JP2008167306A - 光クロスコネクト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に、複数の光ネットワークにおける冗長光パスの正常性を確認できる光クロスコネクト装置を得ること。
【解決手段】正常時では、RingAのWestからの光信号が1:3カプラ201a、3×1WSS202cの経路でRingBのEastに送出され、RingAのEastからの光信号が1:3カプラ201b、3×1WSS202dの経路でRingBのWestに送出されている。RingAのWestで障害が発生すると、1:3カプラ201aからの入力が途絶える3×1波長選択スイッチ202cの選択対象を1:3カプラ201bの出力に切り替える。RingAのEastとRingBのEastとによる両Ringを跨る現用系光パスが再構成され、正常に光信号の伝送が行えるとともに、RingBでは、予備系光パスであるWestの正常性監視も並行して行うことができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、複数の光ネットワークの1以上の接続点に配置され、送端側と受端側との間に介在する複数の光ネットワークを跨った2系統の光パスをそれぞれ接続する光クロスコネクト装置に関するものである。
複数の光ネットワークで構成される広域の光ネットワークで用いる光クロスコネクト装置として、ここでは、この発明の理解を容易にするため光リングネットワークが複数接続されたマルチリングネットワークにおける光クロスコネクト装置を例に挙げて説明する。マルチリングネットワークで用いる光クロスコネクト装置としては、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。以下、図14〜図17を参照してその概要を説明する。なお、図14は、従来の光クロスコネクト装置を備えるマルチリングネットワークの構成例および正常時の制御動作を説明するシステム図である。図15は、図14に示す従来の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。図16および図17は、障害発生時の復旧動作を説明する図である。
図14では、光リングネットワークA(RingA)と光リングネットワークB(RingB)の2つを光クロスコネクト装置(OXC:Optical cross Connect)2fで接続したマルチリングネットワークが示されている。RingAとRingBとは、共に西回り(West)光伝送路301,304と東回り(East)光伝送路302,303とで構成され、光クロスコネクト装置2fもRingA,Bにおける2つの光伝送路に対応するポートW,Eを備えている。
RingA上には、2つの光伝送路に波長多重光信号を波長単位で分岐挿入する多数の光分岐挿入装置1a,1b,1cが配置され、RingB上にも同様に多数の光分岐挿入装置1d,1e,1fが配置されている。図9では、RingA上の光分岐挿入装置1aが送信端となり、RingB上の光分岐挿入装置1fが受信端となる場合を示している。つまり、各光分岐挿入装置は、同様の構成であり、送信系は光分岐挿入装置1aに示すように構成され、受信系は光分岐挿入装置1fに示すように構成される。
光分岐挿入装置1aは、分岐器(DIS:Distributor)101と、トランスポンダ(送受信器)102a,102bと、OADM(Optical Add Drop Multiplexer)103a,103bと備えている。分岐器101は、外部から入力される光信号を2分岐してトランスポンダ102a,102bに与える。トランスポンダ102aは、西回り光伝送路301用の送信信号(波長多重光信号)を生成する。トランスポンダ102bは、東回り光伝送路302用の送信信号(波長多重光信号)を生成する。OADM103aは、トランスポンダ102aからの送信信号をRingAの西回り光伝送路301に挿入等を行う。OADM103bは、トランスポンダ102bからの送信信号をRingAの東回り光伝送路302に挿入等を行う。
また、光分岐挿入装置1fは、OADM103c,103dと、トランスポンダ102c,102dと、選択器(Selector:SEL)104とを備えている。OADM103cは、RingBの西回り光伝送路304から光信号(波長多重光信号)を取り込み、トランスポンダ102dに与える。OADM103dは、RingBの東回り光伝送路303から光信号(波長多重光信号)を取り込み、トランスポンダ102dに与える。トランスポンダ102c,102dは、それぞれ、受信処理を行って選択器104に与える。選択器104は、一方の受信光信号を選択して外部に出力する。
光クロスコネクト装置2fが備える光スイッチ部は、図15に示すように、RingAの西回り(West)光伝送路および東回り(East)光伝送路と、RingBの西回り(West)光伝送路および東回り(East)光伝送路との間の接続を切り替え等する構成として、RingA及びRingBでは、西回り(West)光伝送路と東回り(East)光伝送路との入出力の関係が互いに逆の関係になっているが、各光伝送路と1対1の関係で、入力側に4つの1×3波長選択スイッチ(Wavelength Selective Switch:WSS)208a,208b,208c,208dが設けられ、出力側に4つの3×1波長選択スイッチ(3×1WSS)202a,202b,202c,202dが設けられている。
1×3波長選択スイッチ208(a,b,c,d)は、それぞれ、1つの入力ポートからの波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、3つの出力ポートの対応する出力ポートに送出する。3×1波長選択スイッチ202(a,b,c,d)は、それぞれ、3つの入力ポートからの波長多重光信号の1つのを選択して1つの出力ポートに送出する。なお、3×1波長選択スイッチの構成については、特許文献2に詳述されているので、ここでは説明を割愛する。
