JP2008161801A - ピグによる管路の中詰め充填方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】地中に埋設された管路10内に、管路10の内径よりやや大きい外径を有し、且つ管路の内面との間に液密性を維持して管路内を走行可能な球形の弾性体で構成されたピグ40を挿入し、ピグ40の前方側からピグ40に圧力を加えた状態で、後方から充填材41を注入することにより、ピグ40を後方から圧送しながら管路10内に充填材41を中詰め充填する。また、複数のピグ40を間隔を空けて配置し、そのピグ40間の空間部分に充填材41を充填し、更に後方から充填材41を注入することにより、複数のピグ40を後方から圧送しながら管路10内に充填材41を中詰め充填する。
【選択図】図5
Description
図1において、10は管路で、本例では図に示すように上り勾配及び下り勾配のある複雑な縦断線形(管路の勾配等の高低を示す形状)を有しており、上り勾配区間a、下り勾配区間b、上り勾配区間c、平坦区間dの4区間で構成されている。本例の管路10は、全長1800mで、内径が40cmの例を示している。
(7)前方ピグ40aが上り勾配区間aを通過し、下り勾配区間bに到達したとき、圧力計32の圧力、すなわち前方ピグ40aの前方圧力は、予め計算された圧力P1となっている。
(8)そして、ランチャー20側の充填材注入用バルブ22からの充填材41の注入により、前方ピグ40aは下り勾配区間bを走行する。このとき、前方圧力が前記所定圧力P1を維持するように、空気排出バルブ31の開閉により調整する。これにより、前方ピグ40aと後方ピグ40bとが離隔を維持しながら下り勾配区間bを安定して走行させることができる。
(12)そして、前方ピグ40aが平坦区間dを走行中も、圧力P2を保つように空気排出バルブ31により調整して管路10を走行させる。
(13)そして、前方ピグ40aがレシーバー30に到達したことを圧力計32の検出値により検知すると、空気排出バルブ31を閉じ、ドレーンバルブ33を開く。これにより、レシーバー30内のダストや空気がドレーンバルブ33から排気される。ここで、前方ピグ40aのレシーバー30への到達検知は、以下のようにして行う。すなわち前方ピグ40aが圧力計32の設置箇所を通過すると、圧力計32の検出値は急激に上昇する。これは、前方ピグ40aが圧力計32の設置箇所を通過する前は、管内空気の圧力を検出しているが、圧力計32の設置箇所を通過後は充填材41の圧力を検出するためである。このような圧力計32の検出値の急激な上昇により、前方ピグ40aがレシーバー30内に到達したことを検知するようにしている。
(15)そして、後方ピグ40bが前方ピグ40aに接触し、空気排出バルブ31からの排出量が減少すると、空気排出バルブ31を閉じ、充填材注入用バルブ22も閉じて充填材41の注入を終了し、ランチャー20を撤去する。
以上により管路10内に充填材41が中詰めされ、時間が経過すると硬化し管路10を閉塞する。
実験1では、内径150mm、長さ約2mのアクリル管60に、障害物に見立てた突起61をアクリル管の内面側に30mm突出するように設け、2つのピグ62を走行させた。その結果、ピグ62が突起61に追従して走行すること、充填材63への空気の混入が見られなかったこと、ピグ走行方向への充填材63の逸流がなかったことをそれぞれ確認した。
実験2では、JIS G 3452規格の150A(内径:155.2mm)の鋼管70と、内径150mmのアクリル管71とを組み合わせて、全長約14mの管路を製作し、この管路を用いて本例のピグ73を用いて中詰め充填を行った。その結果、ピグ73が円滑に走行すること、充填材74への空気の混入が見られなかったこと、ピグ走行方向への充填材74の逸流が見られなかったことをそれぞれ確認した。
20 ランチャー
21 充填材注入用バルブ
22 充填材注入用バルブ
23 空気排出バルブ
24 圧力計
30 レシーバー
31 空気排出バルブ
32 圧力計
33 ドレーンバルブ
34 圧力計
40 ピグ
40a 前方ピグ
40b 後方ピグ
41 充填材
50 障害物
51 残留空気
60 アクリル管
61 突起
62 ピグ
63 充填材
70 鋼管
71 アクリル管
73 ピグ
74 充填材
a 上り勾配区間
b 下り勾配区間
c 上り勾配区間
d 平坦区間
Claims (5)
- 地中に埋設された管路内に、前記管路の内径よりやや大きい外径を有し、且つ前記管路の内面との間に液密性を維持して前記管路内を走行可能な球形のピグを挿入し、
前記ピグの前方側から前記ピグに圧力を加えた状態で、後方から充填材を注入することにより、前記ピグを後方から圧送しながら前記管路内に充填材を中詰め充填することを特徴とするピグによる管路の中詰め充填方法。 - 地中に埋設された管路内に、前記管路の内径よりやや大きい外径を有し、且つ前記管路の内面との間に液密性を維持して前記管路内を走行可能な球形の複数のピグを間隔を空けて配置し、そのピグ間の空間部分に充填材を充填し、更に後方から充填材を注入することにより、前記複数のピグを後方から圧送しながら前記管路内に充填材を中詰め充填することを特徴とするピグによる管路の中詰め充填方法。
- 前記複数のピグを後方から圧送する際、前方側から先頭のピグに圧力を加えた状態とすることを特徴とする請求項2記載のピグによる管路の中詰め充填方法。
- 前方側から先頭のピグに圧力を加えた状態とすることにより、前記ピグの走行速度を制御しながら前記管路の下り勾配区間を走行させることを特徴とする請求項1又は請求項3記載のピグによる管路の中詰め充填方法。
- 前記充填材を流動性を有する材料としたこと特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のピグによる管路の中詰め充填方法。
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JP2006354140A JP2008161801A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | ピグによる管路の中詰め充填方法 |
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JP (1) | JP2008161801A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110131587A (zh) * | 2019-04-17 | 2019-08-16 | 汉正检测技术有限公司 | 一种管道检测装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940088A (ja) * | 1982-08-31 | 1984-03-05 | 株式会社ハツコ− | 管継手部の補修方法 |
JPS6365983A (ja) * | 1986-09-04 | 1988-03-24 | Hakko Co Ltd | 管内面のライニング補修工法 |
JPH04185994A (ja) * | 1990-11-19 | 1992-07-02 | Tokyo Gas Co Ltd | 不使用供給管の漏洩防止工法 |
-
2006
- 2006-12-28 JP JP2006354140A patent/JP2008161801A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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