JP2008162684A - アルコール飲料の缶体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、簡易な構成で微細な泡を立てることができ、ビールを堪能することのできるアルコール飲料の缶体を提供することを課題とする。
【解決手段】 ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容し、上面に閉鎖蓋の設けられた注口のあるアルコール飲料の缶体であって、該缶体の底面には、缶体内に貯容した発泡アルコール飲料に振動を与えるための打振手段又は摺動手段が設けられていることである。
【選択図】図1
【解決手段】 ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容し、上面に閉鎖蓋の設けられた注口のあるアルコール飲料の缶体であって、該缶体の底面には、缶体内に貯容した発泡アルコール飲料に振動を与えるための打振手段又は摺動手段が設けられていることである。
【選択図】図1
Description
本発明は、ビール等の発泡性を有するアルコール飲料を貯容し、缶体上部の閉鎖蓋を開放して飲口より発泡した状態で直接、又はコップに注ぐアルコール飲料の缶体に関する。
発泡性を有するアルコール飲料としてのビール、発泡酒は、発泡させた泡を目で見て楽しみ、また泡のある状態で味を堪能することを基本とするアルコール飲料である。
上記アルコール飲料は、一般的に缶、瓶に貯容されているが、持ち運び及び冷やす際のスペースの問題等により現在は缶の方が、取扱量が多く普及している。
上記アルコール飲料は、一般的に缶、瓶に貯容されているが、持ち運び及び冷やす際のスペースの問題等により現在は缶の方が、取扱量が多く普及している。
缶は、円筒状の胴体部と、胴体部上面に形成された飲口に設けられた閉鎖蓋(プルトップ機構のプルタプ)と、内側へ円弧状に盛り上がった胴体部底面とから構成され、閉鎖蓋(プルトップ機構のプルタプ)を引き上げて、飲口を開口した後、該飲口より貯容されたビールをコップに適度に泡立った状態で注ぐことで、飲料することができる。
コップに注がれたビールについては、適度に泡立った状態を作るべく、従来より種々の工夫がなされている。
例えば、閉鎖蓋をプルトップ機構のプルタプとすることで、プルタプを引き上げた開放時に泡が立ちやすい状態を作ったり、又はプルタプ部に形成された複数の小孔のみが開放され、該小孔を通してビールを注ぐことで泡が立ちやすい状態を作ったりしていた。
特願2004−83029号公報
例えば、閉鎖蓋をプルトップ機構のプルタプとすることで、プルタプを引き上げた開放時に泡が立ちやすい状態を作ったり、又はプルタプ部に形成された複数の小孔のみが開放され、該小孔を通してビールを注ぐことで泡が立ちやすい状態を作ったりしていた。
しかしながら、上記プルトップ機構のプルタプのみでは、ビールの冷やす度合いに応じて泡立ちが大きく作用し、常に一定の適度に泡立った状態を作ることができず、また、小孔を通してビールを注ぐ場合は、泡立ちは良くなるものの、ビールを注ぐのに時間を要し、ビールを堪能するのに適さない。
また、プルタプ部に複数の小孔を形成するのに、缶製作のための作業工程が煩雑となり、コスト高となる。
特に大きな問題点は、上記各工夫では、目で見て楽しみ、また味を堪能するに十分な微細な泡を立てることができない。
そこで、本発明は、上記課題を解決することを目標とし、簡易な構成で微細な泡を立てることができ、ビールを堪能することのできるアルコール飲料の缶体を提供することを課題とする。
そして、上記課題を達成するための本発明の第1の解決手段は、請求項1に記載のように、ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容し、上部に閉鎖蓋の設けられた注口のあるアルコール飲料の缶体であって、該缶体の底部又は外周面には、缶体内に貯容した発泡アルコール飲料に振動を与えるための打振手段又は摺動手段が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載のように、打振手段又は摺動手段が、缶体の低部又は外周面に着脱自在に設けられていることである。
また、第2の解決手段としては請求項3に記載のように、ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容し、上面に閉鎖蓋の設けられた注口のあるアルコール飲料の缶体であって、該缶体の底面を、外側方向へ延出して形成することを特徴とする。
次に、本発明の作用について説明する。
本発明はアルコール飲料の缶体であり、該缶体に貯容され、一般的に冷蔵庫で冷やされた状態のビール等のアルコール飲料をコップに注ぐ場合について説明する。
本発明はアルコール飲料の缶体であり、該缶体に貯容され、一般的に冷蔵庫で冷やされた状態のビール等のアルコール飲料をコップに注ぐ場合について説明する。