例えば、RingAの西回り(West)光伝送路に接続される1×3波長選択スイッチ208aの3つの出力ポートは、同じRingAの東回り(East)光伝送路に接続される3×1波長選択スイッチ202aの3つの入力ポートのうちの1つと、異なるRingBの東回り(East)光伝送路に接続される3×1波長選択スイッチ202cの3つの入力ポートのうちの1つと、異なるRingBの西回り(West)光伝送路に接続される3×1波長選択スイッチ202dの3つの入力ポートのうちの1つとに接続されている。他の1×3波長選択スイッチ208(b,c,d)についても同様である。このように、光クロスコネクト装置2fでは、あるRingの光パスを、同じRingの逆周り光伝送路に接続することも、他のRingが備える2つの光伝送路のいずれかに接続することも行うことができる。
これによって、光クロスコネクト装置2fは、正常時では、図14に示すように、RingA上に存する送端側(光分岐挿入装置1a)とRingB上に存する受端側(光分岐挿入装置1f)との間に両Ringを跨る現用系光パス(実線)と予備系光パス(破線)とを形成し、障害発生時には、図16や図17に示すように、障害路を回避する経路切替を行って現用系光パスを救済する措置を採る。以下具体的に説明する。
図14では、正常時において、RingA上の光分岐挿入装置1aのトランスポンダ102aが送信する波長多重光信号は、実線で示すように、OADM103aから西回り光伝送路301に送出され、光クロスコネクト装置2fにてRingBの東回り光伝送路303に送出され、それをRingB上の光分岐挿入装置1fのOADM103dが取り込みトランスポンダ102dに引き渡す。
また、RingA上の光分岐挿入装置1aのトランスポンダ102bが送信する波長多重光信号は、破線で示すように、OADM103bから東回り光パス302に送出され、光クロスコネクト装置2fにてRingBの西回り光パス304に送出され、それをRingB上の光分岐挿入装置1fのOADM103cが取り込み、トランスポンダ102cに引き渡す。
図14では、このように、送端側であるRingA上の光分岐挿入装置1aと受端側であるRingB上の光分岐挿入装置1fとの間に、光伝送路301,303で構成される現用系光パスと、光伝送路302,304で構成される予備系光パスとを形成し、それぞれの光パスを用いて波長多重光信号を伝送している状態が示されている。光クロスコネクト装置2fでは、図15において、図示しない制御部が、1×3波長選択スイッチ208aの3×1波長選択スイッチ202c側出力ポートにRingAの西回り光伝送路301に送出された送端側の波長多重光信号を出力させ、1×3波長選択スイッチ208bの3×1波長選択スイッチ202d側出力ポートにRingAの東回り光伝送路302に送出された送端側の波長多重光信号を出力させている。また、図示しない制御部は、3×1波長選択スイッチ202cに1×3波長選択スイッチ208aの出力を選択させ、3×1波長選択スイッチ202dが1×3波長選択スイッチ208bの出力を選択させている。
この場合に、図16に示すように、RingAの西回り光伝送路301に伝送障害が発生すると、光クロスコネクト装置2fは、図示しない光信号異常検出器が現用系光パスの異常を検知すると、図示しない制御部が、1×3波長選択スイッチ208bの出力ポートを3×1波長選択スイッチ202d側から3×1波長選択スイッチ202c側に切り替えるとともに、3×1波長選択スイッチ202dの選択動作を停止し、3×1波長選択スイッチ202cの選択対象を1×3波長選択スイッチ208bの出力に切り替えることで、RingBの西回り光伝送路304に接続されていたRingAの東回り光伝送路302をRingBの東回り光伝送路303に接続するように切り替える。これによって、RingAの東回り光伝送路302とRingBの東回り光伝送路303とによる現用系光パスが再構成され、両Ringを跨って正常に光信号を伝送することができる。
次に、図17に示すように、更に、RingBの東回り光伝送路303にも伝送障害が発生すると、光クロスコネクト装置2fは、図示しない制御部が1×3波長選択スイッチ208bの出力ポートを、今度は、3×1波長選択スイッチ202c側から3×1波長選択スイッチ202d側に切り替えるとともに、3×1波長選択スイッチ202cの選択動作を停止し、3×1波長選択スイッチ202dに1×3波長選択スイッチ208bの出力を再度選択させることで、RingBの東回り光伝送路303に接続されていたRingAの東回り光伝送路302をRingBの東回り光伝送路304に接続するように切り替える。これによって、RingAの東回り光伝送路302とRingBの東回り光伝送路304とによる現用系光パスが再構成され、両Ringを跨って正常に光信号を伝送することができる。以上のように、RingAとRingBの双方に伝送障害が発生しても、RingAの送信端からRingBの受信端まで正常に光信号を伝送することができる。
特開2006−191212号公報 特表2003−515187号公報
しかしながら、上記従来の光クロスコネクト装置では、光パスの故障時には単に光パスの接続先を切り替えるだけであるので、それまで正常性を確認できていた光伝送路では光信号が接続されなくなり、正常性が確認できなくなるという問題がある。
例えば、図16の例で言えば、RingAの西回り光伝送路301に故障が発生した場合、RingBの西回り光伝送路304にはRingAからの光信号が接続されなくなるので、予備系光伝送路の正常性を確認することができなくなる。その結果、例えば、RingBにおいて、東回り光伝送路303が故障する前に西回り光伝送路304が故障しても検知することができないので、東回り光伝送路303に故障が発生し、西回り光伝送路304に切り替えても、RingBでは、現用系光パスを救済できないことが起こる。このように、従来の光クロスコネクト装置による光パスの接続方法では、冗長光パスの信頼性が劣化するという問題がある。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであり、常に、複数の光ネットワークにおける冗長光パスの正常性を確認できる光クロスコネクト装置を得ることを目的とする。
