JP2008167619A - 電源装置およびそれを備える車両 - Google Patents

電源装置およびそれを備える車両 Download PDF

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Abstract

【課題】蓄電装置の充放電時の電力を適切に管理することが可能な電源装置およびそれを備えた車両を提供する。
【解決手段】車両100においては、蓄電装置6と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間にコンバータ8が設けられる。そしてコンバータECU2は、蓄電装置6に対して入力または出力される電力の目標値を設定して、その目標値と、電圧センサ18からの検出電圧(電圧値Vh)とに基づいて、コンバータ8を制御する。好ましくは、コンバータECU2は、電力の目標値と電圧値Vhとを用いて主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間の目標電圧を算出して、電圧値Vhが目標電圧となるようにコンバータ8を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電源装置およびそれを備える車両に関し、特に、電源装置に含まれる蓄電装置を充放電するための制御技術に関する。
近年、環境問題を背景に、ハイブリッド自動車(Hybrid Vehicle)や電気自動車(Electric Vehicle)などが注目されている。これらの車両は、動力源として電動機を搭載し、その電力源として二次電池やキャパシタなどの蓄電装置を搭載する。
一般に、二次電池やキャパシタなどの蓄電装置は、温度が低下すると容量が低下し、その結果、充放電特性が低下する。したがって、上記のような車両においては、車両システムの起動後、蓄電装置の温度が低下している場合には、速やかに蓄電装置を昇温する必要がある。
たとえば特開2004−15866号公報(特許文献1)は、少なくとも1つの二次電池と少なくとも1つのキャパシタとを並列に接続した蓄電装置を充放電する充放電制御装置を開示する。この充放電制御装置は、二次電池の動作時の発熱量が最大となるときの蓄電池の残容量を演算する容量演算手段と、そのときの蓄電装置の充放電周期を演算する周期演算手段とを備える。充放電制御装置は、さらに、蓄電装置の実際の残容量が演算した残容量と等しくなるよう充放電を制御し、その後に蓄電装置の充放電周期を演算した周期と等しくすることで二次電池の温度を制御する制御手段を備える。
特開2004−15866号公報 特開2003−274565号公報
しかしながら、上記の特開2004−15866号公報では、蓄電装置の残容量が演算結果と等しくなるよう充放電を制御するときの制御方法が具体的に記載されていない。たとえば二次電池の充放電制御を行なう際に二次電池に入出力される電力を制御するためには、二次電池に流れる電流を管理することが好ましい。逆に、二次電池に入出力される電力を管理できなければ、二次電池の昇温速度が遅くなる可能性がある。しかし、上記の特開2004−15866号公報では、このような問題点の存在を特に開示していない。
本発明の目的は、蓄電装置の充放電時の電力を適切に管理することが可能な電源装置およびそれを備えた車両を提供することである。
本発明は要約すれば、負荷装置へ電力を供給可能な電源装置であって、充放電可能な蓄電装置と、電源装置と負荷装置との間で電力を授受可能なように構成された電力線と、蓄電装置と電力線との間に設けられ、蓄電装置と電力線との間で電圧変換を行なうコンバータと、電力線の電圧を検出する電圧センサと、コンバータを制御する制御装置とを備える。制御装置は、蓄電装置に対して入力または出力される電力の目標値を設定して、目標値と、電圧センサからの検出電圧とに基づいて、コンバータを制御する。
好ましくは、制御装置は、目標値と検出電圧とを用いて電力線の目標電圧を算出して、検出電圧が目標電圧となるようにコンバータを制御する。
より好ましくは、電源装置は、電力線に接続され、充放電可能な蓄電部をさらに備える。制御装置は、蓄電装置および蓄電部の少なくとも一方を昇温する昇温制御時に、目標値を設定する。
さらに好ましくは、蓄電装置は、二次電池を含む。蓄電部は、キャパシタを含む。
より好ましくは、制御装置は、外部電源による蓄電装置の充電時において、蓄電装置に充電される電力が一定となるように、目標値を設定する。
さらに好ましくは、外部電源は、交流電力を出力する交流電源である。交流電力は、整流回路により整流される。電力線には、整流回路からの電力が入力される。
さらに好ましくは、制御装置は、さらに、検出電圧を平滑化した結果と目標電圧との差に基づいて、コンバータを制御する。
本発明の他の局面に従うと、車両であって、上述のいずれかに記載の電源装置を備える。
本発明によれば、蓄電装置の充放電時の電力を適切に管理することが可能になる。
以下において、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1による車両の全体ブロック図である。