先ず、缶体の底面又は外周面に設けられた打振手段で、底面又は外周面に振動を与えることで、缶体に貯容されたビール等のアルコール飲料に底面又は外周面より断続的な振動による波動を与えて貯容されたアルコール飲料に微細な泡が発生しやすい状態を作る。
また、缶体の底面又は外周面に設けられた摺動手段で、底面又は外周面に摺動を与えることで、缶体に貯容されたビール等のアルコール飲料に底面又は外周面より断続的な摺動による波動を与えて貯容されたアルコール飲料に微細な泡が発生しやすい状態を作る。
次に、缶体の上面に設けられた閉鎖蓋を上方に持ち上げて注口を開口し、該注口より缶体に貯容されたビール等のアルコール飲料をコップに注ぐと、前記打振手段により断続的な振動による波動の与えられたアルコール飲料は、微細な泡を発泡しながらコップに注がれることとなる。
また、第2の解決手段を利用する場合は、ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容した缶体の底面が外側方向へ延出して形成されているために、底面を内側に押圧すると、その押し込みにより缶体に貯容した発泡アルコール飲料が刺激されて微細な泡が発生しやすい状態となる。
次に、缶体の上面に設けられた閉鎖蓋を上方に持ち上げて注口を開口し、該注口より缶体に貯容されたビール等のアルコール飲料をコップに注くと、前記低面側より刺激されたアルコール飲料は、微細な泡を発泡しながらコップに注がれることとなる。
このため、コップに注がれたビール等のアルコール飲料は目で見て楽しむことができ、また味を十分に堪能することができる。
また、注口は従来の注口と同等の大きさであるためにビール等のアルコール飲料を注ぐのに時間をかけることなく、スムーズに注ぐことができる。
しかも、第1の解決手段の打振手段は缶体の底面又は外周面に着脱自在に設けられているために、従来の缶の製造工程を変更することなく、出荷時に打振手段又は摺動手段を取り付け、又は消費者がアルコール飲料を飲む際に取り付けて利用できるので、製造工程のコストを低減することができる。
また、第2の解決手段の缶体の底面を外側方向へ延出して形成する点についても、底面部分のみの変更にすぎず従来の製造工程を大幅に変更することなく製造することができる。
以下、本発明のアルコール飲料の缶体を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例である缶体を示す概略説明側面図であり、図2は缶体の上面を示す概略上面図であり、図3は缶体の底面側に設けられた打振手段の一実施例を示す概略底面図であり、図4は打振手段による作用を示す概略説明図であり、図5、図6は打振手段の他実施例を示す概略底面図である。
本発明はビール等のアルコール飲料の貯容された缶体1は、内容量が市販の350ml又は500mlのアルミニウム製で円筒状に形成され、上面2には円弧状の飲口3に設けられた閉鎖蓋(プルトップ機構のプルタプ)4が設けられ、底面5には、円筒の外周より内側で円弧状に盛り上がって形成された立設部6が設けられている。
缶体1の底面5には、底面5を打叩し貯容されたアルコール飲料に断続的に振動を与えて細かく連続した波動を与える打振手段が設けられている。打振手段としては、種々の構成が考えられるが、その一例として、底面5の立設部6に一端側を装着し、他端側を底面5の略中央部に位置させた弾性を有する板体10と、該板体10の他端側に設けられ、底面5を打叩する球状又は半球状の打振体11とから構成されている。これにより、板体10を下方に少しだけ引っ張ると打振体11が底面5より離反し、手を放すことで板体10の弾性により打振体11が底面5を打叩することができる。
尚、球状又は半球状の打振体11の構成は、断続的な振動を与えるために、複数の球状又は半球状体からなる複数の打振体11で構成し、それぞれの打振体11が連続して底面5に振動を与えることで、さらに細かく連続した波動を貯容されたビール等のアルコール飲料に与え続けることでさらに微細な泡を発生させることも可能である。即ち、泡の細かさでビール等のアルコール飲料の口当たりを向上させて、より美味しく飲料することができる。
上記板体10の一端側を立設部6に装着する方法は、略U字状の嵌入部12を立設部6に嵌入して装着したり、又はリング体14を缶体1外周の低面5側に装着し、該リング体14に板体10の一端側を装着することで取り付けることも可能である。要は、低面5の中央部に振動を与えることができるなら、その構成は問うものでない。
上記のように構成されたアルコール飲料の缶体1の作用について説明する。
先ず、アルコール飲料の貯容された缶体1をそのまま冷蔵庫で冷やし、必要に応じて飲用するために取り出す。
取り出された缶体1の底面5に設けられた板体10の一端側を把持して、底面5と離反する方向に少しだけ引っ張った後、把持した手を離反すると、該板体10の一端側に設けられた球状又は半球状の打振体11が、底面5を打ちつける。
打ちつけられた缶体1は、底面5側より貯容されたアルコール飲料に微細な連続した振動を与えられることとなり、アルコール飲料は微細な泡の立ちやすい状態となる。
その後、缶体1の上面2に設けられた閉鎖蓋(プルトップ機構のプルタプ)4を上方に引き上げることで、円弧状の飲口3を開放し、該飲口3よりアルコール飲料をグラス(コップ)に注ぐと、アルコール飲料は前記振動により細やかで緻密な泡を発泡しながらグラス内に注がれることとなる。
このため、発泡性を有するアルコール飲料としてのビール、発泡酒の、発泡させた泡を目で見て楽しむことができ、また泡のある状態で味を堪能することができる。
また、簡易な構成で上記のような細やかな泡を発泡することができるので、製造コストも低減することができる。
本発明の打振手段は、上記実施例に限定されるものでなく、底面5の中央部に打振体11が位置し、且つ底面5の対向する立設部6で板体10の両端側を固定するように固定することも可能であり、板体10を略円形状に形成し、その中心部分に打振体11が位置するように構成することも可能である。この場合(板体10を略円形状に形成)は、板体10の外周縁部分に折り返し部分15(連続した状態で折り返す、又は所望の間隔を開けた状態で折り返す)を設けることで、底面5の立設部6に嵌入するように取り付けることが可能である。要は、底面5の中央部又はその近傍を細かく打叩する構成であれば、その形状は問うものでない。
また、本発明の打振手段は上記実施例においては、缶体1の製造工程の簡易化、コストの低減のために着脱式に形成したが、本発明において打振手段を着脱式に構成することは必須の構成ではなく、缶体1の製造工程を追加することで、打振手段を低面5に固定することも可能である。
また、上記実施例において、アルコール飲料を発泡する手段として打振手段を設けたが、本発明において発泡する手段は打振手段に限定されるものでなく、摺動手段(例えば、低面5に沿って球体を摺動することで、打振手段よりさらに微細な振動(揺れ)をアルコール飲料に与える)を設けることでアルコール飲料を発泡することも可能である。
また、他の実施例として、例えば、缶体1の底面5を外方向に延出することで、該底面5を内側に押圧してへこませることで、貯容されたアルコール飲料に低面5側より力を加えて発泡状態を保つことも可能である。
1−缶体、2−上面、5−底面
Claims (3)
- ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容し、上面に閉鎖蓋の設けられた注口のあるアルコール飲料の缶体であって、該缶体の底面又は外周面には、缶体内に貯容した発泡アルコール飲料に振動を与えるための打振手段又は摺動手段が設けられていることを特徴とするアルコール飲料の缶体。
- 前記打振手段又は摺動手段が、缶体の低面又は外周面に着脱自在に設けられている請求項1に記載のアルコール飲料の缶体。
- ビール、発泡酒等の発泡アルコール飲料を貯容し、上面に閉鎖蓋の設けられた注口のあるアルコール飲料の缶体であって、該缶体の底面を、外側方向へ延出して形成することを特徴とするアルコール飲料の缶体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006357565A JP2008162684A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | アルコール飲料の缶体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006357565A JP2008162684A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | アルコール飲料の缶体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=39692688
Family Applications (1)
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JP2006357565A Pending JP2008162684A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | アルコール飲料の缶体 |
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2006
- 2006-12-27 JP JP2006357565A patent/JP2008162684A/ja active Pending
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