上述した目的を達成するために、この発明は、少なくとも2つの光伝送路を有する光ネットワークの複数個を接続し、接続する前記光ネットワークの複数個を含んで送端側と受端側との間に介在する複数の光ネットワークを跨った2系統の光パスをそれぞれ接続する光クロスコネクト装置において、1つの前記光伝送路から入力する波長多重光信号をn分配(nは2以上の自然数)する2以上のn分岐カプラと、前記n分岐カプラと同数個設けられ、前記2以上のn分岐カプラが分配する2以上の波長多重光信号から任意波長の波長多重光信号を選択して対応する光伝送路に送出するn×1波長選択スイッチとを備え、前記一方の光パスに障害が発生した場合に、障害が発生した光伝送路に対応する前記n×1波長選択スイッチの選択対象を前記他方の光パスの光伝送路から波長多重光信号を受け取る前記n分岐カプラの出力に切り替えることを特徴とする。
この発明によれば、一方の光パスに障害が発生して他方の光パスに接続替えを行う場合に、他方の光パスでは、接続の切り替えは行われず波長多重光信号が接続されたままであるので、当該光伝送路の正常性確認も並行して行うことができる。したがって、冗長光パスの信頼性を向上させることができる。
この発明によれば、冗長光パスの信頼性の向上が図れるという効果を奏する。
以下に図面を参照して、この発明にかかる光クロスコネクト装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による光クロスコネクト装置を備えるマルチリングネットワークの構成例および正常時にリング間を跨って形成される現用系及び予備系の光パスを説明する図である。図2は、図1に示す光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。なお、図1では、図9(従来例)に示した構成要素と同一ないしは同等である構成要素には同一の符号が付されている。ここでは、この実施の形態1に関わる部分を中心に説明する。
図1では、図9(従来例)と同様構成の2つの光リングネットワークA(RingA),B(RingB)をこの実施の形態1による光クロスコネクト装置(OXC)2aで接続した最小限構成のマルチリングネットワークが示されている。ここでは、図9(従来例)と同様に、RingA上の光分岐挿入装置1aが送信端となり、RingB上の光分岐挿入装置1fが受信端となる場合の光クロスコネクト装置2aの構成と動作について説明する。
図2に示すように、光クロスコネクト装置2aが備える光スイッチ部は、RingAの西回り(West)光伝送路および東回り(East)光伝送路と、RingBの西回り(West)光伝送路及び東回り(East)光伝送路との間の接続を切り替え等する構成として、RingA及びRingBでは、西回り(West)光伝送路と東回り(East)光伝送路との入出力の関係が互いに逆の関係になっているが、各光伝送路と1対1の関係で、入力側に4つの1:3カプラ201a,201b,201c,201dが設けられ、出力側に4つの3×1波長選択スイッチ(3×1WSS)202a,202b,202c,202dが設けられている。
1:3カプラ201(a,b,c,d)は、それぞれ、1つの入力ポートからの波長多重光信号を3×1波長選択スイッチ202(a,b,c,d)の中の3つに分配する。3×1波長選択スイッチ202(a,b,c,d)は、それぞれ、3つの入力ポートからの波長多重光信号の1つを選択して1つの出力ポートに送出する。
図2に示す例では、RingAの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信号は、1:3カプラ201aにて3分配され3×1波長選択スイッチ202(a,c,d)に送出される。RingAの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号は、1:3カプラ201bにて3分配され3×1波長選択スイッチ202(b,c,d)に送出される。また、RingBの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信号は、1:3カプラ201cにて3分配され3×1波長選択スイッチ202(a,b,c)に送出される。RingBの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号は、1:3カプラ201dにて3分配され3×1波長選択スイッチ202(a,b,d)に送出される。
そして、3×1波長選択スイッチ202aの出力ポートは、RingAの東回り(East)光伝送路に接続され、3×1波長選択スイッチ202bの出力ポートは、RingAの西回り(West)光伝送路に接続されている。また、3×1波長選択スイッチ202cの出力ポートは、RingBの東回り(East)光伝送路に接続され、3×1波長選択スイッチ202dの出力ポートは、RingBの西回り(West)光伝送路に接続されている。
光クロスコネクト装置2aは、この構成によって、正常時では、送信端であるRingA上の光分岐挿入装置1aと受信端であるRingB上の光分岐挿入装置1fとの間に、RingAの西回り光伝送路301とRingBの東回り光伝送路303とによる両Ringを跨る現用系光パス(実線)と、RingAの東回り光伝送路302とRingBの西回り光伝送路304とによる両Ringを跨る予備系光パス(破線)とを形成する。
