JP2008166637A - 部品実装方法及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】実装ラインの段取り替え作業を自動化する。
【解決手段】プリント基板10に電子部品20〜23を実装する実装ライン25を、ICタグ読取装置29、部品実装装置33、リフロー装置35、部品供給ユニット37等から構成する。プリント基板10に、実装される電子部品の部品実装情報(部品名情報及び位置情報)を記憶させた各基板用ICタグ16a〜16dを設ける。ICタグ読取装置29により、各基板用ICタグ16a〜16dに記憶されている部品実装情報を読み取る。部品実装情報に基づきマウントプログラムを作成する。部品実装装置33により、マウントプログラムに従ってプリント基板10に各電子部品20〜23をマウントさせる。プリント基板の品種が切り替わる度に、新たなマウントプログラムを作成して電子部品のマウントを行うようにしたので、実装ライン25の段取り替え作業を自動化することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、プリント基板等の回路基板に部品を実装する部品実装方法及びシステムに関するものである。
デジタルカメラ等の電子機器に使用されるプリント基板には、MPU、ROM、抵抗、コンデンサ等の各種電子部品が実装されている(特許文献1参照)。このプリント基板に電子部品を実装する実装ラインは、大別して、半田印刷装置と、部品実装装置と、リフロー装置とから構成される。
半田印刷装置は、プリント基板の部品実装エリアに設けられている電極端子にクリーム半田を印刷する。部品実装装置は、マウンタとも呼ばれており、部品実装エリアに電子部品をマウントする。そして、リフロー装置は、電子部品がマウントされたプリント基板を加熱してクリーム半田を溶融させることで、プリント基板に電子部品を半田付けする。そして、これらの中でも特に部品実装装置が実装ラインでは重要な位置を占めている。
部品実装装置としては、同一品種の電子部品が複数保持された部品テープより電子部品をピックアップして、プリント基板の部品実装エリアにマウントするタイプが一般的である(特許文献2参照)。この部品実装装置には、部品テープを部品リールに巻き回してなる部品カセットが複数セットされた部品供給ユニットが取り付けられている。また、部品実装装置は、吸着ヘッドを有しており、部品カセットから送出される部品テープから電子部品をピックアップして、この電子部品をプリント基板の所定の部品実装エリア上にマウントする。以下同様にして、プリント基板の残りの部品実装エリア上に対応する電子部品を順次マウントする。
2004−348348号公報(第4図参照) 2005−101576号公報(第1図参照)
ところで、上述の部品実装装置では、実装ラインに投入されるプリント基板の品種が切り替わる際に、オペレータにより段取り替え作業が行われる。段取り替えとは、部品供給ユニット内にセットされている部品カセットを交換したり、吸着ヘッドを駆動するプログラムを切り替えたりする作業のことである。この段取り替え作業は、プリント基板の各品種毎に作成された段取り表に従って行われる。このため、多品種のプリント基板を実装ラインに投入する場合には、オペレータの負担が増えてしまうという問題が生じる。また、プリント基板の品種切替時に実装ラインが一時的に停止されてしまうので、実装ラインの生産効率が低下するという問題も生じる。
本発明は上記問題を解決するためのであり、プリント基板に電子部品を実装する際にオペレータによる段取り替え作業が不要な部品実装方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の部品実装方法は、回路基板に設けられた基板用ICタグから、少なくとも、前記回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報を読み取る工程と、前記部品実装情報に基づいて、実装シーケンスプログラムを生成またはロードする工程と、前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップし、前記回路基板に前記部品をマウントする工程と、前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する工程とを備えることを特徴とする。
前記部品実装情報を読み取る工程の前に、前記基板用ICタグに記憶されている前記部品実装情報を書き替える工程を設け、この書き替えられた前記部品実装情報に基づいて前記部品のマウントが行われることが好ましい。
前記回路基板に前記部品をマウントする工程は、複数種類の前記各部品に設けられた部品用ICタグから、前記部品の名称を表す部品名情報を読み取る工程と、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報と、前記基板用ICタグから読み取った前記部品実装情報の前記部品名情報とを照合する工程と、前記部品名情報が一致したときに前記部品をピックアップして前記回路基板にマウントする工程とを含むことが好ましい。
本発明の部品実装方法は、少なくとも、回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報に基づき生成された実装シーケースプログラムをロードする工程と、前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップする前に、前記部品に設けられた部品用ICタグから、前記部品の名称を表す部品名情報を読み取る工程と、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報と、前記実装シーケンスプログラムにより実装の指示がなされている前記部品の前記部品名情報とを照合する工程と、前記部品名情報が一致したときに前記部品をピックアップして前記回路基板にマウントする工程と、前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する工程とを備えることが好ましい。
前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する工程の前に、前記回路基板にマウントされた前記部品の前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る工程と、前記部品名情報が読み取れない場合、または、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報及びその読取位置情報と、前記部品実装情報とを照合して両者が一致しない場合に、前記回路基板を外部に排出する排出工程とを設けることが好ましい。
本発明の部品実装システムは、回路基板に設けられ、少なくとも、前記回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報を記憶した基板用ICタグと、前記基板用ICタグから前記部品実装情報を読み取る基板用ICタグ読取手段と、前記部品実装情報に基づいて、実装シーケンスプログラムを生成またはロードするプログラム生成/ロード手段と、前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップし、前記回路基板に前記部品をマウントするマウント手段と、前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する加熱手段とを備えることを特徴とする。
前記基板用ICタグ読取手段の前に、前記基板用ICタグに記憶されている前記部品実装情報を書き替える部品実装情報書替手段を設けておき、前記マウント手段は、書き替えられた前記部品実装情報に基づいて前記部品のマウントを行うことが好ましい。
