための部材である。ダイは、上下方向に移動可能に構成されており、用いる基板の厚み寸法などに応じて、その位置を調整できるようになっている。当該ノズルは、基板とは塗布液の種類にもよるが80から150μm程度のごくわずかな隙間を空けて配置され、塗布液を吐出しながら基板の上を走査することにより、基板の表面に塗布液が塗布される。
プライミング部42は、たとえば、塗布動作後、ダイの吐出口に残った余分な塗布液を拭き取り、吐出口を均一に清浄化するためのものである。プライミング部は、ダイの延在方向に延在する軸を中心として回転駆動するローラなどで構成されており、ダイの吐出口を当該ローラの表面に接触させて、清浄化を行う。
定盤41は基板を載置するための基板載置ステージとして機能するものであり、基板を真空引き吸着するための吸引穴50及び真空引きされた基板と定盤41との間の真空破壊するための押し出しピン49が設けられている。
塗布動作時には、基板は吸引穴50から真空引きされて基板載置面45に密着固定される。塗布動作終了後、基板を取り出すときには、真空引きは停止するものの、基板と基板載置面45には密着力が残っている。
押し出しピン49は、図示しない駆動機構により定盤41の基板載置面45から上下動可能に駆動する。基板載置面45に基板が載置された状態で押し出しピン49が基板載置面から突出することで、基板と基板載置面45との間の密着力が解放され、基板を取り出しやすくすることができる。押し出しピン49の突出量は基板の定盤41への密着力が解放できるだけのわずかな量でよい。
吸引穴50は、図示しない吸引機構に連結され、基板を基板載置面45に真空吸着させて固定するためのものである。
また、定盤41には、長手方向片の4箇所に、定盤41の厚み方向に貫通する切り欠き48が設けられている。当該切り欠き48は図7A,図7Bに示すように、フォーク15a,15bの基板支持用ツメ17が嵌入可能な大きさに構成されている。したがって、フォーク15a,15bは、当該切り欠き48に基板支持用ツメ17が嵌入した状態で、定盤41の厚み方向に移動することができる。なお、切り欠き48の深さ寸法は、図7Cに示すように、基板100の塗布液が塗布される領域101の外側の非塗布領域102に収まるようにすることが好ましい。
また、定盤41と外側ステージ40との間の間隙47は、定盤41の外周及び定盤41の切り欠き48の下側まで広がっている。フォーク15a,15bのフィンガー16は、定盤41と外側ステージの外部壁43との間に形成された間隙47を通って定盤41の上側及び下側の双方から出し入れ可能となっている。すなわち、間隙47は、定盤41の下側に設けられたフォーク15a,15bのフィンガーの進退空間として機能するものである。
前記のように、フォーク15a,15bのフィンガー16の幅は、定盤41の短手方向幅よりも広く構成され、基板を支持する基板支持用ツメ17が定盤41の切り欠きに嵌入するようになっているので、基板支持用ツメ17に基板が載置され、さらにフィンガー16を定盤41の上に配置させた状態で、フォーク15a,15bが定盤41の上側から下側に移動することによって、基板載置面45に基板が載置され、基板をテーブルコータ4の定盤41に載置することができる。このとき、なお、基板を定盤41に載置して定盤41の下側に移動したフォーク15a,15bは、定盤41の下側の間隙47を通って、テーブルコータ4から取り出すことができる。
また、基板をテーブルコータ4から取り出すには、フォーク15a,15bを定盤41の下側の間隙47に挿入し、上方向に移動させることによって、基板載置面45に載置されている基板を基板支持用ツメ17に載置させることができる。なお、このとき、前記の押し出しピン49を定盤41の表面から突出させて、基板と基板載置面45との間の密着力を解放しておくことが好ましい。
次にこのテーブルコータシステム1における処理手順について説明する。図8は、本実施形態にかかるテーブルコータシステムの処理手順を示すフローチャートである。
まず、本テーブルコータシステム1に搬入された基板は、矢印71に示すように搬入側クールプレート2a,2bにより冷却され、矢印72に示すようにターンテーブル2cに搬送される。ターンテーブル2cでは、90゜回転した後に基板の位置決めがなされる(#1)。位置決めは、第1の搬送ロボット3aとの相対的な位置が毎回同じになるように、ターンテーブル2cに設けられたツメ(図示せず)で位置ずれを修正する動作である。
