JP2008164321A - 外観検査用投光装置 - Google Patents

外観検査用投光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008164321A
JP2008164321A JP2006350982A JP2006350982A JP2008164321A JP 2008164321 A JP2008164321 A JP 2008164321A JP 2006350982 A JP2006350982 A JP 2006350982A JP 2006350982 A JP2006350982 A JP 2006350982A JP 2008164321 A JP2008164321 A JP 2008164321A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
illumination
illumination light
fresnel lens
illumination system
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006350982A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5006024B2 (ja
Inventor
Nobuo Fujisaki
暢夫 藤崎
Makoto Nishizawa
誠 西澤
Mamoru Yasuda
守 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2006350982A priority Critical patent/JP5006024B2/ja
Publication of JP2008164321A publication Critical patent/JP2008164321A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5006024B2 publication Critical patent/JP5006024B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】大型の基板に小型の照明光学系で照明光を照射して外観検査を行う。
【解決手段】観察系本体に支持したガラス基板へマクロ照明光を照射する照明系本体1を設置する。マクロ照明光を照射するマクロ照明光源2と、マクロ照明光源2から第1反射ミラー3にて反射されたマクロ照明光をさらに反射させる第2反射ミラー4と、第2反射ミラー4にて反射されたマクロ照明光を集光するフレネルレンズ5とを第一及び第二フレームユニット6,7に支持して照明系本体1を構成する。照明系本体1は軸受け部32で移動ユニット21の移動フレーム24に設けた揺動軸31に揺動可能に支持させる。そして、直動アクチュエータ34によって照明系本体1を揺動軸31回りに揺動させることで、フレネルレンズ5を通してガラス基板に照射するマクロ照明光を揺動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)用のガラス基板等の検査対象である基板に光を照射して外観を検査する外観検査用投光装置に関する。
近年、液晶ディスプレイ(LCD)やプラズマディスプレイ(PDP)といったフラットパネルディスプレイ(FPD)の製造分野では、ディスプレイ画面の多面取りによるコスト削減といった要望に対応するために、LCDを製造するマザーガラス基板の一辺が2000mmを越えるような大型サイズのものが出現している。
フラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程で製造されるガラス基板に対しては、フォトリソ工程の現像後に欠陥検査が行われており、この欠陥検査の一つの手法として観察者の目視で行うマクロ検査と呼ばれる外観検査が行われている。この外観検査では、ガラス基板に照明光を照射して反射する光を目視観察し、ガラス基板表面の傷や塵などの有無を検査している。
この外観検査装置としては、検査するガラス基板を揺動ステージ上に保持し、この揺動ステージを観察者が目視観察し易い角度に傾斜させて目視観察する外観検査装置本体と、この外観検査装置本体の上部に設置され、ガラス基板の上からマクロ照明光を照射する投光装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。検査装置に用いられる投光装置は、光源からの光を反射ミラーによってフレネルレンズへ向かって反射させ、このフレネルレンズによって集光させて揺動ステージに保持されたガラス基板へ照射するものである。これらの光源、反射ミラー及びフレネルレンズからなる照明光学系は、直方体形状に組み立てたフレームユニットの内部に支持され、外観検査装置本体の上部に組み込まれる。フレームユニット内には、反射ミラーが揺動可能に支持され、この反射ミラーを揺動させることにより照明光をガラス基板上で走査することができるになっている。