複数種類の前記各部品に設けられ、前記部品の名称を表す部品名情報を記憶した部品用ICタグと、前記部品をピックアップする前に、前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る第1部品用ICタグ読取手段と、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報と、前記基板用ICタグから読み取った前記部品実装情報の前記部品名情報とを照合する第1照合手段と、前記部品名情報が一致したときに前記部品がピックアップされて前記回路基板にマウントされるように前記マウント手段を制御するマウント制御手段とを備えることが好ましい。
本発明の部品実装システムは、少なくとも、回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報に基づき生成された実装シーケースプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記プログラム記憶手段よりロードされた前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップし、前記回路基板に前記部品をマウントするマウント手段と、前記部品に設けられ、前記部品の名称を表す部品名情報を記憶した部品用ICタグと、前記部品をピックアップする前に、前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る第1部品用ICタグ読取手段と、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報、及び前記実装シーケンスプログラムにより実装の指示がなされている前記部品の前記部品名情報を照合する第2照合手段と、前記部品名情報が一致したときに前記部品がピックアップされて前記回路基板にマウントされるように前記マウント手段を制御するマウント制御手段と、前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する加熱手段とを備えることを特徴とする。
前記加熱手段の前に設けられ、前記回路基板にマウントされた前記部品の前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る第2部品用ICタグ読取手段と、前記第2部品名情報読取手段と前記加熱手段との間に設けられ、前記回路基板を外部に排出する排出手段と、前記部品名情報が読み取れない場合、または、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報及びその読取位置情報と、前記部品実装情報とを照合して両者が一致しない場合に、前記回路基板が排出されるように前記排出手段を制御する排出制御手段とを備えることが好ましい。
本発明は、基板用ICタグから読み取られた部品実装情報に基づき、実装シーケンスプログラムを生成またはロードし、この実装シーケンスプログラムに基づき、複数種類の部品の中から対応する部品をピックアップして回路基板にマウントするようにしたので、回路基板の品種切替時に従来行っていた段取り替え作業を自動化することができる。これにより、多品種の回路基板に部品を実装する場合に、オペレータの負担を大幅に減らすことができる。また、多品種の回路基板に連続して電子部品を実装することができるので、実装ラインの生産効率を従来よりも高くすることができる。
また、部品実装情報を書き替えられるようにしたので、回路基板に実装される部品の変更や部品数の変更に容易に対応することができる。
また、部品用ICタグから読み取られた部品名情報と、実装シーケンスプログラムにより実装指示がなされている部品の部品名情報とが一致したときにのみ、部品のマウントを行うようにしたので、部品の誤実装を防止することができる。
また、部品用ICタグから部品名情報が読み取れない場合、または、部品名情報及びその読取位置情報と部品実装情報とが一致しない場合は、回路基板を加熱する前に外部に排出するようにしたので、誤った位置にマウントされている部品が回路基板に実装されてしまうことが防止される。
図1に示すように、本発明の回路基板に相当するプリント基板10は、既知のリジットプリント基板であり、その部品実装面(上面)10aには、第1〜第4部品実装エリア12a,12b,12c,12dが設けられている。つまり、本実施形態では、プリント基板10に4個の電子部品が実装される。そして、部品実装面10a上には、第1部品実装エリア12aを囲うように第1電極端子14aが設けられているとともに、第2〜第4部品実装エリア12b〜12dをそれぞれ挟み込むように第2〜第4電極端子14b,14c,14dが設けられている。
第1〜第4部品実装エリア12a〜12dの略中央部には、第1〜第4基板用IC(Integrated Circuit)タグ16a,16b,16c,16dが接着固定されている。なお、各部品実装エリア12a〜12d上に各基板用ICタグ16a〜16dを接着固定する代わりに、各基板用ICタグ16a〜16dを基板内に埋め込むようにしてもよい。
各基板用ICタグ16a〜16dは、周知のように、電磁波を媒体にして交信可能な小型の非接触型ICメモリであり、図示は省略するが情報を記憶するICメモリチップと、このICメモリチップに外部から無線によりアクセスできるように電磁波を送受信するアンテナ部とから構成される。各基板用ICタグ16a〜16dは、無線により各種の認証を行うRFID(Radio Frequency Identification)システムの構成要素として広く普及しつつあり、無線タグやRFIDタグや電子荷札などとも呼ばれる。各基板用ICタグ16a〜16dのサイズは、数mm四方程度の大きさで、厚みもコンマ数mm程度であるため、第1〜第4部品実装エリア12a〜12d上に貼り付けたとしても電子部品の実装の邪魔にはならない。
第1基板用ICタグ16aには、第1部品実装エリア12aに電子部品を実装するための第1部品実装情報17aが記憶され、以下同様に第2〜第4基板用ICタグ16b〜16dには、第2〜第4部品実装情報17b〜17dがそれぞれ記憶されている。各部品実装情報17a〜17dは、実装される電子部品の部品名情報と、本発明の実装位置情報に相当する位置座標情報及び角度情報とから構成される。そして、これら各部品実装情報17a〜17dは、プリント基板10に電子部品を実装して製造される実装基板18(図4参照)の設計図に基づいて作成される。
図2の符号18aは、実装基板18(図4参照)の設計図である。本実施形態では、第1部品実装エリア12aに実装される電子部品を「IC(ICチップ)1」とし、第2部品実装エリア12bに実装される電子部品を「IC(ICチップ)2」とし、第3部品実装エリア12cに実装される電子部品を「R(抵抗)1」とし、第4部品実装エリア12dに実装される電子部品を「C(コンデンサ)1」としている。この図2に示した設計図に基づいて、「IC1」、「IC2」、「R1」、「C1」の部品名と、位置座標(X,Y)と、後述する角度とをまとめた部品実装表が作成される。
図3の符号19は、図2の設計図18aに基づいて作成された部品実装表である。この部品実装表19には、「部品名」欄、「X座標」欄、「Y座標」欄、「角度」欄が設けられている。「部品名」欄には、「IC1」、「IC2」、「R1」、「C1」の部品名が記入される。本実施形態では、「IC1」として「MPU−A」が実装され、「IC2」として「ROM−A」が実装され、「R1」として「aΩ」が実装され、「C1」として「bF」が実装される。なお、以下の説明ではMPU−Aに符号20を付し、ROM−Aに符号21を付し、aΩに符号22を付し、bFに符号23を付して説明を行う。