次に矢印73に示すように、位置決めされた基板を第1の搬送ロボット3aにより取り出す(#2)。なお、このタイミングでテーブルコータ4に配置されている基板が矢印75に示すように第2の搬送ロボット3bにより取り出される。この搬送装置3による基板の受け渡しの処理(#2〜#5)については後で詳細に説明する。
搬送ロボット3a,3bに基板が保持された後、搬送装置の台車12が矢印61方向へ移動し、第1の搬送ロボット3aがテーブルコータ4に対応する位置へ配置されると共に、第2の搬送ロボット3bが減圧乾燥機5に対応する位置へ配置される(#3)。
次に、第1の搬送ロボット3aの伸縮機構21が伸び、矢印74に示すように基板がテーブルコータ4に収納される。なお、このタイミングで第2の搬送ロボット3bは、矢印76に示すように基板を減圧乾燥機5へ収納する(#4)。
第1及び第2の搬送ロボット3a,3bから基板が搬出された後、台車12が矢印62方向に移動する(#5)。
減圧乾燥機5において、減圧乾燥がされた後、搬送装置6の搬送ロボットにより矢印77に示すように基板が取り出され、搬送ロボットが収納すべきホットプレートに対応する位置へ移動する(#6)。
搬送装置6により、矢印78又は79に示すように基板がホットプレート7a又は7bへ収納され、ベーキング処理がなされる(#7)。
ベーキング処理が終了した後、矢印80又は81に示すように搬送装置8により基板がホットプレート7a又は7bから取り出され(#8)、矢印82に示すように搬出側クールプレート9aに収納される(#9)。クールプレート9aに収納された基板は、矢印83に示すように、クールプレート9bへと移動し(#10)十分に冷却された後、装置外部に搬出される。
次に、搬送装置3における基板の受け渡しの処理について詳細に説明する。図9Aは、搬送装置3における各部材の動作工程を示す図であり、図9Bはテーブルコータにおける処理工程を示すタイミングチャートである。以下、図9A,図9Bでは、一枚の基板に着目して、どのように各動作工程がなされるかを分かりやすく説明するため、図8におけるステップ#4の状態から説明を進める。すなわち、前記基板の受け渡しの処理は、#4、#5、#2,#3の順で繰り返し進行する場合について説明する。
なお、図9Aにおける基準となる基板は基板100Aである。図9Bでは、基板100Aにおいての各処理は、黒枠で示されるタイミングでなされる。また、基板100Aに隣り合う2つの基板、すなわち、基板100Aの1つ前に処理される基板100B及び基板100Aの1つ後に処理される基板100Cは図9Bにおいて横線枠で示されるタイミングで処理がなされる。また、基板が載置されていない状態での各装置の動作は図9Bにおいて斜線枠で示される。
クールプレートにおいて冷却された基板がターンテーブル2cに送られたあと、第1の搬送ロボット3aが基板100Aの取り出しを行うまでの間、ターンテーブル2c上で基板が待機する。第1の搬送ロボット3aがターンテーブル2cから基板を取り出した後、台車12が矢印61に示す方向に移動し(図9A(a))その後、第1の搬送ロボット3aの伸縮機構21が前進して定盤41の上に移動し、第1の基板100Aがテーブルコータ4に送られる。なお、この一連の動作において、第2の搬送ロボット3bでは、基板100Bがテーブルコータ4から取り出され、減圧乾燥機5に送る工程が行われている。
その後、フォーク15aが下降すると共に、定盤41の吸引を行い基板を定盤41上に配置する。すなわち、フォーク15aの基板支持用ツメ17が定盤の切り欠き48内を上から下へ貫通することにより、基板が定盤の表面へ移動する。また、減圧乾燥機5では、同じタイミングでフォーク15bが下降し、減圧乾燥機5内へ基板100Bが配置される(図9A(b)参照)。
その後、搬送ロボット3aの伸縮機構21が後退し、フォーク15aが元の位置に戻ると共に、このタイミングで第2の搬送ロボット3bの伸縮機構21が後退し、フォーク15bが元の位置に戻る(図9A(c)参照)。なお、このタイミングで次の基板100Cがターンテーブル2cに搬送されるまでの工程がなされている。
当該工程と平行して、テーブルコータ4により、基板100Aに塗布液が塗布される。その後搬送装置3の台車12が矢印62に示すように移動する(図9A(d)参照)。
なお、基板の配置を行う間、テーブルコータ4はプライミング部42によりダイの吐出口の洗浄を行っており、基板100Aの配置後すぐに塗布工程を開始できるようになっている。塗布工程では、ダイがプライミング部42から塗工位置への移動、塗工処理が連続して行われる。基板100Aへの塗工が終了すると、押し出しピン49が上昇し基板100Aが取り出し可能な状態となる。