また、外観検査装置としては、所定の角度に固定したベースにガラス基板を保持するホルダを移動可能に設け、ベースの上方にマクロ照明光を照射する投光装置が配置されたものが知られている(例えば特許文献2参照)。この検査装置に用いられる投光装置は、マクロ照明光源、反射ミラー及びフレネルレンズが箱状の外装体に収納されており、反射ミラーの下端をヒンジで回動可能に支持し、反射ミラーの上端部を前後に移動させることにより照明光をガラス基板上で走査することができるようになっている。
特開2004−245643号公報 特開平10−111253号公報
ところで、上記のような外観検査装置に用いられる投光装置では、照明光を集光させるフレネルレンズが固定されているため、フレネルレンズのサイズにより照明光の走査範囲に制限を受けることになってしまう。そのため、大きな照射範囲を得ようとすると大きなフレネルレンズが必要になり、外観検査用投光装置の大型化は避けられなくなる。また、薄くて大きな反射ミラーは、小さな揺動によって振動や歪みが生じやすくなる。この揺動に耐えるように反射ミラーを強固なフレームで支持すると、ガラス基板の大型化に比例してフレネルレンズも大型化するとともに、この大型化に伴いフレネルレンズを強固に支持するフレームの重量が増加し、検査用投光装置の軽量化を図ることが困難になるという問題が生ずる。
また、フレネルレンズが固定配置されていると、反射ミラーを揺動させることによりフレネルレンズに入射する照明角度が変化し増大してしまうため、検査用投光装置の軽量化を図ると、大型化されたガラス基板の検査を行うことは困難であった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、大型の基板であっても照明光学系を大型化することなく照明光を確実に照射して外観検査を行うことができる外観検査用投光装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明による外観検査用投光装置は、光源からの照明光を反射させる反射ミラーと、該反射ミラーにて反射させた照明光を集光するフレネルレンズとを有し、該フレネルレンズにて集光された照明光を基板に照射して外観を検査する外観検査用投光装置であって、反射ミラー及びフレネルレンズを揺動させる揺動ユニットを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、検査対象が大型の基板であっても、揺動ユニットによって光源から照射された照明光に対して反射ミラーとフレネルレンズを揺動させることで、基板上を順次照射して全体の外観検査を行うことができ、大型の基板に対して相対的に小型の反射ミラーとフレネルレンズを用いて外観検査を行える。そのため、外観検査用投光装置の小型化と軽量化を図れる。
なお、この場合、反射ミラーとフレネルレンズは一体に配設して一体または連動して揺動させてもよいし、個別に配設して連動して揺動させてもよい。
また、光源、反射ミラー及びフレネルレンズをフレームユニットに支持した照明系本体を備え、該照明系本体が揺動ユニットに揺動可能に支持されていることが好ましい。
照明系本体を揺動させることで、光源、反射ミラー及びフレネルレンズを一体に揺動させることができるため、照明光を確実に基板に導いて走査させることができる。
本発明による外観検査用投光装置は、光源からの照明光を反射させる反射ミラーと、反射ミラーにて反射された照明光を集光するフレネルレンズと、反射ミラー及びフレネルレンズを支持するフレームユニットとを備えていて、フレネルレンズで集光させた光を基板に照射する照明系本体を複数備えており、複数の照明系本体はフレネルレンズで集光されて基板を照射する照明光が互いに交差するように配設され、複数の照明系本体を揺動可能に支持する揺動ユニットを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の照明系本体をその照明光が互いに交差するように配設したことで、照明光が交差する領域での照射面積が増大するため、1つの照明系本体では十分に照射できない大型の基板に対してもこの領域で基板を照射することで効率的に外観検査を行うことができる。しかも、これら複数の照明系本体を揺動ユニットで揺動させることで、上述のように大型の基板に対して相対的に小型の反射ミラーとフレネルレンズからなる照明光学系を用いて基板の外観検査を効率的に行える。
複数の照明系本体は、揺動ユニットによる揺動方向に交差する方向に回動可能な連結回動部材によって連結されていてもよい。
基板に対する照明光の照射方向を揺動方向に交差する方向、好ましくは直交する方向に回動させることで、基板に対する照射角度を変更させて傷や塵、ムラ等の検査を容易に行える。