図1を参照して、この車両100は、電源装置1と、駆動力発生部3とを備える。駆動力発生部3は、インバータ30−1,30−2と、モータジェネレータ34−1,34−2と、動力伝達機構36と、駆動軸38と、駆動ECU(Electronic Control Unit)32とを含む。
インバータ30−1,30−2は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに並列接続される。そして、インバータ30−1,30−2は、電源装置1から供給される駆動電力(直流電力)を交流電力に変換してそれぞれモータジェネレータ34−1,34−2へ出力する。また、インバータ30−1,30−2は、それぞれモータジェネレータ34−1,34−2が発電する交流電力を直流電力に変換して回生電力として電源装置1へ出力する。
なお、各インバータ30−1,30−2は、たとえば、三相分のスイッチング素子を含むブリッジ回路から成る。そして、インバータ30−1,30−2は、それぞれ駆動ECU32からの駆動信号PWM1,PWM2に応じてスイッチング動作を行なうことにより、対応のモータジェネレータを駆動する。
モータジェネレータ34−1,34−2は、それぞれインバータ30−1,30−2から供給される交流電力を受けて回転駆動力を発生する。また、モータジェネレータ34−1,34−2は、外部からの回転力を受けて交流電力を発電する。たとえば、モータジェネレータ34−1,34−2は、永久磁石が埋設されたロータを備える三相交流回転電機から成る。そして、モータジェネレータ34−1,34−2は、動力伝達機構36と連結され、動力伝達機構36にさらに連結される駆動軸38を介して回転駆動力が車輪(図示
せず)へ伝達される。
なお、駆動力発生部3がハイブリッド車両に適用される場合には、モータジェネレータ34−1,34−2は、動力伝達機構36または駆動軸38を介してエンジン(図示せず)にも連結される。そして、駆動ECU32によって、エンジンの発生する駆動力とモータジェネレータ34−1,34−2の発生する駆動力とが最適な比率となるように制御が実行される。このようなハイブリッド車両に適用される場合には、モータジェネレータ34−1,34−2のいずれか一方を専ら電動機として機能させ、他方のモータジェネレータを専ら発電機として機能させてもよい。
駆動ECU32は、図示されない各センサから送信された信号、走行状況およびアクセル開度などに基づいて、モータジェネレータ34−1,34−2のトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を算出する。そして、駆動ECU32は、モータジェネレータ34−1の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値TR1および回転数目標値MRN1となるように駆動信号PWM1を生成してインバータ30−1を制御し、モータジェネレータ34−2の発生トルクおよび回転数がそれぞれトルク目標値TR2および回転数目標値MRN2となるように駆動信号PWM2を生成してインバータ30−2を制御する。また、駆動ECU32は、算出したトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を電源装置1のコンバータECU2(後述)へ出力する。
一方、電源装置1は、蓄電装置6と、蓄電部7と、コンバータ8と、平滑コンデンサCと、コンバータECU2と、電池ECU4と、電圧センサ12,18と、温度センサ14−1,14−2とを含む。
蓄電装置6は、充放電可能な直流電源であり、たとえば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池などの二次電池から成る。蓄電装置6は、正極線PLおよび負極線NLを介してコンバータ8に接続される。蓄電部7も、充放電可能な直流電源であり、たとえば、電気二重層キャパシタから成る。蓄電部7は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続される。なお、蓄電装置6をキャパシタで構成してもよいし、蓄電部7を二次電池で構成してもよい。
コンバータ8は、蓄電装置6と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間に設けられ、コンバータECU2からの駆動信号PWCに基づいて、蓄電装置6と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間で電圧変換を行なう。
平滑コンデンサCは、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続され、主正母線MPLおよび主負母線MNLに含まれる電力変動成分を低減する。電圧センサ18は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の電圧値Vhを検出し、その検出結果をコンバータECU2へ出力する。
電圧センサ12は、蓄電装置6の電圧値Vbを検出し、その検出結果をコンバータECU2および電池ECU4へ出力する。温度センサ14−1,14−2は、蓄電装置6内部の温度Tb1および蓄電部7内部の温度Tb2をそれぞれ検出し、その検出結果を電池ECU4へ出力する。