なお、テーブルコータ4による塗布処理時に、第1及び第2の搬送ロボット3a,3bの伸縮機構が前進し、フォーク15a,15bがそれぞれターンテーブル2c、テーブルコータ4において基板取り出し可能な状態となっている(図9A(e)参照)。なお、このときには、減圧乾燥機5では先の基板100Bが搬送装置6によって取り出されていることが好ましい。
塗工が終了しダイがダイ吐出口の洗浄位置へ移動した後、フォーク15a,15bの上昇及び、伸縮機構21の後退が行われ、第1の搬送ロボット3aがターンテーブル2cから基板100Cを取り出すと共に、第2の搬送ロボット3bがテーブルコータ4から基板100Aを取り出す(図9A(f)参照)。
その後、搬送装置3の台車が矢印61の方向へ移動し、順次上記の動作が繰り返される。
なお、このシステムにおけるターンテーブル2c、減圧乾燥機5は、前記構成の搬送ロボット3a,3bのフォーク15a,15bによって基板が受け渡し可能に構成されていることはいうまでもない。例えば、ピンなどを用いて基板を浮かした状態で保持可能とし、ピンによって浮いた隙間を介して基板の下側にフォークの基板支持用ツメが挿入されて基板を出し入れすることによって基板の受け渡しを行うように構成されていてもよい。なお、テーブルコータの定盤41に採用した構造を、このシステムにおけるターンテーブル2c、減圧乾燥機5にも採用してもよいことはいうまでもない。
このように、本実施形態にかかるテーブルコータシステム1では、2つの搬送ロボットによる基板の搬送機構及び搬送手順を工夫することにより、連続した隣り合う基板を同時に処理することができる。したがって、1枚あたりの基板の処理のタクトタイムを極めて短くすることができる。また、テーブルコータへの搬入及び搬出を行う2つの搬送ロボットを1つのガイドレール上で移動させることができるため、装置を小型化することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本発明の実施形態にかかるテーブルコータシステムの構成例を示す図である。 図1のテーブルコータシステムを動作制御するための制御部の構成を示すブロック図である。 図1のテーブルコータシステムの搬送装置の構成を示す斜視図である。 図3の搬送装置のフォークの構成を示す部分拡大図である。 図4Aのフォークの正面図である。 図3の搬送装置の搬送ロボットの構成を示す図である。 図1のテーブルコータシステムのテーブルコータの構成を示す斜視図である。 図6のテーブルコータの平面図である。 図6のテーブルコータの正面図である。 図6のテーブルコータの定盤と基板との配置関係を示す図である。 図1のテーブルコータシステムの処理手順を示すフローチャートである。 搬送装置3における各部材の動作工程を示す図である。 テーブルコータにおける処理工程を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 テーブルコータシステム
2a,2b 搬入側クールプレート
2c ターンテーブル
3、6,8 搬送装置
3a 第1の搬送ロボット
3b 第2の搬送ロボット
4 テーブルコータ
5 減圧乾燥機
7a,7b ホットプレート
9a,9b 搬出側クールプレート
10 基台
11 ガイドレール
12 台車
13a,13b 台部
15a,15b フォーク
16 フィンガー
17 基板支持用ツメ
18 滑り止め部材
19、20 載置面
21 伸縮機構
22,27,30 連結軸
26,28 アーム
40 外側ステージ
41 定盤
42 プライミング部
43 外部壁
44 ガイドレール
45 基板載置面
46 脚部材
47 間隙
48 切り欠き
49 押し出しピン

Claims (7)

  1. 定盤上に保持された基板に塗布液を塗布するテーブルコータと、前記テーブルコータにおいて処理される基板の前工程を行う前工程装置と、前記テーブルコータで塗布液が塗布された基板の後工程を行う後工程装置と、前記各装置間で基板の搬送を行う搬送装置とを備えたテーブルコータシステムであって、
    前記搬送装置は、
    直線的に配置された前記前工程装置、テーブルコータ、後工程装置に沿って延在するガイドレールと、
    前記ガイドレール上をスライド可能に構成される台車と、
    台車上に前記ガイドレールの延在方向に沿って並べられて配置され前記台車のスライドに伴って前記ガイドレールに沿って一体的に移動可能に構成された、前記前工程装置とテーブルコータの間の基板の搬送を行う第1の搬送ロボット及び前記テーブルコータと前記後工程装置の間の基板の搬送を行う第2の搬送ロボットを備え、