本発明の外観検査用投光装置によれば、光源からの光を反射させる反射ミラーとともにフレネルレンズも揺動可能としたので、比較的小型の反射ミラーとフレネルレンズを用いて広範囲に光を照射することができ、さらなる大型化された基板に対して照明光を確実に照射して円滑に外観検査を行うことができ、パターンの回折光の確認等も行える。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について図1乃至図5により説明する。
図1は第1実施形態による外観検査用投光装置の照明系本体を示す斜視図、図2は照明系本体の平面図、図3は照明系本体の側面図、図4は照明系本体の揺動ユニットを示す側面図、図5は外観検査用投光装置の移動ユニットを示す要部平面図である。
図1に示すように、この外観検査用投光装置の照明系本体1は、マクロ照明光源2と、このマクロ照明光源2から出射される照明光を内側に向けて折り返す小型の第1反射ミラー3と、この第1反射ミラー3で折り返された照明光を下方に折り返す大型の第2反射ミラー4と、この第2反射ミラー4で反射した照明光を収束させるフレネルレンズ5とからなる照明光学系を有する。この照明光学系を構成するマクロ照明光源2と第1反射ミラー3は、逆三角屋根構造の第1フレームユニット6に支持され、照明光学系を構成する第2反射ミラー4とフレネルレンズ5は、三角屋根構造の第2フレームユニット7により支持されている。
第2フレームユニット7は、矩形状のフレネルレンズ5を支持する4本のフレーム構造部材8a、8b、8c、8dを矩形状に連結したレンズ支持フレーム8と、このレンズ支持フレーム8の両角部に2本のフレーム構造部材9a、9bと9c、9dを逆V字に連結し、この逆V字の頂点部をフレーム構造部材9eで連結する。これにより、第2フレームユニット7は、フレーム構造部材9a、9b、8bと、9c、9d、8dにより側面視三角形状とされ、その頂部同士をフレーム構造部材9eにより連結することによりレンズ支持フレーム8を底面とする三角屋根構造に形成される。
三角屋根の一方の側面を構成するフレーム構造部材9b、9d、9eの内側には、第2反射ミラー4が反射面を下に向けて支持される。
なお、レンズ支持フレーム8は、フレネルレンズ5と液晶散乱板を一体に組み込んだレンズ支持フレームを利用することにより省略することができる。
また、第2反射ミラー4が取り付けられる傾斜面と反対側のフレーム構造部材9a、9cには、マクロ照明光源2と第1反射ミラー3を取り付ける第1フレームユニット6が連結される。第1フレームユニット6は、三角屋根構造の第2フレームユニット7に比べて小さい逆三角屋根構造をなし、フレーム構造部材9a、9cの中央部より下方に配置されている。
第1フレームユニット6は、フレーム構造部材9a、9cの略中央部から水平方向に延在するフレーム構造部材10a、10bと、フレーム構造部材9a、9cの下端部から斜め上方へ延在してフレーム構造部材10a、10bの端部に連結されたフレーム構造部材10c、10dと、フレーム構造部材9a、9cにより側面視逆三角形状に構成される。
第1フレームユニット6を構成するフレーム構造部材10a、10b間には、間隔をあけて一対のフレーム構造部材10e、10fが連結され、これらフレーム構造部材10e、10fにマクロ照明光源2及び第1反射ミラー3が支持される。本実施の形態では、第1反射ミラー3の反射光路が第2反射ミラー4に向けて水平になるように第2反射ミラー4の中心の高さにあわせたが、フレーム構造部材10a,10bをフレーム構造部材9a、9cの中央部からさらに低い位置に取り付け、第1反射ミラー3を第2反射ミラー4の中心より下方に配置するようにしても良い。この第1反射ミラー3を下げることにより、マクロ照明光源2側の光路をコンパクトに折り曲げることが可能になり、フレネルレンズ5の大型化にともなって焦点距離が長くなった場合にも容易に対応することができる。
また、第1フレームユニット6を構成するフレーム構造部材10c、10dにより形成される矩形の対角線には、補強のための筋交いとしてフレーム構造部材10gが斜めに連結されている。そのため、第1フレームユニット6では、側面視でフレーム構造部材10d、8c、10gが三角形状に配置され、フレーム構造部材10c、10e、10gが三角形状に配置されている。
また、フレーム構造部材9b、9d、9e、8aにより構成される矩形の対角線には、第2反射ミラー4を平面に支持するためと補強のための筋交いとしてフレーム構造部材9fが斜めに連結されている。そのため、図2に示すように、第2フレームユニット7の一方の斜面では、フレーム構造部材9b、9e及び9fが三角形状に配置され、またフレーム構造部材9d、8a及び9fが三角形状に配置されている。
上記構造の外観検査用投光装置1では、マクロ照明光源2は第1フレームユニット6のフレーム構造部材10e、10fの長手方向へ向けて略水平に支持され、第1反射ミラー3に向かって照明光を照射する(図2参照)。第1反射ミラー3は、図2に示すマクロ照明光源2からの照明光の光軸に対して第2反射ミラー4側へ向けて水平方向に約45°傾けられており、マクロ照明光源2からのマクロ照明光を第2反射ミラー4へ向けて反射させる。