具体的には、光クロスコネクト装置2aでは、図示しない制御部が、3×1波長選択スイッチ202cに1:3カプラ201aの出力を選択するように制御し、3×1波長選択スイッチ202dに1:3カプラ201bの出力を選択するように制御する。これによって、3×1波長選択スイッチ202cが、RingAの西回り光伝送路301に送出された送端側の波長多重光信号を1:3カプラ201aから受け取り、それをRingBの東回り光伝送路303に接続している。また、3×1波長選択スイッチ202dが、RingAの東回り光伝送路302に送出された送端側の波長多重光信号を1:3カプラ201bから受け取り、それをRingBの西回り光伝送路304に接続している。
次に、図3と図4を参照して、障害発生時の動作について説明する。なお、図3は、図1に示すマルチリングネットワークにおいてRingAに障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。図4は、図1に示すマルチリングネットワークにおいてRingAに加えてRingBでも障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。
図3に示すように、RingAの西回り光伝送路301に伝送障害が発生すると、光クロスコネクト装置2aは、図示しない光信号異常検出器が現用系光パスの異常を検知すると、図示しない制御部が、3×1波長選択スイッチ202dに1:3カプラ201bの出力を継続して選択させRingAの東回り光伝送路302とRingBの西回り光伝送路304との接続は維持した状態で、1:3カプラ201aからの入力が途絶える3×1波長選択スイッチ202cの選択対象を1:3カプラ201bの出力に切り替える。
これによって、RingBでは、西回り光伝送路304に加えて、東回り光伝送路303にもRingAの東回り光伝送路302が接続されるので、RingAの東回り光伝送路302とRingBの東回り光伝送路303とによる両Ringを跨る現用系光パスが再構成され、正常に光信号の伝送が行えるとともに、RingBでは、予備系光パスである西回り光伝送路304の正常性監視も並行して行うことができる。
次に、図4に示すように、更にRingBの東回り光伝送路303に伝送障害が発生した場合は、上記したように、RingAの東回り光伝送路302とRingBの西回り光伝送路304とは接続されていて正常性の確認はできているので、光伝送路302,304の経路がそのまま現用系光パスとして用いることができる。したがって、光クロスコネクト装置2aでは、何もせず、光分岐挿入装置1fにおいて選択器104が選択対象をトランスポンダ102cに切り替えるだけで光分岐挿入装置1fでは、正常に受信できる。このように、RingAとRingBとの双方に故障が発生しても、両Ringに跨って正常に光信号を伝送することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、光クロスコネクト装置を1:3カプラと3×1波長選択スイッチとの2段構成で構成したので、一方の光リングネットワークに故障が発生した状態でも、他方の光リングネットワークでは、現用系光パスと予備系光パスとの双方に光信号を伝送でき、予備系光パスの正常性を確認しつづけることができる。したがって、予備系光パスに切り替えて初めてその光パスの異常が検出されるなどの不具合が発生しないので、マルチリングネットワークにおける冗長光パスの信頼性の向上を図ることができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2による光クロスコネクト装置の構成を示す図である。この実施の形態2による光クロスコネクト装置2bは、図2に示した光クロスコネクト装置2aの構成において、入力側の1:3カプラ201(a,b,c,d)に代えて、1×2波長選択スイッチ(1×2WSS)203(a,b,c,d)及び1:2カプラ204(a,b,c,d)が設けられている。
1×2波長選択スイッチ203aは、RingAの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた2組に編成し、それを2つの出力ポートから3×1波長選択スイッチ202aと1:2カプラ204aとに送出する。1:2カプラ204aは、1×2波長選択スイッチ203aからの光信号を3×1波長選択スイッチ202c,202dに分配する。
1×2波長選択スイッチ203bは、RingAの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた2組に編成し、それを2つの出力ポートから3×1波長選択スイッチ202bと1:2カプラ204bとに送出する。1:2カプラ204bは、1×2波長選択スイッチ203bからの光信号を3×1波長選択スイッチ202c,202dに分配する。
1×2波長選択スイッチ203cは、RingBの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた2組に編成し、それを2つの出力ポートから3×1波長選択スイッチ202cと1:2カプラ204cとに送出する。1:2カプラ204cは、1×2波長選択スイッチ203cからの光信号を3×1波長選択スイッチ202a,202bに分配する。
1×2波長選択スイッチ203dは、RingBの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた2組に編成し、それを2つの出力ポートから3×1波長選択スイッチ202dと1:2カプラ204dに送出する。1:2カプラ204dは、1×2波長選択スイッチ203dからの光信号を3×1波長選択スイッチ202a,202bに分配する。
このように構成される光クロスコネクト装置2bを、図1に示したマルチリングネットワークにおいて、光クロスコネクト装置2bに代えて適用しても、実施の形態1にて説明した障害時における冗長光パスの切り替えを同様に実施することができ、冗長光パスの信頼性を向上させることができる。
この実施の形態2による光クロスコネクト装置は、入力側を、1×2波長選択スイッチ(1×2WSS)及び1:2カプラで構成したので、1:3カプラで構成した実施の形態1による光クロスコネクト装置よりも低損失な切替特性が実現できる。
実施の形態3.