「X座標」欄、「Y座標」欄には、MPU−A20、ROM−A22、aΩ24、bF26(以下、必要に応じて各電子部品20〜23という)の(X,Y)座標がそれぞれ記入される。各部品20〜23の(X,Y)座標は、プリント基板10のROM−A22側(「IC2」側)のコーナ部(図2参照)を原点として求められている。具体的な各電子部品20〜23の(X,Y)座標は、本実施形態では、MPU−A20が(1,2)であり、ROM−A21が(1,1)であり、aΩ22が(2,2)であり、bF23が(2,1)である。
「角度」欄は、詳しくは後述するが、各電子部品20〜23を対応する各部品実装位置12a〜12dにマウントする前に、各電子部品20〜23を図2中のXY方向に垂直な方向、つまり、プリント基板10の法線方向を回転軸として回転させる角度(°)が記入される。この角度欄に記入される値を変えることで、プリント基板10にマウントされる各電子部品20〜23の向きを個々に調整することができる。本実施形態では、図2中のY軸プラス方向を0(°)としたときに、MPU−A20が0(°)であり、ROM−A21が180(°)であり、aΩ22が0(°)であり、bF23が90(°)である。
図1に示すように、上述の部品実装表19(図3参照)に基づき、各基板用ICタグ16a〜16dには、第1〜第4部品実装情報17a〜17dが記憶される。具体的に、各部品実装情報17a〜17dとしては(部品名,X座標,Y座標,角度)が記憶される。第1基板用ICタグ16aには、第1部品実装情報17aとして(MPU−A,1,2,0)が記憶されており、第2基板用ICタグ16bには、第2部品実装情報17bとして(ROM−A,1,1,180)が記憶されている。また、第3基板用ICタグ16cには、第3部品実装情報17cとして(aΩ,2,2,0)が記憶されており、第4基板用ICタグ16dには、第4部品実装情報17dとして(bF,2,1,90)が記憶されている。
各基板用ICタグ16a〜16dへの各部品実装情報17a〜17dの書き込みは、ICタグ16a〜16dをプリント基板10の各部品実装エリア12a〜12dに接着固定する前に行ってもよいし、ICタグ16a〜16dの接着固定後に行ってもよい。各基板用ICタグ16a〜16dが接着固定されたプリント基板10は、実装ライン25(図4参照)に投入され、そこで、上述の各部品20〜23が実装されて実装基板18が製造される。
図4及び図5に示すように、実装ライン(部品実装システム)25は、無限軌道運動するコンベアベルト27に沿って配置された基板用ICタグ読取装置(以下、単にICタグ読取装置という)29と、半田印刷装置31と、部品実装装置(マウンタ)33と、リフロー装置35とから構成される。コンベアベルト27は、プリント基板10をICタグ読取装置29、半田印刷装置31、部品実装装置33、リフロー装置35の順に搬送する。
ICタグ読取装置29は、本発明の基板用ICタグ読取手段に相当するものであり、プリント基板10の各基板用ICタグ16a〜16d(図1参照)に記憶されている第1〜第4部品実装情報17a〜17dを読み取る。このICタグ読取装置29は、各基板用ICタグ16a〜16dと交信してタグ内の情報を読み取り可能なタグリーダ29a(図5参照)を備えている。このタグリーダ29aは、コンベアベルト27の幅方向の長さよりも長く形成されている。これにより、プリント基板(実装基板)の品種が変わって、それに伴い基板用ICタグの位置が変わったとしても、基板用ICタグ内の情報を読み取ることができる。
半田印刷装置31は、プリント基板10の各電極端子14a〜14dにクリーム半田を印刷する。部品実装装置33は、詳しくは後述するが、プリント基板10の各部品実装エリア12a〜12dのそれぞれに、対応する電子部品20〜23をマウントする。この部品実装装置33には、各電子部品20〜23を供給する部品供給ユニット37が取り付けられている。
部品供給ユニット37には、複数の部品カセット39がセットされている。部品カセット39は、同一品種の電子部品を複数保持する部品テープ41を部品リール42に巻き回したものである(図13参照)。部品テープ41は、1つの品種の電子部品、例えば、MPU−A20を一定間間隔で複数個保持するキャリアテープ41aと、キャリアテープ41aに貼り付けられてMPU−A20を覆うカバーテープ41bとから構成される(図13参照)。
本実施形態の部品供給ユニット37には、上述の各電子部品20〜23を保持する4種類の部品カセット39の他に、他品種のプリント基板に実装される電子部品を保持する複数種類の部品カセット39がセットされている。本実施形態では、プリント基板10を含む各品種のプリント基板を実装ライン25に投入する前に、各プリント基板毎に上述の部品実装表19(図3参照)を作成する。このため、オペレータは、実装ライン25に投入されるプリント基板の部品実装表19に従って、各部品実装表19に載っている全ての電子部品に対応する部品カセット39を部品供給ユニット37にセットしておく。
また、部品供給ユニット37には、図示は省略するが各部品カセット39から部品テープ41を間欠的に送り出すテープ送出機構と、各部品テープ41のキャリアテープ41a(図13参照)からカバーテープ41b(図13参照)を剥離するテープ剥離機構と、カバーテープ41bが剥離された各キャリアテープ41aを部品実装装置33内に案内するテープガイド機構とが設けられている。
部品実装装置33には、吸着ヘッド43と、ヘッド制御機構45とが設けられている。吸着ヘッド43は、そのヘッド部43aに吸着ノズル47(図13参照)を有している。そして、吸着ノズル47(図13参照)の先端部を部品テープ41に保持されている電子部品、例えば、MPU−A20に接触させた状態で、この吸着ノズル47よりエアを吸引することにより、吸着ノズル47にMPU−A20が吸着保持される。そして、吸着ノズル47からのエアの吸引を停止することで、MPU−A20の吸着保持が解除される。
ヘッド制御機構45は、本発明のマウント手段に相当するものであり、吸着機構49と、ヘッド移動機構51とから構成される(図5参照)。吸着機構49は、図示は省略するが、例えば真空ポンプ等の負圧源と、この負圧源及び吸着ヘッド43を接続するエアチューブと、このエアチューブの途中に設けられた電磁弁とから構成される。この吸着機構49は、吸着ヘッド43によるエアの吸引・吸引停止、つまり、電子部品の吸着保持・保持解除を切替制御するためのものである。
ヘッド移動機構51として、例えばXYZロボットが用いられる。ヘッド移動機構51は、吸着ヘッド43をX、Y、Z方向(図4及び図13参照)に移動自在に保持するとともに、Z軸を中心として360°回転自在に保持している。これにより、吸着ヘッド43を、部品テープ41からプリント基板の品種に応じた電子部品を吸着可能な吸着待機位置と、吸着した電子部品をプリント基板の対応する部品実装エリアにマウント可能なマウント待機位置と、装置33内の所定の位置に退避した退避位置との間で移動させることができる。
詳しくは後述するが、ヘッド制御機構45の駆動を制御することで、吸着ヘッド43によりMPU−A20、ROM−A21、aΩ22、bF23が部品テープ41から順にピックアップされて、プリント基板10の対応する各部品実装エリア12a〜12dにマウントされる。全ての電子部品20〜23のマウントが完了したプリント基板10は、リフロー装置35に搬送される。
リフロー装置35は、本発明の加熱手段に相当するものであり、その内部を搬送されるプリント基板10を加熱する。これにより、プリント基板10の各電極端子14a〜14dに印刷されたクリーム半田が溶融して、各電極端子14a〜14dと各電子部品20〜23の図示しない接続端子とが半田付けされる。以上でプリント基板10への各電子部品20〜23の実装が完了して、実装基板18が製造される。
図5に示すように、実装ライン25を構成するICタグ読取装置29、半田印刷装置31、部品実装装置33、リフロー装置35、及び部品供給ユニット37は、コントローラ55により制御される。このコントローラ55には、詳しくは後述するマウントプログラム生成部57、部品実装装置33のヘッド制御機構45の駆動を制御するヘッド制御部59の他に、図示は省略するが、各装置29,31,33,35や部品供給ユニット27の各部の駆動を制御する各種制御部が設けられている。
マウントプログラム作成部59は、上述のICタグ読取装置29により読み取られた部品実装情報に基づき、ヘッド制御機構45を駆動するマウントプログラム(実装シーケンスプログラム)を作成する。例えば、プリント基板10がICタグ読取装置29内に搬送されると、ICタグ読取装置29により読み取られた各部品実装情報17a〜17dがマウントプログラム作成部59に入力される。マウントプログラム作成部59は、各部品実装情報17a〜17dに基づき、各電子部品20〜23をプリント基板10にマウントするマウントプログラムを生成する。
マウントプログラムは、例えば下記(1)〜(4)のプログラムから構成される。
・ 部品テープ41からMPU−A20をピックアップし、このMPU−A20を、Z軸を回転軸として回転させることなく、プリント基板10の(1,2)座標にマウントするプログラム。
・ 部品テープ41からROM−A21をピックアップし、このROM−A21を、Z軸を回転軸として180°回転させた後、プリント基板10の(1,1)座標にマウントするプログラム。
・ 部品テープ41からaΩ22をピックアップし、このaΩ22を、Z軸を回転軸として回転させることなく、プリント基板10の(2,2)座標にマウントするプログラム。
・ 部品テープ41からbF23をピックアップし、このbF23を、Z軸を回転軸として90°回転させた後、プリント基板10の(2,1)座標にマウントするプログラム。
なお、上記(1)〜(4)のプログラムの実行順序は特に限定はされないが、本実施形態では(1)〜(4)の順に実行されるものとする。
マウントプログラム生成部57で作成されたマウントプログラムは、ヘッド制御部59に入力される。ヘッド制御部59は、入力されたマウントプログラムに基づき、ヘッド制御機構45を駆動して、プリント基板10に各電子部品20〜23をマウントする。
ヘッド制御部59は、ヘッド駆動機構51を駆動して、部品テープ41に保持されているMPU−A20を吸着する吸着待機位置に吸着ヘッド43を移動させる。なお、コントローラ55内の図示しないRAMには、部品供給ユニット37にセットされている各部品カセット39のセット位置を示すセット位置情報が予め記憶されており、上述のMPU−A20の吸着待機位置は、各部品カセット39のセット位置情報に基づいて決定される。
ヘッド制御部59は、吸着ヘッド43がMPU−A20の吸着待機位置に移動したら、吸着機構49を駆動して吸着ヘッド43によりMPU−A20を吸着保持させる。次いで、ヘッド制御部59は、ヘッド移動機構51を駆動して、MPU−A20がプリント基板10上の(1,2)座標にマウントされるように、吸着ヘッド43を移動させる。これにより、MPU−A20がプリント基板10の第1部品実装エリア12a上にマウントされる。そして、ヘッド制御部59は、吸着機構49を駆動して、吸着ヘッド43によるMPU−A20の吸着保持を解除させる。以上でMPU−A20のマウントが完了する。
以下同様に、ヘッド制御部59は、吸着機構49及びヘッド移動機構51を駆動して、吸着ヘッド43によりROM−A21、aΩ22、bF23を部品テープ41から順にピックアップして、プリント基板10の対応する第2〜第4部品実装エリア12b〜12dにマウントする。以上で、プリント基板10への各電子部品20〜23のマウントが完了する。
他品種のプリント基板(図示せず)が実装ライン25に投入された場合も、同様の手順で電子部品が実装される。つまり、他品種のプリント基板がICタグ読取装置29に搬送されると、この基板上の基板用ICタグに記憶されている部品実装情報がICタグ読取装置29により読み取られ、各部品実装情報がマウントプログラム作成部59に入力される。マウントプログラム作成部59は、入力された部品実装情報に基づき、新たなマウントプログラムを生成してヘッド制御部45に入力する。そして、ヘッド制御部49は、他品種のプリント基板が部品実装装置33に搬送されたら、新たに入力されたマウントプログラムに基づき吸着機構49及びヘッド移動機構51を駆動して、電子部品の実装を行う。
以上のように、本実施形態では、プリント基板に設けられている基板用ICタグに記憶されている部品実装情報に基づいてマウントプログラムを生成し、このマウントプログラムに基づいて電子部品のマウントを行うようにしたので、品種の異なるプリント基板が如何なる順序で実装ライン25に投入されても、自動的に電子部品のマウントを行うことができる。なお、実装ライン25に多品種のプリント基板を投入する場合には、上述したように、各品種のプリント基板の部品実装表19(図3参照)に従って、対応する全ての部品カセット39を部品供給ユニット37にセットしておく。
なお、上述の実装ライン25では、多品種のプリント基板に電子部品の実装が行えるように、基板用ICタグに記憶されている部品実装情報に基づいてマウントプログラムを生成しているが、実装ラインによっては投入されるプリント基板の品種が限定される場合がある。この場合には、上述のマウントプログラム生成部57の代わりに、実装ラインに投入される全品種のプリント基板に対応する複数のマウントプログラムを記憶したマウントプログラム記憶部(図示せず)を設ける。そして、基板用ICタグから読み取られた部品実装情報に基づき、マウントプログラム記憶部より対応するマウントプログラムをロードして、ヘッド制御機構45を駆動するようにしてもよい。
次に、図6のフロー図を用いて実装ライン25の実装処理について説明を行う。実装ライン25に投入されるプリント基板10の第1〜第4部品実装エリア12a〜12dに、対応する第1〜第4基板用ICタグ16a〜16dを接着固定しておく。また、各基板用ICタグ16a〜16dには、それぞれ対応する第1〜第4部品実装情報17a〜17dを予め記憶させておく。なお、実装ライン25に投入される他品種のプリント基板にも同様に、部品実装情報を記憶させた基板用ICタグを接着固定しておく。
オペレータは、上述のプリント基板10等を実装ライン25に投入する前に、実装ライン25に投入される全品種のプリント基板の部品実装表19(図3参照)に従って、対応する全ての部品カセット39を部品供給ユニット37にセットしておく。このセット作業が完了した後、オペレータは実装ライン25の運転を開始させる。プリント基板10及び他品種のプリント基板は、順次コンベアベルト27に載せられ、コンベアベルト27により搬送される(図4参照)。
プリント基板10がICタグ読取装置29に搬送されると、タグリーダ29aによりプリント基板10の各基板用ICタグ16a〜16dに記憶されている第1〜第4部品実装情報17a〜17dが読み取られる。そして、読み取られた各部品実装情報17a〜17dは、コントローラ55のマウントプログラム生成部57に入力される。マウントプログラム生成部57は、入力された各部品実装情報17a〜17dに基づいてマウントプログラムを生成し、このマウントプログラムをヘッド制御部59に入力する。なお、上述したように、マウントプログラム記憶部(図示せず)より対応するマウントプログラムをロードしてヘッド制御部59に入力してもよい。
ICタグ読取装置29を通過したプリント基板10は、半田印刷装置31に搬送される。プリント基板10は、半田印刷装置31により各電極端子14a〜14dにクリーム半田が印刷される。クリーム半田印刷後、プリント基板10は部品実装装置33に搬送される。
プリント基板10が部品実装装置33内に搬送され、この装置33内の所定位置に位置決めされたら、電子部品の実装が開始される。コントローラ55のヘッド制御部59は、先に入力されたマウントプログラムに基づいて、ヘッド制御機構45を構成する吸着機構4及びヘッド移動機構51を駆動する。
ヘッド制御部59は、ヘッド移動機構51を駆動して、吸着ヘッド43により吸着ヘッド43によりMPU−A20、ROM−A21、aΩ22、bF23を部品テープ41から順にピックアップして、プリント基板10の対応する第1〜第4部品実装エリア12a〜12dにマウントする。全ての電子部品20〜23のマウントが完了したプリント基板10は、リフロー装置35に搬送される。
プリント基板10がリフロー装置35の基内に搬送されると、プリント基板10が加熱される。そして、プリント基板10がリフロー装置35内を搬送される間に、クリーム半田が溶融して、各電子部品20〜23がプリント基板10に半田付けされる。以上でプリント基板10への各電子部品20〜23の実装が完了して、実装基板18が製造される。
以下、実装ラインに投入された全てのプリント基板への電子部品の実装が完了するまで、上述の処理が繰り返し行われる。例えば、プリント基板10の後に他品種のプリント基板(図示せず)が実装ライン25に投入された場合には、ICタグ読取装置29で読み取られた部品実装情報に基づき、新たなマウントプログラムが作成されてヘッド制御部59に入力される。これにより、ヘッド制御部49は、新たに入力されたマウントプログラムに基づき、吸着機構49及びヘッド移動機構51を駆動して、電子部品のマウントを行うことができる。
このように、本実施形態では実装ライン25に投入される全品種のプリント基板に対応する部品カセット39を部品供給ユニット37にセットしておく。そして、プリント基板の基板用ICタグに記憶されている部品実装情報に基づいてマウントプログラムを生成して、このマウントプログラムに従って対応する電子部品をプリント基板にマウントするようにしたので、オペレータがプリント基板の品種切替時に従来行っていた上述の段取り替え作業を自動化することができる。これにより、多品種のプリント基板を実装ライン25に投入する際に、オペレータの負担を大幅に減らすことができる。また、多品種のプリント基板に連続して電子部品を実装することができるので、実装ライン25の生産効率を従来よりも高くすることができる。
なお、上記実施形態では、各基板用ICタグ16a〜16dがプリント基板10の各部品実装エリア12a〜12dに設けられているが、本発明はこれに限定されるものでなく、ICタグ読取装置29による読み取りが可能であれば、プリント基板10の任意の位置に設けられていてもよい。また、1つの基板用ICタグに第1〜第4部品実装情報を記憶させるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プリント基板10としてリジットプリント基板を例に挙げて説明を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、フレキシブルプリント基板やセラミック基板等の各種プリント基板に電子部品を実装する際に本発明を適用することができる。
次に、図7を用いて本発明の第2の実施形態の実装ライン65について説明を行う。この実装ライン65は、上述の第1の実施形態の実装ライン25と基本的には同じ構造である。ただし、実装ライン65では、ICタグ読取装置29の基板搬送方向上流側に、ICタグ書替装置67が設けられている。なお、この第2の実施形態において、上述の実装ライン25及び実装基板18(プリント基板10)で説明した部材と同じものについては、同一符号を付してその説明は省略する(以下、第3の実施形態以降も同様)。
ICタグ書替装置67は、本発明の部品実装情報書替手段に相当するものであり、コンベアベルト27により搬送されるプリント基板10の部品実装面10aと対向する位置に配置されている。このICタグ書替装置67は、プリント基板10(実装基板18)の仕様変更、例えば、実装される電子部品20〜23の品種等が変更される場合に、プリント基板10の各基板用ICタグ16a〜16d(図1参照)と交信してタグ内の情報を書き替える。
以下、例えばプリント基板10の第2部品実装エリア12bに実装されるROM−A21を、他品種のROM−F(図示せず)に部品変更する場合について説明を行う。部品変更を行う場合には、図8に示すように、「IC2」に搭載されるICチップの部品名をROM−AからROM−Fに変更した部品実装表19aを作成しておく。オペレータは、この変更された部品実装表19aに基づき、ICタグ書替装置67に第2基板用ICタグ16bの書替指示を入力しておく。
コンベアベルト27によりプリント基板10がICタグ書替装置67と対面する位置まで搬送されると、先に入力された書替指示に基づいて、ICタグ書替装置67により書き替えが行われる。これにより、図9に示すように、第2基板用ICタグ16bに記憶されている第2部品実装情報17bが(ROM−A,1,1,180)から(ROM−F,1,1,180)に書き替えられる。
また、プリント基板10に実装される電子部品20〜23の定数変更を行う場合にも、同様の手順でICタグ書替装置67により各基板用ICタグ16a〜16dに記憶されている部品実装情報を書き替えればよい。なお、定数を増やす場合には、1つの基板用ICタグに複数の部品実装情報が入力されるようにしてもよい。
次に、図10のフロー図を用いて実装ライン65の実装処理について説明を行う。プリント基板10に実装される各電子部品20〜23の部品変更や定数変更等が生じた場合には、上述したように、ICタグ書替装置67により対応する基板用ICタグ16a〜16dに記憶されている部品実装情報17a〜17dを書き替える。部品実装情報17a〜17dの書き替えが終了したプリント基板10は、ICタグ読取装置29に向けて搬送される。また、部品変更や定数変更を行わない場合には、プリント基板10はそのままICタグ読取装置29に向けて搬送される。
プリント基板10がICタグ読取装置29に搬送されると、ICタグ読取装置29で読み取られた部品実装情報に基づき、マウントプログラムが作成される。この際に、部品実装情報の書き替えが行われた場合には、書替内容を反映したマウントプログラムが作成される。以下、上述の第1の実施形態(図6参照)で説明したように、クリーム半田の印刷、マウントプログラムに基づく電子部品のマウント、リフローが順に行われて、実装基板18が製造される。
以上のように、第2の実施形態の実装ライン65では、プリント基板の基板用ICタグに記憶されている部品実装情報を書き替えて、この書替内容をマウントプログラムに反映することができるので、プリント基板に実装される電子部品の部品変更や定数変更に容易に対応することができる。
なお、上述の第1及び第2の実施形態では、プリント基板10に電子部品20〜23を実装する際に、吸着ヘッド43により部品テープ41から対応する電子部品20〜23を順にピックアップして、プリント基板10の対応する部品実装エリア12a〜12dにマウントしている。この際に、部品テープ41から電子部品20〜23以外の電子部品を誤ってピックアップして、部品実装エリア12a〜12dにマウントしてしまうおそれがある。
そこで、本発明の第3の実施形態の実装ライン75では、部品テープ41から電子部品をピックアップする前に、この部品テープ41に保持されている電子部品の部品名と、部品実装エリアに実装されるべき電子部品の部品名との照合を行う。そして、両者が一致したときのみ部品テープ41から電子部品をピックアップして、対応する部品実装エリアにマウントする。以下、図11〜図13を用いて実装ライン75について具体的に説明する。
実装ライン75には、上述の実装ライン25,65と異なり、ICタグ読取装置29(図4及び図7参照)が設けられていないが、部品実装装置33とリフロー装置35との間に、詳しくは後述する部品用ICタグ読取装置77と排出装置79とが設けられている。また、実装ライン75の部品供給ユニット37には、実装ライン75に投入される全品種のプリント基板に対応する部品カセット39がセットされている。この際に、各部品カセット39の部品テープ41に保持されている電子部品、例えば、プリント基板10に実装されるMPU−A20には、第1部品用ICタグ81aが接着固定され、以下同様に、ROM−A21、aΩ22、bF23には、第2〜第4部品用ICタグ81b〜81dが接着固定されている(図12及び図13参照)。
第1〜第4部品用ICタグ81a〜81dには、それぞれ対応する部品の部品名情報82aが記憶されている。第1部品用ICタグ81aには「MPU−A」が記憶され、第2部品用ICタグ81bには「ROM−A」が記憶され、第3部品用ICタグ81cには「aΩ」が記憶され、第4部品用ICタグ81dには「bF」が記憶されている。
部品実装装置33の吸着ヘッド43のヘッド部43aには、吸着ノズル47の他にタグリーダ83が設けられている(図12及び図13参照)。タグリーダ83は、本発明の第1部品用ICタグ読取手段に相当するものであり、吸着ヘッド47により各電子部品20〜23をピックアップする前に、各部品用ICタグ81a〜81dと交信してタグ内の部品名情報82aを読み取る。なお、各部品用ICタグ81a〜81dは、タグリーダ83により読取可能な位置に接着固定されている(図13参照)。そして、タグリーダ83により読み取られた情報は、コントローラ85に入力される。
部品用ICタグ読取装置(以下、単にICタグ読取装置という)77は、本発明の第2部品用ICタグ読取手段に相当するものであり、部品実装装置33の基板搬送方向下流側に配置されている。部品用ICタグ読取装置77は、電子部品マウント後のプリント基板、例えばプリント基板10にマウントされた各電子部品20〜23の各部品用ICタグ81a〜81dに記憶されている部品名情報82aを読み取る。このICタグ読取装置77は、各部品用ICタグ81a〜81dと交信してタグ内の情報を読み取り可能なタグリーダ77a(図12参照)を備えている。このタグリーダ77aで読み取られた情報もコントローラ85に入力される。
排出装置79は、本発明の排出手段に相当するものであり、ICタグ読取装置77とリフロー装置35との間に配置され、図示は省略するがXYZロボットと、吸着ヘッドとから構成される。そして、この排出装置79は、詳しくは後述するが、NG基板と判定されたプリント基板を実装ライン75から排出する。
コントローラ85は、基本的には上述のコントローラ55と同じものである。ただし、コントローラ85には、上述のヘッド制御部59の他に、マウントプログラム記憶部87、排出制御部89が設けられている。
マウントプログラム記憶部87には、プリント基板10を含む実装ライン75に投入される全ての品種のプリント基板に対応する複数のマウントプログラムが記憶されている。オペレータにより、図示しない操作パネルを介して、実装ライン75に投入されるプリント基板としてプリント基板10が選択されると、マウントプログラム記憶部87よりプリント基板10に対応するマウントプログラムがロードされる。
ヘッド制御部59は、プリント基板10が部品実装装置33内に搬送されたら、ロードされたマウントプログラムに基づきヘッド制御機構45を駆動して、プリント基板10への電子部品20〜23のマウントを開始する。ヘッド制御部59は、ヘッド移動機構51を駆動して、部品テープ41に保持されているMPU−A20を吸着する吸着待機位置に吸着ヘッド43を移動させる。
吸着ヘッド43がMPU−A20の吸着待機位置に移動したら、吸着ヘッド43のタグリーダ83によりMPU−A20の第1部品用ICタグ81a内に記憶されている部品名情報82aを読み取る。タグリーダ38で読み取られた部品名情報82aは、ヘッド制御部59の照合部59aに入力される。照合部59aは、本発明の第1及び第2照合手段に相当するものであり、入力された部品名情報82aと、マウントプログラムにより実装の指示がなされている「MPU−A」とが一致しているか否かを照合する。そして、ヘッド制御部59は、照合部59aによる照合で一致が確認されたら、吸着機構49を駆動して吸着ヘッド43によりMPU−A20を吸着保持させる。
また、ヘッド制御部59は、照合部59aによる照合で不一致が確認されたら、マウント作業を中止してモニタ(図示せず)にエラー表示を行う。なお、ヘッド制御部59は、MPU−A20が欠品して部品名情報82aが入力されない場合にも同様にエラー表示を行う。オペレータは、モニタにエラー表示が表示されたら、部品供給ユニット37にMPU−A20を供給する部品カセット39がセットされているか否かを確認する。
ヘッド制御部59は、吸着ヘッド43によりMPU−A20が吸着保持されたら、ヘッド移動機構51を駆動して、MPU−A20をプリント基板10の第1部品実装エリア12a上にマウントさせる。次いで、ヘッド制御部59は、吸着機構49を駆動して吸着ヘッド43による吸着保持を解除させる。以上でMPU−A20のマウントが完了する。以下同様にして、ROM−A21、aΩ22、bF23をピックアップする前に、各部品用ICタグ81b〜81dに記憶されている部品名情報82aを確認してから、吸着ヘッド43によりROM−A21、aΩ22、bF23をピックアップ及びマウントする。
全ての電子部品20〜23のマウントが完了したプリント基板10は、ICタグ読取装置77に搬送される。そして、各電子部品20〜23の部品用ICタグ81a〜81d内に記憶されている部品名情報82aが、タグリーダ77aにより読み取られる。読み取られた部品名情報82aは排出制御部89に入力される。
排出制御部89には、部品名情報82aの他に、マウントプログラム記憶部87よりプリント基板10に対応するマウントプログラムが入力される。そして、排出制御部89は、マウントプログラムに基づくプリント基板10のマウント情報と、各部品用ICタグ81a〜81dから読み取られた部品名情報82a及びその読取位置情報とを照合する。ここで、マウント情報とは、プリント基板10に実装される電子部品の部品名情報と実装位置情報とから構成される。そして、両者が一致した場合には、プリント基板10はそのままリフロー装置35に向けて搬送される。また、両者が一致しなかった場合、或いは、各部品用ICタグ81a〜81dからの読み取りが不可能な場合には、プリント基板10をNG基板であると判定する。
排出制御部89は、プリント基板10をNG基板であると判定したら、上述の排出装置79を駆動してNG基板を実装ライン75外に排出させる。リフロー前であればプリント基板10にマウントされた電子部品の取り外しは容易に行うことができるので、電子部品を取り外した後、プリント基板10を再度実装ライン75に投入することができる。
次に、図14のフロー図を用いて実装ライン75の実装処理について説明を行うとともに、図15のフロー図を用いて部品実装装置33のマウント処理について説明を行う。オペレータにより、図示しない操作パネルを介して、マウントプログラム記憶部87よりプリント基板10に対応するマウントプログラムをロードさせる。次いで、オペレータは実装ライン75にプリント基板10を投入する。実装ライン75に投入されたプリント基板10は、コンベアベルト27により半田印刷装置31に搬送されて、そこでクリーム半田が印刷された後、部品実装装置33に搬送される。
プリント基板10が部品実装装置33内に搬送されたら、コントローラ55のヘッド制御部59は、ロードされたマウントプログラムに基づいて、ヘッド制御機構45を駆動する。これにより、電子部品20〜23のマウントが開始される。
ヘッド制御部59は、ヘッド移動機構51を駆動して、吸着ヘッド43をMPU−A20の吸着待機位置に移動させる。次いで、吸着ヘッド43のタグリーダ83によりMPU−A20の第1部品用ICタグ81a内に記憶されている部品名情報82aを読み取る。ヘッド制御部59は、部品名情報82aが「MPU−A」であったら、吸着機構49を駆動して吸着ヘッド43によりMPU−A20を吸着保持させる。次いで、ヘッド制御部59は、ヘッド移動機構51を駆動して、吸着保持されたMPU−A20をプリント基板10の第1部品実装エリア12a上にマウントさせた後、吸着機構49を駆動して、吸着ヘッド43による吸着保持を解除させる。以上でMPU−A20のマウントが完了する。
また、ヘッド制御部59は、入力された部品名情報82aが「MPU−A」以外であったら、マウント作業を中止してモニタ(図示せず)にエラー表示を行う。以下同様にして、ROM−A21、aΩ22、bF23の各部品用ICタグ81b〜81dに記憶されている部品名情報82aを確認してから、吸着ヘッド43によるROM−A21、aΩ22、bF23のピックアップ及びマウントを順に行う。
全ての電子部品20〜23のマウントが完了したら、プリント基板10は、IC読取装置77に搬送される。プリント基板10がICタグ読取装置77に搬送されると、タグリーダ77aにより各電子部品20〜23の部品用ICタグ81a〜81d内に記憶されている部品名情報82aが読み取られる。読み取られた部品名情報82aは、コントローラ85の排出制御部89に入力される。
排出制御部89は、各部品用ICタグ81a〜81dからの読み取りが不可能な場合、または、マウントプログラムに基づくプリント基板10のマウント情報と、各部品用ICタグ81a〜81dの読取結果(部品名情報82a及びその読取位置情報)とを照合して両者が一致しなかった場合には、プリント基板10をNG基板であると判定する。そして、排出制御部89は、プリント基板10をNG基板であると判定したら、排出装置79を駆動してNG基板を実装ライン75外に排出させる。
排出制御部89により一致判定がなされたら、プリント基板10はリフロー装置35に搬送されてリフローされる。これにより、実装基板18が製造される。以下、実装ラインに投入された全てのプリント基板への電子部品の実装が完了するまで、上述の処理が繰り返し行われる。
以上のように、第3の実施形態の実装ライン75では、プリント基板に実装される電子部品に部品名情報を記憶させた部品用ICタグを設けておき、部品用ICタグに記憶されている部品名情報を確認してから、吸着ヘッド43による電子部品のピックアップ及びマウントを行うようにしたので、電子部品の誤実装を防止することができる。
また、実装ライン75では、部品実装装置33によるマウント後にICタグ読取装置で部品用ICタグの読み取りを行い、この読取結果とマウントプログラムに基づくマウント情報とを照合するようにしたので、電子部品が誤った位置にマウントされているプリント基板がリフローされてしまうことが防止される。
図16及び図17に示すように、本発明の第4の実施形態の実装ライン105は、上述の第1の実施形態の実装ライン65(図4及び図5参照)と、上述の第3の実施形態の実装ライン75(図11及び図12参照)とを組み合せたものである。
実装ライン105は、コンベアベルト27に沿って配置されたICタグ読取装置29、半田印刷装置31、部品実装装置33及び部品供給ユニット37、ICタグ読取装置77、排出装置79、リフロー装置35から構成される。また、実装ライン105のコントローラ107内には、マウントプログラム生成部57、ヘッド制御部59、排出制御部89が設けられている。
実装ライン105では、上述の第1の実施形態で説明したように、プリント基板の基板用ICタグ(図1参照)に記憶されている部品実装情報に基づいてマウントプログラムを生成して、このマウントプログラムに従って電子部品をプリント基板にマウントする。また、実装ライン105では、上述の第3の実施形態で説明したように、タグリーダ83による部品名情報の読み取りと、照合部59aによる照合とを行って、部品用ICタグに記憶されている部品名情報を確認してから、吸着ヘッド43による電子部品のピックアップ及びマウントを行う。
次に、図18のフロー図を用いて実装ライン105の実装処理について説明を行う。コンベアベルト27によりプリント基板10がICタグ読取装置29に搬送されると、タグリーダ29aによりプリント基板10の各基板用ICタグ16a〜16dに記憶されている第1〜第4部品実装情報17a〜17dが読み取られる。マウントプログラム生成部57は、読み取られた各部品実装情報17a〜17dに基づいてマウントプログラムを生成し、このマウントプログラムをヘッド制御部59に入力する。そして、ICタグ読取装置29を通過したプリント基板10は、半田印刷装置31でクリーム半田が印刷された後、部品実装装置33に搬送される。
プリント基板10が部品実装装置33内に搬送されたら、コントローラ107のヘッド制御部59は、先に入力されたマウントプログラムに基づいて、ヘッド制御機構45を駆動する。これにより、プリント基板10への電子部品20〜23のマウントが開始される。このマウント時には、上述の図15で説明したフローに従って、各電子部品20〜23の各部品用ICタグ81b〜81dに記憶されている部品名情報82aを確認してから、吸着ヘッド43による各電子部品20〜23のピックアップ及びマウントを順に行う。
全ての電子部品20〜23のマウントが完了したら、プリント基板10はICタグ読取装置77に搬送され、そこで、タグリーダ77aにより各電子部品20〜23の部品用ICタグ81a〜81d内に記憶されている部品名情報82aが読み取られる。読み取られた部品名情報82aは排出制御部89に入力される。
上述したように、排出制御部89によりNG基板であると判定されたプリント基板10は、排出装置79により実装ライン75外に排出される。そして、排出制御部89により一致判定がなされた場合には、プリント基板10はリフロー装置35に搬送されてリフローされる。これにより、プリント基板10への各電子部品20〜23の実装が完了して、実装基板18が製造される。
以上のように第4の実施形態の実装ライン105では、上述の第1の実施形態の実装ライン65(図4及び図5参照)と、上述の第3の実施形態の実装ライン75(図11及び図12参照)とを組み合せることで、第1及び第3の実施形態で説明した効果と同様の効果が得られる。なお、上述の第2の実施形態で説明したように、ICタグ読取装置29の基板搬送方向上流側にICタグ書替装置67を設けて、基板用ICタグ内に記憶されている部品実装情報を書き替えられるようにしてもよい。
プリント基板の正面図である。 実装基板の設計図である。 図2の設計図に基づいて作成された部品実装表である。 第1の実施形態の実装ラインの斜視図である。 第1の実施形態の実装ラインの電気的構成を示したブロック図である。 第1の実施形態の実装ラインの実装処理を説明するためのフロー図である。 第2の実施形態の実装ラインの斜視図である。 図3の部品実装表の一部を書き替えた表である。 部品実装情報が書き替えられたプリント基板の正面図である。 第2の実施形態の実装ラインの実装処理を説明するためのフロー図である。 第3の実施形態の実装ラインの斜視図である。 第3の実施形態の実装ラインの電気的構成を示したブロック図である。 実装ラインの吸着ヘッドの斜視図である。 第3の実施形態の実装ラインの実装処理を説明するためのフロー図である。 部品実装装置のマウント処理を説明するためのフロー図である。 第4の実施形態の実装ラインの斜視図である。 第4の実施形態の実装ラインの電気的構成を示したブロック図である。 第4の実施形態の実装ラインの実装処理を説明するためのフロー図である。
符号の説明
10 プリント基板
12a〜12d 第1〜第4部品実装エリア
16a〜16d 第1〜第4基板用ICタグ
17a〜17d 第1〜第4部品実装情報
18 実装基板
20 MPU−A
21 ROM−A
22 aΩ
23 bF
25 実装ライン
29 基板用ICタグ読取装置
33 部品実装装置
35 リフロー装置
37 部品供給ユニット
39 部品カセット
41 部品テープ
43 吸着ヘッド
55 コントローラ
57 マウントプログラム作成部