また、第2反射ミラー4は、例えば台形状(長方形でもよい)に形成され、図3に示すように下方のフレネルレンズ5へ向けて垂直方向に約45°傾けられて第2フレームユニット7に支持されている。第2反射ミラー4の下端は、レンズ支持フレーム8のフレーム構造部材8aに支持され、上端は第2フレームユニット7の三角屋根の頂部に位置するフレーム構造部材9eから突出して支持されている。第2反射ミラー4の一部を第2フレームユニット7から突出させることによって照明光の反射領域を大きく確保できる。なお、第2反射ミラー4の上端は、反射領域を確保できればフレーム構造部材9eから突出させなくてもよい。
そして、第1反射ミラー3にて反射されたマクロ照明光を第2反射ミラー4によってフレネルレンズ5へ向けて反射させる。第2反射ミラー4によって反射された照明光は、フレネルレンズ5によって集光されて収束光として下方へ照射される(図3参照)。
この外観検査用投光装置は、図示しない外観検査装置の装置本体の上方に設置される。この外観検査装置本体内には、検査対象となるガラス基板Gを保持し、このガラス基板Gを検査員が目視観察し易い角度に傾斜させる揺動ステージが設置されている。フレネルレンズ5により集光された照明光は、下方に位置するガラス基板Gに照射され、検査員によってガラス基板Gの外観検査が目視にて行われる。
次に図4及び図5に示すように、照明系本体1は移動ユニット21に支持されている。
この移動ユニット21は、矩形の開口部22aを形成した細長い長方形状の支持ベース部22と、この支持ベース22の上面側に開口部22aを跨いで設けられた、例えば略三角形の開口部24aを形成した略三角形状の移動部24とを備えている。移動部24は、支持ベース部22上の一対のガイドレール23、23に支持されて支持ベース部22の長手方向(図中、A方向)へ移動可能とされている。
支持ベース部22には、移動部24の移動方向に沿って、駆動モータ25によって回転させられるボールネジ26が配設されており、このボールネジ26が移動部24のブラケット27の雌ねじ部に螺合されている。移動ユニット21では、ボールネジ26が駆動モータ25によって回動されることで、移動部24がガイドレール23、23に沿って矢印A方向に移動する。
この移動ユニット21を構成する移動部24の開口部24aには、その移動方向Aと平行に揺動軸31が支持されている。この揺動軸31には、図1乃至図3に示す照明系本体1が揺動可能に支持される。本実施の形態では、照明系本体1を構成する第2フレームユニット7の頂部に軸受け部32を溶接などにより固定し、この軸受け部32を揺動軸31に押通することにより、照明系本体1を揺動可能に支持している。また、図4に示すように移動部24の三角形を構成する頂部24bの下面には、揺動軸31に揺動可能に支持された照明系本体1の第1フレームユニット6の一端と連結され、揺動軸31を揺動中心にして照明系本体1を矢印B方向に揺動させる揺動ユニット30が取り付けられている。
この揺動ユニット30は、支持ベース部22の端部より突出する移動部24の頂点部24bの下面に支持部33が垂下されており、この支持部33と第1フレームユニット6との間を、例えばシリンダ34a内に駆動ロッド34bを伸縮可能に収納したエアー駆動式や電動駆動式の直動アクチュエータ34などの伸縮機構で連結することにより構成される。
そして、直動アクチュエータ34のシリンダ34aの外装部分には、支持片34cが溶接などの接続手段により固定されている。この支持片34cは、照明系本体1の第1フレームユニット6に設けられた軸受け部36に回転可能に支持された連結軸37が挿通している。そのため、直動アクチュエータ34の駆動ロッド34bを伸縮させると、照明系本体1は揺動軸31を回転中心にして駆動ロッド34bの伸縮量に応じて図示矢印B方向に揺動する。本実施の形態では、駆動ロッド34bの伸縮作用により支持部33と第1フレームユニット6との間隔を調整可能にするために、駆動ロッド34bを固定すると共に、直動アクチュエータが揺動できるように固定部34dを支持部33に揺動可能に支持した。
なお、直動アクチュエータ34、支持片34c、軸受け部36、連結軸37は照明系本体1を揺動軸31回りに揺動させる揺動ユニット30を構成する。
本実施の形態による外観検査用投光装置は上述の構成を備えており、次にその作用を説明する。
この外観検査用投光装置は、ガラス基板Gを保持する揺動ステージを備えた目視検査装置本体の上部に設置されたものである。
ガラス基板Gを目視検査装置本体の揺動ステージに保持した後、揺動ステージを観察者が目視検査し易い角度に立ち上げる。この状態で、外観検査用投光装置を用いてガラス基板G上に照明光を照射し、ガラス基板Gからの反射光によりガラス基板G上の傷や膜斑などの欠陥を目視で観察する。