図6は、この発明の実施の形態3による光クロスコネクト装置を備えるマルチリングネットワークの構成を示すシステム図である。図6では、図1(実施の形態例1)と同様構成の2つの光リングネットワークA(RingA),B(RingB)に第3の光リングネットワークC(RingC)を追加し、それら3つの光リングネットワークをこの実施の形態3による光クロスコネクト装置(OXC)2cで接続したマルチリングネットワークが示されている。
光リングネットワークC(RingC)上には光分岐挿入装置1g,1h,1iが配置されている。光クロスコネクト装置2cは、RingA,RingB,RingCの西回りと東回りの各光伝送路が接続されるポートW,Eを1対1の関係で備えている。
図7は、図6に示す光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。この実施の形態3による光クロスコネクト装置2cが備える光スイッチ部は、図7に示すように、RingAの西回り(West)光伝送路および東回り(East)光伝送路と、RingBの西回り(West)光伝送路および東回り(East)光伝送路と、RingCの西回り(West)光伝送路および東回り(East)光伝送路との間の接続を切り替え等する構成として、RingA,RingB及びRingCでは、西回り(West)光伝送路と東回り(East)光伝送路との入出力の関係が互いに逆の関係になっているが、各光伝送路と1対1の関係で、入力側に6つの1×3波長選択スイッチ(1×3WSS)205(a,b,c,d,e,f)及び12個の1:2カプラ206(a,b,c,d,e,f,g,h,l))が設けられ、出力側に6つの5×1波長選択スイッチ(5×1WSS)207(a,b,c,d,e,f)が設けられている。
1×3波長選択スイッチ205aは、RingAの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、それを3つの出力ポートから5×1波長選択スイッチ207aと1:2カプラ206aと1:2カプラ206bのとに送出する。1:2カプラ206aは、1×3波長選択スイッチ205aからの波長多重光信号を5×1波長選択スイッチ207c,207dに分配する。1:2カプラ206bは、1×3波長選択スイッチ205aからの波長多重光信号を5×1波長選択スイッチ207e,207fに分配する。
1×3波長選択スイッチ205bは、RingAの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、それを3つの出力ポートから5×1波長選択スイッチ207bと1:2カプラ206cと1:2カプラ206dとに送出する。1:2カプラ206cは、1×3波長選択スイッチ205bからの光信号を5×1波長選択スイッチ207c,207dに分配する。1:2カプラ206dは、1×3波長選択スイッチ205bからの光信号を5×1波長選択スイッチ207e,207fに分配する。
1×3波長選択スイッチ205cは、RingBの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、それを3つの出力ポートから5×1波長選択スイッチ207cと1:2カプラ206eと1:2カプラ206fとに送出する。1:2カプラ206eは、1×3波長選択スイッチ205cからの光信号を5×1波長選択スイッチ207a,207bに分配する。1:2カプラ206fは、1×3波長選択スイッチ205cからの光信号を5×1波長選択スイッチ207e,207fに分配する。
1×3波長選択スイッチ205dは、RingBの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、それを3つの出力ポートから5×1波長選択スイッチ207dと1:2カプラ206gと1:2カプラ206hとに送出する。1:2カプラ206gは、1×3波長選択スイッチ205dからの光信号を5×1波長選択スイッチ207a,207bに分配する。1:2カプラ206hは、1×3波長選択スイッチ205dからの光信号を5×1波長選択スイッチ207e,207fに分配する。
1×3波長選択スイッチ205eは、RingCの西回り(West)光伝送路から入力された波長多重光信を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、それを3つの出力ポートから5×1波長選択スイッチ207eと1:2カプラ206iと1:2カプラ206jとのいずれかに送出する。1:2カプラ206iは、1×3波長選択スイッチ205eからの光信号を5×1波長選択スイッチ207a,207bに分配する。1:2カプラ206jは、1×3波長選択スイッチ205eからの光信号を5×1波長選択スイッチ207c,207dに分配する。
1×3波長選択スイッチ205fは、RingCの東回り(East)光伝送路から入力された波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせた3組に編成し、それを3つの出力ポートから5×1波長選択スイッチ207fと1:2カプラ206kと1:2カプラ206lとのいずれかに送出する。1:2カプラ206kは、1×3波長選択スイッチ205fからの光信号を5×1波長選択スイッチ207a,207bに分配する。1:2カプラ206lは、1×3波長選択スイッチ205fからの光信号を5×1波長選択スイッチ207c,207dに分配する。
5×1波長選択スイッチ207aは、5つの入力ポートから取り込んだ光信号の中の1つを選択してRingAの東回り(East)光伝送路に送出する。5×1波長選択スイッチ207bは、5つの入力ポートから取り込んだ光信号の中の1つを選択してRingAの西回り(West)光伝送路に送出する。
5×1波長選択スイッチ207cは、5つの入力ポートから取り込んだ波長多重光信号の中の1つを選択してRingBの東回り(East)光伝送路に送出する。5×1波長選択スイッチ207dは、5つの入力ポートから取り込んだ波長多重光信号の中の1つを選択してRingAの西回り(West)光伝送路に送出する。
5×1波長選択スイッチ207eは、5つの入力ポートから取り込んだ波長多重光信号の中の1つを選択してRingCの東回り(East)光伝送路に送出する。5×1波長選択スイッチ207fは、5つの入力ポートから取り込んだ波長多重光信号の中の1つを選択してRingCの西回り(West)光伝送路に送出する。
このように構成される光クロスコネクト装置2cを用いて3つの光リングネットワークを接続した図6に示すマルチリングネットワークにおいて、実施の形態1にて説明した障害時における冗長光パスの切り替えを同様に実施することができ、冗長光パスの信頼性を向上させることができる。
なお、この実施の形態3では、実施の形態2に示した光クロスコネクト装置との構成比較から理解できるように、実施の形態2に示した光クロスコネクト装置を3以上の光リングネットワークを接続する構成に拡張する方法を示したが、これは、実施の形態1に示した光クロスコネクト装置を3以上の光リングネットワークを接続する構成に拡張する方法を示唆するものである。
すなわち、図2に示した構成において、入力側に1:3カプラに代えて1:5カプラを設け、出力側に3×1WSSに代えて5×1WSSを設けて3つの光リングネットワークを接続したマルチリングネットワークにおいて、実施の形態1にて説明した障害時における冗長光パスの切り替えを同様に実施することができ、冗長光パスの信頼性を向上させることができる。
実施の形態4.