59 ヘッド制御部
59a 照合部
65 実装ライン
67 ICタグ書替装置
75 実装ライン
77 部品用ICタグ読取装置
79 排出装置
82a 部品名情報
85 コントローラ
87 マウントプログラム記憶部
89 排出制御部
105 実装ライン
107 コントローラ

Claims (10)

  1. 回路基板に設けられた基板用ICタグから、少なくとも、前記回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報を読み取る工程と、
    前記部品実装情報に基づいて、実装シーケンスプログラムを生成またはロードする工程と、
    前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップし、前記回路基板に前記部品をマウントする工程と、
    前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する工程とを備えることを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記部品実装情報を読み取る工程の前に、前記基板用ICタグに記憶されている前記部品実装情報を書き替える工程を設け、この書き替えられた前記部品実装情報に基づいて前記部品のマウントが行われることを特徴とする請求項1記載の部品実装方法。
  3. 前記回路基板に前記部品をマウントする工程は、
    複数種類の前記各部品に設けられた部品用ICタグから、前記部品の名称を表す部品名情報を読み取る工程と、
    前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報と、前記基板用ICタグから読み取った前記部品実装情報の前記部品名情報とを照合する工程と、
    前記部品名情報が一致したときに前記部品をピックアップして前記回路基板にマウントする工程とを含むことを特徴とする請求項1または2記載の部品実装方法。
  4. 少なくとも、回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報に基づき生成された実装シーケースプログラムをロードする工程と、
    前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップする前に、前記部品に設けられた部品用ICタグから、前記部品の名称を表す部品名情報を読み取る工程と、
    前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報と、前記実装シーケンスプログラムにより実装の指示がなされている前記部品の前記部品名情報とを照合する工程と、
    前記部品名情報が一致したときに前記部品をピックアップして前記回路基板にマウントする工程と、
    前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する工程とを備えることを特徴とする部品実装方法。
  5. 前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する工程の前に、
    前記回路基板にマウントされた前記部品の前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る工程と、
    前記部品名情報が読み取れない場合、または、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報及びその読取位置情報と、前記部品実装情報とを照合して両者が一致しない場合に、前記回路基板を外部に排出する排出工程とを設けることを特徴とする請求項3または4記載の部品実装方法。
  6. 回路基板に設けられ、少なくとも、前記回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報を記憶した基板用ICタグと、
    前記基板用ICタグから前記部品実装情報を読み取る基板用ICタグ読取手段と、
    前記部品実装情報に基づいて、実装シーケンスプログラムを生成またはロードするプログラム生成/ロード手段と、
    前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップし、前記回路基板に前記部品をマウントするマウント手段と、
    前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する加熱手段とを備えることを特徴とする部品実装システム。
  7. 前記基板用ICタグ読取手段の前に、前記基板用ICタグに記憶されている前記部品実装情報を書き替える部品実装情報書替手段を設けておき、
    前記マウント手段は、書き替えられた前記部品実装情報に基づいて前記部品のマウントを行うことを特徴とする請求項6記載の部品実装システム。
  8. 複数種類の前記各部品に設けられ、前記部品の名称を表す部品名情報を記憶した部品用ICタグと、
    前記部品をピックアップする前に、前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る第1部品用ICタグ読取手段と、
    前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報と、前記基板用ICタグから読み取った前記部品実装情報の前記部品名情報とを照合する第1照合手段と、
    前記部品名情報が一致したときに前記部品がピックアップされて前記回路基板にマウントされるように前記マウント手段を制御するマウント制御手段とを備えることを特徴とする請求項6または7記載の部品実装システム。
  9. 少なくとも、回路基板に実装される部品の名称を表す部品名情報と、前記部品の前記回路基板上における実装位置情報とを有する部品実装情報に基づき生成された実装シーケースプログラムを記憶するプログラム記憶手段と、
    前記プログラム記憶手段よりロードされた前記実装シーケンスプログラムに基づいて、予め用意されている複数種類の前記部品の中から対応する前記部品をピックアップし、前記回路基板に前記部品をマウントするマウント手段と、
    前記部品に設けられ、前記部品の名称を表す部品名情報を記憶した部品用ICタグと、
    前記部品をピックアップする前に、前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る第1部品用ICタグ読取手段と、
    前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報、及び前記実装シーケンスプログラムにより実装の指示がなされている前記部品の前記部品名情報を照合する第2照合手段と、
    前記部品名情報が一致したときに前記部品がピックアップされて前記回路基板にマウントされるように前記マウント手段を制御するマウント制御手段と、
    前記回路基板を加熱して前記部品を前記回路基板に実装する加熱手段とを備えることを特徴とする部品実装システム。
  10. 前記加熱手段の前に設けられ、前記回路基板にマウントされた前記部品の前記部品用ICタグから前記部品名情報を読み取る第2部品用ICタグ読取手段と、
    前記第2部品名情報読取手段と前記加熱手段との間に設けられ、前記回路基板を外部に排出する排出手段と、
    前記部品名情報が読み取れない場合、または、前記部品用ICタグから読み取った前記部品名情報及びその読取位置情報と、前記部品実装情報とを照合して両者が一致しない場合に、前記回路基板が排出されるように前記排出手段を制御する排出制御手段とを備えることを特徴とする請求項8または9記載の部品実装システム。
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