まず、検査装置本体の揺動ステージを目視観察し易い角度に立ち上げた状態で、照明系本体1の移動ユニット21の駆動モータ25を駆動させ、移動部24をガイドレール23、23に沿ってA方向に移動させることにより、照明系本体1をガラス基板Gの観察したい位置に移動させる。次に、照明系本体1では、マクロ照明光源2から照射された照明光が第1反射ミラー3、第2反射ミラー4で順次反射されてフレネルレンズ5を通過して集光させられて大型のガラス基板Gの一部を照射する。
そして、揺動ユニット30の直動アクチュエータ34を駆動し、駆動ロッド34bを伸縮させて第1フレームユニット6及び第2フレームユニット7を上下に移動させる。これにより、第1フレームユニット6、第2フレームユニット7を含む照明系本体1が揺動軸31を中心にして図示矢印B方向に揺動する。これにより、照明系本体1のマクロ照明光源2、第1反射ミラー3、第2反射ミラー4及びフレネルレンズ5が揺動軸31を中心としてB方向に揺動させられ、観察系本体に配置された検査用のガラス基板Gへのマクロ照明光の照射方向を変更し、また照射領域をB方向に移動させることができる。
また、揺動ユニット30の直動アクチュエータ34を駆動し、駆動ロッド34bを伸縮させて照明系本体1をB方向に微小に回動させ、照明系本体1からのガラス基板Gに対するマクロ照明光の照射角度を数度の微小角度に変更したり、微小角度範囲内で連続的に揺動させることにより、傷や塵、ムラ等の発見をさらに確実に行うことができるとともに、ガラス基板G上のパターンからの回折光を良好に観察することができ、外観検査のさらなる円滑化を図ることができる。
さらに、移動ユニット21の駆動モータ25を駆動させて移動フレーム24をガイドレール23、23に沿って移動させ、照明系本体1をガラス基板Gの任意の観察位置まで移動させる。照明系本体1を支持ベース22に沿ってA方向に所定距離だけ移動させた後に、再度、直動アクチュエータ34により照明系本体1を揺動軸31回りに揺動させて照明光をガラス基板G上でB方向に走査させ、これを繰り返す。
そのため、照明系本体1によるマクロ照明光を大型のガラス基板G上でA方向に所定距離移動させてはB方向に揺動させてマクロ照明光を略直交する二方向に走査させることで、マクロ照明光を大型のガラス基板Gの全面に亘って走査して観察できる。
なお、観察系本体に支持するガラス基板Gを照明系本体2に対して相対的に移動させる機構を設けても良く、このようにすると、さらなる広範囲な外観観察が可能となる。
上述のように、本実施形態による外観検査用投光装置1によれば、マクロ照明光源2から第1反射ミラー3にて反射されたマクロ照明光をさらに反射させる第2反射ミラー4とともにフレネルレンズ5を一体化した照明系本体1を揺動軸31に懸架させ揺動可能としたので、第2反射ミラー4とフレネルレンズ5を大型化しなくても広範囲にマクロ照明光を照射することができる。更に、照明系本体1を揺動方向(矢印B)と交差する方向(矢印A)に移動可能に設けることで、大型のガラス基板Gに対してマクロ照明光を全域に確実に照射して円滑に外観検査を行うことができる。しかもマクロ照明光源2、第1及び第2反射ミラー3、4、フレネルレンズ5を一体に揺動及び移動させるためにマクロ照明光が蹴られることなく効率的に照射できる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について図6乃至図8により説明する。
なお、上記第1実施形態と同一構造部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図6は第2実施形態による外観検査用投光装置を示す概略正面図、図7は外観検査用投光装置の移動ユニットを示す上面図、図8は外観検査用投光装置の照明系本体の背面図である。
図6に示すように、本実施形態による外観検査用投光装置41は第1実施形態に示す照明系本体2を二つ備えている。これら照明系本体1、1は、それぞれのレンズ支持フレーム8、8が対峙するフレーム構造部材8d、8bがヒンジ42(連結回動部材)によって回動可能に連結されている。
また、これら照明系本体1、1は、それぞれの第2フレームユニット7、7の軸受け部32、32が互いに間隔をあけて揺動軸31を挿通させている。またそれぞれの第1フレームユニット6、6に設けた軸受け部36、36が互いに間隔をあけて連結軸37を挿通させている。
そして、それぞれの照明系本体1、1は、そのフレネルレンズ5、5にて集光されるマクロ照明光の光束が重なるように互いに内側を向くように揺動軸31に懸架されている。それぞれの照明系本体1、1のマクロ照明光の光束が重なりあう位置Pに、検査対象であるガラス基板Gが配設され、外観検査が行われる。
また図6乃至図8において、揺動軸31には、それぞれの照明系本体2、2の軸受け部32、32同士の間に、例えばエアシリンダなどからなる第一伸縮機構43が設けられている。この第一伸縮機構43によって、それぞれの照明系本体1、1の軸受け部32、32同士の間隔が変更可能とされている。また、第1フレームユニット6、6の軸受け部36,36同士の間に、例えばエアシリンダなどからなる第二伸縮機構45が設けられている。この第二伸縮機構45は第一伸縮機構43に連動して軸受け部36,36同士の間隔を変更させることができる。