電池ECU4は、電圧センサ12からの電圧値Vbおよび温度センサ14−1からの温度Tb1に基づいて、蓄電装置6の充電状態(State Of Charge:SOC)を示す状態量SOCを算出し、その算出した状態量SOCを温度Tb1,Tb2とともにコンバータECU2へ出力する。なお、状態量SOCの算出方法については、種々の公知の手法を用い
ることができる。
コンバータECU2は、電圧センサ12,18からの各検出値、電池ECU4からの温度Tb1,Tb2および状態量SOC、ならびに駆動ECU32からのトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2に基づいて、コンバータ8を駆動するための駆動信号PWCを生成する。そして、コンバータECU2は、その生成した駆動信号PWCをコンバータ8へ出力し、コンバータ8を制御する。なお、コンバータECU2の構成については、後ほど詳しく説明する。
図2は、図1に示したコンバータ8の概略構成図である。
図2を参照して、コンバータ8は、チョッパ回路40と、正母線LNAと、負母線LNCと、配線LNBと、平滑コンデンサC1とを含む。チョッパ回路40は、トランジスタQA,QBと、ダイオードDA,DBと、インダクタLとを含む。
正母線LNAは、一方端がトランジスタQBのコレクタに接続され、他方端が主正母線MPLに接続される。負母線LNCは、一方端が負極線NLに接続され、他方端が主負母線MNLに接続される。
トランジスタQA,QBは、負母線LNCと正母線LNAとの間に直列に接続される。具体的には、トランジスタQAのエミッタが負母線LNCに接続され、トランジスタQBのコレクタが正母線LNAに接続される。ダイオードDA,DBは、それぞれトランジスタQA,QBに逆並列に接続される。インダクタLは、トランジスタQAとトランジスタQBとの接続点に接続される。
配線LNBは、一方端が正極線PLに接続され、他方端がインダクタLに接続される。平滑コンデンサC1は、配線LNBと負母線LNCとの間に接続され、配線LNBおよび負母線LNC間の直流電圧に含まれる交流成分を低減する。
そして、チョッパ回路40は、コンバータECU2(図示せず)からの駆動信号PWCに応じて、蓄電装置6の放電時には、正極線PLおよび負極線NLから受ける直流電力(駆動電力)を昇圧し、蓄電装置6の充電時には、主正母線MPLおよび主負母線MNLから受ける直流電力(回生電力)を降圧する。
以下、コンバータ8の電圧変換動作(昇圧動作および降圧動作)について説明する。昇圧動作時において、コンバータECU2は、トランジスタQBをオフ状態に維持し、かつ、トランジスタQAを所定のデューティー比でオン/オフさせる。トランジスタQAのオン期間においては、蓄電装置6から配線LNB、インダクタL、ダイオードDB、および正母線LNAを順に介して、放電電流が主正母線MPLへ流れる。同時に、蓄電装置6から配線LNB、インダクタL、トランジスタQA、および負母線LNCを順に介して、ポンプ電流が流れる。インダクタLは、このポンプ電流により電磁エネルギーを蓄積する。そして、トランジスタQAがオン状態からオフ状態に遷移すると、インダクタLは、蓄積した電磁エネルギーを放電電流に重畳する。その結果、コンバータ8から主正母線MPLおよび主負母線MNLへ供給される直流電力の平均電圧は、デューティー比に応じてインダクタLに蓄積される電磁エネルギーに相当する電圧だけ昇圧される。
一方、降圧動作時において、コンバータECU2は、トランジスタQBを所定のデューティー比でオン/オフさせ、かつ、トランジスタQAをオフ状態に維持する。トランジスタQBのオン期間においては、主正母線MPLから正母線LNA、トランジスタQB、インダクタL、および配線LNBを順に介して、充電電流が蓄電装置6へ流れる。そして、トランジスタQBがオン状態からオフ状態に遷移すると、インダクタLが電流変化を妨げ
るように磁束を発生するので、充電電流は、ダイオードDA、インダクタL、および配線LNBを順に介して流れ続ける。一方で、電気エネルギー的にみると、主正母線MPLおよび主負母線MNLから直流電力が供給されるのはトランジスタQBのオン期間だけであるので、充電電流が一定に保たれるとすると(インダクタLのインダクタンスが十分に大きいとすると)、コンバータ8から蓄電装置6へ供給される直流電力の平均電圧は、主正母線MPLおよび主負母線MNL間の直流電圧にデューティー比を乗じた値となる。
このようなコンバータ8の電圧変換動作を制御するため、コンバータECU2は、トランジスタQAのオン/オフを制御するための駆動信号PWCAおよびトランジスタQBのオン/オフを制御するための駆動信号PWCBから成る駆動信号PWCを生成する。
図3は、図1に示したコンバータECU2の機能ブロック図である。
図3を参照して、コンバータECU2は、走行時制御部42と、停車時制御部44とを含む。
走行時制御部42は、モータジェネレータ34−1,34−2のトルク目標値TR1,TR2および回転数目標値MRN1,MRN2を駆動ECU32から受ける。また、走行時制御部42は、電圧センサ18から電圧値Vhを受ける。