図8は、この発明の実施の形態4による光クロスコネクト装置を備える光メッシュネットワークの構成を示すシステム図である。図8にいて、第1の光メッシュネットワーク81では、複数の光伝送路の各交点に4方路の光クロスコネクト装置2d1,2d2,2d3が配置され、第2の光メッシュネットワーク82では、複数の光伝送路の各交点に4方路の光クロスコネクト装置2d5,2d6,2d7が配置され、両光メッシュネットワーク81,82が6方路の光クロスコネクト装置2eを介して接続されている。4方路の光クロスコネクト装置2d4は、図示しない第3の光メッシュネットワークにおける光伝送路の交点位置に配置されている。
第1の光メッシュネットワーク81では、光クロスコネクト装置2d1のポートP2は、光伝送路401を介して光クロスコネクト装置2d2のポートP1に接続され、光クロスコネクト装置2d2のポートP3は、光伝送路402を介して光クロスコネクト装置2eのポートP2に接続されている。また、光クロスコネクト装置2d1のポートP4は、光伝送路403を介して光クロスコネクト装置2d3のポートP1に接続され、光クロスコネクト装置2d3のポートP3は、光伝送路404を介して光クロスコネクト装置2eのポートP5に接続されている。また、光クロスコネクト装置2d1のポートP3は、光伝送路405を介して光クロスコネクト装置2eのポートP1に接続され、光クロスコネクト装置2d2のポートP4は、光伝送路406を介して光クロスコネクト装置2d3のポートP2に接続されている。そして、光クロスコネクト装置2d3のポートP4は、光伝送路407を介して光クロスコネクト装置2d4のポートP1に接続されている。
光クロスコネクト装置2d1のポートP1は、図示しない隣接光メッシュネットワークにおける光伝送路に接続されている。光クロスコネクト装置2d2のポートP2も同様に図示しない隣接光メッシュネットワークにおける光伝送路に接続されている。なお、光クロスコネクト装置2d1のポートP3と光クロスコネクト装置2eのポートP1との間の光伝送路405と、光クロスコネクト装置2d2のポートP4と光クロスコネクト装置2d3のポートP2との間の光伝送路406との交点位置にも同様に4方路の光クロスコネクト装置が配置されるが、説明の便宜から図示を省略した。
また、第2の光メッシュネットワーク82では、光クロスコネクト装置2d7のポートP2は、光伝送路411を介して光クロスコネクト装置2d5のポートP3に接続され、光クロスコネクト装置2d5のポートP1は、光伝送路412を介して光クロスコネクト装置2eのポートP3に接続されている。光クロスコネクト装置2d7のポートP4は、光伝送路413を介して光クロスコネクト装置2d6のポートP3に接続され、光クロスコネクト装置2d6のポートP1は、光伝送路414を介して光クロスコネクト装置2eのポートP6に接続されている。また、光クロスコネクト装置2d7のポートP1は、光伝送路415を介して光クロスコネクト装置2eのポートP4に接続され、光クロスコネクト装置2d5のポートP4は、光伝送路416を介して光クロスコネクト装置2d6のポートP2に接続されている。そして、光クロスコネクト装置2d6のポートP4は、光伝送路417を介して光クロスコネクト装置2d4のポートP3に接続されている。
光クロスコネクト装置2d7のポートP3は、図示しない隣接光メッシュネットワークにおける光伝送路に接続されている。光クロスコネクト装置2d5のポートP2も同様に図示しない隣接光メッシュネットワークにおける光伝送路に接続されている。なお、光クロスコネクト装置2d7のポートP1と光クロスコネクト装置2eのポートP4との間の光伝送路と、光クロスコネクト装置2d5のポートP4と光クロスコネクト装置2d6のポートP2との間の光伝送路との交点位置にも同様に4方路の光クロスコネクト装置が配置されるが、説明の便宜から図示を省略した。
光クロスコネクト装置2d4のポートP2,P4は、それぞれ図示しない第3の光メッシュネットワークにおける光伝送路に接続されている。
4方路の光クロスコネクト装置2d(1〜7)は、それぞれ、同様に図2や図5に示す構成であって、入出力の関係が、例えば図9に示すようになっている。図9は、図8に示す4方路光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。図9では、図5に示した構成において、RingAのWestポートをポート1(Port1)とし、RingAのEastポートをポート2(Port2)とし、RingBのWestポートをポート3(Port3)とし、RingBのEastポートをポート4(Port4)とすれば適用できることが示されている。
また、6方路の光クロスコネクト装置2eは、図7に示した構成、または、図2に示した構成を6方路に拡張した構成であって、入出力の関係が、例えば図10に示すようになっている。図10は、図8に示す6方路光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。図10では、図7に示した構成において、RingAのWestポートをポート1(Port1)とし、RingAのEastポートをポート2(Port2)とし、RingBのWestポートをポート3(Port3)とし、RingBのEastポートをポート4(Port4)とし、RingCのWestポートをポート5(Port5)とし、RingCのEastポートをポート6(Port6)とすれば適用できることが示されている。
次に、図8〜図12を参照して、図8に示す光メッシュネットワークにおいて冗長光パスを形成する動作を説明する。なお、図11は、図8に示す光メッシュネットワークにおいて正常時にネットワーク間を跨って形成される現用系及び予備系の光パスを説明するシステム図である。図12は、図11に示すネットワーク間を跨って形成される冗長光パスに障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。
図11では、図8において、送端側が光クロスコネクト装置2d1のポートP1に接続される隣接光メッシュネットワークに存在し、受端側が光クロスコネクト装置2d4のポートP4に接続される第3の光メッシュネットワークに存在している場合に、2つの光メッシュネットワーク81,82を跨いで、正常時における現用系光パス(実線)及び予備系光パス(破線)が形成されることが示されている。
光クロスコネクト装置2d1は、送信端からポートP1に入力される波長多重光信号をポート2から光伝送路401に送出するとともに、ポート3から光伝送路405に送出する。光クロスコネクト装置2d2は、ポートP1に入力される波長多重光信号をポート3から光伝送路402に送出する。
光クロスコネクト装置2eは、ポートP2に入力される波長多重光信号をポート4から光伝送路414に送出するとともに、ポートP1に入力される波長多重光信号をポート6から光伝送路404に送出する。
光クロスコネクト装置2d7は、ポートP1に入力される波長多重光信号をポート4から光伝送路413に送出する。光クロスコネクト装置2d6は、ポート3に入力される波長多重光信号をポート4から光伝送路417に送出する。光クロスコネクト装置2d4は、ポートP3に入力される波長多重光信号をポート4から受信端が接続される光伝送路へ送出する。
光クロスコネクト装置2d3は、ポートP3に入力される波長多重光信号をポート4から光伝送路407に送出する。光クロスコネクト装置2d6は、ポート3に入力される波長多重光信号をポート4から光伝送路417に送出する。光クロスコネクト装置2d4は、ポートP1に入力される波長多重光信号をポート4から受信端が接続される光伝送路へ送出する。
これによって、光伝送路401,402,415,413,417を経由する現用系光パスと、光伝送路405,404,407を経由する予備系光パスとが形成される。この状態で、図12に示すように、光伝送路401に障害が発生すると、2つのメッシュネットワーク81,82を接続する光クロスコネクト装置2eでは、ポートP2とポートP4との接続を断ち、同時にポートP1をポートP4にも接続する。その結果、現用系光パスが、光伝送路405,415,413,417を経由するように再構成される。予備系光パスは、変更ないので、光信号の伝達確認が行える。
以上のように、複数の光メッシュネットワークを接続した光ネットワークにおいて複数の光伝送路の各交点に実施の形態1〜3で説明した光クロスコネクト装置を配置すれば、同様に冗長光パスの信頼性を向上させることができる。要するに、この発明による光クロスコネクト装置は、一般に、冗長光パスを有する複数の光ネットワークを接続する装置として適用できるものである。
実施の形態5.
図13は、この発明の実施の形態5として、図1に示したマルチリングネットワークにおいて光分岐挿入装置の他の構成例を説明するシステム図である。図13において、RingAには、光分岐挿入装置1a,1b,1cに代えて光分岐挿入装置3a,3b,3cが配置され、RingBには、光分岐挿入装置1d,1e,1fに代えて光分岐挿入装置3d,3e,3fが配置されている。各光分岐挿入装置は、同様の構成であり、送信系は光分岐挿入装置3aに示すように構成され、受信系は光分岐挿入装置3fに示すように構成される。
光分岐挿入装置3aは、光分岐挿入装置1aにおいて、トランスポンダを1つにして(図示例ではトランスポンダ102aを残して)、分岐器101に代えた分岐器105を、トランスポンダ102aの出力端とOADM103a,103bの入力端との間に設ける構成にしてある。
また、光分岐挿入装置3fは、光分岐挿入装置1fにおいて、トランスポンダを1つにして(図示例ではトランスポンダ102cを残して)、選択器104に代えた選択器106を、OADM103c,103dの出力端とトランスポンダ102cの入力端との間に設ける構成にしてある。
光分岐挿入装置をこのような構成としても、光クロスコネクト装置2aは、送信端である光分岐挿入装置3aと受信端である光分岐挿入装置3fとの間に、RingAの西回り光伝送路301とRingBの東回り光伝送路303とからなる両Ringを跨る現用系光パス(実線)と、RingAの東回り光伝送路302とRingBの西回り光伝送路304とからなる両Ringを跨る予備系光パス(破線)とを形成することができ、障害発生時でも実施の形態1にて説明した冗長光パスの信頼性を向上させる動作を行うことができる。
以上のように、この発明にかかる光クロスコネクト装置は、冗長光パスを有する複数の光ネットワークを冗長光パスの信頼性を劣化させずに接続するのに有用である。
この発明の実施の形態1による光クロスコネクト装置を備えるマルチリングネットワークの構成例および正常時にリング間を跨って形成される現用系及び予備系の光パスを説明するシステム図である。 図1に示す光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。 図1に示すマルチリングネットワークにおいてRingAに障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。 図1に示すマルチリングネットワークにおいてRingAに加えてRingBでも障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。 この発明の実施の形態2による光クロスコネクト装置の構成を示す図である。 この発明の実施の形態3による光クロスコネクト装置を備えるマルチリングネットワークの構成を示すシステム図である。 図6に示す光クロスコネクト装置が備える光スイッチの構成例を示す図である。 この発明の実施の形態4による光クロスコネクト装置を備える光メッシュネットワークの構成を示すシステム図である。 図8に示す4方路光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。 図8に示す6方路光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。 図8に示す光メッシュネットワークにおいて正常時にネットワーク間を跨って形成される現用系及び予備系の光パスを説明するシステム図である。 図11に示すネットワーク間を跨って形成される冗長光パスに障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。 この発明の実施の形態5として、図1に示したマルチリングネットワークにおいて光分岐挿入装置の他の構成例を説明するシステム図である。 従来の光クロスコネクト装置を備えるマルチリングネットワークの構成例および正常時にリング間を跨って形成される現用系及び予備系の光パスを説明するシステム図である。 図14に示す従来の光クロスコネクト装置の構成例を示す図である。 図14に示すマルチリングネットワークにおいてRingAに障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。 図14に示すマルチリングネットワークにおいてRingAに加えてRingBでも障害が発生した場合の復旧動作を説明する図である。
符号の説明
RingA,B 光リングネットワーク
1a,1b,1c,1d,1e,1f 光分岐挿入装置
2a,2b,2c,2d1〜2d7,2e 光クロスコネクト装置
3a,3b,3c,3d,3e,3f 光分岐挿入装置
101,105 分岐器(DIS)
102a,102b,102c,102d トランスポンダ
103a,103b,103c,103d OADM
104,106 選択器(SEL)
201a,201b,201c,201d 1:3カプラ
202a,202b,202c,202d 3×1波長選択スイッチ(3×1WSS)
203a,203b,203c,203d 1×2波長選択スイッチ(1×2WSS)
204a,204b,204c,204d 1:2カプラ
205a,205b,205c,205d 1×3波長選択スイッチ(1×3WSS)
206a,206b,206c,206d,206e,206f,206g,206h,206i,206j,206k,206l 1:2カプラ
207a,207b,207c,207d 5×1波長選択スイッチ(5×1WSS)
81,82 光メッシュネットワーク

Claims (6)

  1. 少なくとも2つの光伝送路を有する光ネットワークの複数個を接続し、接続する前記光ネットワークの複数個を含んで送端側と受端側との間に介在する複数の光ネットワークを跨った2系統の光パスをそれぞれ接続する光クロスコネクト装置において、
    1つの前記光伝送路から入力する波長多重光信号をn分配(nは2以上の自然数)する2以上のn分岐カプラと、
    前記n分岐カプラと同数個設けられ、前記2以上のn分岐カプラが分配する2以上の波長多重光信号から任意波長の波長多重光信号を選択して対応する光伝送路に送出するn×1波長選択スイッチとを備え、
    前記一方の光パスに障害が発生した場合に、障害が発生した光伝送路に対応する前記n×1波長選択スイッチの選択対象を前記他方の光パスの光伝送路から波長多重光信号を受け取る前記n分岐カプラの出力に切り替える
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  2. 少なくとも2つの光伝送路を有する光ネットワークの複数個を接続し、接続する前記光ネットワークの複数個を含んで送端側と受端側との間に介在する複数の光ネットワークを跨った2系統の光パスをそれぞれ接続する光クロスコネクト装置において、
    1つの前記光伝送路から入力する波長多重光信号を任意波長の1以上の光信号を組み合わせたm組(mは2以上の自然数)に編成し、m個の出力ポートの対応する出力ポートから送出する2以上の1×m波長選択スイッチと、
    前記2以上の1×m波長選択スイッチそれぞれのm−1個の出力ポートのそれぞれに対して設けられ、対応する出力ポートから出力される波長多重光信号を2分配する2以上の2分岐カプラと、
    前記2以上の1×m波長選択スイッチと同数個設けられ、対応する1×m波長選択スイッチの残り1つの出力ポートからの波長多重光信号と前記2以上の2分岐カプラからの2以上の波長多重光信号との中の任意波長の波長多重光信号を選択して対応する光伝送路に送出するn(nは2以上の自然数)×1波長選択スイッチとを備え、
    前記一方の光パスに障害が発生した場合に、障害が発生した光伝送路に対応する前記n×1波長選択スイッチの選択対象を前記他方の光パスの光伝送路から波長多重光信号を受け取る前記1×m波長選択スイッチの出力または前記n分岐カプラの出力に切り替える
    ことを特徴とする光クロスコネクト装置。
  3. 接続する光ネットワークが、2つの光伝送路を有する光ネットワークの2個である場合に、前記2以上のn分岐カプラは、4個の3分岐カプラであり、前記2以上のn×1波長選択スイッチは、4個の3×1波長選択スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の光クロスコネクト装置。
  4. 接続する光ネットワークが、2つの光伝送路を有する光ネットワークの2個である場合に、前記2以上の1×m波長選択スイッチは、4個の1×2波長選択スイッチであり、前記2以上の2分岐カプラは、4個の2分岐カプラであり、前記2以上のn×1波長選択スイッチは、4個の3×1波長選択スイッチであることを特徴とする請求項2に記載の光クロスコネクト装置。
  5. 接続する光ネットワークが、2つの光伝送路を有する光ネットワークの3個である場合に、または、3つの光伝送路を有する光ネットワークの2個である場合に、前記2以上のn分岐カプラは、6個の3分岐カプラであり、前記2以上のn×1波長選択スイッチは、6個の3×1波長選択スイッチであることを特徴とする請求項1に記載の光クロスコネクト装置。
  6. 接続する光ネットワークが、2つの光伝送路を有する光ネットワークの3個である場合に、または、3つの光伝送路を有する光ネットワークの2個である場合に、前記2以上の1×m波長選択スイッチは、6個の1×2波長選択スイッチであり、前記2以上の2分岐カプラは、12個の2分岐カプラであり、前記2以上のn×1波長選択スイッチは、6個の3×1波長選択スイッチであることを特徴とする請求項2に記載の光クロスコネクト装置。
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