そのため、第一伸縮機構43によって、それぞれの照明系本体1、1の軸受け部32、32同士の間隔が変えられると、第二伸縮機構45も連動して軸受け部36,36同士の間隔を調整するために、二つの照明系本体1、1がヒンジ42を中心に互いにC方向に回動する。これによって、各照明系本体1、1から照射されるマクロ照明光の向きと交差角度が変更され、マクロ照明光が互いに接近または離間する方向に回動する。
第一、第二伸縮機構43、45は二つの照明系本体2、2による照明光の角度調整手段を構成する。
また、本第2実施形態による外観検査用投光装置41では、図7に示すように、第1実施形態と同様に各照明系本体1、1は軸受け部32、32を回動可能に支持する揺動軸31が、移動ユニット21の移動部24に支持されている。そして駆動モータ25を駆動させることで移動部24とともに照明系本体1、1をレール23、23に沿ってA方向に移動させることにより、観察系本体のガラス基板Gへのマクロ照明光の照射位置をA方向に移動して所望位置に設定できる。
また、図6乃至図8において、図4に示す第1実施形態と同様に、揺動ユニット30として、移動部24の頂点部24bには支持部33を介して直動アクチュエータ34が設けられており、シリンダ34aの外装部に支持片34cが接続されている。この支持片34cは、照明系本体1、1の第1フレームユニット6、6に設けられた軸受け部36、36と共に連結軸37に回転可能に挿通されている。
そのため、直動アクチュエータ34によって駆動ロッド34bを伸縮させると、照明系本体1、1は揺動軸31を支点にしてB方向に一体に揺動する(図1と図4と同一に表れるために図は省略する)。
従って、本実施形態による外観検査用投光装置41によれば、第1実施形態と同様に、移動ユニット21によって一対の照明系本体1、1を一体にA方向に移動させた任意の位置で、揺動ユニット30によってA方向に略直交するB方向にマクロ照明光を揺動できる。そのため、大型のガラス基板Gであっても小型のフレネルレンズ5、5を有する一対の照明系本体1、1によりマクロ照明光を略直交する二方向に走査させることで、マクロ照明光を大型のガラス基板Gの全体に亘って走査し目視による観察を行える(図6及び図8参照)。
しかも、図6乃至図8に示すように、各照明系本体1、1は、揺動軸31に設けた第一伸縮機構43及び連結軸37に設けた第二伸縮機構45によって、それぞれの照明系本体2、2の軸受け部32、32同士、軸受け部36、36同士の間隔を調整することで、ヒンジ42回りにそれぞれの照明系本体1、1をC方向に揺動でき、マクロ照明光のガラス基板Gに対する照射角度を変更できる。そのため、B方向の揺動・照射では検出できないガラス基板G上の傷や塵、ムラ等を異なる揺動方向の角度から照射することで確実に検出できる。
上述のように本第2実施形態による外観検査用投光装置41によれば、小型の照明光学系を有する照明系本体1、1で大型のガラス基板Gを照射できると共に装置を小型・軽量化して低コストにできる等という上述した第1実施形態と同様の効果に加えて、二つの照明系本体1、1を連結したので、ガラス基板Gへのマクロ照明光の照射面積を大幅に大きくすることが可能になり、フレネルレンズ5及び第2反射ミラー4に小型のものを用いても大きなガラス基板Gを効率的にマクロ照明することができる。
しかも、この外観検査用投光装置41によれば、二つの照明系本体1、1をヒンジ42によってB方向と略直交するC方向に互いに回動可能に連結したので、それぞれの照明系本体1、1からのガラス基板Gに対するマクロ照明光の照射角度を容易に変更し、傷や塵、ムラ等の発見をさらに確実に行うことができるとともに、ガラス基板G上のパターンの回折光の確認を良好に行うことができ、外観検査のさらなる円滑化を図ることができる。
なお、上記第2実施形態では、二つの照明系本体1を連結したが、互いに連結する照明系本体1は、二つに限定されない。
また上述の第1、第2実施形態では、各照明系本体1の照明光学系はマクロ照明光源2、第1反射ミラー3、第2反射ミラー4、フレネルレンズ6で構成したが、焦点距離の小さな小型のフレネルレンズ5を用いマクロ照明光源2から照明光を直接第2反射ミラー4に入射できれば第1反射ミラー3を省略することができる。
また、上述の第1、第2実施形態ではマクロ照明光源2を第1フレームユニット6に支持したが、第1フレームユニット3の外側に固定配置し、光ファイバーを介して第1反射ミラー3又は第2反射ミラー4に向けてマクロ照明光を照射させても良い。