    前記第1の搬送ロボット及び第2の搬送ロボットは、前記台車のスライドによって、前記第1の搬送ロボットについての前記前工程装置及びテーブルコータに対応する位置への移動と、前記第2の搬送ロボットについての前記テーブルコータ及び前記後工程装置に対応する位置への移動が同時になされるように構成されていることを特徴とする、テーブルコータシステム。
  2. 前記第1及び第2の搬送ロボットは、前記定盤の幅方向寸法よりも広い間隔で配置されたフィンガーと、前記フィンガーから内側方向に延在する前記基板を支持する基板支持用ツメとを備えるフォークを備え、
    前記テーブルコータは、前記定盤の厚み方向に貫通する切り欠きが前記定盤の端縁に設けられるとともに、前記定盤の上側及び下側に前記フィンガーが進退可能なフォーク進退空間が形成され、
    前記フィンガーがフォーク進退空間に配置された後、前記基板支持用ツメが前記切り欠きを通って前記定盤の厚み方向に移動することで、前記テーブルコータへの前記基板の受け渡しが可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のテーブルコータシステム。
  3. 前記テーブルコータは、前記定盤の基板載置面から上下動可能であり、前記第1の搬送ロボットにより前記定盤に前記基板を載置する際に収納され、前記第2搬送ロボットにより前記定盤から前記基板を取り出すときに突出するように構成された押し出しピンを備えることを特徴とする、請求項1又は2に記載のテーブルコータシステム。
  4. 前記基板支持用ツメは、前記基板を支持する面に基板の滑り止め用の滑り止め部材を有していることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載のテーブルコータシステム。
  5. 厚み方向に貫通する切り欠きが端縁に設けられかつ上下位置に進退領域をおいて配置された定盤上に保持された基板に塗布液を塗布するテーブルコータと、前記テーブルコータにおいて処理される基板の前工程を行う前工程装置と、前記テーブルコータで塗布液が塗布された基板の後工程を行う後工程装置と、前記前工程装置とテーブルコータの間の基板の搬送を行い前記切り欠きに嵌入可能な基板支持用ツメを有する第1の搬送ロボットと、前記テーブルコータ及び前記後工程装置の間の基板の搬送を行い前記切り欠きに嵌入可能な基板支持用ツメを有する第2の搬送ロボットとを備えたテーブルコータシステムを用いた基板の搬送方法であって、
    前記第1搬送ロボットと前記第2搬送ロボットをそれぞれ、前工程装置及びテーブルコータに対応させる位置へ同時に移動させ、
    前記第1搬送ロボットによる前工程装置からの基板の取り出しと、前記基板支持用ツメを前記定盤の下側の間隙に挿入した後、前記切り欠きを通過するように前記第2搬送ロボットを上昇させることによって行われるテーブルコータからの基板の取り出しを同時に行い、
    前記第1の搬送ロボットについての前記前工程装置とテーブルコータ間でそれぞれに対応する位置への移動と、前記第2の搬送ロボットについての前記テーブルコータと前記後工程装置間でそれぞれに対応する位置への移動を同時に行い、
    前記フィンガーを前記定盤の上側に配置した後、前記第1搬送ロボット前記基板支持用ツメが前記切り欠きを通過するように下降させることによって行われるテーブルコータへの基板の供給と、前記第2搬送ロボットによる後工程装置への基板の供給を同時に行うことを特徴とする、基板の搬送方法。
  6. 前記第1及び第2の搬送ロボットは、前記定盤の幅方向寸法よりも広い間隔で配置されたフィンガーと、前記フィンガーから内側方向に延在する前記基板を支持する基板支持用ツメとを備え、
    前記第1搬送ロボットによる前記定盤への基板の供給は、前記基板を基板支持用ツメに支持した状態で前記フィンガーを定盤の上側へ配置させたあと、前記基板支持用ツメを前記定盤の切り欠きに嵌入させつつ前記定盤の下側位置へ移動させ、前記定盤の下側の進退領域を通して退進させることを特徴とする、請求項5に記載の基板の搬送方法。
  7. 前記第2搬送ロボットによる前記定盤からの基板の取り出しは、前記フィンガーを定盤の下側の進退領域へ配置させたあと前記フィンガーを上昇させ、前記基板支持用ツメを前記定盤の切り欠きを嵌入させつつ前記定盤の上側位置へ移動させて基板支持用ツメに基板を支持することを特徴とする、請求項6に記載の基板の搬送方法。
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