JP2008167030A - 画像記録装置、画像表示装置、画像記録表示装置およびカメラ - Google Patents

画像記録装置、画像表示装置、画像記録表示装置およびカメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、ユーザーが選んだ画像を有効利用して報知を行うのに適した画像記録装置、画像表示装置、画像記録表示装置およびカメラを提供することである。
【解決手段】 本発明の画像記録装置(1・22)は、ユーザーが指定したイベントの日時の到来をユーザーが選定した選定画像を表示することにより報知する画像表示装置と共に使用される画像記録装置であり、対応づけ手段(11)と記録手段(11,16)とを備える。対応づけ手段(11)は、ユーザーの指示によりイベントの日時の情報を含む報知情報を選定画像の画像情報に対応づける。記録手段(11,16)は、報知情報と選定画像の画像情報とを両者の対応づけの関係を保ったまま記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、イベントの日時の到来を報知する機能を有した画像表示装置と、この画像表示装置と共に使用される画像記録装置に関する。また、本発明は、前記画像表示装置と前記画像記録装置の機能を有した画像記録表示装置およびカメラに関する。
誕生日や結婚記念日などの大切な日を忘れないようにするための方法として、そのイベントの日時を予め機器に登録しておき、イベントの日時が到来すると、光、音、振動などにより大切な日であることを機器が知らせてくれるといった方法が従来から数多く提案されている。
例えば、従来技術の一例として、特許文献1には、イベントが所定の時間内に到来することを検知した際に、自動的に本体の電源を投入するとともに、光や音声、文字表示などにより予定日時の到来を報知するカメラの技術が開示されている。
特開2003−69876号公報
従来技術では、光や音、振動、音声、文字表示などによりイベントの日時の到来を報知するが、これらのうち、光や音、振動による報知では、何のイベントについて報知しているのかが分かりづらかった。特に同じ日に複数のイベントが重なった場合には、イベントを区別することさえも難くなっていた。また音声による報知では、周囲の状況によっては、よく聞き取れなかったりそもそも音声を発すること自体を嫌がられる場合があった。そして文字表示による報知では、携帯電話機などの小型の機器の画面に表示がされる場合には或る程度大きな文字が表示されなければ読み取ることが難しかった。
本発明は、上記従来技術の課題を解決するためのものである。本発明の目的は、ユーザーが選んだ画像を有効利用して報知を行うのに適した画像記録装置、画像表示装置、画像記録表示装置およびカメラを提供することである。
第1の発明の画像記録装置は、ユーザーが指定したイベントの日時の到来をユーザーが選定した選定画像を表示することにより報知する画像表示装置と共に使用される画像記録装置であり、対応づけ手段と記録手段とを備える。対応づけ手段は、ユーザーの指示によりイベントの日時の情報を含む報知情報を選定画像の画像情報に対応づける。記録手段は、報知情報と選定画像の画像情報とを両者の対応づけの関係を保ったまま記録する。
第2の発明は、第1の発明において、対応づけ手段によって対応づけられた報知情報と選定画像の画像情報とは、単一ファイルである報知情報付き画像ファイルに纏めて記録される。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明において、記録手段が記録した情報を装置の外部に転送するための外部インターフェースを備える。
第4の発明は、第1〜3の発明の何れか一の発明において、外部インターフェースは、記録手段による情報の記録先となるべき可搬記憶媒体を収容可能なインターフェースである。
第5の発明は、第1〜3の発明の何れか一の発明において、外部インターフェースは通信ポートである。
第6の発明は、第1〜5の発明の何れか一の発明において、報知情報と選定画像の画像情報との少なくとも一方には、報知の際に選定画像に重ねて表示されるべき文字としてユーザーが指定した文字の情報が含まれる。
第7の発明は、第6の発明において、報知情報には、文字の情報が文字情報として含まれる。
第8の発明は、第6の発明において、報知情報には、報知用に画像サイズが縮小され、かつ文字の情報を画像情報として含んだ選定画像の画像情報が含まれる。
第9の発明は、第1〜8の発明の何れか一の発明において、報知情報には、報知の際に選定画像の表示と併用されるべき報知の方法を示す情報が更に含まれる。
第10の発明の画像表示装置は、ユーザーが指定したイベントの日時の情報を含む報知情報とユーザーが選定した選定画像の画像情報とを対応づけて記録する画像記録装置と共に使用される画像表示装置であり、報知手段を備える。
報知手段は、画像記録装置によって記録された情報に基づいて、イベントの日時と現在の日時とが一致したか否かを判定し、一致した際には選定画像を表示することによりイベントの日時の到来をユーザーに報知する。
第11の発明の画像記録表示装置は、第1〜9の発明の何れか一の発明の画像記録装置と、第10の発明の画像表示装置とを備える。
第12の発明のカメラは、被写界の画像を取得する撮像素子と第11の発明の画像記録表示装置とを備える。
本発明によれば、画像の表示によってイベントの報知が行われるので、報知が意味するイベントの内容をユーザーが容易に想起できるようになる。
本発明によれば、報知の際に表示する画像をユーザーが自由に選んで定めることができるので、報知が意味するイベントの内容をユーザーが更に容易に想起できるようになり実用性が高められる。
本発明によれば、報知の際に表示する画像にはイベント毎に異なる画像が使用できるので、同じ日に報知されるイベントが複数ある場合にも報知されたイベントの区別を容易に行うことができる。
(第1実施形態の説明)
以下、第1実施形態のカメラの構成を説明する。
図1は、第1実施形態のカメラの内部構成図である。
図1において、本体10にはCPU11が配置され、このCPU11は、システムバス22を介して、本体10に配置されたメモリ12、ROM13、操作部14、通信ポート15、メモリスロット16、日時計測部17、表示部18、発光・音発生部19、撮像部20、画像処理部21と接続されている。
CPU11は、カメラの各回路を統括制御すると共に、画像撮影におけるレンズのズーミング動作や自動焦点調整(AF)動作の制御、自動露出調整(AE)制御などに係る処理を実行する。また、撮影画像のメモリスロット16内の記憶媒体に対する記録や表示部18のモニタ画面に対する撮影画像の表示、イベントの登録および登録されたイベントの報知などに係る処理を実行する。
メモリ12は、CPU11が実行する各種の処理によって使用および生成されるデータ、また撮影によって生成された撮影画像のデータなどを一時的に記憶する。
ROM13は、CPU11が実行する各種処理のプログラム及びそれらの処理に必要なデータなどを記憶する。
操作部14は、CPU11の指示により、画像撮影モードや画像再生・表示モード、イベント登録モードなどの各種モードの切り替え指示およびイベントの報知に使用する撮影画像の選定指示、またイベント登録における各種情報の入力などをユーザーから受け付ける。
通信ポート15は、CPU11の指示により、撮影画像のデータや登録イベントなどの情報をカメラに接続された対向装置との間で送受信する。なお、カメラと対向装置との間は、LAN、無線LAN、IrDA、BlueToothなどの各種の有線および無線の通信規格に基づいた方法により接続される。
メモリスロット16は、撮影画像のデータや登録イベントの情報などの各種情報の記録先または読み出し元となるべきSDメモリーカード、メモリースティックなどの規格の可搬記憶媒体を収容する。なお、メモリスロット16の代わりにUSBポートを設けて、このUSBポートにUSBインターフェースを備えたUSBメモリーなどの可搬記憶媒体を収容するようにしてもよい。
日時計測部17は、タイマー回路を有し、CPU11の指示により現在の日時の情報を生成して出力する。なお、現在日時の設定および修正は、操作部14を介してユーザーが手動で入力した日時情報に基づいて行うほか、NTPサーバーから得られた日時情報や電波時計の送信局から得られた日時情報などに基づいて自動的に行ってもよい。
表示部18は、CPU11の指示により、カメラに設けられた背面のLCDモニタ、ファインダなどへユーザーに必要な情報を入力させるためのユーザーインターフェース画面(GUI画面)を表示する。このGUI画面は、撮影モード、イベント登録モードなどの各種のモードに応じて表示される。ユーザーは、GUI画面で、イベントの登録(後述)を行ったり報知機能のオン/オフを設定したりすることができる。ユーザーが設定したオン/オフの情報はメモリ12に記憶される。
発光・音発生部19は、CPU11の指示に基づき、カメラに設けられたLEDやエレクトロニックフラッシュなどを発光させ、またカメラに設けられたスピーカーなどを駆動してビープ音や合成音声、音楽などの音を発生させて登録イベントの日時が到来したことを報知する。
撮像部20は、撮像素子、CDS回路、ゲイン回路、A/D変換回路を内部に有している。このうち撮像素子は、撮影レンズ(不図示)が捉えた光束を光電変換して被写体像のアナログ画像信号を出力する。CDS回路は、撮像素子から出力されたアナログ画像信号のノイズ成分を相関二重サンプリングによって低減する。ゲイン回路は、CDS回路の出力信号の利得をCPU11の指示に基づいて増幅する。なおこのゲイン回路では、ISO感度に相当する撮像感度の調整を行うことができる。A/D変換回路は、ゲイン回路から出力されたアナログ画像信号をA/D変換する。このA/D変換回路から出力された信号は画像のデータとしてメモリ12に記録される。
画像処理部21は、メモリ12に記録された画像のデータに対してホワイトバランス調整処理、色分離(補間)処理、彩度調整処理、ガンマ補正処理、輝度(Y)信号および色差(C)信号生成処理、圧縮処理などの画像処理を施す。なお、圧縮処理は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式などによって行われる。
以下、ユーザーが画像を撮影するためにシャッターボタンを押下した場合のカメラの画像撮影の動作を説明する。
CPU11は、操作部14から受けた割り込み信号によりユーザーがシャッターボタンを押下したことを検知すると、撮像部20を駆動させて被写体像の信号の取得を開始する。この撮像部20が取得した信号はメモリ12に画像のデータとして記録される。次にCPU11は、画像処理部21を駆動させて画像処理を開始する。画像処理部21は、メモリ12に記録された画像のデータに対して前述した画像処理を施す。また画像処理部21は、画像処理が終了するとCPU11に割り込み信号を送って処理の終了を通知する。CPU11は、画像処理部21から画像処理の終了通知を受けた後、画像処理が施されたデータをメモリ12から読み出すと共に、そのデータをメモリスロット16に収容された可搬記憶媒体にファイルとして記録する。
以下、CPU11によるイベントの登録の動作を、図2〜図5の流れ図および図6〜図10を参照して説明する。図2〜図5のフローは、カメラの動作モードが画像再生・表示モードである時にCPU11によって実行されるものである。なお、画像再生・表示モードは、撮影状態を確認するなどのために撮影した画像をLCDモニタなどに表示するモードである。
ステップ101(図2):カメラ本体裏面に配置された画像再生ボタン(図6)をユーザーが押下すると、操作部14が割り込み信号をCPU11に送る。CPU11はこの割り込み信号を受けることにより画像再生・表示モードが選択されたことを検知する。
ステップ102(図2):CPU11は、カメラの動作モードを画像再生・表示モードに設定すると共に、画像再生・表示用GUI画面(不図示)を表示部18に表示させる。ここで、前記GUI画面には、画像再生・表示モードの終了をユーザーに指示させるための終了ボタンや、メモリスロット16の可搬記憶媒体などに記録された画像のうち再生・表示したい画像をユーザーに指定させるための画像ファイルの一覧などが配置される。なお、画像ファイルの一覧は、縮小画像(サムネイル)の一覧同時表示や、または、画像ファイルのファイル名をリスト形式で一覧表示する等により行われる。また、可搬記憶媒体に記録された画像には、本カメラによる撮影画像のほかに、通信ポート15を介して外部から受信した画像や他のカメラなどが可搬記憶媒体自体を直接収容して記録した画像が含まれてもよい。
ステップ103(図2):ユーザーがカメラ本体裏面に配置された十字キー(図6)を操作すると、操作部14が十字キーの操作に応じた割り込み信号をCPU11に送る。CPU11は、操作部14から受けた割り込み信号に基づきGUI画面におけるユーザーの操作を検出する。このような手順によって、CPU11は、ユーザーがGUI画面で終了ボタンを押下したか否かを判定し、終了ボタンが押下された場合(Yes側)には画像再生・表示モードの処理を終了し、イベントの登録の動作を完了する。一方、終了ボタンが押下されていない場合(No側)にはステップ104(図2)に移行する。
ステップ104(図2):ユーザーがGUI画面の画像ファイルの一覧から再生・表示したい画像を指定した場合には、CPU11は、指定された画像をメモリスロット16の可搬記憶媒体から読み出すと共に、読み出した画像を表示部18に表示させる。
ステップ105(図2):ユーザーがカメラ本体裏面に配置されたメニューボタン(図6)を押下すると、CPU11は、操作部14から割り込み信号を受けることでこれを検知してメニュー用GUI画面(不図示)を表示部18に表示させる。ここで、このGUI画面には、報知情報登録モードをユーザーに選択させるためのボタンが配置される。ユーザーがメニュー用GUI画面で報知情報登録モードのボタンを選択すると、CPU11は、その操作を検出してカメラの動作モードを画像再生・表示モードから報知情報登録モードへ遷移させる。
ステップ106(図2):CPU11は、現在表示中の画像(ユーザー選定画像)についてそのファイル識別子(ファイルID)を取得すると共に、この取得したファイルIDをメモリ12の管理テーブルの領域に記録する。これにより、現在表示中の画像が報知用のユーザー選定画像として登録される。
ステップ107(図2):CPU11は、報知情報入力用の各種のGUI画面を表示して、イベントの報知に必要となる報知情報をユーザーに入力させる。CPU11は、図7に示した報知日時入力用GUI画面を表示部18に表示させ、このGUI画面から誕生日などのイベントをユーザーに報知する日時(イベント報知日時)や、イベント報知日時よりも前にユーザーに報知を行うか否か(事前報知の有無)などの情報をユーザーに入力させる。ユーザーはこれらの情報を前記十字キー(図6)を操作して入力する。イベント報知日時の入力は、報知日時入力用GUI画面(図7)に表示された年・月・日・時・分・秒の各数字枠のうちから入力したい数字枠を選択した後に(図7では、点線枠表示となっている「時」の数字枠が選択されている)、選択した数字枠の右側に配置された上下の三角ボタンを押下して当該数字枠に所望の数字を表示させることによって行う。なお、前記三角ボタンは、上側の三角ボタンを押下すると数字枠に表示される数字を増加させ、下側の三角ボタンを押下すると数字を減少させるものである。事前報知の有無の入力は、報知日時入力用GUI画面の左下部分に表示されたトグルタイプのチェックボックスによって行い、事前報知を行う場合はチェックボックスを押下してチェックボックスに印を表示させる(事前報知有り)。なお、チェックボックスに印を表示させた後で事前報知を行わないように訂正する場合にはチェックボックスをもう一度押下してチェックボックスの印を消す(事前報知無し)必要がある。報知日時入力用GUI画面(図7)での情報の入力が完了した場合、ユーザーは当該GUI画面の右下部分に表示された決定ボタンを押下する。CPU11は、決定ボタンの押下により入力の完了を検出すると、次に表示するGUI画面を入力された事前報知の有無の情報に基づいて決定する。CPU11は、事前報知の有無の入力が事前報知有りとされた場合には図8に示した事前報知日時入力用GUI画面を、一方、事前報知の有無の入力が事前報知無しとされた場合には図9に示した報知方法入力用GUI画面を表示部18に表示させる。ここで、図8の事前報知日時入力用GUI画面では、事前報知を行う日時(事前報知日時)の情報をユーザーに入力させる。ユーザーは、イベント報知日時の入力と同様の手順により事前報知日時の情報を入力する。事前報知日時入力用GUI画面での情報の入力が完了した場合、ユーザーは当該GUI画面(図8)の右下部分に表示された決定ボタンを押下する。CPU11は、決定ボタンの押下により事前報知日時の情報の入力完了を検出すると、次に表示するGUI画面として前記図9の報知方法入力用GUI画面を表示部18に表示させる。
図9の報知方法入力用GUI画面では、イベントの報知時に画像表示と併用すべき補助の報知方法をユーザーに指定させる。この補助の報知方法の指定は、報知方法入力用GUI画面に表示されたトグルタイプのチェックボックスのうち所望する報知方法に対応したチェックボックスを押下してボックスに印を表示させることで行う。なお、チェックボックスに印を表示させた後で方法を併用しないように訂正する場合には当該チェックボックスをもう一度押下してチェックボックスの印を消す必要がある。補助の報知方法の種類には、文字による報知(報知の際に表示画像に文字を重ね合わせて表示する)、音による報知(報知の際に画像表示と併せてカメラに設けられたスピーカーなどを駆動してビープ音や合成音声、音楽などの音を発生させる)、光による報知(報知の際に画像表示と併せてカメラに設けられたLEDやエレクトロニックフラッシュなどを発光させる)、振動による報知(報知の際に画像表示と併せてカメラに備えられたバイブレータにより振動を起こさせる)などがある。ユーザーが報知方法入力用GUI画面(図8)に表示されたチェックボックスを押下することによって、補助の報知方法として文字による報知を指定した場合には、CPU11は、さらに、報知用の文字をユーザーに入力させる。この際CPU11は、文字入力用GUI画面(不図示)を表示部18に表示させ、ユーザーはこのGUI画面で、報知の際に表示画像に重ね合わせて表示するべき報知用の文字を入力する。なお、文字には、英数字や記号の他、ひらがな、カタカナ、漢字などが使用でき、又その漢字変換は、携帯電話機などの携帯型機器の文字入力に適用される従来技術による方法で行う。文字の入力が完了した場合、ユーザーは当該GUI画面(不図示)に表示された決定ボタンを押下し、表示部18の画面を直前の画面(報知方法入力用GUI画面(図8))に戻すようCPU11に指示する。このようにして必要な情報の入力が完了すると、ユーザーは当該GUI画面(図8)の右下部分に表示された決定ボタンを押下する。
ステップ108(図2):CPU11は、報知方法入力用GUI画面で決定ボタンが押下されると、全ての報知情報の入力が完了したことを検出する。全ての報知情報とは、イベント報知日時、事前報知の有無、事前報知日時、補助の報知方法、報知用の文字などである。
ステップ109(図2):CPU11は、メモリ12の管理テーブルのうちステップ106(図2)でファイルIDが記録されたのと同一の領域に、ステップ107(図2)で入力された全ての報知情報を記録する。これにより、入力された報知情報とユーザー選定画像とが対応づけられる。
ステップ110(図2):互いに対応づけられた報知情報とユーザー選定画像とを単一ファイルに纏めて記録するために、CPU11は、図3に示す報知情報付き画像ファイル作成処理のフローを実行する。
ステップ110−01(図3):CPU11は、メモリスロット16の可搬記憶媒体に画像ファイルを新規オープンする。ここで、画像ファイルは、例えば、Exif規格に基づいた形式の画像ファイルである。なお、この画像ファイルと先に記録された画像ファイルとを区別するため、以下では、前者を「報知情報付き画像ファイル」、後者を「報知情報なし画像ファイル」と呼ぶ。
ステップ110−02(図3):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち必須入力の情報であるイベント報知日時の情報を読み出すとともに、この情報を報知情報付き画像ファイルの所定の領域(報知情報記録領域)に記録する。なお、報知情報付き画像ファイルがExif規格の形式に基づくものであれば、報知情報は、前記報知情報付き画像ファイルのメーカーノート(MakerNote)タグの情報として記録される。
ステップ110−03(図3):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち任意入力の情報である事前報知の有無の情報を読み出して、事前報知の情報が入力されているか否かを判定する。事前報知無し、即ち事前報知の情報が入力されていない場合(No側)にはステップ110−05(図3)に移行する。一方、事前報知有り、即ち事前報知の情報が入力されていた場合(Yes側)にはステップ110−04(図3)に移行する。
ステップ110−04(図3):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち事前報知日時の情報を読み出すとともに、この事前報知日時の情報を報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録する。
ステップ110−05(図3):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち任意入力の情報である補助の報知方法の情報を読み出して、文字以外の報知方法(音、光、振動などによる報知)が指定されているか否かを判定する。指定されていない場合(No側)にはステップ110−07(図3)に移行する。一方、指定されていた場合(Yes側)には指定された報知方法の種類を認識してステップ110−06(図3)に移行する。
ステップ110−06(図3):CPU11は、ステップ110−05(図3)で認識した報知方法の種類を示す情報(「音」,「光」,「振動」などの少なくとも一つ)を報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録する。
ステップ110−07(図3):CPU11は、ステップ110−05(図3)でメモリ12の管理テーブルから読み出した補助の報知方法の情報を参照し、文字による報知が指定されているか否かを判定する。指定されていない場合(No側)にはステップ110−10(図3)に移行する。一方、指定された場合(Yes側)にはステップ110−08(図3)に移行する。
ステップ110−08(図4):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち任意入力の情報である報知用の文字の情報を読み出す。
ステップ110−09(図4):CPU11は、補助の報知方法として「文字」が指定された旨を示す情報を報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録すると共に、ステップ110−08(図3)で読み出した報知用の文字の情報を報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録し、その後ステップ110−10(図3)に移行する。
ステップ110−10(図3):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録されたファイルIDを取得して、そのファイルIDが示す画像ファイル(報知情報なし画像ファイル)からユーザー選定画像のデータを読み出す。そしてCPU11は、読み出した画像のデータを報知情報付き画像ファイルの画像記録領域に記録するとともに報知情報付き画像ファイルをクローズして、ステップ111(図2)に移行するための復帰を行う。
ここで、生成された報知情報付き画像ファイルの記録イメージの例を図10に示す。尚この例は、イベント報知日時として「2006年12月11日17時00分00秒」が入力され、事前報知日時として「2006年12月10日09時30分00秒」が入力され、報知方法として「文字」,「光」,「振動」が指定され、報知用の文字として「000ちゃんの誕生日」が入力された場合のものである。生成された報知情報付き画像ファイルにおいては、ユーザー選定画像の記録先は画像記録領域であり、そしてイベント報知日時の情報「2006年12月11日17時00分00秒」、事前報知日時の情報「2006年12月10日09時30分00秒」、報知方法の情報「文字,光,振動」、報知用の文字の情報「000ちゃんの誕生日」の記録先は報知情報記録領域である。
ステップ111(図2):ステップ110(図2)の処理により生成された報知情報付き画像ファイルをイベントテーブルに登録するために、CPU11は、図5に示すイベントテーブル登録処理のフローを実行する。イベントテーブルは、イベントの情報を管理するためのテーブルである。
ステップ111−01(図5):CPU11は、生成された報知情報付き画像ファイルのファイル識別子(ExifファイルID)を取得して、このExifファイルIDをメモリ12のイベントテーブルの領域に記録する。
ステップ111−02(図5):CPU11は、報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域から報知情報を読み出す。
ステップ111−03(図5):CPU11は、ステップ111−02(図5)で読み出した報知情報に事前報知の情報が含まれているか否かを判定する。事前報知の情報が含まれていない場合(No側)には、ステップ111−05(図5)に移行する。一方、事前報知の情報が含まれている場合(Yes側)にはステップ111−04(図5)に移行する。
ステップ111−04(図5):CPU11は、ステップ111−02(図5)で読み出した報知情報から事前報知日時の情報を取得すると共に、取得した事前報知日時の情報をメモリ12のイベントテーブルのうちステップ111−01(図5)でExifファイルIDが記録されたのと同一の領域に記録する。
ステップ111−05(図5):CPU11は、ステップ111−02(図5)で読み出した報知情報からイベント報知日時の情報を取得すると共に、取得したイベント報知日時の情報をメモリ12のイベントテーブルのうちステップ111−01(図5)でExifファイルIDが記録されたのと同一の領域に記録する。そしてCPU11は、ステップ112(図2)に移行するための復帰を行う。
ステップ112(図2):CPU11は、報知情報登録モードの処理を終了すると共に、カメラの動作モードを報知情報登録モードから画像再生・表示モードへ遷移させて、イベントの登録の動作を繰り返すためにステップ102(図2)に移行する。
以下、第1実施形態におけるイベントの報知の動作を、図11〜図13の流れ図を参照して説明する。なお、図11〜図13のフローは、電源ONなどによりカメラが起動された場合やメモリスロット16にSDメモリーカードなどの規格の可搬記憶媒体が挿入された場合にCPU11によって実行されるものである。
ステップ201(図11):CPU11は、メモリスロット16の可搬記憶媒体に記憶されたファイルから報知情報付き画像ファイルを検索する。
ステップ202(図11):CPU11は、ステップ201(図11)の検索によって報知情報付き画像ファイルが検索できたか否かを判定する。報知情報付き画像ファイルが検索できた場合(Yes)にはステップ203(図11)に移行する。一方、報知情報付き画像ファイルを探し出せなかった場合(No)にはステップ208(図11)に移行する。
ステップ203(図11):検索された報知情報付き画像ファイルを前述したイベントテーブルに登録するために、CPU11は、検索された報知情報付き画像ファイルのファイル識別子(ExifファイルID)を取得して、このExifファイルIDをメモリ12のイベントテーブルの領域に記録する。
ステップ204(図11):CPU11は、報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域から報知情報を読み出す。
ステップ205(図11):CPU11は、ステップ204(図11)で読み出した報知情報に事前報知の情報が含まれているか否かを判定する。事前報知の情報が含まれていない場合(No側)にはステップ207(図11)に移行する。一方、事前報知の情報が含まれている場合(Yes側)にはステップ206(図11)に移行する。
ステップ206(図11):CPU11は、ステップ204(図11)で読み出した報知情報から事前報知日時の情報を取得すると共に、取得した事前報知日時の情報をメモリ12のイベントテーブルのうちステップ203(図11)でExifファイルIDが記録されたのと同一の領域に記録する。
ステップ207(図11):CPU11は、ステップ204(図11)で読み出した報知情報からイベント報知日時の情報を取得すると共に、取得したイベント報知日時の情報をメモリ12のイベントテーブルのうちステップ203(図11)でExifファイルIDが記録されたのと同一の領域に記録する。そしてCPU11は、ステップ208(図11)に移行する。
ステップ208(図11):CPU11は、メモリスロット16に収容された可搬記憶媒体などに記憶されたファイルに対する報知情報付き画像ファイルの検索が完了したか否かを判定する。検索が完了していない場合(No側)には検索を続行するためにステップ201(図11)に移行する。一方、検索が完了した場合(Yes側)にはステップ209(図11)に移行する。
ステップ209(図11):CPU11は、メモリ12に記憶された報知機能のオン/オフを示す情報を取得すると共に、取得した情報から報知機能がオンになっているか否かを判定する。報知機能がオフになっている場合には所定の時間待機した後にこのステップ209(図11)の処理を再度実行する。一方、報知機能がオンになっている場合(Yes)にはステップ210(図11)に移行する。なお、カメラの起動時には、報知機能は初期値としてオンに設定されるが、ユーザーの操作によってオフに変更することが可能である。
ステップ210(図11):CPU11は、メモリ12のイベントテーブルを参照してイベントテーブルにイベントの情報が登録されているか否かを判定する。登録されていない場合(No)にはイベントの情報がイベントテーブルに登録されるのを待つために所定の時間待機した後にステップ209(図11)へ移行する。イベントの情報が登録されている場合(Yes)にはステップ211(図11)に移行する。
ステップ211(図11):CPU11は、日時計測部17に指示を出して現在の日時を認識すると共に、認識した現在の日時とイベントテーブルに登録されたイベントのイベント報知日時または事前報知日時とを比較する。
ステップ212(図11):CPU11は、ステップ211(図11)における比較の結果、イベント報知日時と事前報知日時との少なくとも一方に現在の日時と一致したイベント、即ち報知の日時が到来したイベントが有るか否かを判定する。報知の日時が到来したイベントが無い場合(No)には所定の時間待機した後にステップ209(図11)へ報知処理を再度実行するために移行する。一方、報知の日時が到来したイベントが有る場合(Yes)にはイベントを報知するためにステップ213(図11)に移行する。
ステップ213(図11):CPU11は、報知の日時が到来したイベントについて報知処理を行うために図12に示す報知処理のフローを実行する。
ステップ213−01(図12):CPU11は、メモリ12のイベントテーブルから、報知の日時が到来したイベントに関する情報のうちExifファイルIDを取得する。
ステップ213−02(図12):CPU11は、ステップ213−01(図12)で取得したExifファイルIDを基にメモリスロット16に収容された可搬記憶媒体などに記憶された報知情報付き画像ファイルにアクセスして、その報知情報付き画像ファイルの画像記録領域に記録されたユーザー選定画像を読み出す。
ステップ213−03(図12):CPU11は、ステップ213−01(図12)で取得したExifファイルIDを基に、メモリスロット16に収容された可搬記憶媒体などに記憶された報知情報付き画像ファイルにアクセスして、その報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録された報知情報を読み出す。
ステップ213−04(図12):CPU11は、ステップ213−03(図12)で読み出した報知情報から報知方法の情報を取得して、指定された報知方法の種類の一つに「文字」が含まれているか否かを判定する。含まれている場合(Yes)には文字を用いて報知を行うためにステップ213−05(図13)に移行する。一方、含まれていない場合(No)にはステップ213−07(図12)に移行する。
ステップ213−05(図13):CPU11は、ステップ213−03(図12)で読み出した報知情報から報知用の文字の情報を取得する。
ステップ213−06(図13):CPU11は、ステップ213−05(図13)で取得した報知用の文字をステップ213−02(図12)で読み出したユーザー選定画像上に重ね合わせ合成した画像を生成する。そしてCPU11は、画像と文字の表示によってイベントをユーザーに報知するために、生成された画像を表示部18に表示させる。また画像を表示させた後に、CPU11は、ステップ213−08(図12)に移行する。
ステップ213−07(図12):文字を用いない場合の報知の処理として、CPU11は、画像のみの表示によってイベントをユーザーに報知するために、ステップ213−02(図12)で読み出したユーザー選定画像を表示部18に表示させる。
ステップ213−08(図12):CPU11は、ステップ213−03(図12)で読み出した報知情報から報知方法の情報を取得して、指定された報知方法の種類の一つに文字以外の報知方法(音、光、振動など)が含まれているか否かを判定する。含まれている場合(Yes)には音、光、振動などの方法を用いて報知を行うためにステップ213−09(図12)に移行する。一方、含まれていない場合(No)にはステップ214(図11)に移行するための復帰を行う。
ステップ213−09(図12):前記の画像や文字の表示に加えて更に音、光、振動などを併用してイベントをユーザーに報知するために、CPU11は、ステップ213−08(図12)で取得した報知方法の情報に基づき発光・音発生部19や振動発生部(不図示)を駆動させて音や光、振動などを発生させる。なお、音のみといった単一の方法だけではなく、音と光といった2つの方法、またそれ以上の複数の方法も使用することができる。そしてCPU11は、ステップ214(図11)に移行するための復帰を行う。
ステップ214(図11):CPU11は、ステップ211(図11)の比較で現在の日時と一致したイベントの情報が事前報知日時であるか否かを判定する。事前報知日時ではない場合(No)にはステップ215(図11)に移行する。一方、事前報知日時である場合(Yes)にはステップ216(図11)に移行する。
ステップ215(図11):CPU11は、イベントのイベント報知日時の情報とExifファイルIDとをメモリ12のイベントテーブルから削除して、当該イベントの報知処理を完了する。またCPU11は、他の登録イベントについて報知処理を実行するためにステップ209(図11)に移行する。
ステップ216(図11):CPU11は、イベントの事前報知日時の情報のみをメモリ12のイベントテーブルから削除するとともに、当該イベントおよび他の登録イベントについて報知処理を実行するためにステップ209(図11)に移行する。
以上が、第1実施形態のカメラにおけるイベント報知の動作の説明である。
なお、上述した報知日時入力用GUI画面(図7)においては、事前報知の日時を年・月・日・時・分・秒の絶対日時を指定して入力させるようにしたが、1ヶ月前や2日前、また1時間30分前といった相対日時を指定して入力させるようにしてもよい。
なお、本実施形態のカメラで生成された報知情報付き画像ファイルを外部のカメラや装置などで使用する場合には、メモリスロット16に収容された可搬記憶媒体自体をユーザーが抜き差しして運ぶことで外部のカメラや装置に当該ファイルを移動させるほか、ユーザーの操作に基づき通信ポート15を介して送信することでコピーさせればよい。
以下、第1実施形態の効果を説明する。
第1実施形態のカメラによると、例えば、子供の誕生日をイベント登録する場合において、ユーザーは、カメラに設けられたLEDを点滅させるだけでなく、LCDモニタ画面に、例えばバースデイケーキを前にした子供の画像を表示させるように報知情報とユーザー選定画像とを登録することができる。従って、イベントの報知の際には、ユーザーはLEDの点滅の意味が分からずともLCDモニタ画面の画像から今日が子供の誕生日であることを確実かつ容易に思い出すことができる。
また、第1実施形態のカメラによれば、ユーザーが選定した画像とユーザーが入力したイベント日時などの報知情報とがイベント毎に纏めて記録される。従って、ユーザーは、個々のイベントに最適な画像を選定することができるので、同じ日に複数のイベントの報知がされる場合にも確実かつ容易にそれらのイベントを区別することができる。
また、第1実施形態のカメラによれば、画像の表示とともに、光や音、振動、音声、文字などの方法を併用して報知が行えるので、周囲の状況などから音または音声が聞き取れない場合やユーザーが機器などの消音設定をオンにした場合においても報知が行われていることをユーザーが確実に認知できると共に報知のイベントの内容を確実に想起できる。
さらに、第1実施形態のカメラによれば、報知情報が付加された報知情報付き画像ファイルが所定の形式で可搬記憶媒体に作成される。従って、外部のカメラや装置などでこの報知情報付き画像ファイルを容易に利用することができる。特に、同じ内容の報知情報を他のカメラや装置に登録・設定する必要がある場合には、報知情報付き画像ファイルを他のカメラや装置に送信してコピーするか又は可搬記憶媒体自体を持ち運んで移動するだけで、報知情報を、人手に頼ることなく登録・設定することができるので登録・設定に伴う煩わしさが軽減されると共に効率が高められる。
(第2実施形態の説明)
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態のカメラの内部構成図は第1実施形態の内部構成図(図1)と同一であるため、ここでは同じ符号を付与して示すこととして説明を省略する。
以下、第2実施形態におけるイベントの登録の動作を、図14の流れ図を参照して説明する。なお、この図14のフローは第1実施形態の図4のフローの変形例であり、このフローを除く他の動作は第1実施形態の動作と同一であるためここでは説明を省略する。
ステップ110−08(図14):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち任意入力の情報である報知用の文字の情報を読み出す。
ステップ110−09(図14):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録されたファイルIDを取得して、そのファイルIDが示すユーザー選定画像を読み出すとともに、読み出したユーザー選定画像の任意の位置にステップ110−08(図14)で読み出した報知用の文字を重ね合わせ合成し、かつ画像サイズを縮小した画像(文字合成縮小画像)を生成する。そしてCPU11は、文字の報知方法の情報と、生成された文字合成縮小画像の画像情報とを報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録した後に、ステップ110−10(図3)に移行する。
ここで、ステップ110−10(図3)の実行後に生成される報知情報付き画像ファイルの記録イメージの例を図15に示す。尚この例は、イベント報知日時として「2006年12月11日17時00分00秒」が入力され、事前報知日時として「2006年12月10日09時30分00秒」が入力され、報知方法として「文字」,「光」,「振動」が指定され、報知用の文字として「000ちゃんの誕生日」が入力された場合のものである。生成された報知情報付き画像ファイルにおいて、ユーザー選定画像の記録先は画像記録領域であり、イベント報知日時の情報「2006年12月11日17時00分00秒」、事前報知日時の情報「2006年12月10日09時30分00秒」、報知方法の情報「文字,光,振動」、前記の文字合成縮小画像の画像情報の記録先は、報知情報記録領域である。
以下、第2実施形態におけるイベントの報知の動作を、図16の流れ図を参照して説明する。なお、この図16のフローは第1実施形態の図13のフローの変形例であり、このフローを除く他の動作は第1実施形態の動作と同一であるためここでは説明を省略する。
ステップ213−05(図16):CPU11は、ステップ213−03(図12)で読み出した報知情報から前記の文字合成縮小画像を取得する。
ステップ213−06(図16):CPU11は、サイズの縮小された画像と文字の表示によってイベントをユーザーに報知するために、ステップ213−05(図16)で取得した前記の文字合成縮小画像を表示部18に表示させる。また画像を表示させた後に、CPU11は、ステップ213−08(図12)に移行する。
以下、第2実施形態の効果を説明する。
第2実施形態のカメラによれば、報知情報付き画像ファイルに報知用の画像として、報知用の文字をユーザー選定画像に重ね合わせ合成したもの(文字合成縮小画像)が記録される。従って、報知時に重ね合わせ合成をする処理が不要となる。また、その文字合成縮小画像は、ユーザー選定画像よりも画像サイズが小さいので、報知用の画像の表示先(LCDモニタの画面など)の解像度が低い場合や、ユーザー選定画像の解像度が高かった場合であっても、報知時の表示処理に要する演算量がおさえられる。
(第3実施形態の説明)
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態のカメラの内部構成図は第1実施形態の内部構成図(図1)と同一であるため、ここでは同じ符号を付与して示すこととして説明を省略する。
以下、第3実施形態におけるイベントの登録の動作を、図17の流れ図を参照して説明する。なお、この図17のフローは第1実施形態の図4のフローの変形例であり、このフローを除く他の動作は第1実施形態の動作と同一であるためここでは説明を省略する。
ステップ110−08(図17):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録された報知情報のうち任意入力の情報である報知用の文字の情報を読み出す。
ステップ110−09(図17):CPU11は、メモリ12の管理テーブルに記録されたファイルIDを取得すると共に、そのファイルIDが示すユーザー選定画像を読み出す。そしてCPU11は、読み出したユーザー選定画像の任意の位置にステップ110−08(図17)で読み出した報知用の文字を重ね合わせ合成した後に、ステップ110−10(図3)に移行する。
ここで、ステップ110−10(図3)の実行後に生成される報知情報付き画像ファイルの記録イメージの例を図18に示す。尚この例は、イベント報知日時として「2006年12月11日17時00分00秒」が入力され、事前報知日時として「2006年12月10日09時30分00秒」が入力され、報知方法として「文字」,「光」,「振動」が指定され、報知用の文字として「000ちゃんの誕生日」が入力された場合のものである。生成された報知情報付き画像ファイルにおいて、文字が重ね合わせ合成されたユーザー選定画像の記録先は画像記録領域であり、イベント報知日時の情報「2006年12月11日17時00分00秒」、事前報知日時の情報「2006年12月10日09時30分00秒」、報知方法の情報「光,振動」の記録先は、報知情報記録領域である。
以下、第3実施形態におけるイベントの報知の動作を、図19の流れ図を参照して説明する。なお、この図19のフローは第1実施形態の図12のフローの変形例であり、このフローを除く他の動作は第1実施形態の動作と同一であるためここでは説明を省略する。
CPU11は、報知の日時が到来したイベントについて報知処理を行うために以下のステップの処理を実行する。
ステップ213−01(図19):CPU11は、メモリ12のイベントテーブルから、報知の日時が到来したイベントについて記録された情報のうちExifファイルIDを取得する。
ステップ213−02(図19):CPU11は、ステップ213−01(図19)で取得したExifファイルIDを基にメモリスロット16に収容された可搬記憶媒体に記憶された報知情報付き画像ファイルにアクセスして、その報知情報付き画像ファイルの画像記録領域に記録されたユーザー選定画像を読み出す。なお、読み出したユーザー選定画像には報知用の文字が重ね合わせ合成されている。
ステップ213−03(図19):CPU11は、ステップ213−01(図19)で取得したExifファイルIDを基にメモリスロット16に収容された可搬記憶媒体に記憶された報知情報付き画像ファイルにアクセスして、その報知情報付き画像ファイルの報知情報記録領域に記録された報知情報を読み出す。
ステップ213−04(図19):CPU11は、画像と文字の表示によってイベントをユーザーに報知するために、ステップ213−02(図19)で読み出したユーザー選定画像を表示部18に表示させる。
ステップ213−05(図19):CPU11は、ステップ213−03(図19)で読み出した報知情報から報知方法の情報を取得して、その報知方法の情報に文字以外の報知方法(音、光、振動など)の情報が含まれているか否かを判定する。情報が含まれている場合(Yes)には音、光、振動などの方法を用いて報知を行うためにステップ213−06(図19)に移行する。一方、情報が含まれていない場合(No)にはステップ214(図11)に移行するための復帰を行う。
ステップ213−06(図19):前記の画像や文字の表示に加えて更に音、光、振動などを併用してイベントをユーザーに報知するために、CPU11は、ステップ213−05(図19)で取得した報知方法の情報に基づき発光・音発生部19や振動発生部(不図示)を駆動させて音や光、振動などを発生させる。なお、音のみといった単一の方法だけではなく、音と光といった2つの方法、またそれ以上の複数の方法も使用することができる。そしてCPU11は、ステップ214(図11)に移行するための復帰を行う。
以下、第3実施形態の効果を説明する。
第3実施形態のカメラによれば、報知用の文字を重ね合わせ合成したユーザー選定画像が報知情報付き画像ファイルに記録される。従って、報知時に重ね合わせ合成をする処理が不要となる。
(その他)
なお、上述した第1〜第3の実施形態の説明では、報知情報付き画像ファイルや報知情報なし画像ファイルの格納場所を可搬記憶媒体としたが、カメラに内蔵されたメモリ、その他の記憶媒体または記憶装置であってもよい。
また、上述したCPU11の一部または全部の動作を、カメラ以外の機器、例えば、画像ストレージャ、画像サーバー、DVDレコーダ、ハードディスクレコーダ、デジタルビデオカメラ、プリンタ、FAX、携帯電話機、コンピュータなどに実行させてもよい。なお、コンピュータに実行させる場合には、CPU11の動作プログラムがコンピュータへインストールされる。このインストールは、CD・ROMなどの記憶媒体やネットワークなどを介して行われる。
なお、上述した第1〜第3の実施形態の説明では、事前報知の内容が本番の報知の内容と同じになっているが、事前報知では、表示される画像上に「事前報知」である旨(例えば、文字)を表示する、あるいは画像を表示せずに「事前報知」である旨(例えば、文字)のみを表示するなどとしてもよい。また、事前報知と本番の報知とでは異なった報知方法をユーザーが指定できるようにしてもよい。例えば本番の報知には「文字」および「振動」を指定するが、事前報知には「音」を指定することができるようにしてもよい。
なお、上述した第1〜第3の実施形態の説明では、ユーザー選定画像に報知情報なし画像ファイルの画像を使用する例を述べたが、もちろん報知情報付き画像ファイルの画像も使用できる。その場合CPU11は、報知情報付き画像ファイルの以前に記録された報知情報を更新する処理を行う。例えば、報知方法に「文字」が既に指定されている場合においては、CPU11は、報知方法入力用GUI画面(図7)の「文字」に対応するチェックボックスに表示当初から印を表示させる。そしてユーザーによりGUI画面の「振動」に対応するチェックボックスが押下され、かつ決定ボタンが押下されると、報知方法の種類を示す情報として「文字」および「振動」を含んだ報知情報を報知情報付き画像ファイルに改めて記録する。
本発明の実施形態のカメラの基本構成図である。 第1実施形態におけるCPUの報知情報登録処理の動作フローである。 第1実施形態におけるCPUの報知情報付き画像ファイル生成処理の動作フローである。 第1実施形態における報知情報登録処理で文字の報知方法が指定された場合のCPUの動作フローである。 第1実施形態におけるCPUのイベントテーブル登録処理の動作フローである。 本発明の実施形態のカメラの裏面外観図である。 本発明の実施形態において表示される報知日時入力用GUI画面である。 本発明の実施形態において表示される事前報知日時入力用GUI画面である。 本発明の実施形態において表示される報知方法入力用GUI画面である。 第1実施形態において生成された報知情報付き画像ファイルの情報の記録イメージである。 第1実施形態におけるCPUの報知動作のフローである。 第1実施形態におけるCPUの報知処理の動作フローである。 第1実施形態における報知処理で文字の報知方法が含まれていた場合のCPUの動作フローである。 第2実施形態における報知情報登録処理で文字の報知方法が指定された場合のCPUの動作フローである。 第2実施形態において生成された報知情報付き画像ファイルの情報の記録イメージである。 第2実施形態における報知処理で文字の報知方法が含まれていた場合のCPUの動作フローである。 第3実施形態における報知情報登録処理で文字の報知方法が指定された場合のCPUの動作フローである。 第3実施形態において生成された報知情報付き画像ファイルの情報の記録イメージである。 第3実施形態におけるCPUの報知処理の動作フローである。
符号の説明
10…カメラ本体,11…CPU,12…メモリ,13…ROM,14…操作部,15…通信ポート,16…メモリスロット,17…日時計測部,18…表示部,19…発光・音発生部,20…撮像部,21…画像処理部,22…システムバス

Claims (12)

  1. ユーザーが指定したイベントの日時の到来を前記ユーザーが選定した選定画像を表示することにより報知する画像表示装置と共に使用される画像記録装置であって、
    前記ユーザーの指示により前記イベントの日時の情報を含む報知情報を前記選定画像の画像情報に対応づける対応づけ手段と、
    前記報知情報と前記選定画像の画像情報とを両者の対応づけの関係を保ったまま記録する記録手段と
    を備えることを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項1に記載の画像記録装置において、
    前記対応づけ手段により対応づけられた前記報知情報と前記選定画像の画像情報とは、単一ファイルである報知情報付き画像ファイルに纏めて記録される
    ことを特徴とする画像記録装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像記録装置において、
    前記記録手段が記録した情報を装置の外部に転送するための外部インターフェースを備える
    ことを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像記録装置において、
    前記外部インターフェースは、前記記録手段による情報の記録先となるべき可搬記憶媒体を収容可能なインターフェースである
    ことを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の画像記録装置において、
    前記外部インターフェースは通信ポートである
    ことを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載の画像記録装置において、
    前記報知情報と前記選定画像の画像情報との少なくとも一方には、前記報知の際に前記選定画像に重ねて表示されるべき文字として前記ユーザーが指定した文字の情報が含まれる
    ことを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項6に記載の画像記録装置において、
    前記報知情報には、前記文字の情報が文字情報として含まれる
    ことを特徴とする画像記録装置。
  8. 請求項6に記載の画像記録装置において、
    前記報知情報には、前記報知用に画像サイズが縮小され、かつ前記文字の情報を画像情報として含んだ前記選定画像の画像情報が含まれる
    ことを特徴とする画像記録装置。
  9. 請求項1〜請求項8の何れか一項に記載の画像記録装置において、
    前記報知情報には、前記報知の際に前記選定画像の表示と併用されるべき報知の方法を示す情報が更に含まれる
    ことを特徴とする画像記録装置。
  10. ユーザーが指定したイベントの日時の情報を含む報知情報と前記ユーザーが選定した選定画像の画像情報とを対応づけて記録する画像記録装置と共に使用される画像表示装置であって、
    前記記録された情報に基づいて、前記イベントの日時と現在の日時とが一致したか否かを判定し、一致した際には前記選定画像を表示することにより前記イベントの日時の到来を前記ユーザーに報知する報知手段と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項1〜請求項9の何れか一項に記載の画像記録装置と、
    請求項10に記載の画像表示装置と
    を備えることを特徴とする画像記録表示装置。
  12. 被写界の画像を取得する撮像素子と、
    請求項11に記載の画像記録表示装置と
    を備えることを特徴とするカメラ。
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