第1実施形態による外観検査用投光装置の照明系本体を示す要部斜視図である。 図1に示す照明系本体の平面図である。 図1に示す照明系本体の側面図である。 照明系本体の揺動ユニットを示す側面図である。 照明系本体の移動機構を示す要部上面図である。 第2実施形態による外観検査用投光装置を示す正面図である。 外観検査用投光装置の移動機構を示す要部上面図である。 外観検査用投光装置のヒンジ回りの回動機構を示す要部背面図である。
符号の説明
1 照明系本体
2 マクロ照明光源(光源)
4 第2反射ミラー(反射ミラー)
5 フレネルレンズ
6 第1フレームユニット
7 第2フレームユニット
21 移動ユニット
30 揺動ユニット
31 揺動軸
41 外観検査用投光装置
42 ヒンジ(連結回転部材)
43 第一伸縮機構
45 第二伸縮機構
G ガラス基板(基板)

Claims (4)

  1. 光源からの照明光を反射させる反射ミラーと、該反射ミラーにて反射された照明光を集光するフレネルレンズとを有し、該フレネルレンズにて集光させた照明光を基板に照射して外観を検査する外観検査用投光装置であって、
    前記反射ミラー及び前記フレネルレンズを揺動させる揺動ユニットを備えていることを特徴とする外観検査用投光装置。
  2. 前記光源、前記反射ミラー及び前記フレネルレンズをフレームユニットに支持した照明系本体を備え、該照明系本体が揺動ユニットに揺動可能に支持されている請求項1に記載の外観検査用投光装置。
  3. 光源からの照明光を反射させる反射ミラーと、該反射ミラーにて反射された照明光を集光するフレネルレンズと、前記反射ミラー及び前記フレネルレンズを支持するフレームユニットとを備えていて、前記フレネルレンズで集光させた照明光を基板に照射する照明系本体を複数備えており、
    複数の前記照明系本体は、フレネルレンズで集光されて基板を照射する照明光が互いに交差するように配設され、
    複数の前記照明系本体を揺動可能に支持する揺動ユニットを備えていることを特徴とする外観検査用投光装置。
  4. 複数の前記照明系本体は、前記揺動ユニットによる揺動方向に交差する方向に回動可能な連結回動部材によって連結されている請求項3に記載の外観検査用投光装置。
JP2006350982A 2006-12-27 2006-12-27 外観検査用投光装置 Expired - Fee Related JP5006024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006350982A JP5006024B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 外観検査用投光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006350982A JP5006024B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 外観検査用投光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008164321A true JP2008164321A (ja) 2008-07-17
JP5006024B2 JP5006024B2 (ja) 2012-08-22

Family

ID=39694034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006350982A Expired - Fee Related JP5006024B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 外観検査用投光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5006024B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164322A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 外観検査用投光装置
CN106680289A (zh) * 2017-01-25 2017-05-17 江苏东旭亿泰智能装备有限公司 玻璃基板宏观检查系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111253A (ja) * 1996-10-09 1998-04-28 Olympus Optical Co Ltd 基板検査装置
JP2000097864A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Olympus Optical Co Ltd 外観検査用投光装置
JP2001264255A (ja) * 2000-03-21 2001-09-26 Olympus Optical Co Ltd マクロ照明装置
JP2004245643A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Olympus Corp 欠陥検査装置