そして、走行時制御部42は、停車時制御部44からの制御信号CTLが非活性化されているとき、すなわち、停車時制御部44による昇温制御が実行されていないとき、これらの信号に基づいて、コンバータ8を駆動するための駆動信号PWCを生成し、その生成した駆動信号PWCをコンバータ8へ出力する。一方、走行時制御部42は、制御信号CTLが活性化されているとき、すなわち、停車時制御部44による昇温制御の実行中は、駆動信号PWCの生成を中止する。
停車時制御部44は、電池ECU4から温度Tb1,Tb2および状態量SOCを受ける。また、停車時制御部44は、電圧センサ12から電圧値Vbを受け、電圧センサ18から電圧値Vhを受ける。そして、停車時制御部44は、温度Tb1,Tb2のいずれか一方が規定値よりも低いとき、コンバータ8ならびに主正母線MPLおよび主負母線MNLを介して蓄電装置6および蓄電部7間で電力の授受を行なうことにより蓄電装置6および蓄電部7を昇温する昇温制御を実行する。
具体的には、停車時制御部44は、温度Tb1,Tb2のいずれか一方が規定値よりも低いとき、上記各信号に基づいて後述の方法により駆動信号PWCを生成する。そして、停車時制御部44は、その生成した駆動信号PWCをコンバータ8へ出力するとともに、走行時制御部42へ出力される制御信号CTLを活性化する。
図4は、図3に示した停車時制御部44の詳細な機能ブロック図である。
図4を参照して、停車時制御部44は、目標値設定部50と、減算部52,56と、PI制御部54と、変調部58とを含む。
目標値設定部50は、要求電力量設定部51Aと、電圧設定部51Bとを含む。要求電力量設定部51Aは温度Tb1,Tb2に基づいて、蓄電装置6および蓄電部7の昇温制御を実行するか否かを判定し、昇温制御の実行時、図3に示した走行時制御部42へ出力される制御信号CTLを活性化する。そして、要求電力量設定部51Aは昇温制御時において、温度Tb1,Tb2(状態量SOCをさらに含めてもよい)、蓄電装置6が入出力する電力量の要求値(要求電力量Prq)を生成して、その生成した要求電力量Prqを電圧設定部51Bへ出力する。
電圧設定部51Bは、要求電力量Prqを受けるとともに、所定の間隔(たとえば500μ秒)ごとに電圧値Vhの値を取得する。電圧設定部51Bは、要求電力量Prqと電圧値Vhとを以下の式(1)に代入してコンバータ8の目標電圧VRを生成する。
VR=Vh+1/C×Prq/Vh×ΔT …(1)
ここで、Cは図1の平滑コンデンサの容量値(固定値)を示し、ΔTは電圧設定部51Bが電圧値Vhを取得する間隔(サンプリング周期)を示す。電圧設定部51Bは、その生成した目標電圧VRを減算部52へ出力する。
減算部52は、電圧設定部51Bから出力される目標電圧VRから電圧値Vhを減算し、その演算結果をPI制御部54へ出力する。PI制御部54は、目標電圧VRと電圧値Vhとの偏差を入力として比例積分演算を行ない、その演算結果を減算部56へ出力する。減算部56は、電圧値Vb/目標電圧VRで示されるコンバータ8の理論昇圧比の逆数からPI制御部54の出力を減算し、その演算結果をデューティー指令Tonとして変調部58へ出力する。なお、この減算部56における入力項(電圧値Vb/目標電圧VR)は、コンバータ8の理論昇圧比に基づくフィードフォワード(以下「FF」とも称する)補償項である。
変調部58は、デューティー指令Tonと図示されない発振部により生成される搬送波(キャリア波)とに基づいて、コンバータ8を駆動するためのPWM(Pulse Width Modulation)信号を生成し、その生成したPWM信号を駆動信号PWCとしてコンバータ8のトランジスタQA,QBへ出力する。
ここで式(1)から、PI制御部54に入力される値は1/C×Prq/Vh×ΔTであることが分かる。Prq/Vhにより表わされる電流をI1とすると、I1×ΔTは平滑コンデンサC(図1)に蓄積される電荷を示す。つまり、1/C×Prq/Vh×ΔTにより示される値は、要求電力量Prqが平滑コンデンサCに充電された場合における平滑コンデンサCの両端の電圧を示す。要するに要求電力量設定部51Aが要求電力量Prqを設定することで平滑コンデンサCの両端の電圧値はVhから1/C×Prq/Vh×ΔTだけ変動する。
図4に示す構成から分かるように停車時制御部44は電圧制御系により構成される。一方、蓄電装置6に入出力される電力を直接的あるいは間接的に管理する場合には、電流制御系が用いられることが多い。ここで、本実施の形態との比較のため電流制御系により構成される制御部を図5に示す。
図5は、図4に示す停車時制御部44の比較例の機能ブロック図である。
図5を参照して、停車時制御部144は、目標値設定部50Aと、減算部60,64と、PI制御部62と、変調部58とを含む。
目標値設定部50Aは、昇温制御時、電圧値Vhに基づいてコンバータ8の目標電流IRを生成し、その生成した目標電流IRを減算部60へ出力する。
減算部60は、目標値設定部50Aから出力される目標電流IRから電流値Ibを減算し、その演算結果をPI制御部62へ出力する。PI制御部62は、目標電流IRと電流値Ibとの偏差を入力として比例積分演算を行ない、その演算結果を減算部64へ出力する。減算部64は、電圧値Vb/目標電圧VRで示されるコンバータ8の理論昇圧比の逆数からPI制御部62の出力を減算し、その演算結果をデューティー指令Tonとして変調部58へ出力する。なお、変調部58の動作は上述した動作と同様である。
停車時制御部144がデューティー指令Tonを生成するためには、電流値Ibが必要である。電流値Ibは、図1の蓄電装置6に実際に流れる電流の値である。よって、図5に示す停車時制御部144を実現するためには、図1に示す正極線PLまたは負極線NLに電流センサを設置する必要がある。
これに対し、本実施の形態では蓄電装置6に流れる電流を検出するための電流センサが不要となる。電流センサ自体のコストも高く、また電流センサの信頼性を維持することにも労力やコストがかかるため、電流センサの個数が多くなることは好ましくない。しかし本実施の形態によれば電流センサの数を減らすことができるので、このような問題が生じるのを防ぐことができる。
また、本実施の形態では目標電圧VRを生成する際に要求電力量Prqが用いられる。これにより、本実施の形態では、コンバータ8を電圧制御しながら、蓄電装置6に入出力される電力を管理することが可能になる。よって、本実施の形態によれば、要求電力量Prqを適切に定めることにより、蓄電装置6および蓄電部7の昇温速度を向上させることができる。
図6は、図4に示した停車時制御部44による昇温制御のフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理は、一定時間ごとまたは所定の条件の成立時(たとえばシステム起動時)にメインルーチンから呼出されて実行される。
図6および図4を参照して、目標値設定部50(要求電力量設定部51A)は、温度センサ14−1からの温度Tb1または温度センサ14−2からの温度Tb2が予め設定されたしきい温度Tth(たとえば−10℃)よりも低いか否かを判定する(ステップS1)。目標値設定部50は、温度Tb1,Tb2がいずれもしきい温度Tth以上であると判定すると(ステップS1においてNO)、ステップS5へ処理を進めるとともに、走行時制御部42(図3)へ出力される制御信号CTLを非活性化する。
一方、目標値設定部50は、ステップS1において温度Tb1または温度Tb2がしきい温度Tthよりも低いと判定すると(ステップS1においてYES)、走行時制御部42に出力する制御信号CTLを活性化する。そして、目標値設定部50は、温度Tb1または温度Tb2をしきい温度Tthよりも高くするために求められる要求電力量Prqを設定する(ステップS2)。
次に、目標値設定部50(電圧設定部51B)は、上述した式(1)に要求電力量Prqと、電圧値Vhと、平滑コンデンサCの容量値と、電圧値Vhのサンプリング周期ΔTとを代入して目標電圧VRを設定する(ステップS3)。
そして、停車時制御部44は、目標電圧VRに基づき駆動信号PWCを生成してコンバータ8を駆動して昇温制御を実行する(ステップS4)。ステップS4の処理が終了すると、全体の処理はステップS5に進む。
以上のように、この実施の形態1においては、蓄電装置6と主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間にコンバータ8が設けられる。そしてコンバータECU2は、蓄電装置6に対して入力または出力される電力の目標値(要求電力量Prq)を設定して、その目標値と、電圧センサ18からの検出電圧(電圧値Vh)とに基づいて、コンバータ8を制御する。好ましくは、コンバータECU2は、要求電力量Prqと電圧値Vhとを用いて主正母線MPLおよび主負母線MNLとの間の目標電圧VRを算出して、電圧値Vhが目標電圧VRとなるようにコンバータ8を制御する。これにより実施の形態1によれば、電流センサを不要としながら、蓄電装置6に対して入力または出力される電力を間接的に制
御することが可能になる。
より好ましくは、電源装置1は、主正母線MPLおよび主負母線MNLに接続され、充放電可能な蓄電部7をさらに備える。コンバータECU2は、蓄電装置6および蓄電部7の少なくとも一方を昇温する昇温制御時に、要求電力量Prqを設定する。さらに好ましくは、蓄電装置6は、二次電池を含み、蓄電部7は、キャパシタを含む。
これにより蓄電装置6あるいは蓄電部7の昇温に必要な電力を適切に設定することができるとともに、実際に蓄電装置6と蓄電部7との間で授受される電力を要求電力量Prqと等しくなるよう制御することができる。よって、実施の形態1によれば、蓄電装置6あるいは蓄電部7の昇温速度を大きくすることが可能になる。
また、実施の形態1によれば、電源装置1が駆動力発生部3と電力の授受を開始する前に、蓄電装置6および蓄電部7を昇温することができる。その結果、低温下においても、車両100の走行開始時から蓄電装置6および蓄電部7の充放電特性を十分に確保することができる。
[実施の形態2]
実施の形態2による車両の全体構成は、図1に車両100の全体構成と同様である。また、実施の形態2によるコンバータECU2の全体構成は図3に示すコンバータECU2の全体構成と同じである。
図7は、実施の形態2に係る電源装置の充電方法を説明するための図である。
図7を参照して、モータジェネレータ34−1,34−2にはAC電源150が接続される。モータジェネレータ34−1は、U相コイルU1、V相コイルV1、W相コイルW1からなる3相コイルをステータコイルとして含む。モータジェネレータ34−2はU相コイルU2、V相コイルV2、W相コイルW2からなる3相コイルをステータコイルとして含む。
AC電源150は、モータジェネレータ34−1の各相コイルの中性点Pt1およびモータジェネレータ34−2の各相コイルの中性点Pt2に接続される。
AC電源150からの交流電力はモータジェネレータ34−1,34−2、およびインバータ30−1,30−2によりコンバータ8の入力電力(電力P1)に変換される。コンバータ8は電力P1を蓄電装置6の充電電力(電力P2)に変換する。蓄電部7は電力P1を受けて充電される。
コンバータECU2は蓄電装置6を外部から充電する際に、蓄電装置6に流れる電流が一定となるようにコンバータ8を制御する。
図8は、図7に示す電力P1,P2の波形を示す図である。
図8および図7を参照して、電力P1は時間に対して変動する。よって、コンバータ8により電力P1の電圧の大きさだけを変換した場合には、蓄電装置6に流れる電流も電力P1と同様に時間に対して変動する。蓄電装置6に流れる電流の最大値が蓄電装置6の許容範囲の上限値を上回る場合には、蓄電装置6の特性の劣化をもたらす可能性がある。
実施の形態2では、図7に示すコンバータECU2はコンバータ8を制御して電力P1を電力P2に変換する。いわばコンバータECU2はコンバータ8を制御することにより電力P1を平滑化する。これにより蓄電装置6に流れる電流を一定にすることができるので、蓄電装置6の特性に大きな影響を与えずに蓄電装置6を充電することが可能になる。
なお、電力P1が図8に示すように変動する理由を概略的に説明する。
図9は、図7のインバータ30−1,30−2に関する部分を簡略化して示した図である。
図9では、図7のインバータ30−1,30−2にそれぞれ含まれるU相アーム22,23が代表として示される。
U相アーム22は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に直列に接続されたnpn型トランジスタQ11,Q12を含む。各npn型トランジスタQ11,Q12のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD11,D12がそれぞれ接続される。npn型トランジスタQ11,Q12の接続点にはU相コイルU1の一方端が接続される。
U相アーム23は、主正母線MPLと主負母線MNLとの間に直列に接続されたnpn型トランジスタQ21,Q22を含む。各npn型トランジスタQ21,Q22のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD21,D22がそれぞれ接続される。npn型トランジスタQ21,Q22の接続点にはU相コイルU2の一方端が接続される。
ダイオードD11,D12,D21,D22はダイオードブリッジ回路を構成する。図7に示す蓄電装置6の充電時にはnpn型トランジスタQ11,Q12,Q21,Q22がすべて非導通状態に設定される。この場合ダイオードブリッジ回路によりAC電源150からの交流電力が全波整流される。よって図8に示すように電力P1は時間に対して変動する。
図10は、実施の形態2における停車時制御部の詳細な機能ブロック図である。
図10を参照して、停車時制御部44Aは、目標値設定部50と、減算部52,53,56と、PI制御部54,55と、変調部58と、除算部72と、乗算部74と、ローパスフィルタ77と、加算部78とを含む。
目標値設定部50は、要求電力量設定部51Aと、電圧設定部51Bとを含む。要求電力量設定部51Aは蓄電装置6および蓄電部7の充電制御の実行時に、制御信号CTLを活性化する。要求電力量設定部51Aは、充電制御の実行時において、状態量SOCに基づいて蓄電装置6に入力される電力量の要求値(要求電力量Prq)を生成して、その生成した要求電力量Prqを電圧設定部51Bへ出力する。
電圧設定部51Bは、要求電力量Prqを受けるとともに、所定の間隔(たとえば500μ秒)ごとに電圧値Vhの値を取得する。電圧設定部51Bは、要求電力量Prqと電圧値Vhとを上述した式(1)に代入してコンバータ8の目標電圧VRを生成する。
除算部72は式(1)に示されるサンプリング周期ΔT(たとえば500μ秒)ごとに電圧値Vhを取得して、平滑コンデンサCの容量値と、サンプリング周期ΔTとにより定まる値ΔT/Cを電圧値Vhで除算する。乗算部74は、要求電力量Prqと除算部72から出力される値(ΔT/(C×Vh))との積を算出して、算出結果(Prq×ΔT/(C×Vh))を出力する。
加算部78は、電圧設定部51Bからの目標電圧VRと選択部76からの出力とを加算して目標電圧Vprqを生成する。目標電圧Vprqは以下の式(2)に従って表わされる。
Vprq=VR+(Prq×ΔT/(C×Vh)) …(2)
減算部52は、目標電圧Vprqから電圧値Vhを減算し、その演算結果をPI制御部54へ出力する。PI制御部54は、目標電圧Vprqと電圧値Vhとの偏差を入力として比例積分演算を行ない、その演算結果を減算部56へ出力する。
ローパスフィルタ77は電圧Vhを受けて、電圧Vhを平滑化する。ローパスフィルタ77の時定数は電圧Vhの変動の周期に対して十分長い時間となるように設定される。減算部53は、電圧VRからローパスフィルタ77から出力される電圧Vh_lowを減算して、その演算結果をPI制御部54へ出力する。PI制御部55は、電圧VRと電圧Vh_lowとの偏差を入力として比例積分演算を行ない、その演算結果を減算部56へ出力する。
減算部56は、電圧値Vb/目標電圧VRで示されるコンバータ8の理論昇圧比の逆数からPI制御部54の出力およびPI制御部55の出力を減算して、演算結果をデューティー指令Tonとして変調部58へ出力する。変調部58は、上述の動作と同様の動作によりPWM信号を生成する。
ここで、式(2)に含まれるPrq×ΔT/(C×Vh)は要求電力量Prqが平滑コンデンサCに充電された場合における平滑コンデンサCの両端の電圧を示す。Prq×ΔT/(C×Vh)はAC電源部150から供給される交流電力に応じて変動する。
つまり、式(2)において目標電圧VRは、目標電圧Vprqの直流成分を示し、Prq×ΔT/(C×Vh)は目標電圧Vprqの交流成分を示す。このように目標電圧Vprqを設定することにより、交流電源により蓄電装置6および蓄電部7の充電が行なわれたとしても、蓄電装置6の充電電力を一定とすることができる。
また、目標電圧Vprqは充電電力を考慮した電圧指令値である。真の電圧指令値は目標電圧VRであるが、過渡時には電圧指令値をこの電圧値VRに保つことは困難である。電圧Vhの低周波成分である電圧Vh_low(すなわち電圧Vhの変動の中心値)と目標電圧VRとの偏差を比例積分演算した結果を減算部56に入力することによりバッテリに蓄電装置6の充電電力を一定とすることができる。
また、実施の形態1と同様に、実施の形態2においても蓄電装置6に流れる電流を検出するための電流センサを不要とすることができる。
なお、目標電圧Vprqは目標電圧VRを含むことが好ましい。これにより、Prq×ΔT/(C×Vh)により示される交流成分の中心が変動するのを防ぐことが可能になる。
図11は、図10に示した停車時制御部44Aによる充電制御のフローチャートである。なお、このフローチャートに示される処理も、一定時間ごとまたは所定の条件の成立時にメインルーチンから呼出されて実行される。
図11および図10を参照して、目標値設定部50(要求電力量設定部51A)は、電源装置(図7に示すAC電源150)が接続されているか否かを判定する(ステップS11)。電源装置が接続されていない場合(ステップS11においてNO)、全体の処理は終了する。電源装置が接続されている場合(ステップS11においてYES)、目標値設定部50は、選択部76の出力を設定する(ステップS12)。ステップS12において目標値設定部50は選択信号SELを活性化する。これにより選択部76は乗算部74の
乗算結果を出力するよう設定される。
次に目標値設定部50は、要求電力量Prqを設定する(ステップS13)。
続いて停車時制御部44Aは、目標電圧Vprqを設定する(ステップS14)。ステップS14の処理をより詳細に説明すると、電圧設定部51Bは、上述した式(1)に要求電力量Prqと、電圧値Vhと、平滑コンデンサCの容量値と、電圧値Vhのサンプリング周期ΔTとを代入して目標電圧VRを設定する。除算部72は平滑コンデンサCの容量値と、電圧値Vhのサンプリング周期ΔTとにより定まる値ΔT/Cを電圧値Vhで除算する。乗算部74は、要求電力量Prqと除算部72から出力される値(ΔT/(C×Vh))との積を算出する。選択部76は乗算部の算出結果(Prq×ΔT/(C×Vh))を加算部78に出力する。加算部78は、電圧設定部51Bからの目標電圧VRと乗算部74の乗算結果とを加算して式(2)に従う目標電圧Vprqを生成する。
停車時制御部44Aは、目標電圧Vprqに基づき駆動信号PWCを生成してコンバータ8を駆動する。これにより蓄電装置6の充電制御が実行される(ステップS15)。蓄電装置6の充電制御が終了すると全体の処理が終了する。
以上のように、実施の形態2においては、コンバータECU2は、外部電源であるAC電源150による蓄電装置6の充電時において、蓄電装置6に充電される電力が一定となるように、要求電力量Prqを設定する。これにより、蓄電装置6の特性の劣化を防ぎつつ蓄電装置6を充電することが可能になる。
<変形例>
図12は、実施の形態2の電源装置の第1の変形例を示す図である。
図12を参照して、電源装置1は、主正母線MPLと主負母線MNLとに接続されたコネクタ20を有する。充電装置151は、コネクタ20を介して主正母線MPLと主負母線MNLとの間に接続される。充電装置151は、AC電源150からの交流電力を直流電力に変換する。直流電力は主正母線MPLと主負母線MNLを介して蓄電装置6および蓄電部7に供給される。
たとえば充電装置151が整流回路(全波整流回路あるいは半波整流回路)である場合には、充電装置151から出力される電力の波形は図8の電力P1の波形と同様になる。このような場合においても図10に示す停車時制御部44Aが上述した制御処理を行なうことで、蓄電装置6に与えられる電力を一定とすることが可能になる。
図13は、実施の形態2の電源装置の第2の変形例を示す図である。
図13において、FF制御部80Aは図10において破線の枠で示すFF制御部80の変形例である。FF制御部80Aの減算部56には、Vb/VRに代えてVb/Vprqが入力される。この点でFF制御部80AはFF制御部80と異なる。なお図示しないが第2の変形例の停車時制御部においてFF制御部80Aを除く部分の構成は図10に示す停車時制御部44Aの構成と同様である。減算部56にVb/Vprqが入力されることで図10に示す構成と比較して、電圧値Vhを目標電圧Vprqにより近づけることが可能になる。なお、図10に示すように、減算部56にVb/VRが入力される場合には、目標電圧Vprqを安定させることが可能になる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態1による車両の全体ブロック図である。 図2は、図1に示したコンバータ8の概略構成図である。 図1に示したコンバータECU2の機能ブロック図である。 図3に示した停車時制御部44の詳細な機能ブロック図である。 図4に示す停車時制御部44の比較例の機能ブロック図である。 図4に示した停車時制御部44による昇温制御のフローチャートである。 実施の形態2に係る電源装置の充電方法を説明するための図である。 図7に示す電力P1,P2の波形を示す図である。 図7のインバータ30−1,30−2に関する部分を簡略化して示した図である。 実施の形態2における停車時制御部の詳細な機能ブロック図である。 図10に示した停車時制御部44Aによる充電制御のフローチャートである。 実施の形態2の電源装置の第1の変形例を示す図である。 実施の形態2の電源装置の第2の変形例を示す図である。
符号の説明
1 電源装置、2 コンバータECU、3 駆動力発生部、4 電池ECU、6 蓄電装置、7 蓄電部、8 コンバータ、12,18 電圧センサ、14−1,14−2 温度センサ、20 コネクタ、22,23 U相アーム、30−1,30−2 インバータ、32 駆動ECU、34−1,34−2 モータジェネレータ、36 動力伝達機構、38 駆動軸、40 チョッパ回路、42 走行時制御部、44,44A,144 停車時制御部、50,50A 目標値設定部、51A 要求電力量設定部、51B 電圧設定部、52,56,60,64 減算部、54,62 PI制御部、58 変調部、72 除算部、74 乗算部、76 選択部、78 加算部、80,80A FF制御部、100 車両、150 AC電源、151 充電装置、C,C1 平滑コンデンサ、D11,D12,D21,D22,DA,DB ダイオード、L インダクタ、LNA 正母線、LNB 配線、LNC 負母線、MNL 主負母線、MPL 主正母線、NL 負極線、PL 正極線、Pt1,Pt2 中性点、Q11,Q12,Q21,Q22 npn型トランジスタ、QA,QB トランジスタ、U1,U2 U相コイル、V1,V2 V相コイル、W1,W2 W相コイル。

Claims (8)

  1. 負荷装置へ電力を供給可能な電源装置であって、
    充放電可能な蓄電装置と、
    前記電源装置と前記負荷装置との間で電力を授受可能なように構成された電力線と、
    前記蓄電装置と前記電力線との間に設けられ、前記蓄電装置と前記電力線との間で電圧変換を行なうコンバータと、
    前記電力線の電圧を検出する電圧センサと、
    前記コンバータを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記蓄電装置に対して入力または出力される電力の目標値を設定して、前記目標値と、前記電圧センサからの検出電圧とに基づいて、前記コンバータを制御する、電源装置。
  2. 前記制御装置は、前記目標値と前記検出電圧とを用いて前記電力線の目標電圧を算出して、前記検出電圧が前記目標電圧となるように前記コンバータを制御する、請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記電源装置は、
    前記電力線に接続され、充放電可能な蓄電部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記蓄電装置および前記蓄電部の少なくとも一方を昇温する昇温制御時に、前記目標値を設定する、請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記蓄電装置は、二次電池を含み、
    前記蓄電部は、キャパシタを含む、請求項3に記載の電源装置。
  5. 前記制御装置は、外部電源による前記蓄電装置の充電時において、前記蓄電装置に充電される電力が一定となるように、前記目標値を設定する、請求項2に記載の電源装置。
  6. 前記外部電源は、交流電力を出力する交流電源であり、
    前記交流電力は、整流回路により整流され、
    前記電力線には、前記整流回路からの電力が入力される、請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記制御装置は、さらに、前記検出電圧を平滑化した結果と前記目標電圧との差に基づいて、前記コンバータを制御する、請求項5に記載の電源装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電源装置を備える、車両。
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