JP2006194896A (ja) * 2000-08-24 2006-07-27 Olympus Corp 外観検査用投光装置
JP2006234721A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Olympus Corp 外観検査装置及び外観検査方法
JP2008164322A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 外観検査用投光装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111253A (ja) * 1996-10-09 1998-04-28 Olympus Optical Co Ltd 基板検査装置
JP2000097864A (ja) * 1998-09-21 2000-04-07 Olympus Optical Co Ltd 外観検査用投光装置
JP2001264255A (ja) * 2000-03-21 2001-09-26 Olympus Optical Co Ltd マクロ照明装置
JP2006194896A (ja) * 2000-08-24 2006-07-27 Olympus Corp 外観検査用投光装置
JP2004245643A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Olympus Corp 欠陥検査装置
JP2006234721A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Olympus Corp 外観検査装置及び外観検査方法
JP2008164322A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 外観検査用投光装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164322A (ja) * 2006-12-27 2008-07-17 Olympus Corp 外観検査用投光装置
CN106680289A (zh) * 2017-01-25 2017-05-17 江苏东旭亿泰智能装备有限公司 玻璃基板宏观检查系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP5006024B2 (ja) 2012-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6707546B2 (en) Apparatus for inspecting a substrate
TW493071B (en) Substrate inspecting device
CN1828280B (zh) 外观检查装置及外观检查方法
KR100783618B1 (ko) 매크로 검사장치
CN101339143A (zh) 基板外观检查装置
JPWO2006035733A1 (ja) 基板検査装置の基板ホルダ及び基板検査装置
JP2007248292A (ja) 外観検査装置
US6671041B2 (en) Apparatus for inspecting a substrate
JP5006024B2 (ja) 外観検査用投光装置
JP5006025B2 (ja) 外観検査用投光装置
JP4383047B2 (ja) 外観検査用投光装置及び外観検査装置
JP2008175548A (ja) 外観検査装置および外観検査方法
JP4576006B2 (ja) 外観検査用投光装置
JP2008292494A (ja) 基板検査装置
JP4256974B2 (ja) 基板検査装置
JP4365603B2 (ja) 基板検査装置及び基板検査方法
JP2006194896A (ja) 外観検査用投光装置
JP2006258697A (ja) 基板検査装置
JP2007107887A (ja) 目視検査用装置
JP2009236732A (ja) 基板検査装置
KR20050087904A (ko) 기판 외관 검사 장치
JP2008170153A (ja) マクロ検査装置
JP2008164320A (ja) 外観検査用投光装置
JP4384425B2 (ja) 欠陥検査装置
TWI527651B (zh) 雷射照射裝置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20111108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120524

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150601

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees